エレン「夏の日」(37)
※ひたすらぐだぐだしてるだけ。
---男子寮 休日
エレン「あっちー・・・」
アルミン「あっつい・・・」
ライナー「あづー・・・」
ベルトルト「ゆだる・・・」
アルミン「エレン・・・、今日は自主練しないの?」
エレン「そんなことしたら死ぬ」
アルミン「だよねぇ」
ライナー「風も吹かんな、今日は」
エレン「風通しが悪いのか?」
ベルトルト「寮中の窓が開け放ってあるよ・・・」
エレン「あっちー・・・」
ジャン「いるかー?」
アルミン「あ、ジャン。どうしたの?」
ジャン「暇だから来てやった」
エレン「間に合ってるよ」
ジャン「そう言うなよ。しかしあちぃな、今日は」
エレン「お前が来ると余計暑苦しいよ」
ジャン「喧嘩売ってんのか!暑苦しいのはライナーの方だろ!!」
ライナー「」
ベルトルト「ジャン、思っても言っちゃいけないことはあるよ」
ライナー「否定してくれないのか・・・」ズーン
ジャン「打ち水すれば少しは涼しくなるんじゃね?」
アルミン「あー、それ良いね」
ライナー「よし、ジャン頼んだ」
ジャン「えー・・・暑いからなー・・・動きたくねー・・・」
ベルトルト「堂々巡りだね」
ジャン「井戸で水を汲む、表まで水を運ぶ、柄杓で水を満遍なく撒く」
ジャン「想像しただけで倒れそうだ・・・」
エレン「そんなだったら俺もやだ」
アルミン「僕も嫌だ」
ベルトルト「僕も」
ライナー「振り出しに戻ったな」
キャッキャッパシャパシャ
エレン「ん・・・外で声がする・・・」
アルミン「あれは・・・サシャとクリスタとユミル?」
ライナー「!」
ジャン「おー、水撒いてくれてるぞ」
ベルトルト「考えることは一緒だね。行動力が違うだけで」
ライナー「ああ、今日も天使・・・このクソ暑い中、一陣の清風が吹き抜けたようだ・・・」
アルミン「あ、こっちに気付いた。おーい」ヒラヒラ
ライナー「よし、俺も手伝ってくる!」ダッ
ジャン「あいつ動けるじゃねえか」
エレン「よく走る気になるよな」
ベルトルト「あ・・・3人とも撤収しちゃった」
アルミン「走り損だね」
ライナー「間に合わなかった・・・」グスン
アルミン「気付くのが遅かったね」
エレン「あ、今冷やっこい空気が一瞬来た」
ベルトルト「やっぱり効くなあ」
ジャン「あー・・・心が洗われる・・・」
ライナー「クリスタの打ち水でできた風・・・」
アルミン「爽やかさが台無しだよ・・・ライナー・・・」
ジャン「お前さ、結婚結婚言ってるけど、実際女に聞かれたら引かれるんじゃね?」
ライナー「結婚は正義だ」キリッ
ジャン「重いだろ、若いうちから結婚とか」
ライナー「え・・・そうなのか・・」
ベルトルト「僕らまだ子供の範疇だからねぇ」
アルミン「ジャンだってミカサミカサずっと言ってるじゃないか」
ジャン「結婚がどうこう言った覚えはねえよ」
ベルトルト「ジャンもねぇ・・・ミカサにこだわらなければ結構モテると思うんだけど」
ジャン「別にモテたい訳じゃねえよ」
ライナー「じゃあ、もっとこう・・・かるーくちゃらーく行った方が良いのか?」
アルミン「んー、似合わないと思うなー。ライナーだとそっちの方が引かれそう」
ベルトルト「普通で良いと思うよ。頼り甲斐はあるんだし」
アルミン「取りあえず秋になるまで近付かないようにしなよ」
ベルトルト「そうそう。何もマイナスポイントを稼ぐ必要はないよ」
ライナー「どういう意味だそりゃ!?」
コニー「おー、揃ってんなー」
ベルトルト「コニー、随分大荷物だね?」
コニー「母ちゃんが食いもんいっぱいくれた。悪くなるからみんなで食おうと思ってな」ドッコイショ
ジャン「トマトにキュウリに・・・トウモロコシか。・・・ってあちぃ!」
コニー「トウモロコシはすぐ悪くなるからな。今茹でてきた。うめーぞ」
アルミン「野菜も作ってるんだ」
コニー「母ちゃんが小さな畑をな」
エレン「なーコニー、トマト食っていい?」
コニー「いいぞー、好きなだけ食え」
エレン「おー、すげー冷えてる。うめー」シャクシャク
コニー「井戸でキンキンに冷やしてきた」
アルミン「僕はキュウリもらうね」
コニー「塩も持ってきたぞ」
ベルトルト「至れり尽くせりだね」
ライナー「意外と女子力高いな。コニー」
