渋谷凛「遊戯王なんて……下らない」 (157)
※遊戯王OCG×シンデレラガールズ
※バカエロはない、多分。
※不定期
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朝日が目に入る。
無遠慮なソレを鬱陶しく感じながら、彼女は寝床から起き上がった。
凛「……ねむ」
だが、如何に面倒でも学校の登校時刻というのは近付いてくるものだ。
仕方無しに寝間着に別れを告げて、制服に腕を通す。
凛「あー……どこにやったかな」
『ある物』が見当たらなくて、彼女は部屋を一望した。
凛「……ないや」
きっと店の方に置き忘れたのだろうと、彼女は実家兼花屋の、花屋部分の部屋に向かう。
案の定、母親はソコにいた。
だから当たり前のように聞く。
凛「お母さん。私のデュエルディスク、どこにあるかな?」
『遊戯王シンデレラガールズ』
第一話
「アイドルマスター? クールなアイツは渋谷凛!」
————いつもの通学路
凛「結局お母さんが鍋敷きに使ってた……お母さんもホントにデュエル音痴なんだから」
本当に溜め息が出る。
世間知らずにも程があるんだから。
凛「……デッキは、うん。問題なし」
外は、良く晴れていた。
ちょっとばかり、その世間の話をしよう。
この世界はある、不思議なカードを発見した所から始まるんだ。
そのカードは高密度のエネルギー体だった。
それを使って二人の決闘者(デュエリスト)が決闘(デュエル)する事によってエネルギーが発生する。
そのエネルギーを日常に生かしているのが、この世界。
発電所と並んで、モーメントと呼ばれる場所から全世界に供給されている。
凛「……ん。ここの電化屋さん、新しいテレビ仕入れたんだ」
大きな街灯テレビには、とあるアイドルが朝のニュースにゲストで呼ばれているのが映っていた。
『うっうー! おはようございますー!』
……エネルギーの余波ですら、人々に希望を幸せを与える。
天性的に、効率的にカードからエネルギーを発生させられる人がいる。
それをみんなは、アイドルと呼ぶんだ。
歌って、踊って、デュエルが強くて——そういう、皆の憧れの存在。
凛「…………」
光り輝く彼女たちと私は、まるで真逆で。
だから、とても羨ましかった。
ほう
「おう、凛。おはよ」
「どしたの、凛。何か難しい顔、してるよ?」
凛「おはよ。奈緒、加蓮」
彼女たちは友人だ。神谷奈緒と、北条加蓮。
奈緒「そうだ、聞いてくれよ凛ー。加蓮のやつ、せっかく頑張って宿題やったアタシをいじめるんだよ……」
加蓮「《ジャンク・シンクロン》は戦士族だって言ってるだけのに」ヤレヤレ
奈緒「シンクロンはみんな機械族だろー!」ウガー!
全く……初歩なのに。
凛「奈緒、間違ってるよ。《ジャンク・シンクロン》は例外的に戦士族」
凛「……ジャンクドッペルに《増援》が入ってるのは、何も《ドッペル・ウォリアー》や《TG・ストライカー》をサーチする為だけじゃないんだよ」
奈緒「えっ、マジ……」
加蓮「ね、言った通りでしょ」
奈緒「ふーん……直しとく。サンキュー凛」
奈緒「環境から居なくなったデッキはなかなか覚えられないな……」
————
でも、遊戯王なんて、下らない。
強すぎるエネルギーを生み出すカードは封印される。
封印されたカードは量子化し、世界全てから抹消されてしまう。
好きだったカードも、相棒だったカードも。
デュエルの勝敗が支配する世界では仕方無いのかもしれない。
だけど、世界の環境を省みない科学者たちから日々生み出される、強烈なエネルギーを持ったカードたち。
もっとより良い物を。
そうやってカードを複製し続けているはずだろうに。
そうして、新しい物に淘汰されていく古き物たち。
——ほら、今も。
不良「おら、今日の友達料金だ……50000マニーよこせよ」
少年「きょ、今日は持ち合わせが……」
不良「あぁん? またデュエルで痛め付けられてぇみたいだな? てめぇのバニラまみれのデッキで俺の【炎星】に勝てると思ってんのか?」
少年「ひ、ひいっ!?」
デュエルがエネルギーを発生させる。
だからエネルギーが実際にモンスターのビジョンを生み出し、ダメージも実際にある程度体にぶつかってくるんだ。
強いデュエリスト同士がぶつかり合えば、ただではすまない。
ソレを端的に表しているのが、アイドルたちがやっているLIVEバトルだ。
強烈なエネルギーのぶつかり合い。
拡散されたエネルギーが人々に勇気と希望を与え——アイドルたちは凌ぎを削り合うんだ。
奈緒「凛、あれ……」
加蓮「どこにもいるよね……デュエルをああいう事に使って……凛?」
凛「……ちょっと行ってくる」
奈緒「あー、また凛の悪い癖だ」
加蓮「ほっとけないんだよ」
加蓮「凛、遊戯王——大好きだから」
これは面白いクロス
wwktk
————
凛「ちょっと、やめなよ」
不良「あぁん?……なんだてめぇ!」
凛「デュエルでカツアゲなんて、恥ずかしくないの。あなた、それでもデュエリストの端くれ?」
不良「ああん……ケンカ売ってんのかお前。俺様を誰だと——」
凛「誰だって関係無い」
凛「ねぇ、デュエルしてよ」
不良「……いい度胸だ。俺が勝ったら、お前今日一日、俺の好きにするぜ」
凛「やってみれば。できるものなら」
不良「はっ、いくぜ!」
「デュエル!」
まさかの遊戯王だったでござる
————デュエル開始
不良「ふん、すぐに後悔させてやるぜ……俺のターン、ドロー!」
不良「ふっ……俺は《速炎星−タイヒョウ》を通常召喚だ!」
タイヒョウ『ウォオ!』
ATK 0 DEF 200
エネルギーが、カードを具現化させる。
威圧感が凛を焦がした。
凛「(3軸炎星——!)」
凛「——大丈夫、やれる」
奈緒「へっ、相手は雑魚だよ凛! 攻撃力0のモンスターなんか攻撃表示にしてる!」
加蓮「バカ奈緒! あのモンスターは効果が厄介なんだから……」
不良「そうだ。《タイヒョウ》は自分の場に存在する《炎星》と名の付いたモンスター一体をリリースする事によって、デッキから——」
凛「《炎舞》と名の付いた魔法・罠カードを一枚、デッキからセットできる」
不良「俺は《タイヒョウ》をリリース! デッキから《炎舞−天旋》をセットだ!」
タイヒョウ『ゼァッ!』
不良「《タイヒョウ》は墓地に行くぜ」
凛「ふん……」
奈緒「やった、がら空きだ!」
凛「(《炎星》は《炎舞》と名の付く永続魔法や永続罠を使って戦うデッキ——その圧倒的な強さから、他のデッキを駆逐した……)」
不良「そして俺は——」
凛「《天旋》発動」
不良「なっ」
凛「永続魔法だから、セットしたターンにも発動は可能。でしょ?」
凛「さっさとしなよ。どうせバカの一つ覚えの回し方しかできないんだろうし」フン
不良「てめえ——! ならお望み通りやってやんよ!《天旋》発動!全ての獣戦士族の攻撃力は100ポイントアップ!」
奈緒「そんなみみっちい……いくら炎星が全員獣戦士だからって」
加蓮「あんなのオマケだよ……効果を使われる!」
不良「《天旋》の効果、このターン俺は更にもう一体獣戦士族を通常召喚できる!」
奈緒「は、はぁ!? インチキ効果もいい加減にしろよ!?」
不良「俺は《炎星師−チョウテン》を追加で通常召喚!」
チョウテン『フッ……ハァ!』
ATK 500 DEF 200
加蓮「この流れは——教科書に載ってたよ!」
奈緒「ど、どうなるの?」
加蓮「《チョウテン》は墓地のレベル3以下の炎星を特殊召喚する——《チョウテン》も《タイヒョウ》もレベル3同士」
奈緒「——エクシーズ召喚か!」
加蓮「ううん、それもあるけれど多分——《チョウテン》はチューナーだから、レベル6のシンクロ召喚もできる」
不良「そうだ! そしてレベル6のシンクロモンスター《炎星候−ホウシン》をシンクロ召喚し——」
凛「《ホウシン》の効果でデッキから《立炎星−トウケイ》を特殊召喚」
凛「《トウケイ》は炎星の効果で特殊召喚された時に、デッキから炎舞を選んで一枚セットする」
凛「更に《トウケイ》の効果で、既に効果を使って場に残っている表側表示の炎舞を墓地に送り、デッキから炎舞を1枚、セットする。大体は《炎舞−天キ》」
凛「天キの効果で、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター——大体は《チョウテン》をサーチ」
凛「手札は一枚減っただけ、なのにフィールドには攻撃力2200と1500のモンスター。しかも永続魔法の効果で更に攻撃力が上がる」
凛「……これだから、遊戯王なんて下らないのよ」
不良「そこまで知ってんなら話ははえぇ! 《チョウテン》、墓地の《タイヒョウ》を蘇生させろぉ!」
チョウテン『…………』
不良「……《チョウテン》……? な、何故墓地から《タイヒョウ》を蘇生させない!?……ハッ、まさか!?」
凛「……手札から《エフェクト・ヴェーラー》を捨てて効果を発動したよ」
凛「そのモンスター効果を、エンドフェイズまで無効化した……これでシンクロ召喚はできない」
凛「《真炎の爆発》でもあれば困るけど、そんな頭は無さそうだし」クスッ
不良「……ふっ、残念だな——手札から魔法カード《真炎の爆発》を発動する!」
出た!ヴェラー引けなかった方が悪い環境!
