ソーニャ「キルミーベイベー・スパだと?」 (66)
やすな「ソーニャちゃん!キルミーベイベ―・スーパーの発売を記念して近くにスーパー銭湯ができたんだよ!」
ソーニャ「意味が解らん……」
やすな「その名もキルミーベイベ―・スパだってさ!」
ソーニャ「キルミーベイベ―・スパだと?ただのダジャレじゃないか つまんなそうだな」
やすな「つまらない確率なんて数パーセントだよ!スーパー銭湯だけに!」
ソーニャ「あ?」
やすな「今ならキルミーベイベ―のメインキャラは無料で入場できるから行こうよ!」
ソーニャ「3人しか対象にしてないのかよ」
~キルミーベイベ―・スパ入り口~
やすな「ここだね!」
ソーニャ「じゃあ楽しんでこいよ」スタスタ
やすな「あーん!待ってよソーニャちゃん!」ガシッ
ソーニャ「うるさいな 行きたきゃ一人で行けよ」
やすな「一人で温泉なんて寂しいよ! せっかく無料なんだからいいじゃん」
ソーニャ「一人でキャンプ行くくせに」
やすな「温泉楽しいよ!それに一緒に銭湯には入った仲でしょー!」
ソーニャ「あれはただの成り行きだろ」
やすな「くそう、くそう!こうなったら……」
やすな「汚してやるー!食らえ、汚染ビーム!」ペッペッ
ソーニャ「うわ!唾吐くな汚い!」サッ
やすな「ふはは、観念するがいい!」ペッペッペッ
ソーニャ「この……」ギラッ
ソーニャ「いい加減にしろおおおおおおおおおおお」ズバッ ズバッ
やすな「ぎゃあああああああああああああああああ」ブシャアアアアアアアアア
ソーニャ「うわっ!返り血が!」ビチャビチャ
~脱衣所~
ソーニャ「結局こうなるのか」
やすな「どんなお風呂があるか楽しみだね!」
ソーニャ「全然」
やすな「あっ、扇風機があるよ!」タタッ
ソーニャ「珍しいものでもないだろ」
やすな「あ、あー……ワレワレハチキュウジンダ」
ソーニャ「やると思った」
扇風機「ワレワレハカセイジンダ」
やすな「!?」
ソーニャ「!?」
お前を見ているぞ
やすな「すごい!喋った!」
ソーニャ「どういうことだよ……」
やすな「えーと……ソーニャチャンハコロシヤデス」
ソーニャ「おい!情報をペラペラ喋るな!」
やすな「何を今更……」
扇風機「コロシヤトハナンデスカ?」
やすな「えーっと、人を殺そうとする悪い人で、ケチで短気な怒りんぼのことです」
ソーニャ「明らかに個人のことを指してるだろ」
扇風機「デハ、コロサレルマエニハイジョシマス」ビビビビビビビ
ソーニャ「うわっ!レーザーだ!」サッ
やすな「えーっ!何で扇風機からレーザーが!?」
ソーニャ「いいから何とかしろ!」
扇風機「ハイジョシマス」ガーッ ビビビビ
ソーニャ「くっ……動くのか!なんてスピードだ!」ピョン
やすな「えーっとえーっと……あっ、さっきのは嘘!嘘です!」
扇風機「ウソツキハキライ、ハイジョシマス」ビビビビビビビ
やすな「ぎゃああああああああああああああ」バババババババ
ソーニャ「助かった……」
支援
あぎり「大丈夫ですか~?」ヒョコッ
ソーニャ「やっぱりお前のしわざか」
あぎり「ここなら温泉が無料で楽しめると聞いたので来たんですが~、暇だったので~」
やすな「だからってこんな扇風機置いとかないでくださいよー」
あぎり「すみませ~ん」
ソーニャ「お前はもう温泉入ったのか?」
あぎり「まだですけど~、たった今一つ仕事が入ってしまったので、先に入っててくださ~い」
やすな「よーし、行こうソーニャちゃん!」ダッ
ソーニャ「回復早いな……」テクテク
あぎり「行ってらっしゃ~い」
~大浴場~
やすな「すごい!色んなお風呂があるよ!ソーニャちゃん!」
ソーニャ「わたしたち以外に人はいないのか」キョロキョロ
やすな「貸切だね!」
ソーニャ「まあ他人がいなけりゃこいつと居ても馬鹿と思われる心配はないな」
やすな「まずはこの普通の広いお風呂に入ろう!」ピョン
