モバP「タブレットに残した想い」 (233)
※モバマスSSです。台本形式ですがちょいちょい地の文あり
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時間帯が凄いな
電子機器というものには、いくら進歩を重ね技術革新が為されても避けては通れない必然がある。
――寿命、というやつだ。
どんなに性能が向上しても、どれだけ大切に扱っていても、いつかその時はやってくる。
そして寿命というのは、……残念ながらアイドルという職業の人間にも存在する。
ある者は女優として、またある者は歌手としてステップアップを果たし、かと思えば人気の絶頂期に突如として引退する者もいる。
己の力の限界を悟り、夢半ばで力尽きる者などは星の数ほどいることだろう。
――芸能界に飛び込んで早10年。そうしたアイドルたちを、山ほど見てきた。
アイドルを目指す人間には実に様々なタイプがいる。
自己実現の目的とする者、飛躍のための手段とする者、時にはただ流されているだけの者さえもいる。
そしてその誰しもが、望むと望まないにかかわらず、いつかアイドルとしての輝きを失ってしまう運命にある。
だけどその輝きは、確実に、堅実に、それこそ運命的であるように、次世代へと受け継がれていく。
燦々と青空を彩る太陽のように
煌々と夜空に浮かぶ月のように
星々が無数に煌めく夜のように
アイドルたちは、誰かにとっての輝きであり続ける。
……そういうモノで、あり続けなくてはいけないのかもしれない。
アイドルのプロデューサーは、だからきっと、とても幸せな職業だ。
人々を魅了して止まない、輝く世界の魔法。
その始まりと終わりを、……いつだって、一番近くで見られるのだから。
【CGプロ 事務所】
モバP「――あれ、まいったな。ついに壊れちゃったかな?」
知人や友人にはいつまでそんなオンボロを使っているのだとからかわれる、古い型のタブレット。
入れ替わりの激しいデジタル機器の中でも携帯機器は特にその傾向が強く、10年前のモデルなどはもはやアンティークものだろう。
凛「プロデューサー、……いい加減、それ買い換えたら?」
モバP「いやでも、このタブレットには思い入れもあるし……」
呆れたような声色でそっけない投げ掛けをしてくるのは、意思の強さを示すかのように真っ直ぐ伸びた黒髪が印象的な少女。
静かに燃える澄んだ瞳を持つ彼女――渋谷凛は、今やこの事務所の顔と言っても過言ではない新進気鋭のアイドルだ。
卯月「私たちが事務所に入る前から使ってるんですよね、そのタブレット?」
モバP「うん、まあ、……使えるうちは敢えて買い換える必要もないかなって思って」
毛先に淡いウェーブのかかった黒髪をふわりと揺らしながら、にこやかに語りかけてくるのは島村卯月。
どこにでもいそうな普通の子。だけど誰にも負けない可憐さと健気さを併せ持っている。
老若男女を問わない人気を誇る、……まさしく正統派アイドルの逸材だ。
未央「ねえねえ! もしかしてプロデューサーが事務所に入った時からずっと使ってたり……なんて、流石にそこまでじゃないよね?」
モバP「え、うん、そうだけど。もう10年くらいつかってるかも……ってなに? その信じられないようなモノを見る目は」
外はねしたショートヘアが与える快活な印象そのままに、やる気と元気と勇気の塊がこの本田未央だ。
親しみやすく愛嬌のある笑顔と、見る者を魅了して止まないパッショネートな歌とダンス。
そして、どんな苦境や困難にも挫けない強い心こそ、彼女のそうした魅力の源泉であり、また最高の武器でもあるだろう。
渋谷凛、島村卯月、本田未央。
三人合わせて、その名も【ニュージェネレーションズ】
初めは名前負けしていた感のあるユニット名だった彼女たちも、今や文字通り新世代のアイドルたちを代表する存在となった。
……担当プロデューサーとしての、多少の贔屓目は入っているかもしれないけれど。
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渋谷凛(15)
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島村卯月(17)
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本田未央(15)
モバP「だ、大丈夫…いつも通り、ここをこうしてあげれは……ほら回復した!」
未央「叩けば直るって……そんなレトロな」
卯月「おじいちゃんの家にあった昔のテレビみたいです……」
凛「……あのさ、データのバックアップは別のデバイスに取ってあるんでしょ? 」
モバP「それはもちろん、当然」
凛「だったら、別にそのタブレットに拘らなくても……」
未央「まぁまぁ、もう好きにさせてあげなよしぶりん! 私はプロデューサーの気持ちもわからないでもないよ?」
卯月「どういうこと、未央ちゃん?」
未央「だって、プロデューサーはモノを大切にする人だってことだよね? あ、モノっていうのはあくまでモノの例えだけど…」
凛「……ホントになに言ってるの、未央」
未央「だーかーら~! プロデューサーは、モノに限らず色んなことをすっごく大事にしてくれるってこと、だよ!」
卯月「モノに限らず……それこそ、思い出とかってこと?」
未央「そうそう、そんな感じ! そうだよねプロデューサー?」
モバP「まあ、否定はしないけど。……思い入れがあるからこそ、このタブレットも機種変できてないんだし」
凛「ふぅん、思い出か……」
未央「ねえねえ! そのタブレットにさ、何か残ってないの? 昔の思い出……例えば、写真とかムービーとかさ!」
モバP「え? ま、まあ…ないこともないけど……」
未央「あるんだ!やった、見せて見せて!」
モバP「え、えぇ~?」
未央「良いじゃん! ……事務所に入ってからのプロデューサーの思い出話、未央ちゃん聞きたいなあ?」
未央「――ね、ね? しぶりんもしまむーも、気になるよね? 見たいよね? 聞きたいよね?」
凛「まあ、……興味がない訳じゃない、かな」
卯月「プロデューサーさんのこと、私はもっと知りたいです!」
モバP「そんなに面白い話はないよ? 」
凛「……面白いかどうかは、私たちが判断するから」
未央「そうそう、問題ないって! 今日は久々に時間もあるんだからさ!」
卯月「お願いします、プロデューサーさん! お願いします!」
モバP「わかった、わかったから! ……ちょっとだけね、ホントに」
未央「やったー☆ ひゃっほーう!!」
凛「……ふふっ、勝った」
卯月「わーいわーい!」
モバP「やれやれ……じゃあ、適当にムービーファイルを漁ってみるから、えっと――」
CGプロダクションは、十数年前に設立されて以来、数多くの個性豊かな人気アイドルを輩出してきた。
その中には、今も【ニュージェネレーションズ】の先輩アイドルとして活躍する者もいれば、残念ながらアイドルとしての寿命を迎えてしまった人間もいる。
尤も年齢に関してはうちの事務所は寛容だ。永遠の17歳、ウサミン成人を筆頭に、アイドルとしての平均寿命などどこ吹く風のオトナなアイドルも多い。
年齢は必ずしもハンデにならないし、むしろプラスをもたらすこともままある立派な個性だ。
だから寿命――引退と言い変えた方が剣呑さが無くて良いかもしれないし、12時の鐘とでも言えばロマンチックだろうが――とにかく、うちのアイドルたちの幕引きは実にバリエーション豊かだ。
アイドルから歌手や女優など、その先へと進んだ者
夢を諦め、あるいは満足して、別の道へと進んだ者
そして、たった一人のためのシンデレラとなった者
本当に色々な人がいたし、本当に色々なモノを残していってくれた。
色々な面で未熟だった自分が曲がりなりにも成長することができたのは、この事務所での経験があってこそだ。
――思えばこの10年間、右も左もわからない状態から始まって、振り返ることなく必死に走り続けてきた。
だから、たまには。
そろそろ、一息入れて。
昔の思い出、……タブレットに残した想いを、振り返ってみてもいいのかもしれない。
《VID_20XX0621_Notitle》
『――おーい、こっち向いてくれー!』
ありす『な、何ですか勝手に……え、撮影してるんですか?』
晴『へぇ、タブレットだっけ? それって録画なんてできるんだな!』
千枝『わ、わっ…えっと、……ピ、ピースです、イェイ♪』
『――ははっ、千枝。今はこれ写真じゃなくて動画だからな?』
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橘ありす(12)
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結城晴(12)
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佐々木千枝(11)
未央「おぉ! うおお! こ、これがプロデューサーの昔のユニット…!?」
卯月「きゃああ! か、可愛いですね! とっても可愛いですね!!」
凛「先輩たち、若い…というか、みんな子供だね?」
モバP「そりゃそうでしょ、10年前だし」
未央「私さ、テレビでこのユニット見たことあったよ! 多分、この動画の時よりもちょっと後のことだと思うけど…」
卯月「私も覚えていますよ! 小学生の時、頑張って振り付けとか真似してました!」
未央「そうそう! だから先輩たちと事務所で初めて会えた時は嬉しかったなあ~☆」
モバP「そ、そうなんだ。う、嬉しいけど、なんか恥ずかしいな……」
凛「私は、その…ごめん。ちっちゃい頃は、アイドルにあまり興味なくて」
モバP「良いんだよ、それはそれで。昔は昔、今は今なんだから」
凛「……そう、かな。うん、そうだよね」
卯月「わ、私たちも、その…先輩たちみたいに、憧れて貰えるようなアイドルになれるでしょうか?」
モバP「それはこれからの努力次第、かな?」
未央「ありゃりゃ、こりゃ手厳しい……」
《VID_20XX0623_Notitle》
『――お、なんだ? ありすもタブレットで撮影してるのか?』
ありす『こ、こないだの件で…その、私もムービー録画機能を使っていこうと思ったんです。あと、ありすじゃなくて橘です』
晴『まだそんなこと言ってるのかよお前……この調子じゃ、この先10年は言い続けそうだな?』
千枝『さ、さすがにそれはないんじゃないかな? ……ないよね、ありすちゃん?』
ありす『千枝さんまで…、で、でも私は諦めませんよ! ――ありすは自分を曲げないよ!』
晴『……あん?』
千枝『え、えっと…?』
ありす『……頑張ってボケたんですから、ツッコミをください。悲しくなるじゃないですか』
みく『呼ばれた気がするにゃ?』
ありす『呼んでないですがみくさんのせいで大惨事ですのでみくにゃんのファンやめます』
みく『……え、ひどくない?』
卯月「みくさんの名言!この時からあったんですね!」
未央「みくは自分を曲げないよ! みおも自分を曲げないよ!」
凛「……みくさんはいつから言い続けてるの、それ?」
モバP「たしか、CDデビュー記念に特別ラジオ番組やった時から、だね」
未央「それから10年間も自分を曲げないでいるのか……」
卯月「すごいです! 有言実行ですね、さすが前川センパイです!!」
モバP「あのラジオ番組は凄かったよ、今でも定番の前川みく語録がじゃんじゃん生まれてたから」
未央「前川みく語録そのイチ! ……え、ひどくない?(真顔」
卯月「前川みく語録そのニ! ……はあああ!? おことわりにゃあ!!」
モバP「えー、前川みく語録そのサン。……みくのアイデンティティがクライシスにゃあ…!」
凛「えっ…わ、私もやるの? じゃ、じゃあその……え、えいっ、ねこぱんち…にゃ///」
モバP・未央「……」ニヤニヤ
卯月「ふふっ、…照れてる照れてる」ニコニコ
凛「も、もうっ…バカ…! い、いいから早く次のムービー見せてよ!」
珍しい設定だな、面白い
アリスSSかと思って開いたらニュージェネで進んだらやっぱりアリスだった
《VID_20XX0719_Festival&Fireworks》
千枝『わ、わわっ…人がいっぱいで、すごいです』
『――ほら、はぐれるなよ?』
千枝『は、はい…えへへっ』ギュッ
晴『……お! 千枝のやつ、割と自然に手をつないだな?』
ありす『む、むむむ?』
『――晴にありすも。屋台で食べ歩きも良いけど、そろそろ行かないと花火の開始時間に間に合わないかもしれん』
晴『わかってるって。紗枝姉さんから聞いたぜ、特等席を用意してくれてんだろ?』
ありす『先日のライブ成功のご褒美という訳ですね。……あと橘です』
晴『めげないなあ、お前も……』
日菜子『おや、ようやく来ましたねえ…むふふ…』
瑞樹『遅いわよ、プロデューサーくん!』
紗枝『おばんどす~』ヒラヒラ
さすが関西人だけあって何気にノリが軽いありす
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喜多日菜子(15)
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川島瑞樹(28)
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小早川紗枝(15)
紗枝『およ、……もしかして、その…たぶれっとというんで撮影してはります?』
晴『おう、バッチリ撮れてるみたいだぜ?』
ありす『高画質モードですからね、花火も撮りますし…』
日菜子『むふふ、日菜子たちを撮影なんてして、一体ナニに使われるんですかねえ……』
瑞樹『え、ホントに録画してるの? ちょ、ちょっと…待って、私どこもおかしくないかしら?』
千枝『大丈夫です、とっても綺麗に撮れてますよ!』
日菜子『あの、日菜子にもちょっとそのタブレット貸してくれませんかぁ? 前からちょっと触ってみたかったんです…むふふ…』
ありす『それは、……えっと』
『――まあ、良いんじゃないか別に?』
日菜子『ありがとうございます、むふふ…』
紗枝『そういや日菜子はん、さっきカメラ壊してましたえ?』
ありす『えっ』
日菜子『えっ』
『――や、やっぱりやめといた方がいい…かな?』
モバP「で、これがその時の花火の動画ね。まあ、あまり上手く撮れてないんだけど……」
卯月「夏祭りに花火ですかぁ…良いですね、素敵な思い出ですね!」
凛「日菜子さんは、……この時から相変わらずって感じ?」
モバP「この時は、その…まだピュアな妄想の方が多かった…はず」
卯月「なるほど、この時はまだまだ雛だった訳ですね!」
モバP「そして今や立派なKOTORIになったという訳です」
未央「……オトナになるって悲しいね」
ピヨッ!?
