オリジナルでふ。
ちひろ「ねえ」
P 「何ですか」
ちひろ「数えましょうよ」
P 「何を」
ちひろ「鐘」
P 「無理ですよ」
ちひろ「行けますよ、1、2」
P 「そこが1回目じゃ無いです、4、5」
ちひろ「今ずれましたよ」
P 「だから無理なんですって、何回かわかってるんですか合計で」
ちひろ「108」
P 「無理だ」
ちひろ「無理じゃない」
P 「仕事」
ちひろ「無理だ」
P 「無理じゃない」
ちひろ「はー…」
P 「年内の仕事は年内に終わらせましょう
よ」
ちひろ「そんな固いこと言わないで」
P 「全然固くない」
ちひろ「もー…あ、9、10」
P 「まだ数えてたんだ」
ちひろ「そりゃあ、本気ですから」
P 「あーあ」
ちひろ「大体ブラックですよね」
P 「え?」
ちひろ「いや、事務所ですよ、大晦日に当たり前のように仕事、仕事
P 「それは、まあ」
ちひろ「たまに自分を見つめ直すと嫌になるときもありますよ、15」
P 「こんな仕事就くんじゃなかったって?」
ちひろ「それは思う暇もないですけどね」
P 「あー、それわかるかも」
ちひろ「何年目ですっけ、プロデューサー業」
P 「20」
ちひろ「大嘘つかないで」
P 「あー、今のは鐘、鐘」
ちひろ「数えてたんかい」
P 「...5年目ですよ」
ちひろ「...そんなになりますか」
P 「本当早いなあって」
ちひろ「ねえ、本当」
P 「本当」
P 「しかし寒いですね」
ちひろ「暖房はもうついてますけど」
P 「それでもです」
ちひろ「カイロ、持ってたかな」
P 「貼るやつ?貼らないやつ?」
ちひろ「...貼らないやつ」
P 「じゃあいいや、邪魔なんで」
ちひろ「なんなんですか」
P 「32」
ちひろ「あ、鐘全然数えてなかった」
P 「ほら見たことか」
ちひろ「今の正しいカウント?」
P 「いや、適当」
ちひろ「散々だよ」
P 「33?」
ちひろ「別に駄洒落じゃないです、もう」
P 「どうですか、終わりそうですか」
ちひろ「...もう少しかかりますかね」
P 「手伝いましょうか」
ちひろ「いやいや」
P 「いやいやいや」
ちひろ「別に1人で出来ますから」
P 「1人でやる意味ないでしょう」
ちひろ「それはそうですけど」
P 「とにかくこっちに回してください、ほら」
ちひろ「...ありがと」
P 「あ、鐘」
ちひろ「何、金の要求?汚い奴、最低」
P 「何でそうなるんだよ、鐘、鐘、ゴーンの方」
ちひろ「脱税?!」
P 「そのゴーンじゃねえよ、経理から離れてくれ」
ちひろ「ケリー?!」
P 「何なんだよ、どうなってるの!」
ちひろ「ルノー?!」
P 「ああああああ!」
ちひろ「23」
P 「日産?!」
ちひろ「冗談です!!…多分半分は過ぎましたよとっくに」
P 「あーあ、回数やっぱり適当になった」
ちひろ「仕方ないでしょう、漫才してたんだから」
P 「わざとですか」
ちひろ「わざとですよ」
P 「そりゃそうか」
ちひろ「えへへ」
P 「そろそろですね、新年」
ちひろ「そうですね」
P 「結局事務所であけおめですね」
ちひろ「まあ、そうですね」
P 「事務所で初日の出かあ」
ちひろ「乙なもんなんですかね」
P 「まあ、あいつらアイドルだって大晦日に大仕事か、そう考えれば」
ちひろ「…そうですねえ」
P 「…今年も凄かったな、パフォーマンス」
ちひろ「ですね」
P 「老若男女に伝わる凄みがあった」
ちひろ「ですねですね」
P 「やっぱ国民皆が見てるテレビだからな、気合も違った」
ちひろ「あー、まあ」
P 「何そのなんとも言えない返事」
ちひろ「いや別に、全員アウトだったなって」
P 「え、何」
ちひろ「え?」
P 「うちのアイドルたちのパフォーマンスが全員アウトってこと?どういうことそれ?」
ちひろ「え?え?何言ってるんですか」
P 「え?…ちょっと待って、今ちひろさん何の番組の話ししてる?」
ちひろ「ガキ使」
P 「え?俺紅白の話してる」
ちひろ「え?あ、そうだったのか道理で」
P 「ああ、ああ、紅白は凄かったよな?」
ちひろ「それはもちろん」
P 「良かったー」
ちひろ「はいはい」
P 「…え、ガキ使って何?うちのアイドル出てたの?」
ちひろ「はい」
P 「…はい?え?誰?」
ちひろ「…楓さんが」
P 「…待って聞いてない」
ちひろ「…サンシャイン高垣と」
P 「待ってそれ事務所通してない」
ちひろ「え」
P 「…」
ちひろ「…」
ちひろ「…ジャスティス?」
P 「全然ジャスティスじゃない」
ちひろ「いぇーい」
P 「何もいぇーいじゃない」
P 「本当にそろそろですね」
ちひろ「ですねえ」
P 「新年の瞬間に108回目の鐘がなるらしいですよ」
ちひろ「へー」
P 「今から初詣でも行きますか?」
ちひろ「寒いんでいいです」
P 「ですよねー」
ちひろ「あ」
P 「ん?」
ちひろ「そばです、そば」
P 「ああ」
ちひろ「買ってましたよどん兵衛」
P 「おー」
ちひろ「いぇいいぇい」
P 「5分待てばいい?」
ちひろ「そうですね」
P 「あ、それじゃ間に合わないよ」
ちひろ「え」
P 「もう新年だよ、5分待ったら」
ちひろ「まじか」
P 「これじゃただのそばだ」
ちひろ「ほんと」
P 「…今年もお世話になりました」
ちひろ「…何ですか急に」
P 「いや、こういう時に言わなきゃ言う機会無いかなって」
ちひろ「いつも言ってくださいよ」
P 「やだよ」
ちひろ「なんでさ」
P 「恥ずかしいし」
ちひろ「…確かに」
P 「…あ、新年だ」
ちひろ「…今のが108回目の鐘なんですね」
P 「みたいですね」
ちひろ「今年も宜しくお願いします」
P 「‥はい、宜しくお願いします」
ちひろ「…ずっとそばにいますから」
P 「うまいこと言ったつもり?」
ちひろ「別に」
P 「今日の予定は?」
ちひろ「私は、初売りでも行こうかなと」
P 「お、どこの」
ちひろ「109」
P 「似合わないなあ」
ちひろ「殴りますよ」
P 「110番110番」
ちひろ「…いい1年にする予定だったんですけど」
P 「いい肉とか食いたいな、最後の晩餐」
ちひろ「いい身分ですね、いいよいいよそういう態度」
P 「い、以後気をつけるから」
ちひろ「ひひ、無残ですねえ…あ、そば出来てる」
P 「…いいなー」
ちひろ「え?」
P 「いや、いいですよね、そば食える人」
ちひろ「ん?」
P 「いや、俺そばアレルギーなんだよね、言ってないっけ?」
ちひろ「…え?」
P 「食ったら119」
ちひろ「119」
P 「そう、119。」
国際展示場にてかじかむ手で投稿したら、初手で噛んでいて悲しくなりました。
以上です。年越しSSです。
駄文失礼しました。
これから並ぶぜ同志
そろそろ撤退開始するよ同志
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