対魔士物語【安価】 (135)

闇に紛れ、人を狙う存在ーー魔性の者たち
それを狩り、人知れず人を守る存在ーー対魔士

これはとある対魔士の物語

対魔士(男)の特徴
↓3ぐらいまで

黒髪で褐色肌 いかつい顔のマッチョ野郎
頼りがいありそう

巨人

オカマ

絶倫の超が3つ付くくらいの巨根

黒髪で鋭い目付きで170cmのイケメン
黒色の魔法使いみたいな衣装で腰に剣をかけている

黒羽 一葉(くろは いちよう)はどこにいても目立ってしまう。

成人男性よりも頭二つも大きい。日本人に多い黒髪だが、肌も日に焼けた褐色で、筋肉の鎧を纏っているといっても過言ではないほどの筋肉質の体。

だが、この筋肉はスポーツで養われたわけではないと彼を知る人間でも一握りのものは知っている。

そんな男は今日も夜の街を歩く。
漆黒の喪服の上からフード付きのコート姿はまるで死神のようであった。

「あら、依頼ね」

女言葉の独り言が漏れて、依頼を確認する

↓3ぐらいまで>>1が選びます
内容
討伐する妖怪・魔物
依頼主
その他などを書いてください

内容 外傷もなく病気でもないのに人が死ぬ
討伐する妖怪・魔物 魂食い妖怪
依頼主 寺のお坊さん
夜な夜な人間の魂を食べる妖怪

「あー、ヤダヤダ。なんで病院ってこう辛気臭いのかしらねー」

照明が落とされ、白塗りの壁と床で作られた廊下ーーとある病院を一葉は歩く。医療現場とは似つかない烏のような黒の服装と2メートルを越すマッチョな男が歩いていたら、警備員を呼ばれるだろう。

だが、夜勤の看護婦や医師は見ないふりをして警備員を呼ぶ素振りすら見せない。

そうして、とある病室の前で足を止める。

「ここね」

清潔が確保された病室にはベットが一台置かれていた。
様々な医療器具に繋がれた女性が一人、寝かされている。
外傷は見受けられないが、顔は青白く頬が痩けている。

「もう大丈夫よ」

そういって一葉が取り出したのは、西洋造りの剣だった。

その剣を振りかざし、一葉は部屋の隅に突き刺した。

普通の人間には見えないが、もしも「見える」人間には青い肌の邪鬼がのたうち回っている光景があっただろう。

女性を確認すれば、頬に朱が刺し、苦しんでいた呼吸も穏やかになっていた。

「依頼達成っとーー」

一葉は病室を去っていく。


「さって、と、次の依頼はーー」

対魔士に休みはない。
それだけ誰かが危機に陥っていることの証拠であった。

↓1
①獣付きの女性の祓い
②妖怪に捕まった一般女性の救出
③自由安価
同時に女性のプロフィールも

【名前】
【年齢】高校生以上
【容姿】
【その他】

【名前】 白峰 蓮(しろみね れん)
【年齢】16
【容姿】 白髪の和服少女
【その他】冷静無口で鉄面皮。生まれつき霊力が高い為に拐われたが、動じていない。自己主張が少なく体つきも控えめ

番号抜けてた。2


とある寺の縁側に腰掛けてお茶を啜っていた一葉に、隣に座っていた住職は一枚の写真を取り出す。

「あら、可愛い子ね。お人形さんみたいだこと」

一葉の前に差し出された写真。
そこには、白髪と着物を着ているため、一見すれば老人と勘違いするが、顔立ちは美しい少女が写し出されている。
だが、無表情で瞳には何の意思もなかった。

「お前さんに依頼だ。この子の名前は白峰蓮。霊力が高く三日前、妖に拐われた」

「だから、救出? いいけど、遅過ぎない?
この子大丈夫かしら? 霊力が高ければ食べられちゃうわよ、それとも苗床にされちゃうかのどっちかね」

対魔士といえど、時間は戻せない。
妖怪や魔物は自分たちの餌として霊力が高い人間を食い力を高めるか、それなりに知性があれば、女を拐って母体にし、種族を増やす。
三日もあれば、悲惨なことになっているだろう。

「だからこそ、なのだろう。この子の家は大きく、力を持て余していた。悪評が立つのを恐れて学校にも通わせておらんだそうだ」

その説明に一葉は眉を潜め、お茶を飲み干す。
高名な家には妬みなどで意図せず霊力の高い子が生まれることがある。
だが、彼女の場合は高過ぎてしまったのだろう。

「ようは間に合わなかったのは、こっちに責任おっかぶせようって魂胆か……」

住職は何も言わず、無言で茶を啜った。

「いいわ、その魂胆に乗ってあげる」

そういうと、一葉はフードを被り、寺を後にする。

結果から言えば、蓮は無事であった。

幸運なことに、彼女を連れ去った妖魔は下級の鬼がいいところで、高位の鬼への献上品にされるつもりだったため、無事だったのだ。

下級の鬼など一葉の敵ではない。

無事、蓮を取り戻したーーまでは良かった。

「はぁ!?受け取らないですって!!?」

受話器の向こうで住職もため息をついている。

『この子は妖怪にさらわれた。だから、もういらんと、好きにしろと先方は行ってきた』

一葉は頭を抱えたくなる。
もう依頼主は蓮を最初から捨てるつもりだったのだろう。

どうすればーーと悩んでいた時だった。

「もう、いいです」

鈴が鳴くような声で蓮が囀った。

「お兄さん、助けてもらっただけでも、十分です」

「いや、十分って、アンタ…」

「私、どのみち、幸せにはなれないですから」

蓮は、少女は笑った。鬼に囚われの身でも、目の前で鬼を真っ二つにしても表情を変えなかった少女の疲れた笑みは、本当に老婆のようだった。

一葉はーー
↓1
①「なら、雇うわ」(助手にする)
②「なら、幸せにしてやろうじゃないの!(情婦にする)

1


雇うと宣言した一葉の前でも蓮は静かにうなづいただけだった。

しかし、一匹狼でやってきた一葉には少々ハードルが高かった。

まず、死亡扱いになっている蓮の戸籍を裏業者を通じて整え、蓮の一通りの生活道具を揃えた。
家は黒羽家の使っていない部屋を使用させ、霊力を抑える方法や一通りの索敵と護身術を教えさせ、何とかなるまでに一ヶ月近くも要した。

「さて、蓮ははじめての、あたしのカムバック戦に行こうかしら?」

その問いかけに蓮は頭を縦に振った。

依頼
↓3くらいまで一つ選びます。
【依頼内容】
【依頼主】
【その他】

【依頼内容】悪魔に取りつかれた修道女
【依頼主】シスター・クローディア
      15歳 フランス人の枢機卿と日本人のハーフの私生児
      腰まで伸ばした印象的な金髪小柄だがスタイルはいい美少女
【その他】
修道院からは醜聞を揉み消すために手段は問わず殺してでも悪魔を払う事を望まれている
また私生児である為夢魔の娘と後ろ指をさされている

あと蓮を指名しての依頼も可です

なんか一年くらい前にエタってた冒険者の依頼のやつに似てるな

【依頼内容】 女性なら霊力に比例して巨乳になる薬の試薬?
【依頼主】 霊力研究所?
【その他】蓮を指名

【依頼内容】夢魔の追跡調査と退治
【依頼主】以前に一葉に助けられて以来、懇意にしている良家の令嬢(霊力持ち)
【その他】夢魔は命は取らず、近辺から少しずつ沢山の人の生気を奪ってる模様

 とある研究所にて、一葉はコーヒーを啜っている。

 霊力研究所――とある富豪が道楽で超常現象を解析するために作り出した研究所だ。本来は金持ちの税金対策だったらしいが、それなりに成果が出てしまっている。特に一葉のような裏の人間からはこの研究所が生み出した技術を利用する者も多く、いまでは立派な資金源らしい。

 一葉が暢気にコーヒーを啜っているのには、訳がある。

 目の前には数人の研究者と、そして、パンティのみのを身につけた蓮がいた。

 足下まで伸ばした白髪はそのままに、体つきは16歳の少女にしては発育が遅い方だが、胸と尻の発育が悪いだけで、腰はくびれているのが妙に色っぽさを増している。

 研究者は蓮に配慮してか、女性のみであり、本来は一葉も席を外すのが道理だろうが、研究者も蓮も、男の一葉がいても平然としている。

 だから、気にしてるのが自分一人で、余計に羞恥心を煽られて、それを隠すためにコーヒーを飲み下す。

 この研究所では生まれた技術や発見も数多くある。

 妖魔に効力を発揮する武器や霊力が無くても視認できるゴーグル、護符の効力を科学的に再現した照射装置、などなど、物が物だけに表にはでないが、裏家業の人間からは絶賛されている。だが、現時点では試作段階の代物も数多くあった。そのうちの一つが、蓮の前に運ばれた一錠の薬であった。

 この薬は霊力が高い女性に効果を発揮し、その女性が持っている霊力に応じて体の損傷を治癒させる。だが、副作用として乳房、つまり、女性の成長を促進してしまう。

 一葉は男性であるし、同業の女性では成人している女性が多いため、効果が観測できない。そのため、発育が乏しい蓮が選ばれたのだ。

 そして、なにかあったときのために一葉も同席を頼まれている。

 だから、女だけの空間で一葉がいた。

 ちなみに、一葉はおかま口調だが、男性として不能というわけではなく、むしろ絶倫に近いし、性嗜好も一般男性と同じで女性のみに向けられている。

 蓮も、情婦にしてしまおうかと考えるくらいにはストライクゾーンも広い。

 だが、女しかいない空間、それも助手に命じた少女が一人、ほぼ全裸になっているこの状況は厳しかった。しかし、そんな一葉の様子を知らずに、蓮は差し出された薬を飲み込む。


 研究者が固唾をのんで見守るなか、当の蓮には変化はなく、経過していた。

 だが、なだらかな曲線を描いていた蓮の胸が徐々に膨らみはじめ、そして、

「んむ……」

 
(おお……!)

