ペトラ「驚いたでしょう。誰もが憧れる英雄は、実は粗暴で口が悪いなんて」

エルド「でもな新入り、あの口の悪さも、仲間に対しては親愛の証だ」

グンタ「ま、挨拶がわりみたいなもんだ」

エルド「特にクソネタは鉄板だからな」

エレン「ええ？僕も初めて会ったとき、地下室で「クソ野郎」と呼ばれましたが」

オルオ「ガキが生意気な。もう兵長のクソネタに拝謁をたまわるとは」

リヴァイ「お前たち、クソの順番でも決めてんのか？さっさと掃除しろ！」

皆「！」ﾋﾞｸｯ

グンタ「一人、一日一回はクソネタ使われるからな。びびんなよ」

エレン「は、はい！」

エルド「まあ、こん中でやられないのはペトラぐらいだな」

ペトラ「あたり前でしょ、兵長はああ見えてちゃんと性差を区別してくれるのよ」

その日の夜

ハンジ　ﾊﾞﾀﾝ！「やあ、リヴァイ班のみんなごきげんよう！」

リヴァイ「ちっ、クソメガネが。そんなに慌てやがって、クソでも漏らしそうなのか？」

ハンジ「ここのところ快便続きだからそれは大丈夫！それより、エレンと話が・・・」


ペトラ（え？なぜ、兵長はハンジ分隊長（女）にはクソネタを・・・）

ペトラ（もしかして、わ、私だけ・・・？）

次の日の朝

ペトラ「みんな、おはよう！」

エレン「お早うございます」



グンタ「あ、兵長。ｵﾊﾖｺﾞｻﾞｰｽ」

リヴァイ「今日もいいクソが出たか？」

グンタ「ｳｯｽ。ﾄﾞｯｻﾘｯｽ」

オルオ「兵長、ｵﾊﾖｺﾞｻﾞｰｽ！」

リヴァイ「ああ、オルオも長えクソ出してきたか？」

オルオ「ﾊｲ！兵長のには及びませんが」


エルド「ｵﾊﾖｺﾞｻﾞｰｽ」

リヴァイ「クソの調子はどうだ」

エルド「自分は朝食後にやる派なんで、まだス」

エレン（これがリヴァイ班式クソ挨拶か！）

エレン「・・・へ、へいちょう、お、おはようございます・・・」

リヴァイ「どうした？地下は冷えるからな。クソの出が悪かったのか？」

エレン「はい・・・便秘気味です（まさに変人の巣窟！）」

ハンジ「ねえリヴァイ、朝からクソクソ・・・・・・」

ハンジ「君は衛生班かね？体調チェックか何かなの、それ」

リヴァイ「うるせークソメガネ。てめえはとっととクソしに本部に帰れ」

ペトラ「兵長、お早うございます！」

リヴァイ「ああ、ペトラ、」

ペトラ（くっ、くる！）

リヴァイ「茶を淹れてくれ」

ペトラ（え～～～～～～～）

ペトラ（兵長は、なぜ私にはクソネタを振ってこない！？）

ペトラ（他の女性兵士にもやらないのならともかく、ハンジ分隊長なんて呼び方からしてクソだし）

ペトラ（私だってリヴァイ班の一員）ｷﾘｯ

ペトラ（何とかして兵長とクソ会話ができるようにならなければ！）

昼、索敵陣形の演習後

ペトラ「あっ、兵長！」

ペトラ「兵長の馬たっぷりクソしてましたよ。厩舎掃除しときましたから」

リヴァイ「ああ、すまない」（フン、じゃないか普通？）

ペトラ「」クソネタ待ち

リヴァイ「？」

ペトラ「兵長の馬、黒いですけど、やっぱりクソは緑なんですね。ｱﾊ、草食べてるから当然ですよね！何言ってるんだろ私・・・ﾃﾍ」

ペトラ「」クソネタ待ち

リヴァイ「？」

夕食時

ペトラ「さあ、食事できたわよー」

オルオ「今日の当番はぺトラか」

エルド「何だふかし芋にイモのスープに・・・・何か栄養偏ってないか？」

ペトラ「しょうがないじゃない。食料難なんだから」

ペトラ（来る！！）ｷﾞﾗｯ

リヴァイ「まあいい。これならお前のクソもたっぷり出そうだしな、ハンジ」

ペトラ（なぜそこでハンジさん！？）

ハンジ「だから、私は元々胃腸は調子いい方なんだってばさ」

夜

ペトラ「あのうハンジ分隊長、お聞きしたいことがあるのですが」

ハンジ「何だい、ペトラ」

ペトラ「その、兵長がハンジ分隊長のことクソメガネって呼びますよね？おイヤじゃないですか？」

ハンジ「ﾊﾊ、もう慣れちゃったよ。ごめんねリヴァイが下品で」

ハンジ「あの下ネタは部下との距離を縮めるつもりで言ってるんだろうし、エロいのは言わないから大目に見てやってほしいな」

ペトラ「ハンジさん以外の女性にも、・・・クソネタ・・・出したりしてるんですか？」

ハンジ「女性に？うーん、ナナバとかには言ってるかな。ナナバも気が強いからたまに返り討ちにしてるけど」

ペトラ「そうですか（ハンジさん以外にも言ってもらえる女性がいるのか・・・やっぱり私だけ壁外・・・）ﾊｱ」

ハンジ「でもリヴァイ人を見る目はあるから言っちゃダメな人には言わないと思うよ。ペトラは多分大丈夫だよ」

ハンジ「てか何で？」

ペトラ「////////////」

第57回壁外調査前日

ペトラ（はあ・・・全然ダメだ。ここ数日自分から振ってもダメだったし。私と兵長との間にだけウォールローゼより高い壁が・・・）

グンタ「エレン、明日はいよいよ初陣だな。気合入れてけよ」

エレン「はいっ。巨人を残らず駆逐してやります！」

リヴァイ「新兵は生きて帰ってくるのが第一の優先事項だ」

エルド「今回は新兵も大量投入されるからな。そういえば、オルオとペトラなんて初陣でションベン漏らしてピーピー泣いてたよな」

オルペト「////////」

オルオ（おいエルド！俺の事だけならともかく）

グンタ（兵長の前でペトラの事まで言うことないだろ）


エレン「ええ！？空中で巻き散らかしたんですか」

ペトラ「//////////」

リヴァイ「・・・・・・・・・」


ペトラ（リヴァイ班に選ばれるずっと前の事なのに・・・兵長の前で・・・もう死にたい///）

リヴァイ（ハンジ「最近ペトラがおかしい？・・・ペトラはね、あなたが思っているよりずっとガッツのある子だよ」）

リヴァイ「お前ら２人とも初陣で巨人にションベンかけてやったのか」

リヴァイ「たいしたモンだな、やはり俺の人選に狂いはねえな」

リヴァイ「おいペトラ！次は巨人にでっけえクソでも食らわしてやれ」

ペトラ「////（消えてしまいたい）」

ペトラ（・・・ハッ！ひょっとして・・・・・・恥ずかしがってる場合じゃない！今でしょ！）

ペトラ「はいっ！明日は、でっかいクソ、たっぷり食らわしてやりますよ！」

リヴァイ「」ﾆﾔﾘ

ペトラ（兵長が笑った！やったー！）

第５７回壁外調査当日


城門　ｷﾞｨｨｰ

ペトラ「よーし、今日もリヴァイ班がんばるぜー！」







完

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