モバP「まあこの事務所、色んな意味で人材豊富すぎるからね。棟方さんとか大西さんとかと仲良くなったのが、その…ね?」
凛「……すごいね、ハイブリッド過ぎるねその組み合わせは」
モバP「おかげですっごい雑食になっちゃったんだよねえ……妄想が」
卯月「あ、あはは~」
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棟方愛海(14)
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大西由里子(20)
日菜子…それは悪食過ぎるよ
卯月「紗枝さんは、この頃から浴衣美人なのは変わりませんね…!」
モバP「最近ようやく洋服姿でいても違和感がなくなってきたけど、やっぱ和服の方がしっくりくるね」
凛「こないだ着物姿で映画に出てたよね紗枝さん。結構話題になってたやつ」
未央「お、見たよ見たよそれ! お侍さんに身分違いの恋ごころを抱く健気な町娘……いやあ、ハマり役だったねえ!」
卯月「いいなあ、やっぱり着物が似合うって憧れます……」
モバP「卯月は正月に着てたでしょ、振り袖。似合ってたじゃん」
卯月「え、そ…そうでしたか? ……や、やった…えへへっ」ボソッ
未央「(かわいい)」
凛「(かわいい)」
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かわいい村さん
モバP「川島さんはもうアイドルは引退しちゃっているけど、顔はみんな知ってるよね?」
未央「夜のニュース番組の顔だもん、当然だよ☆」ドヤッ
卯月「アイドルたるもの、きちんと世間の話題をチェックしなきゃいけませんからね」ドヤッ
モバP「いや、そんなニュース番組見てるくらいでドヤられても……」
凛「確か、川島さんは地方局のアナウンサーからアイドルになったんだよね?」
モバP「そうそう。で、アイドル引退後はフリーのアナウンサーになって、とんとん拍子で出世して今に至ると」
未央「でも、ニュースキャスターって大変そうだよね? 毎日いっぱい勉強しなきゃならないだろうし」
モバP「まあ、ジャンルは違えど無茶振りされるのはアイドル時代から慣れっこだろうから……あの人ならきっと問題ないよ」
卯月「どんなことも積み重ねが大事ってことですね!」
未央「そういうことだね、うん。……多分」
凛「……んん?な、なんかちょっとおかしい気が、あれ?」
未央「あれ、そういや私たち…今年は夏祭りも花火も一緒に行ってなくない? や、やばい、もう夏が終わっちゃうよ!?」
モバP「……いやいや、少なくともここ一ヵ月のスケジュールはもう動かせないよ?」
未央「えぇ~! そ、そこをなんとか!」
凛「……焦ることないよ、未央。もし今年がダメでも、また来年行けばいい」
卯月「そうだよ未央ちゃん! それに、今年は未央ちゃんのおかげで一緒に海へ行けて、私とっても楽しかった!」
未央「そ、そう言ってくれるのは嬉しいけど……いや、でもなあ…」
モバP「まあ、【ニュージェネレーションズ】なら来年も心配ないでしょう。……というか、心配なんかさせないけどね」
未央「おお、かっこいい!さっすが私のプロデューサー!」
凛「ふふっ…その言葉、信じてるからね?」
卯月「えへへっ、これからも一緒に頑張りましょうね!」
《VID_20XX0802_MikuNoAnyan》
のあ『……みく、何か弁明はないのかしら? ……聞くだけなら聞いてあげるわ』
みく『いや、あの…確かにのあにゃんだけ一緒に海に行ってにゃいですけども……』
アーニャ『のあにゃんは、ラボータツ…別のお仕事でしたから…』
のあ『私の代わりに夕美がユニットに入ったそうね……しかもユニット名まで変えて……』
みく『そ、そうだけどあれはイベントのメイン3人で組まされただけで……た、他意はないにゃ! まったくないのにゃ!?』
のあ『【サマーパラダイス】……だったかしら? ……私たちの【みくのあーにゃん】がそんなに気に入らないという訳?』
みく『のあにゃんも名前変えてるにゃ!? 【にゃんにゃんにゃん】でしょ!?』
のあ『これからは【にゃんにゃん】とでも改名して活動すれば良いわ。……私はウサギ衣装のソロユニット【のあぴょん】として頑張るから』
みく『――まさかの解散の危機!? そして猫キャラ卒業!? ちょちょちょっと待つにゃ! それはダメにゃあ!!』
アーニャ『のあにゃん、みくは悪くないです。それに…ント、みくを怒るなら私も怒らなきゃダメです…にゃ』
のあ『アーニャ、私は別に怒ってはいないわ……ただ格好の口実ができたから、ここぞとばかりにみくを弄っているだけよ』
みく『……え、ひどくない? ……ていうか、かなり真剣に焦ったのに』
どうでもいいけどジェネレーションに『ズ』ってつくのか…?
new generation's
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前川みく(15)
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アナスタシア(15)
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高峯のあ(24)
アーニャ『えと、もしかしてのあにゃん、……ドゥツサ、拗ねてますか?』
のあ『別に拗ねてはいないわ……私はただ、【にゃんにゃんにゃん】を大切にしていきたいだけよ』
みく『の、のあにゃん! 流石だにゃ! みくは信じていたにゃあ!!』
のあ『これからも三人で頑張っていきましょう。……よろしく頼むわね、アーニャ』
アーニャ『ヤー、当然ですのあにゃん』
のあ『あなたも、改めてよろしくね…………………………ゆきにゃん』
雪美『……うん……わかった』コクリ
みく『えっ』
のあ『新生にゃんにゃんにゃんに雪美の力は必要不可欠よ……あ、みくにゃんはいいです』
みく『なんでにゃああああ――!?』
ありす『なにやってるんですかね、あの人たち…』
千枝『な、仲良いなあ…』
晴『そ、そうかぁ…?』
自分のユニットなのにはぶられるなんて失望しました
みくにゃんのファンやめません
未央「みくにゃん先輩と、あにゃ姉様はこの頃からの付き合いなんだねぇ……」
卯月「雪美さんもいましたね、子供の頃も可愛かったです!」
モバP「この人たちは昔から毎日こうしてじゃれあって遊んでいて、というかみくにゃんが一方的に遊ばれてたというか……」
凛「今の【にゃんにゃんにゃん】はみくにゃん、あーにゃん、ゆきにゃんの三人だけど……この、のあって人は?」
モバP「初期メンバーの高峯のあさんね。この動画から数年後、彼女がアイドルを引退した時に、代わりに加入したのがゆきにゃんって訳」
卯月「へぇ~! ユニットに歴史あり、ですね!」
未央「のあさんは、なんかまったく表情とか動かない割りにかなりお茶目な性格ぽかったね?」
モバP「間違ってはない、かな? のあさんは急に事務所にメイド服着て現れたりしたし。しかもやっぱり無表情で」
凛「……な、何かすごいね? 突拍子がないと言うか」
未央「何か、ちょっとあにゃ姉様に雰囲気が似てるような……あ、逆にあにゃ姉様がのあさんに似てるのかな?」
モバP「まあずっと一緒にいたから、影響は受けてたと思うよ。特にあーにゃんは日本に来て間もないってこともあったし」
卯月「……てことは、アーニャさんがみくさんによくちょっかい出したりイタズラしてるのは、のあさん直伝ってことですか?」
モバP「そんな感じだと思う。……みくにゃん弄りは【にゃんにゃんにゃん】の伝統芸能なんだよね、もはや」
卯月「のあさんは、アイドルを引退された後はどうされているんですか?」
モバP「……さあ?」
凛「……いや、さあってどういうこと? わからないの?」
モバP「つかみどころのない、不思議な人だったからね。今は常時行方不明っていうか、普段何してるのか知ってる人はほとんどいないんじゃないかな?」
卯月「……い、色んな意味ですごい人なんですね」
未央「うーん、まさしくミステリアス!! 未央ちゃん一度でいいからのあさんに会ってみたくなってきたよ!」
モバP「いや、会うこと自体は難しくないと思うよ?」
未央「へっ、そうなの? なんで?」
モバP「のあさんは、……今でもファンの一人として、【にゃんにゃんにゃん】のライブには必ず顔を出してるって話だから」
凛「……ふーん、なるほどね」
卯月「わ、わぁ…! そういうのって何だかとっても良いですね! 素敵ですね!」
モバP「でも何故かバニーガールの格好で来たりするらしい」
未央「み、みくにゃん先輩の『なんでにゃああ!?』が聞こえてくるようだよ……」
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バニーガールのあさん
《VID_20XX0817_Chihirowater》
『――ふははははっ! くらえ、くらうがいい!! ええい避けるなちひろぉおお!?』ジョボボボボ
ちひろ『ひゃああああ! つ、冷たいですよおお!?』
ちひろ『……も、もうプロデューサーさん、はしゃぎ過ぎですよ!』
ちひろ『ううぅ…まさか事務所にいて水鉄砲でびしょびしょにされるなんて……』ハアハア
ちひろ『……って、あら? なにしてるんですか、それ? ……え、録画!?』
ちひろ『ちょ、ちょっとやめてくださーい! こんなびしょ濡れにされたとこ撮らな……』
『――ヒャッハアアア!! ゴートゥヘエエエル!!!』ジョボボボボ
ちひろ『――きゃっ! ぷ、プロデューサーさんはいい加減もう撃たないでくださいってばぁあ!!』
なんか違和感あると思ったらそういうことか
凛「へえ、この人が先代の事務員さん? 随分かわいらしい人だね、なんて名前なの?」
モバP「千川ちひろさん。ビジュアル的には確かにアイドルやっててもおかしくないね。……ちなみに、緑の制服はこの頃からの伝統だったり」
卯月「……というか、なにしてるんですかこれ? なんで事務所で水鉄砲?」
モバP「夏のイベントで使った水鉄砲で遊んでたというか、悪ふざけしてたみたいだけど……」
凛「ムチャクチャだね、書類とかパソコンとかもあるだろうに……」
モバP「そこらへんは流石に上手く立ち回ってた、はず…うん」
未央「ずいぶんアクティヴというか、……気のせいだったらあれだけど、何か悪ふざけ以上の感情こもってない? 両手持ちのごっついガチ水鉄砲だったような…」
モバP「それについてはノーコメントで」
まさかなーって思ったらまさかそういうことか…?