コニー「・・・で、何話してたんだ?」
ベルトルト「人生における結婚の意義について」
アルミン「そうだったっけ」
ジャン「ガキの頃から結婚式のプランを練ってるような男は逆に一生結婚できねーんだよ」
ベルトルト「ライナーもいくらなんでもそこまでは・・・」チラッ
ライナー「・・・・・・・・・茹でたて、美味いな・・・・・・・・・」モソモソ
アルミン「うわぁ」
コニー「良く分かんねえけど、自分が結婚とか想像できねえな」
エレン「俺も考えたことない」
アルミン「そっちが普通だよ」
ライナー「・・・・・・・・・」モソモソ
コニー「あ、でもな。結婚式には出たことある。あれはいいもんだぞ」
ライナー「」ピクッ
アルミン「へぇ、どんなだった?」
コニー「いとこの姉ちゃんだったんだけどな。美味いもんがいっぱい食えるんだ」
コニー「その場で獲物を捌いたりもするんだぜ!」
アルミン「なに?」
コニー「鹿とかイノシシとかだな。けっこう大物。祝いにきてくれた奴全員に振る舞うからな」
ベルトルト「花嫁が捌くの?」
コニー「ちげぇよw」
ジャン「胴体から離れ、虚空を見つめるつぶらな瞳」
ベルトルト「血と臓物に汚される大地」
アルミン「鮮血に染まる花嫁」
エレン「ホラーだな」
コニー「だから違うって!」
ライナー(参考にならなかった)
アルミン「サシャのところもそんな感じなのかな」
エレン「あー、実家けっこう近かったっけ」
ジャン「サシャならドレス着たまま生きた鹿に食らいつきそうだな」
ライナー「その場で離婚だな」
アルミン「ドレス自体は似合いそうなんだけどねー」
ジャン「黙ってればな。身長もあるし」
ライナー「鹿に食いついてるところがすんなり想像できるところがなー」
エレン「俺は想像できねー」
アルミン「エレンは優しいね」
エレン「ドレス着てるところがだぞ?」
アルミン「ああ・・・」
ベルトルト「あー、でもね。サシャみたいな娘がいたら良いなってちょっと思う」
ライナー「娘?嫁じゃなくてか」
ベルトルト「ご飯食べてるとき、すっごく幸せそうなのがね。なんかこう、たんとお食べって感じで」
コニー「そんな事言ったらメシたかられ続けるぞ」
ベルトルト「僕はコニーみたいに隙を見せたりしないから。大丈夫」
コニー「おれ、隙だらけだったのか・・・」
エレン「じゃあ、サシャと子供作ればいいじゃねえか」
アルミン「エレン、その言い方はちょっと・・・」
ライナー「ど直球できたな」
ジャン「アルミンほっとけ。そいつは自分が何言ったかも分かってねぇよ」
エレン「何だとぉ!?」
エレン「ベルトルトとサシャが結婚したらサシャ・フーバーになるんだな」
ベルトルト「何それwないからwww」
コニー「何となくシマらねぇ名前だな」
ジャン「よく考えたら、フーバーって抜けた感じだよな。上がベルトルトでごたごたしてるから良いけど、難易度高い名字だぞ」
ベルトルト「人の名前を掴まえて言いたい放題だね」
ライナー「・・・クリスタ・ブラウン・・・なかなかまとまってて良いな・・・」
ジャン「おい、何かぶつぶつ言ってるのがいるぞ」
アルミン「そういうのが重いんだと思うよ?」
ライナー「本人いない場所で想像するくらい良いじゃねえか!」
ベルトルト「想像じゃなくて妄想だね」
こうゆうのもいいな
期待です
コニー「あのさー、アルミンも名字言いにくいじゃん?ベルトルトとアルミンが結婚したらベルトルト・アルレルトになるよな」
エレン「おー、早口言葉みてーだ。ベルトルトアレッ・・・アレレレ・・・」
ジャン「言えてねぇw」
アルミン「色々と前提条件を豪快にすっ飛ばしたね」
ベルトルト「僕アルミンのところに婿入りしなきゃいけないの?w」
ライナー「嫁が2人に良く食う娘が1人か。お前身を粉にして働かなきゃならんな」
ベルトルト「あ、サシャは残ってるんだ」
アルミン「法律すらガン無視したね。大体、婿入りじゃなくって嫁入りかもしれないじゃない」
ジャン「いいや、婿だろ」
エレン「婿だよなあ」
コニー「婿に決まってるだろ」
ベルトルト「婿だよね」
ライナー「間違いなく婿だ」
アルミン「どういう意味だよ!?」
アルミンは嫁にしかなれないってことさ
アルミン「・・・あーっ・・・」ノビー
アルミン「・・・」クビコキコキ
