煌「奴らが押し寄せてくる音がします!!」 (58)
ID:DKceKI7n0
怜「ゲーム?」
尭深「はい、その名もLesbian4Dead。略してL4Dです」
穏乃「早速やりましょう!」ワクワク
煌「すばらっ、ゲームなんて久しぶりですねぇ」ソワソワ
怜「おっしゃやろうやんけ」
カチッ
ブゥゥゥィィィィィィィィィィィィィィィィン
尭深「ひっ!?」
穏乃「そ、掃除機ですか?」
煌「すすすすばらくない」
怜「初期型しかないねん…」
ドゥーン
尭深「…」
煌「…」
穏乃「…」
怜「…」
穏乃「え?え?」
煌「今の何でしょうね」
怜「黒人の後頭部にバルブついてたな」
尭深「痛そう」
尭深「じゃーキャラ選びましょう」
怜「ていうてどれも変わらんのやろ?」
尭深「そうですね」
煌「全員女キャラなんですね」
尭深「このゲームは敵のゾンビも全部女型だよ。女性にしか感染しないウイルスの話だから」
穏乃「ゾンビものなんですね…それをまず聞いてませんでした」
尭深「そ、襲ってくるゾンビを牌や点棒でロン(物理)するゲームだよ」
怜(普通に銃とかでええんちゃうかなあ…)
何故このメンバー?
煌「おや、始まりましたね」
尭深「ヘリコプター」
穏乃「ほんとだ!あれ?行っちゃうの…?」
怜「乗せてけや!」
怜「…無視やん」
穏乃「ここに百点棒がありますよ!」シュッシュッ
煌「千点棒もありますね」ブンブン
穏乃「点数が高い棒ほど振る速度が遅いみたいですね」
煌「おそらくダメージは反比例するんでしょうね…高火力すばらです!」ブゥン
グシャァ
怜「おいぃ!」
煌「ありゃ、味方に当たるんですね…これは失礼」
尭深「本当だ」ダァンダァン
穏乃「うわわ、渋谷さんヤメテー」キャー
財布スラれたあれかな
支援
怜「まあ病弱なウチは遠くから牌撃つわ」
煌「ツッコミ入れる時はすこぶる元気ですけどね」
尭深「牌も数字が大きいと威力が高いみたい…」
怜「白しかないけど後から増えるんやろか…」
尭深「大変、湯呑を持ちながらコントローラー動かせない」
穏乃「湯呑置いときましょうよ…」
怜「あほなことやってんとドア開けるで…」ガチャ
煌「うわぁ…ゾンビが一杯ですね」
尭深「撃滅」バァンバァン
ゾンビ「痛い痛い」
怜「うわっ、ほかのゾンビが一斉にこっち向いたで」
ヴェー(ゾンビボイス) ドドドドド
煌「ひえぇぇぇ!?」ボコッ
穏乃「走ってきた!」バキッ
尭深「わわわわわ」バンバンバンバン
怜「危ないとこやった…ゾンビは普通走らないのが掟やろ…」
煌「まさか殺到してくるとは…」
穏乃「でも私が須原さんと一緒に前で敵殴って、後ろから園城寺さんと尭深さんが援護してくれる形はイイですね!」
煌「花田ですけどね」
尭深「チームワークで生き残る…それがサバイバルだよ」ニコッ
ヴァー
煌「おりゃー」バキッ
怜「しかし敵弱いしクリア余裕っぽいな」バァンバァン
コポポポポポポ
怜「ん?なんか変な音するで」
煌「おや?角の所に白水ぶちょーそっくりな人が…」
哩?「…」ポイッ
煌「わぷっ、なんかピンクの薬品投げてきましたよ…前が見えないです!」ビシャァァ
穏乃「うべべべ」ベトベト
ヴァー ドドドド
尭深「煌ちゃんのとこにゾンビが殺到してきた…」バンバンバンバン
煌「ぶちょーの裏切者ー!」ブンブン
煌「ひぇぇ…ようやく見えてきました」
尭深「説明書によると今の敵はブチョーマーって名前らしいよ」
尭深「プレイヤーに媚薬を投げつけてゾンビに襲わせるみたい」
