サシャ「ジャン!お尻揉ませて下さい!」 ジャン「!?」(217)

スレタイで内容把握余裕だと思いますので注意書きはありません



夜の女子寮、寝室



サシャ「ジャンが揉みたいお尻NO.1ですか……」


ミカサ「そう。ジャンのことは嫌いだけど、お尻は好き」


アニ(何を言っているの?)


ユミル(何言ってんだこいつ?)


クリスタ「あー、解るかも」


ユミル「!?」



ミカサ「ちなみに、女子の部はミーナが優勝している」


ミーナ「!?」


クリスタ「それも解るかも……」


サシャ「そ、それで……?」


ミカサ「どんな揉み心地だったか教えて欲しい。パンなら保障する」


クリスタ「私も一個だけならあげるから教えてね!」


サシャ「任せてください!」フンス


座学の教室前



サシャ「ジャン!お尻揉ませて下さい!」


ジャン「!?」


サシャ「ジャンのお尻は揉みたいお尻第一位ですから、ぜひ揉みたいんです!!」ワキャワキャ


ジャン「マジかよ!!?」


ジャン「っつーか手が揉む気満々じゃねぇか!!」サササ


サシャ「逃げないでくださいよ!!」ワキワキ



ジャン「せめてちゃんと許可取ってからにしろよ!」


サシャ「お、お尻揉ませて下さいっ!」ズザァ


ジャン「土下座だと!?おいおい待てよ!」


サシャ「揉ませて下さい!なんでもしますから!!」ペコペコ


ジャン「……解ったよ。ちょっとだけだぞ?」


ライナー(この感じ……!) ピクッ


ベルトルト「どうしたの?」


ライナー「いや……なんでもない」


サシャ「あれ?代わりに胸を揉ませろとか言わないんですね?」


ジャン「お前胸全くねぇだろ!それより誰だよそんな事いった奴は!?」


サシャ「クリスタが」


ジャン「マジか……」


サシャ「ジャンのお尻情報を教えてくれたのはミカサです」


サシャ「ちなみに女子の一位はミーナだそうですよ!」モミッ


ジャン「か、関係ないだろうが……!」ビクッ


サシャ(ほうほう……ふわっふわでとてもいいお尻です!) ホクホク


サシャ「ありがとうございました!大満足です」


ジャン「ああ……満足ならよかった」



 夜、食堂


ジャン「とんでもない目に遭った」モグモグ


マルコ「何かあったのかい?」ズズズ


ジャン「サシャにケツを揉まれた」


マルコ「ブフーッ!」ブシャァー


ジャン「そんなに驚くことか?」モグモグ


マルコ「ど、どうして?」フキフキ



ジャン「俺のケツは揉みたいケツ第一位らしい」


マルコ「ライナーから聞いたのかい?」


ジャン「サシャが言ってたんだよ」


ジャン「全く、いつの間にそんなアンケートが作られてたんだ……」


エレン「お前もか、ジャン……」


ジャン「俺もって……どういうことなんだ?」モグモグ


エレン「今日ミカサに「エレンは甘えられたい男の子第一位。ので甘えて欲しい」って言われたんだよ」


ジャン「は?ケツよりよっぽどマシじゃねぇかよ!!」



エレン「いやでも……突然甘えろって言われて無視したらさ」


ジャン「……」


マルコ「フフ……」モグモグ


エレン「一時間くらい頭撫でられた……」モグモグ


ジャン「羨ましいんだよてめぇは!!」ガタッ


エレン「意味わかんねぇよ!飯のときぐらい座れよ!」


ジャン「チッ……なんでだよチクショウ……」スチャ



夜の女子寮、寝室


ミカサ「サシャ。調査は終わった?」


サシャ「はい!ジャンのお尻のさわり心地は……」


クリスタ「……」ゴクリ


アニ「何やってるの?あいつら」


ユミル「知りたくもねぇよ……」


ミーナ「zzzzz」


サシャ「ウサギを撫でてるみたいでした。ふわふわで暖かかったですよ!」


ミカサ「それは興味深い……」ニヤッ



クリスタ「ウサギか……勉強になります」


アニ「何の勉強?」


ユミル「さあ……」


ミカサ「ご苦労サシャ。明日の朝は楽しみにしておいて」


サシャ「解りました!おやすみなさい!」ガバッ


クリスタ「おやすみ……」モソモソ


サシャ(他の人はどうなんでしょうか……zzz)




朝の食堂



マルコ「……」ズーン


エレン「なんだったんだろうな?アレ」モグモグ


アルミン「解らないよそんな事……」ズーン


ライナー「大臀筋を鍛えすぎたか……」ズーン


ベルトルト「かもね……」ズーン


コニー「お前らどうしたんだよ!?顔が険しいぞ!」


ジャン「何だこれ?」



アルミン「聞いてよジャン!皆サシャにケツを揉まれたんだ!」


ライナー「俺は「固い」って言われた」


マルコ「僕は「垂れ気味ですよ」って言われた」


エレン「俺は「なんか叩きたくなります」っていわれたぞ」


アルミン「僕は「柔らかすぎます」って言われたんだ……」


ベルトルト「僕は「なんか淡白」だって」


ジャン「なんだこれは……」


コニー「そういえば俺は「小さすぎます」って言われたな」モグモグ


ジャン「一々コメントを残していくなよ……」


ミカサ「全員分揉んで来たというの!?」


クリスタ「さすがサシャ!仕事が速いね!」モグモグ


サシャ「エレンのお尻は……なんか叩きたくなりました」


ミカサ「サシャは良くわかっている。約束のパン」スッ


クリスタ「私からもあげるね」スッ


サシャ「ありがとうございます!」パシッ


ジャン「おい芋女……」ゴゴゴゴ


サシャ(怖ーー!!エレン並の悪人面やないけ!?)



ジャン「お前……何してんだ?」


ミカサ「調査」


クリスタ「だから邪魔しないで」


ジャン「お前らには聞いてねぇよ……」


サシャ「ジャンのお尻がすごく手に馴染んでいい感触だったので……他の人はどうかなと」ビクビク


サシャ「お、思ったんですけど……」


ジャン「とにかく、皆迷惑してるから止めろよ」


サシャ「……解りました」コクッ



ジャン「……」ツカツカ


ミカサ「やな感じ」


クリスタ「ホントホント!」


アルミン(クリスタの隣クリスタの隣クリスタの隣……)


サシャ「……」


ジャン「……サシャ」クルッ


サシャ「何ですか?」


クリスタ「帰らないんだ……」


ミカサ「さっさと消えなさい」


ジャン「お前らには言ってねぇよ……」


ジャン「なあ、お前みんなのケツの感想を言ったらしいな?」


サシャ「はい」


ジャン「……俺のケツはその……どうだった?」


ジャン「ほら、俺だけ感想言われてねぇだろ?」


サシャ「ゆるふわ……ですかね?いいお尻だと思います」


ジャン(ケツがゆるふわ…?穴のことではないよな?)


ジャン「そうか……じゃあな」


サシャ「……」


対人格闘訓練の時間



ジャン「さてと……アニ辺りと適当にやるか」


サシャ「ジャン!私としませんか?」


ジャン「ん?サシャか」


サシャ「一緒にやりましょう!」


ジャン「いいけどよ……お前遊んだりするなよ?俺まで罰則受けちまう」

嫉妬すんのかよ



サシャ「勿論ですよ!それにお話もありますし」


ジャン「で、話って何だ?」


サシャ「実はですね、男の子達のお尻を揉んだのには理由がありまして」


ジャン「言ってみろよ」


サシャ「私、ミカサとクリスタに雇われてまして……」


ジャン「パン二個でか?」


サシャ「はい……それで揉み心地を教えて欲しいと言われました」

>>19嫉妬って誰が誰に対してでしょうか?ちょっとそういう意図はなかった物で、教えてもらいたいんですが

ジャンがサシャに俺のケツ以外も触んのかよ的な嫉妬があったのかと...


説明すると恥ずかしいんだが

ワロタwww

>>22なるほど。わざわざ説明させてしまい申し訳ありませんでした

嫉妬とかそういう意図はないので、「自分だけ仲間はずれか……」という感じの気持ちで言ったと解釈してください



ジャン「別に、ちゃんと許可取ってから揉めば俺は何も言わねぇけどな……」


サシャ「恥ずかしいんですよきっと!やっぱりお尻を揉むのって勇気が要りますし」


ジャン「お前の場合パンが要るのか」


サシャ「ええ、まぁ……その……ジャン」


ジャン「何だよ」


サシャ「すいませんでした」


ジャン「気にしてねぇよ。お前だからな」


サシャ「え?」

お?



