怜「デスノート?」【咲×デスノSS】安価有 (299)
世界観はデスノート
キャラクターは咲オンリーで行きます。
それでも良い方はご覧下さい。
怜「デスノート..死のノート?」ペラ
怜「名前を書かれたら死ぬ?なんや子供の作った悪戯ノートかいな」
怜「ホンマ下らん世の中になったで」スタスタ
~~怜邸
怜「持って帰って来てもうた」ワナワナ
怜「まぁ、本物やったら一大事やしな」
怜「.....」ピッ
怜(とにかく、実証せなあかん..これが本物なんかどうか)
怜(殺すにしても死んで当然の人物..)
怜「ん..?」チラ
TV『今朝、東京シネマ雀荘で一人の男が人質数名を連れて立て籠もり、点棒一億分を要求すると言う事件が起きました』
TV『犯人の名前は小走やえ、麻雀の地区大会で敗退した..』
怜「..コイツなら..」サラサラ
怜「時間まで残り5秒」
怜「4.3.2.1.0..!」
TV『次のニュー..え?失礼しました!最新の情報をお知らせします。先程の容疑者小走やえが急死致しました!』
怜「....このノート..本物や!!」ガタッ
リューカ「ふふ..」バッサバッサ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375782857
怜「う..ウチは人殺しか..?」ブルッ
怜「うっ..」ゴホッゴホッ
怜(何時も思ってた..イカサマを繰り返す他家に何も言えへん私..力が正義を捻じ曲げる世界)
怜(変えたるッ!力が全てや言うならウチが力を持って真っ直ぐな世界に!)
怜(誰にも出来ひん..ウチだけや!)
リューカ「気に入ったようやな」バサッ
怜「うわぁあああ!!」ドンガラガッシャン
リューカ「人間は人を殺すと罪悪感やらなんやらで潰れてまう聞いたけど、アンタ強いな」
怜「...ウチの魂取りに来たんか?」
リューカ「いんや..ただの暇潰しや」
怜「は?」ピクッ
リューカ「ウチもあんたと同じ、はぐれ者の死神やさかい、魂とか興味ないんよ」
リューカ「ただ、アンタがウチをどれだけ楽しませられるかっちゅー話や」
怜「本当にそれだけやな..」スッ
リューカ「口説いわ」
怜「それならええわ、それにアンタもラッキーやな」
リューカ「ん?」
怜「ウチはただ人を殺すだけやない..新世界の創生を見せたる!」ドンッ
リューカ(なんやこの子めっちゃ可愛えーっ)キュンッ
怜「あれから一ヶ月..随分と人を殺した」
リューカ「なぁ怜ー、膝枕しぃーへん?」
怜「勘弁してぇや、外やで?」
怜「リューカは人には見えへんのやから、一人で寝転がっとる家なき子に見られてまうやろ」
リューカ「あ、アカン禁断症状がッ..!!」
怜「なんや、勝手に騒いどんなー」
リューカ「仮にもウチ死神やで?」
怜「もう慣れたわ」スタスタ
リューカ「うぅ..」
怜「今日もお掃除するでー」カキカキ
リューカ「頑張ってやー!」
TV『此処で臨時全国麻雀放送をお送りします』
怜「なんや..?一体」
リューカ「さぁ..なんやろな」
H『私は伝説的な名探偵アカド・ハル・エイラー』
H『此処で私は宣言させてもらうッ!キラ!お前は悪だ!』
怜「キラってなんや?」
リューカ「なんや知らへんのかいな、犯罪者の不可解な死を裏で糸引いとる奴がおるんちゃうかーって考えた一般ピーポーが考えた呼び名や」
リューカ「つまり怜の事やな」
怜「なんやて..」ギリッ
怜(ウチが悪やと?冗談も休み休み言えや..)
怜(今、不自然な犯罪者の死が原因で犯罪率も急激に下がっとる、誰のおかげやと..)
H『キラ..お前は正論を盾に人を殺して居る様だがそもそも殺人は悪じゃないの?』
H『お前は自己満足に浸ってるクソガキと同じだよキラ!』
怜「言わせとけば..このつッ」バッ
怜「...ッ!」ガリガリ
怜「間抜け過ぎるでH、持っと頭が良かったら面白くなっとたんになぁ..」
H『..キラ!貴様を..』
怜「..38..39..40!!」
H『うぐっ...!!!うっ...!!ガハッ』バタン
怜「あっはっはっはっ!!」
H『驚きました、本当に直接手を下さず殺せるとは..』
怜「なんや!?」
H『流石の私もこのオカルト現象を信じなければいけない様です』
H『今、お前が殺したアカド・ハル・エイラーは今日この時間死刑になるはずだった死刑囚です』
怜「なんやて!?」
リューカ「ほー、やるなぁ」
H『どうだ..私を殺さないのですか?殺してみなさい!出来ないのですか!?』
怜「ぐっ..」ギリッ
H『どうやら殺せない様ですね、これは良いヒントを貰いました』
H『お礼と言うのも何ですが一つ教えてあげましょう』
H『これは全国放送と謳っていますが、実際に放送されて居るのは日本の関西地区だけです』
怜「!?」
H『キラ..貴方は関西に居る!』
リューカ「ものごっつい奴やな」
H『ではキラ、次は処刑台でお会いしましょう』ブツッ
H「キラ、貴方は間違っています..」
~~
怜「H..ウチは間違ってへん..」
~~
H「私が先に見つけ出してキラを..」
~~
怜「ウチが先にHを見付け出して」
~~
H・怜「「裁く!!」」
リューカ(怜ファイトやでー!)
照
ちゃちゃのん
淡
安価は一つズレと言う事で
照「...残ったのはこれだけ」
いちご「ちゃちゃのんが居れば百人力じゃけ!」
淡「テルー..私も居るよ!」
蒲原「.....」ワハハ
ドム「....」
ワタリ「では皆さん此方に..」
~~某高級ホテル
照「こんな近くにHが..」
淡「一体どんな人なんだろう..」
いちご「ちゃちゃのんはスーツ姿のイケメンと思うけぇのー」
ワタリ「此方の部屋です..」ガチャピー
一同..「....」ドキドキ
弘世菫「どうも、Hです」
照「貴方が..」
淡「なんで弓道服?」
菫「....」ジー
照「あっ..宮永照です」
いちご「佐々野いちごじゃ」
淡「大星淡ですっ」
蒲原「蒲原智美だ」ワハハ
ドム「ザクです」
菫「ロンッ(物理)!」
いちご「なっ、ふざけるんじゃなかと!」
菫「私がもしキラなら、全員死んで居るぞ」
一同「....」ごくりっ
菫「ワタリ、例の物を」
ワタリ「かしこまりました」スッ
照「これは..」
蒲原「偽名の警察手帳か」ワハハ
菫「キラが人を殺すのに必要なのは顔と名前..それ位は分かっている筈だ」
菫「命は大切にしろ」
いちご「はい..」ショボン
菫「立ち話も何だし此方に来ると良い」
照「..お菓子」キラキラ
菫「あぁ、私だけでは食べ切れないから食べても良いぞ」
照「頂きます!」ハムハム
蒲原「で、菫さん」
菫「待った..私の事は弘瀬みつきと呼べ」
菫「各々、偽名の名前で呼び合う事を心掛けろ」
蒲原「それじゃあみつきさん、キラが関西に居る事は分かったけど、関西と言っても広過ぎるんじゃないか?」ワハハ
菫「案ずるな、既にFBIと連携して容疑者の調査に回って居る」
淡「凄い手回しだねー」
菫「寄せて寄せて..キラを狙い撃つ」
菫「世界に教えてやろうじゃないか」
菫「正義が勝つと言う事を..」
照「...うん」
淡「何だかやる気出てきた!」
いちご「やれる気がするけん!」
ドム「...」
蒲原「やるぞー!」ワハハ
~場所は変わって宮永家
リューカ「なぁ、怜..ウチは怜が好きや?」
怜「おもむろになんやねん」カリカリ
リューカ「そんでもHとの戦いには口を出さんつもりや」
怜「そらそーや、そんなんおもろないでな」
リューカ「せやから、これは怜の為やなくてウチが気に入らんから言うんやけどな」
怜「なんや、さっさと言いや」
リューカ「ウチ等をつけとる奴がおる」
怜「!?」
リューカ「鬱陶しゅーて敵わへんわ」
怜「ホンマやな..」チラッ
怜「ま、任せとき..すぐに消したる」
~~
>>50(レイ=ペンバーポジ)
自ageサーセン
南空ナオミはテイラーポジの相方
相方が居ない場合、他キャラの場合は私が勝手に決めさせて頂きます
イチはカプ厨か
穏乃で
穏乃「異常なし!では帰りますか!」ダッ
穏乃「宮永怜..少し病弱ながらも健気に生活してる子がキラな訳ないよねっ」
穏乃「後三日程様子を見たら上に報告だ!」
~~翌日、宮永家
怜「ん..今日は隣町までショッピングや」
リューカ「あ、新しい麻雀牌買いに行くんか?」
怜「名目上はな...」
リューカ「....んー?」
~~バス停
リューカ「また居るわ、怜気付いとる?」
怜「とっくにな」
怜「ほら、バスが来たで」トコトコ
リューカ「あーい」スーッ
穏乃「おっとまずい!」ダッ
穏乃「なんとか間に合ったー!」フゥ
怜(......さて、次の駅で)
~~次のバス停
池田「......」トコトコ
怜(来た..!!)
池田「お前等!バスジャックだし!騒ぐんじゃないし!」カチャ
乗客「ひぃッ」
池田「おい、運転手.麻雀バス協会に無線を繋げるし!」
運転手「は、はい..」カチャ
池田「今の状況を教えてやるし!」
運転手「...バスがハイジャックされました!!」
穏乃(これは...まずいな)
池田「それを貸すし!」ガシッ
池田「乗員乗客の命が欲しければ点棒1000万分持って来るし!」
池田「もし警察を呼んだら命は無いと思うし!」ガチャンッ
怜「おばあちゃん..大丈夫やで、アイツがこっちに来たら取り押さえたる」
乗客A「ほ、ほんとうかい?」ブルッ
穏乃「なっ..君じゃ危ない!私がやるよ!」
怜「......あんた誰や」
穏乃「私はこう言う者だ!」スッ
怜(なんや、チョロイ奴やな..ってFBIかいな..)
怜(事態は思った以上に大事になっとるな..)
怜(おっと..名前は鷹鴨穏乃..覚えたで)
怜「FBIの方が何で日本に..」
穏乃「私も日本人だからねぇ!たまには帰郷したくもなるさ!」
怜「そうでっか..あ!」ピラ
池田「そこ何してるし!」テクテク
穏乃(まずいっ..!!)
池田「何だ、メモ帳か..ってうぇええ!?」ビクゥ
リューカ「ん?」
池田「な、ななお前何だし!!?」
リューカ「ウチが見えるんか?」
池田「だ、黙るしっ!!」
穏乃(これは..麻薬特有の幻覚症状か!?)
穏乃「皆さん頭を下げて下さいッ!」
池田「こっち来んなしッ!!」パン!
リューカ「悪いけんども、ウチは人間の武器じゃ死なへんで」
池田「化け物..ッ!」パン!パン!
乗客「ひぃいっ!?」
リューカ「ほー、さっき怜が落としたのはデスノートの切れ端か、それを拾ったもんでウチが見えると..」
リューカ「よう考えたな」
池田「うるさいしっ!え!?弾切れ!?」カシャカシャ
穏乃「今だッ!」ダッ!
池田「ヒィ!降ろすしッ!」ダッ
久保(車)「池田ァ!」ドゴンッ
穏乃「.....!!」
怜「午後2時58分、池田華菜..午後2時38分初の麻雀バスをバスジャックするも恐ろしい幻覚を見て、銃弾を打ち尽くし逃亡」
怜「バスを降りる際に交通事故で死亡」
怜「デスノートに狂い無しや」
~~高鴨家
穏「ふぃーたっだいまー!」
憧「お疲れシズー」デムカエ
穏「いやーバスジャックに巻き込まれて大変だったー!」
憧「大丈夫なの!?」
穏乃「へっちゃらだってー!」
憧「で、そのバスジャック犯は..死んだの?」
穏乃「うん..逃げ出した直後に車に轢かれて」
憧「ねぇシズそれって..」
穏乃「あーだめだめ!憧はFBIやめたんだから仕事の話は無しだよ!」
憧「..ふふっ、そうね」
穏乃「そんな事より憧のお父さんになんて挨拶すれば結婚許してもらえるかな!」
憧「私のお父さんは厳しいわよー?」フフ
~二日後、某地下鉄
穏乃「ちぇー、こんな時に用事ってついてないなーっ」スタスタ
穏乃「今日は式場の下見なのに!」
穏乃「さっさと終わらせて..」
怜「動かないで下さい、動いたら殺します」
穏乃「..誰だ」
怜「私は..キラです」
穏乃「!?」
怜「それを証明します、あそこの店の前に立っている男」
怜「三年前に殺人事件を起こすも親の力で釈放された死んで当然の人間です」
穏乃「..やめろ」
男「うぐっ..!!!」バタッ
穏乃「!!」
怜「信じて貰えましたか?」
穏乃「..っあぁ、だからもう誰も殺さないでくれ」
怜「話が早くて助かる、ではこれから某駅行き列車二両目の左の席を一つ空席にしました」
怜「そこに座ったら、そこに置いてある物を広げて下さい、少しでも不審な行動をとれば殺します」
穏乃「....分かった」
穏乃(くっ..いつもなら無茶してでも捕まえるのに、今は死ねないっ..)スタスタ
穏乃(本当に席が空いてる..封筒?)ガサ
穏乃(中身は..オモチャに近いトランシーバーと紙?)スチャ
怜『では、パソコンをお持ちですね、今回のキラ対策に動員されているFBIメンバーの乗っているページを開いて下さい』
穏乃(FBIだとバレている..?)
怜『開いたら、紙に文字が書ける用に窪みが出来ている筈です』
怜『役職の高い順にメンバーの名前を書き込んで下さい、顔をよく見て』
穏乃(名前..何の意味があるんだ...)
穏乃(だが今は従うしかない..)ギリッ
怜『全て書き終えたら、紙とトランシーバーを封筒に戻し、元の位置に戻してから次の駅で降りて下さい』
穏乃(...終始謎だ、キラは一体何を考えているんだ)
アナウンス『某駅~某駅~』
穏乃(それに、あの声..どこかで)スッ
穏乃(くそっ..思い出せないっ)スタスタ
穏乃(だが、次に会う時は..うぐっ)ドサッ
穏乃「こっこれはっ..がっ!」ジタバタ
穏乃「はっ..!!」
怜「さよなら高鴨穏乃..」プシュー
穏乃「みやな..」バタッ
~~三日後、旧高鴨家
憧「なんでシズが...」ポロポロ
憧「キラ....」
憧「絶対に許せない..」ギリッ
~~某高級ホテル
照「お菓子美味しい」ハモハモ
菫「どれだけ食うんだ」
淡「テルーは甘い物好きだからねー」
いちご「H、電話じゃ!」
菫「はい、長官ですか..えぇ」
菫「何ですって?」
菫「えぇ...はい..分かりました」ガチャン
蒲原「どうした?」ワハハ
菫「キラ対策のFBIメンバー全員が、死亡した」
蒲原「!!?」
菫「それだけじゃない、今回の一件でFBIはキラ捜査から手を引くと」
いちご「そんな馬鹿な!!」
淡「え、キラに屈したって事ですか!?」
菫「そうなる...」ギリッ
菫(キラは想像以上に厄介..知能は私と同格..いやそれ以上..)