エレン「肩凝ったのか?」
アルミン「昨日、変な姿勢で本読んでたからかなー・・・」コキコキ
ベルトルト「ちょっといい?・・・あー、ちょっと筋張ってる」カタモミモミ
アルミン「あ゙ー・・・きもちいー・・・」
ライナー「アルミンはもう少し筋肉付けろ。ちょっとやそっとじゃ肩なんて凝らんぞ」
アルミン「えー・・・ライナーくらいー・・・?」
コニー「顔がアルミンで体がライナーか」
ジャン「化けもんだな」
エレン「ミカサみたいな筋肉の付け方すりゃ良いんだよ。服着てりゃ分かんないだろ?」
ベルトルト「あれにはビックリしたよね」モミモミ
ライナー「色気と言うか殺気が漂ってたな」
コニー「とても敵わねぇって思ったな」
ジャン「お前ら好き放題言いやがって!あれもミカサのチャームポイントなんだよ!!」
ライナー「お前マニアックだなー」
ベルトルト「幼馴染組としてはどう?」モミモミ
アルミン「えー・・・別に・・・ミカサだしねぇ・・・?」
エレン「ミカサだもんなぁ」
ベルトルト「そ、そういうもんなんだ・・・」
ライナー「よく分からんな、お前らは」
ジャン「くそっ、羨ましいのかどうかも分からんが何か腹立つ・・・」イライラ
ベルトルト「頭のここを押すと気持ちいいんだよ」ギュー
アルミン「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
ライナー「何かエロいな」
ジャン「同意求めんな。お前だけだ」
コニー「ライナーってやっぱりホモなのか?」
ライナー「いやいやいやいや、やっぱりっていやいやいやいや」
ジャン「さてはクリスタは偽装結婚要員か」
エレン「偽装結婚って何だ?」
アルミン「この場合は世間体のために愛のない結婚をすることだよあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
コニー「うわ、ライナー酷いなお前」
エレン「なんか・・・クリスタが可哀想になってきた・・・」
ベルトルト「えー、そんなこと企んでたんだ」ギュー
ジャン「鬼畜だな。女どもにチクってやるか」
アルミン「半殺しにされると良いよあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
ライナー「いやいやいやいや、ちょっと待ってちょっと待ってねぇ、みんなお願い話を聞いて」
ベルトルト「はいっ、おしまいっ」ポンッ
アルミン「あー・・・生き返ったぁ・・・ありがとうベルトルトー」
ライナー「入り婿はやっぱり気を使うんだな」
アルミン「まだ引っ張ってたんだ、それ」
ライナー「俺はホモじゃないがお前らはホモだ!」
ベルトルト「八つ当たりはみっともないよ、ライナー」
ジャン「ホモホモ言う奴が一番ホモなんだよ。近寄るな、ホモがうつる」
ライナー「先に言い出したのはお前らだろうが!」
コニー「お、俺も近寄らない方が良いのか・・・?」オロオロ
アルミン「安心して、ホモは病気じゃないから別にうつったりしないよ」
ライナー「否定するのそっちかよ!」
アルミン「何か静かだと思ったら、エレン寝ちゃってる」
エレン「・・・」グー
ジャン「寝込み襲うなよ?ライナー」
ライナー「だから違うってもおぉぉおおおおお!!!」
ベルトルト「こうやって寝てると普段の悪人顔とは違って随分幼く見えるね」ノゾキコミ
アルミン「はは、ミカサもよくそうやってエレンの寝顔見てたよ」
ジャン「けっ」
コニー「ミカサに寝顔をみられる・・・」ガクガクブルブル
ライナー「あの無表情でか・・・」ガクガクブルブル
ベルトルト「想像してみたら怖い・・・」ガクガクブルブル
ジャン「無表情じゃねえ!奥ゆかしいから表情をぽんぽん変えないだけだ!」
ライナー「もう誰も理解できんな」
ベルトルト「恋は盲目だねぇ」
ライナー「日が落ちてきて少しは良い風が入るようになったな」
ベルトルト「ヒグラシがないてる・・・」
アルミン「夏だねぇ・・・」
コニー「夏だなぁ・・・」
ジャン「・・・遊びに行きてぇなあ・・・」
ベルトルト「今日せっかく休みだったのに」
ジャン「この暑い中出掛ける気にはなんねぇよ」
ジャン「大体、門限が早過ぎんだよ。日が落ちる前に寮に戻って来なきゃいけないとかなんなんだよ」