サシャ(私だから気にしてない?つまりジャンは私の事……あれ?そんなはずないですよね)


ジャン(芋女のやることを一々気にしてたら負けだからな。それにちゃんと筋は通してきたし)


サシャ「……」


ジャン「おいどうした?教官が来たらどやされちまうぞ」ツンツン


サシャ「……そ、そうですね!もう走るのは勘弁です!」


ジャン「後で俺以外にも謝っとけよ?」


サシャ「はい……」



男子寮、寝室



ライナー「やっぱり女子はケツが小ぶりで引き締まってるのが好きだと思う」


ベルトルト「そんなに拘るのかな……僕はどうでもいいけど」


ジャン「サシャにケツ揉まれたからってそんなに意識しだすか普通?」


ライナー「そうだ!今まで俺はケツを疎かにしていたんだよ!」クワッ


ベルトルト「……無視してジャンは体幹とかを鍛えた方がいいよ」ヒソッ



ジャン「勿論そのつもりだ……ライナー、クリスタは柔らかいケツが好きだって言ってたぞ」



ライナー「本当かよ!?」


ジャン「冗談だ」


ライナー「良かった!良かった!」


アルミン「ケツケツケツって汚いよね……ごめんね」


エレン「気にすんなって」


朝の食堂



サシャ「ジャン!お尻揉ませて下さい!」タッタッタッタッタ


ジャン「またかよ!?」


サシャ「あの日以来この右手が疼いて仕方ないんです!ジャンのお尻を揉みたい揉みたいって言ってますよ」


ジャン「別にいいけどよ……人前では止めてくれるか?」モグモグ


サシャ「何でですか?」


ジャン「恥ずかしいだろうが」


サシャ「そうですか……今すぐにでも揉みたいんですがね……」


ジャン「解ったらさっさと帰れ」


サシャ「はい……」トボトボ


マルコ「フフ……羨ましいよジャン」モグモグ


ジャン「マルコ、笑えねぇぞ」ズズズ



ミカサ「大失態だ」


クリスタ「うむ」



アニ「何あいつら……」モグモグ


ユミル「最近仲いいよなあいつら……」モグモグ


ミーナ「私っていいケツしてる?」


ユミル「汚ねぇなバカ!黙って食え」


サシャ「すいません……でも強引に揉むって言うのはちょっと……」


ミカサ「揉みたいんでしょ?なら揉むべき。私ならそうする」


サシャ「ミカサは力が強いから本気で抵抗されても大丈夫じゃないですか」



サシャ「私は……」


クリスタ「え?押さえつけてでも揉みたいの?」


サシャ「ええまあ」


クリスタ「……」


ミカサ「また次にしよう」


サシャ「そうしましょうか……」


立体機動訓練場



サシャ「さてと……揉ませてもらいましょうか」ワキャワキャ


サシャ「うりゃうりゃ!」モミモミ


ジャン「ちょっと……んっ……だけだぞ」ビクッ


サシャ「フヘへへ……ありがとうございました」


ジャン「お前本当嬉しそうな顔するよな……ん?」


ジャン「よだれ垂れてるぞ。汚ねぇ」ゴシゴシ


サシャ「え!?……す、すいません……」


ジャン「……」



サシャ「ジャンは優しいんですね!」


ジャン「ん?よだれ拭くぐらい……」


サシャ「それもありますけど!普通何もないのにお尻なんか揉ませませんよ?」


ジャン「お前なぁ……ちょっと考えてみろ」


サシャ「……」


ジャン「二個もパンが貰えるはずのお前が、俺がケツを揉ませなかったせいで貰えなかったらどうなる?」


サシャ「そ、それは……」



ジャン「エレンもアルミンも居ないミカサみたいになるだろうが」


サシャ(二人きりでも他の女の子の名前を出してくるって事は……やっぱり考えすぎかな)


サシャ「……そ、それピッタリですね!」


ジャン「だろ?それは可哀想じゃねぇかよ」


サシャ「そうですよね!」


サシャ(下げて上げるなんて反則じゃないですか……)


ジャン「何が「そうですよね」だ!さっさと帰るぞ」


サシャ「は、はい!」


ジャン「……」



サシャ「あの……ジャン」


ジャン「どうした?」


サシャ「その、さっきのって本当なんですか?」テクテク


ジャン「嘘ついてどうするんだよ……」テクテク


サシャ「私の知ってるジャンは、自分の事しか考えない人のはずです」



ジャン「は?俺がお前のためにやったって言いたいのか?」


サシャ「……はい」


ジャン「俺は腰抜けの敗北主義者だが……嘘つきじゃねぇし卑怯者でもねぇ」


サシャ「!」ピタッ


ジャン「何止まってんだ、早く歩け」


サシャ「今名言が飛び出しましたね……」トボトボ


ジャン「メモっとけよ」


サシャ「ん~……」ゴソゴソ


サシャ「紙が無いです」


ジャン「冗談だろうが……」



サシャ「こっちこそ冗談です!」


ジャン「いやお前だとそう見えねぇよ……」


サシャ「私がいつでも真剣だからですからね」フンス


ジャン「えっ?」


サシャ「……どうしました?」



ジャン「あ、ああ……そうだな。いつもサシャなりに真剣だったんだな……」アセアセ


サシャ「はい!」


ジャン「でもお前座学の時間寝てるよな?そのときも真剣なのか?」


サシャ「はい!真剣に寝ています!」


ジャン「バカか」


サシャ「冗談ですよ」


女子寮、寝室



サシャ「すっかり癖になっちゃいましたね」


ミカサ「癖になるほどいいお尻なの……」


サシャ「ええもう!本当にいいお尻ですよ!ミーナ以上です」モミッ


ミーナ「な、何してるの……?」ビクッ


ミカサ「ミーナ以上とは……恐ろしい」モミモミ


ミーナ「もう本当にやめてよ!」ビクン


クリスタ「これ以上って……ジャンのお尻は雪見だいふくなの?」モミッ


ミーナ「いやっ……」ビクッ



サシャ「まあ渡しませんけどね」


ミカサ「!?」


クリスタ「えっ?」


サシャ「ジャンのお尻は私しか揉んじゃダメです」


ミカサ「……もしかしてサシャはジャンの事が好き?」


クリスタ「嘘……」


サシャ「はい。そうですけど?」


ミカサ「じゃあ……パンを持ったベルトルトと、ジャンなら」



サシャ「僅差でジャンですかね」


クリスタ「僅差……」


ミーナ「zzzzz」


ミカサ「じゃあ……芋をもったベルトルトとジャンなら?」


サシャ「芋トルトですかね」


アニ「……フフフ」


ユミル「今ので笑うか……?」


クリスタ「……」バサッ



ミカサ「……そう」


クリスタ「……zzzz」


ミカサ「どっと疲れた……」


サシャ「なんでですか!?」


ミカサ「なんでもない……」ゴロッ


サシャ「なら良いんですけど……」ゴロッ


 男子寮寝室


ジャン「マルコ……」


マルコ「ん……なんだいジャン」


ジャン「なんでもない。おやすみ」


マルコ「あ、ああ……おやすみ」


ジャン「zzzz」


マルコ「zzzz」



ライナー「クリスタ……zzz」


ベルトルト「アニ……ライナーを抑えてくれ……zzzz」


エレン「くちく……くちくぅ……zzz」


コニー「サニー……マーティン……zzz」


アルミン「ダメだよミカサぁ……削いだりしたら死んじゃうよぉ……zzz」


朝の食堂


ミカサ「私は、私の善意を持って……この夜明けにあなた方を応援しようと思う」


クリスタ「善意じゃないでしょ?好奇心でしょ!」


サシャ「では行ってきます!」ツカツカ



サシャ「ジャン……その……」


ジャン「一緒に食べたいのか?」


マルコ「……じゃあ僕はこれで」ガタッ


サシャ「いいですよそのままで!」



マルコ「良いんだよ。じゃあね二人とも」


ジャン「チッ……んじゃ座れ」


サシャ「失礼します……」


ジャン「あ?何で俺の横なんだよ」


サシャ「お尻が触れるように……」ススス


ジャン「ただの変態じゃねぇか!」ビシッ


サシャ「……!」


サシャ「そう……ですよね……私なんかただの……」ジワァ


マルコ「ああ……泣いちゃったじゃないかジャン!」




ライナー「見ろよアレ……」


ベルトルト「パン取られちゃったのかな?」


エレン「そういう事言ってやるなよ!」


アルミン「見てよ!エレンが成長してるよミカサ!」


ミカサ「ええ!とても喜ばしい……!」


ジャン「……」


サシャ「お尻触りたいから横に座るなんて……おかしいですよね……」ポロポロ


エレン「……ほら、パンやるから泣き止めよサシャ」スッ



サシャ「要りません!!」


エレン「!?」


ジャン「!?」


マルコ「!?」


エレン「わ、悪りぃサシャ……」トボトボ


アルミン「エレン!」


ミカサ「エレンは良く頑張った……」ナデナデ


エレン「どうしちまったんだろうな?あいつ」



ジャン「……お前がそこまで本気だとは知らなかった」


ジャン「俺のケツで良ければいくらでも揉ませてやるから……許してくれ」


サシャ「……」ジィーーー


ジャン「……」ゴクリ


サシャ「ありがとうございますっ!!!」ダキッ


マルコ「!?」


ジャン「おい!離せよ!!」ジタバタ


サシャ「嫌ですよ!!!」ギュゥゥゥ


ジャン「なんで抱きついて来るんだよ!?」ジタバタ

なんかみんな可愛い!!



