ほむら「だいぶ散らかってるわね、私の部屋。そろそろ掃除しないと」
ほむら「その必要はないわ…と言いたいところだけど、そういうわけにはいかないわね」
ほむら「こう散らかっていたら、どこに何があるかわからないわ」
ほむら「特に、弾薬とか火薬とか火器類が散らかっていて危ないし…」
ほむら「あら?これは、昔私がかけていた眼鏡!」
ほむら「懐かしいわね…」
ほむら「ちょっと久しぶりにかけてみようかしら…」
ほむら「ジャキン!眼鏡装着!」
ピンポーン
めがほむ「はーい」
「○○新聞です。新聞とりませんかー!」
めがほむ「え、あの…(そんなものいらないわよ)」
「今なら、洗剤とか色々つけますよー!」
めがほむ「えーと…必要…(その必要はないわ)」
「え?必要ですか!ありがとうございます!じゃあ、ここにサインを…」
めがほむ「えーと…その…はい…」
めがほむ「はあー…新聞なんていらないのに、サインしちゃった…」
めがほむ(どうしたんだろ…私、何故断れなかったんだろ?)
ピンポーン
めがほむ「はーい、今行きまーす!」
ツルっ!
ほむら「ぎゃふん!何もないとこでこけるなんて、私ったらどこまで愚かなの?」
ほむら「あ!眼鏡がさっきこけた拍子に、どっかいっちゃったわ…」
ほむら「えーと眼鏡…眼鏡…」
ピンポーン
ほむら「今、行くっていってるでしょ!何回も鳴らさないでよ!眼鏡は…っていうか眼鏡なんて必要ないじゃない!」
ガチャ
ほむら「何のようかしら?」
「▽▽新聞でーす!新聞とりませんかー」
ほむら「その必要はないわ」ファサッ
「え?でも、今なら映画のチケットとかもプレゼントしますよ!」
ほむら「何度も言わせないで、必要ないって言ってるのよ」
「それなら、チケットだけじゃなく洗剤も…」
ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な押し売りをする馬鹿の敵」キッ
「(ひ、人殺しの目だ!!)し、失礼しましたー!!」
ほむら「賢明な判断ね」
支援
ほむら「今回は簡単に断れたのに、何故前回は断れなかったのかしら…」
ほむら「あっ眼鏡!こんなとこに落ちてたのね…」
ほむら「装着っと」
ピンポーン
めがほむ「はーい…今日はお客さんが多いなあ…」
ふむ
杏子「おーっす!ほむら!遊びに来てやったぞ!」
めがほむ「さ、佐倉さん!」
杏子「うん?ほむら、眼鏡なんてしてたっけ?」
めがほむ「ちょっと…」
杏子「ふーん…イメチェンでもしたのか」
めがほむ「それじゃあ、上がってください…」
杏子「どうしたんだよ、ほむら?今日のお前はなんかよそよそしいぞ。名字であたしの事呼ぶのもめずらしいし」
めがほむ「そんな事ないです…」
杏子「まあ、いいや。食べるものとかない?あたし、今日おやつ食べてないんだ」
めがほむ「はい、今すぐ用意します…」
杏子「…」
めがほむ「どうしましたか?」
杏子「やっぱり、変だ。いつもだったら、おかし食べたいって言ったら、『その必要は無いわ』とか『お菓子が欲しいなんて、どこまで愚かなのあなたは?』とか言って、出すのを渋るのに」
めがほむ「そうなんですよね…」
杏子「?」
ほむらは私の嫁になるのだー
めがほむ「えーと、カロリーメイトがあったはずだけど…」
ツルっ!
ほむら「きゃん!あっ、眼鏡がまたとれた!」
杏子「まったく隙を見せないお前がこけるなんて珍しいな。あっ、カロリーメイトはチーズ味よりチョコ味がいいなあ」
ほむら「人に出してもらってるのに、何味がいいとか注文つけるなんて、贅沢にもほどがあるわよ杏子」
杏子「あれ?」
ほむら「はい、カロリーメイトよ」
杏子「あんがと。むしゃむしゃ」
ほむら「そこ!食べカスを落とさない!」
杏子「わ!急にどうしたんだよ!大人しくなったかと思えば、急にツンツンしだしたり今日のほむらは本当におかしいぞ」
ほむら(本当に、杏子の言うとおりよ。どうしたのかしら今日の私は…)
ほむら「あっ、眼鏡発見」
ほむら「!」
ほむら(私の様子がおかしくなったのは眼鏡をかけていた時だけ!)