《VID_20XX0928_KyotoDeKIMONO》
桃華『さあ、今日は思いっきり遊びますわよPちゃま!』グイグイ
『――わ、わかったから、そんなに手を引っ張るなって。……桃華はレディなんだろ?』
千枝『あ、あの…千枝も、その…手をぎゅってしていいですか?』ムギュッ
ありす『む、むむむ? ……あれがあの伝説の両手に花ですか?』
晴『……なんであいつらあんなにはしゃいでるんだよ、まったく』
きらり『にょわー☆ Pちゃん見て見て! 紅葉まあああっくす!! いっぱいいーっぱい、はぴはぴしてるにぃ☆』
晴『こっちのほうがひどかった!』
ありす『あの、きらりさん、一般の方もいらっしゃるのでお静かに……』
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櫻井桃華(12)
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諸星きらり(17)
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京都で着物な千枝ちゃん(かわいい)
きらり『うぇへへ、今日のおでかけたのすぃ~☆ みんなちっちゃくてぇ、かわゆすかわゆすだにぃ!』
晴『小さくねーよ成長期だよ! てか、オレらがちっちゃいっていうか、きらり姉さんがでっかいんだよ』
きらり『そーとも言うにぃ☆ きらりはぁ、まだまだグングン成長してるんだにぃ~☆』
千枝『き、きらりさんは、その…ど、どうしてそんなに大きくなれたんですか?』
桃華『あら、……わたくしも興味ありますわね、それは』
晴『オレもオレも』
『――俺も俺も』
ありす『プロデューサーまで……』
きらり『んとねぇ~、きらりがデッカクデッカクなった秘密はにぃ……?』
桃華『秘密は?』ワクワク
千枝『……』ドキドキ
きらり『――ズバリ、きらりんパパときらりんママからの遺伝だにぃ☆』
千枝『えっ』
桃華『えっ』
晴『……なんか、ものすごく普通の答えが』
ありす『……人の見た目や性格の半分は遺伝で決まるらしいですからね』
桃華『きらりさんのご両親も大きいんですの?』
きらり『んっとねぇ、ママは180cmでぇ、パパは2メートルあるんだにぃ~☆』
晴『バレー選手かなにか?』
千枝『……ほ、他には何か秘密はないんですか?』
きらり『ん~? そうだにぃ~? ……特に思いつかないにぃ?』
千枝『そ、そんな……!』ガーン
桃華『こ、こんなことが許されるんですの……?』ガガーン
ありす『なんかちょっと悲しくなってきました……』
『――苦手だったけど、背が伸びるって信じて牛乳を飲み続けたあの日々は全部無駄だったんだな……』
晴『やめろぉ!?』
ありす『プロデューサーは、きらりさんのご両親に会ったことあるんですか?』
『――そりゃもちろん。きらりはまだ未成年だし、アイドル活動には親御さんの許可がいるからな』
晴『え、未成年ってことは……もしかしてオレの親とも会ったことあんのか?』
『――当然だろ? ……あ、フレッシュアイドルはるちん路線は親御さん公認だからな? というかむしろお父さんにゴリ推しされた』
晴『オヤジのせいだったのかよっ!? ……あんにゃろ、勝手にオレをオーディションに応募しただけじゃ飽き足りねえってのか!』
桃華『ふふふ、わたくしの両親にもPちゃまは紹介済みですのよ?』
『――誤解を招くような言い方はやめような、桃華?』
桃華『むぅ、Pちゃまはいけずですの……』
千枝『ち、千枝のお父さんとお母さんは、プロデューサーさんになら…その、千枝を安心して任せられるって』
『――そりゃありがたい。でも上目遣いしながら頬を染めるのはやめような、千枝?』
千枝『えっと、あの…うわめづかい?って…なんですか?』キョトン
晴『……あ、悪い子だ』
ありす『悪い子がいる』
きらり『……にょ、にょわ!』ウズウズ
きらり『にょわー☆ やっぱり千枝ちゃん可愛いにぃ! きらりんテンションまあああっくす! たかいたかーいしてあげるじぇ!』
千枝『え?え? …あ、あの…きらりさ――わわっ、わあああ!』
きらり『たかーいたかーい! たかいたかーい! にょわー☆』
晴『うおおお! ほ、ホントに超高い高いなんだけど……!?』
桃華『だ、大丈夫ですの千枝さん!?』
千枝『――わ、わっ、す、すごい! たっ、楽しいです、わーい♪』
晴『ま、マジかよ!? ……すげえな千枝、案外絶叫マシンとか好きなタイプなのか?』
ありす『わ、私はちょっと離れてましょうかね……タブレット壊れちゃうかもしれませんし、あはは…』
桃華『――きらりさん! つ、次はわたわたくしにもやってくださいまし!』キラキラ
きらり『まっかせるにぃ! うぇへへ、きらりん大人気☆』ドヤッ
ありす『え、えぇ~?』
晴『怖いもの知らずがもう一人……』
『――ええいお前らそろそろ普通に観光しろ! 京都なめんなこら! 清水さんの舞台から幸子らせるぞ!』
凛「……何と言うか、あんまり京都である必要がないイチャイチャだったね?」
モバP「イチャイチャって……、まあそう見えなくもないけど」
卯月「でもみんな着物で可愛かったですよ!そこ、大事です!すっごく素敵な思い出じゃないですか?」
未央「……しまむーはちょっとあれだよね、感想がワンパターンだよね?」
卯月「がーん」
凛「……確かに、さっきも着物可愛い的な言ってたし」
卯月「え、えぇ~だって可愛いんだもん…」
モバP「卯月はそれで良いんですー! そういう素朴で天然なところが魅力なんですー!」
未央「あははっ、なんでプロデューサーが拗ねてるのさー!」
卯月「――ちょっと待ってください! わ、私は天然じゃないですよ!」
凛「えっ」
未央「えっ」
モバP「えっ」
卯月「うわーん!」
きらりに高い高いされると目線は2m50cmを超えるらしいからな…
モバP「さて、きらりさんと桃華さんの二人はもちろん知ってるよね?」
卯月「事務所の先輩ですからね、当然です! 特に桃華さんとはよくお話して、色々とアドバイスも頂いているんですよ?」
未央「へえ、良いな良いな! といいつつ実は私も仲良いんだよ、桃華さんと!」
モバP「……実はって、未央は事務所の人なら誰とでも仲良いでしょ?」
未央「にゃははっ~、そうともいうにぃ☆」
モバP「混ざってる混ざってる、しかも濃い人たち混ざってる」
幸子らせるww
>>70
未央⇒桃華の呼称ミスった…、一応修正
モバP「さて、きらりさんと桃華さんの二人はもちろん知ってるよね?」
卯月「事務所の先輩ですからね、当然です! 特に桃華さんとはよくお話して、色々とアドバイスも頂いているんですよ?」
未央「へえ、良いな良いな! といいつつ実は私も仲良いんだよ、ちゃま姉さまと!」
モバP「……実はって、未央は事務所の人なら誰とでも仲良いでしょ?」
未央「にゃははっ~、そうともいうにぃ☆」
モバP「混ざってる混ざってる、しかも濃い人たち混ざってる」
凛「……きらりさんは、ある意味トップアイドルだよね。いや今は実際トップアイドルなんだけど」
モバP「まあ、アイドル史上で最もビッグなアイドルであることは間違いないね」
未央「えっと、まだ身長伸びてるんだっけ、きらりさん?」
モバP「こないだ190の大台に乗ったって話だけど」
卯月「……す、すごい!」
未央「そして島村卯月、このシンプルな感想である」
卯月「うわーん未央ちゃんがいじめる~!」
未央「えへへっ、ごめんごめん♪」
卯月「――よろしい、許します!」ドヤッ
未央「わーいわーい!」バンザーイ
凛「……何この、なに?」
モバP「……さあ?」
卯月「でも、ホントに背が伸びる秘密は遺伝だけなのかな? ……凛ちゃんも背高いよね、何か特別なことしてるの?」
凛「え、私? ……うーん、私もやっぱり、背を伸ばすために特に意識したことはないかな」
卯月「そ、そんな……! うぅ…私もうちょっと身長欲しかったんだけどなあ…」
未央「まあまあ、しまむー! 私たちにだって、凛ちゃんに負けない立派なモノがあるじゃん…うへへっ」ワキワキ
卯月「えっ?」
モバP「おっさんだ、みおっさんがいる」
卯月「えっ、えっ? あの…?」
凛「……未央? いったい何の話かな?」ズモモ
未央「おお怖っ……いえ、なんでもありまへん」ニコッ
卯月「……?」キョトン
未央「桃華さんって、大人っぽくてお淑やかな女優さんってイメージだったけど、子供の時は割と年相応なんだね?」
モバP「まあ、それでも結構マセてたと思うけど……ていうか今思えばマセマセだったよマセマセ」
未央「マセマセて。……でもあれだよ、はしゃぎ方が子供っていうかさ?」
凛「……子供は子供らしくて何も問題ないと思うけど」
卯月「そうそう! 子供は風の子元気の子、だよね!」
未央「そっか。……確かにしまむーなんてまさしくそんな感じだもんねえ?」
凛「そうかもね、結構子供っぽいとこあるもんね卯月」
卯月「がーん! い、一番年上なのに……」
モバP「がーんとか言っちゃうあたりが子供っぽい」
卯月「ひ、ひどい……」
モバP「でもそこがかわいい」
卯月「ひぇっ? そ、そんな、あぅ…///」
未央「(かわいい)」
凛「(かわいい)」
卯月「うぅ…今日は何だかいつもよりからかわれてる気が……」
未央「確かに。いつもはそういうのって大体しぶりんの役目なのに」
凛「……私も、色々と武者修行して学んでるんだよ。簡単には負けないよ?」
モバP「武者修行って、……ああ、トライアドプリムスの方でってことね」
未央「あー、なおなおか。確かになおなおは弄りがいがあるよねえ……」
卯月「私、今なら奈緒ちゃんと親友になれる気がします……」
モバP「それは良いね。今度トライアドと合同ユニットでも組んでみようか?」
凛「……え、ホント?」
モバP「別にかまわないよ。トライアドだって担当しているんだから、それくらいは調整できる」
卯月「わ、わあ…! じゃ、じゃあ私も精一杯頑張っちゃいますね!」
未央「――こうして、しぶりんを巡るニュージェネとトライアドの果てなき抗争は、意外な決着を迎えたのであった。めでたし、めでたし」
凛「……いや、そういうのいらないからね、未央?」
モバP「誰が弄られ役になるか楽しみでならない。加蓮もありだと思うけど、イチオシはもちろん凛で」
卯月「私も凛ちゃんが良いです! 頑張って凛ちゃんを困らせます!」
凛「……え、ひどくない?」
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神谷奈緒(17)
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北条加蓮(16)
《VID_20XX1031_HalloweenParty》
幸子『……え、撮影してるんですか? なるほど、タダでさえ天使なボクの小悪魔なコスチュームなら当然ですよね! だってボクはカワイイですから!』フフーン
輝子『ねえ、きのこが好きなヴァンパイアってあり、かな…フヒヒ…』
幸子『ずいぶんと人畜無害そうな吸血鬼ですね、それ……』
小梅『…い、良いと思う…あ、新しくて…。わ、私は…あの子の…ゾンビ、えへへっ』
幸子『妙に生々しいのでその設定はやめてください!?』
蘭子『無辜の罪により墜落せし堕天使も良し、常世全ての禍を司りし魔姫もまた良し…(うえーんコスチュームどれにしようか決められないよお…!)』
映像の方のアイドルは年齢+10か
20代30代になったアイドル…ふむ、素晴らしいですね
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輿水幸子(14)
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白坂小梅(13)
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星輝子(15)
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神崎蘭子(中二)
安部奈々氏じゅうななさい
晴『……な、なあ? なんでオレまでこんな格好させられてるんだ?』
『――諦めろ、そういう運命なんだよ晴は。……よく似合ってるぞ、はるぴょんぴょん』
晴『うるせえ、この…変態!! 大体なんでバニーガールなんだよ!! これって子供にさせる格好じゃねーだろ、ばーかばーか!!』
千枝『プロデューサーさん、あの…千枝はどうですか?ちゃ、ちゃんと悪い子…コアクマ?に、なれてますか?』
『――ああ、まさしく小悪魔って感じだな。……千枝、おかしあげるからイタズラしてくれ』
ありす『え、そういうイベントでしたっけハロウィンって?』
千枝『えへへ…わかりました♪ 千枝は、悪い子なので…イタズラしますよ!エイッ♪』ツンツン
『――にゃっ! わ、わき腹ツンツンはやめてえ!? くすぐったいあははははっ!!』
ありす『う、うわぁ…』
晴『こ、こいつマジでロリコンってやつなんじゃないのか……?』ドンビキ
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バニーガール(12)
蘭子『我が下僕! 戯れは後にせよ、目覚めの儀式の刻は近い!(ぷ、プロデューサー!遊んでないで衣装選び手伝ってくださいよぉー!)』
幸子『待ってください、プロデューサーはボクのオモチャなんですよ! 勝手に下僕扱いしないでくださいよ蘭子さん!』
蘭子『は、儚きバベルの塔よ!(こ、言葉の綾ですー!)』
輝子『ヒャッハアアアア!!! 親友は渡さねええ!!』
小梅『…え、えっと…あの子が、い、今は…押して押して押しまくれって…』
『――うおお、ちょっと待てお前たち一辺にこっち来るなって!?』
ありす『む、むむむっ?』
晴『み、みんなあんなやつのどこが良いんだ…マジでまったくわかんねえ……』
晴『ところで、橘はそれ何の衣装なんだ? おでこに張ってるのはお札…だよな?』
ありす『……えっと、キョンシーっていう妖怪です。中国におけるゾンビのような存在なんですよ』
晴『ふーん。で、いつそれウィキペディアってので調べたんだ?』
ありす『――し、調べてないです! 元から知ってましたよ、私は!』
晴『そうかそうか。……タブレットって便利だよなー、オレも買って貰おうかな』
ありす『人の話を聞いてくださいってば!?』
卯月「も、もうダメですプロデューサーさん……み、みんな可愛すぎてクラクラしてきました…ばたんきゅう」
未央「おお! しまむーがついにワンパターン感想から脱却の兆しを?」
凛「……未央のその弄り方もワンパターンな気がしてきたよ」
未央「はうあ!? な、なんというブーメラン……し、しぶりん、後のことはまかせたよ、私はもう……がくっ」
モバP「……コント好きだね、ホント」
凛「ほっといて良いよ、もう。……それより動画の話だよ」
未央「ちぇ~、なんだよぅノリ悪いぞー二人とも! ぶーぶー」
卯月「私は半分本気だったのに…うぅ…」
凛「えっと、蘭子さんと……あと【美しすぎるボクたち147's】の三人で合ってるよね?」
モバP「この頃は【カワイイボクと142's】だったけどね。不思議とこの三人はいつも身長同じなんだよなあ……」
卯月「す、すごいですね…」
未央「運命共同体ってやつ?」
モバP「なんか違う気がするけど、あながち間違いでもないかな」
凛「蘭子さんは、その…正直何言ってるかわからなかった……」
未央「ふっふっふ、瞳持たざる者よ! このちゃんみおが大体訳してくれるわ!」
卯月「す、すごい…未央ちゃんにはわかってたの?」
未央「らんらん姉様の麾下たる我にかかれば造作もないことよ! さあとくと聞け、傷つきし悪姫の言霊なるぞ!」
モバP「えっとね、衣装決められないから遊んでないで助けてーだって」
未央「あぁ~!? な、何で先に訳しちゃうかなー?」
モバP「いやだって前置き長いんだもん」
未央「真・地獄の業火!(ムカ着火ファイヤー!)」
卯月「衣装選び……そ、それだけのことだったんだ……」
凛「ていうかそれくらいなら仕草を見てればわかってたよね……」
卯月「蘭子さんは、えっと…中二病っていう病気なんですよね? し、心配です!」
未央「いや、ホントの病気じゃないからねしまむー」
凛「……ずっと気になってたんだけど、中二病っていうのは、中学生の時になるものじゃないの?」
モバP「まあ最もかかりやすいのが中学二年生ってことらしいけど、程度は別としてオトナでもそういう人はいるんじゃないかな?」
凛「そ、そうなんだ……ていうか蘭子さんがそうだもんね」
モバP「あの人の場合は突き抜け過ぎてて成人病だけどね、もはや」
未央「しかし未だに自分を曲げずアイドル界のトップを走り続けるらんらん姉様であった」
卯月「アイドル、アイドルって何でしょう?」
モバP「振り向かないことさ」
卯月「【美しすぎるボクたち147's】はウチの看板ユニットですよね! みなさん子供の時はとってもキュートでした!」
モバP「【にゃんにゃんにゃん】に並ぶ老舗看板だね。【カワイイボクと142's】を組んだ時はこんなに長続きするとは思わなかったけど」
凛「……へえ、最初はあまり馬が合わなかったとか?」
モバP「まあ三人とも個性強すぎるからね。水と油ときのこを混ぜるみたいなもんだよ」
卯月「な、なんかおいしそうな組み合わせですね」
未央「んん? ま、まあ手の加え方さえ間違えなければ確かに…?」
モバP「タマゴがあればきのこのマヨネーズ和えが! 炙りでも良いです」