サシャ「お尻があんなに柔らかいなら体はどうかと思いまして」


ジャン「解った!いや解ってねぇけどとにかく離れろ!!」


サシャ「そんなに離れて欲しいなら離れますけど……」パッ


ミカサ「しめしめ」ニマニマ


クリスタ「ですな」ニヤニヤ


ユミル「何だあいつら……」


アニ「最近おかしいよねあいつら」


ミーナ「何でだろうね……」



ライナー「意外だったな。あいつらが……ベルトルト」


ベルトルト「本当だよ……」


コニー「あいつら何してんだ?」


エレン「なんであいつら抱き合ってたんだ?」


ミカサ「エレンは知らなくていい」


アルミン「……フフッ」


マルコ「……ジャ、ジャン……」


ジャン「何も言わなくていい……」


サシャ「あの、ジャン」


ジャン「何だよ……クソッ」


サシャ「結構筋肉ありましたね」


ジャン「文句あるか!?」


サシャ「意外に固かったです」


ジャン「……」


サシャ「だから……」


サシャ「ジャン!お尻揉ませて下さい!」


ジャン「!?」




序章 完

続くのか!やったぜ!

とんでもないケツスレでお目汚しをしてしまいました

序章と書きましたが、一応4部構成のつもりです。第二章は今日の深夜に書くかもしれません

お昼を食べながら見ていた方、申し訳ありませんでした

投下終了後の進撃ネタ画像コーナー (閲覧数を見てほくそ笑む為)


ttp://i.imgur.com/ibTjxop.jpg

ttp://i.imgur.com/DfHD5xH.png

ttp://i.imgur.com/opNUFDm.gif

ttp://i.imgur.com/nIuK7zv.jpg

ttp://i.imgur.com/rWKNEnI.jpg

ttp://i.imgur.com/SHuVneb.jpg

ttp://i.imgur.com/nrZ1K9D.jpg

ttp://i.imgur.com/xhmc8ut.jpg

ttp://i.imgur.com/lo4tSCD.jpg

楽しみだぜ!!
ともあれ序章乙です!!

17話のジャンのケツは最高だった
犯してもいいと思った

つまり続きに超期待

補給所で脚組ながらガス補給しているシーンもセクシーだった、ジャンはなんて性的な下半身なのだろうか

第二章からは急激に糖度が高くなるので、注意が必要です。

注意を怠ると虫歯になるレベルです

最近ジャンサシャがアツいな
黙ってればルックスは文句なしな二人だと思う

>>63
最近ジャンサシャがアツい俺得な傾向だわ
表面上は皮肉屋と天然コンビっぽいが、中身の方だと本当の自分を出しまくってる野郎と本当の自分を隠してる女の子って対比がいいと思うんだ

原作だとジャンはミカサ一筋だが二次でこういうifな関係を読むの楽しいよな

確かに二人とも黙ってればいいのにな
黙ってれば

再開します。みなさん良くわかってらっしゃいますね


第二章




ジャン「……あれから数日が経ち、俺たちは兵団公認カップル同然となった」


ジャン「俺のケツはサシャの手に馴染むように更にしなやかになり、そして形を変えて行った(らしい)」


ジャン「毎日のようにケツを揉まれ、俺は何か新しい扉の向こうが見えてきたように思えた。そんな時だった」


女子寮、寝室



サシャ「私……ジャンにお礼がしたくて」


ミカサ「どうして?」


クリスタ「別にいいと思うけど……」


サシャ「狩人の教えに反するんですよ!!いつも悪いじゃないですか……」


ミカサ「そんなサシャにぴったりのイベントが」


クリスタ「いよいよ明日開催!」


サシャ「ああ……明日はバレンタインですか」



ミカサ「チョコ代は作る人間全員が平等に負担するシステムとなっている。考案したのはキース教官」


クリスタ「サシャが参加すれば、その分皆安くなるから参加して欲しいな……」


サシャ「でもどうして私が?」


ミカサ「ジャンにチョコを渡せばいい」


クリスタ「サシャはジャンの分を作ればいいよ。報酬は私があげる」


サシャ「チョコを渡すだけですか?解りましたけど……私のような芋女が渡しても……」


クリスタ「サシャだからこそ効果絶大なの!!」


サシャ「は、はぁ……」



ミカサ「あのサシャが食べ物を……しかもチョコという高級なお菓子を渡したとなれば」


サシャ「……普通の女の子より効果がある?」


ミカサ「正解。それで……参加してくれる?」


サシャ「は、はい!」


ミカサ「フフフ……」ニヤ


クリスタ「フフフ……」ニヤ


アニ「仲いいね……」


ユミル「なんか寂しいな」


ミーナ「私はアニがいるから別に……」


アニ「うるさい」


休日、朝の調理場


サシャ「今日は雪ですね」コネコネ


クリスタ「そうだね……」


ミカサ「ところで、クリスタは誰にあげるの?」


クリスタ「私は……ライナー?」


ミカサ「ホモチョコはよくない」


サシャ「ホモチョコってホモにあげるチョコじゃないですよ?」


クリスタ「冗談だよ?私は出来るだけ多くあげようと思ってるから」



ミカサ「そう……クリスタらしい」


クリスタ「えへへ……ありがと」


サシャ「手動かしましょっか?」


ミカサ「申し訳ない」コネコネ


クリスタ「……ご、ごめんね!」コネコネコネ


アニ「はぁ……結局やるハメに」コネコネ


ミーナ「いいでしょ?楽しいじゃない!」コネコネ



お昼の食堂



サシャ「さて出来ましたけど……ジャンはどこでしょうか」キョロキョロ


サシャ「ライナー!ジャンがどこに居るか知ってますか?」


ライナー「チョコあげるのか……全く、俺もいいケツしてたら……」


サシャ「あの……?」


ライナー「いやでもクリスタはそんなタイプじゃ……」ブツブツ


サシャ「さ っ さ と 答 え て く だ さ い」ゴゴゴゴゴ


ライナー「……が、外出されてます……」ビクビク



サシャ「アルミン」


アルミン「どうしたの?」


サシャ「ジャンは外出したらしいんですけど、詳しいことは解りますか?」


アルミン「ああ、実家に行ってるみたいだね。夕食までには帰ってくると思うよ」


サシャ「どうしてまた?」


アルミン「さあ?そこまでは知らないよ」


サシャ「じ、じゃあ帰ってきたら調理場裏に居るって言って置いてくださいね!!」タッタッタ


アルミン「調理場裏ね……」


夕方、調理場裏



ジャン「サシャ、いるか?」


サシャ「居ますよ?」ヒョコッ


ジャン「で、何の用だよ」


サシャ「ヒントその1!今日は何月何日でしょうか?」


ジャン「2月14日……所謂バレンタインだな」


サシャ「ヒントその2!これはなんでしょうか?」スッ


ジャン「……察するにチョコか?」


サシャ「ご名答です!!」



ジャン「俺は……夢か幻でも見ようとしてるのか……?俺は知ってるはずだ。現実ってやつを」


サシャ「ところがどっこい……これが現実です!」


ジャン「……お前熱あるのか?」ペチ


サシャ「別にないですよ?」キョトン


ジャン「ああ、なんとかは風邪を引かないって言うしな」スッ


サシャ「っていうかなんなんですか!?受け取ってくださいよ」


ジャン「お前本気なんだな?」


サシャ「本気ですよ」


ジャン「その……ありがとな」パシッ



サシャ「いえいえ!いつものお礼ですから!」


ジャン「……聞いたぞ。朝からずっと待っててくれたんだよな?」


サシャ(誰からそれを!?)


サシャ「別にそんな……待ってたわけでは……」アセアセ


ジャン「旨そうだな」ガサガサ


サシャ「もちろんですよ!頑張って作りましたから」


ジャン「食うか?」ボリボリ


サシャ「いえ、私は……」


ジャン「二人で食った方が旨いぜ」スッ



サシャ「ありが……とう」


ジャン「……」ポロッ


サシャ「ああっ!?チョコがああ!!ジャン!?」ガーン


ジャン「お前……敬語はやめた……のか?」


サシャ「まあそんなところ……かな」


ジャン「すげえ!!俺が始めてお前のタメ口聞くんじゃねぇのか!!?」


サシャ「そんなに喜ばれるとその……恥ずかしいけど……そうだよ」


ジャン「……とは言ってもまだだな。まだだ」



サシャ「な、何が?」


ジャン「まだ不自然だし……訛りがねぇ」


サシャ(やっぱり田舎者だって気付かれてた……何か悲しいな)


ジャン「ちょっとずつでいいから……故郷の言葉を俺に聞かせてくれよ。これやるからさ」スッ


サシャ「ふ、蒸した芋っ!?」


ジャン「フッフッフ……」ニヤニヤ


サシャ「まさか盗んだんじゃ……」


ジャン「バーカ。頂いてきたのさ……調理場のおばちゃんからな!!」



サシャ「そそそんな……」


ジャン「俺の熟女受けを舐めるなよ?ってことで交渉開始だ」


サシャ「解りました。飲みましょう」


ジャン「早……っつーか戻ってるぞ」


サシャ「……やっぱり敬語のままじゃダメですか?」


ジャン「まあ好きにすればいいと思うぞ」



サシャ「えー、じゃあ……お聞きください……エヘンエヘン」


ジャン「……」


サシャ「私の名前はサシャ・ブラウス」


ジャン「おい待て」


サシャ「なんね?」


ジャン「そうそれだよ!そういうのなかっただろうが今の!!」


サシャ「仕方ないですね……エヘンエヘン」


サシャ「えー、私はダウパー村ちうとこの出身や!」


ジャン「そうだ!!そんな感じだ!!」



サシャ「もういいですか?他の人に聞かれたら恥ずかしいんですけど……」


ジャン「じゃあ俺に聞かれても恥ずかしくないのか?」ボリボリ


サシャ「そういう意地悪言わないでくださいよ!」


ジャン「悪い。でも皆と故郷の言葉で話すのはやめといた方がいいと思うぞ」


サシャ「どうしてですか?」


ジャン「単純に意味が解からねぇだろうが。伝わらなけりゃ意味ねぇだろ?言葉なんて」


サシャ「まあそうですけど……」



ジャン「お前その様子だと、女子ともその堅苦しい言葉で喋ってるみたいだが」


サシャ「良くわかりましたね?そうですけど」


ジャン「俺にしか故郷の言葉で話したことはねぇんだよな?」


サシャ「約束できますよ!」フンス


ジャン「じゃあ俺と二人の時は故郷の言葉で喋ってくれ」


サシャ「それは構いませんけど……何でですか?」


ジャン「お前自分を隠してるだろ?俺は臆病者は嫌いだ」


サシャ「ジャンに嫌われたくありません!」


ジャン(そういうこと言うなよ……ただでさえチョコ貰って勘違いしそうだってのに)