ほむら(まさか…そんな事が…もう一度かけて確かめてみましょ。装着!ジャキン!)
杏子「どうした?」
めがほむ「いえ…何でもないですぅ…」
めがほむ(私の精神テンションは今!眼鏡時代に戻っているッ!)
めがほむ(眼鏡を早くはずさなくては…)
ほむら(何故だがわからないけど、この眼鏡のせいで弱気な性格になってしまうみたいね…)
ほむら(他の人がかけてみたら、どうなるのかしら?)
ほむら「杏子、眼鏡をかけてみない?」
杏子「急になんだよ?」
ほむら「もしかしたら、あなたも眼鏡が似合うかと思って」
杏子「そうかー?あたしみたいなのは似合わないだろー」
ほむら「カロリーメイト一個追加してあげるわよ」
杏子「はい!かける!」
杏子「それじゃ…眼鏡装着!」ジャキン
ほむら(さて、どうなるかしら…)
めが杏子「…」
ほむら「…」
めが杏子「あの…暁美さん…そんなに見つめられたら、あたし…恥ずかしい…///」
ほむら「!!」
ほむら(き…決まりだ!この眼鏡本物だ!)
ほむら(昔の私がドジでのろまで間抜けで運動音痴で弱虫で泣き虫だったのはあの眼鏡のせいだったのよ!)
ほむら(そういえば、あの眼鏡を外してから強気な性格になった気がする…)
ほむら(きっと心臓の病気も眼鏡のせいだったのね…なんて怖ろしく不思議な眼鏡なのかしら…)
めが杏子「あの…暁美さん…?」
ほむら「え?何かしら?」
めが杏子「あの…新しく貰ったカロリーメイトも食べていい?」
ほむら「え、ええ。かまわないわ」
めが杏子「あ、ありがとう」ニコッ
ほむら(か、かわいい!)
ほむら(普段、がさつで乱暴者でずぼらな杏子が、はにかみながらも精一杯の笑顔でありがとう!しかも、臆病で大人しめの眼鏡女子!くぅ~これが萌か!ギャップ萌えなのか!)
めが杏子「それじゃあ…」
めが杏子「天にまします我らの父よ…」
ほむら「!!」
めが杏子「み心の天に成る…」
ほむら(たかがカロリーメイトを一個食べるだけなのに!?)
めが杏子「…アーメン…それじゃあ、いただきます」
めが杏子「うん。美味しい…」
ほむら(しかも、食べカスを落とさないように、左手を口の下で広げてる!?)
ほむら(ひぃー!!こんなの杏子じゃない!!)
めが杏子「ごちそうさまです」
ほむら(食べるの時間かかりすぎ…)
ほむら(普段の杏子の10倍はかかってるわよ)
ほむら(この杏子には慣れないけど、眼鏡の効果は理解できたわ)
ほむら(杏子で、こんなにも変化したのだから、他の人で試してみても面白そう)
ほむら(特にギャップを楽しめる人間の方がいい…となると、さやかね)
ほむら(テレパシー発信!)ビビビ
ほむら(聴こえる?さやか)
さやか(はい、美樹さやかです。ただいま、留守にしており…)
ほむら(ふざけた事しないで。何でテレパシーに留守番機能がついてるのよ)
さやか(たはは、ばれちゃったか。ごまかせると思っていたのになあ)
ほむら(私の事、そこまで馬鹿だと思ってるの?あなたじゃあるまいし)
さやか(それは酷いよ、ほむら!)
ほむら(それより、今あなた暇?ちょっと面白い物見せたいのだけど)
さやか(何、何?面白いものって!)
ほむら(見てからのお楽しみよ)
さやか(わかった!超スピードでほむらの家までひとっ飛びしちゃうよ!)
ほむら(テレパシー解除…っと)
めが杏子「あの…どうかしたの?」
ほむら(あっ、杏子の事忘れてた)
ほむら(まあいいか。この状態の杏子をさやかに最初に見せるのも面白そうね)
ほむら「美樹さやかを呼んだのよ」
めが杏子「ええー!!み、美樹さんが!!」
ほむら「どうしたの?」
めが杏子「あわわわ…」
ほむら「どうしたの?顔を赤らめて」
めが杏子「いえ…何でもないです///」ウジウジ
ほむら(ウジウジしてうざい…)
ピンポーン!