菫「ドムさん、死亡したFBIメンバーの動向を記録した物全て出来るだけ多く集めて下さい」
ドム「...」コクッ
いちご「いよいよって感じがするんじゃのぉ」
照「...」はむ
怜「計画は予想通りや」
リューカ「ホンマ怜は頭ええなぁ、こんな風にもデスノート使えるんやな」
怜「まぁ、死神に小細工はいらんからな」
照「ただいま..」
怜「父さんだ..」ガチャ
~~
照の妻>>79
さゆ、咲
トシ「お疲れ様」
照「あぁ..」
怜「父さん..」タタッ
咲「お父さんお帰り!」
照「ただいま」
~~リビング(晩御飯)
トシ「次の休みはいつ頃になるんだい?」
照「今、とても忙しいから当分とれなさそう」
咲「うー..私キラ嫌い」シュン
咲「お父さんの時間みんな取って行っちゃうんだもん」
怜「しゃーないで咲、父さんも命賭けてやっとるんや」
怜「ウチ等が応援したらな!」
照「ありがとう、二人とも」
怜「ご馳走様..」コトッ
トシ「もう、良いのかい?」
怜「勉強せなあかんからなー」
怜「あ、それと父さん」
照「ん?」ズズッ
怜「万が一父さんになんかあったら、キラはウチが処刑台に送る」
照「.....あぁ」
怜「それじゃあ」バタム
トシ「怜は病弱なのに頼りになるねぇ」
咲「私の自慢のお姉ちゃんだもん!」
照「ふふ..怜も咲も私の宝」
~~怜自室~~
リューカ「怜、もしお父ちゃんが目の前に敵として現れたらどうするん?」
怜「.....[ピーーー]で」カリカリ
リューカ「そか」グデー
怜(やから殺さん為にもウチはHに勝つ!)
ピーッの部分は
怜「...殺すで」
です、saga忘れしてましたすみません
>>1ですが今日は一旦落ちますー
明日は少し忙しいので更新は遅れるか明後日になるかもです..
リューカ「なぁなぁ怜ー?」
怜「ーん?」カリカリ
リューカ「最近の怜ちょっと冷たない?」
怜「そんな事あらへんでー」カリカリ
リューカ「そやったら膝ま」
怜「今はそれどころちゃうねん」
リューカ「うぅ..」
リューカ「あ、そうや!怜!」
怜「今度はなんやねん..」ハァ
リューカ「死神はデスノートに人間の名前を書いて、その人間が生きる筈やった残りの寿命を頂くっちゅー話はしたやんな?」
怜「いや、初耳やで」
リューカ「あれ....、まぁ細かい事はええねん!」
怜「なんやねん..まぁ、死神に憑かれた不運な人間っちゅー事やな」
リューカ「ほんならなんで人間見とるだけでその人間の名前が分かると思う?」
怜「....!!」
リューカ「死神の目は..見た人間の名前と寿命が見えんねん」
怜「名前..と寿命?」
リューカ「ほんでな!ほんでな!」
怜「なんや、落ち着けや」
リューカ「ふふん..実はデスノートを拾った人間の目を死神の目に出来る取引があんねん」
怜「..!」
怜「取引って..なんや?」ゴクッ
リューカ「死神の目玉の代金は、残りの寿命半分や」
怜「..半分」
りゅーかさ「せやで、怜が後50年寿命が残っとるんなら25年寿命が縮まるっちゅー事やな」
怜「.......」
リューカ「便利な目やろ?取引するか?」
怜「確かに便利な目玉やな..」
怜「ほんでも..その取引は論外や」
リューカ「そかそか!」ホッ
怜「何ホッとしてんねん」
リューカ「そりゃ楽しみが半分も減るのはウチとって何の利もないでな」
リューカ(怜には長生きして貰いたいしな)
怜「死神らしい意見や」
怜「ウチは少しでも長く生きてこの世を変える使命があるでな」
リューカ「新世界やったか?」
怜「せや..新世界を創造し、ウチは新世界の神になる!」
リューカ「おもろい事言うなぁ..」
リューカ(怜のキメ顔かわえぇ..)
~~翌日(午後3時27分)
トシ「咲ー..お父さんに着替えを持っていってないかい?」
咲「んー..」
咲(今日は友達と遊びの約束が..」
怜「あぁ、ウチが行って来よか?」
トシ「怜..アンタ、センター試験間際に大丈夫かい?」
怜「楽勝ーやって、気分転換にもなるしな」
怜「荷物貸しーや」パシッ
トシ「無理するんじゃないよ?」
咲き「お姉ちゃん..私もついて行こうか?」
怜「大丈ー夫!お姉ちゃんは強いで!」
怜「ほな行ってくるわー」ガチャ
咲・トシ「いってらっしゃい」
~警察署
瞳「...ですから!」
受け付け「そう言われましても..」
リューカ「何や騒いどる奴がおるな」バサバサ
怜「せやなー..オッチャーン!来たでー」
受け付け「あっ怜ちゃん久しぶり」
怜「ん?オッチャンそう言えば誰や?」
受け付け「酷いなぁ、ほら去年怜ちゃんが解決した保険棒殺人事件の時も僕は..」
怜「あー..なんか薄っすらと記憶にあるわ、ところで此処に名前書けばええんやっけ?」
受け付け「そうそう、そう言えば今回のキラ事件も怜ちゃんなりに推理してるの?」
怜「んー..せやな!Hを出し抜けるかもしれへん位にはなー」
憧(Hを出し抜く...!?)
受け付け「少しは信用して下さいよ、捜査本部には伝えますから」アセ
怜「...」チラッ
怜「あのー」
憧「..なんですか?」
怜「ウチの父さん、キラ事件の本部の長やで取り次いだろか?」
怜「もっとも今は携帯切っとるみたいやけどな」
憧「.....」
怜「FBIが死んでもうてキラ事件から手をひく奴等が多いでゴタついてるんやとおもうけどな」
受け付け「怜ちゃん、そういう事はあまり」
怜「もう噂になってんで」
受け付け「そうだけど..」
怜「それにこの人信じれる人みたいや」
憧「...」
怜「目ぇ見れば分かるわ」
怜「もっとも父さんとウチを信用できなあかんどな」ハハ
憧「....良いんですか?」
怜「構わへんよ、そんでもウチの携帯通してやけどな」
憧「お願いします」ペコリッ
リューカ「うまく釣ったな!やけど、この女が持っとる情報次第で大変な事になるで」
怜(どうせロクな情報やないやろーけど念には念をや)
怜「そんなら外に出よーや、此処つまらんで」スタスタ
憧「あ..はい」スタスタ
~~外
怜「悪いなー、ウチは歩きながら話す派なんよ」テクテク
憧「いえ、構いません」テクテク
怜「...あー、ウチは宮永怜やよろしゅうな」スッ
憧「....高野瞳です」スッ
リューカ「ふふっ..」クスクス
怜(首根っこは掴んだった..後はコイツの持ってる情報を..)
怜「よろしゅーな瞳さん」
怜「瞳さんはキラの事何処まで推理出来とる?」
憧「....キラは心臓麻痺以外でも人を殺せる」
怜(!!?)
怜「.....なんでそう思ったん?」
憧「私の婚約者は少なからずキラに一回は会っています」
怜「ははっ..キラに会っとる?なんでそう思うんや?」
怜「それに会った言うんやったら本人が来るべきやろ」
憧「..もう婚約者はこの世にいません」
憧「日本に入ったFBI捜査官の一人でしたから..」
怜(キラに会ったFBIのキラ対策メンバー..ま、まさか..)
憧「彼はこの世を去った三日程前にバスジャックに巻き込まれました」
憧「その時、キラ容疑者にやむをえずIDカードを見せたと言っていました」
憧「相手の名前は教えてくれませんでしたが..」
怜(高鴨穏乃..!!)ピタ
憧「どうしました?」
怜「いや..そら辛いでんな」
憧「だから私はキラを許せない、キラを捕まえたいって思うんです」
憧「あのバスジャック犯は指名手配犯と聞きます、その様な方が偶然キラ容疑者と捜査官の乗ったバスをジャックするなんて確率としては相当低い、そしてバスジャック犯は事故で死んだ」
憧「バスジャックに遭遇してから八日後に婚約者と捜査官が共に死んだ」
憧「そしてその八日間だけ都内の軽犯罪者が20人以上も死んでいるのに対し、私の婚約者が死んだ後ピタリと止まった」
憧「婚約者もバスジャックも軽犯罪者の死も皆、キラがFBI捜査官を殺す為に利用されたとしか考えられない」
怜「バスジャック犯が事故死やから心臓麻痺以外でも殺せるっちゅー事やな」
怜「アンタの婚約者の素姓を暴かせる為にキラが一芝居打ったと..」
怜「確かに筋は通るし、アンタしか知り得ん情報と執念からの推理や」
怜「もしこの仮説が正しいのならキラはすぐに見つかるで」
怜「アンタの婚約者でIDを見せた相手がキラなんやからな」スタスタ
憧「...はい!」
怜(ウチより先に警察にこの事伝えられてた思うとゾッとするわ)
怜(でも、死神やない神はウチの味方らしいで..)
>>1です、仕事落ちです!
怜「もっと詳しく話聞かせてくれへんか?」
憧「良いですよ」
怜「じゃあ、この話をしたんわ?」ピラ
リューカ「大体にデスノート使うなぁ..」
憧「貴方が初めてです..」
怜(高野瞳、人に迷惑がかからぬ様に自分が考えられる最大限の遺体を発見されない自殺の仕方のみを考え、48時間以内に実行し死亡)
リューカ「ふふふ..」クスクス
怜(なんや、気持ち悪い笑い方やな)
憧「あの、怜さん..私もう一度署に戻ろうと..もしかしたら捜査本部の方が帰ってきてるかもしれませんし..」
怜「そうやね、帰ろか」スタスタ
怜(38..39..40..!!さぁ、死に急げ!)
憧「..キラ捕まりますよね」スタスタ
怜「お..おう」
怜(どうゆー事や..もう40秒経ったで..)
リューカ「..」クスクス
怜(リューカ..そう言えばさっきも気持ち悪い笑い方しとったな..)
怜(名前を書いた時..それに名前を聞き出した時にも笑っとった...どっちも名前に..)
怜(まさか..偽名!!)
怜(それしかあらへん..リューカにはこの女の名前が見えとる、やからあんな笑い方しとったんか..)
怜(この女..くそっ、偽名を使っとる相手から本名聞き出すのは難しいで..)
リューカ「怜..死神の目の取引は一瞬で終わるでな?」
怜(....!!)
怜(こんな女の為に寿命削るなんてありえへんわ..邪魔すんな死神!!)
憧「あの..」
怜「なんや?」
憧「もう一人で大丈夫ですから..」
怜(あかん、考えろ..この女の名前を暴く方法を五分以内に...!!)
憧「本当にありがとうございました」ペコリ
怜「署に戻ってもキラ対策室のメンバーには会われへんよ..」
怜(こうなったらしゃあない..一か八か)
憧「...どうしてその様な事が?」
怜「キラ対策室のメンバーは部署を移動してるんや、Hの元に..キラ対策本部にな」
憧「...分かります、だけど何でそんな事を貴方が知っているんですか?」ジト
怜「しゃなあい..実はウチキラ対策室のメンバーやねん」
憧「あ、貴方がメンバー!?」
怜「そや、Hは部外者にこの事を話すのを禁止しとったから言えんかってんけど、アンタはもう部外者とちゃうやろ」
憧「.....え?」キョトン
怜「ウチ等ん所で一緒に捜査せーへんか?」
怜「必要なのは、メンバー一人の推薦とLの許可だけやしな」
憧「...私、実は元FBIでHと一緒に仕事をした事があるんです」
怜「Hと?それなら尚更やな!」
憧「はい、Hなら信用できる...」
怜「..でもアンタ今傷心中やろ..無理したら」
憧「だ、大丈夫です!私の唯一の救いはシズの仇を取る事だから..」
憧「一緒に捜査させて下さい」
怜「.....アンタの覚悟受け取ったで」
怜「ほんなら、身分証明になるもの見せてくれんか?」
憧「..あ、あの..」
怜「ん、なんや?」
憧「実はさっき言った名前..偽名なんです」
怜(.......分かっとるわ)
怜「ホンマかいな..そんでもキラ対策がよう出来とるって事や、凄い事やで」
憧「ありがとうございますっ...あ、免許証で良いですか?」スッ
怜「ええよええよ、ほんなら少し借りるで」スッ
怜(全く..二度手間やな)
怜(新子憧..迷惑をかけない為に自分の考えられる最大限の見つからない自殺の方法のみを考えて行動し、48時間以内に死亡)カキカキ
憧「あの...なんでそんなに時間を気にしているんですか?」
怜「あ、これ?」カチッカチッ
怜「キラやから」
憧「えっ..」
怜(..40)
憧「....」スッ
怜「..父さんに電話繋がったで?」
憧「お話する事は何もありません」スタスタ
怜(...さいなら、新子憧)
~~一週間後、某高級ホテル
淡「んー、全然終わらないよッ!」バンッ
蒲原「改めてFBIの凄さを実感するな」ワハハ
いちご「ちゃちゃのんは休憩を要求するけぇ!」
菫「休憩は無しだ、ドムさんを見習え」
ドム「....」ペラッ
菫「この資料を集めたのはドムさんと照なんだぞ、ありがたく拝見しろ」
照「そう、私に感謝して」ポリポリ
淡「...本当にこんなんでキラ捕まるのかなーっ」
菫「お前が言うな」ペラッ
いちご「...」prrrrrr
いちご「ん?電話じゃ」ピッ
菫「寄越せ」ガシッ
菫「警部補の弘瀬です」
いちご「なんじゃーっ!」ケッ
電話相手『あのー..新子望と言います』
電話相手『実は..娘の新子憧が一週間程前から行方が分からなくて..』
菫(新子憧...彼女か)
菫「はい、では担当の者に代わります」ポイ
いちご「うわっ!とっとと..」キャッチ
菫「ワタリ、憧とFBIメンバーの関係性を洗ってくれ」
淡「憧って誰ー?」
菫「昔の事件で共に働いた事がある、確か彼女もFBIだった筈なのだが..」
ワタリ「でました、高鴨穏乃と婚約関係にあった様ですね」
菫「高鴨....」
菫「蒲原、高鴨穏乃が追って居たキラ容疑者をリストアップ」
蒲原「了解だぞ!」ワハハ
蒲原「....」
菫「どうした?」
蒲原「それが..高鴨穏乃が追っていたキラ容疑者は、警察所長の息子と、照局長の娘..怜ちゃんだ」
照「!?」ガタンッ
菫「そうか、では二人の家に盗聴器とカメラを設置する」
淡「盗聴器!?カメラ!?そんなの犯罪だよ!!」
いちご「クビじゃ済まんじゃろうな..」
菫「クビ?私達は命を賭けていた筈だが?」
淡「それは..でもテルーの娘さんがキラなんて」チラッ
照「.....構わない」
いちご「局長!!」
照「でもやるからには徹底的..」
菫「勿論だ」
いちご「何言っとるんじゃ!局長には家族がおるじゃろ!」
照「分かっているッ!やるなら徹底的でなければ意味がない事もッ!黙っててッ!」
いちご「...すまん」
照「..いや、私の方こそ取り乱した」
淡(あんなに感情的なテルー初めて..)