怜「なんちゅう奴や」
尭深「鎖で縛られてて動きは遅いらしいんだけど…」
穏乃「あー!いた!須原さんの仇ー!」ブンブン
哩(ブチョーマー)「あぁん」ロン
尭深「倒すと持ってる媚薬をあたりに撒き散らすので、離れて遠くから撃つようにって書いてる」
ビシャァァァ
怜「うわあああワンテンポ説明がおそいわあああ」ランシャー
尭深「何も見えない…」ミダレウチー
煌「ひぇぇ、ゾンビの声が迫ってきましたよ」
穏乃「ごごごごめんなさいぃぃ」
謎のメンバーチョイス
しかし酷いタイトルのゲームだ
怜「はぁ…大分HP削られてしもたな…」
穏乃「面目ないです」ポリポリ
煌「いえいえ、ゲームなんですから楽しくやりましょう!」
穏乃「須原さん…」パァァァ
煌「花田ですけどね」
尭深「穏乃ちゃん…みて、このHP…少ない」
穏乃「あ…ご、ごめんなさい」ショボン
煌「まぁまぁいいじゃないですか」
穏乃「!」パァァァ
尭深「死にそう」
穏乃「…」ショボン
煌「まぁまぁ」
穏乃「!」パァァァ
怜煌尭(可愛い)
支
怜「ん?エレベーター乗ったはいいけど…」
煌「なんか煙たいですね」
穏乃「うわわ…火事みたいですよ」
チーン ガラッ
怜「エレベーター開いたけど」
尭深「炎と煙ですごく見えにくい」
ヴァー ドドドド
煌「ひえぇぇぇ、一杯きましたよー」ブンブン
怜「お、ここに筒子落ちてるで」ズダダダダダ
ロンロンロンロン
尭深「筒子はサブマシンガン牌(?)みたいですね」ズダダダダダ
ロンロンロンロン
穏乃「わわ、援護射撃の弾幕が濃くなりましたね」
煌「頼もしい限りですねー」ポコッポコッ
怜「ん?なんかあそこにまた変わったのがいてるで」
尭深「パーカー着て四つん這いになってますね」
?「おまかせあれー」
怜「あれは…松実妹やんけ」
ビョイーーーーン
穏乃「うわわわ、すごいジャンプ力」
玄?「おもちー!」
煌「すばばばっマウント取られました!」
モミモミモミモミ
煌「あわわわ、誰か助けてくださいぃぃ」
穏乃「うおー」ペチーン
玄「おねーちゃー」ロン
尭深「どうやら今のはオモチハンターって敵みたいですね」ペラッ
煌「一度乗られると自力じゃ脱出できないみたいですね…」
怜「ようやく火災エリア抜けたで…」
煌「あぁ…あそこにセーフルームなるものが見えますよ…」
尭深「あそこに入るとステージクリアです」ハァハァ
穏乃「満身創痍ですね…」ヨロヨロ
ヴァェー
怜「どいてくれぇぇ」ズダダダダダダ
ロンロンロンロン
尭深「ようやくセーフルーム」ガチャッ
哩(ブチョーマー)「入らすっか」ビシャァァァ
尭深「ひゃっ」
煌「ぶちょー!?待ち伏せとは卑怯です!」
ヴェー ドドドドドド
怜「うおおおとりあえず入れ入れ」ベトベト
バターン ズンチャッズンチャッズンチャッ
STAGE 1-1 CLEAR
STAGE 1-2 LOADING
怜「はぁぁぁ、やっと1ステージクリアしたな」フゥゥゥ
穏乃「ちなみにこれ体力なくなったらどうなるんですか」
尭深「その場で白撃てるらしいよ…弱いけどね、その状態だと体力が徐々に減っていって、それがゼロになるとトビ終了みたいだね」
煌「4人であれですからね…一人減ったらほぼクリア不可能なのでは…」
穏乃「大丈夫です!4人皆生き残りましょう!」
怜「お、やる気満々やないか」
煌「ふふふ、ようやくコツをつかめてきましたからね」
尭深「がんばります…その前にお茶を…」