奈緒「あれは!?」
加蓮「墓地に存在する、炎属性で守備力が200のモンスターを可能な限り特殊召喚するカードだよ……せっかくの《ヴェーラー》が!」
ザワザワ……
?「ん……あれは、野良デュエルか……?」
不良「ギャラリーも集まってきやがったな……ますます勝たなきゃなぁ! 墓地から《タイヒョウ》特殊召喚だ!」
タイヒョウ『エァアッ!』
凛「——ふふっ」
不良「……何がおかしい! 行くぞ、シンクロ召喚!《ホウシン》!」
ホウシン『ハァッ!』
不良「更に《ホウシン》効果でデッキから《トウケイ》特殊召喚!」
トウケイ『フンッ!』
不良「《トウケイ》効果発動! デッキから《天キ》をセット。即発動!《チョウテン》をサーチ!」
不良「《トウケイ》の効果発動!《天キ》を墓地に送り、《玉衡》をセット!」
不良「《玉衡》は発動時にお前の伏せた魔法・罠を一枚発動不可にする——更にカードを2枚伏せてターンエンドだ!」
ザワザワ……
奈緒「あ、アワワ……こんなの突破できないだろ……しかも手札にはまだ《チョウテン》がいるんだろ?」
加蓮「み、見てよう? きっと凛なら……」
凛「バカみたい」
不良「なっ!」
凛「先行でアタックもできないのに、挑発に乗って《爆発》を使ってしまう」
凛「それはセットカードに自身がないから。モンスターを出しておかなければ、ワンターンキルもありえるからね」
凛「透けて見えるよ……《神の宣告》、無いでしょ」
不良「——それがどうしたぁ! さっさとドローしやがれ!」
凛「分かってるよ——」
凛「ドロー、スタンバイ、メイン」
?「ほう……」ゾッ
?「(いい迫力だ……彼女なら)」
凛「だからこれは通る。魔法カード《大嵐》、発動」
凛「お互いの、全ての魔法・罠を破壊する」
不良「くっ——しまった!?」
凛「《奈落の落とし穴》《デモンズチェーン》……へえ、案外しっかり組んでる」
凛「……じゃ、覚悟してね」
凛「《フォトン・スラッシャー》特殊召喚。《ゴブリンドバーグ》召喚、効果発動——手札から《召喚僧サモン・プリースト》を特殊召喚し守備表示になるよ」
不良「な、ななっ!? 何が起こってる!?」
凛「わざわざ説明する義理もないから。《サモン・プリースト》の効果発動、手札の《ナイト・ショット》を捨ててデッキから《聖鳥クレイン》を特殊召喚、効果で1枚ドロー」
凛「……《クレイン》と《プリースト》でエクシーズ。《ブラック・コーン号》を召喚。効果を発動、素材の《クレイン》外して《トウケイ》を墓地へ送り1000ダメージ」
不良「なっ!」
LP8000→7000
凛「《ドバーグ》と《スラッシャー》でエクシーズ。《ガーンデーヴァ》召喚」
ATK 2300
凛「エクシーズ素材の《プリースト》、《スラッシャー》を墓地に。手札の《エクシーズ・ギフト》発動、2枚ドロー」
?「——ほう!」
凛「ふふっ——《死者蘇生》発動、《クレイン》を墓地から特殊召喚し《クレイン》の効果で1枚ドロー……よし」
凛「墓地の《プリースト》《スラッシャー》除外——」
奈緒「来た!」ワァッ!
加蓮「凛のエクシーズコンボ、墓地調整は完璧だわ!」
凛「《−開闢の使者−カオス・ソルジャー》特殊召喚!」
ATK 3000
不良「な、何だと……!?」
凛「最後の手札——《簡易融合》発動、エクストラデッキから《カルボナーラ剣士》を特殊召喚、《クレイン》とエクシーズ」
凛「《ジェムナイト・パール》召喚」
ATK 2600
凛「バトルフェイズ——《カオス・ソルジャー》でアタック!」
不良「《ホウシン》が戦闘破壊されただとぉっ!?」
LP7000→6200
凛「更に《カオス・ソルジャー》の効果——再度攻撃、ダイレクトアタック!」
不良「ぎゃっ!?」
LP6200→3200
凛「《ガーンデーヴァ》《パール》でアタック——とどめ!」
パール『…………!』
不良「ひっ!?」
奈緒「ワンターンキルだ!」
凛「ホントは《クレイン》のままでも良かったけど——」
凛「《パール》のとどめは、痛いよ」
パール『オラオラオラオラオラオラァァァァ!!!』
不良「ヤッダァバァァァ!?」
不良が《パール》のラッシュを受けて吹き飛ぶ!!
凛は指を鳴らして背を向け——
凛「燃えるゴミは、月水金だね」
観客たちに、僅かながらのアピールをした。
奈緒「相変わらずすごいなぁ……正直途中何してるか分からなかったや」ハハッ
加蓮「……あっ! それよりこのままじゃ遅刻だよ!」
凛「うん。でも待って」タタッ
少年「わぁ……」
凛「君、大丈夫?」
少年「だ、大丈夫ですっ!」ピシッ
凛「うん。なら良かった……じゃあね。気を付けなよ?」
凛「行こう、奈緒、加蓮」
少年「…………」
?「君は、彼女のファンになってしまったようだね」ハハハ
少年「……あなたは?」
?「僕かい? 僕は——」
P「——しがない一人の、プロデューサーだよ」
>>20
>凛「わざわざ説明する義理もないから。
相手が説明を求めてるのにしないとかデュエリストの風上にも置けぬ
前半終了、休憩します
刺激的な展開だ
遊戯王キャラとかでるのかな?
休憩終了、CM入れます
————CMの幸子!
幸子「はい、皆さんどうも。アイドルの中でもとびきりカワイイ、興水幸子です」ドヤッ!
幸子「本日のアイドルは……こちら!」バン!
【ニュージェネレーション】渋谷凛
使用デッキ【エクシーズ】
幸子「凛さんはどんなデッキに対しても柔軟に対応できる、主人公らしいデッキを使用します」
幸子「そんな中でもクレインを使い回したり、アドバンテージの中でも特にドローに主軸を置いているみたいですね」
幸子「まあ、ボクが一番強くてカワイイんですがね!」ドヤァ!
幸子「CM、カワイイボクでお送りしました。ルールとマナーを守って楽しくデュエル!」
後編は少々お待ちを
面白いぜ期待しとく
後半は明日投下します。お休みなさい
俺得なスレだ
>>1 面白いよ! 楽しみにしてる
>>25
カードゲームのアニメではよくあること、現実ではタブーだがな。
「このカードを発動していた!!」
「ダイレクトアタックをもらう前にこのカードを使っていたのさ!!」etc
クレインターボを交えたエクシーズデッキねぇ、面白いな。
凛ならハーピィもありかなと思ってたが誰か使うのか?
ヴェラー引けなきゃ死ぬ環境とか……
いつも通りだなぁ
TFでちまちまやってるだけの人間だけど期待
7は何時になったら出るんですかぁー
!