ソーニャ「あっ、おい 飛び込むなよ」
やすな「へへーん!一番乗り……」バシャアッ
グキッ
やすな「思ったより浅かった!」グシャアッ
ソーニャ「アホめ」
やすな「気持ちいいねー」カポーン
ソーニャ「まあな」カポーン
やすな「よーし、ソーニャちゃん、どっちが速く端まで泳げるか競争しようよ!」
ソーニャ「やらん、馬鹿馬鹿しい」
やすな「こんな広いお風呂なのに泳がないなんて勿体ないよ!」
ソーニャ「泳ぎたいならプールにでも行け」
やすな「あっ、プールいいね!今度行こうよ!」
ソーニャ「そういうことじゃねえよ」
やすな「もしかしてソーニャちゃん、負けるのが怖いんじゃないのー?」
ソーニャ「そういうわけじゃ……ん?何だあの影?」
サメ「シャアアアアアアアク」バシャアアアア
ソーニャ「」
サメ「シャアアアアアアアアアク」バシャバシャ
ソーニャ「うわああああああ!何でこんな所にサメが!?」バシャバシャ
やすな「あっ、ソーニャちゃんずるいよ!スタートするならちゃんと合図してよ!」
ソーニャ「言ってる場合か!後ろ見ろ後ろ!」バシャバシャ
やすな「え?」クルッ
サメ「シャアアアアアアアアアク」バシャバシャバシャ
やすな「うわ、うわあああああああああ」バチャバチャバチャ
ソーニャ「馬鹿、さっさと来い!」
バシャアアアアアア
ついにキルミーにお色気回が
やすな「危なかった……もう少し出るのが遅かったら食べられてたよ」
ソーニャ「くそっ、何なんだ あぎりのイタズラじゃなさそうだし……」
ソーニャ「嫌な予感がする さっさと帰った方がよさそうだな」
やすな「えーっ!?まだ全然お風呂入ってないのに!」
ソーニャ「うるさいな、だったら一人で残ればいいだろ わたしは帰るからな」
やすな「そんなー!」
グッ
ソーニャ「あれ……?おかしいな、扉が開かないぞ」
やすな「押すんじゃなくて引くんじゃないの?」
ソーニャ「くっ……」グッグッ
ソーニャ「ダメだ、完全に閉じ込められた」
やすな「えっ、なんでー!?」
ザザッ
???『あー、あー、聞こえるかソーニャ』
ソーニャ「!? 誰だ!」
やすな「スピーカーから声が!」
???『ふふっ……わたしは刺客だ!』
ソーニャ「刺客だと!?おい、姿を現せ!」
刺客「残念ながらわたしはそこにはいないのだよ」
ソーニャ「何……!?そうかこの銭湯は罠だったんだな!」
刺客『その通り……この大浴場から脱出するには3つの風呂に挑戦しなければならない』
ソーニャ「は……?くだらんことを……」
刺客『言っておくがこの大浴場は無数の隠しカメラで監視されている』
刺客『下手な真似をしてもいいがその映像がどこへ流れるかは知らんぞ、ククッ』
やすな「へ、変態だー!」
ソーニャ「何て卑劣なやつなんだ」サッ
刺客『お前たちが風呂でのぼせ死ぬか、カラカラに干からびて死ぬか楽しみだな!ははははは』プツンッ
ソーニャ「くそ、やるしかないのか」
やすな「ところで、最初は何に挑戦すればいいの?」
ソーニャ「ん?……さあ……」
しえん
支援
~3分後~
ザザッ
刺客『ふふっ……困っているようだな……』
ソーニャ「お前が伝え忘れただけだろ」
刺客『最初に挑戦してもらうのは正面の通路の先にある【スーパー・スパ】だ』
刺客『ちなみにこれは来たる2013年10月16日に発売される【キルミーベイベ―・スーパー】とかかってる名前だぞ』
刺客『10が大好きなわたしにとって、10月とはもっとも素晴らしい月だな』
ソーニャ「同じダジャレの使い回しじゃないか……」
刺客『いいから早く移動しろ!グズ!のろま!』
ソーニャ「こいつ絶対殺す……」イライラ
やすな「ソーニャちゃん、怒ったら余計早くのぼせちゃうよ」
ソーニャ「ちっ……行くぞ」テクテク
~スーパー・スパ~
刺客『浴槽の中を見てみろ たくさんの食材があるだろう』
ソーニャ「スーパーってスーパーマーケットのことかよ」