 蓮の細いうめき声と共に、胸は膨らんだ。
 それも、一葉が脳内で喝采を送ってしまうくらいまで。

 胸の頂の乳首は変わらず桜色の綺麗な形をしているが、胸の大きさは蓮には不釣り合いなほどに、巨大な西瓜を二つぶら下げていた。蓮は呆然と、自身の胸を掴んで、大きさを確かめている。

 何か困ったことはありますか?と研究者の問いかけに、蓮は頭を巡らせ、

「――足下がみえない」

 そう答えた。

↓1 実験のため
①蓮の胸を吸う
②蓮の胸を揉む
③自由安価

今日は寝ます。おやすみなさい

牝牛ビキニに着替えさせてひたすらおっぱい責め

2

あと、PCからの書き込みが規制されてるので
PCで書く→メールを送る→スマホで書き込みなのでめちゃくちゃ遅くてごめんなさい

依頼主や依頼内容はいつでも書き込んでもらって大丈夫です。

依頼主とか、細かく書いてなければこっちで書きますから
キャラクターを細かく作りたい方向けのフォーマット

【名前】
【年齢】
【容姿】
【性別】
【その他】

VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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白峰蓮という少女は自己主張がないどころか、自我が希薄であった。

生まれた時から白髪であり、そして家族は蓮の誕生から怪奇現象に悩まされることになる。だからこそ、一通りの教育は受けたものの、悪評を恐れて学校には通わせてもらえず、家から出ない人生であった。

彼女が望めば、何かが起きるため、家族は彼女が主張せず、感情を提起させないように育てて蓮の人格が形成されている。

いつも無表情で鉄仮面で、内心もあまり感情が湧かずにぼーっとしていることが多い。

そんな彼女でも、投薬実験の後の検査用に用意された衣類を手に取って、この研究所は変態なのでは?と疑問を抱かずにはいられなかった。

衣類、というか紐である。その紐に三角形のごく少量の布が二枚、縫われているだけだ。

170センチ近い高身長の彼女だが、発育の悪かった胸には、現在、西瓜が二つついている。
職員が計ったところ、Rカップにまで成長した爆乳を隠すための布地だが、俗に言うマイクロビキニ、しかもボトムも小さなデルタ体である。

布地の柄は白地に黒の斑模様ーーホルスタイン種の牛柄であった。

いっそ全裸がましな格好だが、寒さをしのげるなら、と感情よりも実利を取って蓮は着込んだ。

だが、あまり変わらない防寒着であろう。

トップスの布地は小さく、かろうじて乳頭を覆い被しているが、元々小さな乳輪は隠せず、桜色の輪がはみ出してしまっている。

それに紐の長さも足りず、胸の柔肉に食い込んでしまい、ハムのように縛られてしまっていた。

蓮は胸が大きくなり過ぎて足元が見えていないが、ボトムはもっと淫靡になっていた。

まずこの試薬の効果が傷を治癒させる。その方法は霊力を用いて代謝を促進させるためである。だが、各部位を成長させる副作用があり、服薬前は蓮の髪と同じ白いアンダーヘアもわずかに生える程度だったが、今は生い茂り、アナル付近まで生え伸びていた。

処女の蓮のおまんこも子供のような一本筋でぴったりと閉じているが、ふさふさと隠しているが、ボトムの端からは陰毛が出てしまっていた。

しかし、ボトム自体が小さい。もしも、陰毛が薄くても、筋マンをくっきりと浮かばせ、そして包皮に隠された真性クリトリス包茎を露わにしていたことだろう。

だが、胸が視界を塞いでしまっているため、その惨状に気づかず、ボトムの小ささに不満を持った程度の認識は幸か不幸か。

ともかく、指定された服に着替えた。
あとは、研究所の求めるデータを取るだけであった。なんでも一葉が協力すると聞かされている。
隣室に移動すると、そこにはさまざまな器具ーー蓮は見たこともなかったが、男性器も模したディルドやクスコ、それに足を広げる分娩台を改造したものなど、性的な道具とベットが置かれていた。

ベットには黒のボクサーパンツを履いた半裸の男がいた。

年は蓮と同じくらいで十代中頃、鋭い目つきをしているが、どことなく気まずそうな表情のため、厳つい印象は与えない、顔が整った男だった。

男は、入ってきた蓮を見て、顔を赤く染めてより一層気まづそうであった。

「一葉……?」

自分の雇用主、黒羽一葉ーー2メートル近く、褐色の筋肉質の巨漢とは似ても似付かいのに、なぜか蓮にはその男が一葉に重なった。


男は驚き目を見開く。

「ーーどうしてわかった?」

声には多分に驚きの含まれている。
口調もいつもの女言葉ではなく、普通の男性のような口調だが、蓮には同じ声だと、これは一葉だと確信して隣に腰掛ける。

答えず、じっと男ーー一葉の顔を見るが、一葉はその視線に耐えきれずに口を開く。

「ああ、そうだよ!オレだ!一葉だ! いつもは契約してんだよ!」

一葉は聞いてもいないのに、話を始める。
元々黒羽家は対魔士の代々続く家だが、元々弟子を取らずに細々とやってきた。だが、2年前に一葉の両親ーー当主が死亡し、一葉が後を継いだ。
だが、幼い一葉は舐められ、また見た目も頼りなかったし、荒事に発展すればハッタリは優秀な手段だった。

だから、とある妖魔と契約し、一葉は筋肉質の巨漢へ姿を変えられる力を得た。だが、代償としてその姿の時は女言葉を話してしまう。
こうして、巨漢で女言葉を話す黒羽一葉が誕生した。

今、術を解いているのは無駄な力の干渉を防ぐためとのこと。

全てを話し終えた一葉はそっぽを向く。

「一葉」

そんな一葉に蓮は声をかけた。

なんだ、と振り返ると、一葉の頭に蓮は手を置いて撫でる。

「一葉は良い子」

何が良い子なのか尋ねると、蓮は一葉の頭を自らの豊満な胸に埋めた。

「一葉は立派。自分を差し出すの、私はできない。それに、私のために我慢してる。でも、大丈夫。一葉なら安心」

蓮はただただ信頼していると言っていた。
つまり何をされても良い、とも。

ああ、だからこの姿は嫌だ、我慢ができなくなるからーーそう自覚しながら、一葉は肉棒が硬さを増すのを我慢できず、蓮の胸から体を引き剥がして、蓮をベットに押し倒した。

そうしてーー

下2

①キスをした。
②乳首にしゃぶりついた。
③自由安価

2

1

もう一つ安価
下5まで多数決
行為は

①胸攻めオンリー
②処女を奪う(半分胸責め、もう半分はセックス)

あと、こういったプレイがしたいとかあれば書いてください。
多数決は締切18:00もしも同数の場合は、最後の書き込みのコンマ一桁が奇数なら①、偶数なら②
プレイ内容は締切後も、いつでもOKです。


一応確認したいんだけどこの胸部の肥大化って治るん?流石にこの大きさは日常生活にも支障きたしそうだけど

>>38
生活に支障がない範囲になります(治るかは展開次第)

1

2

2
正常位でずっこんばっこん


感情が希薄な子なので優しく扱いつつ向こうから欲しがるまでどろどろに蕩してあげて鉄面皮を崩す

イナズマイレブンの安価SSもあるので皆さんそっちにもどんどん参加してくださいね

体毛が濃いなら剃毛とか搾乳もして欲しい

【依頼内容】行方不明になった姉の調査へ同行及び補助
【依頼主】対魔士見習い 指小里 いろは
【その他】「妖魔が住まうとされる廃病院の調査及び妖魔の討伐依頼」に出向いたきり帰ってこない姉の対魔士「指小里ひふみ」を捜索する為に廃病院に同行して欲しい。


【名前】指小里 いろは
【年齢】14
【容姿】明るい紫色の髪のショートポニーテール、年の割に出るとこ出ているDカップ
対魔士の時には霊力強化霊装(乳首やすじがくっきり浮き出る程ピッチリした全身タイツ)を着ている
【性別】女
【その他】代々対魔士をしている「指小里(ゆびおり)」の生まれで、現在は対魔士見習いとして学生と兼業しながらも修行に励んでいる。
優秀な対魔士であるひふみを大変尊敬しており、そのひふみが一週間以上音沙汰が無いのを心配し今回の依頼を出した。


【名前】指小里 ひふみ
【年齢】18
【容姿】濃い紫色の髪のロングヘアー、元々デカかったが妖魔の影響で更にデカくなったJカップ
元はいろはと同じ霊力強化霊装を着ていたが、妖魔に取り憑かれまんこに貼り付けられた処女を守る為の結界を作る札以外何も身に付けていない。
【性別】女
【その他】廃病院に住む強力な妖魔と戦い、「自分では勝てない事」と「この妖魔を野放しにすると危険である事」を悟り「自分の体を好きにしていい代わりにこの病院から出ない事」を条件に妖魔と契約を結んだ。
その結果、胸を霊力を母乳として排出する爆乳に改造され妖魔専用のミルクサーバーとして使われ、幾度とない絶頂による潮と愛液によりまんこに貼られた処女を守る為の札も剥がれかけている。

【依頼内容】夢魔の追跡調査と退治
【依頼主】古くから続く良家の令嬢
【その他】夢魔は命は取らず、近辺から少しずつ沢山の人の生気を奪ってる模様

【名前】天羽 香奈枝(あまば かなえ)
【年齢】18
【容姿】黒髪ロング。
かわいらしいながらも凛とした雰囲気の女性
身長160弱、武道をしておりスタイルは良い
【性別】女
【その他】長い歴史を持ち国の発展に携わってきた名家の令嬢
かつて、妖怪に狙われたところを一葉の両親に助けられて以来、家ぐるみで懇意にしている
その縁から、一葉が家を継いでからなにかと支援している
広い教養を身につけ、落ち着きがあり親しみやすい人柄
元々一般人ながら、極めて高い霊力を秘めており、治癒能力や予知めいた鋭い直感等を持つ

>>48
うわああああ!!
めちゃくちゃ良い案もらったああああ!

書き直しだけど、具体的でありがとうございます!

