小鳥「……プロデューサーさんの事をもっと知りたい?」
貴音「えぇ、最近、小鳥嬢があの方と随分と親密なようですので」
小鳥「そうねぇ……まぁルックスはイケメンよねぇ」
貴音「たしかに顔立ちは整っていますね。背丈もわたくしが見上げるほどです」
小鳥「それに運動神経も抜群」
貴音「驚くべきはあの驚異的な運動量と行動力ですね」
小鳥「更に仕事もできる。ここまでは男性として申し分なしね」
小鳥「……ただし」
貴音「ただし?」
小鳥「一つ、いえある意味全部なのだけれど残念なところがあって……」
小鳥(そう……それはもう狂おしく、悲しいほどに……)
──百合男子。
P「キ……」プルプルプル……
ソウル
P「キマシタワァァァァァ!!! 今日は待ちに待った百合オンリー即売会! 胃潰瘍も俺の百合魂の前に塵芥と化した! それじゃ退院します!」ダダダッ
ナース「ちょ、病み上がりなんですから安静にしてください!」
俺じゃん
はよ
小鳥「……」
貴音「小鳥嬢?」
小鳥「貴音ちゃん、心して聞いてちょうだい」
貴音「は、はぁ」
小鳥「プロデューサーさんの心は、テレビの裏のコードみたいに複雑に絡み合っていて難透難解よ」
小鳥「彼の内面は常に自己肯定と否定のパラドックスに陥っているわ」
小鳥「更には宇宙の膨張と同じく常に成長をし続け、突然ビッグバンの如く喪失と再生を繰り返す」
貴音「……?」
小鳥「要するに……」
小鳥「めちゃめちゃ面倒くさいわ!」バァーン
……。
P「百合オンリー、それは百合の、百合による、百合のためのイベント」ダダダッ
P「つまり、とらのあなで天海春香ちゃん陵辱同人のようなものを視界に入れる心配もなくたっぷりと360度百合を味わえるということ!」ダッダッダ
P「あぁ、しかし悩むべくはその百合100%の夢想空間に侵入する不純物……!」ダダダダッ
P「俺という存在……ぐおおおおお……悩ましい……!」ジタバタ
百合ソムリエPか
女にモテるのが人生最大のミス
よし、続けろ
貴音「ふむ」
貴音「……あの方の心はまこと、不思議なものです」
貴音「推し図ろうとすればするほど、ますますわからなくなる」
ガチャッ
P「はぁ、はぁ、おはようございます!」
高木「おぉ、おはよう。退院おめでとう」
P「ご迷惑おかけしてすいません。これ、書類です。入院中に済ませておきました」
P(今は朝8時。会場は朝10時、お目当ての物を全て確実にゲットするには1時間前には並んでおきたい……!)
P(なにせ百合同人は一期一会、市販のものと違って逃したら終わりだ)
貴音「プロデューサー、ご機嫌麗しく何よりです」ペコリ
P「おっどうした貴音。今日はオフじゃなかったのか?」
貴音「えぇ、ですが少しでも己を高めるがために、れっすんをしようかと」
P「そうか、無理はするなよ」
貴音「……」ジッ……
P「ん?」
貴音「何でもありません、では……」スッ
P「……」
P(貴音か)
P(どこか古風な雰囲気があり、その美しい銀髪から「銀色の王女」と揶揄される)
P(典型的なお嬢様かと思いきや、どこか抜けている部分もあってそこがまた魅力のひとつだろう)
P(身長169㎝。3サイズは90-62-92。プロポーションも完璧)
P(男から見れば羨望と欲望の的だろう)
P(だけど)
P(そんな貴音だからこそ)
P()
P(是非とも女の子とくっついて幸せになって欲しいよね!!!)ズギャーン
ひびたかが来るかたかゆきが来るか
前回ゆきまこだったから…
4
アイマスの百合でいつもおもうんだけど
ゲームやってたら百合だとおもわないよね
アニマスだと百合ぽい(春香と美希は除く)
百合Pのせいで百合姫掲載分だけで満足してたのに百合男子単行本買っちまったじゃねーか責任とれ
P(昨今は百合業界も多様化を見せてきている)
P(真っ向からガチ百合を描いた同性愛特有の苦悩と愛を描いたハード百合作品)
P(男を徹底して排除し、百合をアクセント程度に加えたライト百合作品)
P(百合の定番人物も真のようなボーイッシュキャラが居れば事足りる、というわけにもいなくなってきた)
P(現在は貴音のような女性らしさと気品のあるお嬢様的な役割の方がお呼びがかかるのかもしれないな)
P(それと、俺の分析の結果765プロは攻めが不足しているという結論に辿り着いた)
P(貴音は比較的感情を出さないタイプのため、なにをやらかすかわからない、貴音なら何をやってもおかしくないという一種の危うさを秘めている)
P(その点から貴音は攻めに回っても違和感がなく、カップリングが成立しやすい)
P(……)