怜「その意気や!なんとしても脱出するでー!」
穏乃「おー!」グッ
煌「おー!」スバラッ
尭深「…!」ズズズ
尭深「あっ…お、おー」アセアセ
怜「締まらんなあ」
煌「どうやら今回は屋外に出るみたいですね」
怜「お、索子置いてる」
尭深「ショットガン牌ですね、前衛向きかも」
煌「じゃー私たちが持っておきましょうか」スバッ
穏乃「点棒で殴って、敵が集まってきたら索子で切り抜ける形ですね!」
煌穏「「すばらっ!」」ハイタッチ
尭深「あれ?こんなところに人形が…」
怜「なんでそんなところに…ってかそれ姫松の」
煌「上重さんそっくりじゃないですか」
尭深「説明書によると投げて使うものらしいですね」
穏乃「心苦しいですけど、試してみますか…?」
爆弾や
玄ちゃ出て来たのによくたかみー無事だったな
怜「じゃあセーフルーム開けるで」ガチャッ
尭深「救急車とか医療テントが…」
穏乃「防護服着た人もいますね」
煌「しばらくは感染対策が為されていたんでしょうかね…」
怜「罪悪感が無いわけやないけど、これもうちらが生き残るためや…すまん!」ポイィー
漫(人形) ピューン ピッピッピッピッ
穏乃「なんか音が鳴ってますね」
尭深「うわわ、ゾンビがたくさん集まってきた…」
怜「いや待て…なんか明後日の方向へ…上重人形のとこか、走って行ったで」
ピッピッピッピッ
煌「上重さん人形がボコられてますね…」
チュドーーーーーーン
尭深「きゃっ」ビクッ
支援
怜「なるほど、音でおびき寄せてから爆発で一網打尽にする武器なんか」
尭深「でも一つしか持てない上にどこに落ちてるかわかりませんね」
穏乃「緊急用ってことですね…」
煌「ドカドカ使えませんねぇ、すばらくない」
尭深「投擲武器はあと2種類あるみたいですね」
煌「どこかで手に入れば取っておきましょう」
なぜ本編でもまともに絡んでないこの4人がこんな仲良く
コポポ
怜「!待つんや」
煌「ひっ」
穏乃「え?」
尭深「きゃっ」
怜「今確かにヘンな音したで」
コポポ
尭深「出てくるまで待ちましょうか」
穏乃「そうですね、わざわざ出て行って薬品浴びる事もないですもんね」
煌「持久戦と行きましょう!」
怜「せやなぁ…」
シーン
ヴァーーヴァーーーヴァーー ドドドドド
全員「!?」
<<奴らが押し寄せてくる音>>
煌「え?え?ドユコトですか!?」
尭深「忘れていた…このゲームプレイヤーが一定時間動かないと大量のゾンビが来るんでした」
穏乃「えええええぇぇ!?」ブンブン
怜「あほー!先に言わんかーい」ズダダダダダ
煌「ひー来ないでください!すばらくありません…ええいショットガンで」ズドォォンズドォォン
哩(ブチョーマー)「ばってん」ヒョコッ ロン
煌「あ、流れ弾が」
ビッシャァァァァァ
尭深「きゃっ何も見えなくなっちゃった」
穏乃「うわわわわわ更に大量のゾンビが…」
怜「逃げながら戦うんや!進むで!」
穏乃「ひええー」
煌「面目ないー」スバラクナイー
尭深「あれ、あそこに居るのは…千里山の」
穏乃「江口さん!」
セーラ?「バスガデルデーーーーー」ドドド
怜「うわぁっ突進してきた!」
ガシッ
煌「ああぁ園城寺さんがつかまりました!」
穏乃「そのまま持っていかれた…」
怜「たすけてぇぇぇ…」
尭深「あんな離れたところに」
煌「戻らないと!」
怜「ふぅ、助かったで…ありがと」
尭深「あれはエグチャージャーですね、突進→掴む→拉致の流れでプレイヤーを分断させる敵だそうです」