卯月「私はバター醤油がおいしいって思います!」
凛「……お腹空くからやめようよ、食べ物の話は」
モバP「まあ要するに突き抜けた個性が上手いとこ化学反応したって話だね。エマルジョン万歳!」
未央「今はそれぞれがそのままのキャラでレベル99になったみたいな感じだよねー」
凛「……輝子さんなんて、へヴィメタル界に新風を巻き起こしたとかで一時期かなり話題になってたよね?」
未央「そうそう! ライブで必ずキノコを食べてからハイテンションで絶叫するパフォーマンスが大受けしてた!」
卯月「でも、……あのキノコが実は違法なんじゃないかって話があって、結構スキャンダラスな感じでしたよね?」
モバP「違法キノコ騒動は結局どっかの週刊誌のでっち上げだったって話で決着したけどね。そういう誤解をされるくらい輝子さんのパフォーマンスが鬼気迫っていたってことで」
凛「……なんか、ゴシップ誌ってハタ迷惑だよね。仕方が無いんだろうけど」
未央「でも、輝子さんはそのおかげで名前が売れたんでしょ? 結果オーライだったじゃん!」
モバP「……売れたっていうか、売りこんだけどね、うちの事務所が騒ぎに便乗して」
凛「……うちの事務所って逞しいね?」
未央「禍転じてなんとやらってやつ?」
卯月「流石ですね、頼りになります!」
卯月「小梅さんは、単独の仕事だとやっぱりホラー系が多いですよね。心霊番組で怪談の語り部とかよくやっているんですけど、その…怖すぎてちゃんと見れなくて……」
未央「あー、わかるよその気持ち。何か妙にリアルなんだよねえ小梅さんの怪談話……まるでホントに経験したことみたいな…」
凛「……」ギュッ
未央「ん? どったのしぶりん、急に黙っちゃって」
モバP「……凛、真顔で手を思いっきり握りしめてくるの止めて、ちょっと痛いってば」
凛「……」ギュウッ
モバP「だ、大丈夫だって、ほらほら、なにもこわくなーい!」
凛「……」フルフル
未央「(……あ、あれ? しぶりんってこんなに怖がりだったっけ?)」ヒソヒソ
卯月「(そ、そういえばこないだ凛ちゃんと一緒に小梅さんの心霊番組見たような…そのせいかな?)」ヒソヒソ
凛「ご、ごめんね……ちょっとおかしくなっちゃった」
モバP「いや、良いって。大丈夫だから、そんな気にしなくても……」
凛「……こんなんじゃダメだな。……やっぱり、幸子さんの自分に絶対の自信を持っている感じ、見習いたいよね」
未央「でもあそこまでこう…ドヤッって感じは中々難しいよねえ」
モバP「まあ、幸子さんはすごい努力家だからね。ちゃんとあれだけ堂々とするに足るだけの裏付けがあるんだよね、……絶対見せようとしないけど」
卯月「なるほど、やっぱり普段の頑張りが自信に結びつくんですね!」
モバP「そうそう、普段の頑張りがあるからこそバンジージャンプやらスカイダイビングなんて仕事も堂々とこなせるんだからね?」
未央「うっ、そ…そこらへんは出来れば見習いたくないです……」
モバP「つらい時もあるだろうけど、みんなも幸子さんに負けずにレッスン頑張るんだよ?」
卯月「もちろんです! 私、頑張るのが好きですから!」
未央「……ね、ねえプロデューサー? ちょっと前から思ってたんけどさ、最近ちょっと私たちのレッスンきつくなったよね?」
モバP「そりゃそうだよ、売り出し時だし時間も中々獲れないからさ。その分、密度を濃くしなきゃだし」
凛「……そうだったんだ。じゃあ、こうしておしゃべりする時間はすっごく貴重だね?」
卯月「そうだね! だからプロデューサーさん、もっといっぱい思い出話を聞かせてください! お願いします!」
モバP「はいはい、わかってますよ……」
卯月「でも、【にゃんにゃんにゃん】もそうでしたけど、こんなに長い間ユニットが続いてるのってスゴいですよね!」
凛「……うん、そうだね。私たちも、そういう風になれたら良いよね」
未央「なれたら、じゃないよ! 私たちも、絶対なるんだから! しまむーとしぶりんと一緒なら、不可能なんてないのだよ諸君!」
卯月「……!」フルフル
凛「……良いこと言ってるのに、どうしてそういう口調になるかな未央は」
モバP「照れ隠しでしょ、未央はいっつもそう」
未央「な、ななっ!? う、うるさーい照れてないやーい!」
卯月「――未央ちゃん! 未央ちゃん大好き! これからも一緒に頑張ろうね!」ダキッ
未央「わあ! しまむー急に抱きついてきたら危なっ、すりすりやーめーてー!」
卯月「えへへ~、ダメだよ~愛情表現だもん」スリスリ
凛「そうだよ、愛情表現だから素直に受け取らなきゃね未央?」
未央「ぐぬぬ、しぶりんめぇ~ここぞとばかりに普段のしかえ…うひゃっ!?」
凛「……ふふっ」スリスリ
モバP「……若いって良いなあ」シミジミ
未央「プロデューサーもピッチピチでしょ! っていうかちょっと助けてえ~!?」
《VID_20XX1224_X’masEve》
美世『みんなクラッカー持ったかな? それじゃあ……メリークリスマース&ハッピーバースデー、イヴちゃーん!!』
美優『……め、メリークリスマース! うぅ…何でこんな格好…』ミニスカサンタ
雪美『……、……はっぴばーすでー』
イヴ『めりーくりすますですよぉ~!! きゃあ、クラッカーすごいですぅ~!』
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原田美世(20)
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三船美優(26)
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イヴ・サンタクロース(19→20)
イヴ『きゃー! クリスマスパーティって初めてですけど、とっても楽しいですぅ~♪』
『――なあ、イヴ。お前ってサンタなんじゃなかったっけ? 今この瞬間、世界で一番忙しい人なはずじゃないの?』
イヴ『今年はアイドル活動を頑張ったから、サンタのお仕事は有給を頂いたんですよぉ~♪』
『――世界中の子供たちが悲しまないかそれ!?』
イヴ『だ、大丈夫ですよぉ~! 故郷のサンタクロース協会には、いっぱいサンタの資格を持った人たちがいますから』
美世『あー、そうなんだ。やっぱ一人じゃ大変だもんね?』
雪美『……、……過酷な労働条件……、多分……世界一?』
美優『で、でもこの年になってホンモノのサンタさんと出逢えるなんて……人生って、不思議ですね』
『――まあ、言うてイヴは去年サンタの仕事を完遂できたか怪しいけどな。全裸で段ボールな白人の女の子を見つけた時は、俺の頭がおかしくなったのかと……』
イヴ『あうぅ~、その件はもう忘れてくださぁ~い!』
晴『な、なあ橘? イヴ姉さんってマジでサンタなの? ……冗談だろ?』
ありす『そんなオカルトありえません、……と言いたいところですが、その…残念ながらというか』
晴『んなアホな……』
千枝『ち、千枝は前に一度、イヴさんのソリに乗せて貰いましたよ? ブリッツェンさんが引っ張る空飛ぶソリ、すっごく楽しかったです♪』
雪美『……私も、……寒かった、けど……また、乗りたい』
晴『え、ホントにホントにマジなの? みんなでオレを騙そうとしてない? ドッキリとかじゃないよな?』
やっぱりこれはそういうことなのか
雪美『……今どき、サンタクロースがいること……常識』
ありす『そうですよ晴さん。そんな調子だと学校で「うわっ、お前まだサンタ信じてねーのかよ、やーいやーいおっくれてるぅ!」とか言われちゃいますよ』
晴『……おかしい、絶対に何かおかしいぞそれ』
千枝『ありすちゃん、演技上手くなったよね? す、すごいなあ……』
ありす『えっ? あ、ありがとうございます。その、最近演技レッスンを頑張っていてですね…』テレッ
雪美『……ありすじゃなく……たちばな、は?』
ありす『――はっ!?』
美世『ねえねえイヴちゃん? 前から思ってたんだけど、イヴちゃんのソリって運転させて貰っちゃダメかな?』
イヴ『えぇ!? そ、ソリですかぁ? あの、……あれは、その…免許が必要でぇ』
美世『あ、やっぱり免許いるんだ? ……中型免許か大型二輪じゃダメだよね?』
イヴ『わ、わからないですけど、……た、多分ダメですぅ~』
美世『……ちなみに、どこ行けばその免許取れるの? やっぱグリーンランド?』
イヴ『そ、それは、あの…い、言っちゃダメってことになってて…ごめんなさい~』
美優『守秘義務があるんだ……でも、イヴちゃんってうっかり言っちゃいそう』
『――既に知ってはいけないはずの世の中の秘密を大分知っちゃってるけどね、俺ら』
美世『……ふふふっ、じゃあ来年のクリスマスにまた聞いちゃおっかな? あたし来年は、とびっきり良い子でいるからさ、お願いねサンタさん!』
イヴ『そ、そういうクリスマスプレゼントはダメですよぉ~!』
『――でも、今日は残念でしたね美優さん? その格好、先輩に見せるつもりだったんですよね?』
美優『へっ? い、いえ…そんな訳では…この格好は、その…イヴちゃんが…』ミニスカサンタ
美世『まあまあ、彼は急なお仕事だったんだから仕方ないよ! 元気だしてよ美優さん!』
美優『いえ、あの…ですからそういう訳では…』
晴『なあ、何の話だ?』
イヴ『オトナの話ですよぉ~♪』
千枝『お、オトナのお話…千枝も、聞きたいです!』
美世『だってさ美優さん? オトナのお話、フルスロットルでしてあげちゃおっか?』
美優『え、えぇっ!? だ、ダメですよ…!』
『――まあまあ美優さん。おいしいシャンパンがありますよ、ささっグイッと』
美優『あら、これはどうも…ってそんな手には乗りませんからね!』
イヴ『あ、私もお酒に挑戦してみたいですぅ~!今日からハタチですから♪』
卯月「い、イヴさんって、……ほ、ホントにサンタさんだったんですか?」
凛「……これがもし本当だったら、ものすごい発見じゃない?」
未央「せ、世界史の教科書に載るレベルだよね、これ……」
モバP「気にしたら負けだよ、うん」
卯月「で、でもイヴさんって……今もこの動画とまったく姿が変わってないですよ!」
凛「……確かに、言われてみればプロフィールの割に見た目が若すぎるというか、……もしかして、年を取ってない?」
モバP「その可能性は捨てきれない」
未央「妖精さんか何か?」
モバP「サンタなんだから聖人でしょ。……あ、これも一種の聖人病?」
凛「……プロデューサー、ある意味シャレになってないよそれ」
卯月「そ、そういえばこの前事務所に新人さんが入ってきたよね?」
凛「久々の海外勢ってことで社長も張り切ってたよね。……それがどうかした?」
卯月「いや、あの子って…その、確かイヴさんの紹介で事務所に来たって…」
未央「あ、そういやそんなこと言ってたかも。……え、あれっ、も、もしかして?」
モバP「ここ数年間のイヴさんの活躍があって、グリーンランドのある地域で局地的にアイドルブームなんだってさ、今」
未央「な、なんてこった……こうやってこの事務所はサンタクロースの修行の場となっていくんだね」
凛「……何か、魔女っ子アニメにありがちな設定っぽいよね、それ。奈緒が好きそうなやつ」
モバP「まあ夢と希望を届ける職業って意味じゃサンタもアイドルも同じだからね」
卯月「なるほど!今すっごく納得しました!」
凛「……や、やっぱり何かがおかしい気がする」
未央「にしても、サンタクロース業界でアイドルブームかぁ……、今度イヴイヴさんにに詳しく訊いてみようかな?」
卯月「プロデューサーさんはイヴさんの故郷のこと、お詳しいんですか?」
モバP「まあ世間一般の人よりは詳しいと思うけど、でもイヴさんは何だかんだ故郷のことは話はのらりくらりとはぐらかすからねぇ……」
凛「そうなんだ。……でも故郷でアイドルがブームって話はしてくれたんだね?」
モバP「いや、それは別ルートの情報源から仕入れたネタだからさ」
未央「べ、別ルート!? ま、まさかイヴイヴさん以外にもサンタ業界からやってきたアイドルが?」
卯月「あ、わかりました! 例の新人さんから聞いたんですね?」
モバP「いや、ブームに火が付き始めた頃に美世さんがトップスピードな速報で教えてくれた」
凛「……え、なんで美世さん?」
モバP「……美世さんは、ここ数年の間にちょっとしたアルバイトというか副業に応募していて、見事に受かっちゃったのです」
卯月「アイドルが副業…ですか? 乗り物好きの美世さんのことだから、レース関係とか?」
モバP「いや、その……サンタのバイト」
凛「――!?」
モバP「どうしても空飛ぶソリでドライブしたかったらしくて」
未央「な、なんと!?」
モバP「サンタ史上初めてサンタ以外が免許を取った、とかいう話で……」
卯月「――す、すごい!! 諦めなければ夢は叶うんですね! アイドルってやっぱり素敵です!!」
未央「おかしい、やっぱり何かが、いや全てがおかしい」
凛「……アイドル、アイドルってなんだろう」
モバP「ためらわないことさ」
未央「……ち、違う人の話をしよう。えっと……この、恥じらう様子がたまんねえぜぐへへみたいな感じで妙に色っぽい女の人は何て名前なの?」
モバP「なかなか的確な表現をするね、みおっさん。……彼女は三船美優さんっていうアイドルで、結構人気があったんだけど、その絶頂期に引退しちゃったんだ」
卯月「あ、私はその時のこと覚えているかもです。テレビで引退会見されていましたよね?」
モバP「そうだね、結構ワイドショーとかで取り上げられてたから……」
凛「……美優さんは、どうして引退しちゃったの?」
モバP「体力的にも年齢的にもこれ以上は望めないっていう理由だったかな。……表向きは、ね」
未央「ほう? してその心は?」
モバP「まあ円満退社とだけ……」
卯月「えぇ~! すっごい気になります!」
未央「ちょこっと!ちょこっとだけで良いから教えて!」
モバP「ダメだってば、……本人の希望で、引退後は所在を明かさず静かに暮らしたいって意向なんだって」
凛「……もしかして、何かトラブルに巻き込まれていた、とか?」
モバP「ああ、そういうのじゃないから安心して。……美優さんは美優さんなりの幸せを掴んでいるはずだからね」
未央「ふぅーん? なるほどね、……まあ、何となくわかったよ」
卯月「えっ、今のでわかったの!? 未央ちゃん…やっぱすごいね?」
未央「アイドル引退、静かに暮らしたい、円満退社……これらのキーワードが示すことは、――ずばり恋愛沙汰ですな?」
凛「……そうなの、プロデューサー?」
モバP「ノーコメントで」
未央「ふっふっふ、まあ人の恋路をあれこれ掘り下げるのも野暮だからね、今日のところはこれくらいにしておこうかワトスン君!」
モバP「はいはい、ありがとホームズ」
モバP「……ふぅ、ゴメンちょっとお手洗い行ってくるね」
未央「はいよー♪」
凛「……あ、逃げちゃダメだよ?」
モバP「逃げないってば、良いから大人しく待ってなさい」
卯月「はーい♪」
モバP「まったく……」
――実はあのクリスマスのムービーファイルには続きがある。
タブレットを抱え、手洗いに行くフリをしてまで部屋を出たのは、懐かしい気分に抑えがきかなくなってしまったのと、
……あの子たちの前で見せると不味い部分があったのを覚えていたからだ。
《VID_20XX1224_X’masEve2》
美優『ですがら~あの人ったらひどいんですよぉ~、うう~もっと酒もってこーいにゃはは~♪』
『――あ、あの…美優さん、……もうわかりましたから、ちょっとペース抑えて…』
イヴ『あら~私の服はどこですかぁ~♪ ブリッツェーン! あはははは~☆』
雪美『……イヴ、……お願いだから、……服着て』
晴『う、うわぁ…大惨事だ…』
千枝『お、オトナになるって大変です……』
美世『酒は飲んでも飲まれるな!飲酒運転ダメ絶対!あたしとみんなの約束だぞ♪』
ありす『……美世さんが言うと説得力がありますね、良い意味で』
モバP「停止っと。……美優さん、元気にやってると良いなあ」
アイドル三船美優は、引退をした後、彼女の専属プロデューサーであった人物(自分にとっては先輩にあたる)と密やかに結ばれている。
この事実を公表していない真意は、美優さん以外にはわからない。
おそらくだが、一人のアイドルとして、彼女なりに思うところがあったのかもしれない。
アイドルにとって、結婚は大きな転機だ。
そして、大抵の場合は良いことよりも悪いことの方が多く、メリットよりもデメリットの方が大きい。
――愛しい人と結ばれる幸福と、アイドルとしての輝き。
それが必ずしも相反する要素でないことを自分は知っているし、最近は結婚・出産を経ていわゆる『ママドル』としてカムバックを果たすアイドルも少なくない。
結婚は、必ずしもアイドルにとっての『寿命』ではない。それはやはり、あくまで転機でしかないはずだ。
そして、……だからこそ美優さんは、自らガラスの靴を脱ぐことを決めたのだろう。
事務所で最後に見た彼女の、儚げで淋しそうな頬笑みが、今も心に残っている。
それは、三船美優というシンデレラの……とても潔く、美しい幕切れだった。
未央「おっ!逃げずに帰って来たね? 偉い偉いぞワトスン君!」
モバP「それまだ続いてたの? 都さんが拗ねちゃうよ、そんなことしてたら」
凛「……都さんも、昔からあの探偵キャラだったの?」
モバP「うちには良くも悪くも自分を曲げない人が多いからね」
卯月「塵も積もれば山となる、ですね! 頑張るって素敵です!」
モバP「卯月は使うことわざも普通だね?」
卯月「がーん」
あぁ、美優はもう三船さんじゃないからな
幸せにやってるよ。俺とな!
