アルミン「んっ…?もう朝か……」(49)

アルミン「…ああ、昨日は本を読んでて寝ちゃったのか…」

アルミン「今日は丸一日休日だからまだ読んでない本を全部読んでおこう」

アルミン「ん?こんな本買ったっけ?『新しい本の書き方』?」

アルミン「なになに?
     『文字の行間や配列、ページ送りのタイミングなどを利用し強制的に催眠状態を引き起こす
     そしてトランス状態となった読者に本の内容を刷り込ませ理想の人格を作り上げる…
     
                  ~中略~

     つまり貴方の思い通りに人を操ることが出来るのです!

             この本怪しいなと思った君へ
             そんな怪しい本を最後まで読んでしまってる時点であなたも催眠にかかってますよ』


アルミン「あれ?気が付いたら最後まで読んでる…つまり本物…」ゴクリ

アルミン「しかも催眠本の書き方が頭の中に入ってる…
      今なら書ける…つまりエレンとミカサの性格を修正できる…!
      こ、これで胃痛から解放されるはずだ!」カキカキ

あ、直接的な表現はないですが漫画読んでない人は注意したほうがいいかもしれません

昼食時


エレン「おう、アルミン。午前中はずっと本読んでたのか?」ガチャン

アルミン「う、うん。ちょっと面白い本見つけて…それより今日はミカサと買い物に行ったんじゃなかったっけ?」

エレン「ああ、必要なものはもう買ったし午後から自主練でもしようかと思って帰ってきた」モグモグ

アルミン「せっかくの休日なんだから外で遊んで来ればよかったのに…」モグモグ

エレン「ミカサと一緒だとずっと世話を焼こうとして来るんだ…なぜか俺の下着のゴムの緩みとか知っているし怖いんだよ…」

ミカサ「私は何でも知っているし、なんでもやる。頬についた食べかすをぬぐうのも私の仕事」フキフキ

エレン「ひぃ!や、やめろよ!今日のミカサは怖いし早く食べよう」モグモグモグモグ

アルミン「そ、そうだ、さっき言ってた本…エレンも読んでみる?」

エレン「えー俺は本読むより身体動かしてる方が性に合ってるからな…」

アルミン「食べてすぐ動くと気持ち悪くなるし最初の2,3ページ眺めてみるだけでもしてみてよ」

エレン「じゃあちょっと読んでみるかな?タイトルは…あれ?書いてない…というか中身も手書き…?」

アルミン「あっ!い、いやっタイトルは…たしか、先入観を無くすためにつけてないとか…
     あと手書きに見えるのはそういう風な印刷をしてるんだって!」

エレン「そうなのか、まぁいいや借りてくぞー」テクテク

アルミン「…ふぅ」

ミカサ「エレンが私から逃げた…エレンが…エレンが…」

アルミン「あれは無視してたんじゃなくって照れてたんだよきっと」

ミカサ「今日はせっかく二人で出かけたのに…せっかくの休日だから遊べたのに…
    どうすればエレンは私の言うこと聞いてくれるの?ねえアルミン教えてよねぇねぇ」

アルミン「(ひぃ!)そ、そうだ!エレンと共通の話題を持つって言うのはどう?」

ミカサ「…。共通の…話題?」

アルミン「うん。さっきエレンに渡した本なんだけど多分エレンの事だからはまっちゃって夕飯までに読み切っちゃうと思うんだ。
     そこでミカサがおんなじ本を読んでいたら…?」

ミカサ「っ!!エレンとの話が盛り上がる→エレンが私に惚れる→結婚!」

アルミン「…うん。とりあえずこの本を読むといいよ…」

ミカサ「…さっきと本の厚さが違う?」

アルミン「っ!あーきっとさっきのは僕が読んだから折れ曲がったりしてちょっと分厚く見えてたんだよ」

ミカサ「…そう。…読んでくる」テクテク

アルミン「行ってらっしゃいー」

昼食後

アルミン「あーさっき慌てて昼食を取りに行ったから散らかしたままだった…片づけよう」

アルミン「2冊も作っちゃったしもう催眠本の作り方はマスターしたかな?」

アルミン「あ、そうださっきの2冊の仮タイトルと要約をまとめておこう」


エレン本:最後の夏
要約:いつも一緒に居る仲のいい男の子と女の子が居たが、女の子の親の都合で遠くへ引っ越すことになってしまった。
   二人は手を取り合い逃げた…お金が尽き…憲兵団に追われ…二人がたどりついた最後は…!
   「俺、お前が居なくなる前に言わなければならないことがあるんだ…」