穏乃「すごい速さでしたね…」
煌「彼女らしいダッシュでしたね…」
怜「あんな感じの特殊な奴がまだ他におるんか…」
尭深「あと5体いるみたいですね」ペラペラ
怜「まあ、どんなんか楽しみやし聞かんとくわ」
煌「おや?あんなところにガンショップがありますよ」
怜「でかした!弾薬の補充や!」
怜「おっけい、これで補充も完璧や!」
煌「救急パックもありましたしすばらですね」
尭深「あれ?でもあそこタンクローリーが横転していて通れないですね」
穏乃「えええ、詰んじゃいましたか!?」
ピー・・・ガガッ
春『聞こえる?』
穏乃「おわっ…インターホン?」
怜「誰やー」
春『私はこのガンショップの店長…あのタンクローリーをどかすことができる…』
煌「で、では早いところ…」
春『こんな世の中、申し訳ないけれどタダではできない』
尭深「そんな…お茶あげるから…」
春『お茶もいいけど、それよりも欲しいものがる』
怜「な、なんや」
春『道向かいにスーパーがある』
穏乃「ホントだ」
煌「見えますね」
春『そこにある黒砂糖を持ってきてほしい…そしたらあのタンクローリーを動かしてあげる』
怜「ほんまやろな?」
春『私は巫女、神道を歩む者は嘘をつかない』
尭深(なんでお巫女さんが武器屋を経営してるんだろう…)
怜「まあええやろ…取って来たるわ」
煌「すばらっ!」
春『ありがとう…』
穏乃「じゃあ早速行きましょう!」
猿さん注意
怜「ここやな、ちゃっちゃと取ってちゃっちゃと帰るで」ガチャッ
ジリリリリリリリリリリリリリリリリ
尭深「きゃっ」ビクッ
穏乃「防犯ブザー!?」
<<奴らが押し寄せてくる音>>
煌「すばばばばば!たくさん来ますよ!」
怜「ダッシュや!速攻で取って来るんや!」
尭深「入口は私たちが応戦する」
穏乃「任せます!取ってきますね!」テケテケテケ
―――――
―――
―
穏乃「あった!これだ…」
穏乃「なんか他に使えるものは…!!」
穏乃「こ、これは…」
怜「高鴨はまだかー!」ズダダダロンロンロンロン
尭深「リロード…リロード」モタモタ
オマカセアレーーーーー
尭深「きゃっ…オモチハンター…」
モミモミモミモミ
尭深「やああ…」
煌「尭深さん!」ポコッ
玄(オモチハンター)「なるほどー」ロン
煌「大丈夫ですか?あだだだだ…後ろからとは卑怯です!」
ゾンビ「ヴェー」
尭深「囲まれた…」
怜「万事休すや…」
ピューン ピッピッピッピッ
ヴェーーーー
尭深「あ…ゾンビが離れてく…」
穏乃「いやー…黒砂糖の近くに上重さんボムが置いてあって助かりました…」
怜「ほんまよーやったで高鴨ぉ」オロロン
煌「感動のあまり号泣してますね」
尭深「店長さん、郵便受けのとこから黒砂糖渡すね」
春『ありがとう…今度はこっちが約束を果たす番。タンクローリーをどかしてあげる』
バシュッ シュルルルルル チュドォォォォォン
怜「ロケットランチャー…どかすってそういう…」
穏乃「木端微塵ですね」
尭深「店長さん…これ」
春『?…水筒』
尭深「お茶…黒砂糖によく合うよ」
春『ほんとだ、渋みがちょうどいい』
尭深「それが自慢だよ」ニコッ
春『…幸運を、私はここで祈ってる』
怜「あれセーフルームちゃうか!?」
穏乃「ほんとだ!うおー」ドドドド
煌「入りました!尭深さん」
尭深「待って…着いた…」ハァハァ
ピュルルルルル
尭深「えっ!?…何か引っかかった…」
ズリ・・・ズリ・・・
穏乃「わわわわ、尭深さんが引っ張られてく」
