女王様「それじゃあID腹筋イッテみヨー!」
うん…わかってた
わかってたんだよ?
そして例のAA貼らないんだね…
スレタイ脱字してるよ
本文ないんだからそれくらいちゃんとやれ
あぁん?最近だらしねぇな?
あ
女王様「そんなブヨブヨなカラダでワタシの下僕はつとまらないわ」
男「そ、そうでしょうか」
女王様「あなた、わたくしに指図するつもり…下僕の分際でよくも…」
男「いえ、お、お許し下さい。決してその様なつもりでは…」
女王様「まあいいわ。さあ、早くカラダを鍛えるのです、わたくしを満足させれる様にね」
男「き、鍛えるといっても、何からすれば…」
女王様「いい事?古くからカラダを鍛えると言えば…腹筋からに決まっているでしょう」
男「そうでしょうか。私は腕立てとかでもいいかと思うんですが…」
女王様「なに言いましたか?」
男「い、いえ。申し訳ありません、女王様」
書き始める強者がいた…
女王様「では、おやりなさい。そして何処ぞのミ○サに負けぬ様な腹筋をつくり上げなさい」
男「どなたですか?その…」
女王様「それが誰なのかは些細な事です。いいから早くしなさい」
男「は、はぁ…。良くわかりませんが腹筋を鍛えれば宜しいのですね」
女王様「ええ、そうよ」
男「では…1、2,3、…」
女王様(!!…な、なんて事なの…まさかのV字腹筋だなんて…)
男「110…111…112…」
女王様「」
女王様「あ、あなた、どうして…」
男「な、なんでしょうか女王様」
女王様「どうしてその様な高難度な技を…」
男「えっ、コレですか?……基本じゃないですか」
女王様「そんな馬鹿なっ、わたくしは書物でしか拝見した事しか…。まさか体現できる人間がいたとは…」
男「あのう、女王様…?」
女王様「どうして…一体どうして…それにどうしてコレが出来るのにあんなにブヨブヨなカラダなの…」ブツブツ
やっぱむり
男「はっきり申し上げますが、女王様世間知らずでおられるのです」
女王様「何度無礼な口ぶり!どこが世間知らずなのですか」
男「ではこちらのバルコニーの来て景色を眺めてください」
男「何が見えますか」
女王様「城内の美しい庭、それに塀の向こうには整った街がみえますわ」
男「その街で何が営なわれているかはご存じでしょうか」
女王様「そんな事くらいわかりますわ。商業に農業、種々様々な仕事が溢れているのでしょう」
男「ふぅ、やはりそのような見識でしたか」
女王様「さっきから何やら言っていますが、一体なんのことですの」
男「陛下、もうよろしいですか」
陛下「もう隠し通しておくことはできないだろう。よろしく頼む」
男「はい。女王様の命は全力でお守りします」
女王様「二人して何を話しておりますの」
男「女王様、私がお供をします。城下町へ出掛けましょう」
女王様「まあ、なぜあなたが私に命令などを」
男「陛下からお願いをされたのです。どうかご一緒に」
女王様「仕方ありませんわね」
女王様「それで街へ下りてきたのはいいれけど、一体なんの意図でこんなところへ」
男「女王様の認識を改めさせる為でごさいます」
男「さぁこちらの店内へ」
女王様「販売店に入れと言うのですね。何があっても驚きませんわよ」
女王様「世界の事は書物でほとんど知っておりますの。ジパングやアステカ族のこともしっていますのよ」
男「さすがにこれには驚かれると思いますが」
女王様「なんですの、この陳列棚は。三種類の缶しかおいてありませんわ」
女王様「一体これはなんですの」
男「女王様、慎んで申し上げます。これらは全てプロテインでございます」
女王「プロ……プロイセン」
男「プロテインでございます。 筋肉をつけるために必要な成分を集めたスーパーな食材なのです」
男「主にボディビルダーやスポーツ選手が愛用するものでございます」
女王様「どんなものかはわかりました。しかしその筋肉の親友がなぜこんなに陳列されていますの。 ここ は食品販売店のはずでしょう」
男「わが国の主産物及び主食は全てこのプロテインなのです」
女王様「まあ、そんなことあり得ません。だって書物でそのようなことをみた事など一度もありませんもの」
男「現実も現実でごさいます。試しに店を出て一番始めにあった人物に、ここ一週間何を食べたか聞いてみましょう」
女王様「わかりましたわ」
男「てはこの老人に話を聞くとしましょう」
女王様「このような人がプロテインしか食べないと言うことはありえませんわ」
男「ここ一週間何を食べました」
老人「なんじゃ、わしをからかっとるのか。そんなの聞かんでもわかるじゃろ」
男「そこをなんとか」
老人「プロテインに決まっとるじゃろ。おかしなことを言う男じゃのう」
男「さあどうです?」
女王様「今の口ぶり、嘘じゃないわね」
男「もちろんそうですとも。ちなみに我が国の国民達の口癖は、筋肉つけても嘘つくなですよ」
女王様「まぁなんて面白味のないこと。これが脳筋という考え方ですのね」