ミカサ本:猫の気持ち
要約:この世には手を出したくなる可愛さがある!この世には世話をしたくなる可愛さがある!
   この世には撫で回したくなる可愛さがある!この世にはまもりたくなる可愛さがある!しかし!!
   「僕が好きにゃら遠くから見ててくれにゃ!無理矢理かまうと逃げちゃうにゃ!」


アルミン「両極端になったけど…夕飯時が楽しみだなぁ」

夕飯時

エレン「―――」ボー

ミカサ「―――」ボー

アルミン「あれ!?二人ともどうしたの!?」

エレン「―――」ボー

ミカサ「―――」ボー

アルミン「あの本のせいなの?こっち向いてよ!」

エレン「―――」モグモグ

ミカサ「―――」モグモグ

アルミン「無表情でご飯食べないで怖いから!僕が悪かったからこっち見てって!」

エレン「―――」テクテク

ミカサ「―――」テクテク

アルミン「二人とも部屋に戻っちゃった…明日もあのままだったらどうしよう…」

翌日

アルミン「エレン…おはよう?」

エレン「おう!アルミンおはよう!…どうかしたか?」

アルミン「いやなんでもない(よかったいつものエレンだ)」

エレン「昨日の午後はがっつり休んじゃったみたいだな。ほとんど記憶がないや」

アルミン「へ、へー」

ミカサ「おはよう」

アルミン「やぁおはようミカサ」

エレン「お、おう///」

エレン「ごめん!ちょっと俺あっちでコニーと話があったんだ///」

ミカサとエレンの無表情は怖いわな

ミカサ「…わかった。じゃあ後で(エレンの様子がおかしいけどヘタに構っちゃダメ…)」

アルミン「…(あれ?これもしかして…?)」

エレン「お、おう!ひ、昼は一緒に食おうな///」

ミカサ「(エレンからならいいよね)…?エレンが望むなら」

エレン「///」パタパタ

アルミン「ミ、ミカサ?エレンを追わなくていいの?」

ミカサ「今すぐ追いたい。
    けど、かまいすぎはよくない」

アルミン「そう(キター!)」

格闘訓練中

エレン「…(今朝からミカサを見ると胸がドキドキする…)」チラッ

ライナー「ハッ!」バシッ

エレン「あっ」ドサッ

ライナー「…さっきからどうした?よくよそ見するし集中してないし…」

エレン「あーすまん。なんでもないから気にするな」

ライナー「んーまぁいいか俺の勝率が上がるしな」

エレン「いや、今からちゃんとやるよ」ドン

ライナー「っ!おい!まだっ!準備が!おぁ!」ドシン

数日後

アルミン「どうしたの?相談って?」

エレン「実は…ミカサが気になってしょうがないんだ…」

アルミン「それで?エレンはどうしたいの?」

エレン「分からないんだ…俺はどうすればいいんだ?」

アルミン「普通に告白すればいいんじゃないの?」

エレン「…もし調査兵団に入って死んだりしたら悲しませることに…」

アルミン「何も言わずに死んだ方がより悲しまれるよ。騙されたと思って告白してごらん」

エレン「…何も言えずに居なくなるのは悲しいもんな。」

さらに数日後

エレン「俺ミカサと付き合うことになった!」イチャイチャ

ミカサ「アルミン、ありがと」イチャイチャ

アルミン「二人とも素直になれたんだ!よかったよ!
     (これで胃痛なくなる!)」

エレン「ミカサかっこいいよミカサ」イチャイチャ

ミカサ「エレン可愛いよエレン」イチャイチャ

アルミン「う、うん。(これでもう相談されずに済む!ぐっすり寝れるや!)」


ライナー「アルミン!あれを何とかしてくれ!」

ジャン「アルミン!俺はどうすれば…」

サシャ「アルミン!死ぬほどパンが食べたいです!」

…etc

アルミン「もう、みんなの、願い事が、辛い…」