怜「なんやあれ…釣り糸!?」
煌「亦野さん!尭深さんを離すのです!」ダァァンダァァン
穏乃「ショットガンじゃ届かない…うおおおー」ダッシュ
ポコン ロン
煌「ナイスですよ高鴨さん!」
ボムン
怜「!?」
尭深「ケホケホ…」
穏乃「煙たい…」
尭深「フィッシャーは遠くから釣竿でプレイヤーを引き寄せる上…」
モクモクモクモク
尭深「倒すと軍用催涙弾を落とすの…」
穏乃「ひぇぇ…早く離れましょう」テケテケ
尭深「ごめんね」トコトコ
穏乃「や、尭深さん…そこはごめんじゃなく」
尭深「?」
穏乃「…」
尭深「!」
尭深「ありがとう」ニコッ
穏乃「どういたしまして」ニコッ
怜「おっしゃ!入ったな!」ギィーバタム
ズンチャッズンチャッズンチャッ
STAGE 1-2 CLEAR
STAGE 1-3 LOADING
怜「ひぃひぃ…流石にしんどなってきたな」
尭深「1面はあと2ステージです」
穏乃「ようやく折り返し地点ですね…」ハァハァ
煌「燃えてきましたよぉぉぉ」スバララララ
怜「ほんま元気やなぁ…」
尭深「一息」ズズズ
穏乃「特殊な敵もあと半分のこってますね」
尭深「中と發も拾ってない」
怜「投擲武器もまだ1個だけか」
穏乃「残り2ステージ…どんな敵が来るか楽しみですね」ニヤリ
尭深「かっこいい…」
穏乃「?」
尭深「………」フイッ
煌「ショッピングモールですか」
怜「薄暗いなあ…誰か電気つけてー!」
ゾンビ「ギャース」ガンガンガンガン
尭深「きゃっ、ドアを叩いてる」
穏乃「大声だすから…」
怜「いやほら誰かいてへんかなーって」ロンロンロン
ガチャッ
煌「陳列棚とかのせいで視界が悪いですね…」
怜「どこから敵が出てくるかわからへんなあ…うわ、あそこにエグチャージャーいてるやん」
尭深「…」ズダン
<デルデー ロン
怜「!?」
穏乃「あんな遠くの敵を…」
尭深「萬子拾いました」
煌「スナイパーライフル牌ですか、これはますます援護射撃が頼もしいですね」
怜「しっかしところどころフェンスとか張られて入り組んでるなあ」キョロキョロ
煌「必死に抗戦したんでしょうね…ここに居るゾンビの方々も」
穏乃「…」
尭深「…」
煌「彼女らの為にも私たちは生きなければならないということですよ」
穏乃「はい…」
尭深「うん…!」シュルルルルッ
誠子(フィッシャー)「HIT!」
ギリギリギリギリ
尭深「わ…わ…釣り糸が…」
怜「上か!」ダァンダァン
<オマカセアレー
怜「やばっ…左!」
ガバッ
玄(オモチハンター)「オモチー」モミモミモミ
煌「なんと…二人同時に…まずは近くの園城寺さんから…」
穏乃「くっそー…ショットガンじゃあそこのフィッシャーに当たらない」ズダァンズダァン
ヒューンドスン
煌「むっ…ゾンビが落ちてきました…」ブゥン
哩(ブチョーマー)「ばってん」ロォン
ビシャァァァ
穏乃「うわわわ、急に敵の連携が…」
煌「ひぇぇすみません…急に落ちてきたものでつい殴っちゃいました…」
ヴェーー
怜「やばい!あいつらくるで!」
煌「皆さんどこですか!」キョロキョロ
穏乃「見えない…」
尭深「二人とも私たちを置いて行って」ブラーンブラーン
怜「せや、ここでっ…うぅん…ウチらにかまってたら…あっ…全、ん滅っしてまうで」モミモミモミ
煌「そんな…」
穏乃「嫌です!皆で生き残ろうって言ったじゃないですか!」
煌「そ、そうですよ!はやく場所を…」ゴシゴシ
ヴェードドドドド
