【デレマス】雨の日のバースデーケーキ (10)

ザーザー

―昼過ぎから雨が降り続いている

―あと、もう家に帰らないといけない時間が近づいている



―それでも



みりあ「プロデューサーぁ……」

チュブチュブ

モバP(以下P)「好きだよ、みりあ……」

チュブチュブ



―私とプロデューサーはくっついたまま離れない

―久しぶりの二人同時のオフ

―恋人なら離れたくないよね

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赤城みりあ誕生日SSです

短いですが、よろしくお願いいたします

―ベッドの上には脱ぎ捨てた服と下着

―テーブルの上には食べさしのケーキ

―もちろんホールごとでなく、カットされたものだ



―誕生日のお祝いをしている最中、二人のどちらかわからぬうちにふれあい、キスをして抱き合った

―ただそれだけ

―そして



P「みりあ……そろそろ……」

みりあ「うん……」

―もう別れる時間であった

みりあ「どうしよっか……これ」

―もちろん食べ差しのケーキだ

P「あぁ、俺が処分しておくよ。胃の中にな」

みりあ「えぇ~私の食べ差しだよ。…………変態」ボソッ

P「うぐっ!」

―冗談を冗談で返す



―でもこのケーキは二人で雨の中買いに行ったモノ

―今日の想い出が詰まったモノ

―だから



みりあ「えいっ!」

パクッ

みりあ「ふぅふぇた。ひぃー、ぴあかさうへたへぉ!」

P「口に物が入ったまま喋るんじゃありません」

みりあ「んー」

ゴキュゴキュ

ゴックン

みりあ「おいしかったよー!」

P「まったく……年頃の女の子がはしたない真似をするんじゃありません!」

みりあ「はーい」

―そう、それは

―二人の時間を終わらせる合図

P「じゃあ、送っていくよ」

みりあ「あ、大丈夫。私一人で帰った方がいいし、それにプロデューサーが来たらみんなに余計な気を使わせちゃうからね」

P「ん……そっか」





みりあ「じゃあね」

バタン

R行けっつってんだろペドフィリア

ザーザー

―雨は降り続ける

―私の誕生日に降り続ける

―まるで私とPの仲を妬むように

みりあ(それはそれで困るなぁ……でも今日は仕方がないかな)



―やがて

みりあ「ただいまぁ!」

「おかえりなさい」

「おかえり、みりあ。誕生日おめでとう」

「おかえりー、お姉ちゃん!」

―だって、また大事な人たちに祝ってもらえるから

「わー、おっきなケーキ!」

「お姉ちゃんの二十歳の誕生日だからって、お父さんがフンパツしたんだよ」

「こ、こら……それでP君との日程は決まったのかな?」

「うんっ!えっと……」

「まぁまぁ、その話は後にして……」





―この家族の中にプロデューサーもすぐに加わるもんね

―そしたら、もっといーっぱいの幸せが待ってるよね

―これからもよろしく





―愛しの旦那様……キャッ!

(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

つうわけで、みりあ二十歳の誕生日の風景でした

(個人的には)みりあっぱいは奏ぐらいしか育たないのを想定してます

ちな

薫(雫レベル)>千枝(りあむレベル)>桃華(かな子レベル)>みりあ(奏レベル)>>>ありす(藍子レベル)

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