http://i.imgur.com/6TaRSVP.jpg
出来あがった美優さん
貼り忘れるとこだった…
凛「……こういう時に使えることわざって、他にどんなのがある?」
モバP「……えっと、雨だれ石を穿つとか、あと一念岩をも通すとか」
未央「おお、すごい! こんなにスラスラと普通じゃないことわざが出てくるなんて、さっすがプロデューサー!」
モバP「どうもどうも。……いやあ、タブレットって便利だよね」ポチポチ
卯月「ちょ、ちょっと待ってください! え、えっと……お、怒っていいよね? 怒って良いですよね、これ?」
凛「……ふふっ、卯月がおろおろしてる。かわいい」
未央「おろおろする姿も普通だね、しまむー?」
卯月「うわーん味方がいないー!」
モバP「はいはい卯月は普通にかわいいよ。じゃあ、そろそろ次のムービー見るなら見ようか?」
未央「そしてこの華麗な話題のすり替えである」
卯月「……え、普通にひどくない?」
《VID_20XY0101_NewYear’sDay》
茄子『あけまして、おめでとうございまーす♪』
周子『お、明けたね。おめっとさーん』
みりあ『わぁい!おめでとー!ことよろー!えへへっ』
菜々『おめでとうございます! ……また一つ、年が明けちゃったなあ』ボソッ
http://i.imgur.com/Bujwzuq.jpg
http://i.imgur.com/i6mmLQ5.jpg
鷹富士茄子(20)
http://i.imgur.com/nOinayN.jpg
http://i.imgur.com/ZKGXPlN.jpg
塩見周子(18)
http://i.imgur.com/cxL4OUX.jpg
http://i.imgur.com/dxwkTDi.jpg
赤城みりあ(11)
http://i.imgur.com/BKeke7l.jpg
http://i.imgur.com/JC2yzqE.jpg
安部菜々(永遠の17才)
そうか…橘さんは…もう…
>>124
訂正
×鷹富士茄子(20)
○鷹富士茄子(20→21)
『――はい、明けましておめでとう、そして茄子は誕生日おめでとう!……子供組は、夜更かしは今日だけだからな?』
ありす『それはまるでオトナなら夜更かしして良いように聞こえますね?』
晴『そうだそうだ、言ってやれ橘! オトナばっかずるいって!』
菜々『いや、夜更かしはオトナになってからするとお肌が……ってわあ!違う違う何でもないですよぉ!』ワタワタ
みりあ『あははっ、急にどーしたの菜々ちゃん?』
周子『菜々…さん、最近もう隠す気ないんじゃないかって思う時あるよね……?』ヒソヒソ
茄子『ま、まあ…ちょっと危なっかしいですよね。私たちがきちんとフォローしてあげましょう♪』ヒソヒソ
『――いやもう、いっそバラしちまった方が本人のためなんじゃ……』ヒソヒソ
千枝『で、でもやっぱり夜更かしってオトナな感じがします!千枝も今日はオトナになれたような気分ですから!』
菜々『菜々はいつまでも子供でいたかっゲフンゲフンって何でもないんですよぉー!?』
晴『な、なんだよ菜々姉さん。年明け早々テンション高いなあ…』
『――オトナになるって悲しいことなのよね、わかるわ』
千枝『ち、千枝にはよくわかりま、じゃなくて……わ、わからないわ』
菜々『ついなんです、つい~!!』
茄子『菜々…さん、ちょっと落ち着きましょう、ね?』
菜々『さ、さん付けは止めてくださーい!?』
晴『おおっ、菜々姉さんがありすみたいなこと言ってるぞ』
みりあ『あはは、ホントだね~ありすちゃん?』
ありす『わざとですか、わざとですよね?』
千枝『……でも、ホントは千枝もありすちゃんって呼びたいです!』
晴『そーだぞありす。オレもありすって呼びたいぞありす』
ありす『千枝さんはともかく、晴さんのは悪意を感じるんですよ!』
みりあ『ありすちゃんって可愛くて良い名前なのに、……みりあだって似たようなものだよ?』
ありす『私は元ネタが世界レベルで有名すぎるんですよ、……だから気遅れしちゃうんです』
みりあ『ふぅーん? あっ、私の名前も元ネタってあるのかな? 今度お父さんとお母さんに訊いてみよっと♪』
菜々『みりあちゃんはどちらかと言うと名字のほうゲフンゲフンって何で菜々はこうなんですかぁ~!?』
周子『菜々…さん、もしかして甘酒で酔ってるん?』
茄子『み、未成年ですからね、お酒には慣れてないですもんね、あはは~』
『――甘酒ってほぼソフトドリンクだけどね、ははっ』
みりあ『んん~、なんかもう眠くなってきたかも……』
『――ん、そうか? どうする、やっぱ初詣は明日ってか今日の朝にしとくか?』
みりあ『んーん、大丈夫……むにゃ…』
茄子『あらら、ちょっと無理そうですかね?』
周子『……てか今から近くの神社行っても混んでるじゃないん?』
ありす『その可能性は大いにありますね……』
晴『えーマジかよ。じゃあやっぱ明日にしとくか?』
みりあ『やだー、今行きたいー』
千枝『ち、千枝もできれば今がいいです』
ありす『私も、せっかくなので…』
菜々『じゃ、じゃあ急いで準備して、シュパパッと行ってきちゃいましょう!早くしないと、余計に眠くなっちゃいますからね!』
『――子供たちの希望を汲みつつも、主に自分のお肌のためにも夜更かしはしたくない複雑な乙女心』
周子『オトナの思考回路だよねえ……』
菜々『』
茄子『も、もう二人とも。ダメですよ、ああっ菜々…さん、固まっちゃった…』
卯月「あれっ? もう映像おしまいですか?」
モバP「いや、神社で撮った映像が確か……ちょっと待ってね」
未央「小悪魔系ファッションのカリスマみり姉様も、この頃はかわいいお子様ですなあ……」
モバP「いや、多分だけど割とわがままで甘え上手って本質は昔と何も変わってない」
卯月「そうなんですか? でも、みりあさんってとてもしっかりされた方ですよね?」
モバP「そうだね、後輩の面倒見も良いし……よくやってくれていると思う」
凛「……」
未央「あと、やたらと肌が白くて綺麗な人いたね?」
モバP「ああ、塩見周子さんだね。京都の和菓子屋さんの娘さんで、アイドルはもう引退しちゃっているけど、今は地元で和風ダーツバーを経営しているって話」
卯月「和風ダーツバー!」
未央「それは中々普通じゃないね、しまむー?」
卯月「み、未央ちゃんのばかー!」
未央「おおぅ…しまむーのキュートハートはもうズタボロだったか…」
未央「えー、でも面白そう和風ダーツバー!」
卯月「今度、もし京都でお仕事があれば行ってみたいです!」
モバP「んー、周子さんのとこはお酒も出しているみたいだから…みんながもうちょっとオトナになってからね?」
未央「えぇ~! そ、そんな…わたくし、あと5年も待つなんて耐えられないわ……!」
卯月「あ、えへへ…私はあと3年だー♪」ドヤッ
未央「しまむー、3年だって普通に長いよ…」
卯月「う、ううぅ…、また普通って」
未央「あ、ごめんごめん、つい☆」
凛「……」
未央「っていうかしぶりん? どったの黙り込んじゃって?」
凛「……ねえ、菜々…さんって、もしかしてこの時から17歳だったりするの?」
モバP「そりゃそうでしょう、永遠の17歳だから」
凛「菜々さん、ある意味トップアイドルだよね……まだ現役で、しかも最前線にいるし…」
モバP「これまた一種の星人病だね、なんちゃって」
卯月「――う、ウサミン星人は弛まぬ努力の結晶なんですよ! 私は大ファンですからわかるんです!」フンスッ
未央「し、しまむー? どったの急に?」
卯月「菜々さんのこと、ちっちゃい時からずっと応援してました! でも真実に気付いた後は、もっと好きになったんです! ……菜々さんは、アイドルとしての私の目標なんです!」
凛「う、卯月…そうだったんだ、知らなかった…」
未央「(あ、これ茶化しちゃいけないヤツだ……)」
モバP「うんうん、やっぱり卯月は普通に良い子だなあ……」
卯月「ま、また普通って言われた!」
モバP「お、続きの映像見つけた。じゃあ流すねー」
卯月「そして普通に流された! む、むぅ…」
未央「(普通にかわいい)」
凛「(普通にかわいい)」
《VID_20XY0101_Shrine》
茄子『さてさて、神社に着きましたよ~♪』
周子『おお、意外と空いてるじゃん。ラッキー』
『――まあ、茄子がいるからこれくらいはね?』
茄子『おまかせあれ~♪』
菜々『茄子さんといると、出かける場所が混んでいた試しがないですよね』
茄子『スキスキ大好きう~どっかん!』
周子『……?』
菜々『えっ、菜々の曲の歌詞、ですか…?』
周子『ああ、もしかしてライクの「好き」と混んでないの「空き」ってこと?』
『――わかりにくい、わかりにくいよ茄子』
茄子『う、うぅ…幸運じゃダジャレの出来はカバーできないんですね……』ヨヨヨッ
みりあ『――んみゃ? も、もう神社着いたの?』
『――そうだぞ、だからもう起きて降りような?』
みりあ『うぅ~、やだーあと5分…』
千枝『みりあちゃん、プロデューサーさんにおんぶしてもらって、良いなあ…』
周子『そうだよねえ、……ラクチンそうだし帰りはあたしおぶってもらおうかな?』
千枝『えっ?』
茄子『あら、良いですね。それなら…せっかくの誕生日ですし、私もお願いしますね♪』
千枝『ええっ!?』
『――いやいや、何言ってるんだ2人とも』
周子『まあまあ、タダでとは言わないよ。……あててんのよ、サービスしとくよ?』
茄子『ふふっ、……じゃあ私は、ぎゅっとして幸運のおすそわけしてあげますね♪』
『――そ、それは!……いやいや、ダメダメ!!非常に魅力的な提案だがアカンでこれは…罠の臭いしかしない!』
周子『そんなことないって、ほれ』ギュッ
茄子『うふふ、お試し期間ですよ~』ギュッ
『――こ、こらくっつくな! くそう、みりあを背負っているせいで抵抗できぬ!』
菜々『ふ、二人ともアピールの仕方がわかゲフンゲフン』
ありす『プロデューサー、鼻の下伸びてます』
『――な、なに!? くっ、み、見るな…男のサガなんだよちくしょー!』
晴『……』ジトー
『――な、なんだよ晴? どうかしたか?』
晴『……お前、オトナの女の人もいけるのか? ロリコンってやつじゃなかったのかよ?』
千枝『……』ピクッ
周子『えっ、マジ? プロデューサーはロリっ子が好きなん?』
茄子『さすがに、どんな幸運があっても子供には戻れませんねえ、残念です……』
『――ちょっと待って、失敬な!誤解だって、俺は普通にオトナの女性が好きだよ!!』
千枝『……千枝、決めました。一日も早くオトナになります』メラメラ
ありす『め、目が本気だ千枝さん……』
モバP「とまあ、こんな感じで深夜のうちに初詣を済ませて、次の日はみんなして夕方くらいまで爆睡していたかな」