蒲原(流石の局長も堪えてるな..)
菫「..期間は一週間、状況に応じて早くも遅くもなるが..」
菫「宮永家の監視は私と照だけでやる事にする、せめてもの配慮だ」
照「....ありがとう」
菫「では後日盗聴器とカメラを設置し、監視に入るぞ」
>>1です
眠いので続きは明日に..乙でした!
これで咲がミサにでもなった日にゃwww
~翌日・宮永家近辺
怜「なんやー..今日はえろう疲れたで」スタスタ
友達A「怜はセンター後少しやろ?ラストスパートやで」
友達B「頑張りやー!」
怜「ありがとな、ほなまた明日」ヒラヒラ
友達A・B「身体には気を付けやー」スタスタ
怜(ふぅ....)ガチャ ガッ
怜(なんや、誰もおらへんな)カチャ ギィ
怜「今帰ったでー」スタスタ
怜(........!)ガチャ
リューカ「誰もおらんの珍しいなー、久しぶりに麻雀せーへん?」バサバサ
怜「......」ゴロン
リューカ「なー、怜聞いとるー?」
怜「.....」ムクリ
怜「....」キガエキガエ
怜「....」ガチャ スッ
怜「......」スタスタ ガチャ
リューカ「無視かいな、ウチも怒るで怜」
怜(服に異変は...あらへんな)スッ
怜「家に監視カメラか盗聴器、もしくはどっちも付いとる可能性がある」
リューカ「なんやて?」バサバサ
リューカ「せやけど、扉に挟まっとった紙は落ちとらんかったやん」
怜「あの紙はダミーや、本命はドアノブ」
リューカ「ノブ..?」
怜「せや、ノブは予め15mm程下げて家を出る様にしとるんやけど、さっきのノブは水平に戻っとった」
怜「それに、蝶番に挟んどったシャー芯が折れとった」
怜「あれはドアを開けると折れる仕組みになっとんねん」
リューカ「そんな事もしとったな..でも咲ちゃんか親が開けた可能性だってあるやろ」
怜「咲や母さんなら紙にすら気付かへんよ、紙を挟み直したっちゅー事はウチに侵入を悟られたく無かったからや」
リューカ「なるほど..」
怜「でも、困ったなー」
怜「ウチは何とかなるにしても、リューカとお喋りも膝枕もできひんでなー」
リューカ「......ちょ、待ってや!」
怜「しゃーないやろ、監視されとるんやし」
怜「カメラの死角でも探さん限りは..」
リューカ「....怜、まさか」
怜「んー..?」
リューカ「はぁー..しゃあない、ウチと怜のラブラブタイムの為や!」
リューカ「カメラ探し!やったるで!」
怜「ふふ、ほなら帰るで!」
~~某高級ホテル・監視室
照「.....あの紙の仕掛け、部屋に入られたくない理由があるのかな?」
菫「あの年の女の子なら別に変わった事ではない、私もした事がある」
照「......今も犯罪者が死んでいってるのを知ってる?」
菫「それは既に報道された犯罪者だ、本当に白だと証明出来るのは」
照「....まだ報道されてない犯罪者が裁かれた時..」
菫「そうだ」
照(怜.....)グッ
~~宮永家
リューカ「おー、ホンマにカメラあるで、盗聴器もや!」
怜「......」ペラ
怜(やっぱりか..これはHがウチに狙い定めとるっちゅー事)
怜(逆に考えればウチの潔白を証明させるええ機会にもなる)
リューカ「死角は皆無やな、ウチどうすればええ?」
リューカ「あ、喋れへんのやったな..ほんなら外行く時に教えてやー」グデッ
怜(死角は皆無..この状況でHにキラや無いと証明する方法..)
怜(それは、新しく報道された犯罪者を裁く事..悟られずに)
怜(ええでH、この勝負乗ったる)
~宮永家・夕食
咲「今日は楽しみにしてた麻雀世界大会がやるよーっ」ピッ
怜「ホンマ麻雀好きやな」パクパク
咲「えへへ、麻雀って楽しいよね!」
TV《キラ対策にFBI捜査官1000人の導入を決定》
咲「千人って..凄いねお姉ちゃん」
怜「んー..こんなんハッタリやで」
咲「え!?」
怜「よう考えてみ?こんな事キラに教える必要あるか?ウチやったらコッソリ潜入させるで」
咲「あ、そっか..キラに対しての牽制なんだ」
怜「そーゆー訳や」パクパク
~~某高級ホテル・監視室
菫「...頭の良い子だな」
照「それは勿論、私の子供だから」キリッ
~~宮永家
怜「ごちそうさん」コトッ
咲「早!それに食べたすぐにポテチ?」
咲「太っちゃうよー」アワアワ
怜「受験勉強の夜食や」ガサッ
怜「......」ガチャ
リューカ「おかえりー..」グデッ
怜「よっしゃ、やるでー!」ペラ
怜(監視カメラの配置..この量はバレる事覚悟としか思えへん..)カキカキ
怜(Hは死刑囚をテレビに出したりやるこメチャクチャやな..)
怜「ふぅ..」パリパリ
怜(せやけど、今のウチは受験勉強に勤しむ一受験生にしか見えん筈や..)
~~某高級ホテル・監視室
菫「ずっと勉強だな」
照「試験が10日を切ったから」
菫「...今の所はテレビもパソコンも使わないか」
~~宮永家・怜部屋
怜(せやけど仕込みは既に済んどるわ..)
怜(ポテチの袋に入れとった小型テレビ..袋の側面にはデスノートの切れ端を貼っといた)
怜(袋で上からも横からも中は見えへんし後ろからはウチの背中で見えへんやろ)
怜(後は右手で方程式を解きつつ)ガリガリ
怜(左手で一文字ずつ名前を書き..)
怜(ポテチを食べる)カリッ
怜(...三人の名前を書いたった、一人はビンゴするやろ)グチャグチャ ポイ
怜「よっしゃもう一息や..」カリカリ
~某高級ホテル・ 監視室
ワタリ「H、先程初めて報道された犯罪者が死亡しました」スッ
照「キラ!」
照「これで怜は無実だよね?」
菫「...」ペラ
菫「今回はまた、罪の軽い人間が死んだな」
菫「それに、監視を始めて一日目」
菫「宮永怜は面白い程白だ」
照「なっ..」
菫「.....」
咲「千人って..凄いねお姉ちゃん」
怜「んー..こんなんハッタリやで」
咲「え!?」
怜「よう考えてみ?こんな事キラに教える必要あるか?ウチやったらコッソリ潜入させるで」
菫「...頭の良い子だな」
照「それは勿論、私の子供だから」キリッ
咲は無能を装っているのか、ただの出来損ないなのか
怜「さてと、今日も勉強やろかー」ピッ
リューカ「なんやテレビ見るんか」
怜(後は簡単、隠れずに堂々と犯罪者を裁く事でウチに対する特別性を緩和する)
怜(これで監視対策は完璧..)
~~一週間後・某高級ホテル
H「では、結果について話そうと思う」
照「......」ゴクッ
淡「.....」チラッ
H「宮永家、署長家に怪しい者はいない」
照「...」ホッ
蒲原「..結局白だったな」ワハハ
いちご「高鴨穏乃の調べてた人間って所は良い線行ってたと思っとったんじゃがのー」
照「..気を抜かないで、捜査が降り出しに戻っただけ」菫「勘違いするな」
照「えっ..」
菫「監視の映像を見る限りでは怪しくないと言う話だ」
菫「キラはボロを出さない、ボロを出す事無く人を裁いている可能性もある」
照「..あの中にキラがいると?」
菫「5%だ」
淡「それじゃあ、一から調べ直しって事?」
ドム「....」
蒲原「尋問でもするのか?」ワハハ
菫(もしあの中にキラが居るなら、奴のせいしん精神力は既に神の領域だろう..)
菫(そんな奴の尻尾を掴む方法があるとすれば..)
~宮永家
トシ「頑張るんだよ」
咲「お姉ちゃんファイト!」グッ
怜「はは、行って来るで!」ガチャ
リューカ「監視カメラと盗聴器は外されとったけど、まさか膝枕は諦めろとかないわー」
怜「今日帰った飽きる程堪能させたるて」
リューカ「えっ!?ホンマ!?」
怜(Hが日本警察を動かし、キラ捜査を行っているなら確実に父さんはその動かされとる一人や)
怜(父さんを利用すればうまい事Hを捕らえられるかもしれへん..先は遠くないで..)
~~某大学
教員「君ー、試験開始5分前だよ急いで!」
怜「なんや走るんダルいわー」タッタッ
リューカ(えらい余裕やな..)
~試験会場
試験官「えー、時間は90分..始めて下さい」
怜「......」サラサラ
試験官「.....!!君、何だその格好はふざけているのか..!!」
怜「......ん?」チラッ
菫「........」
試験官「君..此処に弓道服は..」
菫「....」
怜「....」
~怜、入学式当日
リューカ「なんちゅーか、怜も大学生なんやな..感無量や」
怜「なんやねん、ババ臭いわー」
教頭『新入生代表、宮永怜』
怜「はいー」ガタッ
教頭『同じく新入生代表、弘瀬みつき』
菫「はい」ガタッ
新入生A「弘瀬みつき?アイドルと同姓同名かよ..」ザワザワ
新入生B「でも全然違うな、なんで旧道服?」
新入生A「つか、代表なのに二人なのな」
新入生C「あの二人、全教科満点らしいよ」
新入生B「マジかよ..そんなんいるんやな」
新入生A「それにしても対極的な二人だな」
新入生A「アイドルの方はしっかりした姉って感じだけど、もう一人の子は見てて危なっかしいと言うか..」
教頭『ありがとうございました..次に』
菫「...宮永さん」
怜「?」
菫「警察庁、宮永照局長の娘であり父への尊敬と強い正義感の持ち主」
怜「....!!」
菫「更に類稀な頭脳で今迄も事件の解決に貢献し、今はキラ事件にも興味を示している」
菫「その力を信じて、もし誰にも漏らさないと言うならキラ事件に関する重大な事を教えようと思う」
怜(なんやコイツ..相手にせーへん方がええのか?やけど、重大な事って..」
怜「誰にも言わへんよ、何?」
菫「私はHだ」
怜(..!?)ピクッ
怜(なんやコイツ、本当に頭おかしいんか?)
怜(あかん..動揺すな!今は宮永照の娘として自然な対応を..)
怜「..せやったらウチの憧れの人や」
菫「どうも、名乗ったのはキラ事件の力になってくれると思ったからだ」
怜(もしこいつが本物のHだとしても..ウチはなんもできん!)
怜(しかも弘瀬みつきなんちゅー、あからさまな偽名や、もしコイツの名前を書いてアイドルの方の弘瀬みつきが死んだら真っ先にウチに容疑がかかる)
怜(仮にコイツを殺した所で、ウチに名乗った直後の死..容疑はまたウチにかかる..)
怜(コイツが本物のHっちゅー確証も無い)
教頭『以上を持ちまして、入学式を終了します』
怜(...やられたわ、流石やH)
怜(せやけど、コイツは確実にHに繋がっとる)
怜(逆にウチが尻尾掴んだるわ..)
菫「親睦を深める為に一局打たないか?」
怜「なんや、いきなりやな..別にええけど」
怜「ほんならそこの暇そうな二人も混ざりーや」
新入生A・B「あ..分かった」スッ
菫「半荘一回で良いか?」
怜「構わへんで」
怜(こんな遊びでキラ判断の材料になるとは思えへん)コトッ
菫(親睦のテニスではキラ判断の材料にはなり得ない..しかしキラは負けず嫌い)
菫「ロンッ!3900」
怜「なんや、本気みたいやな」ジャラ
菫「先手必勝だ」
怜(あっそ..)
麻雀部員「部長ッ!!」
部長「なんだ..今飯食ってるんだけど」
部員「良いから早く来て下さい!」
部長「な、なんなんだよ」スッ
~麻雀部
野次馬「おい、あの二人以外焼き鳥だぞ」ガヤガヤ
部長「な、なんだこれ」
怜「..リーチ」トンッ
野次馬「また出た!あのリーチ!」ワッ
怜「ツモ..8000オールや」
野次馬「あの子、リーチしたら絶対一発ツモ..まるで一巡先が見えてるみたい..」
部長「なんなんだあの二人」
部員「例の新入生ですよっ..代表の」
部長「可愛くて頭も良くて麻雀も強いなんて..」クッ
部長「あの二人には我が麻雀部に入って貰おう..」
怜(ウチが勝ちに行けば、負けず嫌いでキラ判断か?せやけど負けたらわざと負けたからキラ判断..結局は同じ事や!)
怜(それにアイツもこんな事で判断なんてせぇへん..せやったら麻雀でも勝つ!)
怜「ツモ!1000・2000!」
菫(ほら、勝ちに来た)
菫「ロン!」
菫「ロン!」ヒュゴッ
怜「ツモ!」
怜「ツモ!」キュィイイン
部員「対局終了!」
リューカ「いつの間にか人が大勢おるなぁ」
怜「今回はウチの勝ちや」
菫「強いな、正直驚いている」
怜「せやったらお茶しよーや、モチみつきの奢りで」
菫「ふっ..負けたのは私だ、良いだろう」
菫「しかし先に言っておく事がある」
菫「私は怜..君をキラと疑っている、それでも聞ける事なら付き合おう」
怜「....!!」
いくのん
豊音
咏ちゃん
淡はすでにいるから出目川代行ミサ豊音レム咏か
~某喫茶店
怜「此処、ウチのお気に入りやねん」
菫「..あぁ、しかし良いのか?私は疑っているんだぞ?」
怜「そんなんウチが違うって分かっとるんやから気にせーへんよ」
怜「せやけど、どん位ウチを疑っとるん?」
菫「5%程の格率だ」
怜「なんや全然やん、良かったわー」
菫(やはり、対応からボロを出す事は無いな..宮永怜、お前は完璧過ぎる)
菫「すまないが、キラ捜査の資料があるんだ、意見を聞かせてくれないか?」スッ
怜「ん、ええよー、どれどれ」ピラッ
菫「..どうだ?」
怜(こんなんにウチが騙されると思っとるんか?)