ほむら「来たわね」
めが杏子「ええ!どうしよう…心の準備が…」
さやか「やっほー!呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!さやかちゃんただいま到着!」
ほむら「いらっしゃい」
さやか「来たよーほむらー!あれ?杏子もいたの?」
めが杏子「こ、こんにちわ。み、美樹さん…」
さやか「どうしたのさ杏子、顔を隠してさ。うん?美樹さん?」
めがあんこは脳内再生が困難だな
めが杏子「あの…恥ずかしくて…」
ほむら(顔まで隠すなんて、どんだけ恥ずかしがり屋なのよ!私でもそこまでじゃなかったわよ!)
さやか「恥ずかしい?杏子に一番似合わない言葉だなあ。恥なんて全然気にしないタイプの女の子なのに」
めが杏子「そ、そんな!酷い!」
さやか「それに顔隠してちゃ、可愛い顔が見えないよー。なんつって!」
めが杏子「キャッ!」
さやか「め、めがね!?」
めが杏子「か、可愛い女の子だと思った?ざ、残念!眼鏡杏子です…」
さやか「かわいい…」
めが杏子「そ、そんな!可愛いだなんて///」
さやか「いや、本当に可愛いよ!あの杏子が、眼鏡!くぅ~これが萌か!ギャップ萌えなのか!」
めが杏子「う、うれしい///」
さやか「杏子に眼鏡が似合うなんて意外だねー」
めが杏子「えへへへ///」
ほむら(なんか二人のやりとりがウザい…)
さやか「あーなんか喉乾いてきちゃったなあ。ほむらー飲み物ちょうだーい」
ほむら「冷蔵庫にお茶が入ってあるわよ」
さやか「それじゃあ持ってきてー」
ほむら「コップは台所にあるものをどれでも使っていいから、自分でとってきなさい」
さやか「おーい、ほむらさ~ん?この家は客にお茶を出させるのか~い?」
ほむら「イラッ」
めが杏子「あ、あたしが取ってきますから!喧嘩しないで!」
さやか「え?う、うん、お願い…」
さやか「さっきから気になったんだけど、今日の杏子何か変じゃない?」
ほむら(やっと気づいたか…)
めが杏子「どうぞ美樹さん。あと暁美さんも」
ほむら「私の分まで持ってきてくれるなんてありがとう」
さやか「ありがとう…」
さやか(おかしい…杏子がこんなに気がきくなんて…)
さやか「あっ!」ツルっ
バッシャー
めが杏子「キャー!」
さやか「ごめん杏子。あたしのせいで服にお茶かかっちゃって。あービショビショだ…」
ほむら(杏子の変化にさやかが動揺してる!?)
めが杏子「い、いえ大丈夫です。それよりも、美樹さん。新しいお茶持ってきます」
さやか「お茶なんてどうでもいいよ!ほむらタオルない?」
ほむら「お風呂場にあるからとってくるわ」
めが杏子「あたしの事はどうでもいいんです。それよりも美樹さんのお茶を…」
さやか「こんなの杏子じゃない…」
めが杏子「え?」
さやか「あたしの知ってる杏子は、もっと言葉づかいが乱暴で、がさつで、ガキで、食い意地がはってて、素直に感情を吐き出すやつだー!あんたみたいな絵に描いたようなお淑やかで引っ込み思案な眼鏡っ子じゃない!」
めが杏子「そ、そんな、ひ、酷い!」
さやか「あんた、もしかして魔女のくちづけにやられたんじゃ…いや、もしかしたら今、目の前にいる杏子自体が魔女の作った幻という可能性もある…くそー魔女め、杏子をどこにやったの!」
めが杏子「ええー!!」
さやか「魔女め!あんたを許さない!杏子を返せー!!」
めが杏子「あわわわ…」
ほむら(私がタオルを取りにいってる間に、修羅場が始まっていたわ…)
さやか「杏子を返せー!」
めが杏子「キャー!助けてー!」
ほむら(こうなったら仕方ないわね…)
ほむら「杏子、眼鏡返してもらうわよ」
杏子「あれ?」
さやか「くそー杏子は乱暴でがさつで食い意地がはってるけど良いやつだったんだ!それなのに、それなのに!」
杏子「乱暴でがさつで食い意地がはってて悪かったな!」
さやか「あれ?」
杏子「さっきから好き放題言いやがって…」
さやか「やったー!いつもの乱暴でがさつで食い意地がはってる杏子だ!」
杏子「ほほー…喧嘩売ってんだよな、さやか?」
さやか「しかも喧嘩っぱやい!やっぱりいつもの乱暴でがさつで食い意地がはってる杏子だ!わーい!」