ジャン「だ、だったらその堅苦しい言葉、今だけやめてもいいぞ」


サシャ「わかり……解った」 コクッ


ジャン「正直なやつは好きだぜ」


サシャ(そういうこと言われたらまた……勘違いしちゃうじゃないですか)


ジャン「そろそろ芋が冷えるぞ」


サシャ「忘れてた!!」パシッ


ジャン「……なあサシャ」


サシャ「何?」ムシャムシャ



ジャン「パンで何でも言うこと聞くのは止めろよ?」


サシャ「えっと……解った」


ジャン「バカだからな」


サシャ(チョコ渡したって全然反応しなかったし……)


サシャ「……ジャンだってバカ」ツカツカ


ジャン「行っちまった……」ボリボリ


夜の食堂



サシャ「ジャン!唇触らせてください!」


ジャン「!?」


マルコ「フフ……」モグモグ


ジャン「……は?明太子でも突付いてろ」モグモグ


ライナー「またサシャが変なこと言い出したぞ……」モグモグ


ベルトルト「もう慣れたつもりだったんだけど…」ズズズ


クリスタ「大胆だねサシャも……」



ミカサ「いい傾向」ズズズ


アルミン(クリスタの隣クリスタの隣)


エレン「何の話してるんだろうな?」モグモグ


アルミン「さあ?(クリスタの隣)」


サシャ「連れないですね……もっと付き合ってくださいよ」


ジャン「いきなり何言ってんだよ……」モグモグ


サシャ「いいですか?ジャンは触りたい唇部門でも1,2を争う実力者だと聞きました」


ジャン「だからどこでアンケートとってんだよミカサは……」


サシャ「なのでジャンは黙って唇を私に触らせるべきです」


ジャン「意味わかんねぇけど……ほら、これでいいか?」ポスッ


サシャ「喋ったら触れないじゃないですか……じゃあ行きますよ?」


ジャン「チッ……さっさと終わらせてくれ……」


サシャ「……」ツン


ジャン「……!」プルン


サシャ(うほおお!!すごいすごい!揺れましたよ!!!)



サシャ「すごいですよ!!まるでジャンのお尻です!!」


ジャン「傷ついたぞ」


サシャ「すいません……でもすごいですね!ハリといいツヤといい……」


ジャン「別に人並みだと思うけどな……」


サシャ「だからその……」


ジャン「あ?」


サシャ「キスしたくなっちゃいます!」


ジャン「」



ジャン「……お前今のは冗談に聞こえなかったぞ」


サシャ「冗談じゃないですよ?」


ジャン「……」


サシャ「あの……ジャン?」


ジャン「なんだ?」


サシャ「キスしませんか?」


ジャン「しねぇよバカ!」



マルコ「……」ガチャガチャ


マルコ「……」ガタッ


マルコ「……」ツカツカ


マルコ「……」スチャ


ライナー「良くきたなマルコ!」


ベルトルト「あそこは居づらいよね……」


ミカサ「エレン、私もやりたい。ので大人しくして」ガシッ


エレン「いでででで!!!離せって!!!」



ミカサ「……」ツン


エレン「満足かよ!?」プルン


ミカサ「ええ……とても満足」ペロッ


アルミン「うわっ」


クリスタ「うわっ」


アルミン「あっ」


クリスタ「あっ」


アルミン&クリスタ((被った……))



エレン「なんで舐めるんだよ!?」


ミカサ「……とても美味しかった」


アルミン「その……うわっとか言っちゃってごめんねミカサ……ビックリした物だから」


ミカサ「気にしてない」


アルミン「よ、良かった……」




サシャ「え?何でですか?」


ジャン「どうせまた感想を報告させられてるんだろ?」


サシャ「それ関係あるんですか?」


ジャン「その……好き同士じゃねぇとしちゃだめだと……俺は思う」


サシャ「私はジャンの事好きですよ?」


ジャン「じゃあ言って見ろよ!お前俺と肉どっちが好きだ?」


サシャ「ジャンですよ!」


ジャン「サシャ……!お前……」ジーン


ジャン「やるよ、パン」スッ



サシャ「ありがとうござい……」ピタッ


サシャ「ジャンは私のこと好きですか?」


ジャン「好きだ。でも一番じゃあねぇぞ?」


サシャ「ミカサですか……」ズズズ


ジャン「解ったか?」


サシャ「はい……とりあえず今日は」


サシャ「もう一回唇触らせてください!」


ジャン「……ほら」



サシャ「ほうほう……ふむふむ」ツンツン


ジャン「……」プルンプルン


サシャ「今日はこれで許してあげますよ!」


ジャン「ハァ……よかった」


サシャ「嘘です」チュッ


ジャン「!!??」


ジャン「」


サシャ「……」


ジャン「……な、何しやがるんだよてめぇはーー!!」ダッ

ジャン「それから数日、俺は皆にからかわれ、サシャと目も合わせられずに孤独の日々を過ごした」


ジャン「ミカサのこれまでに見たことのない表情は、俺の気分を地の底にまで落とすには十分だった」


ジャン「これが夢なら!そう何度も思った。だがそれから俺は現実を思い知らされることになる」


第二章 完

乙!

とても幸せそうで何より

乙ジャンw
それを羨ましいと思う奴だっているんだぞー…

恒例の進撃ネタ画像コーナー


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次回!戦慄のミステリー編突入!!


エルヴィン「エレン、私がヅラかだって……?」バサッ


エレン「ああ……!!ああ……!!」フルフル


明かされる調査兵団最大の謎!団長の手によって紐解かれるその真相とは!?