誰か満足やる子は居ないかねえ
乙
しかし二重召喚のやつは天センじゃなくて天枢だぞ
他にもタイヒョウ止めろよとか色々言われそうで難しいけど頑張れ
投下開始
————放課後
凛「……今日の授業も、つまらなかったな」
凛「(エンドサイク※なんて、今どき小学生でも知ってるよ……)」
※テクニックの一つ。速攻魔法や罠は伏せたターンには使えないため、エンドフェイズにサイクロンで破壊すればほぼ確実な1:1交換が望める。
凛「エンドサイクがいつも正しいって訳でもないのに……先生も分かってない」
凛「……奈緒と加蓮誘って帰ろ」ハァ
————
凛「いない?」
生徒「うん。何だか呼び出されてたみたいで……」
凛「そう、ありがと」
凛「(先に帰っちゃったのかな? 一応連絡してみよう)」ピッピッ
プルルル——ピッ
凛「あ、加蓮? 今どこ——」
不良『よお』
凛「——その声……あんた、朝の!」
凛「加蓮をどうしたの!?」
不良『もう一人と一緒に、俺らといるよ……へっへっ』
凛「……二人に酷いことしないで。私なら何してもいいから」
不良『いーい覚悟だ……海沿いのデュエル倉庫まで来な』
凛「……分かった。でも、二人に手を出したら——ただじゃおかない」
不良『待ってるぜ?』ピッ
凛「……行かなきゃ!」
————
凛「はぁっ、はぁっ……!」
凛は走った。
指定された場所は人気の無い場所だ。それに遠い。
どうなるか、まるで予想が付かないが——
P「ん……あの子は……?」
————倉庫
凛「はぁはぁ……こ、ここかな」
不良「ああ、間違いない」
凛「……!」ギロッ
不良「大丈夫だ。二人には何もしてない……ちょっと縄で縛ってるがな」
加蓮「り、凛……」
奈緒「ごめん……アタシたちのデッキじゃ勝てなかった……」
凛「気にする事はないよ、二人とも」
凛「炎星使って負ける方がどうかしてるんだから」
凛「ねえ?」クスッ
不良「……その強がりもこれまでだ。おい!」
舎弟「へい」スッ
下っぱ「あい」
凛「なっ……まさか、3対1でもやろうって?」
不良「そのまさかだ」
凛「……外道」
不良「嫌なら逃げてもいいぜ……そのかわり部下がアイツらをどうにかしちまうかもなぁ……」
凛「……いいよ、やろう」
「デュエル!」
————
凛「くっ——うあぁっ!」
LP2500→2200
凛「う——」ドサッ
不良「おいおい、まだくたばるのは早いぜ……こっちはわざわざ攻撃力の低いモンスターでお前をいたぶってるんだからな」グイッ
奈緒「くそっ、凛をはなせー!」バタバタ
凛「……ドロー、スタンバイ、メイン」
不良「んん?」ニヤニヤ
凛「……エンド。手札超過、《聖なるバリア−ミラーフォース−》墓地へ」
下っぱ「兄貴、引きましたぜ。《ヒトデンチャク》です」
不良「よし、召喚して攻撃させろ……触手になぶられてる所を撮ってばら蒔いてやるぜ」パッ
凛「…………」ドサ……
加蓮「も、もう止めて——ケホッ、ケホケホッ!」
奈緒「加蓮——発作か!?」
不良「ん、どうした?」
奈緒「は、早くほどいてくれ! 加蓮は体が弱いんだ……早く薬を飲まなきゃ!」ググ……
舎弟「は? 何言っちゃってんの? んなバレバレの演技で誤魔化せるわけねーじゃん」
加蓮「ゲホッ! ゲホッ、カハッ——!」
奈緒「は、早く! 加蓮が死んじゃうよ!?」
舎弟「はは、超ウケるー。写メろー」パシャッ
奈緒「ひ、ひどい……」
————
凛「う……」
か、加蓮……が……
どうすれば……
『勝てばいいんだ』
『叩きのめそう』
『容赦しなくていい。友達を傷付けた』
『勝ちたい——勝ちたい——!』
凛「——!」
————
下っぱ「《ヒトデンチャク》でダイレクトアタ——」
凛「——《速攻のかかし》! 手札から捨てる事で、このターンのバトルフェイズを終了する!」
震える体に鞭を打って、立ち上がる。
沸き上がる闘志は、押さえられていない。
不良「……まだそんな元気がありやがるか」
凛「速攻で三人、ケリを付けさせてもらうよ——」
凛「——私は、『勝つんだ』!」
その思いが、彼女の眠れる力を呼び覚ます。
凛「——これ、は?」
彼女の着ている服が、見たことも無いような——青色のドレスに変化したのだ。
不良「な、何だってんだ!?」
凛「こ、これは一体……?」
P「ティンときたぁ!」
凛「えっ」
突如現れた得体の知れない乱入者に凛は驚いた。
その青年は、彼女を正確に『プロデュース』し始める。
P「今の君なら、あんなデュエリストなんて恐るに足らない!」
P「『フィール』を高めて薙ぎ払うんだ!」
凛「ふぃ、フィール?」
P「生み出すんだ——新たな勝利を!」
正直、凛はよく分かっていなかった。
いきなり変なオッサンが現れたのだから、仕方無い部分もある。
だから、いつも通りにドローした。
凛「——これ……?でも、これなら!」
凛「私は《一時休戦》を発動! 次の私のターンまでお互いはダメージを受けない!」
凛「更にカードを1枚セット、モンスターをセットしてターンエンド!」
不良「ちっ……ドロー、エンド」
下っぱ「エンドかよ」
舎弟「くっ……ドロー、《ジェミナイ・エルフ》で伏せモンスターにアタック!」
凛「——《ゾンビキャリア》を墓地へ」
P「ふっ、いたぶる為にマイナーなバニラモンスターばかり入れているから当然だな。まともに動けまい」
凛「私のターン、ドロー!」
凛「伏せカードオープン、《王宮の鉄壁》! この永続トラップが場にある限り、モンスターは除外されない!」
凛「《おろかな埋葬》発動! デッキから《ボルト・ヘッジホッグ》を墓地へ送る」
凛「墓地の《キャリア》効果発動! 手札を一枚デッキの一番上に戻し、特殊召喚!」
不良「チューナーモンスターか!」
凛「《キャノン・ソルジャー》召喚!」
不良「——やべえ!?」
P「いいフィールだ」ウム
凛「墓地の《ヘッジホッグ》は、自分フィールド上にチューナーがいる場合、墓地から特殊召喚できる」
凛「欠点は、フィールド上から離れた場合、除外される事……だけど、《鉄壁》がある」
凛「《キャノン・ソルジャー》はモンスター一体をリリースしてプレイヤーに500ダメージを与える事ができる」
凛「《キャノン・ソルジャー》効果……《ヘッジホッグ》をリリースし、500ダメージ!」
舎弟「ぐわぁっ!?」
LP8000→7500
凛「《ヘッジホッグ》の効果発動、自身を墓地から特殊召喚」
下っぱ「えっ……これって」
凛「《キャノン・ソルジャー》! 銃身が焼け付くまで撃ち尽くして!」
キャノン『Yes』
不良たち「ぎゃああぁぁぁっ!!?」
LP0 LP0 LP0
ワンターンスリーキルゥ!
凛「まだまだ……もっと、もっと撃って撃って——!」
不良「も、もう止めてくれぇ——うぎゃあっ!?」
凛「《ヘッジホッグ》!《ソルジャー》!《ヘッジホッグ》!《ソルジャー》!《ヘッジホッグ》——」
P「もう止めるんだ、君」ガシッ
凛「何よ——止めないで!」
P「もう奴らのライフは0だ……君は勝ったんだよ」
凛「はぁ、はぁ……」ゼェゼェ
凛「はぁ……ふう……はっ、加蓮は!?」
奈緒「こっちだよ凛ー」オーイ
加蓮「はぁ……落ち着いた、かな」
P「良かれと思って縄を解かせてもらったが……」
凛「アイツらは……」
P「彼らはしばらく動けないだろう……君の『フィール』をまともに食らいすぎたからな」
凛「……何それ。さっきからよく分からないんだけど」
奈緒「凛のそのカッコも、どしたのソレ……」
P「僕はとあるアイドルプロダクションのプロデューサーなんだ」
P「君——凛、と言ったかな。君を、スカウトに来た」
P「君は、アイドルの才能がある——アイドルマスターだって、夢じゃない!」
P「だから、僕と契約してアイドルになってくれ!」
奈緒「(あれちょっと前のアニメのセリフだ)」
————
人生って、本当に分からないと思う。
自分みたいな人間が、選ばれるとは思ってもみなかったから。
あの後、奈緒や加蓮のごり押しでなし崩しにアイドルをやる事に……
でもアイドルって……
凛「おはよう……」ガチャッ
?「おはよう凛ちゃん、今日も頑張ろうね!」ニパッ
?「おっ、ようやくみんな揃ったね!」エヘヘー!
凛「ああ、うん。おはよう……」
……アイドルって、大変そう。
To be Continue!