アルミン「よし!こうなったら明日は休みだし今夜中に皆の分の本を書こう!」コンコン

アルミン「失礼します!第104期訓練兵団所属アルミン・アルレルトです!
     キース教官は御在席でしょうか!」

キース「どうした?何か用か?」

アルミン「はっ!明日は休日のため今夜遅くまで勉強しようと思い
     図書室の使用許可を頂きに参りました!」

キース「(何と優秀な…)そうか。鍵を渡すから思う存分勉強しろ!」

アルミン「はっ!ありがとうございます!失礼します!」

キース「(あっ!そうだ)少し待てアルレルト」ゴソゴソ

アルミン「はっ!」

キース「勉強中疲れたらこの紅茶を飲むといい」←紅茶入りブランデー

アルミン「はっ!ありがとうございます!」

アルミン「ふぅ。無事許可をとれた…飲み物まで頂けて…キース教官は実はいい人なんじゃないか?」

アルミン「よし!ちゃっちゃとみんなの分の本を書いてしまおう」

アルミン「簡単に書けそうな人から書いちゃおう」

1ジャン
2サシャ
3ベルトルト

アルミン「ふぅ。ちょっと休憩してもらった紅茶を飲もう」ゴクゴク

アルミン「ん?美味しいなこれ!筆が乗ってきた続きを書こう」

4コニー
5アニ
6クリスタ

アルミン「あれ?もうこうちゃがなくなっちゃったなー…」

キース「どうだ?捗っているか?(酔っ払いアルミン可愛いな)」

アルミン「っ!!!はっ!はかどっておりますです!きーすきょおかん!」

キース「(やばいマジ可愛い)紅茶を持ってきただけだ。鍵は明日返せばいいからほどほどにしとけよ」←ブランデー入りブランデー

アルミン「はっ!あいがとおございましゅ」

アルミン「やっぱりきょおかんはいいひとだ…ほかのひともかいちゃお」

7ユミル
8ライナー
9マルコ
10ミーナ

アルミン「よし!これでおわりーあっおれいついでにきょうかんにもかこー」

11教官

アルミン「かんせーもう寝よお…」バタッ

アルミン「…」グゥグゥ

翌日

アルミン「ううう…図書室で寝ちゃった…頭痛いなぁなんでだろ…」

アルミン「とりあえず本が出来てるしまぁ問題ないかなぁ…」

アルミン「…よし!みんなに配ろう!」


アルミン「!ジャン!この前の相談なんだけど!」

ジャン「おう!でも解決できる問題なのか…?」

アルミン「もちろん!この本読めば解決できるよ!」

ジャン「本で!?中に似たような状況のキャラでもいんのか?」

アルミン「うん!とにかく読んでみてね!」

ジャン「俺なんかのために…サンキューな!」


ジャン本:あいつと俺とあの娘と俺と
要約:職場で同期の可愛い彼女。しかしその娘には彼氏がいてそれが同期のあいつだった!
   対立しあう二人!嫌味な上司!手を組むしかない二人!
   「気にくわないが手を組もう。そしてやられたらやり返す。倍返しだ!」

半沢かよw

アルミン「えっと次は…サシャ!」

サシャ「はい?パンをくれるんですか!?」

アルミン「いや、そういうわけじゃないけど…この前の相談について」

サシャ「ああ!パンを死ぬほど食べれるって話ですか!?」

アルミン「うん。ちょっと違うけどこの本で解決できるかも…」

サシャ「本ですか…?食べるんですか?」

アルミン「いや…本だから読んで…」

サシャ「あ、はい…とりあえず読んでみますね。ありがとうございます」


サシャ本:満腹感と空腹感
要約:満腹感を早く得て空腹感をすぐ無くすマル秘技100個!
   100回噛めばちょっとで満足!?小指をしゃぶればおなかが膨れる!?
   「食べることが幸せ?それとも満腹になることが幸せ?」