明日か明後日に連続投下!
シスター編と夢魔編は合体で、そのあと指小里姉妹をやる予定
あと、通信量がすごいので、コンビニ行って投稿します。

【依頼内容】
最近異常なまでに痴漢や変質者にあう様になった。
【依頼主】
気弱そうな文学少女
【その他】
一葉が町を歩いていると呪いをかけられている少女を発見し今回の依頼に発展した。
事件の真相は依頼主の妹が片想いの相手である二つ上の幼なじみに告白したところ姉(依頼主)に惚れていることを理由にふられ、その悔しさの発散のために都市伝説として聞いた悪魔と交信して呪いをかける儀式を実行したというもの。
実行した本人はあくまで「都市伝説の類い」と思って呪い自体信じておらず、儀式が成功したことにすら気付いていない。
呪いの内容は「あの人(想い人)以外の男と結ばれてしまえ」というものだが、悪魔のかける呪いなため寄ってくる者はろくでもない男ばかり。
今は痴漢程度で済んでいるが、より凶悪な者達が集まりつつあるため解決が遅れれば周囲(かけた本人含む)にも被害を及ぼすことになるし、呪いが成就すれば妹は代償として悪魔の餌食になるだろう。


【名前】御厨 奏(みくりや かなで)
【年齢】16
【容姿】
身長155cm程度。長い黒髪を一本の三つ編みに束ね、おでこを出している。眼鏡。色白。
おっとりとした感じの文学少女だが、Gカップの巨乳や安産型の尻など色気のある体つきで髪型を変えるだけでも化けるタイプ。
なお、本人は人に見られるのは苦手なため猫背だったり体のラインを隠すような服装のことが多い。
【性別】女
【その他】
依頼主。やや内向的なきらいはあるが、心優しい性格。
幼なじみの男の子(同級生で妹の想い人)が助けてくれるおかげで大事に至ってないが痴漢の中には警官もいたため、藁にもすがる思いで依頼。
本人は自覚していないが呪いの影響で幼なじみ以外の男性に結ばれるように、異性を魅了して理性を低下させるフェロモンを発したり体の感度が非常に増幅されて痴漢に抵抗できなくなっている。(幼なじみに対しては普段通り)
幼なじみはあくまで友達という認識で恋愛感情は持っていない。

【名前】律香(りつか)
【年齢】14
【容姿】
身長150cm程度。黒髪ポニーテール。パッチリとした目。日焼けした肌。Gカップの巨乳だが筋肉で程よく引き締まった体つき。
動きやすい服装を好む。
【性別】女
【その他】
依頼主の妹で今回の事件の元凶。水泳部所属のスポーツ少女。
無邪気で明るい性格。スキンシップを好み幼なじみにもベッタリしていた模様。
本来姉妹仲は良好なのだが、ふられた一件から姉を避けておりギクシャクしている。
オカルトは信じていないが偶然高い素質を持っていたため儀式を成功させてしまった。


?【依頼内容】妖魔討伐協力願い
【依頼主】対魔士兄妹
【その他】とある妖魔の群れの討伐依頼を受けたが、敵が脳筋過ぎて苦戦中。どうか助力を求めたい。
【討伐対象】筋鬼(きんき)
名前の通り筋骨隆々。鬼の一群を纏める頭だが筋肉至上主義で策や戦術すら力でゴリ押す
対魔士の術を受け付けない身体であり、肉弾戦による死闘を求めている

【名前】朝霧流命(あさぎり・りゅうめい)
【年齢】18
【容姿】流れる薄青色の髪と眼鏡がトレードマークの青年
戦闘時には刀と水術を主に扱う。細いが鍛えられた身体
【性別】男
【その他】対魔士名門の一族出身だが、家柄を重視する家に嫌気がさし溺愛する妹と共に出奔したフリーの対魔士
気さくだが頭の切れがよく戦況判断能力にすぐれる
妹の安全>任務達成>>>家名なので誰かに救援を求めることにはまるで躊躇いはない

【名前】朝霧桜花(あさぎり・おうか)
【年齢】15
【容姿】ふわふわした薄桃色の髪がトレードマークの少女
戦闘時には火術と治癒術を主に扱う。胸は控えめな美乳だがお尻の肉付きはいい
【性別】女
【その他】対魔士名門の一族出身だが、兄と共に出奔したフリーの対魔士
のんびり屋で物事は前向きに考える主義だが、冷静で頭脳明晰な兄を非常に尊敬している
一仕事終えた後のお茶が大好き

 押し倒した蓮に覆い被さるように、一葉は唇を重ねる。

 子供がするような唇だけのキスではなく、容赦なく一葉は蓮の唇を開かせる。蓮の口内に一葉の舌が侵入した。蓮は感情が希薄だが、流石の事態に面食らったようで最初は体を強ばらせていたが、蓮の歯茎や舌を一葉の舌がなぞり、絡め、そして唾液を流し込まれる内、ゆっくりと弛緩していった。

 蓮はその唾液や舌同士の愛撫をただ甘受する。


「甘いか?」


 唇を放し、一葉が問いかける。互いの唇から銀の糸が垂れて、それがゆっくりと蓮の体に掛かってくるのがどうしようもなく淫靡で、思わず視線を外しながらも、甘い?と蓮に疑問が浮かんだ。

 数瞬、その意味が夢中で貪り飲んでいた一葉の唾液だと気づき、頷いた。一葉の唾液はほのかに甘かった。甘味など、家でも希に出されていたが、唾液は和菓子のようにほのかな甘みを持っていて、夢中にさせた。
 そして、飲む度に鼓動が上がり、体温が上昇するのを感じた。肌もやけに敏感になっていて、蓮の、新雪のような肌は僅かに色づいている。

 そればかりか、トップスの布地を乳頭が押し上げ、自慰もしない、未発達な乳首も赤子の指先のように勃起している。

 一葉は笑う。見た目通り少年が、悪童が悪戯に成功して打ち明けるような笑みで。


「特別だ、教えてやる。今の俺の体液は媚薬になってんだよ。そういった術式がある」


 突然の告白に、蓮は怪訝そうに形の良い眉を歪ませる。普段の蓮は無表情の鉄仮面だが、感情を抱くとそのままに表現するためにわかりやすい。対魔士をやらせるなら、それを隠す特訓もしないとと、思案しつつも一葉は答えを提示した。



「低位の妖魔は男も女も関係なく餌にするが、高位種は女を苗床にする。そうした奴は媚薬や人外の快楽を持って女を落とすんだよ。

 一応、避妊の術式とか、対処方法は教えたが実践がまだだったな。だから、その特訓だ。俺がこれからすることに耐えきれ。耐えきったら何でも言うことを叶えてやる。その代わり――」


 一葉はパンツを下ろした。

 蓮は息を飲み、鼓動が更に高まる。一葉のペニスは痛々しいまでに勃起している。その長さは挿入すれば蓮のへそまであり、太さは子供の腕くらいまであった。

 ペニスの先端からは透明な我慢汁が漏れていて、蓮に覆い被さっているために蓮の腹に我慢汁が数滴垂れてしまい、鼻孔を独特な、若葉のような匂いが香る。

 あんなもので突かれたら、と想像して恐ろしくなったと同時に、その見た目と香った匂い、それと、下腹に垂れた我慢汁の熱さを認識した途端、下腹……子宮のあたりがキュンと収縮した。


「避妊の術式は俺からもかけるから、妊娠の心配はないが、蓮のはじめてを奪う。

 どんなに泣き叫んでも気持ちいいことはやめてやらない。お前の鉄仮面が崩れてアヘ顔をさらして、無様に犯されている光景を記憶してやる。それが嫌だったら耐えるんだ、わかったか?」


 その問いかけに蓮は頷いた。だが、視線はすでに勃起した肉棒に注がれている。

 媚薬の量を間違ったか、と思いながらも、まぁ、できるだけ優しくしてやろうと一葉は決めた。


蓮がベットに尻餅をつくような格好で座り、両腕は部屋にあった拘束具で真上につり上げられている。ちなみに、蓮の背後に一葉が座り、背中にペニスの熱が伝わる。背を固定されているため、横になることは出来なかった。

 そのため、しっかりと背筋が伸びていて、巨大な胸が重力に従っている。

 Rカップという、超乳の域に達してる胸は圧巻の一言だった。

 そこにいるだけでも圧倒的な存在感を放ち、蓮が身じろぎしただけでも胸は波のように揺れる。その胸の外郭を、後ろからそっと両手を添えるように一葉は撫でた。

 普通、胸は大きいほどに感度が悪くなると言われている。だが、この胸は霊力で膨らんでいるためにBカップだったときからの感度は変わらず、さらにほんのりと桜色に染まっていることが、媚薬が作用している証拠である。
 
 元々敏感だったところに媚薬が追加され、つまりは、軽く撫でるだけでも大きな快感となって蓮を襲っていた。


「んくっ……」



 家族以外とあまり接することはなく、他人に肌を見られることに嫌悪感も羞恥心も薄い蓮であるが、今まで自分でもあまり自慰をしたことのない体だから、未知の感覚に戸惑ってしまう。

 敏感になった肌に一葉の与える感覚は、柔らかく、しかし、今まで経験のしたことのないひりひりとした甘美な刺激であった。

 一葉の手は乳首をつまむことも、胸肉をもみしだくこともしない。たまに、そっと乳輪の外側を人差し指でくるくるとなで回すことはあっても気持ちの良い官能だけが蓄積していく。普段であればこそばゆいで終わってしまうだろう。セックスどころか自慰もあまりしたことのない、むしろ、殆ど性的な経験がない蓮であるから、快楽を享受する機能が芽生えていない。処女が純血を失う際に快楽を覚えないのと同じである。


 だが、今日は違う。民間に出回っている媚薬などとは比べものにならない、裏物、正真正銘の魔に属する媚薬となった一葉の唾液を流し込まれていた。

 胸が邪魔になって蓮はしらなかったが、すでに女陰は熱を持ち、潤滑液がとろとろと流れて陰毛が濡れて、ボトムにくっきりとまんこの形を露わにしていた。クリトリスも包皮の中で堅さを持っていた。

 そんな性が芽吹き始めたばかりに、じらしを与え続けるのは効果的であった。

 薄桃色に茹で上がった肌にしっとりと汗をかき、目尻がとろけ始めていた。知らず知らず、唾液が溢れ飲み込むのは何度目だろうか。


 しかし、一葉の手だけでこうなってるのではなく、背後に回った一葉は全身で蓮を愛撫していた。

 肉棒は蓮の背中にぴったりとくっついて熱さを伝えている。一葉の口は蓮の首筋やうなじをなめたり吸ったりして、キスの嵐を降らせる。たまに口を離しては、耳元にそっと息を吹きかけ、背後から好きだ、愛してる、孕ませたいなどとささやいた。

 無論、本心ではないことも蓮も知っているが、元々嫌ってもいない、命の恩人でもあるから好意を僅かでも抱いている相手からの愛のささやきは心臓が高まっている状態は効果てきめんであった。


「胸、熱いか? 蓮」


 心配する声色で一葉は問いかける。熱いかと聞かれ、気付く。

 胸先に、乳首に向かって、胸肉の快感は熱を持って集まっていることに。

 まるで、噴火寸前の火山のマグマのように快感が溜まり溜まって、熱を持っていた。だから、頷いた。

 ゆっくりと、胸を一葉は持ち上げて胸の頂を見せつけた。蓮は息をのんだ。

 勃起していても、赤子の爪のような大きさの乳首は、今でも小さいが、子供の小指の指先ほどまでに膨張していた。そして、桜色だった乳首は赤くなっていた。本当に火であぶられたようであった。







「はじめてだな、いっちゃえ、蓮」
 





 耳元で一葉はささやくと、突如、不意打ちとばかりに人差し指と親指の腹で蓮の両乳首をつまんですりつぶした。


「はにゃあ!」


 突如、快楽が爆ぜた。

 もしも、後ろに一葉が支えていなければ倒れてしまっただろう。だが、一葉がいるため、快楽で胸を突き出すように背中が反り返り、頭は天井を向いた。

 はじめての絶頂――エクスタシーであった。

 瞼は呆然と天井を見る。人生ではじめての性的絶頂。天井の電灯と、それに煌めく白い液体が舞う光景がスローモーションで流れた。

 顔にもその液体が数滴かかってしまうが、数秒後に、口に入った液体の甘さで我に返り、甘い液体と疑問を覚えて体を見下ろすと、本当に蓮は言葉を失う。


 乳首から、とくとくと白い液体――母乳が流れて、胸をとがらせる一葉の手と胸に流れ落ちていった。





「霊力が液化してるんだよ、本来、胸は脂肪で膨らんでるが、今のお前の胸は霊力が膨らみあがっているだけだ。どっちにしろ、液化させて絞り出さなきゃいけない。それとも、この胸で生活するか?」



 一葉の説明と問いかけで我に返り、この胸で生活できるか、考えるが、不可能だと頭を横に振った。


「さて、甘々イチャラブタイムはこれで終わりだ。母乳もでるようになったし、ちょっと荒くいかせてもらうぞ」


 わきわきと手を動かせ、ささやかれた言葉に、蓮は心臓はばくばくと鳴り続ける。

 これ以上、どうなってしまうのか、考えも及ばないが、子宮は収縮し、愛液がとろとろと母乳と共に流れ続けた。

一旦ここまで!

