カレン「先生にプレゼント」 (16)

9月2日


カレン「夏休みが終わりマシタ!」

カレン「今日からまた学校デス!」

カレン「準備も万端デス!」

カレン「あと、クゼハシ先生へお土産を持って行くのデス」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378413704

カレン「えーと、先生へのお土産ハ…」

カレン「あった!コレデス!」

カレン「きっと先生、喜びマス!」

学校・職員室


久世橋「」ビシッ!

烏丸「久世橋先生、今朝もビシッとしててカッコいいですわ」

久世橋「教師は生徒の手本にならないといけないので、いつもビシッとします!」キリッ!

烏丸「素晴らしいです!」

久世橋「…」

久世橋「ちょっとトイレに行ってきます」

女子トイレ


久世橋「…」

久世橋「1学期を経て少しは生徒に好かれるような先生になれたかな?」

久世橋「いつも生徒に好かれている烏丸先生が羨ましいです」

久世橋「今日からはもっと生徒に好かれる先生に」ガチャッ 

カレン「クゼハシ先生、オハヨウゴジャイマス!」

久世橋「九条さん!」ギロッ

カレン「あわわわわ…」

久世橋「廊下は走らない!」

久世橋「声は少し小さく!」

久世橋「あと、「オハヨウゴジャイマス」じゃなくて「おはようございます」!」

カレン「わ、私、外国人デス」

久世橋「」ギロッ

カレン「ひぃぃぃ…」

久世橋「来日してもう1年が経ったんですから、正しい日本語を使いなさい!」

カレン「は、はい…」

久世橋「(い、いけない…)」

職員室


久世橋「またキツく叱ってしまった…」ズーン

烏丸「だ、大丈夫ですよ… 久世橋先生…」

久世橋「せっかく1学期に生徒との距離を縮めたのに…」

久世橋「また怖い先生と思われてしまうのかな…」ズーン

烏丸「大丈夫ですよ!久世橋先生!」

烏丸「先生は本当は怖くないのを皆さん、知っていますよ」

烏丸「だって」

カレン「クゼハシ先生!」

久世橋「九条さん!何でここに!」

カレン「先生に渡したい物があるカラ」

カレン「ハイ、先生」

久世橋「こ、これは」

カレン「貝殻デス。海に行った時に取って来た物デス」

カレン「その貝殻を耳に当ててくだサイ」

久世橋「波の音が聞こえる…」

久世橋「海に行ったような感じがして凄い癒される…」

カレン「そうデス!波の音が聞こえるからお土産として先生にプレゼントするデス!」

カレン「だから、先生」






「宿題忘れたの見逃してくだサイ!」



数分後、教室前の廊下


カレン「Oh…No…」

カレン「虎は虎デシタ…」

カレン「でも、先生は素敵な笑顔を見せてマシタ」

カレン「先生、とても嬉しそうデシタ」

カレン「だから先生」


「その素敵な笑顔、いつも見せてくだサイ!」

放課後 職員室


久世橋「宿題を忘れたからって賄賂だなんて…」

烏丸「でも、先生、嬉しそうでしたよ」

久世橋「確かに賄賂と言ってしまうけど、生徒からのプレゼントにはかわりないですもんね」


「ありがとう、九条さん」

次の日


久世橋「九条さん!今日も宿題忘れたのですか!」

カレン「あわわわわ…」

綾「カレン、今日も久世橋先生に叱られているわ」

忍「でもお二人の目からは何か特別な物が感じ取れます」

綾「えっ、何それ?」

忍「何かお二人の間には特別な関係が出来ているように感じます」

教室前の廊下


カレン「今日も立たされマシタ…」

カレン「でも、怖いけど本当は優しいクゼハシ先生が大好きデス」



「これからも親友でいてくだサイ」

職員室


久世橋「はぁっ、九条さんにはほんと、手を焼くわ」

烏丸「でも、その割には嬉しそうな顔をしていますね」

久世橋「だって」


「手のかかる生徒だけど、本当は凄く可愛いの」ニコッ


「2学期もよろしくね、九条さん」


おしまい

アニメには登場していませんが、進級して2年生編から登場する久世橋先生とカレンのSSを書いてみました。
他のスレで「久世橋先生のSSを書く」と宣言し、何とか終わらす事が出来ました。
アニメに登場するかは分からないですが、久世橋先生のSSも増えて行って欲しいです。(あと穂乃花も)

乙デス
ほのカレも好きだけどくぜカレも好きなこのジレンマよ

乙乙
あっさりだけどいいデスネー

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