杏子「人もおちょくるのもいいかげんにしろよな…」
ほむら(この状況を打破するには…)
ほむら「さやかに眼鏡装着!」ジャキーン
めがさやか「え?!」
杏子「覚悟しろよさやか!」
めがさやか「や、やめてー!佐倉さーん!」
杏子「へ!?」
めがさやか「ご、ごめんなさい…許して佐倉さん…お願い、乱暴はやめて…」
杏子「え?え?」
めがさやか「本当にごめんなさい…だからやめて…」うるうる
杏子「どういうことだ、おい…」
めがさやか「ごめんなさい佐倉さん。あたしが、あなたを傷つけるような事を言ってしまったから、怒ってるんだよね…。あたし、何てことをしちゃったんだろ…」
杏子「こんなのさやかじゃない…」
杏子「さやかは馬鹿でアホで空気が読めなくて意地っ張りで強情なやつだけど、もっと自分の意思を持ってるやつなんだぞー!お前みたいな素直に自分の非を認めるけど、すぐ弱音をはくような弱虫なんかじゃない!」
杏子「さては魔女の仕業だな!魔女め、さやかを返せ!!」
ほむら「何であなたまでそうなるのよ!!」
てす
ほむら「かくかくしかじか」
杏子「なるほどー、眼鏡の効果なのか」
ほむら「ええ、そうなのよ。何故、眼鏡にそんな効果があるか、わからないけど」
杏子「まあ、魔法少女なんて不思議なもんがあるんだ。性格が変わる不思議な眼鏡があってもおかしくないだろ」
ほむら「魔法少女を比較対照にされたら、納得してしまいそうになるわ」
めがさやか「あのー…あたしは何で呼ばれたんですかー?」モジモジ
ほむら「あっ…(さやかに眼鏡を装着させる事はできたけど、その後何をさせるかなんて考えてなかったわね…)とりあえず、待機しててもらえる?」
めがさやか「はい…」
杏子「なんか眼鏡をかけたさやか、ウジウジしててきもいなあ」
ほむら(あなたも眼鏡かけてた時は、ウジウジしてたわよ)
めがさやか「ウジウジして、ごめんなさい…やっぱりあたし駄目な子だ…」
杏子「はあ?急に何言ってんだよ?」
めがさやか「あたしってほんと駄目な子だ…」
杏子「あー!もういちいち暗い事言うな馬鹿!」
めがさやか「あたしってほんと馬鹿…」
杏子「だー!!!うぜえええええ!!!」
これはなかなか
へえ
杏子「馬鹿、馬鹿言ってるんじぇねえ!お前はできるやつだ!もっと自分を信じろ!」
めがさやか「でも…」
杏子「あたしがお前はもっとできる奴だって言ってるんだ!そんなあたしをお前は信じれないのか?」
めがさやか「そんな!」
杏子「じゃあ、信じてくれよ…」
めがさやか「…はい///」
ほむら(眼鏡をかけてると素直になるのね…)
まどはよ
QB(これは凄いものを見たぞ…)
QB(あんな眼鏡があったなんて…いったいどういう力が働いて、人間の性格が変化するのかわからないけど、あの眼鏡があれば、まどかも…)
・
・
・
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
めがまどか「え?でも…ほむらちゃんに駄目って言われているし…」
QB「契約してよ!」ズン!
めがまどか「ひっ!?」
QB「魔法少女になってよ!」ドン!
めがまどか「は…はい…」
・
・
・
QB(よし!上手くいくはずだ!)
そうきたか
めがさやか「佐倉さんってやっぱり凄く優しい人ですよね」
杏子「な、なんだよ///さやかがそんな事言うなんて気持ち悪いぞ!」
めがさやか「そ、そんな酷い!やっぱり、あたしって佐倉さんに嫌われてるんだ…」
杏子「わ、悪い!謝るから落ち込むなって!」
ほむら(なんかイラッとくるわ…人の目の前でイチャイチャするんじゃないわよ)
ほむら「ウザいから眼鏡とるわよ」
さやか「あっ!」
杏子「凄く優しいって言われて恥ずかしくなったから、ごまかそうとしただけなんだよ…お前を気持ちが悪いなんて本気で言うわけないだろ!お前を嫌いな事なんてあるもんか!お前はあたしにとって凄く大切な人間だ!」
さやか「へ!!そんな風に思っててくれたんだ///ふーん…」
杏子「!!!」
杏子「わー///今の取り消し!!ほむら、眼鏡外したなら言えよ!」
ほむら(結局、眼鏡を外してもイチャイチャするのね…)
QB(良し!眼鏡を外して机に置いたぞ!)