アルミン「えーっとベルトルト?」

ベルトルト「っ!アルミン?」

アルミン「うん。いきなり呼び止めてごめんね」

ベルトルト「いや!まさか僕に話しかけてくれるとは…」

アルミン「ちょっと面白い本があってさ…読んでみたくない?」

ベルトルト「え?僕に?」

アルミン「うん。ベルトルトに向いてそうな本を見つけたんだ!ぜひ読んでよ!」

ベルトルト「あーうん。ありがとう。読んでみるよ」


ベルトルト本:人と人との付き合い方
要約:何を話せばいいかわからない。二人っきりになると気まずくなる。あまり人と関わりたくない
   そんなあなたにこの一冊!ちょうどいい距離感を保ちつつ言いたいことを言えるようになります
   「人間関係は離れりゃいいという物ではない。言うべきことは言いましょう」

アルミン「よし、次はコニーか」

コニー「ん?なんか呼んだか?」

アルミン「うん、コニーって座学苦手だよね?」

コニー「う゛ッ!難しいこと考えると頭が痛くなるんだよ…」

アルミン「それなんだけど、この本を読むといいよ」

コニー「いや…本を読むことが苦手で…」

アルミン「この本はするすると読めちゃうよ?最初の数ページでいいから読んでみて」

コニー「お、おう…読んでみるわ…」


コニー本:どんな人間でも勉強ができるようになる本
要約:足し算から超ひも理論までこの1冊で解決できます。どんなバカでも一晩で…!
   数学や物理などについてだけだが結果だけでなく理論や考え方も学べます。
   「アルキメデスからアインシュタインまでこれを読めば理解できます」

アルミン「次は…」

アニ「アルミン?何やってるの?」

アルミン「っ!ア、アニ!?い、いやちょっと…」

アニ「?サシャが本をもらったって喜んでたけど…本配ってるの?」

アルミン「あーいや、うん…配ってるよ。……アニの分も…あるけど…?」

アニ「へぇ?誰の本なの?」

アルミン「ひ、秘密なんだ…先入観無しで読んでもらいたいし!」

アニ「ふぅん。まぁいいわ。読んでみる。ありがと」

アルミン「う、うん」


アニ本:金色のあいつ
要約:敵国に忍び込むスパイ。その存在を知った王子様。秘密を知った以上消さなければならない!
   自分より少し背が高く、博識で、何より優しい王子様とのラブロマンス作品!
   「人類を…世界を…すべてを裏切っても私はあなたを裏切らない」

アルミン落としにかかってるな

アルミン「アニに渡しちゃった///大丈夫かな?」

ユミル「お、アルミン居たぞ」

アルミン「え?」

ユミル「クリスタと探してたんだよ。なんか本配ってるんだろ?」

クリスタ「ええ、ちょっと気になって探してたの」

アルミン「ああ、噂になっちゃってるのかー」

クリスタ「うん。私たちの分もあるの?」

アルミン「もちろんあるよ!まずクリスタだね」

クリスタ「これかー内容はどんな本なの?」

アルミン「ひみつ!とりあえず読んでみてよ」

クリスタ「ありがとっ!よんでみるよ」


クリスタ本:聖母と呼ばれた女性達の表と裏
要約:歴史上で聖母と呼ばれた女性達の真実がここに!表では神様や天使と呼ばれた彼女たち!
   新たに発掘された資料から彼女たちの闇の部分を掘り下げた発禁物の一冊!
   「男?金稼ぐ奴隷でしょ?女?皆私より不細工よね?」

エレンとミカサ付き合ってるから。アルミンはアニを落とす気だな

黒スタかwww
これは期待

ユミル「おい!私の分は?」

アルミン「ああユミルの分ね。ちょっと待って」ガサゴソ

ユミル「おいおいなんでそんな奥にあるんだよ?」

アルミン「ああごめん。順番のせいかな?ちょっとよく覚えてないな」

ユミル「ん?順番?まぁいいや早く渡せって」

アルミン「あ、ああはいこれ」

ユミル「サンキューな。さてクリスタ戻って一緒に読もうかねー」

クリスタ「ふふふ。アルミンっほんとにありがとねー」

アルミン「うん。じゃあね(実はアニ辺から書いた内容の記憶がないんだよな…何書いたっけ?)」


ユミル本:女性は猫をかぶるもの
要約:嫁入り前に一度は読みたい!言葉使いから行動までこれを読めば完璧なお嬢様の出来上がり!
   ちょっと歩く際のラインを崩さないコツから落ちた物を拾うしぐさ、料理を食べるしぐさなど全部マスターできる一冊
   「基本としましては語尾に『ですの』を付ければいいですの」

