アッキー「わんわん!!」優「?」 (14)

◆アッキーさんのSSです。
◆著しいアッキーさんのキャラ崩壊が見られます。
◆コレジャナイ感に見舞われると思います。
◆前作より短いです。

前作
モバP「まゆのヤンデレを治す!」
モバP「まゆのヤンデレを治す!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363363988/l50)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376136902

貴方か

待っていました。またお願いします。

優「アッキー、行ってくるねー☆」

アッキー「くぅ~ん…(その毛をワシャワシャするのはやめてくれ!!)」

優「アッキーもあたしと別れるのが辛いの?ヤダー、大丈夫。帰ってるからねー♪」ギューッ

アッキー「わんわん!!(く、苦しい!!俺が暴れている理由が分からないのか、ご主人!?)」

優「今から舞台のお稽古だからお留守番よろしくね、アッキー♪」

アッキー「わんわん。(任された。)」

優「じゃあ、ケージの中に入っててねー☆」

アッキー「わん!!(なるべく早く出してくれよ。)」

優「すぐに終わらせるからねー☆」

アッキー(俺のことを愛してくれているのだろうが…、さすがに俺のことも考えて欲しいな。)

アッキー(ん?あれは台本…?ご主人、忘れて行ったな!!今日は台本合わせって言ってたのに…)

アッキー(よっと、ケージの扉の開き方を覚えてしまっているのも問題だな。)

アッキー(台本を持ったが、この劇場の作りが分からん。)

CALL!!CALL!!

アッキー「ワウッ!!(オタコン、聞こえるか?)」

晶葉『ああ、聞こえているよ。まったく、オタコンと言えば泉の方が適任のような気がするんだが?』

アッキー「わん。(犬に難しいことを言うな。この通信もお前が作ったものだろうが。)」

晶葉『ああ、私の自信作だとも。で、何か用か?』

アッキー「バウッ(ご主人が粗相をやらかしてな。劇場のリハーサルの場所を知りたい。)」

晶葉『君は愛玩犬にはもったいない程の逸材だな。ちょっと待っててくれ。今、君の毛につけた小型カメラから場所を割り出す。』

アッキー「わうっ(まったく、毛に違和感があると思ったらお前の仕業だったのか…)」

アッキー「わん(結果は?)」

晶葉『うーん、そこの劇場の練習場でリハは行われているようだ。少々、長い廊下を渡らなければならないが大丈夫か?』

アッキー「わんわん。(なに、ご主人と一時間一緒にいるよりかは楽なもんだ。)」

晶葉『では、健闘を祈るよ。』

アッキー「わん!!(ああ、行ってくる!!)」

アッキー(しかし、ドアを開けるのも一苦労だな。)

アッキー(机に飛び乗って、ドアノブに飛び乗りドアを開けた。)

アッキー(廊下に出たはいいが…)

アッキー(スニーキングミッションに関しては自信があるが…、なにせ人が多いな。)

アッキー「ワン(まったく…、ここまで切り抜けたはいいが…)」

スタッフA「もうすぐ、練習開始です!!」

スタッフB「太田さん入ってまーす。」

スタッフC「三浦さんももう少しで到着しますね。」

スタッフD「如月さんもスタンバイをされているんで、なるべく早めにお願いしまーす。」

スタッフE「及川さんも入ってるみたいです。」

アッキー(どうやら、方向音痴のあずささんが来るまでにあの練習場前の5人のスタッフをどける必要があるな。)

CALL!!CALL!!

晶葉『なんだね。こちらも忙しいんだが。』

アッキー「わん。(練習場前に5人いる。どける方法を知りたい。)」

晶葉『陽動作戦はどうだ?』

アッキー「わん(うーん、さすがに犬の身には辛いものがあるな。)」

晶葉『ダンボールにでも隠れたらどうだ?』

アッキー「わん。(いいセンスだ。)」

晶葉『ふふっ、君は番犬か闘犬にでもなった方が良かったんじゃないか?』

アッキー「わん。(残念ながら俺は生まれついての忠犬なんでな。他の職業に興味はない。)」

アッキー「わんわん!!」

スタッフA「あっちで犬の鳴き声がしたぞ!!」

スタッフB「もしかして、アッキー君が逃げ出したんじゃないか!?」

スタッフC「探しに行きましょう!!」

スタッフD「私は残って三浦さんの到着を待ちます。」

スタッフE「あ、俺は探すのパスで。」

アッキー「わん。(どうやら、3人は陽動できた。残りは…、真面目そうだが動きの遅い奴と不真面目なバカだ。)」

晶葉『そのまま、ドアの方まで駆け抜けることは?』

アッキー「キャン(犬が開けるような扉じゃないことは確かだ。)」

晶葉『おいおい、どうするんだ。』

アッキー「わん(あずささんが遅れて入ってくるときに、そのまま駆け抜ける。)」

晶葉『それは…、無理があるんじゃないのか?』

アッキー「わう(オタコン、俺の身体能力を知らないわけじゃあるまい。)」

晶葉『うーむ、そこまで言うのなら仕方ない。いい方法が見つかったら連絡する。』

アッキー「わん(ああ、分かった。)」

アッキー(結局のところ、オタコンからは連絡なし。俺が突破するしかないか…)