————
次回予告!
凛「半ば流れでアイドルになった私」
凛「そこでプロデューサーから明かされる、アイドルの驚くべき事実とは」
凛「アイドルの力『フィール』、そして『ドレス』」
凛「真実を耳にした私に、新たな二人の仲間が現れる」
凛「いきなりユニットを組めって、そんな無茶な!?」
凛「次回、遊戯王シンデレラガールズ。第2話『結成、ニュージェネレーション! 凛と卯月と、それから未央と』!」
凛「この次も、デュエルスタンバイ!」
テンテケテレレンテンテンテーン♪
幸子「今日の一枚のコーナーです。MCはおなじみカワイイボクですよ!」ドヤヤァ……
幸子「今日のカードはこれ!《聖鳥クレイン》です」
《聖鳥(せいちょう)クレイン/Sacred Crane》
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1600/守 400
このカードが特殊召喚した時、このカードのコントローラーはカードを1枚ドローする。
幸子「このカードは以外と高いスペックを誇ります」
幸子「まず恵まれた属性。光属性でレベル4、鳥獣族」
幸子「専用エクシーズ先にも《セイクリッド・オメガ》《霊鳥獣シルフィーネ》《輝光子パラディオス》などなど、多岐に渡ります」
幸子「効果は強制効果に分類されますから、《ゴブリンドバーグ》やチェーン2以降の《リビングデッドの呼び声》でも発動します」
幸子「伏せの《リビングデッド》に対してのサイクロンにチェーンする形で特殊召喚しても発動するので、《カードガンナー》の代わりにもなりますね」
幸子「え、《クリッター》……?」
響「はいさい! この話はやめやめ!」ババッ!
幸子「誰!?」ビクッ
幸子「こ、コホン。気を取り直して……遊戯王において、ドローの強さは圧倒的です。それを一手間かかりながらもアドバンテージとして得られるこのカード……是非あなたもお使いになってみれば?」
幸子「幸子の『今日の一枚』でした!」ドヤッ
インチキ効果もいい加減にしやがれ!
————
ファンレターコーナー!
P「凛、ファンレターが届いてるぞ」
凛「へえ、まだ活動して間もないんだけど……なになに、>>39?」
凛「ゴメン、《天旋》はパンプの方だったね……」
凛「開幕の《タイヒョウ》に《ヴェーラー》は確かに安定行動だね。でも、ここは意識の差で変わるんだ」
凛「そもそも《ヴェーラー》を撃つタイミングは3ヶ所あるよね。
1、最初の《タイヒョウ》
2、召喚時の《チョウテン》
3、出てきた後の《ホウシン》
の3つ」
凛「ここで、前提として
《天キ》込みでほぼ確実にハンドに《チョウテン》がある
と仮定するよ。その場合《タイヒョウ》召喚の時点で手札に、
A、《天枢》《爆発》及び《死者蘇生》がある
B、《天枢》は無いが《爆発》及び《死者蘇生》がある
C、《天枢》があるが《爆発》及び《死者蘇生》は無い
の3パターンを考える。もちろん、蘇生カードが複数あるパターンもあるけど、多分それ勝てない。
Aは無理。どうにでもされる。
Bで1の場合、自身リリースから《爆発》、再びリリースで《天枢》発動、《チョウテン》から《ホウシン》《トウケイ》の流れ。
Bで2の場合、《爆発》から《ホウシン》《トウケイ》で結局場は一緒だね。
Cで1だと《天枢》から通常召喚、《ホウシン》《トウケイ》でやられちゃう。
でもCで2なら《タイヒョウ》の——」
P「……凛」チョンチョン
凛「なに、プロデューサー。今いいとこ——!?」
P「……」ニッコリ
《速炎星(そくえんせい)−タイヒョウ》
効果モンスター
星3/炎属性/獣戦士族/攻 0/守 200
このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズ時に、自分フィールド上の「炎星」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットする。
「速炎星−タイヒョウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
「速炎星−タイヒョウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
「速炎星−タイヒョウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
「速炎星−タイヒョウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
凛「いっ、いっ……」ガタガタ……
P「い?」
凛「い、イヤァァァァァァァっ!!?」ダッ!
P「いかん! 茜(出番はまだ後)、捕獲しろ!」
茜「わかりました!!!ボンバー!!!」ダッ、ガッシィ、ドッサァァァ!!
茜「捕獲しました!!!」フンス
凛「ちゃうねん……ちゃうねん……」フルフル
凛「……ゴホンッ!《タイヒョウ》で止めたら相手の不確定な手札が5枚でエンドになるでしょ!」
凛「《チョウテン》で止めたら返しの《チョウテン》も《爆発》も使わせられるんだ。手札が3枚も割れるんだよ」
凛「大体こっちの初手《大嵐》《フォトスラ》《サモプリ》《ナイショ》《ヴェーラー》だよ!」
凛「バックは!!? 《ミラフォ》も《幽閉》も《奈落》も《強脱》もないよ!? どうしろっていうのよ! あっても1枚じゃ《玉衡》で止まるし!」
凛「だからわざわざ《ガーンデーヴァ》なんか組む羽目になったし!」
凛「せめてハンドの《チョウテン》と《爆発》撃たせなきゃ返し死ぬじゃない!!」クワッ!
P「《嵐》を《スタロ》されたら?」
凛「サレ※」
P「ですよねー……」
※サレンダーの意。
凛「……明日の公認に向けて再度復習しとこ」
プロデューサー、デッキミテ……
マカセロー……
投下終了
乙ー
乙
遊戯王の知識はぼんやりだけど、楽しませてもらってる。
乙乙
最近の環境知らんけど楽しませてもらってマウス
3軸炎星って、そんなんなのか。金出せば強いデッキが組めるとはいえ、面倒な・・・。
うん、スキドレマクロバルバロスで何も考えずに殴るのが自分の性に合ってるや。
やっぱ炎星強えよな…公認なんかほとんど
3軸炎星で埋まってるし
新パックで炎星追加来たしもっと強くなるのだろうか
誰かバリアンズフォースの活躍処を教えてくれorz
なんで新炎の爆発とシナジーある炎でデッキとか新たなカテゴリー作ったんだよ畜生……
マジキチ魔導はおいといて征竜はもおしろそう
知識がGX前で止まってる俺にはお前らが話してるのが暗号に聞こえる
つまり俺のサイコショッカーが最強ってことでいいんだな?