アルミン「あ、ライナー!」

ライナー「おう、アルミンか、どうした?」

アルミン「いまみんなにお勧めの本を配っててさ」

ライナー「あーそれが原因か」

アルミン「へ?」

ライナー「さっきベルトルトが一心不乱に本を読んでたからな」

アルミン「あーベルトルトにも貸したからね」

ライナー「なんか凄い勢いで読んでてびっくりしたよ」

アルミン「ライナーも読んでみなよ。はいこの本」

ライナー「おう。読んでみるよありがとな」


ライナー本:筋肉!筋肉!筋肉!
要約:斜角筋。上腕三頭筋。上腕二頭筋。小胸筋。大胸筋。広背筋。三角筋。外腹斜筋。腹直筋。
   僧帽筋。大臀筋。大腿二頭筋。下腿三頭筋。腓腹筋。前脛骨筋。ヒラメ筋。筋肉マニアに捧ぐ伝説の一冊
   「筋肉のすべてがここに!おまけとして美しいサイドチェストの魅せ方付き」

アルミン「次は…ミーナか。え?ミーナ?」

ミーナ「ん?誰か呼んだ?」

アルミン「あ、ああ。呼んだのは僕だけど…」

ミーナ「アルミン…?あれなんで私に?」

アルミン「(なぜミーナ用の本があるんだろ?)いや、この本読むかなって…」

ミーナ「え?私に?」

アルミン「う、うん。きっとミーナに合うと思って…」

ミーナ「あ、ありがと…」


ミーナ本:ノーマルな人を一瞬で雌豚へ!
要約:SMの基礎知識から応用知識までそろう至高の一冊。図で説明!縄の正しい使い方
   鞭の基本的な使い方や蝋燭、三角木馬の素晴らしさ。ご主人様の見つけ方までお教えします。
   「もっとぉ!もっとお!もっと罵ってぇえぇぇえ!!」

アルミン「マルコが見当たらない…」

マルコ「アルミン呼んだ?」

アルミン「わっ!どこにいたの?

マルコ「ずっと近くにいたよ?…やっぱり早く死ぬと忘れられるんだね…」

アルミン「え?なんか言った?」

マルコ「いや、なんでもないよ。それより本だっけ?」

アルミン「ああ、そうなんだ。マルコ用の本があるから読んでよ」

マルコ「ありがと。…ssでも圧倒的に出番少ないよなぁ…」

アルミン「マルコの様子がおかしかったな…けどこれで配り終えたっと」


マルコ本:異常な友情
要約:貴方の抱いてる気持ちは友情ですか愛情ですか?性別の壁なんて気にしたら負けです。
   少しでも気になる彼にはボディータッチが有効。今なら失恋のショックもあって簡単になびきますよ
   「好きになれば良いジャン!」

アルミン「そうだ!昨日返せなかったし教官に鍵返さなきゃ」

アルミン「ついでになぜかある教官用の本も渡しておこう」トントン

アルミン「失礼します!第104期訓練兵団所属アルミン・アルレルトです!
     キース教官は御在席でしょうか!」

キース「アルレルトか。勉強はしっかりできたか?」

アルミン「はっ!鍵を貸していただきありがとうございました!」

キース「うむ。勉強のためなら問題ない。」

アルミン「はっ!それと余計なことかもしれませんが面白い本を見つけたのでぜひ教官にと…」

キース「そうか。読ましてもらおう」

アルミン「はっ!失礼します!」



キース本:とある青年の手帳
要約:私は狂っているのかもしれないが、今後同じ状況になった人のためにこの手帳を残す…
   私は特定の人物を見ると巨人に見えてしまうようになった…  この書き出しから始まる伝説の小説
   「これは病なのかそれとも真実なのか…」