次回も超期待

次回は仲直り→超大型襲撃→調査兵団入団まで一気に行くので、ちょっと駆け足です

0時再開します

期待

そろそろ再開します……

このssではマルコの株が上がります


半分ぐらいそのためのssです



第三章


ジャン「あれからしばらくし、卒業を間近に控えていた俺は焦っていた」


ジャン「このままの状態が続けば、俺は本当の孤独になる……俺はそう感じていた」


ジャン「まずは仲直りだと思った俺は、サシャに声をかけた」



立体機動訓練直後



ジャン「汚ねぇぞお前ら」


ジャン「俺が先に目標見つけたのに……」



コニー「?」


サシャ「汚い?案外ぬるいことをいいますねジャン……獲物を奪うのに作法が必要ですか?」


コニー「そうだ!取られたお前が悪い」ビシッ


ジャン「チッ……狩猟で食ってきた奴らの理屈はわからん!」


マルコ「まあ……皆怪我もなく試験を終えられて良かったじゃないか」


エレン「……なあマルコ?」


マルコ「?」


エレン「お前は一番に目標を見つけても他に譲ってるように見えたんだが……」


エレン「憲兵団になりたいんだろ?点数が欲しくないのか?」



エレン「憲兵団になりたいんだろ?点数が欲しくないのか?」


マルコ「うーん……」


マルコ「技術を高めあうために競争は必要だと思うけど」


マルコ「どうしても……実戦の事を考えてしまうんだ」


マルコ「一番遅い僕が注意を引いて、他の皆に巨人の後ろを取らせるべきだとか」


マルコ「今回の殺傷能力を見る試験じゃ意味ないのに……」


マルコ「憲兵団にはなりたいのにな。ずっと憧れてたから」


エレン「なるほどな……つまりお前は根っからの指揮役なんだよ」


マルコ「え?」



エレン「適役だと思うぞ?そういう効率的な考えとか、良く気が回る所とか……」


エレン「俺ならお前が指揮する班に入りたいね」


サシャ「私もマルコの班がいいです。生き残れそうな気がします」


マルコ「そ、そうかな……」


ジャン「トロスト区の襲撃想定訓練の班か?それなら俺もマルコにあやかりたいな」


ジャン「間違っても死に急ぎ野郎の反には入れられたくないな……十秒も生きていられる気がしねぇ…」


エレン「ちょっと待て、それは誰のことを言ってんだ?」


ジャン「心当たりがあったらそれで当たってるよ」



マルコ「まあまあ二人とも」アセアセ


コニー「?」


サシャ「また始まっちゃいましたよジャンの遠まわしな愛情表現が……」 


ジャン「黙ってろよ芋女……」


サシャ「!?……皆もう忘れたと思ったのに」


コニー「なあジャン?死に急ぎ野郎なんて名前のヤツは居ないと思うんだが」


ジャン「……お前も黙ってろコニー」



ジャン「ああ……疲れた……」


マルコ「……」


マルコ「僕はジャンのほうが指揮役に向いてると思うな」


ジャン「俺が?冗談だろ?勇ましくなんかねぇぞ」


ジャン「……なんでそう思うんだ?」


マルコ「うーん」


マルコ「怒らずに聞いて欲しいんだけど、ジャンは……」




ジャン「オイ……お前……マルコ……か……?」



駐屯兵「訓練兵、彼の名前がわかるのか?」


ジャン「見ねぇと思ったら……でも……」


ジャン「こいつに限って……ありえねぇ……マルコ……何があった?」


ジャン「だ……誰か……誰か……コイツの最後を見たヤツは……」フラフラ


駐屯兵「彼の名前は?知ってるなら早く答えなさい」


ジャン「……」


駐屯兵「……解るか訓練兵、岩で穴を塞いでからもう二日が経っている」


駐屯兵「それなのにまだ死体の回収が済んでない。このままでは伝染某が蔓延する恐れがある」


駐屯兵「二次被害は阻止しなくてはならない。仲間の死を嘆く暇はまだないんだよ。解ったか?」


ジャン「……」


ジャン「104期……訓練兵団所属……19班班長、マルコ・ボット……」


駐屯兵「……」カリカリ


駐屯兵「マルコか……名前が解ってよかった。作業を続けよう」


サシャ「何ですかこれは……」


駐屯兵「クッ……巨人が吐いた跡だ」


駐屯兵「奴らには消化器官が無ぇんだろうから」


駐屯兵「人食って腹いっぱいになったらああやって吐いちまうんだと」


サシャ「……そんな……」


駐屯兵「クソッ……これじゃあ誰が誰だか見分けつかねぇぞ」」


マルコ「強い人ではないから、弱い人の気持ちが良く理解できる」


ジャン「……なんだそりゃ」


マルコ「それでいて現状を正しく認識することに長けているから」


マルコ「今何をすべきかが明確にわかるだろ?」


マルコ「まあ……僕もそうだし、大半の人間は弱いといえるけどさ……」


マルコ「それと同じ目線から放たれた指示なら、どんなに困難であっても切実に届くと思うんだ」


ジャン「今何をすべきか、か……」


ジャン「……マルコ。ありがとな」ザッザッザ…


マルコ「ああ。力になれて嬉しいよ」


ジャン「……サシャ、話があるんだが」


エレン「お!やっと仲直りか……」


コニー「キスぐらいでそんなに怒らねぇよな?普通」


マルコ「むしろ嬉しいって言うか……ね?」


ジャン「黙ってろ!ちょっと向こうに行くぞ」グイッ


サシャ「はい……」トボトボ


マルコ「なんで手繋ぐんだ!?」


エレン「おいおいお前ら!!」


コニー「ひゅーひゅー!」



ジャン「サシャ、今まで悪かった」


サシャ「え?なんで謝るんですか?」


ジャン「は?そりゃお前……最近お前の事無視してきたし……」


サシャ「それは確かに傷つきましたけど……原因は私じゃないですか?」


ジャン「いやでも……」


サシャ「まあ……それはいいです」


サシャ「言うこと聞いてくれたら、許してあげてもいいですよ?」


ジャン「言ってみてくれ」


サシャ「いいって言うまで動かないで下さい」



ジャン「はぁ……解った」


サシャ「よっしゃあ!!」ダキッ


ジャン(動いたらダメだったよな……)


サシャ「寂しかったですよ~!」チュ


ジャン「……」


サシャ「さすがジャンはいいお尻ですね~!」モミモミ


ジャン「もう……んっ……いいだろ!……ムグッ!?」


サシャ「んちゅるっ……ぷふぁっ!……喋らないで下さい!」モミモミ



ジャン「……好きにしろよ」


ジャン(思いっきり舌入れてきやがった……)


サシャ「もちろんそのつもりです!!」ギュゥゥゥ


サシャ「……ふぅ……もういいよ」


ジャン「なんつーか……溜まってたんだな」


サシャ「うん……まあ……」モジモジ


ジャン「何終わった後に赤くなってんだよ……」


サシャ「やりすぎたかなって……」



ジャン「いいんだよ別に」


サシャ「本当!?」パァァァ


ジャン「嘘はつかねぇって言っただろ?」


ジャン「お前最近本当暗かったからな。そうやって元気に出来たんなら別にいい」


サシャ「あの……その……ありがとう」


ジャン「気にすんなって」チュッ


サシャ「」ピタッ



ジャン「ん?」


サシャ「あっ……あ、ああ……」


ジャン「どうした?」


サシャ「あの……えっと……その……」ダラダラ


ジャン「おい!どうしたんだよ!?」ガシッ


サシャ「ひああっ!?」ビクッ


ジャン「何だよ……余計に赤くなりやがった」


サシャ「……あの……ジャン?」



ジャン「何だ?」


サシャ「今初めて……ジャンから……キスしてくれたよね?」


ジャン「それが何だ?」


サシャ「う、嬉しくて……ズルッ」ポロポロ


ジャン「相変わらず泣き顔が汚ねぇな……女がそんな鼻水なんか垂らすな」フキフキ



ミカサ「寝ているジャンの上にまたがってキスをしつつお尻を揉んでいた……あまりにも大胆すぎる」


クリスタ「すごいもの見ちゃったね……」


サシャ「ごべんだざい……」ダァー


サシャ「実はずっと…ズルッ、嫌われたと思って……さっきも嫌々付き合ってくれたんじゃないかって……」


ジャン「そんなことねぇよ。ほら、さっさと帰るぞ」


サシャ「ズルッ……う、うん……」

どこにキスしたんですかねえ


ジャン(この言葉に……もう何度も勇気付けられた……)


ジャン「今……何を……するべきか」ギュッ


ジャン(マルコ、お前も生き残ってたら……こうしてたのか……?)


ジャン「……」スクッ


ジャン「おい……お前ら……」ザッザッザ


サシャ「……」


ライナー「……」


ベルトルト「……」


アニ「……」


コニー「……」


ジャン「所属兵科は何にするか、決めたか?」


ジャン「俺は決めたぞ」


ジャン「……俺は……」


ジャン「……」グググ


ジャン「俺は……」





ジャン「調査兵団になる」






第三章、完

序章 ギャグ


第二章 糖度高め


第三章 ちょっとシリアス


最終章 ほのぼの日常


のつもりで書いてるので、エロはエロパロ版の方で我慢してください

サシャかわいい

ジャンサシャきゃわわ

最近ジャンサシャ増えてて俺得
乙!

どんどん短くなっていってますね……これは酷い

ということで最終章は明日の夜10時ごろの予定。一番長くなるかも

ジャンサシャに目覚めました

エロパロの方に書く予定はあるの?

>>135ジャンサシャはエロパロに既にありますし、俺は文章力ないのでその予定はないです

>>136
読んでみたかったけど
わかった ありがとう
最終章も頑張って下さい

早く寝たいので最終章書きます

もしかしたら今日だけじゃ終わらないかも

最終章



サシャ「ジャン」


ジャン「……」


サシャ「ジャン、どうして調査兵団に?その……怖くないのですか?」


ジャン「は?嫌に決まってんだろ調査兵団なんか」


サシャ「え?……じゃあジャンはなんで……」



ジャン「別に巨人が怖くないから調査兵団に決めたわけじゃねぇよ」


ジャン「……そして有能なヤツは調査兵団になる責任がある、なんて言うつもりもないからな」


サシャ「……」


ジャン「いいか?くれぐれもエレンみてぇな死に急ぎ野郎と俺を一緒にすんなよ」


ジャン「俺はな……」


ジャン「誰かに説得されて自分の命を懸けてる訳じゃない」


ジャン「こればかりは自分で決めずに勤まる仕事じゃねぇよ」


サシャ「……」


ジャン「……だから……俺と一緒に調査兵団に来い、なんて言うつもりもない」


サシャ「あ、やっぱり結構本気なんですね」


ジャン「……好きでもねぇのにあんなことしねぇよ」


ジャン「全くなんでだよチクショウ……何でお前がこんなかわいく見えるんだよ!」


ジャン(全然詳しい所書かれてないからわかんねぇ……)


サシャ「それはあの時……あんなことがあったからじゃないですか?」


ジャン「えっ……」

序章終了後二日 食料庫前




ジャン「……」テクテク


サシャ「フヘヘヘ…食料庫に盗みに入った甲斐が……」


ジャン「あ……」


サシャ「あっ」ピタッ


サシャ「……」ダラダラ


ジャン「……」ジィー


サシャ「……」ダラダラダラ


ジャン「ハァ……何やってんだ」



サシャ「み、見逃してくださいよぉぉぉ!!お願いですからぁぁあ!!!」


ジャン「……黙っといてやるからさっさと行け。見つかったら俺まで共犯扱いになる」


サシャ「ありがとうございましたぁぁぁぁ!!」ダダダダ


ジャン「その肉ちょっと分けろよ!!!」


サシャ「もちろんですよおおお!!!」ダダダダ


サシャ(ちょっとって言う所がジャンらしいですね……)