未央「な、なんという寝正月……」
モバP「まあ、アイドルなら正月暇してたらいけないと思うんだけどね、本来は」
凛「……仕事、なかったの?」
モバP「この頃はまだまだ事務所も弱小だったからね。……今みたいに勢いが出てくるのは、もうちょっと後のことだから」
未央「つらい時代があったんですなあ……」
モバP「でも、この映像の年に限っては、寝正月だったのは茄子さんのせいだと思う。……茄子さん、お正月を事務所のみんなと過ごしたがっていたから」
卯月「そ、それでお仕事が来なくなっちゃうんですか?」
モバP「幸運の女神様だからね、茄子さんは」
凛「……ま、まさかサンタさんと似たようなジャンルの存在なの、茄子さんって?」
卯月「そ、そういえば茄子さんも動画と今でまったく見た目が変わっていないような…?」
モバP「そこらへんはノーコメントで」
未央「ま、マジかあ…、今度会った時に聞いてみよっと」
凛「……そういえば、おみくじなんかは常に大吉だって前に言っていたかも、茄子さん」
卯月「す、すごい…私なんて今まで吉しか引いたことないのに。……覚えているだけでも、もう10年分くらいずっとそうなの」
モバP「それは、……普通じゃないね卯月」
卯月「えっ?」
モバP「吉しか引かないなんて、普通の確率じゃあり得ないよ。それこそ、茄子さんレベルの星の巡り合わせがないと」
未央「……確かに、サイコロでずっと一の目を出し続けるみたいなことだもんね?」
凛「10年以上ずっとおみくじが吉だっていうなら、……それこそ天文学的な数字になりそう」
卯月「あ、そうか……そ、そうだよね! な、何で今まで気がつかなかったんだろう?」
卯月「――や、やった!やりました! ついに、私にも普通じゃないところが……本当の私、デビューです! えへへっ♪」
未央「そしてしまむー、この喜びようである」
卯月「だって嬉しいんだもん!普通じゃないってすごいよ! 私ってホントに、何をやってもずっと普通だったから……」
凛「……あのさ、卯月が普通だっていうなら、世の中の『普通』はすっごくレベルが高くなっちゃうよ?」
卯月「えっ?」
未央「そうそう!それに、普通なことって、そんなに悪いことじゃないって思うけどな」
卯月「ええ、そうかなあ?」
モバP「あのね、卯月は誰が見ても普通に可愛いんだよ? これは嘘でもお世辞でもなくて、仕事を通じて得た実感でもあるし、卯月のファン層は老若男女を問わないってデータもある」
卯月「……ほ、ホントですか?」
モバP「……どんな人にだって普通に可愛いって思われるってことは、全然…普通じゃないんだ。わかるよね?」
卯月「は、はいっ!……あの、プロデューサーさん! 私、これからも精一杯…頑張りますね!」
モバP「――という真面目な話はどうだったかにぃ~? うきゃー☆ 照れるぅ~☆ ……はい、もう次行って良いかな?」
未央「だああ、台無しだよプロデューサー!?」
卯月「ひ、ひどい…私、ちょっと感動してたのに…」
凛「(……き、きらりさんの真似うまいなぁプロデューサー)」
《VID_20XY0214_Valentine’sDay》
フレデリカ『さてさて~♪ 今日はなんの日でしょー?』
ナターリア『ナターリア知ってるよ!チョコあげる日ダ、バレンタインデー!』
フレデリカ『ぶっぶ~! そうだけど違いまーす!』
ナターリア『エッ!? じゃ、じゃあなんダ……?』
『――誕生日だろ、フレデリカの。……という訳で、ほいプレゼント』
フレデリカ『えー、正解だけどなんか投げやりだね……でも嬉しい!』
ナターリア『フレデリカ誕生日だったのカ! プロデューサーよく知ってたナ、スゴイ!』
『――そりゃプロデューサーですから。……そもそも数日前から本人と一緒にプレゼント選ばされているし』
フレデリカ『だってプロデューサーさんからのプレゼントだもん。……せっかく貰えるんだから、ずっと大事にしたいじゃない?』
『――そういうもんかね、俺にはよくわからんのです』
http://i.imgur.com/9mjdein.jpg
http://i.imgur.com/1ngOqAZ.jpg
ナターリア(14)
http://i.imgur.com/1Xy50zi.jpg
http://i.imgur.com/ACeBFGf.jpg
宮本フレデリカ(19→20)
こういうノスタルジックなの好きだわ
支援
フレデリカ『はい、という訳でおかえしね? アタシからは手作りチョコレートのプレゼントだよ♪』
ナターリア『ナターリアも、フレデリカと一緒にガンバッテ作ったカラ、……ホンメーのチョコレート!』
『――おお、ありがとう! いやあ役得役得…プロデューサー冥利に尽きるなあ。……ん、ホンメー?』
フレデリカ『ほらほらナタちゃん、ちゃんとアレもやらないと…だよ!』
ナターリア『ワカッタ! ……プロデューサー! ナターリアはきっと、チョコレート味でおいしいヨ?』ダキッ
フレデリカ『ホワイトチョコレートもオススメだよー♪ ほら、試してみない?』ダキッ
『――のわっ!? ちょっと待て!そういうイケナイチョコレートはダメだっての!?』
フレデリカ『まあまあ、良いではないか~♪』
ナターリア『良いではないカー、アハハっ!』
『――ぬうううう! チョコレートというよりマシュマロおおおお!! へるぷみー!!』
千枝『あ、あれがオトナのチョコレート…ですか?』
ありす『ど、どうしましょう、……私たちのチョコをあげられるような雰囲気じゃないですよ?』
千枝『……で、でもここで引いたら負けな気がします!』
晴『最近、あいつがロリコンなのかどうかわからなくなってきたな…』
ありす『デレデレですもんね、プロデューサー』ジトー
千枝『……うぅ、やっぱり千枝は早くオトナになりたいな』
未央「な、なんというモテ男――うらやまけしからん!!」
卯月「い、イケナイチョコレート……ま、マシュマロ? わ、私にもできますかね?」
モバP「えっ、卯月もあれやりたいの!?」
未央「おお、しまむーが身体を張るつもりだ!よーし、こうなったらしぶりん、私たちも!」
凛「……なに?」ギロッ
未央「いえ、なんでもありまへん」
この設定は面白いな
卯月「フレデリカさんはトップモデルとして活躍されていますよね! この事務所の出身だったんだなんて……!」
モバP「卯月たちが事務所に入るちょっと前に引退しちゃったからね。引退って言うか、独立なんだけど」
未央「むぅ、残念すぎる……意外とお茶目な性格してたし、絶対仲良くなれたのに!」
凛「……フレデリカさんは、どうしてアイドルを辞めちゃったの? アイドルのままでもモデルの仕事はできるよね?」
モバP「オリジナルブランドを立ちあげて、服飾デザイナーもやっている多忙な身だし、本人も将来的にはデザイナーに専念したいって意向だったから、だね」
凛「……なるほどね」
未央「しぶりんってさ、もしかして意外と洋服とか興味ない?」
凛「え、そんなことないと思うけど……なんで?」
卯月「えっとね、フレデリカさんのブランドは最近のトレンドになってきてるんだよ!」
凛「そ、そうなんだ、……知らなかった」
未央「いけませんなあ、しぶりんさんや……トップアイドルを目指す身としては、若い子の流行にも敏感じゃないといけませんぞ!」
凛「うっ、返す言葉もございません……」
モバP「まあ、フレデリカさんのブランドは凛の好きそうなジャンルからは外れてるし……多少は、ね?」
卯月「ナターリアさんってこの動画の時はおいくつだったんですか?」
モバP「えっと、……14歳だったかな、確か」
未央「14歳にしてこのわがままボディかあ……さっすがサンバの本場からやってきただけはあるね!」
凛「(……あ、サンバのホンバ、ちょっとおもしろい)」
卯月「サンバのホンバ!ホンバのサンバ!」
未央「へっ? あ、あぁ…いやシャレのつもりはなかったんだけどなあ…あはは~」
モバP「ああ、それ一番こんな時どんな顔すればいいかわからないパターンのやつね、わかるわ」
モバP「ん~、まあスタイルに関して言えば未央も見劣りはしないんじゃないの?」
未央「おおっ、ホントに? えへへっ私も捨てたもんじゃないねー♪」
モバP「今のナターリアさんはもっとスゴイけどね。事務所の先輩だし、みんな知ってると思うけど……」
凛「……何をしたら、こう……あんなにメリハリのある身体になるんだろう」
卯月「や、やっぱりサンバかな?」
モバP「あー、サンバだろうねえ」
未央「サンバってすごいね?」
凛「……うわあ、頑張ろう。私もサンバしよう」
《VID_20XY0309_WakuwakuMarriage》
楓『――以上を持ちまして、友人代表のスピーチを終えさせて頂きます。……これからは、留美さんとお仕事でわーくわくできないことが、同僚としてちょっぴり淋しいです。……友人代表、高垣楓でした』
<パチパチパチパチ クスクス…フフフ…
『――名字が変わって和久井さんがわくわくさんじゃなくなっちゃったから、ってか? 楓さんは披露宴の場でもブレねえなぁ……』
千枝『る、留美さんのドレス姿……オトナです…』キラキラ
ありす『お仕事で着ていた姿を見たこともありましたけど、ホンモノはやっぱり輝きが違いますね……』
晴『そういや橘も着てたな、ウエディングドレス』
ありす『……そうですね、誰かさんの仕事にかこつけた趣味に付き合わされて、ですけど』
『――誰のことかなあ、さっぱりわかんないなあ?』
http://i.imgur.com/Za781gI.jpg
http://i.imgur.com/vpoNRSO.jpg
和久井留美(26)
http://i.imgur.com/1FYbLmy.jpg
http://i.imgur.com/qnvtW3y.jpg
高垣楓(25)
http://i.imgur.com/gwYsac3.jpg
誰かさんの趣味
千枝『い、良いなあ…! 千枝も着てみたいです、ウエディングドレス』
ありす『未婚の女性が着ると婚期が遅れるらしいですけどね』
千枝『や、やっぱり千枝は着たくないです……』
晴『迷信じゃねーのかそれ? 留美姉さんだって仕事で着てたけど、その後ホントにこうなるまで割とすぐだったじゃん』
『――留美さんの場合は、注ぎ込んだ情熱が段違いだからあんま参考にならん』
ありす『っと、もうすぐ私たちの出番ですね。そろそろ準備に向かわないと…。あの、プロデューサー?』
『――おう、まかせとけ。バッチリ撮っておいてやるからな!』
晴『ははっ、オレのオヤジみたいに手ぶれしまくんなよ?』
千枝『が、頑張ってきます! うぅ…お仕事より緊張するかも』
タブレットで10年ってん?