刺客『その中から食材を探して選び、脇のキッチンでスパゲッティを作るんだ』
ソーニャ「温泉関係ないのかよ!」
刺客『いいからさっさとスーパー・スパ・スパを作れ!ふーっ……』スパスパ
ソーニャ「タバコなんか吹かしやがって……」ギリギリ
やすな「ソーニャちゃん!スパゲッティなら自信あるから任せてよ!」
ソーニャ「何、本当か」
やすな「うん!よーし、まずはこのコーラを飲むよ!」プシュッ
ソーニャ「自分が飲みたいだけじゃねえか!」ドカッ
やすな「いたーい!」
やすな「やだな、口を湿らせてるだけだよー」
ソーニャ「何のためにだよ」
やすな「まずはパスタを探そう!」ゴソゴソ
ソーニャ「浴槽いっぱいに敷き詰められてちゃ、どこに何があるのかわからんな」ガサガサ
やすな「あっ!」バッ
ソーニャ「あったか!?」
やすな「これ新発売のチョコレートだよ!丁度食べたかったんだよね!」
ソーニャ「そんなもん食ってる場合か!」
刺客『あっ、それ美味しいですよ』
ソーニャ「当たり前のように会話に入ってくるな!」
ほーらおかしでちゅよーコレが欲しくてそんな格好してきたのー?
30分後
ソーニャ「よし、何とか完成したぞ」
やすな「わたしも作ったよ!」
ソーニャ「ん?おい、これハヤシライスじゃないか!」
やすな「違うよソーニャちゃん、これはビーフストロガノフだよ」
ソーニャ「えっ……いや、そんなのどっちでもいい!」
やすな「どっちでもよくないよ!ロシア料理なのに間違えるとかダッサー!!」ケラケラ
ソーニャ「に、似たようなものだろ!」
やすな「全然違うよ!バッカじゃないのー!」ケラケラ
ソーニャ「くそっ、何でそんなもん作れたんだ……まさかホントに料理ができるのか?」
やすな「えっ、レトルトだけど」
ソーニャ「お前やる気あるのか……?わたしはソースから見よう見まねで手作りしたんだぞ」
やすな「えー……何マジになっちゃってんの?」
ソーニャ「うるっせえ!」
刺客『じゃあそこの壁にマーライオンがあるだろう、その口に料理を食べさせるんだ』
ソーニャ「それでどうなるって言うんだ」
刺客『そのマーライオンは食べた料理の味を評価してくれるようプログラムしてある』
刺客『そいつの評価で星3つを獲得すればここはクリアということにしよう』
ソーニャ「ふん、まあいい さあ食え!」ドバーッ
マーライオン「星0.5個」デデドン
ソーニャ「おい!厳しすぎるだろ!」
やすな「よーし、食べさせてやるー!」ドバーッ
ソーニャ「レトルトで星3つが取れるわけないだろ……そもそもスパゲッティじゃないし」
マーライオン「星3つ」テレテレッテレー
やすな「やったー!」
ソーニャ「おかしいだろ!」
刺客『くっ、なかなかやるな そいつの好みを見抜くとは』
ソーニャ「ふざっけんな!何だこの茶番!」
やすな「わたしはぁ~ソースから見よう見まねでぇ~手作りしたんですよぉ~」ニヤニヤ
ソーニャ「うらあああああああああああああああああ」ブオンッ
やすな「鍋で殴らないで!」ゴーン
刺客『次の風呂は大浴場入り口から見て右の通路にある【音楽の風呂】だ』
ソーニャ「くそっ……何でこんなくだらないことに付き合わなきゃならんのだ」
やすな「ソーニャちゃん、ドンマイ!」
ソーニャ「うるせえ!早く行くぞ!」スタスタ
http://i.imgur.com/HgughOs.jpg
ソーニャちゃんが俺を包み込む
~音楽の風呂~
ソーニャ「さあ、次は何をさせるんだ?」
刺客『ふふっ……知っているとは思うが、【キルミーベイベ―・スーパー】に収録される楽曲は何曲だ?』
やすな「はいはい!ボーカル楽曲を中心とした14曲が収録されるんだよね!」
刺客『その通り、まさにベストと呼ぶにふさわしいラインナップだな』
ソーニャ「それがどうしたんだ」
刺客『ここではそんなお前たちの楽曲にまつわるクイズを出題させてもらう』
ソーニャ「また風呂は関係ないのかよ」