ジャンドやBF、IFで止まった俺も今の環境分からんわ
RUMはCNo.とCXが増えればなんとかなるだろ
遊戯王は初代しか知らんから本当になにやってるかわかんねえ
今の環境やろうと思えば先行1ターンキルとか余裕だしな…
投下開始
————朝の自室
凛「ふぁ……もう朝?」フワァ……
凛「……あー、カード散らばりっぱなしだ。夜中までデッキ組んでたのは失敗かな」
凛「……今日はレッスンか。シャワー浴びてさっさと行こう」
凛「今日もよろしくね、相棒」
遊戯王シンデレラガールズ第2話
『結成、ニュージェネレーション! 凛と卯月と、それから未央と』
————レッスン場
凛「おはよ……」
?「おはようっ! 今日も頑張ろうね!」
レッスン場についた私を出迎えたのは、やたらと『頑張る』を連呼する女の子。
名前は、島村卯月。
?「おはよう! ちょっと眠そう?」
凛「いや、大丈夫」
そしてもう一人の、癖ッ毛が特徴の女の子。
名前は、本田未央。
そしてどうやら、これから私と一緒にアイドルをやってくパートナーになりそうな二人。
卯月「今日のレッスンも頑張りましょう!」
未央「フィールを高めるよー!」
……またアレかぁ。
————回想
凛「話って?」
P「ちょっとした面談みたいなものさ。まぁ座ってくれ」
P「君は、アイドルをどんな存在だと考えている?」
凛「えっ……デュエルをする事で、みんなに力を与える……それがアイドルじゃない?」
P「では、その原理は?」
凛「……知らないけど」
P「アイドルとは、単純に強力なフィールを持ったデュエリストの事だ」
P「強力なフィールを持つもの同士のデュエルは凄まじいエネルギーを生み出す」
P「そのエネルギーは大部分が『モーメント』に蓄えられ、全世界への分配されるエネルギーとなる」
P「君たちは、世界を影から支える存在なんだ」
凛「そんなすごい事をやっていたんだ……」
P「ライブ会場の人が感じるのは、その僅かな余剰エネルギーだけだ。それでも、人体には絶大な効果があるがね」
凛「へえ。ならたくさんアイドルがいれば、世の中が潤うね」
P「……そう簡単な話ではないんだ」
凛「どうして?」
P「……その昔は、アイドルを閉じ込めてひたすらデュエルをさせ続ける施設があったと言われている」
凛「……!」
P「彼、彼女たちは使い捨ての電池と何ら変わらない扱いを受けた。その非人道的な行いのお陰で今日の発展があるのも事実だが……」
P「それは世界を廃退させかねない思考だ。当然、淘汰された」
P「そして生まれたのが、アイドル——それとライブバトルだ」
P「だが、これにもまだ問題があってな……」
凛「何が問題なの?」
P「当然だが、敗北したデュエリストからはエネルギーが発生しない」
P「そして、エネルギーは金銭で売買される場合がある。つまり——」
凛「……勝てないデュエリストは、要らないってこと?」
P「それだけじゃない。『ソレ』を目的として荒稼ぎしているプロダクションのアイドルは悲惨だ」
P「勝っているうちは花だ。だが、一度の敗北がそのプロダクションにとって酷い損害を生み出してしまう。予定よりな」
P「だから、弱いアイドルは処分される。捨てられる」
P「ソレを知らずに戦うアイドルもいる。ソレを知ってなお、居場所を守るために戦うアイドルもいる」
P「負けられないが故に、誇りも何もかも捨てて——勝ちだけを求める。そんなアイドルもいる」
P「これを最初に君に伝えたのは、そういう側面もあると知っていて欲しかったからだ」
凛「……一つだけ聞かせて」
P「なにかな?」
凛「このプロダクションは——そうじゃないよね?」
P「それは、約束する」
P「とは言っても、ウチのプロダクションはそういう活動をしていないから、他と違ってたくさん稼いでるわけじゃないし」
P「負けたから終わり、なんてことも無い。負けたなら、もっと強くなって——ライバルを負かしてやれ!」
P「僕はプロデューサーだ。君たちに気持ちよく戦ってもらえる環境を整えるのが仕事なんだからね」
凛「……じゃあ最後に」
凛「アンタが私のプロデューサー?」
P「残念だが、僕は社長兼プロデューサーだ。僕しかいないんでね」
凛「そう」クス
凛「……ま、悪くないかな」
P「これは手厳しい」ハハハ
————レッスン
凛「だからって……」
ベテトレ「おい渋谷、休むな!」
卯月「ドロー!ドロー!ドロー!」シュバッシュバッ
未央「ドロー!ドロー!ドロー!」シュバッシュバッ
凛「ドローの素振りに一体何の意味があるの……」ウンザリ
ベテトレ「ドロー時にフィールを高める特訓だ、つべこべ言うな!」
ベテトレ「そのようでは、いつまで経っても『ドレス』を使いこなせないぞ!」
……当面の悩みの種はこれ。
フィールを高める事によってアイドルから溢れたエネルギーが具現化した物、『ドレス』。
アイドルのフィールを更に高め、勝利をもたらす衣装。
モンスターから受ける物理的なダメージも緩和してくれるらしい。
フィールが高い者同士の戦いではむしろドレス無しの方が危険のようで……
卯月「卯月、頑張ります——ドロー!」パァッ
卯月「……あっ、出ましたドレス!」キャー!
未央「卯月ちゃんは呑み込みが早いなぁ……アタシも負けない!」
ワイワイ
凛「……ドロー?」ピシッ
……出るわけが無いよね。
ベテトレ「渋谷はあと5セット追加だ!」
そんなぁ……
————レッスン後、川沿い
凛「はあ……疲れた。ちょっと休んでこ」
草むらに寝転んで、空を見上げた。
疎らな雲と青い空、そしてそよ風。世界がしばし、それだけになる。
静かだ——。
未央「あ、いたいたー。しーぶりん!」
凛「(……うるさいのが来た)」
起き上がると、そこに本田未央が付け足される。
凛「……しぶりんって何よ」
未央「えー、愛称?」
未央「はいっ、忘れ物だよ!」
凛「あ……ストレージ。うそ……」
凛「……ありがと。助かった」
未央「えへへー、どういたしまして」
屈託の無い笑顔で、ニコニコしてばかり。
二人とも、そうだった。
『エクストラデュエルですね』
『《ご隠居の猛毒薬》。ありがとうございました』
凛「……嫌な事、思い出しちゃったな」
私は立ち上がり、彼女に問い掛けた。
凛「ねえ、未央。未央は、遊戯王——好き?」
未央「え、うん。好きだよ?」
凛「そう……私は、あんまり」
未央「えっ?」
凛「ねえ」
凛「デュエルしようよ」
————
凛未央「デュエル!!」
凛「ねえ、未央。アイドルって、楽しいかな?」
未央「うん、楽しいよっ! まだお仕事は少ないけど、色んな事があって」
凛「私は、わからないんだ。だから——伝えてほしい」
未央「デュエルで、だね。わかったよ!」
未央「私の先行、ドロー!」
未央「私は《おろかな埋葬》を発動! 《ボルト・ヘッジホッグ》を墓地に送るよ」
《おろかな埋葬(まいそう)/Foolish Burial》
通常魔法(制限カード)
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。
《ボルト・ヘッジホッグ/Quillbolt Hedgehog》
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 800/守 800
自分のメインフェイズ時、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上にチューナーが存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
凛「シンクロデッキ?」
未央「いえーす! 更に私は《調律》を発動、デッキから《ジャンク・シンクロン》を手札に加える」
《調律/Tuning》
通常魔法
自分のデッキから「シンクロン」と名のついたチューナー1体を手札に加えてデッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。
《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
未央「《調律》の効果でデッキから墓地に送られるカードは——」
未央「《レベル・スティーラー》!」
《レベル・スティーラー/Level Eater》
効果モンスター
星1/闇属性/昆虫族/攻 600/守 0
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上のレベル5以上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。
このカードはアドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
凛「む、強い……!」
シンクロvsエクシーズ……
わたし気になります!
ちゃんみおはジャンクドッペルか…?
未央「私はモンスターを守備表示でセットし、カードを1枚伏せてターンエンド!」
凛「動かない……? 私のターン、ドロー!」
凛「……私は《増援》を発動。デッキから《ゴブリンドバーグ》を手札に加える」
《増援(ぞうえん)/Reinforcement of the Army》
通常魔法(制限カード)
デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。
《ゴブリンドバーグ/Goblindbergh》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守 0
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。
この効果を使用した場合、このカードは守備表示になる。
凛「そのまま通常召喚、効果を発動し《聖鳥クレイン》を特殊召喚。《ドバーグ》は守備表示に」
《聖鳥(せいちょう)クレイン/Sacred Crane》
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1600/守 400
このカードが特殊召喚した時、このカードのコントローラーはカードを1枚ドローする。
凛「《クレイン》が特殊召喚した時、1枚ドローする」
凛「いくよ、エクシーズ召喚《No.39 希望皇ホープ》!」
《No.(ナンバーズ)39 希望皇(きぼうおう)ホープ/Number 39: Utopia》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。
凛「《ホープ》でセットモンスターにアタック!」
未央「断ち切らせはしない——トラップ発動!《くず鉄のかかし》!」
《くず鉄(てつ)のかかし/Scrap-Iron Scarecrow》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体の攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。
凛「なっ、《かかし》!?」
未央「《くず鉄のかかし》の効果でその攻撃を無効だよ! 更に《かかし》は使っても墓地には行かず、そのままセットされる!」
凛「何でそんなカードを……《ミラーフォース》や《幽閉》でなく」
《聖(せい)なるバリア−ミラーフォース−/Mirror Force》
通常罠(準制限カード)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。
《次元幽閉(じげんゆうへい)/Dimensional Prison》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体をゲームから除外する。
未央「確かにそういうカードの方が強いかもしれない」
未央「でも、全てのカードには、そのカードだけの強さがある」
未央「クズカード……そんな風に言われるかもしれないカードたち。私は、そんな事ないって事をデュエルを通じてファンに知ってほしいんだ!」
凛「未央……!」
凛「《謙虚な番兵》は?」
未央「す、スタバデッキでの4枚目以降の《謙虚な壷》?」
凛「苦しすぎるよ」
《謙虚(けんきょ)な壺(つぼ)/Pot of Generosity》
通常魔法
自分の手札のカードを2枚デッキに戻す。
その後デッキをシャッフルする。
《謙虚(けんきょ)な番兵(ばんぺい)/The Hamble Sentry》
通常魔法
自分の手札を公開し、その中からカードを1枚選んでデッキに戻す。
凛「カードを1枚セットしてターンエンド」
未央「私のターンだよ、ドロー!」パァッ……
凛「——未央、それ。ドレスが……!」
未央「……わあっ、私にもできたよ! テンション上がってきた、いっくよー!」
凛「…………」