怜「んー..まず何の資料やこれ?」
菫「.....あぁ、ウッカリしていたよ」
菫「それは、キラを追っていたFBI捜査官の死亡日時をリストアップした物だ..」
怜「ほー..」ペラ
菫「何か分かったか?」
怜「そんなら、キラは人を[ピーーー]のに顔、もしかしたら名前も必要..その両方が入ったファイルを得たその日にFBI捜査官全員が死亡、キラはこのファイルを利用したんやな」
菫「どうして、名前が必要だと?」
怜「H..アンタが弘瀬みつきっちゅー分かりやすい偽名使っとるからや」
菫「正解だ..」
怜「そんな簡単な認めてもうてええの?」ハハッ
菫「別に隠す必要は無いからな」
ピーの部分は「殺す」です何度もすみません
菫「では次だ、もしキラ容疑者が居たとする..そのキラ容疑者をキラと確信するにはどうすれば良いと思う?」
怜「..一般報道されてのーて、キラしか知りえん情報を喋らせる....みつきが今やっとる事や」
菫「すごいな」
怜「ははっ、これでウチの容疑も晴れたかな?」
菫「いや、8%に上がった」
怜「...」
菫「だが、協力を得たい気持ちも更に上がった」prrrrrr
菫「悪い、電話だ」ピッ
怜「ん、何やウチも電話や」ピッ
咲『大変だよお姉ちゃん!!』
怜「なんや、どうしたん?」
咲『お父さんが..!!』
菫「...宮永さん、お父さんが」
怜「父さんが..心臓発作....」アゼン
菫「まさか..キラに!」
~某テレビ局
郁乃「なんでこんな企画しか出せんの~?」
郁乃「キラを取り上げれば視聴率取れるとか考えてるー?」
スタッフ「ですが、法務省から何度も注意されてますから..」
郁乃「警察だって疑わしい事放送させてるやん~」
郁乃「今更文句は言わせんよー、とにかく真実じゃなくても良いからネタ作ってー」
~~某病院
怜「本当に大丈夫なんか?」
トシ「縁起でも無い事を言うんじゃないよ」
怜「キラに殺された人間は皆心臓麻痺や、誰だって心配するわ」
照「...トシ、怜が来てくれたからもう大丈夫」
トシ「分かった..それじゃあ怜、後は頼んだよ」ガラッ
照「正直言うと、最近全然寝てなかったし、お菓子も食べてなかったから..」
照「私の体調管理のせいだと思う」
菫「その可能性もあるが用心せねばな」
菫「娘が疑われていてるんだ、無理もない」
怜「その事、教えたんか..」
菫「あぁ、私がHだと言う事もな..」
照「彼女は弘瀬と名乗っているが間違いなくHだ」
怜(....コイツが本物の)
照「..怜の疑いは晴れた?」
菫「いや、逆に上がった」
怜「おい、みつき!父さんを心配させる事ばっか言うんやない!こんタコッ!」ガタッ
照「いいの、怜」
照「怜がキラじゃない事は私が知っている」
怜「....父さん」
怜「....こんな事になったんわ全部キラのせいや」
怜「ウチが前言った事覚えとるか?」
照「.....」
怜「父さんになにかあったらウチがキラを処刑台に送るって」
怜「ウチが協力して何か進展するんなら協力するで」
照(..こんなに優しい怜がキラな訳がない)
菫(演技にしては臭過ぎるか..)
照「怜、確かにキラは悪人」
照「だけど、一番悪いのは人を殺せる能力」
照「恨んでは駄目、キラも被害者」
怜「.....」
菫「それじゃあ、私達もそろそろ」
怜「安静にしとるんやで」
照「うん、ありがとう」
~~病院前
怜「弘瀬..」
菫「なんだ?」
怜「協力するとはゆーたが、父さんが回復するまでは出来そうにない」
菫「分かっている、それじゃあ気を付けろよ」ブォーン
怜「......」
リューカ「怜はノートを拾った事後悔しとるんか?」
怜「..後悔なんかしとらへんよ、この能力を得たウチは最高やと思っとる」
リューカ「そんならええんやけどな!」
怜「当たり前やで」
リューカ「ほんなら、膝枕の約束守ってもらうで!!」
怜「なんや、覚えとったんか..」スタスタ
~~某テレビ局
スタッフ「赤坂ディレクター、速達です」
郁乃「ありがと~」スッ
郁乃「あれ、名前書いてへんけど..」ビリッ
郁乃「カセットテープ..手紙も入ってる」ピラッ
『私はキラ、テープを見れば分かる事ですが..このテープ2から4を二枚目に書かれた日時通りに貴社テレビ局より放映してください。予告殺人がテレビを通して行われる事で私がキラだと世間に証明されると共に、キラからの全世界へのメッセージが発信される事になります』
郁乃「"尚、放送を拒否した場合貴社の社長から殺して行きます"」ブルッ
郁乃「こんな大チャンス..逆らう訳ないわ~..」
郁乃「ドキドキが止まらないよー..」プルプル
~~某高級ホテル
淡「んー、手掛かりが全然ないよー」
蒲原「新子憧の所在も一向に掴めないしなー」ワハハ
いちご「もう四ヶ月も経つけん、生きとるかも怪しいな」
菫「何方にせよ、捜索は少数でやる他無い..」
TV『キラからのメッセージが当社に送られて来ました..このメッセージを流さなければ我がテレビ局の人間を殺すと、つまり我々キラの人質なのです』
淡「なんなのこれ?」
菫「....これは」
TV『では、時間です』カチャ
キラ『私はキラです..いまこの時間に放送されている太陽テレビのAアナウンサーはキラを悪と報道し続けた、その結果心臓麻痺で死にます』
菫「チャンネルを太陽テレビに!」
太陽テレビ『キャッー!!Aさんっ!?』
菫「戻してっ!」カチャ
キラ『同じく麻雀テレビに出演しているコメンテーターも心臓マヒで死にます』
菫「麻雀テレビに!」
麻雀テレビ『うっ..ぐあっ!』バタン!
菫「この放送..止めなければまずい事になる」
淡「テレビ局につながらないよー!」
いちご「局の知り合いも携帯きっちょる!」
ドム「私が直接行って止めて来ます」ドスンドスン
キラ『私は、この世の善人を愛しています..警察の方も協力して頂ければ..」
菫(キラめ...!!)ギリッ
~某病院
トシ「.....」プツン
照「なんでテレビを消すの」
トシ「こんな時位休んだ方がいいよ」
照「..私はキラ捜査官、見過ごす訳にはいかない」
トシ「....はぁ」プツン
キラ『私も警察の方と敵対し続けるのは好ましくない』
トシ「少しトイレに行って来るね」ガラッ
照「.....すまない」
~某テレビ局前
警備員「なんだ..アイツ」
ドム「此処を開けなさい」
警備員「駄目だ、関係者以外の立ち入りは禁止だ」
ドム「私は警察だ、どうしても此処を開けないと言うなら..」
警備員「!?」
ドム「ジェットストリー..うっ!!」バタッ
他テレビ局「なんと言う事でしょう!テレビ局の前に人が倒れていますッ!」
~~某高級ホテル
淡「ドムーーーーッ!!」ダッ
菫「何処に行く気だ」
淡「そんなの、ドムさんの所に決まってる!!」
菫「駄目だ、今行ってもドムさんの二の舞だぞ」
菫「理由は分からないがこのキラ..顔だけで人を殺せる様だ..」
菫「分かってくれ、淡」
淡「わかんないよ..!!」
いちご「淡ちゃん..」
淡「仲間一人救えないでキラを捕まえるなんて出来ないよ!それにこのままじゃドムさんが犬死にだよ..っ」
菫「分かっている、だがドムさんに続けて淡まで死んだら..」ギリッ
蒲原「弘瀬....」
淡「.....っ」
~某病院
トシ「....ふー」ガラッ
ベット「」
トシ「.....!!」
~テレビ局前
照「....つ!」ドギュルルンッ!
他テレビ局「トラックが!トラックがテレビ局に突っ込みました!!」
~某高級ホテル
いちご「うおっ!トラックが突っ込んどる!」
菫「なる程..あれなら顔を見られずに中に入れるな」
淡「あれは..もしかしてテルー?」キョトン
~テレビ局内
照「放送してる場所はどこ?」
警備員「あっ..あっちです」ビクビク
照「ありがとう」ダッ
~~放送スタジオ(裏)
照「警察、今すぐこの放送を止めて」
郁乃「何言っとんの刑事さん~、止めたらウチらが死んでまうやんー」
照「罪の無い人間が死んでいる、この場で死ぬよりはマシじゃない?」ギュルルッ
郁乃「っ..わかったわよー..」スッ
照「..放送はマスターテープで行うものなの?」
照「往生際が悪い、コピーしたテープも出して」ギュルルンッ
郁乃「落ち着いて~、、もう、貴方腕がイッちゃってるよー..」ビクビク
照「.....」prrrr.prrピッ
菫『照か?』
照「うん、いまテープを押収した」
菫『無理をするな..今迎えを送る』
照「いや、こんなに清々しい気持ちは始めて」
照「...それに迎えはいらなそう」
警察A~Z「隙間を作るな!顔を見られない様に気を付けろ!」
菫『..らしいな』
淡『警察も、まだキラに屈してないよ!』
照「うん、そうみたい」
警察A「お送りします」
照「大丈夫、でも車は借りる」
警察A「はっ!お気を付けて!」バッ
照「うん、ありがとう」ヴゥーン
~~某高級ホテル
淡「テルー!!」バッ
照「ただいま、少し疲れた」グタッ
いちご「大した破壊っぷりじゃー」ポンッ
蒲原「でも、ドムさんは..」
菫「テープを」
照「あ、はい」ヒョイ
菫(照..ドムさん..無駄にはしない)
~~宮永家
怜「これは間違いないな」
リューカ「せやなぁ」
怜「この世にもう一つノートがある」
怜「そして、このキラはうちに賛同しとる信者の一人..しかも殺傷力はウチより上の死神の目玉持ちや」
怜「コイツを上手く利用出来れば..」
~~某繁華街
ウタ「折角ノートあげたんだからさー..もっと良い使い方あるんじゃないの?知らんけど」バッサバッサ
豊音「私にとってはこれが一番の使い道だよー?」
豊音「それにキラと友達になりたいし..興味持ってくれたら嬉しいよー」
ウタ「はー、理解出来ねー分からねー」
ウタ「もし会えたとしても危なくねー?」
豊音「大丈夫、いざとなれば目を持ってる私の方が強いんだよー」
>>1ですーちゅと休憩しますー
質問なんだが恐らく安価で決めるポジションはまだあるよな?
仮に被ったらどうなる?やはり安価下か?
~某高級ホテル
菫「今回の事件のキラは、これまでのキラとは違う、言うなれば第二のキラだ」
淡「え?なんでそう思うの?」
菫「まず、犯罪者以外の人間を殺し過ぎだろ」
淡「あ..」
菫「それはキラの唯一と言って良い特徴だった、それに私が始めキラの場所を断定した時と方法が同じ、幼稚過ぎる」
菫「私がキラならキレるだろうな」
蒲原「だとしたらキラが増えた事になるぞ」ワハハ
いちご「結構ピンチじゃの」
菫「いや、逆だろ」
いちご「え?」キョトン
菫「第二のキラはさほど厄介じゃない、つまり第二のキラを捉え、本物への糸口を探れば良い」
照「なるほど..」パリパリ
菫「照、怜ちゃんを呼んでくれ」
>>152
ありますよ、それに近い内に行動安価もしたいです。
原作通り事を運ばせる必要もないですし、安価次第では菫サイドが勝つ場合も想定して下さいね。
次にキャラが同一の場合は安価下かどうかという質問ですが、その通りです。
因みに火口ポジだけは決まっています、すみません
~某高級ホテル
怜「なんや、ものゴッツイ場所やなぁ」
菫「突然すまんな」
いちご「久しぶりじゃのー!」
怜「あ、いちごちゃんに大星さん..蒲原さんも居たんやな」
淡「そうだよー、急にごめんね?」
怜「いやいや構わへんよ、光栄な事やし」
菫「雑談は後にして貰う、怜ちゃんは昨日の放送を見たか?」
怜「キラのか?見たでー、やけどあれは本物とちゃうな、本物とは食い違う点が多過ぎるで」
淡「..弘瀬と全く同じ事を!」
蒲原「流石怜ちゃんだなー」ワハハ
菫「分かっているなら話が早い、率直に言うと第二のキラに送るメッセージをキラになり切って考えてくれないか?」
怜(コイツ..この為に..)
菫「君は人の気持ちを読むのが得意だ、その点に関しては私よりも..頼まれてくれるか?」
怜「別にええよ、そん位余裕やで」ハハッ
リューカ「作り笑いでも可愛いで」ホッコリ
怜「ほんなら少し時間貰うでー」ゴロン
リューカ「膝枕したるなー」
菫「テープは、協働の余地無しという事で4を流すつもりだ」
淡「そんなの、当たり前!」
照「うん、淡の言う通り」ポリポリ
菫「そうか、ではこのテープを某テレビ局に」
ワタリ「かしこまりました」
~~3時間後
第二のキラ『ご協力を頂けず残念です、今回を境に私は警察と敵対する事になります..』
菫「これで、死の危険は更に上がったな」
怜「出来たでー」パサッ
菫「ご苦労..」ペラ
菫「よく出来ているが..Hを殺しても良いとは..私が死ぬじゃないか」
怜「いやー、キラならそこは言うやろ絶対」ハハッ
怜「まぁ軽い冗談や、適当に書き直してやー」
菫「分かった、ではコレを麻雀テレビに」
いちご「ちゃちゃのんに任せちょき!」
~~二時間後
麻雀テレビ『なんと言う事でしょうか、先日某テレビ局で放映されたキラに対して、自分こそ本物だと言う物からテープが届きました..それでは放映します』
怜キラ『私はキラです、先日のテレビに放映されたキラの言動を私の代弁にと思い至ったのではないかと受け止める所存です』
怜キラ『ただし、犯罪者以外の市民、警察を殺した事実は許せない』
~~豊音家(マンション)
豊音「わー!キラから返事が来たよー!」
ウタ「本当に来たなー..」バッ
豊音「早速お返事しないとっ」ガサガサ
ウタ「はぁー...なぁ、お腹すかねー?」
~~翌日
第二キラ『私は貴方に従おうと思います』
淡「やったね怜ちゃん!」
怜「ほんまよかったなぁ」
蒲原「これで第二キラは無力化したも同然だな!」ワハハ
第二キラ『目を持っていない貴方が私を探し出す事は困難でしょう』
いちご「目?目ってなんじゃ?」
照「暗号か何か?」
怜(コイツ全国放送で目の事を..馬鹿か..)