尭深「…!煌ちゃん、三歩前に歩いてすぐ右」プラーン
煌「え、え、少々お待ちを」ヨタヨタ
煌「こ、これは…?」
穏乃「ようやく目が見えてきた…そこっ!」ダァンダァン
玄(オモチハンター)「とられちゃったー」ロン
怜「おっしゃこれで倒せる!」バンバンバン
誠子(フィッシャー)「なんなんだよー」ロン
煌「私も見えるようになってきましたよ…!?これは」
ポンッ チュドーン
怜「うわっ…何の爆発や」
尭深「煌ちゃんが拾った發です…グレネードランチャー牌です」
穏乃「わ、木端微塵だー」
煌「やった!切り抜けましたよー!」スバラー
穏乃「万歳!」
尭深「…」ホッ
怜「流石にさっきのは死んだとおもったで…」
煌「尭深さんが教えてくれたおかげですよー!」ダキッ
尭深「えっ、や…そんな私は何も…」
怜「そや、あのぶら下げられた状態でよー冷静に周りを見てくれたもんや」
穏乃「MVPですよ!胴上げしましょう胴上げ!」
穏煌怜「わっしょい!わっしょい!」
尭深「…えへへ」ワッショイワッショイ
<<奴らが押し寄せてくる音>>
煌「あ゛」
怜「忘れてた」
怜「走れ走れー!」
穏乃「あの店員通用口に逃げ込みましょう!」
煌「ひえぇ」ブンブンブン
浩子?「…」スッ
怜「!?うわっ」ガバッ
煌「よっと!」
穏乃「全員いますか!?」
尭深「あれ」
<タスケテー
煌「園城寺さん!?」
しえ
浩子?「しゃぶりつくしたるでー」ヨタヨタ
怜「降りろ船Qー!」ヨロヨロ
煌「居たっ!…なんで船久保さんを肩車してるんですか?」
怜「ちゃうねん!うちをどっかに連れてこうとしてるねん!」
穏乃「えーい」ポコン
浩子?「うまいわー」ロン
穏乃「倒した…」
尭深「いまのはジョッQですね、人の背中に乗って拉致しようとする敵です」
怜「船Q…敵になるとこれほどまでにやらしいキャラだったとは…」
煌「あ…」ガチャッ
穏乃「うわ…」
尭深「これ…」
怜「窓ガラス割って行くんやろなあ…」
煌「でもどうみても防犯ベル鳴りますよね」
穏乃「どうしましょう…」
怜「あいつらが群れを成して来たら一回固まってやり過ごそう」
尭深「賛成です」
煌「なるほど、固まれば囲まれることもないですからね」
穏乃「じゃあ行きますね!」パリーーーン
ジリリリリリリリリリリリ
<<奴らが押し寄せてくる音>>
怜「案の定やな…走るでー!」
穏乃「うおーーーーー」ポコポコポコポコ
煌「すばらーーーーーー」ペチペチペチペチ
ロンロンロンロンロンロン
尭深「…」ズダン ズダン
怜「…囲まれた!固まれー!」
穏乃「スクラム!」
煌「すばらっ!」ポコポコペチペチ
ヴェー ロンロンロン
怜「おっしゃダッシュや!」
穏乃「わー!」ダッシュ
煌「なかなかナイスな作戦ですよ!」
怜「はっはっは、お姉さんに任せときなさーい」ドヤァ
怜「お、何コレ?モノクルみたいなん落ちてる」
尭深「投擲アイテムですよ、投げた場所の周囲に居るゾンビウイルスが"塞がれて"死滅します」
怜「まじでか!上重人形に次ぐ便利アイテムやん!」
穏乃「とりあえずこのゾンビラッシュはそれ使って無難に行きましょう!」
怜「おっしゃまかせろ!」ポイー
ヴェー ヨタヨタ
煌「すばら!ゾンビたちがみるみる倒れていきますよ!」
尭深「一度モノクルの範囲に入ってしまえば離れても継続ダメージが通るスグレモノです」
怜「説明書熟読するタイプやな」←読まない派
穏乃「すごい!流石尭深さん!」←読まない派
おっちゃん!