未央「私は《ジャンク・シンクロン》を通常召喚! 効果発動、墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》を守備表示で特殊召喚!」
未央「伏せていた《チューニング・サポーター》を反転召喚!」
凛「む」
《チューニング・サポーター/Tuningware》
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 100/守 300
このカードをシンクロ召喚に使用する場合、このカードはレベル2モンスターとして扱う事ができる。
このカードがシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、自分はデッキからカードを1枚ドローする。
未央「《チューニング・サポーター》の効果、シンクロ素材になるとき、レベル2として扱う事が出来る!」
未央「レベル2《チューニング・サポーター》にレベル3《ジャンク・シンクロン》をチューニング!」
未央「集いし星が、新たな力を呼び覚ます——光さす道となれ! シンクロ召喚! いでよ、《ジャンク・ウォリアー》!」
ジャンウォ『——!』
《ジャンク・ウォリアー/Junk Warrior》
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2300/守1300
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在するレベル2以下のモンスターの攻撃力を合計した数値分アップする。
凛「——【シンクロン】!」
未央「《ジャンク・ウォリアー》の効果発動! 更に墓地の《チューニング・サポーター》の効果も発動! 一枚ドローし、《ジャンクウォリアー》の攻撃力が800ポイントアップするよ!」
未央「そして、これが結束の力!手札から《ダンディライオン》を捨てて魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動!」
《ダンディライオン/Dandylion》
効果モンスター(制限カード)
星3/地属性/植物族/攻 300/守 300
このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」(植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。
《ワン・フォー・ワン/One for One》
通常魔法(制限カード)
手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。
未央「私はデッキから《スポーア》を特殊召喚!」
《スポーア/Spore》
チューナー(効果モンスター)
星1/風属性/植物族/攻 400/守 800
このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚し、この効果を発動するために除外したモンスターのレベル分だけこのカードのレベルを上げる。
「スポーア」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
未央「更に墓地に送られた《ダンディライオン》の効果発動! フィールド上に綿毛トークンを2体、守備表示で特殊召喚する!」
未央「《死者蘇生》発動!《墓地の《ジャンク・シンクロン》を特殊召喚!」
《死者蘇生(ししゃそせい)/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
未央「レベル1の綿毛トークンたちとレベル2《ボルト・ヘッジホッグ》にレベル3《ジャンク・シンクロン》をチューニング!」
未央「集いし叫びが、木霊の矢となり空を裂く! 光さす道となれ! シンクロ召喚、いでよ《ジャンク・アーチャー》!」
ジャンクアーチャー『——!』
《ジャンク・アーチャー/Junk Archer》
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2300/守2000
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターをゲームから除外する。
この効果で除外したモンスターは、このターンのエンドフェイズ時に同じ表示形式で相手フィールド上に戻る。
未央「《ジャンク・アーチャー》の効果発動!『ディメンジョン・アロー』! 《ホープ》を除外するよ!」
凛「しまった……!?」
未央「《ジャンク・ウォリアー》のレベルを1つ下げ、墓地から《レベル・スティーラー》を特殊召喚!」
未央「レベル1《レベル・スティーラー》にレベル1《スポーア》をチューニング!」
未央「集いし願いが、新たな速度の地平へ誘う! 光りさす道となれ! シンクロチューナー、希望の力——《フォーミュラー・シンクロン》!」
《フォーミュラ・シンクロン/Formula Synchron》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星2/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
また、相手のメインフェイズ時、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚をする事ができる。
未央「シンクロ召喚に成功した時、1枚ドローする!」
未央「更に墓地の《ダンディ》を除外して《スポーア》を特殊召喚!」
未央「《アーチャー》のレベルを1下げて、墓地から《スティーラー》を特殊召喚!」
未央「レベル1《レベル・スティーラー》にレベル4《スポーア》をチューニング!」
未央「シンクロ召喚!《スカー・ウォリアー》!」
《スカー・ウォリアー/Scarred Warrior》
シンクロ・効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2100/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。
また、このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
未央「《アーチャー》のレベルを1下げて《スティーラー》を特殊召喚!」
未央「レベル1《スティーラー》、レベル5《スカー・ウォリアー》にレベル2《フォーミュラー・シンクロン》をチューニング!」
未央「集いし願いが、新たに輝く星となる。光さす道となれ——シンクロ召喚!」
未央「飛翔せよ、《スターダスト・ドラゴン》!」
《スターダスト・ドラゴン/Stardust Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、この効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚できる。
スターダスト『…………』
凛「な、なんてフィール……これがドレスの力……?」
未央「更に《アーチャー》のレベルを1下げて《スティーラー》を特殊召喚!」
凛「……っっ!」
凛「2500+2300+3100+600……8500ダメージっ!」
未央「そうだよっ! いっけー《スターダスト》、『シューティング・ソニック』!」
凛「くっ……リバースカードオープン、《聖なるバリア−ミラーフォース−》!」
未央「やらせはしないよ!《スターダスト》効果発動、『ヴィクテム・サンクチュアリ』!《ミラーフォース》を無効にする!」
未央「《スターダスト》は墓地に行ったけど、がら空きだよっ」
未央「《ジャンク・ウォリアー》攻撃!『スクラップ・フィスト』!」
8000→4900
凛「ぐうっ……っ、調子に乗って!」
未央「まだまだ!《ジャンク・アーチャー》攻撃!『スクラップ・アロー』!」
4900→2600
凛「ぐっ……まだ死なないわよ!」
未央「《スティーラー》でアタック」
凛「ぁいたっ」ペチッ
2600→2000
未央「よーし、バッチリ! エンドフェイズに《ホープ》は場に戻るけど、エクシーズ素材は無くなっちゃうよ!」
未央「《スターダスト》もいるし、攻撃は《かかし》で止めれる。もう勝ったも同然かなー」
凛「それはどうかな?」
ちょっと仕事で中断。あと攻コス溢れて涙目。単騎凸してきます。
今日の過労死スティーラーさん。
この世界ってアニメ・漫画みたいに世界に一枚だけのカードとか有るの?
スティーラーさんは過労死がお仕事だからね、仕方無いね
スティーラーさんは回って行かないと困るからな
>>101
世界から消滅したカードと、フィールが無ければろくに扱えず事故るカードがあります。
ちょっと制服レイナサマとか来たんで遅れます
あとマナリア学院助けなきゃならんので遅れます
それから今合戦してるんで遅れます
あ、ほむほむともちびっと戯れてきます
>>104
ナンジョルノはE・HEROメタ使ってくれますかね?
>>105
ジョルノ以上にヒロビが似合うアイドルはいないと思います。
投下再開
制服新田ちゃんが可愛すぎて僕はもう………ふぅ
>>1 待ってたぜー 乙乙
お、待ってた。
未央「なんとぉっ!?」
凛「《ホープ》を残したのはまずかったね。ドロー、スタンバイメイン」
凛「——カオスエクシーズチェンジ」
未央「あっ!?」
凛「《CNo.39 希望皇ホープレイ》!」
ホープレイ『ゼァッ!!』
《CNo.(カオスナンバーズ)39 希望皇(きぼうおう)ホープレイ/Number C39: Utopia Ray》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
自分のライフポイントが1000以下の場合、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力を500ポイントアップして相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。
かな子がマドルチェを使うという風潮
未央「で、でもライフはまだ2000だし——」
凛「ふふっ、ライフを1000払い、《簡易融合》を発動」
2000→1000
未央「あっ」
凛「《暗黒火炎竜》を融合召喚扱いで特殊召喚する」
《簡易融合(インスタントフュージョン)/Instant Fusion》
通常魔法
1000ライフポイントを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズ時に破壊される。
「簡易融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
《暗黒火炎龍(あんこくかえんりゅう)/Darkfire Dragon》
融合モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1500/守1250
「火炎草」+「プチリュウ」
凛「更に《死者蘇生》発動、《クレイン》を墓地から特殊召喚し1枚ドロー」
凛「レベル4モンスター2体でオーバレイネットワークを構築……かな」
凛「来い……!《No.39 希望皇ホープ》!」
ホープ『ウォオッ!』
未央「2体目ぇっ!?」
凛「そしてカオスエクシーズチェンジ!《ホープレイ》!」
ホープレイ『ヘァッ!』
凛「一体目の《ホープレイ》のエクシーズユニットを取り除き、《ホープレイ》の攻撃力を500ポイントアップし《ジャンク・アーチャー》の攻撃力は1000ポイントダウンする!」
凛「二体目の《ホープレイ》からエクシーズユニット《クレイン》を取り除いて《アーチャー》の攻撃力を更に下げ、《ホープレイ》の攻撃力アップ!」
凛「更に二体目の《ホープレイ》から全てのエクシーズユニットを取り除き《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力を2000ポイント下げ、《ホープレイ》の攻撃力を1000ポイントアップさせる!」
凛「……ふふ、更に墓地の《クレイン》と《暗黒火炎竜》を除外し《−開闢の使者−カオス・ソルジャー》を特殊召喚」
開闢『フンッ!』
《カオス・ソルジャー −開闢(かいびゃく)の使者(ししゃ)−/Black Luster Soldier - Envoy of the Beginning》
効果モンスター(制限カード)
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、もう1度だけ続けて攻撃できる。
未央「ひ、ひえぇ……」ガタガタ
凛「《カオス・ソルジャー》の効果で《スターダスト》を除外。手札から《サイクロン》を発動しセット状態の《かかし》を破壊する」
開闢『ゼァッ!』ズバッ!