と思ったが
作中の時間軸は今より未来で
映像がちょうど現在くらいなのか
聖『そ、それでは…続きまして…私たちCGプロダクション…留美さんをお祝いしたい子供の会から、……留美さんに歌のプレゼントです』
ありす『お仕事やレッスンの間に、みなさんと一緒に練習してきました』
薫『せんせぇ、あ…えっと、かおるのプロデューサーさんや、千枝ちゃんたちのプロデューサーさんにもいっぱい手伝ってもらいましたー!』
晴『えー、精一杯歌うので、その…精一杯歌います!』
桃華『どうか、最後までお聞きくださいますよう……』
千枝『よ、よろしくお願いします…!』
みりあ『よろしくおねがいしまーす♪』
雪美『……』ペコリ
聖『……それでは、聞いてください。……レミオ□メンで、「3月9日」』
――新たな世界の、入口に立ち
――気付いたことは、一人じゃないってこと
――瞳を閉じればあなたが、まぶたの裏にいることで
――どれほど強くなれたでしょう
――あなたにとって私も、そうでありたい
『――ははっ、留美さん泣いてやがるよ……』
『――そりゃそうか、……ちびっこたち、みんな頑張ってたもんなあ…』
『――いやあ、これは最高の贈り物になったな』
『――うん、良かったな……留美さん、末永くお幸せに』
モバP「……で、この写真は、号泣しちゃった留美さんがお色直しして出てきた時のだね」
卯月「う、うわあ…良いですねえ、綺麗ですねえ! 結婚って素敵ですねえ!」
凛「……この人も、アイドルだったんだよね? 結婚って、色々と大変だったんじゃない?」
モバP「普通はそうなんだけどね。……でも留美さんの場合は不思議とファンから結婚を後押しされてたっていう珍しいパターンだったから」
卯月「留美さんのお相手は、どういう方なんですか?」
モバP「担当プロデューサーだった人だよ、まあよくある話だね。……ホントはよくある話じゃいけないんだけどね、うん」
未央「禁断の恋ってやつだね? 良いね良いね、燃えるよねそういうの!」
凛「……まあ、身近な人にもそういう人はいるけどね」チラッ
モバP「それについては、ノーコメントです」
未央「それにしても、かえ姉様は昔も相変わらずだったね! 思わず吹き出しそうになっちゃったよ!」
凛「……今はもう大女優といっても過言ではないけど、……でも、謎の親しみやすさがあるよね楓さんは」
卯月「ふっふっふ、――実は私、ハタチになったら楓さんにごちそうしてもらう約束してもらっているんです!」ドヤッ
モバP「へえ? 楓さんと仲良いんだね、卯月……どこに連れてってもらうの?」
卯月「えっと、楓さんの行きつけのお店だっておっしゃっていました!」
モバP「へ、へえ~、そう。行きつけのお店、ね」
未央「むむう、しまむーばっかずるいぞ! こうなったら、私もお願いしてみよっと」
凛「……未央は5年後、卯月でも3年後の話だよね? なんか、気が早くない?」
卯月「えへへっ、まだまだ先のことだってわかってるけど、でも…楽しみだなぁ~♪」
モバP「(楓さんの行きつけの店がよくある居酒屋だってのは黙っておいてあげた方が良いのか…微妙なラインだなあこれ……)」
未央「ちびっこ連合の合唱もズル可愛いかったねえ! ありゃあズルイよ、あんなの誰だって泣くよ!」
卯月「そうだよねえ、ズルよねえ……」グスッ
モバP「時空を超えたもらい泣き!?」
凛「……あの歌って、卒業ソングじゃなかったっけ?」
モバP「今は卒業ソングとして定着しているけど、元々はメンバーの友達の結婚式用に書き下ろした歌なんだってさ」
未央「おお、明日使える雑学が増えましたなあ!」
凛「……にしても、聖さんって、子供の頃から歌がズバ抜けて上手かったんだね?」
モバP「うちの事務所じゃ珍しく、色モノに頼らず歌唱力のみで勝負するっていう王道ど真ん中を歩み続けてきたからね、聖さんは」
卯月「765プロの如月千早さんとはずっとライバル関係なんですよね?」
モバP「ライバルというより、歌の道を究める同志とか、そんな感じだったような。プライベートでもよく連絡取り合ってるし……いや、歌の話だからプライベートじゃないのかな、あれは」
モバP「聖さんは、ただ上手いだけじゃなくて、色んな人の声質との親和性も高いんだよね。合唱もそうだけど、ユニットに聖さんがいるだけで安定感が段違いになるんだ」
凛「……透きとおっていて、優しく包み込むようでいて、それでいで心を揺さぶる歌声、だよね」
未央「おお、渋谷凛(15)がなんか詩的な表現をしている!」
凛「……えいっ」ツネッ
未央「い、いひゃいいひゃい!ごめ、ほっへはやめふぇぇ~」
モバP「未央は懲りないなあ…」
卯月「あのプロデューサーさん! ……私、歌に関しては聖さんを目標にしたいんですけど……ちょっと高望みし過ぎですか?」
モバP「いや、目標を高く持つことは大事だよ。良いんじゃないかな、目指す中で見えてくるモノだってあるだろうし」
卯月「そうですよね、……わかりました! 島村卯月、これからも精一杯頑張ります!」
未央「そして島村卯月(17)は相変わらずのコメントを残すのであった!」
卯月「……えいっ」ツネッ
未央「い、いひゃいひゃい!らからほっへはやめふぇぇっへ~!」
モバP「未央は実にばかだなあ…」
《VID_20XY0402_HANAMI》
早苗『みんなちゃんと飲みモノ持った? おっしゃー! それじゃ、カンパーイ!!』
あい『……何だろうね、せっかくの花見なのに嫌な予感しかしないのは』
薫『あ、千枝ちゃん!見て見て、さくらの花びら、いっぱいだよー!』
http://i.imgur.com/t4J4lNb.jpg
http://i.imgur.com/54iIpR7.jpg
龍崎薫(9)
http://i.imgur.com/nHEM8UC.jpg
http://i.imgur.com/VnYe0Rz.jpg
東郷あい(23)
http://i.imgur.com/ofEY83q.jpg
http://i.imgur.com/20f0noP.jpg
片桐早苗(28)
千枝『か、薫ちゃん、ダメだよ!せっかくオシャレしたのに、そ、そんなにお洋服…スカートひっぱったら、見えちゃう…!』
薫『えー、なにがー?』
晴『パンツ!パンツだあ!!おいプロデューサー、薫のパンツやべえって!!!』
ありす『晴さんの台詞だけ聞くと、まるで誰かさんの変態がうつってしまったみたいですね?』
『――はっはっは、ありすちゃんのジョーダンはマァイケルだなあ~』
ありす『ありすじゃないです、橘です!』
早苗『おらー!!何してるのそこー!飲まなきゃタイホよー、にゃははは!!』
『――やべえ、殺(サツ)だ! すまんありす、薫ちゃんのことちょっと頼んだ!』ダッシュ
ありす『だから、名前で呼ばないでくださいって……もう、行っちゃった…』
あい『さ、早苗さん…ちょっと落ち着いたほうが良いんじゃないか?』
早苗『おーん? イケメンだからって飲まないのはダメよぉ~?』
あい『ふふっ、私が男に見えるとは…そ、相当酔っているようだね?』
早苗『まあまあ、詳しいことは署で聞くから~、ほれぐいっと!』
あい『むふぉお! んぐっ……って、やれやれ、これはアルハラ的なアレじゃないのかい、おまわりさん?』
早苗『なにぃ、アルハラぁ? どこのどいつがそんなことぉ~お姉さんがとっちめてやるわぁ~♪』
あい『……こ、この人はもうダメだ…』
ありす『ふぅ、薫さんの方は何とかなりましたけど……』
<ワイワイ ドンチャンドンチャン ワタシノサケヲノメー!
晴『なあ、オトナって何であんなに酒を飲むんだ?』
千枝『千枝、知っていますよ。……オトナになると、大変なことがいっぱいあるんです』
晴『ま、まあそうだろうな、多分』
千枝『だから、飲むんです。……全てを忘れるために、飲むんです』キリッ
晴『そ、そうなのか。……オトナになるって大変だな』
ありす『……だ、誰かが言ってたんですか、それ?』
千枝『志乃さんが教えてくれました!』
晴『絶対ただの言い訳だろ、お酒飲みたいだけだってあの人は……』
凛「……もしかして、この事務所の先輩って酒癖悪い人が多いの?」
モバP「オトナは、大変だからね……」
卯月「ああ、プロデューサーさんが遠い目をしてる!」
モバP「オトナは楽しいヨ~、ギムとかセキニンとかって素敵な言葉とお友達になれるヨ~」
未央「うわああああ、オトナになんてなりたくなあああーい!!」
モバP「まあ、冗談はさておき。……今のムービーだと、まずは薫さんの話から、かな?」
未央「るーみんの結婚式でも合唱してたよね、きゃおるさん!」
モバP「る、るーみん…? 未央は誰にでもあだ名つけるなあ…」
未央「そうだよ~、――それがちゃんみおのアイデンティティだからにゃ!」
凛「……早速クライシスしてるよ、未央」
卯月「薫さんは最近、アイドル活動は控えめにされているんですよね?」
モバP「そうそう、大学生だし勉強もちゃんとしたいって本人の意向でね」
凛「……ふぅん、そうなんだ。学業優先ってことか、偉いね?」
未央「しぶりんも、ちゃんと学校行かなきゃダメだよ?」
凛「なっ、――い、行ってるよ!しつれーだよ未央!」
卯月「凛ちゃん、学校生活で困ったことがあるなら、ちゃんと私に相談してね?」
凛「ちょっと、卯月まで、……や、止めてよ!」
モバP「こんなにムキになるところがまた怪しい」
凛「……えいっ」ツネリッ
モバP「いたたたたっ! な、なんでこっちだけツネるの!?」
凛「……知らない、何となくだよ」ツーン
凛「……で、薫さんが学業優先なのには、何か理由があったりするの?」
モバP「う、うん…えっと、薫さんは…先生になりたいって」
卯月「先生、ですか? 学校の?」
モバP「そうそう、だから大学で教職課程を…ってこと」
未央「へぇ~! でもでも、元アイドルが先生なんてやったら大人気になっちゃいそうだね?」
凛「……中学生とか、大変そう。特に男子が」
卯月「そんな先生がいたら、私なら毎日アイドル活動の相談しに行っちゃうかも!」
モバP「卯月はどんな時でも真面目だよねえ、ホント……」
モバP「さて、じゃあお次はあいさんの話で良いかな? と言っても、彼女に関してはあまり補足は必要ないかな?」
凛「……メインで担当してもらっているトレーナーさんだからね、あいさん」
未央「……やたらカッコいいのは昔と変わらないね、あいあいさん」
卯月「未央ちゃんがそのあだ名で呼んだ時の反応はすっごく可愛いけどね!」
モバP「そうそう、意外と弄られキャラなのも割と昔からだね、あいさん」
未央「あ、そうだ! ねえプロデューサー、何かあいあいさんの恥ずかしいエピソードとかないの?」
モバP「えっ? うーん、一時期ずっと事務所でメイドの格好をしてたとか、かな?」
凛「……な、何でまた」
モバP「そしてメイドらしからぬ風格故に、付いたあだ名はメイド長」
未央「えっなにそれ超面白い」
モバP「首謀者はのあさんだったんだけどね。あいさんはあいさんで不思議とノリ気で……」
未央「それって後々冷静になった時に頭抱えて悶絶するパターンのやつだよね?」
モバP「そうだね、今度会ったらメイド長って呼んであげるといいよ。きっと喜ぶから」
未央「うひひっ、任務了解であります☆」
凛「(……私はとばっちりが来ないように避難しておこうっと)」
卯月「で、でもあいさんの気持ちはわかりますよ! 私も、出来ることならずっとブルマを履いていたいですから!」
凛「えっ」
未央「えっ」
モバP「……いやいや、卯月はそれで良いの?」
卯月「はい! ブルマって、可愛いですよね!」
未央「しぶりんさんや、わたしゃしまむーの将来が心配じゃよ……」
凛「……ちゃんみおさん、これからもめげずに、二人で卯月を見守っていきましょう」
卯月「へっ? ど、どうしたの二人とも?」
モバP「良いんだよ、卯月はそのままの卯月でいてくれれば……」
卯月「プロデューサさんまで、……な、何なんですか、もぅ~!」
http://i.imgur.com/1L4I5jp.jpg
http://i.imgur.com/az07vXo.jpg
イケメンメイド(23)
http://i.imgur.com/Gyg8kBW.jpg
ブルむらむらさん(17)
ブル村さん(枠無し)
http://i.imgur.com/YuUEX3G.jpg
モバP「で、最後はかわいい両津○吉と世間でもっぱら噂の早苗さんだけど……」
未央「言い得て妙だね、それ。……いやでも、やっぱり言い過ぎなような」
凛「……いわゆるママドルの中では、トップクラスの人気だよね早苗さんは」
卯月「テレビで見かけない日はないくらいだもんね、早苗さんすごい!」
モバP「あんな人でも元警官で、今や子育て本とか出しているんだよなあ……」
未央「なんだっけ、何かそんな感じのことわざがあったような気が……」
凛「……憎まれっ子、世にはばかる?」
未央「なるほど……しぶりんは、なえ姐さんのこと、そう思ってるんだね?」
卯月「憎まれっ子って、あまり良い意味じゃないよね?」
凛「いや、ちがっ……しまった、ハメられた!?」
モバP「今度早苗さんに会った時にポロっとチクっちゃおっと。凛があ、早苗さんのことをー」
凛「――ちょっと、止めてってシャレにならないよ!?」
卯月「ふふっ、凛ちゃん焦ってる焦ってる」ニコニコ
未央「おお、……久々のナチュラルブラックしまむーだ」
モバP「さて、それじゃあ次のムービーに、……ん、これか」
卯月「ん、どうしたんですか?」
モバP「いや、……ちょっと思い出深いモノかもなって」
未央「ほう、それは期待大ですな?」
モバP「いや、まあ…やっぱりそれほどでもないかも」
凛「なにそれ? ……まあ良いや、とにかくまずは見てみないと、だよ」
モバP「はいはい、わかってますよ……」
《VID_20XY0505_MagicalThemepark》
千枝『わ、わぁ…! 晴ちゃん、ありすちゃん、見に来てくれてたんだ!』
晴『おう、楽屋くるの遅れて悪かったな!ちょっと迷っちゃってさ、ははっ』
ありす『千枝さんが単独メインのライブイベントですから、来ないという選択肢はそもそもありませんよ。……あと橘です!』
晴『ナカナカかっこよかったぜ、千枝! スゲー演出で、ホントに魔法使いみたいだったな!』
千枝『えへへっ、ありがとう。……な、何か恥ずかしいな』
晴『オレも千枝みたいに、いつか…カッコ良くて最高のステージに立って見せるからな! 覚えておけよ、千枝!』
ありす『その言い方だと、三流の悪役っぽいですよ、晴さん』
晴『うっせーぞ橘……、ちゃかすなっての』
千枝『ち、千枝は、その…まだまだ全然、頑張らなくちゃいけないことがあって…千枝だけの力じゃ、絶対に今日みたいなライブは出来なくて…あの…』