怜「3階ついたで!」
煌「あのパネルを押せばベルが止まるみたいですね」
穏乃「後ろ見ておきますね!」
カチッ ジリリリリ...
尭深「止まりました…」
穏乃「順路はこっちですかね…げっ」
煌「どうしました?」
穏乃「また店員通用路かあ…狭いところ嫌いなんですよね」
怜「やろうな」
穏乃「やっぱわかります?」
尭深「まず普段着が開放的だから…」
穏乃「えー、これでも厚着なんですよ!袖無いのとかありますし!」
怜「裸タンクトップやんそれ…」
穏乃「ジャージですよ!」
怜(違いがわからん…)
怜「でも狭い一本道やと囲まれることないからええな」
煌「確かに、前後だけ見てればいいですからね」
ヴェー ワラワラワラワラ
穏乃「数で来ましたね」
尭深「でも今の私たちの敵じゃないよ」ズダンズダン
宥?「…」ヒョコッ
煌「おや?あれは…」
穏乃「宥さん!」
怜「また特殊な敵か!?」
宥?「…あったかーい」ゴオッ
メラメラメラメラ
怜「ひぃぃぃ!」
穏乃「火を吐いてきましたよ!」
煌「あちちちち、地面に燃え広がってますよ!」メラメラ
怜「この辺一帯ダメージゾーンになってもた」
穏乃「離れないと…あちゃちゃ」メラメラ
怜「あだだだだだ」メラメラ
宥?「あったかーい」
怜「あったかないわ!熱いわ!」
穏乃「このぉっ、ごめん宥さん!」ブン
尭深「穏乃ちゃん待って」ズダーン
宥?「こたつー」ロン
ジューメラメラ
穏乃「えっ…わわっ…マグマが…ありがとうございます尭深さん!」
尭深「オネーチャーは倒すとマグマを撒いて死ぬの」ピース
怜「迂闊に倒されへん敵多すぎやろこのゲーム…」
尭深「それが自慢…」ニコッ
怜「ハマッたんかそれ?」
穏乃「あー、あれセーフハウスじゃないですか?」
怜「ステージ3は序盤の方がキツかったな」
煌「すばらっ、私たちのチームワークがすばらくなってきたとも取れますよ!」
尭深「いよいよあと1ステージ」
穏乃「けどセーフハウス前全然ゾンビいませんね」
煌「今のうちに早く入っちゃいましょう」
怜「へっへっへ、余裕こいて部屋前でこう」ピョンピョン
尭深「舐めプレイですね…」
浩子(ジョッQ)「うまいわー」ピョイーンガシッ
怜「うわあああ連れてかれるー」
煌「…」
穏乃「…」
尭深「…」
STAGE 1-4 LOADING
怜「さぁいよいよラストステージや!」ボロボロ
煌「何で一人だけHP減ってるんですかね」
怜「不思議なこともあるもんやな!」
尭深「…」
穏乃「なんかこのステージだけ感じが違いますね」
尭深「車があるね」
煌「ところどころにポリタンクが置いてます」
怜「あー、ガソリン入れるんか…」
全員(めんどくさそう…)
怜「とりあえずこのエレベーターで一階まで降りよか」
穏乃「固まって動いたほうがいいのかなあ」
煌「そーですねぇ…」
チーン ガラッ
哩(ブチョーマー)「ばってん」ポイッ
尭深「開幕から媚薬投げ…卑怯…わぷぷ」ビシャアアアア
怜「と、とにかく固まれー…全然見えへんけど」ヨロヨロ
穏乃「ポリタンク一個手に入れました!」ヤッター
煌「い、今の媚薬どうやって避けたんですか!?」
穏乃「な、何となく咄嗟で…」
怜(恐るべし野生の勘!)
穏乃「よいしょっと」
給油 1/13
怜「これをあと12回繰り返さんとクリアできへんのか…」
尭深「あっちに2個あります」
煌「すばら!まずは近いところにある物から取りに行きましょうか」スタコラサッサ
煌「おや?」
仁美?「…」トコトコ
穏乃「こ、こんなところに動物が…」
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