スタダ『!?』
未央「あ、ああっ!?」
《サイクロン/Mystical Space Typhoon》
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
凛「《魔界発現世行きデスガイド》召喚。効果でデッキから《デスガイド》特殊召喚。そのままランク3エクシーズ」
ガイド1『どうもー』
ガイド2『お呼びー?』
《魔界発現世行(まかいはつげんせゆ)きデスガイド/Tour Guide From the Underworld》
効果モンスター(準制限カード)
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードが召喚に成功した時、手札・デッキからレベル3の悪魔族モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、シンクロ素材にもできない。
凛「《虚空海竜リヴァイエール》エクシーズ召喚。効果を発動し、除外された《クレイン》を特殊召喚。1枚ドロー」
リヴァ『ワイこう見えて海竜族ちゃうねんで。あと風属性なんも覚えといてやー』
《虚空海竜(こくうかいりゅう)リヴァイエール/Leviair the Sea Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/風属性/水族/攻1800/守1600
レベル3モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、ゲームから除外されている自分または相手のレベル4以下のモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
凛「さて、バトルフェイズ……一体目の《ホープレイ》で《アーチャー》を攻撃」
未央「きゃあっ!」
8000→5300
凛「二体目の《ホープレイ》で《ウォリアー》に攻撃」
未央「そ、そんなぁ!?」
5300→2400
凛「《リヴァイエール》で《スティーラー》に攻撃」
2400→1200
凛「《クレイン》で、とどめだね」
未央「ぎゃふんっ!?」
1200→0
凛「良いデュエルだった、またやろうね」ビシィッ
未央「いたた……やられちゃったぁ……」
————デュエル後
未央「凛ちゃんすごいじゃん! ドレスも無いのに……」
凛「……未央はドレスに任せ過ぎだったと思うよ。エクストラに《デストロイヤー》は入ってる?」
未央「え、うん」
凛「ならそっち出してれば勝ってたよ。プレイングミスは無くさなきゃ」
未央「えっ、あ……ホントだ。やっちゃった!」
凛「やっちゃった、じゃないよ。もう……」
凛「(……でも、だからこそ確かに、さっきのデュエルは私の負けなんだ)」
凛「……アイドルって難しいなぁ」ハァ
————CMの幸子!
幸子「どうも皆さんこんにちは。カワイイボク、興水幸子ですよ」ドヤッ
幸子「今日のアイドルはこちらです」
【ニュージェネレーション】本田未央
使用デッキ【シンクロン】
幸子「未央さんは遊戯王本編の不動遊星を彷彿とさせる、シンクロンデッキを使いますね」
幸子「エクストラデッキに《スターダスト・ドラゴン》が入っている辺りからもソレを感じさせます」
幸子「単体では弱いモンスターたちが力を合わせて戦うデッキ……皆さんも一度使ってみればどうでしょうか」
幸子「あ、それから本編の、凛さんが《ジャンク・ウォリアー》から攻撃を受けたときに『調子に乗って……』というセリフがありますね」
幸子「あれには実は意味があります。と言っても初歩的なプレイングですからボクはあっさり気付きましたけど」フフン
幸子「CMの幸子でした」
投下終了
乙乙
ちゃんみおクエン酸入れてればワンキルいけたけどちかたないね…
おっつおっつ
スーポア先にだしとけとかそんなのかな?
セリフに意味というとTGFの中と大ダメージの時のセリフが違うっていうのがまっさきに出るが
そうだ、蘭子か美玲に超融合メタつかわせよう(ゲス顔
面白い。完結まで長そうだけど頑張って!
乙
クェーサー出せよと思ってたけどこれはまだ存在してない設定なのかな
>>122
俺も思ったww
まさにそんなデッキ使ってるからなぁ
乙
このスレを見てふと思いついた各アイドル達のデッキの中に入ってそうなカード
杏:シャイニート(ニート繋がり)
小梅:ワイト系列(TFのとあるキャラが小梅と姿が似ているから)
輝子:暗黒界系列(外見とのギャップの激しさより(特に海外のグラファさん))
都:名推理(推理ネタ)
のあ:機皇帝(サイボーグネタ)
まゆ:ユベル(愛が深すぎます)
……輝子が少し強引だったかな……
輝子はあれだよ、普段はきのこマンとかマタンゴが入った紙束デッキ
しかしアイドルとしてデュエルするときは暗黒界とかデーモンデッキ、みたいな
早苗さんはゴヨウ使うんですね(棒)
のあさんはTGか?
のあさんならアンチノミーでも違和感ないなw
のあ「未央! スリップストリームよ!!」
「気まぐれの女神」と杏って電波が飛んできた
杏は働かない=攻撃しないってことでバーンかデッキデスだと
>>131 遊戯王における攻撃翌力0は「戦闘する気が無い」らしいので(ry
里ロックバーン?
凛「(ゴーズ警戒してよ……)」
投下開始
————レッスン場
ベテトレ「よし、今日は実戦練習だ! 島村と渋谷、デュエルの準備はいいか?」
卯月「はいっ! 島村卯月、がんばります!」
ベテトレ「うむ。ドレスも安定して展開できているな。渋谷も大丈夫か?」
凛「……いや、出来てませんが」ハァ
ベテトレ「……全く。本田も習得したというのに……これではライブバトルまで漕ぎ着けるのは長そうだな」ヤレヤレ
凛「む……ならデュエルで見せる。それで問題無いんじゃないですか?」イラッ
ベテトレ「ドレスは安全装置も兼ねてる。お前にケガでもされたらどうする?」
凛「……」
凛「構わないよ。卯月、デュエルしよう」
未央「だ、大丈夫?」
凛「(誰も彼も心配ばかり……)」
凛「大丈夫、やろう」
卯月「う、うん」
「デュエル!」
きたぁああああ!!待ってたよ!!