女子寮、寝室



サシャ「よし……これでしばらくは見つかりません」ゴソゴソ


ミカサ「……」ニタリ


クリスタ「……」ニマニマ


サシャ「……な、何ですか!?あげませんよ!!!」アタフタ


ミカサ「サシャじゃあるまいし、取らない」


クリスタ「安心してよ」


サシャ「え~っと……なんですか?」



ミカサ「私は見た。ジャンに発見されたサシャを」


クリスタ「ちょっと分けろって言われたでしょ?そこで……」


ミカサ「ジャンと二人きり!」


クリスタ「秘密のドキドキディナータイム!」


サシャ「は、はぁ……」



ミカサ「このパンを持っていきなさい」スッ


クリスタ「これにスライスした肉を挟んで一緒に食べるの」スッ


サシャ「な、なるほど……ディナータイムというからには夜なんですね」パシッ


ミカサ「だから風呂上りに一緒に食べる。そうしてちゃんと汗を流した後に……」ニヤッ


クリスタ「ジャンのお尻を独り占めしたいなら……もっと仲良くならないとね?」


サシャ「解りました。任せてください」フンス


風呂上り、食堂



ジャン「お前らの家って風呂の後に飯食ってたか?」ワシャワシャ


マルコ「そんなに力入れたらダメだよ……」


コニー「俺の家は風呂入ってから飯だったな」ワシャワシャ


マルコ「……コニーは大丈夫かな」


ジャン「俺の家もだ……そしてここもだな」ワシャワシャ


コニー「そういえばジャン」



ジャン「何だ?」


コニー「サシャが調理場裏に来てくれって言ってたぞ」


マルコ「へぇ~、ジャン……」


ジャン「うるせえ!」


コニー「もしかして盗みを手伝わされるんじゃねぇだろうな……」ビクビク


ジャン「……あいつはそんな奴じゃねぇよ」ツカツカ


コニー「だよなー」


マルコ「……」



食堂裏


サシャ「……待ってましたよ」


ジャン「!!??」ドキッ


ミカサ「説明しよう。ジャンは風呂上り美人効果でかわいさ2割り増しになったサシャを見てしまった」


クリスタ「どういうことですか!?」


ミカサ「風呂上り美人効果とは体温上昇に伴い、血行が良くなり顔色も良くなる」


ミカサ「そして肌はほのかに湿り気と色気を帯びる……さらにもう一つポイントがある。それは髪」


クリスタ「……」ゴクリ


ミカサ「今、サシャは濡れた髪を下ろしている。風呂上り美人効果とあいまって今のサシャは絶世の美少女」



クリスタ「なるほど……あ、サシャはいつでも絶世の美少女だからね!」アセアセ


ミカサ「そんなサシャに人気のないところで待ってましたよ、などと言われたらもう……」


クリスタ「ジャン、今回はジャンの負けだよ!」


ミカサ「……風呂上り美人効果を発揮しているのはジャンも同じ。サシャも同じくらいドキドキしているはず……」



ジャン「……」ダラダラ


サシャ「ど、どうしたんですか?」


ジャン「いや……」ダラダラ


ジャン(キルシュタイン貴様ァ!ミカサ一筋の誓いはどこへ行ったのだ!?)



サシャ「ちょっと!なんとか言って下さいよ!」


ジャン「いや……あの……すげぇかわいかったら……」


サシャ(……今なんて……かわいい?あのジャンが私にかわいい?)


サシャ「そ、そそそうですかか……///」カァァァ


ジャン「……」


サシャ「……」




クリスタ「黙っちゃったよ……」


ミカサ「私もエレン相手ならああなってしまう」フッ……



サシャ「あの……」チラッ


ジャン「……何だよ」


サシャ「ありがとうございました」


ジャン「は?別に見逃してやったくらい……」


サシャ「ち、違うんですよ!!」


サシャ「さ、さっき……かわいいって言ってくれ……ましたよね?」


ジャン「クッ……ああ言った。言ったよ」


サシャ「ありがとう……ございました」



ジャン「気にすんな。口からついて出た言葉だ」


サシャ(無意識のうちに言っちゃった……ってことですか)


サシャ「これ……い、一緒に食べましょうか」スッ


ジャン「ああ……そうだな」パシッ


サシャ「あの時はその、ありがとうございました」ムシャムシャ


ジャン「良いんだって」モグモグ









ジャン「ああ……そんなこともあったな」


サシャ「まだまだありますよ!例えば」


ジャン「おい……」



序章終了直後 技巧室



ジャン「……よし、ここは問題なしだ」カチャカチャ


ジャン「マルコの野郎もう整備終わらせてやがる……全く、あいつは真面目だな」


サシャ「……」カチャカチャ


ジャン「何でお前は整備する気になったんだ?」


サシャ「危ないですから」カチャカチャ



ジャン「ふ~ん、いつになく無愛想だな」


サシャ「……」ススス


ジャン「おい、もう投げちまっ……」ピタッ


サシャ「ジャン……しばらくくっ付いてていいですか?」ピトッ


ジャン「……」


ジャン「邪魔だけはすんなよ」カチャカチャ


サシャ「はい!」ギュゥゥゥ



ジャン「全く……」カチャカチャ


サシャ「……」モミモミ


ジャン「んっ……手元が狂っちまうじゃねぇか」ビクッ


サシャ「いや~、いつ揉んでもいいお尻ですね!」モミッ


ジャン「お前の、んっ……揉み方はいやらしすぎんだよ!」ビクッ


サシャ「これでも優しくしてるつもりなんですがねぇ……」モミモミ


ジャン「嘘付けっ……」ビクンッ


サシャ「……ふぅ」


ジャン「やっとか……」


サシャ「なんかすいません……お邪魔でしたか?」


ジャン「ああ」


サシャ「ですよね……」


ジャン「でも嫌じゃなかったぜ」カチャカチャ


サシャ「えっ……」


ジャン「人前じゃなきゃ許すって言っただろ?」クルッ


サシャ(もうちょっと甘えても良いって事…?)


ジャン「よしと……終わりだな」


サシャ「う……あ、あの……」モジモジ



ジャン「何だよ」


サシャ「も、もうちょっと……だけ、くっ付いててもいいですか?」


ジャン「好きにしろ……」


サシャ「ありがとうございます!」ギュッ


ジャン「……」



ミカサ「……やはりこの二人で遊ぶのは楽しい」ニヤッ


クリスタ「いや~、面白いなぁ!」


ジャン「オイ……お前ら」


ミカサ「仲が良さそうで何より」


クリスタ「本当にねー」


ジャン「おい!」


ミカサ「何?」


ジャン「いつから……居た?」



ミカサ「…「おい……なんでサシャが居るんだよ!」から」


ジャン「最初からじゃねぇか!!」


ジャン「てめぇら……ふざけんなよ」


クリスタ「ジャンも結構サシャの事好きなんじゃない?」ニタァ


ミカサ「好きでもなければ、こんな対応は出来ない」ニヤリ


サシャ「えっと……ジャン?」ドキドキ


ジャン「それは……まあ、多少は……な」


ジャン(ミカサの前で言えるわけねぇだろうが…!)