第二キラ『つきましては、私が貴方をお探し致します、確認についてはお互いの死神いましょう』
怜(コイツ...早く何とかせーへんと..)
菫「死神..」ガタッ
淡「どうしたの弘瀬?」
菫「死神の存在を認めろと言うのか..」
怜「......普通に考えて死神なんておらへんやろ」
リューカ「酷いわぁ」バッサバッサ
菫「....そうだな、今回のビデオテープには多くの手掛かりがある、至急に回収してくれワタリ」
ワタリ「かしこまりました」
怜(....捜査本部より先に第二のキラと接触..最低でもノートは回収せなかんな)
怜(まず接触する方法を..)
ワタリ「H、ビデオテープと一緒にこんなものが..」
菫「これは...日記か?」ピラッ
5日・麻雀牌を買いに行く
8日・本が読みたくなったので図書館へ
13日・たまにはピクニックでもしようか
15日・某繁華街で友達とノートを見せ合う
18日・友達と某町で洋服を見る
23日・明日は祭りだっけ?
29日・阪神戦で死神を見せ合う
淡「第二のキラって、馬鹿なのかなー..こんなのキラと何処で落ち合うか明白じゃん」
菫「怜ちゃんはどう思う?」
怜「....いや、正直ウチにも馬鹿としか」
菫「私もそう思う」
怜(この日記..普通なら29日、死神を見せ合うっちゅー所に意識が行く..だが本命は15日のノートを見せ合うっちゅー所や)
怜(ノートはキラしか知り得ん情報、これを見越してさっきの死神発言か..)
菫「一応、第二のキラが馬鹿ではなかった事を考え某繁華街ではノートを持っている者、某町では洋服店に居る者に注意して捜査するしかない」
怜「せやったらウチも行くわ」
照「怜..別に無理しなくても」
怜「心配無用や、どうせ狙っとるんはキラだけなんやでな」
菫(.....キラの殺人方法は分からない、分からない事を考えても仕方ない...此処は一旦泳がせてみるか)
菫「それなら、当日は二人一組で指定の場所を捜索してもらう、怜ちゃんは一番年の近い淡に任せる」
淡「あいあいさーっ!」シャキッ
照「怜をよろしくお願いします」ぺこり
怜「いやいや、結婚とちゃうねんから..」
~~15日・某繁華街
淡(弘瀬には怜ちゃんの事頼んだって言われたけど、まだ信用してる訳じゃなかったんだ..)
怜「紹介するわ、ウチの大学友達」
友A「よろしくでっす」
友B~E「よろー」
怜「んで、こっちが従姉妹の淡ちゃん」
怜「大阪来るの初でテンション上がっとるらしいで歓迎したってなー」
淡「よろしくねーっ!」
淡(流石怜ちゃん、第二のキラも私服警官が大学生に混ざってるとは思わないよね)
怜「....」スタスタ
怜(ノートは見れば分かる、最悪ノートに触れた人間は殺さなしゃーなしか..)テクテク
~~喫茶店
豊音「見つけたよー..」キュィイン
怜「....」スタスタ
豊音「一人だけ寿命見えないよー?」
豊音「さてと..今日は帰ろっかなー」スッ
ウタ「もう帰るんかー?折角会えたのに分っかんねー」
豊音「帰ってからじっくり調べるよー..宮永怜なんて変わった名前だしねー」スッ
~~豊音家(マンション)
豊音「えっとー..宮永、怜っと..わっ出た!」カチカチ
豊音「麻雀で高成績を残して、勉学も優秀..事件の解決に貢献した事もって凄いよー!」
ウタ「大人しそうなだなー..もっと悪そうな奴かと思ってたよ、知らんけど」
豊音「怜と書いてトキって読むんだ変わってるよー」キャッキャッ
ウタ「嬉しそうだな..で、どうすんの?」
豊音「んー、それは勿論..」
~~同日夜・宮永家
リューカ「結局見つからへんかったな」
怜「まぁあの人ゴミやったからな、元から期待薄やし諦めは肝心っちゅーやろ?」カキカキ
リューカ「ごもっともやで」
トシ「怜ー、お客さんだよー」
怜「んー..こんな時間に誰やねん」ガチャ
怜「はいはい、今出るでー」ガチャ
豊音「あ、あの!こんばんは!宮永怜ちゃんだよねーっ!」スッ
怜「え..せやけど..!」
怜(デスノート..)スッ
ウタ「どーもー」バッ
怜(死神..第二のキラか..!!)
怜「入ってえーよ..」
豊音「失礼するよー」ペコリン
トシ「あ、あぁどうぞ」
咲(大きい..)ビクッ
怜「ウチの部屋こっちやから」ガチャ
~~怜の部屋
怜「まぁ、座ってや」ゴロン
豊音「ありがとうだよー」スッ
怜「...何でウチがキラやって分かった?」
豊音「あ、知らないのー?ノートの所有者は死神の目でも寿命が見えないんだよー」
怜「..ほぅ」チラッ
リューカ「いや、怜が聞かへんかったし..」
豊音「あ、怜ちゃんの死神も見たいよー」
怜「あぁー、ほれ」切れ端ポイッ
豊音「わー..よろしくお願いするよー」
リューカ「あ、此方こそよろしゅう頼んますー」
ウタ「やっぱりリューカか」
リューカ「あ、誰かと思ったらウタやってん?久しぶりやなー」バサバサ
怜「...なんやノリ軽いな」
豊音「仲良しは良い事だよー」
怜「...まぁ、そんでアンタは何しに来たん?」
豊音「私、姉帯豊音って言うのー豊音って呼んでよー」
怜(なんや、話し噛み合わへんな..)
豊音「会いに来たのは怜ちゃんを心配させたくなかったから..」
怜「豊音ちゃん自分の心配せーや、正直警察に捕まって無い事が奇跡やで」
豊音「でも怜ちゃんと居たら捕まらない..」
怜「そうやな..」
豊音「私は貴方の目になる..だから」
豊音「友達になって下さい」
怜「なんや、ボッチか」
豊音「ボッチじゃないよーっ」
怜「友達になる位別に構わへんよ」
豊音「本当?やったー嬉しいよー」
怜「やけど連絡は常にこっちからする、そんで会えるのも最小限や」
豊音「えーっ!寂しいよー」うるっ
怜「...ウチは今、Hに疑われとる」
豊音「えっ..世間ではHは無能って言われてるのに、そんな所まで来てるんだ..凄いよー」
怜「..分かってくれたか?」
豊音「うん、寂しいけど...遊びに行くのは週一で我慢するよー」
怜(全然分かっとらへんやん..)
怜「だから無理やって..」
豊音「えっ~」ウルッ
怜「あんま我儘ゆーと友達でも殺さなかん..」
ウタ「それはさせないぜー、もしお前が豊音を殺したら私がお前を殺す」
怜「....!?」
リューカ「怜を殺したらウチがウタしばき倒すけどな」
怜(なんやこの死神....邪魔やなっ)ギリッ
怜「分かったわ、ほんなら指示は一週間毎に直接出すで..」
豊音「やったー、怜ちゃん大好きだよー」ギュッ
怜「はいはい..」
豊音「それじゃあ今日はもう遅いし帰るとするよー」
怜「せやな、ノートは預かっとく..次会うまで普通に暮らしとけや?」
豊音「了解だよー、それじゃあまた来週ー」ガチャ
ウタ「友達が出来たし、良かったなー」
豊音「ふふふ~、ウタのおかげだよー」
豊音「あ、でも本当に殺しちゃだめだよー?」
今日の所は此処まで
また明日投下します!
今更ですが
ワタリポジ>>173
和父
和父の呼び名募集>>178
和タリ
てか名前なしキャラに名前付けるくらいなら名前付きキャラにすれば
~~某高級ホテル
菫「毛...」ヒョイ
菫「また毛..」ヒョイ
淡「指紋は綺麗に拭き取られてたけど、その他の注意はサッパリだね」
照「普通はこういう物、キラが異常なだけ」パリパリ
蒲原「第二のキラを見付けると言うのも現実的になってきたな!」ワハハ
いちご「ドムさんの仇じゃき、絶対逃がせん」
菫「スナック食べカス」ヒョイ
照「あ、それ私のかも」パリパリ
菫「.....向こうで食え」
照「うん」スタスタ
淡(テルーの調子が戻って来た反面、怜ちゃんがまだ疑われてるなんて言えない..)
蒲原「んー..どうした?」ワハハ
淡「へ?なんでもっ!?」ビクッ
菫「.......」
菫「また毛」ヒョイ
>>178
菫のHとかと同じ感覚ですよ
本名が無い分ややこしいですけど、安価ですから仕方ないです。
~~宮永家
怜「...姉帯豊音」カチカチ
怜「コイツ..モデルなんかやっとたんか」
リューカ「確かに背は高かかったな!」
リューカ「怜が小人に見えたで」
怜「うっさいわ」カチカチ
怜(こんな目立つ事して何考えとるんや..)
怜(ファンサイトには両親が殺害され、その容疑者をキラが裁いたっちゅー事まで公開されとる..)
怜(こんなんと会った事がHに知れたらウチはどうなんねん..)ハァ
怜(それにH以上に厄介な相手..あのウタっちゅー死神)クッ
怜「なぁリューカ、死神ってどうすれば死ぬん?」
リューカ「えらい唐突やな、確かデスノートに名前を書く事によって特定の人間の寿命を伸ばすと死神は死んでまうな」
怜「なんやそれ、実質不死身やな」
リューカ「まぁ、自分の命捧げてまで人間助けよーって思う死神は居らんやろな」
怜「せやな、やけどええんか?そんな事教えてしもて」
リューカ「別にええよ、掟でもなんでもあらへんし、死神の死に方は自分が死を受け入れる事が大前提やから殺害とか不可能やしなー」
怜「せやな、ありがとさん」ポスン
リューカ「おッー膝枕来たでッー!」キュン
怜(Hを殺す、最高の状態はHとウタ両方が死ぬ..これを実現するには相当の策が必要やな..)
~~翌日・某高級ホテル
怜「なんや呼び出しって」
菫「大学帰りに済まない、第二のキラからメッセージが届いた」
怜「またかー?いやに早いな」
菫「まぁ、見てくれ」
豊音キラ『キラとの接触は一時中断します、しかしキラに言われた通りこれからは犯罪者を裁く事に尽力し..』
菫「私は第二のキラとキラが接触したと考える」
怜「....なんでや?」ピクッ
菫「なんでか?怜ちゃんなら私と同じ考えを示すと思ったが..まぁ良い」
菫「まず、対応が一変した事..あの様な日記を送ったリスクを無駄にする行為だ、第二のキラはキラとの接触を中断するなら独断では考えない」
菫「これはキラと接触し、キラ本人に接触した事は隠せと命じられたから..従順な態度もこれを際立たせる要因になっている」
怜「なるほど、やとするとキラもたいして考えず行動しとるな」
菫「あぁ、考えが回らない程のイレギュラーがあったか、私達への牽制か..実際この?がりは脅威だ」
菫「だが、怜ちゃんがキラと言う可能性は薄れた」
照「!!まだ疑っていたの?」
菫「5%に戻っただけだが..」チラッ
菫「怜ちゃんがキラならビデオなど送らせず政治家や著名人を殺すと適当な脅しをかけて私を引き摺り出そうとする」
菫「責任は全て第二のキラに向けられ怜ちゃんは高みの見物..それで全て解決する」
怜「....ウチがもしもキラやったらそんな事せーへん」
怜「ウチはHの事をよう知っとる、Hは自分が引き摺り出されない様な策を必ず打つと分かってるからや」
菫「..バレていたか」
照「自分がキラだと、例え話でもそんな事を言わないで欲しい」
怜「ウチがキラやないからこそ言えることやで父さん」
菫「今となっては怜ちゃんがキラでは困る、君は私の初めての友だからな」
怜「.....!」
怜「ウチにとっても気の合う友達や、大学休学しとって寂しいで?全部終わったらまた麻雀しようや」ニコッ
菫「あぁ、是非」
~~帰路
怜(こうもアッサリ接触に気付くか..豊音には連絡取れんくなったな..)
豊音「あーっ、怜ちゃん偶然だよーっ」
豊音「本当は会いに来ちゃったんだけどねー」
怜「......」
怜(本気で女の子を殴りたいって思たんは生まれて初めてや...)
怜「...家入りーや」
豊音「うんー、お邪魔しまーす」ガチャ
咲「あ、豊音さん!また来てくれたんですね」
豊音「うんー、怜ちゃんの妹?可愛いよー」ナデナデ
咲「あっ..あの!お仕事応援してますっ」
豊音「ありがとー、頑張るよー」ニコッ
怜「なんや、豊音の事知っとったんか」
咲「うん、有名人だからね!」
怜「えらく興奮しとるな..この事は父さんに内緒やで?変な虫が付いたってドヤされるのはウチやから」
咲「うん、分かってるよ」
怜「よしよし、咲はええ子やなー」
咲「うぅ..//」
怜「ほんなら部屋行こかー」
豊音「はぁーい」スタスタ
咲「ゆっくりして行って下さいね!」
怜「....何で来たかは聞かへんわ、それよりウタ..お前豊音の味方しとるよな?」
ウタ「そうだけど、殺すって言ったのがそんなに気にいらなかったー?」
怜「..豊音はウチに少し会えんだけで寂しがっとる」ギュッ
豊音「ふぇ..!?」マッカ
怜「ウチと豊音の仲を割いとるのはHや、Hさえ死ねばウチ等は仲良くやれる..なぁ豊音、ウタに頼んでくれへんか?Hを殺してやって」
豊音「...ウタ」ウルウル
怜(まぁ、無理か)ハァ
ウタ「はぁ、仕方ねー」
怜「!?」バッ
ウタ「別にHなんてどうでも良いし殺した所で、私は人間の寿命に干渉してるつもりもねーし..私が死ななきゃ何たって構わねーよ?」
怜(Hが..死ぬ、こんな簡単に)ブルッ
怜「分かった指示は明日出す、ウチの指示に従って動いて来れ」
ウタ「分かった分かったー」ヒラヒラ
豊音「うふふ、怜ちゃんと仲良しだよー」
~~某高級ホテル
菫「照、近日中に私が死んだら怜ちゃんがキラだ」
照「!?」ガタンッ
淡「な、なんでそんな事が分かるの!?」
菫「今の所私との接点は一番強い、理由は簡素だが断言してくれ、和タリにも断言する様に言った」
照「..弘瀬は、本当はどれ位怜を疑ってるの!?」
菫「だから5%だ」
菫(第二のキラと接触した以上短期決戦、同じ手を使うのは嫌だがここは賭けだ..)
菫(蒲原が今朝くれた怜ちゃんの友達についても気になる..和タリに調べさせているが宮永怜の細かな動きは私しか..)
