沙織「おはこんばんちはー！」

沙織「君の可愛い彼女沙織ちゃんからメールだよ」

沙織「クリスマスはもちろん一緒に過ごせるよね？」

沙織「君の為に手料理腕を振るって作っちゃうよ！」

沙織「デザートは私.....なんちゃって！」

沙織「やだもー 君はエッチなんだから！」

沙織「じゃあ返信待ってるよ」

沙織「返信してくれなかったら勝手に行っちゃうよ～」

麻子「おはよう」

麻子「明日の夜お前の家に行くから」

麻子「クリスマスプレゼントとご飯を用意していてくれ」

麻子「もちろん 私もプレゼントは用意するからそこは安心して欲しい」

麻子「おばあ以外とクリスマスを二人で過ごすのは久しぶりだ」

麻子「もし予定があるのなら返信してほしい」

麻子「それじゃあおやすみ」

華「こんにちは」

華「明日は空いていますでしょうか？」

華「母様が明日は実家の方で立食会があるから 恋人がいるなら連れて来いとのことなので」

華「一緒に来て欲しいのですが」

華「私にあんなことをさせておいて断ったりしませんよね？」

華「明日の夕方迎えに行きますので」

華「どうして無理だと言うのなら一応返信してください」

華「そういえば母様が早く孫の顔が見たいとぼやいていたそうです」

優花里「こんにちは」

優花里「あの.....明日はクリスマスイブといいまして」

優花里「世間的には恋人同士は一緒に過ごすそうなので....よかったらあの....一緒に過ごしたいな....なんて」

優花里「私なりにクリスマスプレゼントも用意してみたので」

優花里「インターネットで調べて選んだ物なので少し恥ずかしいけど喜んでいただけると思います」

優花里「無理でしたらその折り返し返信していただけたらなって......」

12月26日

あや「やっぱり冬はコタツでみかんだね～」

あや「そういえばお兄ちゃんはクリスマス何してたの？」

あや「へー彼女と過ごしてたんだ。じゃあそのあと実家に戻ってきたんだね」

あや「あっ！お母さんにお餅買って来いって言われてたんだった.....ちょっと行ってきます」

・・・・・・・・・

あや「お、お兄ちゃん！アンコウチームの先輩方が鬼のような形相で家の前に横並びで仁王立ちしてるんだけど.....」

みほ「クリスマスの日ね....返信がなかったから心配で君の家に見に行ったんだけど誰かといたよね？」

みほ「浮気ってことかな？」

沙織「あのさ....せめて返信はしない？」

沙織「そうすれば浮気バレなかったんじゃない？」

沙織「もうバレちゃってるからいまさら遅いけど」

麻子「クリスマスの日お前の家電気点いてた.....」

麻子「・・・・・・・・」

華「どうやら盛りのついた犬がいるみたいですね」

華「ふふ....再調教の必要がありそうですね」

優花里「断りの連絡ぐらい.....嘘でもいいから入れてくださいよ」

みほ「クリスマスプレゼント受け取ってよ」

みほ「このボコね...君を思いながら私が一から作ったんだけどぐちゃぐちゃになっちゃったんだもらってくれるよね？」

沙織「手料理いろいろ準備してたんだけど食べてくれるよね」

沙織「いろいろ食材取り寄せたんだよ？トリカブトとかオニテングダケとか」

麻子「これあげる....お揃いの枕....」

麻子「涙と鼻水ついてるけど......」

華「とりあえず鞭打ちですね」

華「他にも水責め.....色々楽しくなりそうです」

優花里「プレゼント.....リボンなんですけど」

優花里「首絞めるのには使えそうですね」

みほ「ねぇほら受け取りに来てよ」

沙織「早く来て....もう我慢できないよ」

麻子「いますぐ来い....」

華「ほら早く.....極上の痛みをプレゼントしてあげますわ」

優花里「信じてたのに.....」

ドカッ！バキッ！ビシッ！ザシュ！グサッ！

みほ「ふぅスッキリした」

沙織「ご飯でも食べに行こうか 話し合わなきゃいけないこともあるし」

麻子「そうだな....誰が私の彼氏を誘惑したのかも気になるしな」

華「そうですね....盛りのついた彼をたぶらかした雌犬は誰でしょうね」

優花里「とりあえずまずは救急車ですかね.....血もすごく出てるし矢は抜いておきましょう」

みほ「大野さん 救急車呼んどいてもらっていい？私たち大切な用事があるから」

あや「は、はい！」

・・・・・・・・・・

あや「お兄ちゃん.....年末年始は病室で過ごすことになりそうだね」

完

恐怖のバレンタインデー あんこうチーム編に続く

で、結局誰とクリスマスを過ごしたんだ？家元？