あずさ「あらあら~、ここはどこかしら~」

アッキー(ちょうどいいところに来たみたいだな…)

あずさ「たぶん、こっちだったと…」

アッキー(逆方向じゃないか!!どうする…、このまま待っていても埒があかん…)

アッキー「わん。(こっちだ。)」

あずさ「あら、この子は確か…」

アッキー「わんわん(いいから早く練習場に行くんだ!!)」

あずさ「スカートを引っ張ってるってことはあっちなのね。」

アッキー「わん!(察しがよくて助かる。)」

あずさ「すいませーん、遅れてしまって…」

アッキー(今だ。隠してある台本をくわえて一気に駆け抜ける!!)

あずさ「あ、スタッフのみなさん。こんにちは。」

スタッフE「みなさん待っているので、早く入ってください。」

アッキー(この瞬間に全てを賭ける!!)

スタッフD「あ、あれはアッキー君じゃないか!?」

スタッフE「そうじゃないっすか?」

スタッフD「捕まえろ!」

スタッフE「はいはい。」

アッキー(残念だがお前たちに捕まる気は毛頭ない。)

アッキー(まずは一人。)

スタッフD「あ!?」

アッキー(そして、もう一人!!)

スタッフE「チッ。」

アッキー(ドアが閉まる前に練習場に…)

スタッフD「逃がすか!!」

アッキー(何!?)

スタッフD「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

アッキー(捕まるか…、ちくしょう…)

スタッフE「あ、挟み撃ちですね。」

アッキー(くっ…、あいつの腕をかわして…、って、ん?今、向こうの奴が動いたら…)

スタッフD「痛てっ!!」

アッキー(下手に動いたから、捕まえようとしたやつの手を踏んだのか。つくづく悪運が強いな。俺も。)

アッキー「わん!!(待たせたな、ご主人)」

優「アッキーが忘れた台本持って来てくれたのー☆ありがとう♪」

雫「アッキー君、偉いですー。」

優「ありがとー☆アッキー」

ギュウウウウウゥゥゥゥッ

アッキー「わんわん!!(苦しい、苦しい、やめてくれー!!)」バタバタ

あずさ「あらー、この子、私をここに連れてきてくれたワンちゃんですよ。」

千早「もう…、犬にまで案内されるなんて…。いつも、誰かと一緒に来ないとダメだって言われてるのに。」

あずさ「ごめんなさいね。ちょっと、お手洗いを探していたら…」

スタッフ「とりあえず、アッキー君預かりますね。」

優「ありがとね。アッキー。」

アッキー「わん!(気にするな、ご主人。)」

スタッフ「じゃあ、アッキー君。部屋に帰ろうか。」

CALL!!CALL!!

アッキー「わう(オタコンか?)」

晶葉『ああ。どうやら成功したようだな。』

アッキー「わん(お前がいなければ、成功しなかった。ありがとう。)」

晶葉『何、礼を言われるようなことはしてないよ。』

アッキー「わん(謙遜はよくない。まあ、お前みたいに尊大な態度な奴には必要なのかもしれんが。)」

晶葉『言ってくれるじゃないか。この際だが言わせてもらうが、君は犬というよりも蛇みたいなやつだな。静かに忍び寄って、獲物を毒牙にかける蛇みたいだ。この際、アッキー・スネークとでも改名したらどうだい?』

アッキー「わん。(悪いが、爬虫類に退化しても嬉しくないんでね。改名はなしにしてくれ。)」

晶葉『そうか、残念だ。とてもいい名前だと思ったのに。』

アッキー「わう(お前のネーミングセンスは最悪だからな。その方が世の中のためかもしれん。)」

晶葉『そうかい。じゃあ、通信を切る。また会おう。』

アッキー(まったく、うちのご主人には手を焼かされる。だが、こういう毎日も悪くはないものだな。)

アッキー(オタコンやその他大勢の仲間に囲まれてご主人はイキイキしている。この毎日を守るために俺は戦い続けよう。命尽きるその日まで!!)




その後、アッキーが伝説の忠犬と呼ばれるのはまた別のお話…




                                             おわり

おしまいです。これは前のSSで考えてたやつをちょっとした勢いで書いてしまったものです。
ええ、すいません。次はヤンデレを書くとしてもモバマスで書きます。リクエストがあったら書くかもしれません。

アッキーさんパネェwwwwww

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