高田清美ポジ>>186
塞
~~某大学
怜「今回の授業眠かったなー」
塞「早寝早起きはちゃんとしてる?怜ちゃんは身体弱いんだから」
怜「わーっとるって..ん?」
菫「偶然だな、怜ちゃん」パサッ
怜「あー塞、ウチちょっとこの人と話あるんやけど」
塞「分かった、早寝早起きはちゃんとしないと駄目だからね」スタスタ
怜「はいはい」ヒラヒラ
菫「臼沢か、友達なのか?」
怜「せやで、前の講義で一緒になってなー」
菫(蒲原に極秘で宮永怜を調べさせた結果、真新しい友達が4人程増えた..別段怪しい数でも無いが引っ掛かる)
怜「外に出るのは危険やからーゆうてなかったか?」
菫「良く考えれば私がHだと知っているのは怜ちゃんだけだしな」
菫「私が近日中に死んだら、キラ対策室のメンバーと他のHには怜ちゃんをキラと断定する様に言っておいた」
怜(....他のHか、こんな時に抜け抜けと)
菫「言って無かったか?Hは複数の探偵組織と言う事にした」
怜(した...ふざけてるんか?)
怜(いや、まだコイツが本物のHと断定出来た訳でもない..殺すのはまだ早いか..それともウチに対する揺さぶり..このままじゃコイツの思う壺やないか..!)
菫「死ななければ大学は楽しい所だ、怜ちゃんも寂しいと言ってくれたしな」
菫「学食行かないか?まだ行った事が無いんだ」
怜「別にええけど..」
豊音「おーいっ、怜ちゃーん!」タッタッ
怜「!?」
豊音「撮影近くだから来ちゃったよー、すぐに行かないと行けないんだけどねー」
怜(ば..馬鹿ッ...いや)
豊音「怜ちゃんのお友達ー?姉帯豊音だよー、よろしくねー」ぺこりん
菫「弘瀬みつえだ」
怜(勝った...!!豊音にはHの名前が見えている..こうなったら後でどうとでも出来る)
豊音「....弘瀬みつえ?」カシゲッ
怜「アイドルと同姓同名なんやで?変わっとるやろ」ガシッ
豊音(あ、そっか偽名..)
菫「.......」ジー
怜(ま、まさか..バレたか?)
菫「怜ちゃん」
怜「......」ゴクッ
菫「羨ましい..ドラマ極妻見てます、大ファンです!」
豊音「えっー?嬉しいよー」
怜(.....は?)
野次馬「あれ、姉帯豊音じゃね?」
「マジかよなんで此処に居んの!?」
「サイン頂戴ーッ!」
ざわざわ
豊音「そんな一斉にこられたら..きゃっ」
豊音「誰かにお尻触られたよー」ウルッ
菫「それは許せんな、私が犯人を見つけよう」
豊音「あははっ、弘瀬さん面白いよー」
マネージャー「豊音、遅刻するわよ」
豊音「あ、ごめんよー..それじゃあ怜ちゃんまたねー」ヒラヒラ
野次馬「怜って..宮永?」テクテク
「どんな関係なんだろうな」スタスタ
菫「それじゃあ私は次の講義に出ようと思う、確か同じ科目だったな?」
怜「せやな..その前にお手洗い行かせて貰うわ」スタスタ
怜(豊音はマネージャーと二人やろ、電話で弘瀬の名前を言うだけなら問題あらへん..)
怜(お別れや、楽しかったで色々と)スッ
怜(お前の名前を知って、自分で殺せて良かったわ)prrrrrr
怜(操れる死の日時は最高23日後まで、今から名前を聞いたら財布に仕込んどるノートに書けばそれまでや..)prrrrrrr
菫「......」チャンチャチャチャッ♪
怜「!?」バッ
菫(宮永怜、早かったな..ふふ、まぁ良い)ピッ
菫「もしもし」
怜「もしもしやあらへんやろ」
菫「さっき誰かが落としたみたいでな」
怜(コイツ..豊音のカバンから携帯抜き取りよったな)
怜「それは豊音のや、ウチから返しとくわ」
菫「あぁ、頼んだ」スッ
怜(してやったりか?甘いで、豊音は仕事柄携帯を使い分けとる、そっちにかければ終わりや)
菫「おっと、次は私の電話だ」ピッ
菫「あぁ..良くやった、すぐに向かう」
菫「怜ちゃんには悲しくも嬉しくもあるお知らせだ、姉帯豊音を第二のキラ容疑で確保した」
怜「...っ!?」
怜(これでは名前が聞き出せない..まさかこんなに早く捕まるとは..)
菫「第二のキラが送ってきたカセットテープ、封筒に付着していた毛や化粧品の粉が姉帯豊音の物と一致した、彼女は正真正銘の第二のキラだ」
怜(くっ..ウチが電話をした事によって弘瀬のウチに対する疑いは既に疑いではなくなっとる..)
怜(くそ..豊音が喋ったら全て終わりや..もう殺すしか)
~~某高級ホテル
菫「....」カチャ
淡「お帰り弘瀬ー!姉帯豊音の証拠がどんどん出てくるよっ!」
菫「和タリ、姉帯の様子は?」
和タリ「はい、それが一言も発さず..確保された事について文句の一つも」
菫「映像を此方に送ってくれ」
和タリ「かしこまりました」
豊音「.....」コウソク
いちご「これはっ..」
菫「第二のキラ容疑で確保しているんだ、手足は勿論目も使わせはしない」
淡「誤認逮捕だったら洒落にならないよね」
菫「確証はある」
照「カセットテープに付着していた紙が姉帯の物と一致した」
菫「その他にも、封筒のガムテープに付着していた花粉がかつての姉帯がすむマンション付近に咲いている珍しい花の物と言う事も確認済みだ」
いちご「それに、某繁華街で姉帯の姿が目撃されとるんじゃ」
淡「...そこまで物的証拠があれば間違いないだろうけど..」
菫「あぁ間違いないだろうな、それより照」
照「なに?」
菫「宮永怜をこの操作室に入れる事を禁止する、次に此処に来る時はキラの重要参考人としてだ、覚悟しておけ」
照「...!?」
淡「此処でなんで怜ちゃんが出て来るの!」
菫「姉帯は関西に上京してすぐに宮永怜と接点を持っている」
菫「更に先程の某大学で私が姉帯と接触した後に数分経たずで姉帯に連絡を取った」
菫「断定は出来ないが、その覚悟はしておいて欲しい」
照「....そんな」ガクッ
淡「テルー..」
菫「....確信を得る為には、姉帯から殺人の方法と本物のキラが誰か..これを聞き出せれば話は早い」
~~三日後・某高級ホテル
和タリ「H、姉帯が言葉を発しました!」
菫「映像を回せ!」
豊音『...殺してよ』
淡「このこ三日間水も飲んでいないんでしょ?」
いちご『二十代そこそこの娘にとっては極限状態なんじゃろうな..』
菫「...マイクを繋いでくれ」
~~拘束室
菫『キラの正体を知って居るか?』
豊音「知らない..殺してよ」
ウタ「....もしかして私に言ってる?」
豊音「そう..殺して」
ウタ「私に殺せって?」
豊音「...早く殺して、どうせあの時私は死ぬ筈だった..」
~~某高級ホテル
いちご「強盗事件の時か..可哀想じゃの..」
菫「その強盗犯はキラが裁いた、彼女がキラに賛同している事の裏付けにもなったがな」
豊音『もう良い!殺してくれないなら自分でッ??』
菫「まずい、和タリ!舌を噛まれない様に口を塞げ!」
淡「本当..大丈夫かなこの子..」
菫「キラが死を命じた前触れじゃないだろうな..」フゥ
~~同日・宮永家
怜(豊音を殺すのはHに自分がキラだと教える様な物だ..こうなったら..)
ウタ「...」スッ
怜「ウタ!」バッ
ウタ「豊音にはノートの所有権を放棄させた」
ウタ「ノートの所有権を放棄する事で、デスノートに関する記憶、私やリューカ..お前がキラである事は忘れてしまう、だが怜を友達だと思う気持ちは残ると教えてやったら、薄く微笑んで気絶した」
怜「..良くやった、正直それしか方法は無かったわ」
怜(目を失ったのは痛いけど、今はそれ所やないでな..)
ウタ「豊音はお前の為に死ぬとまで言ったよ、迷惑かけたくないからってね」
ウタ「豊音を助けなきゃ、お前を殺す」
怜「.....あぁ、分かっとる」
怜「........」
怜「リューカ、お別れや」
リューカ「....え?」
~~翌日・某山
怜「このノートの所有権を放棄する」スッ
ウタ「....」スッ
怜「..ウタのノートを放棄しても、リューカのノートの所有権を放棄せん限り記憶は持続するんやな」
リューカ「せやで、でもまさかウチのノートの最後が土の下に埋められるとは思わへんかったで」
怜「まだ捨てとらへん、本当に捨てる時は次にウチが捨てるってゆーた時や、その時の文脈に関わらず捨てるゆーたらノートの所有権を放棄するって意味やで」
リューカ「りょーかい、ほんでも怜と会われへんくなるのは寂しいなぁ..」ウルッ
~~某高級ホテル
豊音『ストーカーさん怖いよーっ!』ボロボロ
豊音『早く解放してよーっ..」ポロポロ
淡「気を失ってから明らかに様子が..」
菫「...淡、蒲原に連絡を」
淡「あ、うん..」ピッ
菫「蒲原か?姉帯を確保する際に第二のキラ容疑で確保すると言う事は伝えたか?」
蒲原『確かに伝えたぞ、抵抗しなかったのは驚いたけどな!』ワハハ
菫「そうか..姉帯」ピッ
姉帯『ヒッ..』
菫「何故お前は確保されている」
姉帯『そ..そんなのストーカーさんが私のストーカーだから..』
菫(なんだこれは....どうなっている)prrrrr
菫「...怜ちゃんからだ」ピッ
照「....」ピクッ
菫「....あぁ、...あぁ、分かった、場所は○○区の某高級ホテルだ」ピッ
照「怜が此処に来るの..?」ユラッ
菫「あぁ、どうやらそうらしい」
~~20分後・某高級ホテル
怜「......」カチャ
照「怜、どうしたの?」
怜「父さん..ウチはキラかもしれへん」
照「何を言ってる!」
菫(....いや、キラかもではないお前はキラだ..だが何故此処に来たんだキラ)
怜「ウチにも自覚はあらへん..せやけどキラの考えに賛同しとる事もあるし豊音の件も..」グッ
怜「それに世界一の名探偵弘瀬がウチを疑っとるんやで..」
照「だからと言って、自覚はないんでしょ!?」
菫(成る程..自覚は無いか....だがそれで乗り切れると思っているのか?キラらしくない)
怜「せやから..ウチを監禁して欲しい!」
照「な、何を馬鹿なっ!大学はどうするの!」
怜「ウチの学力やったら大学なんていくら休んでも大丈夫や、父さんも知っとるやろ」
菫「やるからには今すぐだ」
照「弘瀬!!」
怜「父さん、ウチは自分の潔白を信じたいんや..せやからウチがキラやないって証明されたら胸張って出てくるで..」
照「怜...」
菫「照、お前は宮永家に怜ちゃんが家に帰れない理由を適当にでっち上げてくれ」
菫「怜ちゃんは手足を拘束した後、監禁室へ!」
~~~三日後・某高級ホテル
菫「......」
照「..ねぇ、弘瀬」
菫「なんだ」
照「私は私情で怜の監禁に反対した」
照「私は今此処に居るべきじゃない」
淡「テルー..」
菫「その意見には賛成だ、だが辞職は考えるな」
照「....弘瀬、辞職するのは私の責任でその結果」
菫「.....分かった、だが辞職をするなら怜ちゃんがキラと断定できてからにしてくれ」
照「分かっている...しかし」チラッ
怜『......」コウソク
照「このままじゃ怜の為に何かしてしまいそう..ッ」グッ
照「弘瀬、私も監禁して」
淡「何言ってるのテルー!?」
菫「準備は済んでいる、ただし携帯の電源は入れ、怜ちゃんと姉帯の情報は逐一報告する、それで良いか?」
照「....恩に着る」ペコリ
~~五日後・某高級ホテル
姉帯『うぅ..怜ちゃんに会いたい』
怜『.......』グデー
照『.....』ボー
淡「凄い事になってるね..」
いちご「ちゃちゃのんは局長が気の毒で..」
淡「それでも、怜ちゃんの監禁を始めてからキラの裁きはピタリと止まったよ..?」
蒲原「このまま行けば誰がなんと言おうと怜ちゃんがキラだな」
菫(.....てっきり監禁中でも裁きは続くと思っていたのだが..何を考えている宮永怜..いやキラ)
~~怜監禁室
菫『怜ちゃんを監禁して五日経つが、ピタリと裁きは止まった』
怜「....せか、..いよいよウチがキラっちゅー核心が出て来たな..」グデー
リューカ「....よしよし」ナデッ
~~監禁十日目
菫『流石にやつれて来たな、大丈夫か?』
怜「ウチは病弱やからな..まぁ、病弱アピールしとる場合でもあらへんか..下らへんプライドは"捨てる"」
リューカ「..ほな行くわ、また会おうな怜ッ」グスッ スゥ
怜「......?」
~~某高級ホテル
菫「...?」
怜『なぁ弘瀬、今更やけどこんな事しとってもしゃあない..ウチはキラとちゃうからや、此処から出してや』
菫「それは無理だ、怜ちゃんがキラかどうか判断出来るまで監禁を解かない約束だ、現に監禁を始めてからキラの裁きは止まった」
怜『よー考えてみーや、自覚無しであない大量殺人出来る訳あらへんやろ..ウチは誰かにハメられたんや!』
菫「...怜ちゃんがキラと認めれば全ての辻褄が私の中で合うのだが..それにハメられたと言っても怜ちゃんが監禁されている事を知っているのは我々捜査関係者だけだ」
怜『ほんならそん中にキラがおるッ!ウチも一緒に捜査するで出してや!』
淡「...怜ちゃんらしくない、全然論理的じゃないよ」
いちご「流石の怜ちゃんも余裕が無いんじゃろうか..」
菫「それは出来ない、まだ暫くはそこに居てもらうぞ」プツッ
怜『ちょ..くそッ..なんでこんな事になっとるんや..』グス
菫(言っている事が滅茶苦茶だ..どうしたキラ)
菫「姉帯、そろそろキラは誰か思い出したか?」カチッ
豊音「また..?私が知りたいよぉ..キラは私を救ってくれたんだもん..」グスッ
菫(分からない...何が起こってるっ..!)