QB(隙を見て…奪取だ!)ダッ!
QB(やった!誰にも気づかれず眼鏡を手に入れたぞ!…うわぁ!)ツルッ!!
QB(誰だ!?床にお茶をこぼしたのは!?ちゃんと吹かないから転んじゃうじゃないかああああああああ!!!)
ゴテン!!
ほむら「何!?今の音!?」
杏子・さやか「何だ、何だ!」
ほむら「キュウべえじゃない!いったい、何を…」
めがQB「あいたたた…」
ほむら・杏子・さやか「キュ、キュウべえが眼鏡をかけている!!??」ガビーン!
ほむら(机に置いてあった眼鏡がない!という事は…)
ほむら「キュウべえ!その眼鏡って、まさか…」
杏子「どうしたんだよキュウべえが眼鏡をかけるなんて…」
さやか「人間の文化を試してみたくなったの?」
めがQB「そんな…みんないっぺんにしゃべりかけられると僕、は、恥ずかしいよ…///」
ほむら・杏子・さやか(何かきもい!!!)
茶番はいいからさっさと将棋始めろ
杏子「なあ、これってあの眼鏡じゃあ…」
ほむら「ええ、あの眼鏡よ。まさか、インキュベーターにも効果があるなんて…」
さやか「え?何?何?何の話?あたしだけ全くわけがわからないよ状態なんですけど」
ほむら「実はかくかくしかじかなのよ」
さやか「ええー!!!清純派引っ込み思案なハニカミ眼鏡ッ子になる眼鏡だってー!!」
さやか「と、という事は今キュウべえは清純派引っ込み思案なハニカミ眼鏡ッ子なインキュベーターになってるの!?」
めがQB「み、美樹さん、大声出すのは止めて…」
めがQB「ウジウジ…ソワソワ…」
ほむら「さて、この眼鏡ッ子キュウべえをどうしましょうか」
杏子「こんな弱々しいキュウべえが見れるなんてな。日ごろの仕返しにイジメてやろうか?」ニヤニヤ
めがQB「ら、乱暴は止めて!」
さやか「弱いものイジメは好きじゃないけど、キュウべえなら別かなあ」ニヤニヤ
めがQB「た、助けてー!!」
ほむら「待って。良い事を思いついたわ」
ほむら「キュウべえ、話があるのだけれど」
めがQB「は、はい。何でしょうか?」
ほむら「魔法少女を全て元の人間に戻して、あなた達は魔女とともに母星に帰ってくれないかしら?」
めがQB「えええ!!」
ほむら「それで返事は?」
めがQB「だ、駄目に決まってるじゃないか!」
ほむら「ふーん、断るつもりなの…なら実力行使をするしかないわね」カチャッ
めがQB「ひ、ひえええ!頭に銃を突きつけないでよ!!」
ほむら「早く返事は?」
めがQB「そんな…僕どうしよう…」
杏子「あたし達からも頼むよキュウべえ」ニヤニヤ
さやか「もちろん、あたし達が叶えてもらった願いは取り消さない事も条件に追加してね♪」
ほむら「さあ、どうするの?」
めがQB「わ、わかりました…」シュン
ほむら・杏子・さやか(流石、清純派引っ込み思案なハニカミ眼鏡ッ子。押しに弱い)
こうしてQBは魔女とともに母星に帰り地球に平和が戻った
ほむら「まさか、こんな事でまどかを魔法少女にさせないという目標を達成し、それどころか地球からインキュベーターを追い出す事ができるなんてね」
杏子「そうだな、あの眼鏡さまさまだな」
さやか「でも、あの眼鏡って何だったんだろうね」
ほむら「さあね。それよりも、ついにまどかを守り切る事ができたのだから清々しいわ」
ほむら「これを機会に告白しちゃおうかしら」
杏子・さやか「おお!!」
まどかの家の前
まどか「ほむらちゃん、伝えたい事って何かな?」
ほむら「えーと、あの、その…///」
まどか「?」
杏子・さやか(はぁ…眼鏡があろうかなかろうが、こういう肝心なとこで引っ込み思案になるのな…)
終わり
マミは死んでた
最後まで読んでくれてありがとうございます。
マミさんについては…何も思いつかなかった
それではおやすみなさい。
おつまみ!
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