ライナー「そんな暗くなってから何したいんだ」
ジャン「何でもあるだろー、川辺歩いたり星見たり・・・」
アルミン「意外とロマンチストなんだね」
コニー「似合わねー」
ジャン「うるせえよ!」
ベルトルト「でも、相手は誰でも良いわけじゃなくてミカサなんでしょ?」
アルミン「ライナーがクリスタ落とすくらい難しいと思うよ、正直」
ライナー「!?」
コニー「エレンにべったりだもんなー」
ライナー「エレンはあの調子だけどな」
ベルトルト「ミカサも不憫だけど、それ見てるジャンも相当不憫だよね」
ジャン「・・・好き放題言いやがって・・・」
ジャン「・・・んなこと俺が一番分かってんだよ・・・」
アルミン「ありゃ、触れちゃいけないこと言っちゃったかな」
ライナー「見た目によらず一途なんだな」
ジャン「見た目は関係ねえだろ!」
ベルトルト「うーん・・・上手い慰めの言葉は思いつかないけど・・・その内素敵な彼女が出来るよ」ナデナデ
ジャン「ふられるの決定かよ!あとなでんな!」
ジャン「もう俺のことはほっといてくれ!」バタン
ライナー「倒れた・・・そこ、俺の布団だぞ」
ジャン「・・・」ノソノソ
ライナー「なんでそれで移動するんだよ!?」
ジャン「うっせーホモ!」シクシク
ベルトルト「そこ僕の布団・・・まあいいや、涙で濡らさないでね」
エレン「・・・うー・・・」ゴソゴソ
コニー「お、エレン起きたな」
エレン「・・・うぇー・・・首んとこ寝汗で気持ちわりぃ・・・」
アルミン「もうすぐ晩ご飯だよ。着替えてから行けば?」
エレン「・・・そうする・・・洗濯もの増えるな・・・めんどくせぇ・・・」
ライナー「シャツの一枚や二枚でグチグチ言うな」
ベルトルト「ライナーは見ちゃダメ!」
ライナー「お前らこそそれ引っ張んな!!」
エレン「ふう、さっぱりした」
コニー「そろそろメシ行こうぜー」
アルミン「ジャンー、ジャンー?ご飯行くよー?って言うか、寝てないでしょ?」
ジャン「・・・」
エレン「何だ、ジャン寝てんのか?」
ベルトルト「寝てないよ。色々と思うところがあってああなったみたいだよ」
アルミン「9割がたエレンのせいだけどね」
エレン「は?俺何もしてねえよ」
ライナー「世の中自分の思惑の外で動いていくもんなんだよ」
エレン「意味わかんねえ」
ジャン「お前いつまでもアホだから分かんねえんだよ!!」ガバッ
エレン「んだとぉ!?やっぱり起きてんじゃねえか!」
アルミン「はいはい、お腹空いてるから腹立つんだよ。ご飯行くよー」
ベルトルト「コニー、今日もサシャにパンあげるの?」
コニー「あげてるんじゃなくて勝手に持ってっちまうんだよ!急がねえとサシャに遅れる!」ダッ
エレン「あっちいから冷たいスープ出ねぇかなー」
アルミン「例えば?」
エレン「ヴ・・・ビ・・・ビシソ・・・」
ジャン「やっぱり言えてねぇwww」
ライナー「どうせそんな洒落たもんは出んぞ」
ベルトルト「早く涼しくなると良いね」
ガヤガヤゾロゾロ ガラガラピシャッ
おしまい
前書いた奴で日常SSが良い感じみたいなこと言われたから調子に乗ってまた書いた。
日常SSってのがよく分からんが、普段の生活書けば良いん?
こんな感じで良いのかな。
面白かった
乙
乙 いい なんかいい
ゴロゴロ系はやっぱいいわ まったりみれる
乙
厨房あたりは変に刺激を求めるかもしれないけど、こういうマターリ系が好きな人も必ずいるもんだ
今度はガールズサイドでもよろしぅ
面白い言ってもらえると嬉しいな。ありがとう。
ちなみに、前書いた奴の宣伝してって良い?っていうかしてく。
エレン「アルミン!レポート手伝ってくれ!」
って奴書いた。良かったら読んで。
こう言うの好き
ほのぼの系は良い
本編が殺伐としてるんでこういうのも見たくなるわ
女子編きたい
レポートのやつも面白かった
次回作期待してるぞ
乙!ほっこりした
乙!おもしろかったよ!
楽しかった。
劇的でもなく、恋愛でもなく、情事でもない日常のSSがこんなに面白いとは
>>30
あーそれおもしろかった
またいいの思い付いたら書いてねー
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