ミカサ「つまらない」


クリスタ「声が小さい」


ジャン「お前らに答えてやる義理はねぇよ!」


ミカサ「行きましょう」ツカツカ


クリスタ「本当に面白くないんだから……」ツカツカ


サシャ「……期待したのに」ボソッ


ジャン「何だ?」


サシャ「なんでもないです!!」ツカツカ


ジャン「……俺何かしたか?」


サシャ「ということがありました……よね?」


ジャン「ああ。あったな」


ジャン「でもお前なんだってこんな時に……」


サシャ「軽口を叩いて気を紛らわせてるんですよ!やっぱり怖いですし」


ジャン「お前でも怖いのか?」


サシャ「そりゃまあ……死地に飛び込むわけですから」


ジャン「……そうか。お前も来るのか」


サシャ「元々行こうかな、とは思ってたんですけどね……ジャンが行くって聞いて決心しました」


ジャン「……ありがとな」


サシャ「いえいえ!それよりもっと私の思い出話を聞いてくださいよ!」


ジャン「はいはい、好きにしろよ」


サシャ「え~とですね……」


2月14日 昼の食堂



サシャ「さて出来ましたけど……ジャンはどこでしょうか」キョロキョロ


サシャ「ライナー!ジャンがどこに居るか知ってますか?」


ライナー「チョコあげるのか……全く、俺もいいケツしてたら……」


サシャ「あの……?」


ライナー「いやでもクリスタはそんなタイプじゃ……」ブツブツ


サシャ「さ っ さ と 答 え て く だ さ い」ゴゴゴゴゴ


ライナー「……が、外出されてます……」ビクビク


サシャ「アルミン」



アルミン「どうしたの?」


サシャ「ジャンは外出したらしいんですけど、詳しいことは解りますか?」


アルミン「ああ、実家に行ってるみたいだね。夕食までには帰ってくると思うよ」


サシャ「どうしてまた?」


アルミン「さあ?そこまでは知らないよ」


サシャ「じ、じゃあ帰ってきたら調理場裏に居るって言って置いてくださいね!!」タッタッタ


アルミン「調理場裏ね……」



ジャン「ああそのときはな……クリスタと喋ってた」


サシャ「ちょっと!話を乗っ取らないで下さい!」


給湯室


クリスタ「まさかジャンとばったり会うとはね!びっくりだよ!」ガサガサ


ジャン「俺も実家の目の前でクリスタと会うとは思ってなかったな」ガサガサ


クリスタ「ん……つかめない……」


ジャン「バカかよ?手袋外せよ」ズボッ


クリスタ「う、うん……」ガサガサ


クリスタ「結局、食べ物なんかもいっぱい買ってきちゃったね……」ゴトッ


ジャン「お前……2月14日に自分で買ってきたチョコ食うってのはどうなんだ?」


クリスタ「仕方ないでしょ!作った分はあげちゃったんだから!」



ジャン「うわ~汚いな。自分は食べずに全部あげたと見せかけて、買って来たの食べるのか」


クリスタ「一個も貰ってないくせに言わないでよ!」


ジャン「なんならこれ言いふらしてやってもいいぜ?そうなったら……」


クリスタ「……解った。それはやめて」


ジャン「悪い。俺も意地悪しすぎたな……紅茶入れてくる」ガタッ


クリスタ「……」モグモグ


クリスタ「……」


ジャン「お茶入れてきたぞ」コトッコトッ



クリスタ「あれ?私の分も?」


ジャン「要らなかったか?」


クリスタ「そういわけじゃなくて!……ありがとね!」


ジャン「砂糖もミルクもねぇけど……悪いな」


クリスタ「あれがあるでしょ?あれが」ニヤッ


ジャン「あれ?何のことだ?」


クリスタ「これ!」スッ


ジャン「……ジャムか」



クリスタ「極北地域の伝統的な飲み方があるらしいけど……知ってる?」


ジャン「まずスプーンを用意する」カチャッ


ジャン「で、ジャムを皿にあらかじめ入れておき……」


ジャン「スプーンを使ってジャムを舐めながら飲む。もちろんお茶の中に入れても大丈夫だ」


クリスタ「私は入れる派かな……ジャンは?」ズッ


ジャン「俺もだな。……お、買ってきた奴だけあってこれは甘いな」ズッ


クリスタ「酸っぱいのは嫌だもんね……」



ジャン「……なあクリスタ」


クリスタ「何?」モグモグ


ジャン「俺はサシャをどうしたらいいと思う?」ズッ


クリスタ「ジャンって……死ねって言われたら死ぬの?」


ジャン「死ぬかっつーの……なんだよそれ」


クリスタ「アニが言ってたの」ズッ


ジャン「ひでぇ極論だな……助言に耳を傾けるのと、言われたことにただ従うのは違う」


クリスタ「……私はジャンの好きにすればいいと思うよ?」



ジャン「俺は……決めなきゃいけねえんだよな。サシャか、ミカサか」


クリスタ「フフッ……」


ジャン「何笑ってんだよ」ズッ


クリスタ「そうやって迷うぐらいには、サシャの事好きなんだな~って思ったの」


クリスタ「今までのジャンだったらミカサ以外ありえねぇよ!だったのにね」ズッ


ジャン「そう、か……そうだよな」ズッ


クリスタ「ジャンも変わったよね」モグモグ


ジャン「……ヤカンもってくる」ガタッ



クリスタ「ありがと」ズッ


ジャン「……」ガチャッ


ジャン「決心はまだついてねぇがお前のお陰で気付けたことがある」ゴトッ


クリスタ「そう……良かった」ズッ


ジャン「……」ジョボボボ


ジャン「……意外と俺はサシャのことが好きだったんだな」カチャカチャ


クリスタ「それに気付いてもらえただけでも私は嬉しいよ」ジョボボボボ


ジャン「悪いな、こんなこと相談しちまって」ズッ



クリスタ「いいよ別に。元は私とミカサが仕掛けたことだし」カチャカチャ


クリスタ「それに…………楽しかったから」


ジャン「そうか。俺も楽しいぜ」ズッ


クリスタ「……」


ジャン「さてと……寒いな。毛布とってくるか」ガタッ


クリスタ「いいよ!私がやるから……」


ジャン「座ってろ……」ガチャッ



クリスタ「……」モグモグ


クリスタ「……」モグ…モグ


クリスタ「……」…モグ


クリスタ「……」ウツラウツラ


クリスタ「……」フラフラ


クリスタ「zzzz」ヘチャァー


ジャン「おーい、毛布もってき……」


ジャン「何だ、寝てんのか」



ジャン「真冬だぞ全く……よく寝れるな」


ジャン「……毛布で我慢してくれ」バサッ


クリスタ「んぅ……」モゾモゾ


ジャン「……もしかしてお前、本当はサシャみたいだったりすんのか?」


クリスタ「……」


ジャン「って、寝てるか……」ポスッ


ジャン「全く、俺は何を言ってんだか……」ズッ

ジャン「……」ズッ


ジャン「しかし暇だな……」ゴクッ


ジャン「……」チラッ


ジャン「仕方ねぇか……」ゴクゴク


ジャン「クリスタ、悪いが」コトッ


ジャン「医務室に連れてくぞ」ガタッ


クリスタ「zzzz」


ジャン「ん……よいしょっと!お前……意外に軽いな」ヒョイッ


ミカサ「!!」ササッ


ジャン「……」ガチャッ



ジャン「……」ズッ


ジャン「しかし暇だな……」ゴクッ


ジャン「……」チラッ


ジャン「仕方ねぇか……」ゴクゴク


ジャン「クリスタ、悪いが」コトッ


ジャン「医務室に連れてくぞ」ガタッ


クリスタ「zzzz」


ジャン「ん……よいしょっと!お前……意外に軽いな」ヒョイッ


ミカサ「!!」ササッ


ジャン「……」ガチャッ




廊下



アルミン「!!!!!??」


エレン「ん?ジャンか」


ジャン「エレンとアルミンか……」テクテク


アルミン「い、一体何をやっているんだジャン!!??」


エレン「どうでも良くねぇか?」


ジャン「何って……こいつが寝ちまったから医務室に連れて行くところだ。寒いだろ?」


アルミン「でもお姫様抱っこだなんて!!」



ジャン「仕方ねぇだろ……俺はおんぶの方がダメだと思うが」


アルミン「言ってみてよ!その理由をさぁ!!」


ジャン「いいか?おんぶだとどうしても背中に胸が当たるし、手も太ももからケツの辺りに触れるだろ?」


アルミン「まあ……そうだけど」


エレン「?」


ジャン「それに比べて、こっちは片手は膝に、片手は肩にあるし、胸もあたらねぇから健全だろうが」


ジャン「解ったか?俺なりに健全な運び方をしてるつもりだ。なんならお前が運べよ」


アルミン「いいの!!?じゃない、解った。それとサシャが調理場裏に来て欲しいんだって」


エレン「俺が筋トレしてる間にそんな事が……」



ジャン「そうか……じゃあ行ってくる」ツカツカ


アルミン「クソ……悔しいけどクリスタ!重いよ……」テクテク


エレン「なんなら俺が……」


アルミン「いいんだよ!」


サシャ「どうしたんですか?二人ともン」


アルミン「サシャ!ジャンが帰ってきたから調理場に行けって言っておいた!」


サシャ「解りました!帰ってきたんですね!」


エレン「結構前から帰ってきてたような気もするけどな……」

アルミン「さあ行って!僕の事はいい!ジャンより早く調理場にたどり着くんだ!!」


サシャ「さよなら!!」ダダダダダ


ミカサ「エレン!!!早くこっちに来て!!」クワッ


エレン「ちょっとミカサが呼んでるから言ってくる!じゃあなアルミン!」タッタッタ


アルミン「あ、ああ!!……ハァ、ハァ……」


アルミン「ゼェ……ハァ……ごめん……一回下ろしていい?」フラフラ


クリスタ「……」


アルミン「すいません!医務室は……」ガラッ



フランツ(全裸)「あっ」


ハンナ(全裸)「あ」


アルミン「……」ピシャッ


フランツ(全裸)「待ってくれアルミン!これには訳が!」ガラッ


アルミン「どうでもいいから……さっさと消えてくれないかい?フランツ」ギロッ


フランツ(全裸)「……」ピシャッ


アルミン「………爆発しやがれ」ボソッ




サシャ「何してたんですか!」


ジャン「そう怒るなよ……お前の事相談してただけなのにひでぇ言い草だなオイ……」


サシャ「やっぱり私なんかよりクリスタのほうが……」


ジャン「私なんかとか言うな!それよりそろそろ演説だぞ」


サシャ「……行きましょうか」


ジャン「ビビって泣くなよ」


サシャ「泣きませんよ!」



数日後


ジャン「エレンは無罪になったらしいな」モグモグ


アルミン「そうなんだ……それだけは良かったんだけど」ズズズ


サシャ「ジャン!ジャン!」グイグイ


ジャン「何だよサシャ……まだ食ってるんだが」


サシャ「私の髪型、なんていうか知ってます!?」


ジャン「知らねぇよそんなもん……」モグモグ


アルミン「ポニーテール?だったよね?」


サシャ「正解です!じゃあジャンのあだ名は?」


ジャン「敗北主義者?悪人面?馬面?」


サシャ「そう馬面です!つまり……」


アルミン「……」


ジャン「……さすがのお前でも解らねぇか」



サシャ「ジャンのお尻と私は相性抜群なわけです!!」


ジャン「は?」


アルミン「……ちょっと解らないな……」


サシャ「だから……」


サシャ「ジャン!お尻揉ませて下さい!」


ジャン「!?」


乙!
サシャかわいかった

馬面とポニーテールww

明日からは番外編です。といっても後日談は無しで、未公開エピソードの短編集です


pixivで同じネタ見たけど
その作者さん?