ありす『千枝さん……』
千枝『だから千枝は、こんな素敵なステージに立たせてくれた……みんなのこと、大好きです♪』
晴『おうおう、カッコ良いねえ千枝?』ニヤニヤ
千枝『え、なっなんですか? 千枝なにか変なこと言いましたか?』
ありす『――プロデューサーさんは、千枝だけの魔法使いなんです!』
千枝『……っ!? わ、わわっ! き、聞いてたんですか?』
晴『ああ、楽屋入る前にちょっと聞こえちゃってな! ……いやあ、なんだっけ、みんなのこと大好き? ホントは何て言いたかったのかなー?』
千枝『な、ななっ!? ちょ、ちょ…晴ちゃん!?』
晴『おおっ、怒るな怒るなって、あははっ!』
ありす『ふふっ、晴さんにも人をからかえるだけの心の余裕ができたんですね。……私は嬉しいですよ?』
晴『ほう、そういうありすはいつまでも成長しないみたいだけど? ……色々と、な!』
ありす『ふふふ…、言ってくれますね。そろそろ貴方とは一度じっくりとお話をすべきだと思っていたんですよ、……フレッシュアイドルはるちん?』
晴『お、何だ? ……今日はやけに突っかかるじゃねえか、あ・り・す・チャン?』
千枝『あ、あの…ふ、二人とも…? け、ケンカはだめで…』
晴・ありす『――千枝(さん)はちょっと黙ってて!』
千枝『は、はい…、うぅ…』
凛「……な、なんで最後の方ちょっとケンカしてるの?」
モバP「気にしないで、いつものじゃれ合いだから、あれ」
未央「へえ、ケンカするほど仲が良いってやつだね?」
卯月「……ケンカするほど、仲が良い?」
卯月「ああぁー!?」ガタッ
凛「わっ、……ど、どうしたの卯月? 急に大声出すからびっくりした」
卯月「り、凛ちゃん! 未央ちゃん!! わ、私たちケンカしたことない!!」
未央「へっ?」
卯月「け、ケンカしないと! えっと、やーい凛ちゃんの、ぶあいそうー!」
凛「……え、あの…なに?」
卯月「み、未央ちゃんの、その…い、いじわるー!!」
未央「……お、おう?」
モバP「いやあの、卯月? もしかして、とは思うんだけど、その……別にケンカしなくても、仲良いならそれはそれで問題ないんだよ?」
卯月「あ、そ…そうですよね? 何か焦っちゃいました。……ご、ごめんね凛ちゃん、未央ちゃん?」
凛「……」
未央「……」
卯月「あ、あの、二人とも?」
凛「……っ」プルプル
未央「……ぷっ!っく…」プルプル
未央「――あはははははっ!! し、しまむーがばかわいいよぉ~、あははははっ!!」
凛「……だ、だめだ…もう…ふふっ、ふふふっ」プルプル
卯月「な、ななっ! 何で笑うのー!?」
未央「わらっ、笑わないほうが無理だってあはははっ、やーいしまむーのてんねーん!!」
卯月「な、て、天然じゃないもん!! 未央ちゃんのばかー!!」
凛「ま、まって未央…今は、…わ、笑わせないで…ふふっ、あははっ」
モバP「……はあ、やれやれ。……この子たちはしょうがないな、ホントに」
些細なことでふざけ合い、はしゃぐ三人娘の姿を見て、呆れたように溜息をつく。
……うん、でもちゃんとわかっている。
こういう時間が、……本当は、ちょっぴり嬉しい。
最近はようやく、危なげなく仕事もこなせるようになってきたし、ステージの上では見違えるほどの輝きを放つようにもなった。
そういった彼女たちの成長を実感しているからこそ、ふとした瞬間に見せてくれる気の緩みが妙に愛おしい。
手が掛からなくなることは良いことだけど、その分だけ淋しくなるというか……この年にして、まるで人の親のような気分になってしまう。
――あの人も、もしかしたら、こんな気持ちを抱いていたのだろうか。
そんなことを考えていると、かつかつとヒールが床を叩く音が聞こえてきて、無遠慮にドアが開く。
……誰かが、事務所に戻ってきたようだ。
「ただいまー! って何だよ騒がしいな、……お前ら、やってるんだ?」
見慣れた顔が、すぐにいつもの不機嫌そうなしかめっつらに変わる。
もう少年のようなキャップ帽を被ることはなくなり、すっかりオトナの『カッコイイ』女性としてなった今でも、苦労性な彼女の受難が終わることはないようだった。
凛「あ、結城センパイ、……こんにちは」
未央「おいっす、はる姉様!」
卯月「おはようございます、晴さん!」
「おう、おはようさん。ニュージェネは元気で良いな!」
――結城晴。
CGプロダクションにて、今やトップクラスの人気と実力を誇る現役のアイドルだ。
家族が勝手に応募したオーディションでアイドルになり、振り回されるまま活動を続けていた。
そんな彼女も、今や自分の意志、で歌手や女優など次のステップを模索するようになっている。
正直、こんなに長くアイドルを続けるとは意外だったが、それは彼女自身が一番思っていることだろう。
……世の中というものは、中々どうして面白くできているものだ。
晴「……で、お前まで加わって何してんだよ?」
モバP「別に、……ちょっと昔の映像を、この子たちに見せていただけです」
晴「ああ、確か一時期タブレットで撮影しまくってたよな。……面白そうじゃん、オレも混ぜてくれよ」
モバP「かまいませんよ。実は今から録画してあった千枝さんのステージ映像を見ようと……」
晴「千枝の? へぇ……いつのやつだ、それ?」
モバP「あれですよ、テーマパークで千枝さんが単独ライブをした時の――」
「――はい、そこまでですよプロデューサーさん?」
モバP「……いたんですか、千枝さん」
千枝「そりゃいますよ、……だって事務員さん、ですからね?」
この事務所の事務員にとっての伝統、緑の制服に身を包んだ彼女、……佐々木千枝。
取り上げられてしまったタブレットを持つ左手の薬指には、ささやかなだが確かな主張をする煌めきが宿っている。
モバP「返してくださいよ、千枝さん。……今から、大事な資料映像をこの子たちに見せるんですから」
千枝「ふふっ、ダメです! 流石にちょっと恥ずかしいですから…。それに資料というなら、ご自身の映像を見せてあげればいいじゃないですか!」
千枝「――だってありすちゃんは、この子たちのプロデューサーさんなんですから」
「……だから、その呼び方は止めてくださいと言ったでしょう」
「――ありすではなく、橘です!」
晴「はあぁ~? まーだそんなこと言ってんのかよ。一時期ちょっとゴキゲンだったじゃねえか、ありすって呼んでくださいキャハっ☆みたいなさぁ!」
モバP「それは忘れてください!……この年になると、逆にまた恥ずかしくなってくるんです、いいから放っておいてください!」
未央「この年って、プロデューサーまだピッチピチじゃん! ありすって名前、可愛くて良いと思うのになあ~」
卯月「そうですよ! わ、私なんて珍しい名前だとは思いますけど、ちょっと古臭いような気もしますし…」
凛「……えっと、卯月…名前は普通じゃなくて良かったね?」
卯月「うぅ…凛ちゃんのばか」
未央「拗ね村さん! 拗ね村さんじゃないか!」
卯月「未央ちゃんはもっとばか…ふんだっ」プイッ
晴「(かわいい)」
千枝「(かわいい)」
晴「ははっ、にしてもやっぱりありすがプロデューサーってのも変な感じだな。やっぱり全然慣れないわ」
千枝「そ、そうかな? ありすちゃんは昔からしっかりしてたし、カッコいいから、プロデューサーさんって似合ってるって思いますけど……」
晴「えぇ~、カッコいい? こいつが~?」
モバP「……私は晴さんがずっとアイドルを続けている方が驚きですけどね。フレッシュアイドルはるちんとか、何だかんだいって案外気に入っていたんじゃないですか?」
晴「あんだと? あっ!ていうかお前……まさかニュージェネに、その…フレッシュなんたらの映像とか見せてないだろうな?」
モバP「ご心配なく。私はむやみに人の嫌がるようなことはしませんからね、晴さんと違って」
晴「ぐ、ぐぬぬ…口の減らないやつだな…。ま、まあ安心したけどさ」
卯月「えっ? あ、あの…晴さんの映像なら私たち普段からもがごごっ!」
凛「……しぃー! だ、だめだって、卯月!」ガシッ
未央「わああっ! しまむーダメダメ!お口チャック!」ワタワタ
晴「……ああん? ちょっと待て、どういうことだよ?」
卯月「もがっ!もごっ!ん~ん~」ジタバタ
晴「おい、凛。……お前、卯月の代わりに説明してくれるんだよな?」
凛「……あ、えっと…その…」メソラシ
晴「ちゃーんーみーおー?」ジロッ
未央「あ、あはは~? ……ぷ、プロデューサー! 何とか言ってよもう!」
モバP「……フレッシュアイドルはるちんの映像は、今回の件とは別に、ニュージェネレーションにはよく見せています。この子たちにとって、良い勉強になるかと思って」
晴「こらあああーー!! ありす、てめえぇっ!!」
千枝「ま、まあまあ晴ちゃん。ありすちゃんも悪気はないんだよ? どんなに嫌な仕事でもちゃんと最後までやりとげる晴ちゃんの姿勢を学ばせたいって言ってましたから…」
晴「お前も知ってたのかよ千枝!! 同罪だアホ!! ばーかばーか!!」
千枝「う、うぅ…ひどい…」
晴「お前だって今まさに自分のライブ映像見られそうになって嫌がってたじゃねーか! それはひどくないってのかよ!!」
千枝「あ、そういうことなら……はい、ありすちゃんタブレット返すね。私のライブ映像、見ても良いですよ?」ハイドウゾ
モバP「話がわかりますね、千枝さん。了解しました、これで問題ないですね」
晴「な、なん…だと…?」
千枝「恥ずかしいけど、我慢しなくちゃダメですよ晴ちゃん。……後輩のためになるんだもん、これだって立派なお仕事です!」
モバP「資料映像としてフレッシュはるちんは尋常じゃないほど価値があるんですよ。大いに利用させて貰っています。いつもありがとうございます」
晴「それっぽいこと言ってんじゃねえよ! ぜってえ面白がってるだけだろ!! くっそ、覚えてろよお前ら……!」
凛「……な、なんか楽しそうだね、プロデューサーたち」
未央「10年経っても、立場が変わっても、……変わらないモノこそが友情なんですなあ」シミジミ
卯月「す、素敵だね! 私たちも、そうなれたら良いね!」
凛「……うん、そうだね」
未央「まあ、問題ないっしょそれは! しぶりんやしまむーのいない毎日なんてもう考えられないし、それに……何てったって、私たちにはさ」
「――とってもすごい先輩たちと、最高のプロデューサーが、付いてくれてるんだから!」
おとぎ話の国、夜の帳が降りた頃
星空のように広がる無数の煌めきの中
小さな杖を指揮棒のように振るって、1人の少女が光の魔法を奏でていた
遊園地のパレードをモチーフにした、一夜限りのライブイベント
絵本の挿絵から飛び出したような夢の世界
誰も彼もが魅了され、永遠に続くことを願わずにはいられない
魔法使いの格好をしたその子の、輝くその姿を、とても羨ましく思った。
だけど不思議と、……私も彼女のようになりたい、とは思わなかった。
それよりも、私は。
――どうやったらこんなに素敵なステージを創ることができるのだろう?
そんなとことばかりが、気になってしまった。
いつまでも続くと思っていた、楽しくて大切な、かけがえのない毎日。
だけど、……変わらないことなど何もない。
思えば眩いおとぎの国の夜に、私たち三人の行く末は決まっていたのかもしれない。
自分にも、魔法をかけて欲しい。
誰かの、シンデレラになりたい。
そして、自分も魔法使いになってみたい。
それぞれが違う方を向いた、三つの小さくて純粋な願い。
それはきっと、明確な形を持って、確固たる意志を持って、……輝く世界の魔法となるために、この世に生れてきたのだ。
――アイドルたちの『寿命』の迎え方は様々だ。
結城晴のように、アイドルから歌手や女優など、その先へと進もうとする者
橘ありすのように、夢を諦め、あるいは満足して、別の道へと歩み出した者
佐々木千枝のように、みんなではなく、一人のためのシンデレラとなった者
本当に色々な人がいたし、本当に色々なモノを残していってくれた。
私だって、自分が将来こうしてアイドルのプロデューサーに転身するなんて思ってもみなかった。
そもそも、アイドルにだって、初めはなろうとしてなった訳でもなかった。
だから自分がこうして、今ここにいるのは、……私にも、輝く魔法をかけてくれた人がいたからだろう。
人生の先輩で、今はお仕事での大先輩になった彼のこと。
私の中に、彼に対する恋心がなかったと言えば、それは嘘になる。
だけど、彼に対する気持ちはそれだけではなかった。
親愛の情、尊敬の念、感謝の気持ち。
そんな言葉だけでは言い表せない、とても複雑な想いがあった。
歌や音楽を仕事にしたいと思っていた、小さくて可愛げのない女の子
こんな私を、……アイドルにしてくれて、ありがとう
輝く世界の魔法をかけてくれて、本当にありがとう
そして、きっと。
だからこそ、私は。
彼のような、――魔法使いになりたい。
……それこそが、今の私にとって、揺るぎない確かな夢になったんだ。
タブレットに残した想いを、前に進むための力に変えて
12時の鐘が鳴るその時まで
私の愛しいシンデレラたちに
夢のような、……輝く世界の魔法をかけてみせよう
おわり
ロリ組の成長を妄想すると捗る、というお話でした。
モバPについては途中からバレバレでしたね、ちょっとヒントをばら撒き過ぎた感……
お付き合い頂いた方、ありがとうございました。
美優さんは専属の美優Pと結婚
早苗さんは誰かと結婚
千枝ちゃんがよくビデオに出てたありすが言う先輩モバPと結婚したって事なのかな
乙!!
(さ、最後まで気付かなかった…)
お、おう、バレバレだったぜ、ここ今度からはもっと巧妙にやるんだな…
なんにせよ乙です
>>218
千枝ちゃんはそのつもりで書いてましたが、特にお相手を限定する気もないというか…
先輩モバPにアプローチしてた子となら誰とくっついてもおかしくないかなと書いてて思いました、早苗さん含めて
あとこれ忘れてた
千枝ちゃんは俺の嫁
http://i.imgur.com/LAo56FA.jpg
俺はてっきり誰か死んでいるもんなんかと
鬱です
乙
面白くて読み応えがあったよ
モバP=はるちえありすの誰かなのはかなり初期から分かったが誰かは特定できなかったな
叙述トリックはフェアなんですかねぇダディヤナザン…
すっかりひっかかったわ
よくよく見返すと初詣の辺りで気付きそうなもんだったが
素晴らしかった 乙
乙
最後まで気づかなかった……
さん付けしてるからわかったぜ
おもしろかったよ乙
乙
ありす…すっかり大人な女性になっちまいやがって
…乙だぜ!
おっつおっつばっちし☆
前々わからなかった
読みごたえあってよかった
乙
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