~監禁15日目
淡「キラだ、キラが復活したよ!」ガサッ
いちご「本当じゃの!今まで裁かれとらんかった犯罪者と、怜ちゃん姉帯共に監禁されてから報道された犯罪者の死が確認されとる!」
いちご「これは局長に伝えんと!」カチッ
菫「..!!」
いちご「局長!キラです!キラが復活しちょる!」
照『本当!?』ガバッ
照『あ..人が死んでいるのに喜んではいけない..』
照『それに弘瀬は白と認めないと思う』
いちご「.....」ジー
菫「それじゃあ、灰色で」
照『...まだ限りなく黒い」
いちご「限りなく白い灰色じゃよ!」
いちご「それじゃあ怜ちゃんにも..」スッ
菫「やめろ!!」
いちご「!!」ビクッ
菫「怜ちゃんにはまだこの事は話さない」
いちご「そ、そんなっ..」
菫「怜ちゃん、もう半月も裁きが起こってない、そろそろキラと認めたらどうだ?」カチッ
怜『馬鹿言うなや..ウチはキラやない』
怜『ズームにでもなんでもしてウチの目見てくれや!これが嘘吐いとる人間の目か!?』
菫(..........)チラッ
豊音『ストーカーさん..お風呂入りたいよー..』クダッ
~~監禁一ヶ月目
淡「良い加減にしなよ弘瀬!もう世間ではキラが完全復活してるっ!」
淡「私には自分の推理が外れた事を認めたくない様にしか見えないよ!」バンッ
菫「やはりそう見えるか?」
菫「和タリ、照を出してくれ話がある」
和タリ「畏まりました」
~~~某高級ホテル・隣室
照「....!!!」
菫「....」
照「.......!!!!?」アゼン
~~~某高級ホテル前・車内
豊音「まさかストーカーさんが女の人なんて思わなかったよー..」
照「私はストーカーじゃない、警察」ブーン
豊音「警察..?あっ..第二のキラ容疑でって、本気だったんだー..」
豊音「でも警察の人が監禁なんて..」
照「少し黙ってて」ブウーン
~~某高級マンション前
怜「父さん!」ガチャ
豊音「怜ちゃんーっ!」ビエーッ
豊音「えっ..お父様?私失礼な事言っちゃったよー..」
怜「父さん..何処に向かってるんや?」
照「...二人はHにキラと断定された、行き先は処刑台」ブーン
怜「....は!?」
豊音「冗談だよね...ねっ」アセ
照「Hの判断に国も納得している..この結果は覆らない」キキッー
怜「此処は..河川敷?」
豊音「あ、分かったよ!お父様が逃がしてくれるんだー!」
照「違う..怜、正直私は認めたく無かった、眼前に突き付けられた証拠を前にしても」カチャ
怜「と、父さん何ゆーとるんや」
照「これは私の責任、怜を殺して私も死ぬ」
豊音「馬鹿だよッー!!」
豊音「それじゃあ同じ犯罪者だよ!キラと同じ!」ナミダメッ
照「同じではない、私はキラ捜査官局長としての、刑事としての責任がある」
豊音「分かんないよッー!」ビエーッ
怜「豊音の言う通りや!此処で死ぬならまだ逃げた方がマシ!その方が真実を探れる!探って見せる!」
照「無理..国中が探す」
怜「そ、そうや!もしウチがキラやったら父さんはっ」
照「黙れ」カチャ
照「怜、犯罪者同士地獄で会おう」
豊音「やめてッーー!!!」
パァンッ!!
照「........良かった」
怜「空....砲?」
照「二人とも許して欲しい..監禁から解放するにはこれしか無かった」
怜「ど、どういう事や?」
照「弘瀬、見ていた?私はこの通り生きている」
菫『あぁ、姉帯がもし第二のキラだったら確実にお前を殺しただろう』
菫『約束通り監禁は終わりだ』
豊音「ふぇ?えっ..?」ナミダメ
菫『それと、約束通り怜ちゃんにはキラ捜査を手伝ってもらう』
怜「...しゃーないな、やったろーやないか」
菫『これからよろしく頼む』
~~????
??「これがキラの力..素晴らしい」
??「犯罪者を殺していれば後は好きに使っていいだよね?」
ウタ「好きに使えってー..」
??「ふふ..良い物を貰った」カキカキ
ウタ(人間って面倒くせー..)
竹井久
哩
~~松実温泉株式会社・通称マツミ
哩「ようやく揃ったばい..」
久「これからマツミを更に繁栄させる為に会議を行う!」
久「題目は、誰を殺すか」
姫子「毎週誰かを殺す必要ありますか?」
久「...今更弱腰でどうするのよ、私達の誰かは、キラにコネクションがある」
灼「臆病者は殺されるよ..この会議から逃げ出そうとする人も..」
姫子「別に臆病風に吹かれた訳じゃなかと!」
宥「だけど先週も先々週も会議で決まった人が死んでるし..キラとコネがある事は確かだよね」ブルブル
灼「私は一企業にキラが肩入れしているのか..その理由を考えたんだけど、皆もう気付いてるよね」
灼「この六人の中にキラが居る」
玄「人を殺して出世なんてやっぱり..」
哩「それは違うとよ、私ん等は仮定の話をしちょるだけやけん」
姫子「こんなかにキラはおらん」
宥「姫子ちゃんの言う通りだよ玄ちゃん」
久「うん、それじゃあ話が一段落した所で誰を殺す?
「○○温泉で中毒死者を出すのはどう?」
「それも良いけど○○○の社長が邪魔で..」
>>1です
マツミ編は第三キラを不詳とし、安価行動で突き止めて行くスタイルにしたいと思います。
その為、原作から少し脱線する場合もありますがご了承下さい。
近々登場するキャラの安価もやっときます
アイバーポジ>>217
ウエディポジ>>218
エイスリン
ハオ
混乱防止にキャラクター一覧投下しときます
宮永怜(夜神月)
宮永照(夜神総一郎)偽名・朝井照子
宮永咲(夜神さゆ)
宮永トシ(夜神妻)
弘世菫(L)偽名・弘瀬みつき
佐々野いちご(松田)偽名・赤井チコ
大星淡(相沢)偽名・蛸井黄子
蒲原智美(模木)偽名・蒲鉾みつえ
ドム(うきた)死亡
エイスリン(アイバー)
ハオ(ウエディ)
姉帯豊音(ミサ)
高鴨穏乃(レイ=ペンバー)死亡
新子憧(南空ナオミ)死亡
清水谷竜華・リューカ(リューク)
三尋木詠・ウタ(レム)
松実玄(???)
松実宥(???)
鷺森灼(???)
白水哩(???)
竹井久(???)
鶴田姫子(???)
臼沢塞(高田清美)
赤坂郁乃(出目川)
あ、後
和父(ワタリ)
~~某高級ホテル
怜「確かに監禁から出してもろたんわありがたいけど..」ジャラ
怜「此処までする必要あるか?」
菫「私だって嫌だ」ジャラ
豊音「二人共仲良しだよー」フフッ
菫「豊音さん、貴方は先月の15日に某繁華街に居ましたね?」
豊音「いたよー?」
菫「そこで怜ちゃんを見付け興味を持ったと」
豊音「可愛かったからー」フフッ
菫「名前を知った方法は覚えて居ないと」
豊音「不思議だよー?」
菫「....もし怜ちゃんがキラだったらどうする?」
豊音「んー..嬉しいよー?私の救世主様だもん」ニコッ
菫「....これだと間違いなく豊音さんがキラなんだが..」
菫「もうキラで良く無いか?」
豊音「駄目だよー!私は違うもんー」
菫「取り敢えず、豊音さんにはマネージャーとしていちごが行動を共にする」
菫「勿論プライベートもだ」
豊音「よろしくねーいちごちゃん」
いちご「よろしくなー!」
菫「それと、近日中にキラ対策本部の建設が終了する」
淡「本部?」キョトン
照「ほら、あれ」スッ
淡「え!!デカっ..何階建てなの..」
菫「52階建てで10階より上は居住スペースだ、豊音さんは勿論怜ちゃんも其処で暮らして貰う」
怜「まぁ、文句は無いで..」
菫「うむ、それでは引っ越しの準備をしようか」
>>1です
今日の所は此処までで
明日は色々と忙しいので更新遅れます
すみませんっ
~キラ対策本部
淡「凄いね、高級ホテル顔負けだよ」
いちご「いくらかかったんじゃろうな」
菫「金は使う物だ、出来るだけ有意義にな」
照「これだから金持ちは..」パリパリ
菫「豊音さんといちごの部屋は共同にさせて貰う、場所は11Fで鍵は常にいちごが管理しろ」
菫「一応監視カメラも付いて居るがそこは気にするな」
いちご「ちゃちゃのんのプライベートまで消えたぞ」
照「これは仕事、頑張って」
豊音「いちごちゃん、早速見に行こーよー」タッ
いちご「あっ!引っ張るな!焦るな!」スタスタッ
怜「大変やな....」
菫「私達も..な?」ジャラ
怜「...先が思いやられるわ」ジャラ
照「ん..警視庁から呼び出し、智美」
蒲原「車だすぞ」ワハハ
淡「呼び出しって珍しいねー、なんだろ」
菫「...」カチャカチャ
怜「この手錠うっとおしいわ..」カチャカチャ
菫「..慣れろ」カチャ
淡「あの二人も大変だし」
モニター
豊音『オセロやろーよー!』
いちご『ちゃちゃのんの強さ..身に刻むと良いのじゃ』ゴッ
淡「....仕事しろよ」チッ
淡(ふぅ..キラの手掛かり探そう)ペラッ
豊音『怜ちゃんも遊ぼうよー」マックロ
いちご『こんなん、考慮しとらんよ..』ガタガタ
菫「いちごは馬鹿だが、オセロも弱いのか」スッ
怜「なんや、どっか行くんか?」
菫「豊音さんが呼んでるだろう」ジャラ
怜「ちょ、引っ張るなて!」グイッと
菫「いちご、お前は此方に戻って淡と調査を続けていろ」
いちご『分かった..』ぐすっ
豊音『二人とも待ってるよー!』にこっ
~~キラ対策本部・姉帯豊音の部屋
豊音「むむむっ~..」
菫「..」コトッ
豊音「また一つだけ..」ウッ
豊音「..怜と二人でオセロしたいよー」涙目
菫「それより角、取っても良いのか?」
豊音「うー..角あげたら二人きりにしてくれる?」
菫「どの道監視されているから同じ事だ」
豊音「人権侵害だよっ!」コトッ
菫「何と言おうが構わんが角は貰う」コトッ
豊音「うぅ..」グスッ
怜「薄々感じてはおったけど、弘瀬..キラ探す気ないやろ」
菫「..あぁ、私の中では怜ちゃんがキラ、豊音さんが第二のキラだった、それがもし本物のキラに二人が利用されて居ただけなら私だって悔しい」
怜「なんや、本当にキラやと思っててん?」
菫「あぁ、監禁前の二人は間違いなくキラだ」
怜「...」
豊音「....」
菫「また振り出しからやり直しだ、実際何度死ぬと思ったか..もうやる気など出ない」
怜「弘瀬....!!」
怜の行動安価>>138
1.菫をぶん殴る
2.菫を励ます
3.菫に呆れる
4.自由安価..>>140
1
怜「歯ぁ食いしばれや」ドゴッ!
菫「っ!!」バダァンッ!
豊音「きゃっーー!!」
怜「何がやる気失せたや、ウチがキラやなくてそんな残念か?」
菫「..あぁ、私は怜ちゃんがキラじゃないと気が済まない..いや、キラであって欲しかった」
怜「この..!!」
菫「だが理由はどうであれ..」スッ
菫「一回は一回だ」バシュッ
怜「うっ!!」ガッ
豊音「二人共喧嘩は駄目だよー!!」
菫(私の諦めに本気で殴りかかるとは..
やはり宮永怜はキラじゃないのか?」
怜「こん腑抜けッ!」ガッ
菫「私を甘く見るなよ!」ガッ
prrrrrrrr!!
怜「.....」
菫「..なんだ」ガチャ
いちご『弘瀬やったぞ!!』
菫「どうした!」
いちご『豊音の映画デビューが決まったんじゃ!多分一ヶ月近く行方が分からなくなって居た事がミステ』ガチャ
怜「...なんやった?」
菫「なんでもない、いちごのいつものボケだ」
怜「まぁ、いちごさんは天然やからな..」
いちご「こいつ等監視されとる事分かっとるんじゃろ?」汗
淡「どんまいだよ、いちご」
~~キラ対策本部・モニタールーム
菫「....」ムスッ
怜「.....」カチャカチャ
怜「弘瀬、これ見てや」ピッ
菫「..これは」
怜「大手企業の利益とキラの殺しを比較してグラフ化したもんや」
怜「グラフの通り、○○企業や○○会社は理不尽な程、利益に関わる人間が死んどる..それに対してマツミの株は急上昇や」
怜「そして、一番注目すべき点は此処..利益に関わる人間の死因が心臓麻痺やない事」
菫「..キラは心臓麻痺以外でも人を殺せる..怜ちゃん」
怜「どや、やる気は出たか?」
いちご「ちゃちゃのんも手伝ったんじゃ!」ドヤァ
淡「これはつまり..」
怜「せや、マツミの関係者がキラと言う事に間違いあらへん」
照「ただいま」カチャ
蒲原「....」
淡「テルー!怜ちゃんが凄い事に気付いたよ!!キラはマツミの関係者だって事!」
照「マツミ?..多分それ、良くやった」
淡「へ?」キョトン
照「今、警察長官から進言があった」
照「キラは政治家に賄賂を送り、警察に圧力をかけている」
淡「そっか..マツミの経済力を利用したんだ..」
いちご「それで、警察の対応はどうなったんじゃ?」
照「私と蒲原は既に意を決した..」
照「警察は今後のキラ捜査全てを禁じる事に決定した、つまりこの先キラを追うには警察をやめなければならない」
いちご・淡「!!?」
今日は此処までに..また明日投下しますね!