>>191同じネタあったんですか……ポニーテールと馬面とジャンのいいケツ

この3つの要素から着想を得たssだったんですが

じゃあ短編書いていきます


ジャンサシャとか全く関係ないギャグもあるので注意

番外編 掌のSS


第一話 雪の日



サシャ「羨ましい?私がですか?」


クリスタ「サシャはジャンが居るけど……私とユミルは……ね?」ザッザッザ


ユミル「私にはクリスタが居るから問題ねぇけどよ……まさかコイツに先を越されるとはな」ザッザッザ


サシャ「私は二人とも結構経験豊富だと思ってたんですけどね……」ザッザッザ


クリスタ「そんなことないよ……一度ジャン相手に落ちかけたことあったし」ザッザッザ


ユミル「オイちょっと待て」


サシャ「詳しく聞かせてください」



クリスタ「ほら、バレンタインの日あったでしょ?あの時ミカサの命令で寝たふりしてみたの」ザッザッザ


クリスタ「そしたら毛布はかけてくれるし、結局寒いから医務室で寝かせようとしてくれて」


ユミル「ええ~……あいつそんなこと出来る奴だったんだ……」


サシャ「私にはそんなに優しくしてくれませんよ!」


クリスタ「サシャも寝たフリしてみれば?」


サシャ「それはちょっと……」


ジャン(ここで雪が降るのは珍しいな……寒いし歩きにくい)ザックザック


サシャ「!」ピタッ



クリスタ「どうしたの?」


ユミル「何してんだコイツ……」ザックザック


サシャ「よ、用事を思い出しました!!!さ……先に行っててくださいっ!」タッタッタッタ


クリスタ「サシャはそそっかしいね……」


ユミル「いや……これは何か裏があるだろ。尾けてみようぜ」



サシャ「ジャ……ジャン……」ザックザック


ジャン「ん?サシャか」


サシャ「い、居るなら声かけてくださいよ……///」カァァ



ジャン「何でだよ……っつーか気付いてなかったんだが」


サシャ「……謝る気は無いんですね?」


ジャン「えっ?俺悪いのか?」


サシャ「仕方ないですね……これで許してあげましょう!」ダキッ


ジャン「ハァ……」


ユミル「突然走り出したかと思ったら……」ニヤニヤ


クリスタ「こんな所で何をしてるのかな~?」ニヤニヤ


サシャ「ななな何で居るんですかっ!?」アタフタ



ジャン「なあ、居るなら声かけろっていちゃもんつけられたんだが……これ俺が悪いのか?」


クリスタ「悪い!」


ジャン(えーーーー!!)


ユミル「全く……これは私たちへのあてつけか?」


サシャ「いえ……そういう訳では……その……」ダラダラ


ユミル「だったら何なんだ?」


サシャ「ジャンが居たので……つい……」


ジャン「おい、そんなこと言うなよ……照れるじゃねぇか」


ユミル「やっぱりあてつけじゃねぇかよ!!」ギリッ



クリスタ「二人とも絶対私たちのことバカにしてるよ!」


ジャン「チッ……じゃあな」ザッザッザ


ユミル「オイ待て!!」


クリスタ「待ちなさい!!!」


ジャン「お前らと喋るのは疲れるんだよ……」ザッザッザ


サシャ「あの……二人とも」


ユミル「こんなの認めねぇぞチクショオオ!!」ダダダダ


クリスタ「サシャのバカ!!もう知らない!!!」ダダダダ


サシャ「……これ私が悪いんですか?」

待ってる

第一話はこれで終わりです

第二話は完全にギャグです

第三話でこのssは完全終了とします

乙ー

しかし終わりなら完とかなんとか言ってくれるとありがたいw

休日は進撃ssに限るってことで、第二話書いて行きます


実は今別のss書いてて、全然こっちに集中していないのは秘密


掌のSS


第二話 マッド菜園ティスト



サシャ「美味しいですねー最近のご飯は」モグモグ


ジャン「確かにな……健康的でなおかつ旨い」モグモグ


サシャ「んまいんまい」モグモグ


ジャン「だなー……」ズズズ


ハンジ「君達!!どうもありがとう!」ギイ



ジャン「えっ」


サシャ「えっ」


ハンジ「えっ」


ジャン「……なんですか?」


ハンジ「私はマッド菜園ティスト!ハンジ・ゾエだよ!」


ジャン「ん?」シャキシャキ


サシャ「えっと……」


ハンジ「その野菜、全部私が作ったんだよ!」


ジャン「本当ですか!?」



サシャ「すごいです!尊敬します!」


ハンジ「嬉しいなぁ、そんなに喜んでくれるなんて……さあ、ついてきて!」


ジャン「どこにですか?」


サシャ「まさか……」


ハンジ「私の秘密の菜園だよ!!」


ジャン「よっしゃ!行こうぜ!!」


サシャ「収穫してもいいですか!?」


ハンジ「ああいいよ!!」



ハンジ「ここが私の楽園だ」テクテク


ジャン「……すげぇ!」


サシャ「確かにすごいですけど……何でハンジさんは菜園を?」


ハンジ「いやね、巨人って日光を浴びて活動するじゃない?だからあれって植物なんじゃないかなって」


ジャン「だから研究もかねて野菜を作ってるんですか……」


サシャ「共通項は一つだけですが……確かにありそうですね」





エルヴィン「これが本物の水やりだ!!肥料を捧げよ!!」ジョロジョロ


リヴァイ「エルヴィン……ほら。持ってきて欲しいんなら普通にそう言え」スッ



ペトラ「団長、暑さで頭がやられちゃったのかな……」ボソッ


オルオ「俺はわかっていたぜ?でもな……そこはあえて答えなかった。お前らにはそれが何故だかわかるか?」


ペトラ「エルド、どう思う?」


エルド「さあ、どうだろうな?まあ……兵団の食料をこれで多少は賄えると思えば俺は従うぞ」


グンタ「何しろ、今期は一気に新兵が増えたからな……」


オルオ「ガキどもは飯だけはよく食いやがる……全く、少しは働いt―」


ペトラ「うるさい」


ライナー「クリスタ!重いだろ!?持ってやろうか?」ズイッ


クリスタ「ごめん……一人で出来るから……」テクテク


ユミル「させん!」サッ


ベルトルト「させないよライナー!」ダラダラ


ライナー「てめぇら……俺とクリスタの貴重な逢瀬の時間を……!」ギリギリ


ユミル「何が逢瀬だバカ!」


ベルトルト「ライナーはライナーの仕事だけしてろよ!」ダラダラ


ライナー「チッ……」トボトボ


ユミル「やれやれ、あんなののお守りも大変だなベルトルさんは……」



ベルトルト「いや……ただの友達だよ」ダラダラ


ユミル「……ベルトルさん汗かきすぎだろ」フキフキ


ベルトルト「そうかな?」


ユミル「髪が汗で張り付いてる……」フキフキ


ベルトルト「んっ……力強いよユミル」


ユミル「それ、洗って返せよ」ザッザッザ


ベルトルト「う、うん……」


ユミル「じゃあな」フリフリ


ベルトルト「……」



コニー「懐かしいな……農作業なんて」ザクザク


ミカサ「私も懐かしい……開拓地は良い人たちが多くて印象深い」ザックザック


リヴァイ「もっとこ、腰入れやがれガキども(恥ずかしい……)」


ミカサ「このチィヴィィイ……」ボソッ


コニー「お、俺のことか!?」ガーン


ミカサ「違う。あの刈上げのおっさん」ビシッ


コニー「えっ!?おっさんって年なのかあの人!?」


ミカサ「もう三十路」ザックザック


コニー「えーーーー!!」



ミカサ「童顔だからわからないだけ。でも実はシワだらけ」ザックザック


コニー「ええーーー!!」


ミカサ「しかもかなりの変態。ハンジ分隊長と同じ巨人フェチ」


コニー「えええええーー!!?」


ミカサ「ハンジさんは研究そのものがプレイだけれど、あのチビは壁外調査全部がプレイ」


コニー「えええええええ!!?」


ミカサ「人類最強とは言っても所詮ちっさい変態なおっさん」フッ


コニー(こえぇ……こんなに言われるなんて一体どんな恨みを買ったんだ兵長!?)ブルブル


アルミン「アニって意外にこういうのもちゃんとやるんだね」ザクザク


アニ「……あんたこそすぐ音を上げると思ってたんだけど」ザックザック


アルミン「開拓地に居た頃を思い出してね……何だか楽しいんだ」ザックザック


アニ「そう」


アルミン「熱くない?実は水を貰ってきたんだ」スッ


アニ「……ありがと」ゴクッ


アニ「……ねえ」


アルミン「何?」



アニ「ここって何植えるの?」ザクザク


アルミン「えっと……芋だね」


アニ「芋?……フッ」


アルミン「今笑ったね」


アニ「笑ってない」


アルミン「フーッ」フンス


アニ「フフッ」


アルミン「あ、やっぱり笑ったよね?」


アニ「笑ったら何なの?」



アルミン「いや……別に珍しいなって思っただけだよ」


アニ「私は……」


オルオ「おしゃべりはおしまいだガキども!腰入れて耕せ!腰入れて!!」


アルミン「……手動かそうか」


アニ「そうだね」


アニ「……」ザックザック


アルミン「……」ザックザック

勝手ながら恐らくもう更新できないなので誰か代わりに書くか、スレを落としてください

次再開するのはいつになるのかわからないですが、その時はスレ建て直します

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