しばらく胸責めのターンです!
読みたいプレイがあれば書いてください!なるべく採用します。

あと、脱処女ですが、ちょっと甘々にするつもり

現在の蓮の状況は、
・胸はRカップ(足元が見えない)
・母乳(霊力)を出せば縮まる。
・いっぱいエッチな責め具あり
・一葉は同じくらいの背丈と年齢になっててスケベ小僧に
です。

あと、フォーマットまとめます。
キャラクターに性格を追加してます。
ここは好きにしていいってところは空欄でも構いません。
それにキャラクターのみや依頼のみでも可です。
それといくつか展開的に無理がないと思ったり、面白くなりそうだと思ったら、ミックスするかもしれません。
混ぜるのがNGの場合はそれも書いていただければ、幸いです。
よろしくお願いします。

依頼

【依頼内容】
【依頼主】
【その他】

キャラクター


【名前】
【年齢】
【容姿】
【性別】
【性格】
【その他】

難しいな

>>63
何かありましたか?
難しい場所があれば改善に努めます。

あと、文章も読みづらい、とかこうした方がいいよとかも大歓迎です!
抜ける文章が書きたいし、上達したいので

ある程度キャラ案出てるし、任務案はともかくキャラ募集は一度止めた方がいいかも?
キャラが増え過ぎて回らなくなるスレってよくあるし、まずは目の前の任務とキャラ消化しつつ考えていこう

そうですね、まだ蓮しか書いていませんし

キャラ募集は一旦休止
依頼は引き続き募集します。

>>65
アドバイスをありがとうございます!

勿論、エッチな依頼や今やってる依頼みたいな実験の依頼とかも大歓迎ですよ!
せっかくのR板ですから

あと、こういった展開希望も
全部がご期待通りとは限りませんが参考にしますから

「はぁ――はぁ……はぁ」

 蓮はゆっくりと一度息をついてから、もう一度深呼吸をする。
 
 一ヶ月の即席とはいえ、対魔士の助手である蓮は持てる知識と技術を動員する。心を落ちつかせ、心拍数を抑える呼吸を行い、体に巡っている毒――媚薬の巡りを少しでも低下させようと努めている。体の動きは最小限にして、身じろぎも行わずにいた。

 だが、あまりにも無駄なあがきだろう。

 なぜなら、体の動きを抑えようとしても、上昇した心拍数と体温では否応なしに呼吸によって体は動いてしまう。そして、体が微動し続けていた。自分から動いているのではない、強制的に肌が微動してしまうのだ。

 「くひぃ!」

 思わず、嬌声が漏れた。


 胸に取り付けられた搾乳機の力が強まり、乳首を刺激している吸引の力が高まったからだ。

 視線を落とせば思うつぼだと理解しながらも、天井を見上げていた顔を下に向ければ、左の乳房に取り付けられた、牛用の巨大な搾乳機の強弱のボタンをいじりつつ、右の胸に吸い付いて赤子の、否、戦利品である婦女子を辱める夜盗のような卑下た笑みを浮かべる一葉と目が合ってしまった。

 そして、その瞳に映るのは、自分の快楽で蕩けた顔であった。

 アーモンド形のふっくらとした目は、細められ、目尻には涙を浮かべている。いつも、誰にも、実の家族にすら氷のような表情と言われた顔色はほんのりと赤く染まり、薄い唇はすぼめられ、口の端からは止めようとしても溢れてしまう唾液で体を汚して、白痴のようであった。

 性商売のプロでもここまで乱れることはないだろう。
 無論、しっかりと意識を保とうとする気力はあった。

 だが、右の乳首を一葉は噛んで舌は纏わり付き、唾液が乳腺から流し込まれる。吸引された以上の唾液が、乳房の中に浸入する。

 母乳を吸い出される感覚も胸全体の力が抜けていくのに似たエクスタシーを蓮に与えてくれるが、媚薬が乳房の中に侵入して余計に母乳を作り出していくのは、力が膨れ上がり、そして、一気に解放されていくようで、凄まじい快感をもたらしている。


「あひぃぃぃ!」


 ぷしゃりと、蓮の股間から絶頂の証である潮が吹き出してしまった。これがはじめてではなく、既にベットには恥ずかしい染みが広がり、またシーツに染み渡ってしまう。


「ひどい匂いだな。やはり、毛を剃って感度があがったみたいだ」


 そして、抱きしめるように顔を近づけて一葉の耳元でささやく声が、余計に懊悩を高める。


 視線を外そうとするが、外した先に置いてあったテレビは、ビデオカメラが接続され、蓮の股間を映し出していた。童女のように一本筋で、つるつるに、一本も毛が生えていない女陰。

 しかし、その女陰には、一ミリ二ミリ程度の無精ひげのようなそり残し、否、もうすでに生えようとしてきた陰毛がうっすらと生えている。

 母乳を吹き出した直後、ボトムがぐしゃぐしゃになっていることを一葉は指摘し、辱めようとしたが乳肉で見えていないと知るやいなや、記録用のビデオカメラを持ち出してボトムを外して、陰部を部屋に置かれたモニターに映し出した。

 そこで、漸く、蓮は自身の陰毛が生い茂っていると認識できたのだが、辱めるのはそれだけで終わらなかった。

 さらに取り出したのはシェービングクリームと安物の剃刀。そして、蓮の陰部の剃毛をはじめて、童女のようなパイパンまんこになってしまった。

 だが、今でも膨れ続ける乳房と同じく、そり終わったばかりの陰毛は再び頭を出し始めたのだ。流石にこれは一葉も想定外であったらしいが、貴重な記録として今も撮影を続け、大きく女陰が映し出されてしまっている。
 

 蓮の頭は快楽で茹で上がっていた。だが、肝心の絶頂は一瞬で去って行ってしまう。

 それも、最初に与えられた憤乳ほどの快楽は未だ無く、処女を保ち続けていた。だが、もう限界であった。

 蓮と一葉は抱き合うような形で対面していた。

 だが、蓮は自力で立っているわけではない。蓮は目には見えない何かで持ち上げられ、母親が幼児に排尿を促すような、M字開脚の姿勢で固定されていた。両足は一葉の肩にかけられ、その足首を持つように両手も添えられている。

 そして、一葉の反り返った肉棒を女陰で腰を動かしてこすっている。挿入には至っていない、俗に言う素股であった。かなり、無理のある姿勢だが、一葉の口を夢中でただ夢中でむさぼり、喉を鳴らして媚薬を夢中で嚥下して、股間から伝わる一葉の我慢汁の匂いと熱さ、それと摩擦が蓮を慰めてくれる手段であった。

 蓮の女陰からは愛液が止めどなく溢れ、時々、強い媚薬を与えられるためか、体全体が揺れ、蓮の悲鳴と共に潮を吹いて、肉棒をぬらしている。

 だが、不意に一葉は蓮から離れる。否、蓮の視界から、一葉が消えた。

 親鳥から餌を求めるひな鳥のくちばしのように伸ばされた蓮の舌は、空を切る。

 何が起こったのか、蓮はわからなかったが、今まで与えられていた快楽が途絶え、茹で上がっていた表情から一転、絶望の表情に切り替わる。

 周りには、誰も居なかった。

 暗くなった部屋には、空中に吊らされた蓮のみが存在し、周りを見渡しても、快楽を与えてくれる存在は何もなかった。
 
「ああぁぁぁぁああ――」

 口からの嗚咽と目からは涙が止められない。
 もう快楽を与えてくれる物はなにもなかった。

 搾乳機もカメラも止まっている。

 唯一快楽を与えてくれた媚薬も与えられず、もう脳が快楽中毒になっている蓮には、耐えがたい苦痛だった。

 だが、声もでない。正確には、意味を持つ言葉を発する体力がなかった。ただ、体を動かそうとするが、ゆりかごのように僅かに揺れるだけで、快楽はなかった。

「うぇぇぇぇぇん!」

 いくら待っても与えられない快楽、想像を絶する苦痛が痛くなりすぎて、ついに蓮は泣き出してしまった。

 大粒の涙を流して、赤子のように泣きじゃくる。

「――こ、こわ、こわいのも、一人もいやぁぁぁ」

 泣きじゃくる蓮が声を発する。

 そんな蓮の頬にゆっくりと、手が伸びて撫でた。

「あー、泣くな泣くな。すまんな、いじめすぎたよ」

 一葉であった。そういうと、蓮を横抱きにして、ゆっくりと床、ベットに降ろした。
 
 再び照明が戻り、泣きじゃくる蓮を一葉は泣き止むまで抱きしめた。

 蓮の嗚咽が鳴り止んだことを確認して、ゆっくりと近くにあったペットボトルの水を飲ませた。
 一口飲む毎に、蓮の快楽で茹で上がった頭は驚くほどに冷めていくが、それでも涙を止められなかった。

「これで、訓練は終了だ。1時間25分、はじめてにしては上出来だよ。だから、これで……」

 終わり、と告げようとした一葉の唇を蓮は再び塞いだ。

 散々交わしたディープキスではなく、唇同士が触れる子供のようなキス。

「――抱いて」

 呆然して表情の抜け落ちたようで、今までで一番人間らしい顔をしている蓮を、一葉は顔をしかめて遠ざけようとする。

「仮にも対魔士、見習い、なんだから情欲に流されるな。今は辛いかもしれないが、解毒剤を飲ませたから、あと3分もすれば収まる。もしも――」

 その言葉を遮り、再び蓮はキスをする。

 今度は何度も交わした舌を絡めるディープキスだったが、蓮の顔は元の白さを取り戻し、呼吸も極めて落ち着いていたが、しっかりと一葉の顔を見据えて、

「本気。私がしたいから。貴方に、本当の一葉にあげたいから、そうしたいの」

 それから、若干顔を強ばらせ、

「だめ?」

 小首をかしげて問いかけた。

 ああ、だから俺は三流なんだ、と思いつつ、一葉は顔を背け、

「卑怯だぞ」

 そう一言、述べた。

 そうして、互いの意思で唇を交わす。

 これからは、研究所のデータは本人の意思で破棄されて残っていない。

 だが、妙にすっきりした二人と、実験を行う前には互いに離れて歩いていたのに、青年の姿のまま歩く一葉に、無表情で腕を絡ませて歩く蓮の姿が記録されていた。





エピローグに続く。



はい、今夜はここまで

明日はエピローグ(完結編)をやって、シスター夢魔編をやります!
安価スレ初めてですが、ストーリーを安価にお任せするのではなく、お題をいただいて私が書くような形式でもいいですかね?

個別エピソードとか、合間の日常の出来事とかは安価で募集しようと思ってます

おやすみなさい

おつ。次回も楽しみ。






 エピローグ、または、蛇足的な結末





 患者が着る衣類に着替えた一葉と蓮の前に、霊力研究所の研究員兼女医が神妙な面持ちで座っていた。

 一葉はいつもの巨漢ではなく、蓮と同じ身長の青年の姿で、実験を終えて蓮の胸は搾り取られたはずなのに、前のなだらかなBカップの胸ではなく、服の上からでも確かな膨らみが確認できるまでになっていた。一葉は冷や汗をたっぷりと流し、緊迫した面持ちで座っている。蓮はいつもと変わらず、無表情だったが。


 女医はカルテを見て、うなっていた様子から、ゆっくりと二人の顔をみて、告げた。


「やっちゃった(はーと)」


 片手で拳をつくって頭にぶつけ、舌を出すおちゃらけた様子である。

 一葉は無言で手を挙げて、女医の頭に手刀をたたき込んだ。

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 投薬実験とその効果の観測後、蓮は拷問に近い性行為で、一葉は霊力を練って己の体液を媚薬を作り変え続けて、研究所の用意した部屋のベットで疲れ果てて寝てしまった。

 キングサイズの同じベットで横になったが、体を密着させる余裕もなく、けれど、せめて、と手を握りしめて眠りに落ちた。
 
 蓮の胸は一時的に超乳になっていたが、観測後は元のBカップに戻っており、眠りに落ちる前、それが悔しくないと言えば嘘になる。

 というのも、一葉は実験前でもそれなりに女として蓮を見ていたが、巨乳になった蓮への視線の温度の差は激しかった。一葉が巨乳好きだというのは一目瞭然であり、やはり一葉は胸が大きい子が好みなのだという事実に少しだけ傷つき、悲しかった。

 胸は小さくて良いと蓮は思っていた。世の男性は大きい方が好みだと知っているし、女性は大きくさせようと努力を怠らない事実も知っていた。だが、胸が大きければ肩が凝ると巨乳の女中から聞かされ、仮に男に結婚することがあっても、どうせ家の選んだ男だろうとばかり、諦観の念を抱いていた蓮にとってどうでもよかった。むしろ、小さい胸の自身が身軽で、気楽であった。自分の容姿が美醜でいえば優れている自覚もあったから、これ以上妬みや厄介事に巻き込まれない分、余計に神に感謝すらしていた。

 だが、一葉は巨乳好きだった。

 一葉なら気にはしないだろうと確信してはいたが、それでも、彼を満足させる材料が足りないのは、申し訳なさすらも感じた。

 自分の胸に手を当てれば、余計に悲しくなる。

 もう、身長は伸びきっているから伸び代はほぼないだろう事実もむなしくなる。
 
 普段であれば眠れないほどに思い悩んだが、そんな慰めは、せめて思い人の顔を見れば、少しだけ気が紛れることだった。

 母乳を飲み続けたが、それ以上に霊力を使い続けた一葉の、青年の横顔を眠りに落ちる前まで蓮は見続けていたが、一葉も自分の前だったら、この姿でいれば、本来の姿でいて欲しいとも思いながら蓮は眠りに就く。



 そして、蓮は体を揺らされる衝撃で起こされる。

 ああ、また巨漢に戻った一葉かと眠気を振り払って蓮は目をこすりながら上半身を起こすと、やけに重かった。具体的には、胸の辺りが。

 吸われ続けた後遺症かと思って見れば、蓮の胸はなだらかな曲線ではなく、大きな膨らみが二つ。流石にRカップの超乳ではないが、あきらかに大きくなった胸の蓮。

 そして、蓮を起こした一葉は青年の姿のままであった。

 一葉は一言、困ったように告げた。


「変身できねぇ――」
 

 

 
 それから、検査や実験をして、一週間ほどが経ち、冒頭にいたる。
 
 手刀をたたき込んだため、気絶した女医を蘇生させて説明を受けたが、告げられたのは、衝撃の事実であった。

 まず、蓮の胸に関して。

 蓮は体質そのものが変化していた。
 
 蓮は一錠しか内服しておらず、薬の効果も限定的であるはずだった。だが、どういうわけか、蓮の体質にまで影響を及ぼし、わずか一錠なのに、蓮の体質そのものを改変させてしまったのである。

 その改変とは、蓮の霊力は胸に溜まっていく。どんどん、無上限に、際限なく。

 研究者でも、薬が効きすぎて際限なく膨らむ事態は想定されていたので、今は溜まっていくのを抑える薬を蓮は飲んでいるが焼け石に水の状態で僅かな抑制するくらいである。一週間も放置すれば再びRカップの超乳にまで成長するだろうと告げられる。

 解決方法は対処療法しかなく、胸に溜まった霊力を母乳に変換して搾乳すること。だが、その後、何度も試しても、搾乳するには一葉の媚薬化した体液を摂取し、性的興奮が高まった上でないと、母乳は出なかった。

 さらに、そんな訳がわからない母乳を一葉が摂取してしまったことで、一葉の体質にも影響を与えていた。
 
 具体的には、筋肉質の巨漢への変身に、ものすごく霊力を要するようになった。

 前まで、半年間は平気で維持できた変身でも、現在は4分が限界であり、いくら蓮の母乳となった霊力を飲み続けても、無限ではなかった。

 だから、実質的に変身不可能となってしまっている。

 しかも、蓮の意思で変身が解除されてしまうのだ。

 巨漢の姿で蓮と交わろうとしたとき、蓮が無意識に、本当の姿で抱いて欲しいと願ってしまって、元の姿に戻っていた。

 だが、悪いことばかりではない。

 個人で霊力の保持できる上限が定まっているが、蓮の母乳を摂取した一葉は術などで使用しない限り、摂取すれば摂取するほどに保持できるようになった。

 実質的に、対魔士として活動時間の制限や術の使用限界が破棄されている。

 母乳を摂取すれば、理論上、無限の活動時間を得られたも同然である。


 唯一の欠点は、肝心の変身術が使えない。

 使えば、1分で幻覚・幻聴を起こし、2分で激痛に襲われ、3分で立っていられなくなり、4分で意識を失い、5分きっかりで強制解除される。

 ちなみに、強制解除とは、命の危険で、あと一秒でも使えば衰弱して死ぬ状態で起こる現象である。生きるか死ぬかは運次第だ。

 あの巨漢の姿は邪魔者に脅し、依頼者に安心感を与えるだけではなく、膂力も脚力も、鬼神と呼ばれてる最上級妖魔に匹敵するほどの身体機能を持ち合わせていた。筋肉の鎧は並大抵の物的攻撃だけではなく、あの肉体自体が最防であり、霊的魔術的異能すらもはじき返す。

 そもそも、霊力がほぼ無尽蔵になれるといっても、一葉は変身術に霊力の全てを使用しており、あの姿での圧倒的なパワーと堅さで戦い続けていた。つまり、事実上、最強の矛と至高の盾が封じられているのだ。

 以上の説明を受け、研究所の依頼は一応終了として、報酬金を受け取って黒羽の屋敷に戻った一葉は落ち込んだ。

 もう、それはがっくりとテーブルに突っ伏していた。
 

 そんな一葉の前に、蓮は居をだたし、両手を床について頭も同じく、つまり、土下座をした。


 多分、私が一葉に本当の姿を見せて欲しいと願ったからだ、と打ち明けた。

 蓮は、その事実を打ち明けて、一葉に嫌われるのが怖かった。しかし、それでも謝罪したかった。

 確かに嫌われるのは怖い。命の恩人であり、自分の雇用主であり、そして、思い人にして初恋の相手から嫌われるのは、死ぬほど嫌だった。

 でも、それでも打ちかけて謝罪した。

 そして、蓮は自身を母乳を出すだけの肉にしてくれと願い出た。

 研究者から、そうした方法はあると教えられたからだ。蓮自身が無意識に一葉に本当の姿でいて欲しいと願っているから、変身ができない。ならば、自分の自己意識を永遠に封じ込め、母乳を生成する肉塊になれば、一葉は元の巨漢に戻れる可能性があるだけでなく、母乳というパワーアップアイテムを手に入れられるのだ。

 最大の手段が封じられた者に訪れる結末など、わかりきっていた。

 自我意識がなくなり、ただ母乳を生み出す肉塊になるのは怖かった。一ヶ月前ならば、怖くもなく、死よりも恐ろしい事態になると脅されても平然としていただろう。

 だが、蓮は愛を知った。

 はじめて、生きたいと願いが生まれた。
 
 でも、自身の死よりも、愛する人(一葉)の死は想像しただけでも辛かった。

 だから、そんなことを願い出た。

 そんな蓮に顔を上げろと一葉は命じる。顔を上げた蓮に、一葉はデコピンを食らわせた。

 
 痛む額を抑え、呆ける蓮に、見くびるな、と告げる。



「俺は確かに、今までの手段を失ったが、なにも死ぬと決まった訳じゃない。それに、


 あ、愛する女一人守れなくてなにが男だよ!」



 真っ赤になって叫んだあと、顔を背けた。
 一葉は、そんなことを叫ぶが、内心、ああ、やっぱり本当の姿は嫌だ。あの巨漢になっていれば平然と話せただろうし、自信たっぷりに告げられただろう。

 この姿は年相応にしかならない。

 そんな姿に、蓮は微笑んだ。

「貴方を信じてあげられなくてごめんなさい。それと、ありがとう」


 ――これは、とある対魔士の記録である。





「一葉は何歳なの?」

 胸に霊力が溜まっても問題はないが、どこまでも大きく膨れ上がる。最初は巨乳好きな一葉だから嬉しかった蓮でも、Kカップを超えると生活に支障を出し始めるとわかりはじめ、ガス抜きならぬ母乳抜きで一週間に一回はセックスが必要だった。もっとも、間が空いても4日に一回はやっている若い二人であったが。

 散々交わったあと、ベットの中で一葉の腕に収まっていた蓮は問いかける。

「あ? 何歳でもいいだろ――」

「貴方のことを知りたいと思うのは駄目?」

 無垢な瞳での問いかけに、一葉は顔を見ないように腕の力を強めて顔を見ないように答える。対魔士は感情を表に出すのは未熟者の証であり、感情を表に出すことに羞恥心を感じてしまうようになっているからだった。

「じゅ、十六だ」

「誕生日は?」
 
「10月」

 あまり、個人を特定されることは言えない。身内でも、身内であるからこそ、あまり情報は、呪術などを行える情報は渡せなかった。
 特に、一葉は蓮の母乳を摂取し続け、何気なく、悪意無く思ってしまったことでもどんな影響があるかわからないからだ。
 
「なら、お姉さん」

 だが、そのことを聞いた蓮は一葉の腕をすり抜けると、逆に、蓮は一葉を抱きしめる。もう、散々交わり、搾乳したあとであるから、薄くなってしまった胸で抱きしめる。

「なにが?」

「私は5月。だから、お姉さん。姉さん女房」

 胸を張って答える蓮にいらついた様子を隠さずに、丁度蓮の胸で抱きしめられているから、口の辺りに持ってこられた蓮の乳首をしゃぶった。

「だ・れ・が! 姉さん女房だ!? 同い年じゃねぇか!! あと、一つ言っておくが、蓮は助手兼、け、けん、けん……! 助手兼俺の愛人だ! 本妻はいないし、現状、お前以外を抱くつもりもないが愛人だ!あ・い・じ・ん!!」

 夢中で乳首をしゃぶる一葉からの快楽に身もだえながらも、ふっと笑うと、蓮はゆっくりと一葉の後頭部を撫でながら

「そういうことにする」

 その勝ち誇った笑みが悔しくて、一葉は第二ラウンドは絶対に泣き叫んでもやめてやらないと決めた。




第一話  完了



はい、第一話終了です!

長かった!
いきなりヒロインと結ばれたけど、展開が雑ですみません

次の話は、早くて今日か遅ければ明後日ですね
感想もお待ちしております。

あと、こういった展開も希望もありましたらぜひとも!

おつおつ
次は対魔士は女で見たい
やっぱ某対魔忍然り、敵にヤられる方が醍醐味がある

このssは、いただいた依頼や人物を私が解釈して書く形式で行っています。

まだ試行錯誤を続けています。
まだまだ未熟ですが、お付き合いのほどを

第二話のプロローグはこのあと投下します。
よろしくお願いします。



第二話 プロローグ



 黒羽家は対魔士として古くから続く家柄だが、名門ではない。
 ごくたまにこの家から上級対魔士の素質を持った者が生まれることもあるが、大抵そういった人物は多額の援助と引き換えに名門の養子になり、中級対魔士がせいぜいの家である。
 
 そんな家の屋敷の居間で、机に突っ伏している男が一人。
 十代中頃で、鋭い目つきを更にとがらせ、机に置かれた紙の束とにらみ合っている。
 そうして、頭を机に打ち付けた。


「依頼を切りやがって……どいつもこいつも薄情者だ」


 青年――現当主の黒羽一葉は、この世全ての憎悪を込めたような声で罵った。紙の束――依頼書には、赤文字で契約終了か、契約破棄と書かれていた。

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 ほんの二ヶ月前まで、黒羽一葉といえば、二メートル近くの巨漢であり、荒事では無類の強さを誇った。
 鬼神も裸足で逃げ出す黒揚羽と言われていた男である。
 そんな男には小事でも大事でも依頼が絶えず、休みなどはなく、常に妖魔との第一線を張っていた。
 だが、そんな益荒男の真の姿は、齢16歳、中肉中背、目つきは鋭いがどこにでもいる青年であった。

 一葉は若干14歳で当主となった。これは、当主として若いなんてものではなく、家の断絶と同義であった。同業者にはなめられ、一般の依頼者からは不安を抱かざる得ないから、変身術を使用して、巨漢となって戦い続けていたのだ。だが、一ヶ月前にとある事情から使用できなくなった。

 一応、巨漢の『黒羽一葉』は黒羽家の親戚筋の男で、本来の『黒羽一葉』が成人するまでの間の代理当主として活動する、としていた。
 本来の一葉が成人して、それなりの実績を持ってから、変身術を使用せずに活動する予定であった。

 だが、突如としてその巨漢に変身できなくなった。つまり、巨漢は突如、姿を消したのだ。
 一応、建前としては、本来の当主が成長したため、巨漢は元の家に戻った、と説明している。

 だが、現状、一葉の活動状況は悪化の一途を辿っていた。
 なにも、一葉自身に問題があるわけではない。依頼の達成状況はほぼ完璧であり、体調も極めて万全、むしろ前よりも良いぐらいだ。だが、ひっきりなしだった依頼がぴたりと止んだ。

 その理由はいたって簡単。同業者は怪力無双で知られる巨漢の一葉を信頼して依頼を行い、活動実績のない青年の一葉は逆に指導者である両親が死んで、何の後ろ盾もなく、信頼に足る人物とは思えずに依頼はできない。

 成人したと自称しているが、それは二年前と比べてであり、世間一般的にも、対魔士としてまだまだ若輩者に過ぎない。
 一般人と対魔士の橋渡しを行う仲介業者――口寄屋も同じく、青年の一葉の活動実績がなくて、紹介したくてもできなくなった。

 この原因として、巨漢と青年が同じ人物だということが、事態を悪化させていた。

 普通、当主代行は、本来の当主となる人物が成人したからといって、いきなり当主の座を譲り渡すことはない。

 次期当主となった人物と、当主代行がともに任務を行ったり、家を切盛りするなどして、当主代行に実績を積ませ、確固たる次期当主と同業者や口寄屋と信頼を築いてから譲り渡す。

 もしも、当主代行が死去するか負傷して続行が難しくなった場合は、更に分家や親戚筋から適当な人物を当主代行に据える。そのため、平時から、当主が健全だった場合でも、一人だけではなく、第二第三の当主代行となる人物を選んで育成しておくのだ。

 だが、黒羽家はそういった人物がいなかった。
 いや、黒羽家の規模からすれば当然である。黒羽家は一定の縄張りと管理する土地を持っているが、それこそ名門の家からすれば猫の額のような狭い場所だ。

 むしろ、黒羽家が潰れれば、名門同士のどこかの家が奪って、適当な分家を黒羽家の代わりにするだろう。だからこそ、名門は小さな対魔士の家の分家を認めず、親戚は一般人だという一族も珍しくなかった。

 そもそも、名門からすれば、黒羽家を二年前に取り潰すはずであったのに、どこからともなく現れた巨漢が当主代行になってしまった。
 こういった場合の潰し方は簡単だ。依頼を行わせ続ければいい。


 親戚筋といっても、一般か、限りなく素人に近いだろう。そんな男が当主代行になったからといって、無事に依頼を行え続けるはずがない。

 遅かれ速かれ妖魔に敗れ、土の下に行く。だから、次期党首が本当に成人して当主になる前に潰してしまおうとしていた。当主代行も死んだあと、名門のどこかの家が当人たちを抜きにして、管理を名目に奪う算段と取り決めをつけていたほどだった。

 だが、その策略が裏目にでた。
 その巨漢こそが、幼少期から対魔士の訓練を積んだ黒羽一葉であるから当然なのだが、依頼を達成し続け、逆に確固たる地位を築き上げた。

 尤も、名門にしてみれば使える手駒が一つ増えたとして、喜んでいたが。

 だが、その巨漢は姿を消し、本来の黒羽一葉が当主になった。



 ならば、逆を行えばよかった。

 青年の黒羽一葉から仕事を取り上げ、根を上げるまで干せばいい。そうして、根を上げたら、管理能力不十分だと文句をつけて今度こそ簒奪する手はずなのだ。

 それをわかっている。一葉は悔しさを感じている。正直、名門の家に殴り込みたかった。
 だが、そんなことをすれば一瞬で土地も、家も、管理地、そして、唯一の家人すらも奪われる。

 現状、あまり打てる手がなくて口惜しかった。
 今は、待ちだと言い聞かせ、冒頭にいたる。







 居間で一葉が突っ伏している。その一葉の前に湯気を立てる茶碗が置かれた。

 顔を上げれば、萌葱色の着物を身につけた女性――蓮が腰を下ろすところだった。

「…………蓮、お前、本当に音もなく近づくな。暗殺者でもやるか?」

 蓮には一連の術や技を一応は教え込んでいるが、無心で近づくから心臓に悪い。
 白峰蓮――とある理由から、一葉の助手という名目の魔士見習い、兼、本人曰く妻である。妻だと名乗る度、一葉から、愛人だと訂正されている。尤も、一葉も蓮のことはまんざらではない様子で、18になったら籍を入れてもいいかな?とは思い始めていた。

 そんな思いを一葉が抱いているとは露知らず、同じく煎れてきたお茶を飲んで首を横に振った。

「暗殺、できると思う?」

「無理だな」

 自分で言っておきながら、即座に一葉は否定する。

 この女性、蓮は16歳になるが、とある高名な家の出身だが、生まれ持った霊力が多く、それ故に家の外にあまり出してもらえず、学問としての知識は一通り身についているが、世間の一般常識に疎かった。

 そんな女が、ごく普通の人間を演じてターゲットの懐に潜り込んで殺してくることなど不可能だろう。仮にもそんな凶行は一葉が許さないが。

 そうして、一葉は蓮が煎れてきたお茶を口に含んで盛大に噎せた。顔を背けて蓮とは逆方向にお茶を吹き出したので、蓮は濡れなかったのが幸いだった。


「ごほっ! ごほっ! なんだこのお茶!! 酸っぱいかと思ったら妙に甘いし、今は苦みが、げぇー!」


 口に手を突っ込んで吐き出そうとするが、もう吸収されてしまっている。
 なまじ、毒なら訓練されているので大抵のものは効かないが、毒物が一切入っていないらしく、飲んでしまった。



「蓮! お前、また!――……なんでもない」

 中腰になって一葉は怒鳴るが、怒鳴られてた瞬間、蓮は体を震わせ、その様子をみて一葉は座る。

 この女性は、色々と価値観や常識がずれていた。だが、そうしないといけない理由もすぐに明らかになった。頭がよく要領がいいから、教えたことはすぐに覚える。だが、霊力が邪魔をした。料理とするといって肉じゃがを作ればなぜか西洋術式のゴーレムが誕生し、家事を行うといって掃除をすれば動物霊の類いが彼女の手伝いをしていた。それも、蓮は無意識に使役しているのだ。

 霊力とは人間の精神力である。そして、名前の通り心霊などの糧にもなる。だからこそ、彼女が何かを行おうとすると、無理矢理心霊がそれを手伝い、そして、代償として霊力を吸っていく。

 対魔士の家である黒羽家に侵入できるのは、悪さをしない浮游霊、よくて長生きをして主にでも成っていた動物霊だろう。手伝った対価の霊力も極微少だが、これがなにも施されていない家屋であれば、悪霊の類と無意識に契約していても可笑しくはなかった。

 だからこそ、彼女は表に出してもらえず、家に閉じ込められてなにも抱かないように、望まないように育てられた。

 このお茶も、なにかの霊が蓮を手伝ってしまったから、味が変異したと推測できた。しかし、蓮はわざと行ったのではない。無意識に行ってしまった、結果なのは目に見えている。



 よって、それを責めるのは酷だと一葉は取りやめたのだ。

「でも、お前も気が利くな。お茶を出してくれるなんて」

 基本、一葉は褒めて伸ばすタイプだ。
 良いところを探して、改善すべき点は一緒に考えるのを理想としている。

 無表情で鉄仮面、いつも心は穏やかで凪のような精神をしているが、つまりは他人に興味が無いことでもある。出会ったばかりの頃は特にそうであった。

 だが、最近は感情を表に出すようになったのは、対魔士としては失格だが、人間としては喜ばしい限りである。

 しかし、そのことに蓮は首をかしげた。

「だって、当然よ。お客様がいらしたら、お茶をお出しするのでしょ?」


 客? と今度は一葉が首をかしげると、一葉がお茶を吐き出した方向、廊下を指さす。

 つられてそちらを振り向けば、一葉が吐き出したお茶を頭からかぶった、一葉と蓮より少し年上くらいの、本来ならば流れるような黒髪と、清楚でありつつもフルリやレースがふんだんにあしらわれ、一目で高級品とわかる白のワンピースが台無しになっている女性が立っていた。



 一葉は無言で土下座した。






「ご無沙汰しています、誠二(せいじ)くん」

「はい、お久しぶりです。香奈枝(かなえ)さん」

 客間の上座に座った女性――香奈枝と一葉は卓を挟んで向かい合っていた。

 一葉の隣には蓮も控えていた。
 ちなみに、香奈枝は着ていたワンピースではなく、白の着物であった。

 頭から霊がいれた茶を香奈枝はかぶったため、清め祓うために、黒羽邸の裏にある、真冬のような冷たい井戸の冷水をかぶったから、髪も濡れて、若干声も震えていた。
 流石に、申し訳ないと思ってこの部屋の暖房を入れようと一葉がすると、香奈枝は大丈夫と笑って止めてくれた。

「誠二?」

 蓮は親しげな二人の様子が気になっているが、女性、香奈枝から聞き慣れない人名が出されて首をかしげる。

「あら? 教えていないのかしら? 誠二君」

 香奈枝はしまったと口を押さえるが、気まずいのは一葉も同じであった。



「え、ええ、まぁ、まだ機会がなかったのもありますし、タイミングを逃してたので、まぁ、丁度よかったですよ」

 から笑いをしつつ、一葉は応じる。

「俺の本名だ。一葉は黒羽家の当主の襲名する名前で、誠二は俺の名前」

 ぶっきらぼうな口調で一葉は説明する。
 その言葉は、蓮には少しショックであった。もう、一葉と暮らして三ヶ月になるのに、一葉が自分に本名を教えていなかったのであるから。と、同時に、一葉の本名を知っている香奈枝という女性と一葉の関係が気になり始める。

 やけに親しげであるし、お茶を吹きかけられるといった無作法すらも許してしまっている。それに、香奈枝は一葉が身を清めたあと、母の着物を使って欲しいというと、蓮もまだ知らない部屋に入って、着物を取り出して着替えてしまったのだ。

 むしろ、気にならない方が無理な話であった。



「それよりも香奈枝さん、いつから日本に戻られたので? フランスから戻られるのは、半年先のはずじゃ?」

 蓮の疑問をよそに、一葉は香奈枝と話を始めた。
 香奈枝はそんな一葉の疑問に答えるように微笑む。

「昨夜の便で戻りました。留学期間はまだありますが、私が欲しいのは称号ではありません。経験と知識、それと、多少の人脈が手に入れば価値はあります。つまり、それを手に入れたなら、もう無価値、時間を無駄にしないためにも、帰国しました」

 いや、流石だ。と一葉は笑う。香奈枝もつられるように口元を押さえて玉のように笑った。それが、蓮には面白くなかったが。

「そうそう、ご挨拶がまだでしたね。白峰蓮さん」

 一葉の隣に控える蓮に向かって、香奈枝は視線を向けた。
 なぜ、自分の名前を知っているのか、ご当主はご在宅ですか?と尋ねてきた香奈枝を居間に通したときも、名乗っていなかったのに、香奈枝が自分の名前を知っていることに蓮の警戒は上がった。


「そう怖い顔はしないでくださいな。私(わたくし)の名前は天羽 香奈枝と申します。誠二君、失礼、黒羽一葉さまとは昔からのお付き合いをさせていただいております。今日は一葉さまのご当主就任のお祝いに参りましたの」

 向き直って両手をつき、頭を下げる香奈枝に対して、じっとその様子を見ていた蓮だが、一葉に肘でつつかれ、しぶしぶといった様子で頭を下げた。

「黒羽 蓮です。妻です」

 下げていた蓮の後頭部を一葉はひっぱたく。

「誰が妻だ! すみません、こいつ、まだ見習いでして、いつも嘘ばっかり」

 はははと乾いた笑みを浮かべる一葉を、蓮は後頭部を押さえつつ、頭を上げてじっと見つめた。しかし、笑みは変わらず、香奈枝は口元を抑えたまま、笑う。

「あらあら、ずいぶんと可愛らしい奥様ができましたね、誠二君。なら、あとで結婚祝いも送らないと」

 余裕の表情を崩さず、言ってのける香奈枝だが、口にした世辞の、可愛らしいの言葉が蓮には嫌みに聞こえた。未熟でなにもできない女を妻にした、と意味に捉えた。
 だが、そんな様子を尻目に、香奈枝は卓の上に持参したバックから祝儀袋を差し出した。

「誠二君……一葉さま、黒羽家当主就任おめでとうございます。昔から貴方を知っている者として、今回の就任は嬉しく思います。これは、心ばかりのお祝いです」

「――……ご存じでしょうが、香奈枝さん。今更なのは変身できなくなったからです。それに、二年前にもお祝いを頂戴しております」

 そっと、その祝儀袋を返そうとするが、香奈枝はその手を取って、止めた。

「一葉さま、これは、私個人からではなく、天羽家からのお祝いです。黒羽家がなければ、天羽家は潰えていました。私も、いま、生きておりません。大恩あるお家のご当主就任も、本来ならば次期当主の私ではなく、現当主である母が参らなくてはいけないですし、盛大にお祝いをしなければならないのに、不義理を責められることはあっても、ご遠慮なさることはありません。どうか、どうか……」

 それを言われると受け取らないことはできない。一葉はおずおずとその祝儀袋を受け取った。

「ありがとうございます。一葉さま」

「誠二で構いません。次期当主」

「ふふっ、私も香奈枝でお願いします。誠二君」

 にこやかに笑い合い、和やかな空気に一人取り残されていた蓮は本当に面白くなかった。いつも以上に冷めた視線でそのやり取りを見ていた。


「誠二君、今回参りましたのは、お祝いだけではありません。お願いがあります」

 襟を正し、香奈枝は一葉に向き合う。
 お願い、それは、誠二としてではなく、黒羽家当主、一葉として、対魔士に依頼する格好であった。

 原則として、当主が受ける依頼を決める。
 受けた依頼は誰が行うのか、家人に何が適しているのか、そもそも、その依頼はその家の特性に合った物なのかも当主の裁量に掛かってくるのだ。
 これは、なにも古くさい家制度の続きではない。

 家人が妖魔や他家に操られている場合、そこから情報が流出し、家の全滅を防ぐためであった。

 それは、蓮にも伝えていて、了解していた。

 しかし、蓮は出て行こうとしなかった。

 少しだけ苛立ち、一葉は蓮、と声をかけて、蓮は出て行こうと戸を開けた。

 そして、出て行こうとした蓮は、ゆっくりと香奈枝に向き直る。

「私は……」

 蓮は口を開く。その声は、一葉ではなく、客人で依頼人の香奈枝に向かってだった。
 蓮、と無作法を咎める一葉を手で制して、香奈枝はどうぞと蓮に続きを促す。

「私は、今は白峰蓮です。嘘をつきました。謝罪します」

 そういって、頭を下げた。
 一葉は蓮の謝罪にほっとしたのも、再び蓮が口を開くまでであった。

「けど、いつか黒羽蓮になります。一葉の、誠二の妻になります。もう、この人に私は操を捧げました」

 そういって、頭を下げて退出する。
 蓮は普段自己主張しない。そんな蓮の、信じられない言葉に、一葉は呆気にとられ、香奈枝は口を押さえて笑った。






 話し合いが終わったあと、家の前に止めていた車に乗り込もうとしていた。
 黒塗りの高級車は運転手がついている。後部座席に当然のようにドアを開いて香奈枝は乗り込もうとしていた。
 見送りは蓮だけであった。

 当主は原則として客人、依頼人の見送りにはいかない。例え親しい仲であってもだ。

 蓮は普段と変わらない無表情だが、いつも以上に表情がなかった。

 香奈枝が乗り込もうとしていた脚を止める。

 そうして、蓮に向き直り、手を差し出した。

 首をかしげる蓮に、香奈枝は握手だと言って、しぶしぶその手を蓮は取る。

「あの子、誠二君ったら大変でしょうが頑張ってクダサイね」

「――大変? 何がですか?」

 無表情で何の感情もこもっていない蓮にニコリと笑い、ゆっくりと顔を近づける。
 思わず、硬直した蓮の耳元で、香奈枝はささやいた。

「蓮さん、一つ教えて差し上げます」


 








「――誠二君の童貞は私が頂戴しましたの」








  蓮は人を害したことがない。手を挙げることなど考えたこともなかった。

 だが、猛烈な怒りが頭にのぼって、反射的に手が出てしまった。

 その手を香奈枝は容易く掴むと、足払いを行ってくるりと蓮を投げ飛ばす。
 背中から着地した蓮を痛みが襲い、うめき声が溢れた。

 そんな様子を心底侮蔑した表情で香奈枝は見つめ、

「貴方は、黒羽の、対魔士の妻に相応しくないですわ。大火傷をしないうちに身を退いて市井に紛れて生きていくことをおすすめします。霊力が高くても、誠二君なら生きて行く方法を教えてくれますわよ」

 そう言葉を残し、車に乗り込んで香奈枝は去って行った。

 蓮は泣かないとしたが、目からは涙が溢れた。それがどうしようもなく悔しくて歯の隙間から嗚咽が漏れた。



「どうした? 蓮」

 見送りにいったはずの蓮は、泥だらけになって戻ってきた。
 一葉の心配をよそに、無言のまま風呂にはいった蓮があがるなり、一葉の前に座る。

 居間でじっと香奈枝からもらった書類とにらみ合っていた蓮は、あぐらを掻いた一葉の膝に座った。同じ背丈の女性が座ってしまったため、書類が見えないが、書類をめくっていた手を止める。

「……一葉」

「なんだ?」

 たっぷりと10分近く経ってから、蓮は声を出した。

「今度の依頼、私は留守番?」

 蓮を抱いてから一ヶ月、簡単な依頼ならば蓮も連れて行っていた。
 だが、大事の、荒事の依頼は置いていた。
 蓮は予見していた。あの女――香奈枝が持ってきた依頼は荒事だと。

 だから、おいていかれると思っての質問だった。

「いや、今度は連れて行く。お前もそろそろそういった経験が必要だし、初陣にはもってこいだったからだ」

 だが、予見に反しての言葉である。

「そう――」

 それきり、蓮は再び沈黙した。


 一葉は、

 下2

 ①蓮の頭を撫でる。
 ②怖くなったのか、と問いかける。
 ③自由安価(あんまり無理のある内容は無効です。ご了承ください)

1

1


 選択1

 蓮の頭に手を置いて、撫でた。
 蓮は白髪だ。だが、色素が抜けているのではなく、白の色素――霊力の影響で染まっているだけで、老人特有のごわつき、そして、抜け毛が目立つような白髪ではなく、絹のようなこしと艶を兼ね揃えた素晴らしい髪であった。

 撫でていた手は、いつの間にか夢中になって梳いていた。

「――一葉」

 蓮が一葉への問いかけの声で我に返った。
 咳払いをして、なんだ、と返す。

「香奈枝って人、どんな人なの?」

「いい人だ。昔、俺の親、先代が助けたんだが、それから懇意にして貰ってる。ただ、おっかない面もあるな。下手な裏家業や対魔士よりもずっと伝手も財力もある。それで――」

 その先を遮り、蓮は一葉の唇を自身の唇で塞いだ。一瞬で対面するように一葉に向き直った蓮の、いつもと同じく、蓮が大好きなキス。ただ、舌を絡めようとする。
 そんな蓮を、両肩をもって引き離した。

「お、おい!どうした、蓮。お前、ちょっと変だぞ!?」

 いつもと違う、強引な口づけに違和感を覚えた一葉は疑問を呈した。問いかけられた蓮は、ただ口を横一文字に結んだままだった。いや、なにか言葉を迷っているようで、せわしなく動かしては、視線を外す。






「――あの人が、本妻?」




「いや、本妻って、香奈枝さんと俺は――」

 あたふたと慌てる一葉を尻目に、立ち上がった蓮は再び感情のこもってない表情で出て行く。


「ごめんなさい、ずっと一葉はいってた。私は愛人だって……」

 そう呟いて、肩を落として蓮は去って行った。
 あとには、一葉が一人残された。



はい、今夜はここまで

別に香奈枝さんは嫌いじゃないし、装甲悪鬼村正が初エロゲ勢としては高ポインツです。
ただ、立ち位置が美味しい、すっごく美味しい

明日からシスター編本格スタート!
今でも依頼とこういった展開希望はお待ちしております。
ただイチャラブ原理主義者であることは表明しておきます

とりあえず香奈枝現時点ではかなり嫌な奴やね…
蓮の行動も無問題ってわけじゃないけど、境遇考えたらあれだし
旧知の仲の余裕を見せるでもなく耳元で煽るばかりか転ばせて泥まみれにさせるって普通に陰湿

香奈枝は設定が変わってなければ、あえて悪役を演じているのかな(初対面の蓮にそこまでする理由は分からないけど)

まあ仮にだけど、以前からずっと一葉を支えてきて、自分も一葉に相応しくなるように努力してきてかつ初めてまで捧げたとかなら、
いきなり妻と自称する、自分から見てほぼ素人の女性がいたら普段親しみやすい性格でもキレるかもしれないけど

>経験と知識、それと、多少の人脈が手に入れば価値はあります。つまり、それを手に入れたなら、もう無価値、時間を無駄にしないためにも、帰国しました
この辺りからしていい意味でも悪い意味でも合理主義っぽいし、不要な物(未熟な自称妻)を排するのは本人的には悪気なさそう
ただ家柄的に腹に一物持ってそうだし、戯言と流さずに子供に侮蔑の視線投げたりはちょっと距離を取りたい
他の依頼にある指小里姉妹や朝霧兄妹とかも同業者みたいだし、無理に天羽に頼りきる必要なさそうなのは救いかも

可愛らしい奥様が~のくだりを蓮が嫌味と捉えてるけど実際その通りで蓮の感知が正しかったわけだしな
なんか香奈枝余裕の無い幼馴染みヒロインというかこの後手痛い目にあいそう

久々に期待できるスレなので今後も応援

>>1です。

すみません、ちょっと、いや、かなりやりすぎました。
香奈枝さんと、素晴らしい人物を描いてくださったのに申し訳ないです。

ただ、かなり今回は力が入ってます!
香奈枝さんもあとで理由も明らかにします。

ヒントとしては口調です。
明日から激務かつ艦これのイベントが手付かずなので、水曜日あたりか週末に投下します。

いや色々なキャラいた方が楽しいしキャラシートもそこまで厳密じゃないから気にしなくても大丈夫だと思うよ
あと投下やお知らせの時にスレ主とわかるようにトリつけた方がいいかと。名前欄に【#任意の英数字】でつけられる筈

了解です

毎度つけるのが面倒なので、投下前にこのトリップつけてから投下しますね

展開上必要になったので、ちょっと安価

黒羽家の関係者で募集します
下3くらいまで

苗字は黒羽でなくても構いません。

キャラクター シート

【名前】
【年齢】
【容姿】
【性別】
【性格】
【一葉との関係】
【その他】

【名前】藤村宗吉
【年齢】15
【容姿】黒の逆立った髪にラフな格好
【性別】男
【性格】がさつだが義理堅い
【一葉との関係】一葉一の舎弟(自称)
【その他】
かつて一葉に喧嘩を売った不良少年。だがその後妖魔に襲われているところを助けられてから、彼を兄貴と慕うように
以後は自ら舎弟と言い、一葉の手伝いや雑務を自ら進んで行うようになった。
霊力はほどほどだが、下級妖魔単体ならなんとか戦えるレベル

【名前】御剣 双刃(みつるぎ ふたば)
【年齢】22
【容姿】ポニーテールの長い黒髪で前髪で片目が隠れている。身長180cm程の長身。Hカップの爆乳で普段は胸が目立たない様な服装をしている。
【性別】女
【性格】自分にも他人にも厳しいストイックな性格。
【一葉との関係】実姉
【その他】産まれながらにして高い霊力を持ち上級対魔士の資質を見出だされた為に、代々霊剣を扱う名家「御剣家」に養子に出された一葉の姉。養子になる前の名前は「黒羽 双葉」。
対魔士として絶大な力を持っており、御剣家に代々伝わる扱いが難しいとされる霊力を注ぎ振るうと自在に灼熱の爆撃を起こす霊剣「火刃百鳴(びじんはくめい)」と強烈な吹雪を巻き起こし妖魔を凍てつかせる霊剣「宝刀煌綿(ほうとうこうめん)」を二本同時に扱える程の実力がある。
実は結構なブラコンであり一葉の事がめっちゃ大好きだが、その事は尾首にも出さない。昨今の黒羽家の現状を見て一葉を応援しているが、黒羽家を御剣家に取り込み一葉を養子にする事でちゃんと姉弟になるのもアリかな?という気持ちもある。

【名前】獅堂 浄三(しどう じょうぞう)
【年齢】42
【容姿】
合法ショタ。
身長155cm程度。短く切り揃えた白髪。年端もいかない少女のような顔立ち。
華奢な体格だが、それに反して立派な逸物と精力の持ち主。
【性別】男
【性格】
気さくで面倒見が良い温和な人物。
【一葉との関係】父方の伯父
【その他】
対魔士の名門「獅堂」家に婿養子として送り出された一葉の伯父で、戦闘方面では非力だが優れた薬師・霊薬の作り手として知られている人物。
対妖怪用の薬や毒は勿論、血筋を絶やさない(孕ませる)為の精力剤・媚薬なども作れる。
容姿から若返りの薬も作れると噂されているが、本人は幼い容姿を気にしている。
一葉の事情を知っているため、ちょくちょく仕事を回している。
非常に親バカで年ごろの愛娘を大変溺愛している。

【名前】蜜花アゲハ
【年齢】13
【容姿】黒髪ロングに紫の瞳で常に眠たげな垂れ目がち。体型は年相応
【性別】女
【性格】温厚で天真爛漫
【一葉との関係】腹違いの妹
【その他】
一葉の腹違いの妹。黒羽家の一員ではあるが、その性格や身体つきから対魔士には向いていないとされ、苗字と共に正体を隠している。
兄の仕事、自分の才の無さは自覚しており歯痒い思いをしており、いつも兄の無事を祈っている。なお、いつでも会えるようにと住んでいるのは近所。
怪我の手当てや料理等が得意。(兄の為に覚えた)

しまった

どれも最高です
全部採用するつもりなかったけど、全部採用

ただ、出来上がっていた設定と反する部分もあるので、設定とかちょっと変えるかもしれません

そこはすみません
最初に安価をとっておけばと後悔するくらい素晴らしいです

特に>>126の宗吉くん
君は番外編の主人公に決定だ。具体的には、文学少女を落としてもらう
ものすごくいい、すっごくいい

あと、妹姉キャラがいなかったのもあってすごくいいし、叔父上は便利キャラだ。まってたぜ、そういうの!
今仕事終わりなので、投下は週末になりそうです

【依頼内容】 魔を滅する鈴のクリピアスを作った。どのくらいの結界を張れるか試して欲しい?
【依頼主】 変態対魔士?
【その他】 蓮(巨乳時)か香奈枝を指名。
全裸で頭の後ろで手を組んでガニ股で鈴を鳴らして歩くと結界が張れる。


【依頼内容】 牧場の牛を狙う妖怪の退治?
【依頼主】 牧場主?
【その他】 夜な夜な、牧場の牛を狙って妖怪が出る。
牛乳を搾ってしまうから牛乳が出なくて困っている。
全裸でカウベルをつけた蓮(巨乳時)か香奈枝で妖怪をおびき出して退治をお願いする。

エロ依頼
香奈枝の無様エロがみたい

【依頼内容】洋館に潜む双子妖魔の討伐
【依頼主】洋館所有者の老人
【その他】
海外出張から戻ると、館に双子の妖魔が住み着いていた。
一度対魔士に同じ依頼を出したが失敗。どうやら双子は互いに補完し合う関係らしく、一体を倒してももう一体が復活させるようだ。
常に館内で双子は離れて潜むので一人で討伐することは困難。強力な対魔士二人以上の連携でどうかこの妖魔を倒して貰いたい。
報酬ははずもう。

すみません

例のウィルスで職場が壊滅して、私は免れたけど、免れた故に今地獄の業務なので、もう少しだけお待ち下さい

こりゃエタかな…

まだー?

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