————
凛「まずは私のターン、ドロー」ピシッ
凛「(……バックが厚い手札、か)」フム
凛「《ブリキンギョ》召喚、効果で《聖鳥クレイン》特殊召喚。1枚ドロー」
キンギョ『チョキンギョチガウ。チョキンギョチガウ』
クレイン『コレロウサイオリマスカ?』
未央「(初手でコンボ完成してるのは強いなぁ……)」フム
《ブリキンギョ/Tin Goldfish》
効果モンスター
星4/水属性/機械族/攻 800/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚できる。
凛「まずは様子見……エクシーズ召喚!《インヴェルズ・ローチ》!」
ローチ『ハァッ!』
卯月「えっ。あっ」
凛「……? カードを4枚セットしてターンエンド」
卯月「えぇっ!?」
《インヴェルズ・ローチ/Steelswarm Roach》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻1900/守 0
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、レベル5以上のモンスターの特殊召喚を無効にし破壊する。
卯月「ど、どうしよう……お、《大嵐》……?」ス……
凛「《スターライト・ロード》。スターダスト・ドラゴン特殊召喚」
スタダ『コウカツカウナヨ!フリジャネェゾ!』
未央「あっ、《スタダ》持ってるんだ」
凛「もちろん」
卯月「」
《大嵐(おおあらし)/Heavy Storm》
通常魔法(制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
《スターライト・ロード/Starlight Road》
通常罠
自分フィールド上のカードを2枚以上破壊する効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にし破壊する。
その後、「スターダスト・ドラゴン」1体をエクストラデッキから特殊召喚できる。
卯月「うぅ……ふぉ、《フォトン・スラッシャー》特殊召喚は……?」チラッ
フォトスラ『サイヨウリツサガッテキタゾクソガ!』
凛「召喚通りました」
卯月「ほっ……」
凛「《奈落の落とし穴》」
フォトスラ『ギャアアァァァァ』
卯月「」
《フォトン・スラッシャー/Photon Thrasher》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在する場合、このカードは攻撃できない。
《奈落(ならく)の落(お)とし穴(あな)/Bottomless Trap Hole》
通常罠(準制限カード)
相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力1500以上のモンスターを破壊しゲームから除外する。
卯月「じゃ、じゃあしかたないけど……《死霊騎士デスカリバー・ナイト》召喚!」
デスカリ『コイヨ!セイリュウナンテブッコロシテヤル!』
凛「今度は通るよ」
卯月「《ローチ》にアタック! 相討ち——」
凛「《次元幽閉》」
デスカリ『ソレモンスタージャナゲフォォォォ』
卯月「」
《死霊騎士(しりょうきし)デスカリバー・ナイト/Doomcaliber Knight》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。
効果モンスターの効果が発動した時、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。
その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。
《次元幽閉(じげんゆうへい)/Dimensional Prison》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体をゲームから除外する。
卯月「うう……こうなったらターンエンドしかないよぅ……ううん! 卯月頑張ります!」グッ
凛「頑張って何とかなるならね……ドロー」ヤレヤレ
凛「伏せも無しか……《ローチ》でアタック」
ローチ『コガハザン!』ズバッ
卯月「きゃっ!?」
卯月LP8000→6100
凛「《スターダスト》で追撃」
スタダ『シューソニシューソニ』バサー
卯月LP6100→3600
卯月「うぐっ……でも、《冥府の使者ゴーズ》の効果発動!」
ゴーズ『メイフノシシャガ!』
凛「ライフ2000払って《神の警告》」
ゴーズ『カケツケナイィィィ……』
卯月「」
《冥府(めいふ)の使者(ししゃ)ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》
効果モンスター(制限カード)
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
《神(かみ)の警告(けいこく)/Solemn Warning》
カウンター罠(制限カード)
2000ライフポイントを払って発動できる。
モンスターを特殊召喚する効果を含む効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。
凛「一枚セットしてターンエンド」
卯月「うう……頑張ります、ドロー!」ビシィッ!
卯月「あっ」パァッ
卯月「《強欲で謙虚な壺》発動!」ヤッタァ!
《強欲(ごうよく)で謙虚(けんきょ)な壺(つぼ)/Pot of Duality》
通常魔法(準制限カード)
自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選んで手札に加え、その後残りのカードをデッキに戻す。
「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン自分はモンスターを特殊召喚できない。
卯月「デッキの上から三枚を……あっ」
《強欲で謙虚な壺》
《魔導戦士ブレイカー》
《神獣王バルバロス》
卯月「…………」
凛「うわ」
《魔導戦士(まどうせんし) ブレイカー/Breaker the Magical Warrior》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守1000
このカードが召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
また、自分のメインフェイズ時にこのカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事で、フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
《神獣王(しんじゅうおう)バルバロス/Beast King Barbaros》
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードはリリースなしで通常召喚できる。
この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚できる。
この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。
卯月「……ま、《魔導戦士ブレイカー》を手札に——」
凛「トラップ発動、《マインドクラッシュ》。宣言《魔導戦士ブレイカー》」
卯月「」
《マインドクラッシュ/Mind Crush》
通常罠
カード名を1つ宣言して発動する。
宣言したカードが相手の手札にある場合、相手はそのカードを全て墓地へ捨てる。
宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分は手札をランダムに1枚捨てる。
卯月「手札の《ブレイカー》捨てます……」グスグス
凛「確認いいですか?」
卯月「う、うわーん!?」
凛「…………なんか、ゴメン」コレハヒドイ
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン》
《激流葬》
《激流葬(げきりゅうそう)/Torrential Tribute》
通常罠(準制限カード)
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。
《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
卯月「……カード1枚セットしてターンエンド」
凛「ドロースタンバイメイン。バトルフェイズフルアタック」
LP3600→0
卯月「きゅう……」パタリ
凛「ありがとうございました、かな」
卯月「うう……負けちゃった——」
ベテトレ「島村」ニッコリ
卯月「」
————レッスン後、川辺
卯月「怒られちゃった……」トボトボ
凛「噛み合わないってのはたまにあるよ。仕方無いこと」
卯月「うーん……」
凛「…………」
凛「……ねえ、ちょっといい?」
卯月「なに?」
凛「卯月は、何でアイドルを?」
卯月「わたし?」
卯月「わたしは……皆を元気にしたいからかな!」
卯月「わたしの歌や踊り、デュエルでみんなが楽しんでくれたら、わたしも嬉しいの!」
凛「そう……」
凛「(……普通だ)」
凛「(……嫌な予感が)」
凛「卯月、ちょっとデッキ見せてもらっていい?」
卯月「え、うん。はいこれ!」
凛「ええと……
《サイバー・ドラゴン》
《フォトン・スラッシャー》
《ゴーズ》
《トラゴエディア》
《デスカリバーナイト》
《ブレイカー》
《バルバロス》
《お注射天使リリー》
《異次元の女戦士》
《D・Dアサイラント》etc
あと汎用魔法トラップ……」
凛「…………」
凛「……【グッドスタッフ】なんか久しぶりに見たよ」
卯月「えっ、何かダメかな!?」ガーン
凛「いや……でもまあ」
凛「私がエクシーズ」
凛「未央がシンクロ」
凛「卯月がグッドスタッフ……まあ、グループとしてバランスは悪くない……かな?」
凛「……とりあえず、よろしく」
卯月「——うんっ! みんなで一緒に頑張ろうね!」
凛「……私はほどほどにやるよ」
何だか、不安になってきた……
ドレスも出せないし、このままでいいのかな。
夕焼けが、そんな私を笑っているのか——やけに眩しかった。
————幸子の『今日のアイドル』
幸子「皆さんどうも。いつもカワイイあなたの隣に這い寄る混沌、興水幸子ですよ!」ニャルッ
蘭子「混沌!?」ガタッ
幸子「呼んでません座っててください」
幸子「今回のアイドルはこちら!」ババン!
島村卯月
使用デッキ【グッドスタッフ】
幸子「グッドスタッフというのは基本的に、コンボの必要が無い、1枚だけでも十分な戦果を発揮できるカードだけで組まれたデッキです」
幸子「それ故に目立った事故はありませんが、とにかく地味ですね」
幸子「更にこのタイプのデッキの難しい所にアドバンテージの稼ぎ方があります」
幸子「基本的に1対1交換の可能性が高いカードのみで組まれていますから、それ以上に相手にアドバンテージを稼がれてしまうと対応が追い付かなくなります」
幸子「《ミラーフォース》や《激流葬》《大嵐》などしかありませんしね」
幸子「どんな相手でもそこそこ戦えますが、昨今のインフレで厳しいでしょうね……」
幸子「幸子でした!」ドヤッ
蘭子「闇に呑まれよ!(お疲れ様でした!)」
幸子「ちょっとあなた次から本編出るのに図々しいですよ」
蘭子「」
————次回予告
凛「遂に始動するシンデレラガールズプロダクション。私たち3人の他にもアイドルがいるみたい」
凛「諸星きらり、双葉杏、神崎蘭子……何だか個性的で、付き合うの大変そう……」
卯月「そんな中、杏ちゃんとレッスンデュエルをしていた凛ちゃんが突然怒り出した!?」
卯月「凛ちゃんもドレスを着る事が出来たけれど、このままじゃ大変!」
卯月「次回、遊戯王シンデレラガールズ第3話!『新たな仲間! きらりと杏と漆黒の堕天使!』」
凛「ルールを守っても、楽しいデュエルになるとは限らない。次回もデュエル、スタンバイ」
投下終了
おつおつ
クレインの台詞好き。モンスターの台詞がイイネ
今後も楽しみですわ。
乙ー
しまむらさんェ……
シンクロすら良く分かっていないのにココまで読んでしまった・・・最近の遊戯王っていっぱいあるんだね
乙
卯月ちゃんグッスタかー…後しぶりん初期手札良すぎィ!(正直凡骨ビートか融合辺りだと思ってたのは黙っておこう)
>>1 乙 次回も楽しみ
>>150
通常召喚アドバンス召喚融合召喚シンクロ召喚エクシーズ召喚まであるからなー
シンクロ全盛期に復帰したけど、使ってたのはマシンガジェだったな…
>>153
儀式召喚ディスってんじゃねーぞks
おっつー
俺も融合儀式な遊戯+十代な感じかと思ってたわ
実に卯月らしいが大丈夫か、プレイングとか
あれじゃね?初代のATMとかゼアルのアストラル的な何かが来るパターンじゃね?主人公みたいに。
勝ち負け表 数字の大きさ だけになった。
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