アルミン「さーて全部配り終わったし明日が楽しみだなー」

エレン「アルミン!今日も本読んでたのか?」イチャイチャ

ミカサ「あんっ!ちょっ!えっエレンん!」イチャイチャ

アルミン「いや、今日はみんなに本を渡してたんだ」

エレン「へー俺にもおすすめの本はないの?」イチャイチャ

ミカサ「ぁっ!だ、だめっ!ちょっとまっんっ!!」イチャイチャ

アルミン「いや、エレンはもう読んだよ」

エレン「あれ?そうだっけまぁいいや」イチャイチャ

ミカサ「ふぅ次はエレンの番」イチャイチャ

エレン「えっ!おれはいいよ!んっ!」イチャイチャ

アルミン「…僕は部屋で本を読んでるね」

ミカサ「うん。おやすみ。また明日だね」イチャイチャ

エレン「あぅ!んっ!ちょっ!まっ!あぁー!」イチャイチャ

翌日

アルミン「みんなおはよう!…あれ?」

エレン「!アルミン!みんなの様子がおかしいんだよ!!」

アルミン「…これはどういう事なの!」

ミカサ「わからない。なぜかこんなことになってた」


ジャン「おいエレン!こっち着て一緒に飯食おうぜ!!二人で一緒に巨人を倒すんだよ!」
サシャ「ふぅ。どうしたのでしょう。まだ半分しか食べてないのにお腹がいっぱいです…ベルベルト食べます?」
ベルトルト「僕はベルトルトだよ?あと、サシャはいつも食べすぎなんだしそのくらいが可愛いよ!」
コニー「そんなことよりも訓練中ワイヤーを刺す際の速度です、が安全かつ一番浅く刺すには…」
アニ「あ、アルミン///どうしよ///寝癖ないよね?///大丈夫?///」
クリスタ「え?うん。アニはかわいいよ!(私のが100倍可愛いけどなwww)」
ユミル「そうですわ!ただでさえアニは美しいのですから化粧したほうがいいと思いますの!」
ライナー「フンッ!フンッ!これで俺の上腕二頭筋がより美しく…!」
ミーナ「ライナーが紐を引っ張れば引っ張るほど縄が食い込んで…痛きもちいぃ!」
マルコ「ねぇジャン!もっともっと詰めてよー」グイグイペタペタ

アルミン「分からない…何でこんなことに…」

ゲスミンwwwwwww

カオスだな…

クリスタが・・・

キース「何を騒いでいる!」

アルミン「き、キース教官!」

キース「アルレルトか。この騒ぎの原因をおしえええええええええええええ!!」

アルミン「どうなされましたか!?」

キース「き、巨人がっ!!そこにっ!!」

アルミン「え!?…エレンじゃないですか」

キース「い、いや15m級の巨人だ!!」

アルミン「だ、大丈夫ですか!?」

キース「お、おいほかのやつらああああああああああああああああ」

アルミン「こ、今度は?」

キース「巨人が4人も…」バタッ

アルミン「キース教官が倒れた!!誰かほかの人を!!」

アルミン「あの後他の教官が来てキース教官を担いでどこか行ってしまった」

アルミン「そして結局今日は休みになった」

アルミン「みんな部屋に戻って行った。そして僕は…」

アニ「アルミンはお茶でいい?///」

アルミン「うん///ありがと///」

アニ「気にしなくていいよ!そこで待ってて!///」

アルミン「うん///」

アルミン「(洗脳でアニと仲良くなっちゃったけど大丈夫だよね!
     しかしみんななんであんなことになっちゃったんだろ?
     …まぁいいか!僕はこれで大満足だし!)」

アニ「私はアルミンが好き///あんたは私のことどう思ってるの?///」

アルミン「(あ、あれこの)人類を…世界を…すべてを裏切っても僕はあなたを裏切らない!
     ずっとアニのそばにいるよ!(なんでこんなセリフが…)」

アニ「ありがと!///あの本をアルミンに渡した甲斐あったよ…」クスクスクスクス



                                          ―FIN―

おいおい!まだ始まったばかりじゃねぇか!

くぅ疲w

以上で終わり
洗脳されたみんなを書いてもいいかなっと思ったんだが人が多すぎてカオスになりそうだからやめた
もしかしたら数人ピックアップしてまた今度スレたてるかも

黒アニ×黒アルミンは正義

乙!

それぞれの変化が楽しかった

乙!!
ラストのアルアニに萌えた

乙可愛い

乙可愛い

乙!
冗長にならずキレイにまとまって面白かった
教官に渡した本が普通に読んでみたくなった。

そういうオチか!

なるほどね

オチに感心

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