淡「そ、そんな..」
照「仕方ない事」
いちご「局長はどうするんじゃ?」
照「私は怜を残して此処を離れる訳にはいかないから」
怜「心配せんでもええんにな」ジャラ
菫「そう言うな、親心と言うヤツだ」
照「蒲原は私について来ると言ってくれた」
蒲原「私にも意地があるからな」ワハハ
いちご「やけんども、局長には家族が..」
照「それはキラを捕まえた後に考える、再就職だって考える」
いちご「..そんやったらちゃちゃのんも警察辞める!此処で逃げるなんて格好悪いんじゃ!」
照「いちご」
いちご「あっ..」
淡「.......」ウツムキ
淡「弘瀬、警察には内緒で此処に出入りするのは..」
菫「駄目だ、こうなった以上警察に戻るなら此処には出入りさせない」
淡「っ...」
照「無理をしなくても良い、家族も大切」
淡「それはテルーだって同じじゃん..」
照「私と淡では立場が違う、子供もまだ小さいんでしょ?」
淡「..そんなのズルいよ、私だってキラを追いたい..それに此処で辞めたらドムさんに顔向け出来ない..なんで警察がキラを追っちゃだめなの..っ!!」ドンッ
和タリ『弘瀬、何故此方に残った場合金銭面での苦労を掛けないと言う事を教えてさしあげないのですか?』
弘瀬「和タリ、黙ってろ」
和タリ『すみません、聞いていられず..」
淡「弘瀬..私を試してたの?」ザワッ
照「違う、弘瀬はこう言う事を自分で言い出したくないだけ」
菫「いや試していた、どっちを取るか見ていた」
照「弘瀬....」
淡「...私は此処を辞める!」
蒲原「落ち着け淡」
淡「いいや、私は警察に戻る方に傾いて居たし今ハッキリ気付いた、私は弘瀬のやり方が嫌い!!」
菫「普通はそうだ、だが私は淡の様な人間も好きだぞ」
淡「くっ..とにかく私は警察に戻る!」ダッ
菫「お疲れ様」
~~~某公園
淡「.....」ボー
娘「あ!おとおさん!」ダッ
淡「え?おぉ、偶然だねっ」ダキッ
妻「今日は早いのね?晩御飯、貴方の分買ってないんだけど」
淡「えぇー」
娘「私のコロッケ半分あげるよー」
淡「いい子だなぁー、よしっ今度の土曜..遊園地に行こう!」
娘「本当!?やったー!」
淡「これからは土日は毎週休みだから沢山遊べるよー..!!」
淡「何処にだって..うっ...連れてって..ぐすっ」ポロポロ
娘「...おかあさん、おとおさん泣いてる..」
いちご「また人が減って寂しくなったの」
菫「....」
怜「..まぁ仕方あらへんやろ、人には人の事情があるもんやで」
豊音「怜ちゃんは大人だよー」
蒲原「圧倒的に人手不足なのは本当だけどな!」ワハハ
怜「せやな、問題はそこやねん」
照「.....ねぇ、これを見て」
照の行動安価>>251
1、死亡日時の偏りについて
2、反キラ組織の出現について
3、新発売のお菓子のチラシについて
4、自由安価>>253
これは3
4 マツミの異常性に気づいている動きがある
照「これ..今日発売されたお菓子のチラシ」
菫「.......」
怜「........」
豊音「.......」
蒲原「.....」
いちご「......」
照「買いに行く」
菫「どうしてそうなる」
照「気分転換も重要、それに必要なのはどう考えてもお菓子」
怜「まさかこのタイミングでお菓子て..」
豊音「わ、私もお菓子食べたいなー」
いちこ「豊音に気使わせてどうするんしゃ」
照「でも..」
蒲原「分かった分かった、私が連れて行ってやるぞ」ワハハ
照「蒲原は優秀、頭が柔らかい」
菫「自由過ぎるぞ、人員不足の今お菓子などに」照「などって何?」ズイ
菫「いや、そのだな..」
照「...」ゴゴゴゴ
菫「なんでもない..」
照「では行って来る」カチャ
蒲原「あ、待ってくれー」タタッ
菫「..死ぬかと思った」
怜「尊厳の欠片もあらへんな」
菫(....この状況で焦っても仕方ない、規律の範囲内で少し羽根を伸ばさせるか)ハァ
~~某お菓子屋
照「此処」
蒲原「了解!」キキィーッ
照「ありがとう、此処に来るのは久しぶり」
照「最近お菓子断ちしてたから限界も近かった」ウィーン
照「久しぶり、元気にしていた?」
店主「あ、照さん久しぶりだねぇ!」
照「チラシを見て来た」ピラッ
店主「あぁ、来ると思ってたから在庫は別に取ってあるよ」
照「ありがとう、感謝してる」
蒲原(なんだこの無駄なコネクションは)ワハハ
店主「所で、警察はキラから手を引いたって噂が回ってるけど本当なの?」
照「それは違う、ただの噂」
店主「だよね、警察が犯罪者を野放しにするなんて、信用に関わる大きな問題だし」
店主「あぁ、後キラに関する情報がどうのこうのって、此処に訪ねて来た子が居るよ?」
店主「照さんに会いたくて警察に行ったらしいんだけど、照さんなら此処に居るって摘み出されたんだってさ」
照「そうなの?今は何でも良いから情報が欲しい、その子の連絡先分かる?」
店主「あー..待って、確か番号を..」ゴソゴソ
>>261キャラ名(原作ポジション)
和
自由安価の件は多くの意見が安価を取った方に委ねると言った意見が多かったのでそちらにします。
>>267和の原作ポジション
魅上
~蒲原の車前
照「番号は手に入れた、取り敢えず掛けて見る」prrrrr
蒲原「民間の情報なんて、ロクなもんじゃないぞ」ワハハ
照「警察でない私達は、少しでも情報が必要」ガチャ
和『もしもし、原村ですが..』
照「宮永照と言います」
和『照..あっ!話を聞いて貰えるんですね!それは良かった!』
照「その話についてですが、どの様な?」
和『私は、キラの判断を合理的に考える事が出来ます..今世間を騒がせているキラは本物じゃない!!』
照「......!!」
照(まさか怜や弘瀬と同じ考えを持つ人が居るなんて...)
和『私を、捜査官に入れて貰えませんか!!』
照「捜査がしたいのなら警察に入れば良い」
和『今の警察はキラ捜査の動きが見えない..むしろ協力的にも見えます』
和『私はあるべき場所で協力したいんです!お願いします...』
照「......一応話は通してみる」
和『!!ありがとうございます!!』
照「結果はまた連絡する、それじゃあ」ピッ
蒲原「で、どうだった?」ワハハ
照「仲間が増えるかも」ガサッ パリパリ
蒲原「へ?」
~~和家
和「....ふぅ」
和(今世の中を賑わせているキラは本物じゃない、己の私欲を満たしているだけの罪人..)
和(キラは人間の秩序を守る神..偽キラを暴き出し、罰を与える..私は神の為に偽物を裁く!)
~~キラ対策本部
照「今帰った」ドッサリ
菫「また大量に買い込んだな」
怜「丁度腹減っとったし頂くで?」
照「構わない」
豊音「わーいお菓子だよー」
いちご「豊音はまずスケジュールチェックを終わらせてからじゃ!」
豊音「ふぇぇ」
照「それより菫、キラ対策室に参加を希望する人が居る」
菫「警察は駄目だぞ、今は敵と考えても良い位だからな」
照「違う、ただの一般人」
怜「信用は出来るん?」ハムハム
照「分からない、ただ頭はキレると思う」
菫「どれ位だ?」
照「今回のキラが前回のキラと別人と見抜く程度には..これ」ピラッ
菫「....原村和か、丁寧に番号まで書いてあるな」
蒲原「それはお菓子屋のオッチャンの手柄だぞ」ワハハ
菫「そういう事か..まぁいい、和タリ調べてくれるか?」
和タリ『畏まりました』
菫「それと私からも新たなメンバーを紹介したいと思う」
いちご「新しいメンバーじゃと?」
菫「あぁ、そろそろ来るだろうな」
エイスリン「エイスリンダヨ、ショクギョウハ..」カキカキ バッ
怜「ん..これは?なんの絵や?」
菫「詐欺師の絵だろうな」
蒲原「詐欺師だって?」ワハハ
ハオ「私は泥棒アル、此処の警備..もっと厳守にしてもいいと思うヨ」
菫「二人は犯罪者だが、強力な助っ人だ..利害関係が一致すれば信用も出来る」
エイスリン「Hニハイロイロトヒミツニギラレテルカラネ」
照「よろしく」
いちご「まさか犯罪者が仲間入りするとは思わんかったけど..ちゃちゃのんはもう警察じゃないからな!」
蒲原「よろしく頼むぞ」ワハハ
すみません、菫言うんは間違いです
~~翌日
菫「照、原村の件だが」
照「うん、何?」
菫「原村は小さい時に母を交通事故で亡くしている、つまり一般的な人間とはけいけんしていた生き方が違う」
照「うん」
菫「命を預け合う関係だ、イレギュラーの多い彼女を入れる事に100%の安全性を保てない」
照「うん」
菫「それに彼女は頭が良い、良い様に転がれば大きな力になるが、悪い様に転がれば最悪の結果だ、力の強い物を持つと言う事は常にリスクを背負う必要がある」
照「うん」
菫「だが人員不足も解消したい、そこでだが」チラッ
怜「...」
菫「照、お前が原村を管理しろ」
怜「弘世..それって父さんに」
照「大丈夫、子に守って貰う程..私はヤワじゃない」
照「その仕事、請け負う」
菫「そうか、それは良かった」
菫(原村は幼少期にいじめの対象だった..その理由が弱い者を守った故に..か、照と馬が合う事に期待しよう)
~~マツミ本社・会議室
哩「今回の警察への圧力ば相当効いとる様ぞ」
姫子「ばってん、Hの動きは止められんけんこっちの対策ばせんと」
久「そうね、脅威は早い内に絶っておく必要がある」
灼「それなら此方も探偵を使うのはどう?」
宥「うーん..部外者を取り込むにはそれなりのリスクが...」
玄「慎重過ぎる位じゃないと..」
哩「ばってん、手を緩めとっても状況は変わらんけんど?」
久「確かにね..何か良い案は無い?」
姫子「そんなら私に考えばあるとです!」
姫子の行動安価>>277
1.キラによるマツミへ利益になる死の偏りを見直し様子を見てみる
2.警察とHの関係性を徹底的に洗い直す
3.自由安価
2
姫子「警察ば調べ直すのはどうですか?」
久「警察を洗い直すって事?」
姫子「そうです、今のマツミは警察を支配しとるも同然..かつてHはキラ捜索ば警察と手ー組んでやっとったと」
姫子「少しでも情報ば得るんやったら足跡ば辿るんが筋やと思うばい」
久「ふむ..良いんじゃないか?」
哩「異議はなかと」
玄「でも、キラ自身としてはどうでしょうか..警察に強行なんてリスキーな真似」
哩「Hば相手にするよかマシじゃけん最良の方法ば思うけどな」
灼「そう、ノーリスクで人を[ピーーー]事なんて出来ない」
久「それじゃあ、警察を洗い直す事に決定で良い?」
全員「異議なし」
~~翌日・警察庁
淡「..........」
>>280(伊出ポジション)
たかみー
尭深「淡ちゃん、大丈夫?」コトッ
淡「ありがとう」ズズッ
尭深「正直、Hの元から此処に戻って来た時はビックリしたよ?」
淡「.....」ピクッ
尭深「キラを追いたい気持ちが此処の誰よりも強い淡ちゃんに頼みたい事があるんだけど..」
淡「え..何?」
尭深「キラ対策チームのリーダーをやって欲しい」
淡「チーム..?警察は捜査を打ち切ったんじゃ」
尭深「そうだね、でも私達が個人的に追う分は警察の言える分ではないんだよ?」
淡「たかみー..」
尭深「お願い、出来るかな?」
淡「..任せてっ」ゴシゴシッ
~~署長室
署長「くっ.....!!」
キラ『私の言う事に歯向かえば分かりますよね?』
キラ『貴方の命だけでは済まない事も』
署長「分かった...Hと関係を持っていた刑事は..大星淡だ」
キラ『ありがとうございます、報酬はまた後ほど』ブツッ
署長「くっ...部下を売る様な真似を..」ギリッ
署長「許してくれ大星..照..許してくれ..」
~~~翌日・キラ対策本部
いちご「署長が自殺じゃと!?馬鹿な!」
菫「怜ちゃん」
怜「あぁ、これは..キラの仕業やな」
怜「警察はまだキラが心臓麻痺以外で人を殺せる事を知らん..それに現状署長は自殺を考えとってもおかしく無い程追い込まれとる筈やし」
菫「あぁ、だが局長を殺すメリットとは何だと思う?」
怜「局長を殺す..その理由...相手に都合の良い..あっ!」ガタンッ!
照「どうしたの?」
菫「あぁ、淡が危ない」
菫「此処に被害が及ぶ可能性も十分に高い」
菫「淡の履歴書や書類等に顔写真と名前が記載された物を全て破棄した後、最も安全な場所で保護する」
怜「それに関しては同意やな、相手は警察からHの正体を探るつもりや」
蒲原「善は急げ、いちご行くぞ!」ガチャ
いちご「豊音の世話は任せるぞ!」ダダッ
エイスリン「ワタシハドウスレバ?」
ハオ「此処に来てから退屈ヨ」
菫「まだ様子見を続けたかったがこの強行だ..仕方ないか」
菫「ハオはマツミ本社に侵入した後セキュリティに関しての報告を」
菫「エイスリンはマツミ本社に潜入準備を整えてくれ」
ハオ「日本の大企業相手アルか、腕がなるネ」
エイスリン「センニュウハオハコダヨ!」
怜「初日から慌ただしくてホンマすんません」
和「いえ..しかし此処まで捜索が進んで居たのは驚きです」
和(Hの名は伊達じゃないですね..それにしてもこの怜と呼ばれる人..Hと同等の知性を持っている様に感じる..何者なのでしょうか)
~~マツミ本社・会議室
久「今回の題目は大星淡についてで良い?」
哩「会議しちょる場合か?」
姫子「そうです!一刻も早く大星淡を捕らえんと!」
久「じゃあ、誰が動くのかしら?」
姫子「それは...」
玄「名前が知れただけでも十分です..此処からは大星淡とどう接触するか..」
灼「署長を殺したのは早まりましたね」
宥「仕方ないよ..あの場で殺さないと後々面倒な事になりそうだし..」
哩「過ぎた事を話しても仕方なかと、問題はHの動向ぞ」
久「そうね、この事に感づく事があれば必ずHは動く..大星淡と接触した外部の人物こそが、真のHと繋がる者よ」
姫子「監視ば増やさんと?」
久「私達の表向きは企業よ、都合良く使える人間も限られてるわ」
灼「最悪、大星淡が連れ去られる事があったとしても牽制にはなるか..」
玄「様子を見ましょう、今のところは」
久「そうね、大星淡を殺すのは全てが終わった後でも十分」
~~警視庁
蒲原「淡居るか~!」ワハハ
淡「蒲原さんに..いちごちゃん!?」
いちご「今は黙って着いてきんさい!」
淡「ちょ、私はHとは手を組まないって..」
蒲原「意地を張ってる場合じゃないぞー」グイグイッ
淡「わ、分かったから引っ張らないで!」
尭深「待って下さい、淡ちゃんを何処に?」
いちご「一刻を争う問題じゃ!質問なんぞ後でいくらでも聞いたるで今は邪魔すんな!」グイグイッ
淡「タカミーすぐ帰ってくるから待ってて!」ズルズル
尭深「.....あ」ポツン
~~蒲原の車
淡「二人とも強引過ぎるよ!!」
いちご「さっきも言ったが一刻を争うんじゃ!」
蒲原「そうだぞー、淡は今狙われてるんだー」ワハハ
淡「狙われてる...キラに?」
いちご「....署長が死んだのは知っとる?」
淡「うん..でも、あれは自殺だし...」
蒲原「キラは心臓麻痺意外でも死を操れるらしいぞ」
淡「あ...そういえば怜ちゃん達がそんな様な事を言ってた気が..」
いちご「気付かないなんて淡らしくないのぅ!どうしたんじゃ?」
淡「ごめん...」
蒲原「.....とにかく、キラは警察からHの動向を探るつもりだ」ワハハ
いちご「そうじゃ、つまりHと接点の深い警官...」
淡「私....」
いちご「そう言う事じゃ」
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