P(貴音、俺はいつまでも禁断の扉を自ら開けるのを待っているぞ)コクン
P(さて、おすすめのカップリングだがアダルティックなあずたかも捨てがたいが……)
亜美「兄C→!兄C→! なーに悟り開いちゃったような顔してんのさー!」
P「?! あ、亜美か。 今日は学校じゃないのか?」
亜美「お願い、学校の宿題教えちくり~! 今日提出だから終わらせないと激ヤバなんだよぉ~」
P「……どれどれ」
●「たかが」を使って短文を作りなさい
P「……」
P「やっぱりひびたかがナンバーワン、と」カリカリカリ……
●「なりゆき」を使って短文を作りなさい
P「……」
P「だけど公式ではかなりゆきたかもプッシュされている、と」カリカリカリ……
●「しったか」を使って短文を作りなさい
P「……」
P「しかしっ、もしったかいおの関係がアニメでも続いていたら……と」カリカリカリ……
亜美「うわぁ~い! 兄Cありがと→! マッハで先生に見せてくるYO!」タタッ
うめえwwwww
謎の国語力
先生が百合男子だったらなおいいが
わからない人間がみたらただの暗号ですな
P「ふぅ……9時か……そろそろ電車に乗らないと、な」
P「仕事は済ませた! 贔屓のサークルさんに差し入れも持った! チラシと回る買うサークルに〇をつけたメモも持った!」
P「……」
P「さ ぁ 、 行 こ う ぜ 」
P「それじゃお疲れ様でーす!」ガタッ
高木「あーちょっと待ってくれ」
P「はい?」
高木「病み上がりですまないが……」
P「?」
高木「律子君が急用でね、ヘルプが必要になった」
P「えっ? えっ?」
高木「今から至急、我那覇君の現場に向かってくれないかね?」
uwaaaaaaaaaaaaaa
報われなさすぎィ!
貴音「ふぅ……」ガチャッ
P「」
貴音「プ、プロデューサーどうしたのですか? 先刻とまるで別人のように意気消沈しているようですが……」
P「」
P「たかね」
貴音「心なしか白く……は、はい、なんでしょう?」
P「時として絶対に手に入れなくちゃならないものって、あるよな?」
貴音(これは、一種の禅問答でしょうか?)
貴音「手に入れなくてはならないもの、高みの景色……」
P「ははっ、もっと手を伸ばせばいつでも届くものだよ」
P「悲しいなぁ。欲しいと思えば思うほど遠ざかる。人生って辛いな」
貴音「……?」
リアル
P「現代社会という現実に何時の間にか、俺は忙殺されて心を失っていくのかな。これが大人になるってことか?」
P「子供の頃はもっと純粋に百合を楽しめたハズだ。だが何時の間にか周囲の目や世間体を気にするようになってしまった」
貴音(百合……? 今、百合と?)
そういや胃潰瘍だったっけか
P「俺が男である限り、報われることはないのか?」スタスタ
P「わからない、俺にはもう何もわからない……」スタスタ
貴音(これが小鳥嬢の言っていた複雑に絡み合った心なのでしょうか……)
貴音「あの、プロデューサー」
P「……」ピタッ
貴音「何か、あったのですか?」
P「……」
P「ノンノンノートルダム」
……バタン……
貴音「……」
貴音「の…のんのん…?」
一般人にはマジで暗号だから困る
綾乃
……。
貴音「今のは暗号か何かでしょうか……ますますわからない……」
貴音「ですが、不可解であればある程、私は惹かれてしまう」
貴音「……」
貴音「……む?」ティン!
貴音「これは、プロデューサー殿が落とした……」ガサッ
貴音「百合おんりー即売会……?」
貴音「百合おんりー……」
貴音「……」
貴音「おんりーとは一体……高木殿、辞書を……」ゴソゴソ
つづけたまえ
貴音「なるほど、百合のみの即売会……」
貴音「……」
貴音「ふむ、これで合点がいきました」
貴音「心なしかプロデューサーからは雪歩と同じ類の面妖な気配を感じていたのです」
──フヒッ!
貴音「つまり……」
貴音「プロデューサーは人知れず華道を嗜んでいたということ!」 しじょっ!
貴音「たしかに殿方が華道というのは人によっては引け目かもしれません」
貴音「なるほどなるほど、プロデューサーは前々からどこか乙女らしさを併せ持っているとは思っていましたが、納得です」
貴音「それにしても百合の花のみの販売会があるとは……恐れ入りました」
貴音「これほどまでに出品者がおり、丁寧に〇印まで……よほど百合の花が欲しかったのですね」
貴音「……」
貴音「私が代わりに買いに行けば、きっと、喜んでくれるはず……」キュッ
貴音かわいい
信頼関係が瓦解するか
目覚めるか
どっちだ
貴音が松岡さんか藤ヶ谷さん的なポジションなら・・・!