やすな「ソーニャちゃん!頑張って正解しようね!」
ソーニャ「はあ……やるしかないのか」
刺客『それでは問題だ!これから目の前のモニターに映すのはある曲のサビの一部だが、平仮名のみが虫食いになっている』
刺客『何の曲かわかるかな?』
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
ソーニャ「おい、全部虫食いじゃないか!わかるかこんなもん!」
やすな「ソーニャちゃん!諦めないで考えて!さあ早く!」
ソーニャ「うるせえ!お前も考えろ!」
刺客『制限時間は10秒だ』
ソーニャ「ちょっと待て!短すぎるだろ!」
刺客『わたしは10と言う数字が大好きでね』
やすな「ソーニャちゃん!早く!早く!」
ソーニャ「くっ……」
やすな「ゴー、ゴー!ソーニャ!頑張れ頑張れソーニャ!」
ソーニャ「うるせえええええええええええええ」ゴスッ
やすな「ぎゃあああああああああ」ドサァ
すがすがしい程あからさまなステマだな
ソーニャ「ん?」
やすな「いたた……」
ソーニャ(この横たわるやすなの姿、どこかで……そうか、キルミーダンスのラストだ!)
ソーニャ(そして全部虫食いと言うことはその部分が全て平仮名の歌詞の歌……)
ソーニャ「わかったぞ!答えはEDテーマ、『ふたりのきもちのほんとのひみつ』だ!」
ピンポンピンポーン
刺客『くっ、正解だ』
やすな「おお!すごいソーニャちゃん!」
ソーニャ「ふん、このくらい当然だ」
やすな「危なかったくせにー」
刺客『いよいよ残りは一つ……最後の【DVD風呂】へ向かえ!』
ソーニャ「よし、もう少しだ!行くぞ!」ダッ
やすな「うん!」タッ
~DVD風呂~
やすな「あれ、普通のお風呂だね」
ソーニャ「少しこじんまりとしてるがな」
刺客『ふふふ……最後のこのDVD風呂がお前たちを地獄に叩き落とすだろう』
刺客『この風呂は非常にエコロジーなのだ……見ろ!』
カッ
ソーニャ「何……!?これは……DVDで太陽光を反射して光を集め、その熱で風呂をわかしているのか?」
刺客『その通り』
やすな「すごい!でもこれ、何のDVDなの?」
刺客『もちろん、1巻から6巻まで好評発売中のキルミーベイベ―のDVD……と言いたいところだが』
刺客『今回のゲームの都合上用意した、1枚につき1話のキルミーベイベ―が収録された特別なDVDだ』
やすな「本当は、DVD1巻につき2話か3話が収録されてるんだよね!」
ソーニャ「で、今度はどういうルールなんだ?」
ソーニャちゃんノリノリじゃないですか
刺客『さて、【キルミーベイベ―・スーパー】にはもう1枚素晴らしいディスクが付いているのは知ってるな?』
やすな「未アニメ化エピソード8本を厳選して映像化した、27分の新作アニメーションDVDでしょ?」
刺客『うむ、原作で人気のあるハロウィーン回も収録した「ぶつぞうけがってにせはろうぃーん」だ』
刺客『ファンならば、いやファンでなくとも見逃せない内容となっているのだがそこでだ』
刺客『新作を見る前にこれまでの13話を復習しておくべきだろう』
刺客『ソーニャ、お前にはこの風呂に入ってもらう 水温は60℃と言ったところかな』
ソーニャ「何!?拷問の訓練は受けているが熱すぎる!」
刺客『だが放送終了後もなおカルト的人気を誇るキルミーベイベ―が収録されたその吊るされたDVDを取り外すことができる』
刺客『そうすれば水温が下がるわけだ』
刺客『そして折部やすなには取り外したDVDを全て目の前の13台のモニターを使って同時再生で見てもらう』
刺客『再生が終了するまでソーニャは風呂から出ることはできない』
刺客『再生が終わった後、キルミーベイベー13話分の中からわたしが1問出題するクイズに、折部やすなが答えられればお前たちの勝ちだ』
ソーニャ(くそっ!こんな長ったらしい説明じゃやすなにはまるで理解できない!)