女王様「そうだわ、教会へ行きましょう。 あそこは必ず国民とは違いますわ」
男「どうしてそうおもわれるのです」
女王様「神に捧げる供物がプロテインのはずありませんもの。早速行きましょう」
男「仰せのとおりに」
神父「主は仰いました、完璧な筋肉を求めなさいと」
女王様「こんなのエセ神父だわ。私こんな教義知らないもの」
男「女王様、私達の国はこの派生の宗派を国教会にしています」
女王様「今までの私の信教ってなんだった」
男「女王様のミサは、あなたさまとと数名の人々だけで閉鎖的にしてましたからね」
神父「愛は筋肉に宿ります」
女王様「あぁ頭が……別のところへ行きましょう。そうだ庶民的なところへいきたいわ」
男「それでしたら居酒屋などはどうでしょうか」
女王様「危険ではなく」
男「大丈夫です。危険は全て排除しますから」
女王様「まあ、そういうことでしたら」
女王様「すごく新鮮だわ!こんなところがあったのねぇ」
男「おきに召されましたか」
女王様「ええ、みんな気取らずに自然体に会話している。これこそまさに真実の人間の会話ね」
男「もう少し近寄ってい話の内容も聞いてみてはどうです」
女王様「呆れたわ。筋肉について暑く語っているだけじゃないの」
客「ん?何処からか筋肉を罵倒する声が聞こえたな」
女王様「ひっ……」
客「あんたか、私たちの神であるところの筋肉を罵倒するのは。魔女狩りさせれも文句は言えませんよ」
男「すまない、いまのは戯言で本心ではないんだ」
客「あん?邪魔するならはりたおすぞ、この相撲体型が!」
男「やられるまえにやり返す」
客「あんた、いい筋肉してるな。見逃しとくよ」
男「ありがたい。 さ、早く抜け出しましょう」
女王様「全く野蛮だわ。やっぱり頭が筋肉で覆われているのね」
男「女王様そのようなことをおっしゃられていますと、また要らぬ対立が」
女王様「これから控えるわ。それにしてもあなた見かけによらず強いのねぇ」
男「ジパングのスモーはご存じですか?」
女王様「もちろん知っているわ。そういえばあなたまさしくスモー体型ね」
男「ですから腹筋ができてもおかしくは無いのです」
男「さて、ここからが本題なのです。女王様は文化に接して異質な空気を感じませんでしたか」
女王様「最初から最後までずっと感じ続けましたわ。はっきりいっておかしいですわ」
男「そうでしょう。異様なまでの筋肉神礼拝、これには訳があるのです」
女王様「あら、あなたからそのような言葉が出るとは。続けなさい」
男「私たちの国の蔓延る恐ろしい魔物。それは筋肉の伝染なのです」
女王様「これはまた不明瞭な。筋肉が他人へ乗り移るとでも言うのですか?」
男「すみません、言葉が足りませんでした。筋肉礼拝思想の伝染なのです」
男「筋肉礼拝の崇高さがあまりに強力なため無心であった人びも感染してしまう。こういうわけなのです」
女王様「つまり思想かま選択の余地なく、強制的に植え付けられると。恐ろしいですわね」
男「この思想は国民に広がり、王室にひろがって、もう止めようがありません。当然の帰結として国家の滅亡は免れません」
男「そこで隣国全てに戦争を仕掛けようとしているのです」
男「脳筋ばかりの兵では国は落とせませぬ。脳筋の指令部これは行けません」
女王様「言おうとしていることば大体わかるわ。それでどうすの」
男「指令部も陛下ももうこの思想に伝染しています。女王様が思想は持っていても、世俗に無知であったのは陛下が最後の砦として残しておられたからなのです」
女王様「話は理解できたわ。私が作戦の指揮をとればよいのですね。しかし疑問があります」
女王様「見たところあなたは冷静でそんなに侵食していないようですが。あなたが指揮をしては」
男「見かけはそうであったとしても、私の内面はもう筋肉が占めています。女王様がなさるべきです」
女王様「わかったわ。司令として見事活躍してみせるわ」
戦争当日
女王様「今日は戦争。みんな気を抜かないで!目指すは王の首よ」
兵士達「オーッ!筋肉万歳!」
女王様「私が先頭を切るから!国民全員ついてきなさい!」
国民「オーッ!v#」
男「あっ、あの女王様、慎んで申し上げます。国の人間一人残らず
戦争に向かっているように思えるのですが……」
女王様「何を言っているのかしら、戦いに守りなんて必要なくてよ。すべての戦力は攻撃に回せ!」
女王様「賭け事は全てに大穴に、全財産はすべてプロテインに。国の思想でしょう」
男(女王様、その世俗に染まらぬ無垢さ故に一日で伝染してしまったのですね)
男「もうヤケクソだ! 筋肉万歳!当たって砕けろ」
ワーッワーッ
一方その頃 筋肉大好き国の城の前
敵将軍「……だれもいない」
敵「国中空っぽですよ。どうしたんでしょう」
敵将軍「おかしい国だとは聞いていたが……ん?なんだこの聖書は見慣れないな……」ペラツ
敵将軍「これは!」
終わり
乙
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