しえん
やっぱり百合魂は百合魂-イズム-だと思うんだ
……。
響「あっ、お~いプロデューサーこっちこっち~♪ 胃潰瘍、もう治ったの?」
P「ははっ、もう今にも再発しそうだよ……」
響「今日は961プロってトコと一緒に仕事するんだけど、なんか良い噂聞かないトコだから気を付けてね!」
P(……)
P(響、伊織と並ぶ765プロきっての総受け属性であり、真と並ぶノンケ属性。いつもヘタレ受けで「うぎゃー」って言ってるシチュばかりが描かれるその安定度)
P(少々時空を飛び越えた発言をさせてもらうが、元961プロ所属の響と貴音は、他にはない強み出せる。 その点からもひびたかはやはり素晴らしい)
P(まず、ひびたかで真っ先に触れなくてはならないのは……)
P(……)
P(やはり身長差!!! 17㎝差は最早それだけで無敵!)
P(百合ップルにおいて、身長差ほど、一見地味ながらもこれほどまでに萌える要素はない!)グッ
P(軽く背伸びしてキスは、伝説の百合名コミュとして殿堂入りも待ったなし! もしリアルで拝めたら天和並の有難さと思ったほうがいい。あ、咲早く書いてください立先生)
リッツも良いがあぐりでも構わんぞ
しえん
>>1、侮り難し…
百合に関しての深淵かつ広範なる無駄知識…
こやつ、やりおるな
あぐりんの資料用レズ写真集はまだまだ活用されてしかるべき
P(だが身長差のみで終わらないのがひびたかの怖いところよ)
P(その白と黒のコントラストは、ゆきまことはまた違った絵映えがあり、書き手側からも支持されている)
P(対比と相対性もバッチリで、月と太陽、生活感のある響とミステリアスな貴音、アホの子ながら割と常識的な響、教養高いと思わせておきながら抜けている貴音……)
P(二人は故郷を離れて生活しているという共通点もあり、961ベースではそこに焦点があてられることもある)
P(時には励まし合い、時には叱咤激励し、お互いを高め合う)
P(負ければ全てを失う世界で頼れるべきものは己だけ、しかし、背中を預けられる唯一の親友が傍にいてくれる、そして、いつしか二人は友情を越えた、大切な存在だという事に気づいてしまう……)
P(……)
P(しまった、仕事中なのにSSが一本出来あがってしまいそうだ!)ハッ
P(まぁ、そういうシリアスが得意かと思いきや、単純にほのぼのした話でもイケるから素晴らしい)
P(あぁ、そんな、そんなひびたか本を買う予定だったのに……)
…………。
貴音「一体どこの建物で開催されているのしょうか……」キョロキョロ
しえん
貴音「む……」
ざわ……ざわ……
貴音「この殿方の長蛇の列は……」
貴音「ここで果たして合っているのでしょうか……」ガサガサッ
スタッフ「一般参加の方でしょうか?」
貴音「は、はい。百合おんりーいべんとに参加いたしたく」
スタッフ「コスプレの方はちゃんと受付で登録してくださいねー」
貴音「は、はぁ……こすぷれ……? その、殿方ばかりですが、本当にここで間違いないのですか?」
スタッフ「あー最近は日常系がヒットしてる事もあって以前にも増して男性の方が増えましたね」
スタッフ「女性の方は2割くらいですかね、元々は百合は女性向けだったのに」
貴音「初耳です、まさか百合が殿方の間で広まっていたとは……」
貴音(百合の花言葉は『純潔』、『無垢』。純潔の象徴を追い求める男性……)
貴音(なるほど、これが世に言う草食系男子というものでしょうか)
貴音「……」
スタッフ「列動きまーす! 決して押さないでください!走らないでくださいー!」
男「あ、最後尾はこの札持ってください」
貴音「はい」
男「……」ゾロゾロ
貴音「……」ゾロゾロ
スタッフ「列止まりまーす!」
貴音「……」ピタッ
男2「ふぅ……」
貴音「そこのお方、最後尾の方はこの札を……」
男2「あっ、はい!」
男3「おいおい、前の四条貴音ちゃんのコスプレの人、滅茶苦茶そっくりじゃね?」ヒソヒソ
男2「まさか本物……」ヒソヒソ
男3「バカ、現役アイドルが百合同人の販売イベントに来るわけないだろ!」ヒソヒソ
貴音(……ふぅ、それにしても日射しが強いですね)
④
P(……)チラッ
P(10時、会場の時間か)
P(同人即売会は大抵夕方まで開催しているが、それは罠だ)
P(人気のサークルは正午には売り切れると思ったほうがいい……完売したら帰ってしまう所もある……)
P(書店委託という手もあるが、全てが委託されるわけではない)
P(……)
P(ならばどうする?)