やだ買いたくなっちゃう
やすな「どういうこと?熱湯コマーシャル?」
ソーニャ「いや、確かにさっきからちょくちょくCMはしてるが、そうじゃない!」
ソーニャ「とにかくお前はDVDを見て、クイズに答えればいいんだ!」
刺客『そいつに多くのモニターを同時に見て、記憶し、クイズに答える能力があるかな?』
ソーニャ「くっ、それは……」
やすな「あー!何かよくわかんないけど今わたしのこと馬鹿にしてるでしょ!」
ソーニャ「いや、まあうん……」
やすな「ひっどー!見返してやるー!」
ソーニャ「……いや、お前には何台ものモニターを同時に見るなんて絶対に無理だ」
ソーニャ「それに同時再生と言ってもまったく同時って言うのは無理だろうし1枚で済ませられるのがベストなんだが」
ソーニャ「やつがクイズを第何話から出してくるか、それさえわかれば……」
ソーニャ(はっ、待てよ……)
『10が大好きなわたしにとって、10月とはもっとも素晴らしい月だな』
『わたしは10と言う数字が大好きでね』
ソーニャ「そうだ……よし、やすな!見るDVDはこの1枚だけでいいぞ!」バッ
やすな「えっ、でもそれじゃあお風呂の温度が下がらないんでしょ?ソーニャちゃんが……」
ソーニャ「……わたしは殺し屋だぞ、風呂なんかでくたばるわけないだろ」
やすな「ソーニャちゃん……」
刺客『ではDVDを再生してもらおうか』
刺客『ソーニャは早く風呂に入れ!』
ソーニャ「ふん、ほざいてろ」バチャンッ
やすな「よーし」ジーッ
テレテレテレテレテー キルミーベイベエエエエエエエエエ テケテケテケテーテレレーテテレテレテー テーテレテレテレテレテレテレテレ
ソーニャ(キルミーベイベー第10話!恐らくここから出題されるはずだ!)
ソーニャ(しかし……やはりきついな……)ジリジリ
ソーニャ(肌が焼けるようだ)ジュウウウ
やすな「……」ジーッ
アサ ソーニャチャーン
ソーニャ(…………)ジリジリ
やすな「…………」ジーッ
アッ ツララ ネエネエソーニャチャンアレトッテ
ソーニャ「おい!そろそろ10分くらい経ったか?」
やすな「まだ3分くらいしか経ってないよ」
ソーニャ「くそ、時間の流れが遅く感じるのは耐えているせいかそれとも」ジリジリ
マタツギノヒ ナオッター
ソーニャ(…………)ジリジリ
やすな「…………」ジーッ
キルミーベイベー ベイビィプリーズキルミィィィィ
ソーニャ「はあ、はあ……」ジリジリ
やすな「…………」ジーッ
ベツノヒ ベツノヒ
ソーニャ「つっ……」シュウウウ
やすな「…………」
バツゲームノモノマネヲヤラセテイタダキマス ドリルタンクッ
ソーニャ「うぐぅっ……」ジュウウウ
やすな「…………」
ペーペーペペペッペペー
ソーニャ(お、終わった……)クラッ
やすな「…………」
ソーニャ「……おい……終わったぞ……やすな……」ハアハア
やすな「…………」
ソーニャ「……?」
やすな「……ぐーっ」
ソーニャ「寝てんじゃねえええええええええええええ!」ドカアッ
やすな「ぐふうっ!?」ドシャア
多分見てるの俺だけだと思うから全部一気にあげちゃっていいよ
やすな「あれ!?いつの間に寝ちゃったの!?」
ソーニャ「こっちのセリフだ!」
やすな「だって昨日は今日のことを考えると楽しみになっちゃって眠れなかったんだもん」
ソーニャ「お前ふざけんじゃ……」フラッ
ソーニャ「ねえ……」ドサアッ
やすな「ソ、ソーニャちゃん!?」
ザザッ
刺客『ふふっ、再生は終わったようだな……おや?』
刺客『さすがのソーニャでも立ってるのもままならないようだな』
ソーニャ「ちっ……」ハアハア
やすな「そんな、ソーニャちゃん……無茶しちゃって……」
刺客『では問題だ』
刺客『キルミーベイベ―第9話のラストでソーニャと折部やすながそれぞれ飲んでいたのは何のジュースか答えたまえ』
やすな「えっ……」
ソーニャ「……なっ……」
おしるこ!とブラックコーヒー?
刺客『ふふふ……散々10と言う数字を匂わせたのはこの時のため』
刺客『今のお前なら折部やすなのことを気遣って見せるDVDの枚数を減らすと思っていたよ』
ソーニャ「……くそっ……」ガクッ
やすな「ソーニャちゃん!?しっかりして!」トントン
ソーニャ「…………」
刺客『さあ答えろ、折部やすな!』
やすな「…………」
やすな「……ソーニャちゃん、ありがと」
やすな「わたし、ソーニャちゃんと一緒にいた毎日のことだったら……」
やすな「DVDなんか見直さなくたって、ちゃんと覚えてるよ!」
ソーニャ「…………」
やすな「答えは……答えは、わたしが飲んでいたのがごぼうで、ソーニャちゃんはざくろだ!」
追いついた
ピンポンピンポーン
やすな「やった……!」パーッ
刺客『ば、馬鹿な』
やすな「やったよ、ソーニャちゃん!」
ソーニャ「…………」
やすな「ソーニャちゃん……早く外に出してあげなきゃ!」
やすな「うぐう、ソーニャちゃん結構重い……」ググッ
刺客『くっ……だが、無駄だ!お前らは外に出ることはできずにここで死んでいくのだ!』
やすな「ええっ!?そんな!約束が違う!」
刺客『ふん、約束などした覚えはない!』
刺客『その大浴場がお前らの墓場だ!』
やすな「うぅ……この嘘つき!」
刺客『ははは!そうだわたしは嘘つきだ!だからどうし……』
バババババババババ
刺客『ん?何の音だ?』
やすな「扉の方から聞こえる」クルッ
バババババババババ
ドカーン
扇風機「ウソツキハキライ、ハイジョシマス」ゴゴゴゴゴ
やすな「せ、扇風機ー!」
刺客『な、何だ!?扉が破壊された!?』
やすな「これで出られる!ありがとう扇風機!」
見てるぞ
頑張れ
~刺客の潜伏する部屋~
刺客『い、一体どうなって』
???「わたしの仕掛けておいた、にんぽ~、困った時の扉こじ開けの術ですよ~」
刺客『!? な、何者……ぐふっ』ドサアッ
あぎり「何とか間に合いましたね~」
ザザッ
あぎり『あー、やすなさ~ん、聞こえますか~?』
~大浴場~
やすな「その声はあぎりさん!?聞こえてますよ!」
あぎり『ご無事で何よりです~』
やすな「で、でもソーニャちゃんが」
あぎり『大丈夫~ ソーニャはそんなことでは死にませんよ~』
あぎり『早く脱衣所に運んであげてくださ~い』
やすな「わ、わかりました!」タタッ
あぎり『ではわたしは~……』スッ
ズバッ ドドドドッ ブシャアッ
~脱衣所~
ソーニャ(……うっ……なんだ、おでこが冷たい……)
ソーニャ(そうだ、わたし倒れて……)
ソーニャ(目が霞んで……)
ソーニャチャン!ダイジョウブ!?
ソーニャ(……この馬鹿みたいな声は……)
ソーニャ「やすな……?」
やすな「あっ、ソーニャちゃん!よかった無事でー!」
ソーニャ「……どうなったんだ」
やすな「この通り!何とか助かったよ!」
ソーニャ「そうか……」
あぎり「にんぽ~、瞬間移動の術~」シュンッ
やすな「わっ!あぎりさん!」
あぎり「2人とも大丈夫みたいですね~」
ソーニャ「ああ あの刺客は?」
あぎり「わたしが処理しておきました~ 偶然にもここに来てすぐ始末を依頼された標的でしたし~」
あぎり「映像も音声情報もすべて消しておきました~」
ソーニャ「悪いな、手間かけて」
あぎり「いいえ~ ではわたしはこれで~」シュンッ
やすな「ありがとうあぎりさん! ソーニャちゃん、これで一件落着だね!」
ソーニャ「ああ、とりあえず服着るか」
やすな「よし、服も着たし帰ろー!」
ソーニャ「そうだな……ところでお前……なんだ、その、一応……」
ソーニャ「……ありがとな」
やすな「えっ!?ソーニャちゃんがわたしに感謝するなんて!天変地異!?世界の終わり!?マヤの予言!?」
ソーニャ「う、うるせえ!一応だ一応!」
やすな「もー素直じゃないなー」
ソーニャ「くそっ!やっぱりさっきのは嘘だ!無かったことにしろ!」クルッ
やすな「えー!?何でさソーニャちゃんの嘘つきー!」
扇風機「…………」グルッ
やすなソーニャ「「あっ」」
ババババババババ ドゴオオ ボガアア グシャアアア ズズン・・・・・・
キルミーベイベー・スパは完全に崩壊した
~同時刻 キルミーベイベ―・スパ前~
没キャラ「ふんふーん 【キルミーベイベ―・スーパー】発売決定記念で銭湯が出来たって聞いたから来てやったぞ」
没キャラ「メインキャラは無料らしいから、あたしも無料で入れるってことだな!」ワクワク
没キャラ「もしかしたらソーニャたちもいるかも知れない……な……」
ドゴオオ ボガアア グシャアアア ズズン・・・・・・
没キャラ「……帰ろう……」
~キルミーベイベー・スパ残骸の裏~
やすな「いやー、一時はどうなることかと思ったけど何とか裏口から脱出できたね!」
ソーニャ「そうだな」
やすな「ソーニャちゃん、今回はわたしが居なかったらダメだったんじゃない?」
ソーニャ「あのな、お前が居なけりゃ初めからこんな所に来てなかったんだ」
やすな「何さ、照れちゃってー」
ソーニャ「あぁ!?」
やすな「わたしって、もしかしてソーニャちゃんに取ってかけがえのない存在だったりしてー!」
ソーニャ「んなわけあるか!わたしはお前と違って、お前と一緒にいる時のことなんて次の日には忘れてるんだよ!」
やすな「えー、何それ!そんなすぐ忘れるなんて馬鹿なんじゃないのー!」
ソーニャ「そういう意味じゃねえ!……あっ」
やすな「?……何?」
ソーニャ「あっ、いや……まあ気付くわけないな、お前は馬鹿だから」フッ
やすな「何のこと!?そうやってすぐ馬鹿って言う方が馬鹿なんだから!」
ソーニャ「お前だってさっき言ったとこだろ!」
やすな「うるさい!ソーニャちゃんのバーカ!」
ソーニャ「てめえ!」ギリギリギリギリ
やすな「痛い痛い痛い痛い!」
おわり
おつ
ちょうど終わってたおつ
じゃあおやすみ
おつ
乙
本編より面白かった
終わったか乙
乙
もちろん予約済み
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません