とりあえず周りと自分の持ち物を確認

男（周りを見回してみる）

男「辺り一面砂漠……」

男「！」

男「いや、遠くに……かなり遠くに建造物が見える。あれが何かは分からないが」

男「あんな遠くにある物が見えるほど、何もない。全てが砂漠だ」

ﾋﾞｭｵｰｯ

男「砂嵐か……砂が身体に当って痛い」

男「ああっ！？」

男（俺、裸だ。いや正確には着ているものはズボンだけ）

男（ポケットが腰に二つ、尻に一つ。中には何もない）

男「ふむ……」

男「これからどうするか」

↓1

建造物を目指してみる

男「あの建物を目指して歩いてみるか」

男「……遠いな」

男「距離は【10】くらいか」

男「よし……」

…移動中1/10

↓1【コンマ下一桁判定】
0：人だ…
987：何か見つけた！
654：盗賊だ！
321：巨大生物だ！

や

男（なんだ、あれは）

男（人影……）

男（誰だ？　どんな奴が来る？）

↓1

巨大生物の疑似餌だった

ラクダっぽい生き物に乗った民族衣装のおじいさん

こわっw

ﾕﾗ…ﾕﾗ…

男「なんだ？」

男（砂嵐が強くてよく見えない）

男（こちらから近づくか……）

男「……おい！」

ﾕﾗ…!

男「！」

男「違う！」

男「人じゃない！」

ｻﾞﾊﾞｱｱｱｯ!!

男「魚だ！　……砂に泳ぐ……魚っ！」

男「人影は……疑似餌！」

ｶﾞｱｱｱｱｱｯ!

男「ま、まずい、食われ――ッ！」

ﾊﾞｼｭ――ッ！

男（なんだあの音！）

ｻﾞｸｯ

ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱ――ッ

男（魚の目にデカい針が刺さった！？）

ﾊﾟｶﾗｯ

ﾊﾟｶﾗｯ

男「！」

？「乗れ」

男「アンタは！」

？「いいから乗れと言っておる！　死にたいか！」

…

ﾊﾟｶﾗｯﾊﾟｶﾗｯ…

男（助かった……逃げ切れたようだ）

男「さっきのはなんだ？」

？「砂鮟鱇じゃ。このナリで見たこと無いワケなかろうに。ハグレじゃろ、オヌシ」

男「……アンタは？」

？「ワシャ”ラクダ爺”じゃ。そればっかりじゃの、オヌシ」

ラクダ爺「ワシも名乗ったからオヌシも名乗れ、ほれ」

男「……」

ラクダ爺「……」

男（何か話しておくか？）

↓1