P(大人しく諦めて、「はるまこ」タグに(Free)を付ける作業でもするか?)
P(……)
P(否、諦めたらそこで妄想終了!!!)
P(撮影は順調にいけば数時間で終わる! ならば速攻で仕事を終わらせ、会場へ向かう!)
P「……」スゥゥゥ
P「今、この瞬間に俺の全力を捧げる!」カッ!
律子「プロデューサー、大変です! 961プロから妨害工作が!」
P「」
支援
律子「照明を落とされたみたいで! 主電源を入れなくちゃ復旧しません!」
P「……何処だ?」
律子「へっ?」
P「主電源は何処に?」
律子「ここから西へ数キロ離れた所へ、そこに行かないと灯りが……」
P「あっかり~~~ん!!!!」ダダダッ!
……。
961スタッフ「なっ、どうしてここに……」
P「貴様は日常系百合風味アニメに出てくる男キャラばりに不要な存在だ……」ユラァ
……。
P「はぁはぁ……解決してきた……」
律子「大変です! 今度は音声が流れません! これも961の妨害です!」
P「」
律子は急用じゃなかった?
伊織「んっ・・・んぅ~・・・むちゅ・・・・ちゅば・・・・」
俺は伊織の出す声をBGMにキスの濃度をあげた
小さな伊織の唇の隙間から俺の舌を入れて伊織の口腔を楽しむ
スウィートルームに響き渡るぴちゃぴちゃという卑猥な音と、伊織の甘い吐息
伊織と俺の唾液が、口の端から雫を垂らす
そんなことも気にせず、俺達は行為に没頭していた
どれだけ経っただろうか、もはや時間の感覚があまりない
それだけ夢中になっていたのだ
そしてお互いが離れるのを名残惜しむかのように唇と舌が離れていき
舌と舌の間に激しく求め合った後がツーっと糸を引いた
伊織「はぁはぁ・・・・好き・・・・」
甘えた伊織の声が聞こえる
P「ああ・・俺も・・・すk・・・・」
いやチガウ!こんなのは望んでいない!!俺が望んでいたのは!!本当に望んでいたものは!!!!
P「なぁ・・・伊織・・・この世で一番強い感情って知ってるか?」
伊織がキョトンと小首をかしげながら俺の問いに答えた
伊織「・・・えっと・・・人を愛する気持ち・・・かな?」
残念だが不正解・・・正解はな
P「違うよ・・・正解は・・・・・・・・・・・・・殺意だ!!!」
俺は伊織をそのまま床に押し倒した
………。
P「恋姫†無双の男主人公のように、存在から消してやろう……」ユラァ
961スタッフ2「ひぃ……!」
…………。
P「た、ただいま……」
律子「プロデューサー、今度はカメラが……!」
P「ついでに解決してきた……」
律子「あっ、じゃあもう大丈夫です……それじゃ、別スタジオの竜宮の撮影に戻りますね……」
P「マズイ……時間が……」
冬馬「……」
P「ん?」
冬馬「おいおい、765プロの妨害のせいでこっちまで迷惑かかっちまったじゃねぇか」
P「なに……?」
これは殺られますわ
鬼ヶ島死亡のお知らせ
冬馬「そんなに自作自演に必死でまぁ、女にでもモテようって魂胆か……」
P「俺がモテてどうする!」
冬馬「……は?」
P「……」
P「いいか、お前に一言言っておく」
冬馬「何だよ」
P「響に手を出すな」
冬馬「……へぇ」
P「俺なら好きにしろ」
冬馬「は?」
P「俺とお前のBL本ならいくらでも出していい。だが響×冬馬はやめてくれ」
P「わかったな!」ダダッ
冬馬「……?」
ちょっと終わりそうにないのでここで一旦区切らせてもらっていいですかね……
起きて残ってたらまた続き書きますすいません
ほしゅ
ほ
も
び
で
お
Pキモい…クズ百合豚死ね。マジで死ねよ
ほ
し
ぶ
ど
う
千
早
7
3
乳首にほしぶどうを乗せて1cm大きく見せようとするちーちゃん…
ほ
っ
ほし
ほ
ほ
確かにこのPは気持ち悪い
きっと百合男子はみんな自覚しているだろう
俺きめぇと
ほ
ほ
自分含めて男は気持ち悪いってのが百合男子の本音
ほ
花寺Pか
ほ
し
い
み
はよ
今日流れ速いな
内容はもう慣れたけどさ、カメラ目線とかそういう臭いのはやめてほしい
まだか
随分お寝坊ですね
ほし
ほ
せ
i
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません