モバP「おかしなまゆ」 (25)

初投稿、デレマスSSのつもりです。

色々と初めてなので、至らないところは指摘して頂けると幸いです。

タイトル通りまゆがおかしいです。お菓子じゃないです、すいません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531068578


(以下P表記)



・まゆと好きな人


P「まゆすきッッッ!!!!!!!!!!」

まゆ「まゆもですよぉ!!!!!!!!!」

P「そうかそうか! 嬉しいぞまゆ!!! やはり両想いだな!」

まゆ「??? まゆが好きなのはまゆですよぉ?」

P「あっ、そっち???」

・まゆと好きな人 その2


P「あれ、そうだっけ? まゆの好きな人ってまゆなの? 俺と付き合ってなかったっけ?? まじで???」

まゆ「確かにまゆはプロデューサーさんとお付き合いしていますし、プロデューサーさんの事も大好きですよぉ?」

まゆ「ですが、これには深い事情があるんです……」

P「いったいなにがどうしてそうなったの??」

まゆ「お付き合いを始めて数ヶ月、まゆは幾度もプロデューサーさんに『まゆすき』『まゆかわいい』と愛の言葉を囁いてもらいましたぁ」

P「お、おう」

まゆ「まゆは、プロデューサーさんにそう言って貰えて自信を持つことができたんです、プロデューサーさんが好きなまゆを、自分をもっと好きになろうって思いましたぁ、その結果……」

P「……」

まゆ「まゆはまゆの事を好きになりましたぁ!!!!!」

P「俺への親愛度飛び越えちゃったの!? それで!?!?」

・まゆと好きな人 その3


P「まじかよ……こんな事態予測できるわけねぇだろ……」

P「好きな子に愛を囁いたら、自分への親愛度超える自己愛に目覚めるとか誰が分かるんだよ! 無理ゲーだろ! 選択肢が極悪すぎるわ!!」

P「というかこれはある種NTRでは……? まゆにまゆを寝取られる(哲学)」

P「くっ、まゆ NTR だけならまだ良いものを…………いや良くねぇよ!! アホか!!」

まゆ「まあまあ、落ち着いてくださいプロデューサーさん、自分で自分にツッコミを入れるなんてみっともn……狼狽しすぎですよぉ?」

P「今みっともないって言いかけた!? 俺だってこんなに狼狽したくないよ!!」

まゆ「逆に考えましょう、プロデューサーさんはまゆからまゆを寝取られたんですから、次はプロデューサーさんがまゆからまゆを寝取ればいいんですよぉ、いや、むしろ最初からまゆはまゆのものだったのに、プロデューサーさんがまゆからまゆを寝取って、その後、まゆがプロデューサーさんからまゆを寝取り返したから、更にまゆからプロデューサーさんがまゆを寝取り返すんですかねぇ??いえ、それを言うなら元々まゆは両親のものですからぁ――」

P「もはや意味わかんねぇよ!!!」

・まゆと料理


ガチャッ
P「ただいま~~、って誰もいないけどな」

まゆ「おかえりなさい、プロデューサーさん♪」

P「いた」

P「……ナチュラルに家にいるのはもう驚かないぞ、ただ、事前に連絡をしてくれると嬉しいかな、ただいま、まゆ」

まゆ「はぁい、わかりましたぁ、うふふ」

P(本音のところ、家にまゆが居るって良いよなぁ……驚くがとても嬉しい)

まゆ「実はですね、今日はお夕飯を作ったんですけど、食べてくれますかぁ?」

P「本当か!? もちろん食べる!!! まゆすきッ!」

まゆ「うふふ、まゆもまゆが好きですよぉ、あとプロデューサーさんも」

P「ものすごくついで!!」

P「ま、まあいい……俺にはまゆの手料理という至高の幸福が待ってるんだからな……ぅぅぅ……」

まゆ「かなりダメージは深いようですねぇ」

P「抉った本人が言うのか……」

まゆ「気を取り直して、プロデューサーさん、さっそく夕食にしましょう、今日は腕に寄りをかけて全力で作りましたよぉ!」

P「あ、ああ!」



キッチントウチャク
P「ドキドキ」

まゆ「では、今日のお夕飯はこれです!!」


「サト〇のごはん」「惣菜コロッケ」「焼き鳥」「コンビニサラダ」「インスタント味噌汁」


P「全力で出来合い品!?!?」

・まゆと料理 その2


P「ど、どうしたんだまゆ、具合でも悪いのか……?」

まゆ「いえ、元気ですよ?」

P「な、ならばこりゃあどうしたんだや!?」

まゆ「驚きすぎてどこかの方言?が出てますよぉ?どこか変でしょうか?」

P「い、いや、だって!」

P「まゆと言えば女子力の権化!! 炊事家事洗濯までなんでもござれな俺のラブリーチャーミーな嫁!!」

P「こんな全力尽くしてレンチンする娘だったか!?」

P「確かに作ってもらったんだから文句は言えないし、そもそも無いけど!!」

P「普段のまゆとのイメージから解離しすぎていて普通に心配になる!」

まゆ「ああ、そうですねぇ、色々ツッコミ所はありますが、たしかにおかしいと思いますよねぇ」

まゆ「ですがこれには深い深い事情があるんですよぉ」

P「どうしたんだ? やはりどこか怪我でも……」

まゆ「いいえ」

まゆ「今プロデューサーさんが言ったように、まゆには家事ができるというイメージがありますよねぇ?」

P「ああ、その通りだ」

まゆ「実際にまゆはそこそこ家事ができると自負していますが、思ったんです」

まゆ「本当にこのままみなさんのイメージ通りでいいのか、と」

P「……」

まゆ「ファンのみなさんのイメージにおんぶに抱っこではいけないと思うんです。そこで、今までと違うまゆの一面を見せていけないかと考えてみました」

まゆ「その結果がレンチンです!」

P「なんで!?」

・まゆと料理 その3


P「ええっと、つまり、あれか?今まではテキパキと家事をしていたから、今度はレンチンで自堕落なところをアピールして違う自分を見せていこう的な??」

まゆ「いえ、違います」

P「違うんだ!?」

まゆ「まゆは、みなさんのイメージを超えるべく、更にお料理の腕を磨こうと思ったんです」

P「そこから何故にレンチンに行きつくんだろう……」

まゆ「なんやかんやで最終的に、真理に行きつく事ができました、それは」

まゆ「お料理とは、毎日作る物だという事です」

P「あ、ああ?」

まゆ「世のお母さん達は毎日献立に悩んでいます、栄養バランスやお子さんの好き嫌い、何が食べたいかなど、悩み所はいっぱいあります!」

まゆ「しかし、そうは言っても毎日作るのは大変です」

P「うん、たしかに」

まゆ「なので行き着く所は、手軽にパパッと作れるものです」

P「う、うん?」


まゆ「すなわちレンチンです!」


まゆ「お料理を極めたらレンチンに行き着きましたぁ!」


P「極めてないぞ!? お母さん達の想いはどこいった!」

P「というかレンチンした物に一手間加えるとかじゃないのか!?」

まゆ「いえ、レンチン一本で勝負です、まゆは自分を曲げません!」

P「なにそのレンチンに対する異様なこだわり!? こだわってないのにこだわってるよこの娘!」

まゆ「というわけで、お料理冷めちゃいますし、頂きましょう?」

P「何がというわけなのか微塵も理解できなかったけど……そうだな、食べよう……」



Pまゆ「いただきます」

モグモグ
P「いつもの味だわ」

まゆ「もう、いつもこんな食生活してるんですかぁ? 体に気を付けてくださいねぇ?」

P「今日は俺に責任は無いと思うんだ」

モグモグ
まゆ「……」

P「どうした? レンチンが口に合わないか?」

まゆ「いえ、そんな事は無いんですが、その、なんというか……」

P「??」

まゆ「……まゆはお箸を使って食べていますよねぇ?」

P「そうだな」

まゆ「そしてまゆは、まゆの事が好きですよねぇ?」

P「肯定したくないけど、そうだな、自分の事嫌いよりは良いしな」

まゆ「これは……つまり……」

まゆ「まゆとまゆが、間接キスということですよね!!////」

P「は???????」

まゆ「いやですよぉ、もう、照れちゃいます///」

P「え、ええぇぇぇ……………………?」

・まゆとわがまま


P「……まゆ、なんでこんなことしたんだ……」

まゆ「……わがままゆだからですよぉ」

P「……」

P「すまん、意味わからん」

まゆ「わがままゆですので……」

P「いや、二回言わなくても……」

まゆ「わからないんですかぁ? そのまま名の通りじゃないですかぁ」

P「いや、わかるよ、わがままなまゆって事だな、そこはわかる、うん」

P「俺がわからないのはな、どうしてこんな状況になったか、どうしてこんな事をしたのか、なんだ」

P「まゆは自分が何したかわかってる?」

まゆ「……」

まゆ「わがままゆを……しましたぁ」

P「……まあ、たしかにそうだな……その通りだ……わがままゆをしたな……」

P「でもな、まゆ……」

まゆ「……」



P「ライブで使う音源全部『お料〇行進曲』にすり替えるのはわがままの範疇超えてるだろ!?」

・まゆとわがまま その2


P「何事かと思ったよ!! 音源確認しようと再生したらめちゃくちゃ勇ましいイントロ流れて来るんだもん! ミツボシ☆☆★はこんなに勇ましかったかと自分の耳を疑ったわ! ジャガイモじゃなくて六ツ星目指せよ!! 元の楽曲はどうした~♪だよっ!! 確かに発想は奇天烈だけどな!! ライブでこの曲流れてきたら会場にいる人全員仰天するわ!!」ハァハァ

まゆ「すごい肺活量ですねぇ」

P「着目するとこそこ!?」

P「……そもそも、なんで料理なんだ、この前の料理オール出来合い品だったじゃないか、完膚無きまで出来合いすぎて逆に愛を感じるレベルだっただろ……」

まゆ「……」

まゆ「……これにはまた深い深い事情があるんですよぉ」

P「最近深い事情ばっかだなぁ……」


まゆ「まゆは最近けっこう人気が出てきたじゃないですか」

P「そうだな、人気急上昇って感じだな、超かわいい」

まゆ「ふふっ、ありがとうございます」

まゆ「でもですねぇ、まゆはもっと上の景色を見たいし、見せてあげたいんです。ファンのみなさんはもちろん、まゆの事を知らない人にも、そしてプロデューサーさんに」

P「まゆ……」

まゆ「なので、もっとまゆがアイドルとして輝くにはどうしたらいいかと考えた結果」

P「ああ」

まゆ「名曲をカバーして、もっと多くの人にまゆの歌声を聞いてもらおうと考えたんです、有名な誰もが知る曲なら興味を持ってくれるかもしれないじゃないですかぁ」

P「……思うところが無いでも無いが、まあ、良い考えだな……でもなんでこの曲なんだ?」

まゆ「宮城県出身だったので……」

P「それだけの理由!? 宮城出身もっといるだろ!?」

まゆ「でも良い曲ですよぉ?」

P「いや問題はそこじゃないよ!? まゆは仙台出身って明示してるんだから市内から探そうよ!! 塩竈少し離れてるからさ! いや、問題はそこでもねぇよ!!」

まゆ「ツッコミが忙しないですねぇ……グレートですよこいつはァ」

P「それは確かに仙台だけど!!」

まゆ「もう、さっきから一体何が問題なんですかぁ?」

P「逆にどこに問題が無いと思ったんだ!?」

・まゆとわがまま その3


P「……まゆはすごいなぁ、考えてる事はそこまでおかしくないのに、行動が明後日の方向すぎる」

まゆ「それは、褒めてるんですかぁ??」

P「考える余地無く褒めてないよ」

まゆ「でも今すごいなぁって……」

P「ポジティヴすぎてヤバイなぁ、というかだ」

P「あのさ、まゆ、カバー曲の事はまず俺に相談してくれよ……まゆが望むならきちんとそういう仕事も取ってくるぞ?」

まゆ「いえ、今のまゆはわがままゆなので、わがままな事をしないと……」

P「何その脅迫概念!? あとわがままなんて可愛いものじゃないだろこれは!」

まゆ「まあまあ、過ぎたことは引きずっていてもしょうがないですよぉ、水に流しましょう」

P「全然過ぎてないよ! 現在進行形だよ!」

まゆ「プロデューサーさん落ち着いてください、血圧上がっちゃいますよぉ? 深呼吸してください」

P「スゥゥハァァスゥゥハァァ」

P「……水に流すとしてもな、まゆ、とても深刻な問題が一つある」

まゆ「なんでしょう? さっき幸子ちゃんがロケ先でカゲの女王に憑依されたって連絡があった事ですか?」

P「確かに深刻だな!? ゴロツ〇タウンにロケなんか行かせたっけ!?」

まゆ「スタ〇ストーン探しておきましょうか?」

P「今から探しても手遅れじゃない??」

まゆ「幸子ちゃん頑張ってください!!!」

P「応援はスタースト〇ンがないと届かないだろ!!」

・まゆとピンチ


P「まあ、幸子はカワイイから大丈夫だろう、きっとヒゲ生やした配管工のおっさんが助けてくれるさ」

P「それでだ、まゆ、ほんとに深刻な問題なんだよ、ちゃんと聞いてくれ? ほら、俺の上腕二頭筋なんて触ってないで」

まゆ「プロデューサーさんは筋肉質ですよねぇ、素敵です、あっ、筋肉といえばぁ」

P「頼むから聞いて???」

まゆ「なぜスーパーサ〇ヤ人4は急に金髪じゃなくなったんですかねぇ?」

P「筋肉関係ないし、きんの字も違うし、話題が急にぶっ飛んでるし、4は野生回帰的な感じだと聞いたことがあるし……ねぇ、頼むから聞いて? 俺泣きそう」

まゆ「プロデューサーさんは律儀にツッコミみますよねぇ、疲れませんか?」

P「そう思うなら疲れさせないでくれ……まあ、いいよ……」

P「改めて、事態は深刻なんだよ、まゆ」

まゆ「と、言うと」

P「話進まなすぎて忘れたかもしれないからもう一度言うけど、さっき、ライブで使う全ての音源をまゆが『〇料理行進曲』にしてくれちゃった訳だが」

まゆ「はい、不幸な出来事でしたね……」

P「なんで第三者っぽい感じなんだ! 主犯だろ!! ああ、もういいや! 話進めるぞ!」

P「パパッと簡潔に言うとだな」

P「音源がこんな状態ですが」

まゆ「ですが?」

P「ライブ本番が明日です」

・まゆとピンチ その2


まゆ「まずいじゃないですかぁ!!! ふざけてる場合じゃないですよぉ!!!」

P「ふざけてるって自覚あったのか!?」

まゆ「ど、どうしましょう、明日だなんて、Y〇KAさんに音源の使用許可取ってないですよぉ!」

P「そこじゃない!!問題は限りなくそこじゃない!!!」

P「というか、なんでそんなに慌ててるんだ!ライブの日程については前々から知らせてただろ!?」

まゆ「……まあ、それはいいじゃないですか、細かい事は置いておきましょう……」

P「どこも細かくないぞ!?」

まゆ「……流石に一曲だけじゃ持ちませんよねぇ、あっ、そうです! 一人ずつソロで『お料理行進〇』を歌うのはどうでしょう!!」

P「スルーした上にとんでもない提案してきたぞ!? ファンの皆さん大困惑だろ!」

まゆ「ダメですかぁ、だったら『ぼくらのパ〇マン』や『テレポ〇テーション~恋の未確〇~』とか歌いますかぁ?」

P「それもはや藤子〇不二雄先生作品のライブじゃねぇか!!」

まゆ「ド〇えもんを入れない辺りに識者ぶってる感がありますよねぇ」

P「不特定多数の敵を作りそうな事を言うんじゃない!」



(徹夜で音源入れ直してなんとか間に合いました)

・まゆとプロデューサー


パソコンカタカタ
P「……」カタカタ

P(最近、まゆが拍車をかけておかしくないか……?)

P(昨日なんて、よくわからないけど一日中とろろ飲んでたし)

P(ジュース感覚でストロー使ってじゅるじゅる飲んでたもんなぁ)

P(最終的に俺も飲まされたんだよなぁ……)

P(けっこううまかったけど、やっぱおかしいよなぁ)

P(思い返せば、まゆがおかしくなってきたのって数週間前に俺の家が事故で爆発した時くらいからだった気がする、何か関係があるのだろうか)

P(うーーん、わからん)

まゆ(まゆですよぉ)

P「心の声に割って入ってくるんじゃない!! ビックリしちゃうだろ!」

まゆ「何を考えていたんですか? プロデューサーさん」

P「聞こえてなかったのかよ! な、ななんでもないよぅ??」

まゆ「ツッコミの後に動揺するんですねぇ……」

まゆ「……最近のまゆについてですか?」

P「なんのコチョッ……なんのことだかさっぱり」ガタガタ

まゆ「……」

まゆ「確かに最近のまゆははっちゃけていました、プロデューサーさんをたくさん困らせてしまったと思います」

P「……」

まゆ「プロデューサーさんは」

まゆ「おかしなまゆは、嫌いですか?」

P「……ッ!!」

まゆ「まゆは……」

P「そんな訳あるか!!!!」

まゆ「!」

P「確かに、最近のまゆはなんか変だと思ってたよ、どこか違和感があったと思う」

まゆ「……」

P「でもなぁ! そんなことで俺の気持ちが変わるか!!」

P「謎の自己愛に目覚めてても!」

P「料理が出来合い品しか出てこなくても!」

P「ライブの楽曲を勝手に変えちゃっても!」

P「とろろ飲んでても!!」

まゆ「ぷ、プロデューサーさん……」


P「まゆすきッッッッ!!!!」


まゆ「っ!」

P「何度でも言ってやる!!」


P「まゆすきッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」


ガクンッ

P「ん?」

まゆ「……」シーン

P「お、おい?ど、どうしたんだまy――」

ガチャッ
まゆ「プロデューサーさん!!!!」ダキッ

P「おわっっ! な、なに!?」

まゆ「プロデューサーさん! まゆも大好きですよぉ!!!!」スリスリ

P「んん!?? あれ、まゆが二人いる!? どういう事!?」

まゆ?「……」シーン

P「急に動かなくなったまゆと、突然飛び出して来て俺に抱きつきスリスリしているまゆがいる可愛い……どういう事なんだこれは……脳の処理が追いつかないぞ可愛い……」

P「まゆ、どういう事なんだこれは、説明してくれないか?」

まゆ「うふふふふ♥プロデューサーさぁん♥♥♥」スリスリスリスリ

P「ダメだ、聞いてねぇ可愛い」



??「ならば私が説明してやろう!!」バーン



P「お、お前は…………晶葉!!」

晶葉「おはよう助手よ!」

P「あ、ああ、おはよう、もしかして晶葉は何か知っているのか?まゆがなんでこんな究極に可愛いのか……じゃなくて、まゆが何故二人いるのか」

まゆ「うふふふふ♥♥」スリスリスリスリ

まゆ?「……」シーン

晶葉「説明してやろうと言っただろう、もちろん知っている」

晶葉「というか、主に私がやったことだからな!」

P「な、なんだと? どういう事だ? 可愛いヤベェ」スリスリスリスリ

晶葉「コラ! 私の話を聞こうって時にイチャイチャしてるんじゃない!!」

P「だってまゆが離れてくれないんだよ可愛い」

まゆ「離れません♥♥」スリスリスリスリスリスリ

晶葉「いいから離れないか! 見てるこっちがなんか嫌だ!」

まゆ「お膳立てしてくれたのは晶葉ちゃんじゃないですかぁ、離れません♪」スリスリスリスリスリスリスリスリ

P「???」

晶葉「くっ! まあいい、助手に説明してやろう……」

晶葉「あの動いていない方のまゆは、ロボットなんだ」

P「ロボット??」

晶葉「ああ、厳密には人工知能……アンドロイドと言った方が正しいかな」

晶葉「まゆそっくりな容姿で、まゆの記憶などその他諸々を持ち、ヘンテコな行動を取るように私が作った、まゆ型アンドロイドだ」

まゆ型アンドロイド「……」

P「……ドユコト? なんでそんな物を作る必要が……」

晶葉「ふむ、説明しよう」

~回想~


まゆ「はぁ……」

晶葉「ん?どうしたんだまゆ、ため息なんて吐いて、悩み事か?」

まゆ「あ、晶葉ちゃん……大丈夫ですよ、何があったというわけでも無いので……気にしないでください」

晶葉「そんなドンヨリした顔で言っても説得力が無いぞ、話してみろ、何か役に立てるかもしれない」

まゆ「……では、お言葉に甘えて……」

まゆ「……まゆとプロデューサーさんがお付き合いしているのは知っていますよね?」

晶葉「あ、ああ……そうだな、そう聞いてはいるが……」

まゆ「……お付き合いを始めて、プロデューサーさんとは順調に進んでいるんですけど、その……」

晶葉「?」

まゆ「そんなことは無いって分かってるんですが……プロデューサーさんに飽きられたり、嫌われたりしないか不安なんです……幸せすぎるから失うのが怖くなったのかもしれません……」

晶葉「……」

晶葉「……まあ、助手の事だからそれは無いだろうな……ちょっとやそっとの事では愛想など尽かされないぞ」

晶葉「昨日、志希との合同実験で助手の家を間違って爆破してしまったんだが、謝ったら許してくれたぞ」

まゆ「なにやってるんですか!? というか許してもらえたんですか!?」

晶葉「まあ、それはいいとして」

まゆ「よくないですよぉ!?」

晶葉「そんな訳で助手が愛想尽かすなんて事はないだろう、それに、ただでさえまゆは尽くす女だろう? 愛想の尽くし様が無い」

まゆ「……爆発の事はまた後で話すとして……」

まゆ「もちろん、まゆもプロデューサーさんを信じてますけど……でも、なんとなく不安になってしまったんです……」

まゆ「まゆには、プロデューサーさんへの愛が足りないんでしょうか……」ショボン

晶葉「……」

晶葉「……違うな」

まゆ「え?」

晶葉「そこで自分の愛を疑うのは違うと言っているんだ、自分の気持ちに自信を持て」

まゆ「……晶葉ちゃん……」

晶葉「そういう時は、試せばいいんだ」

まゆ「? 試す……ですか? な、なにを……」

晶葉「もちろん、助手の愛をだ、、よし、私に任せてみろ」

まゆ「え? ど、どうするんですか……?」

晶葉「まあまあ、大船に乗ったつもりでいろ!」

~回想終了~


晶葉「という事があって、助手を試すべく作られたのがあのまゆ型アンドロイドだ」

P「ああ、だから奇行を……」

晶葉「そしてその結果が今のまゆだ」

晶葉「私にはよくわからないが、こういうのは男冥利に尽きるというものじゃないか?」

まゆ「プロデューサーさん♥♥♥」スリスリスリスリ

P「……」

P「なるほどな」

P「ははっ、まったく、まゆは心配性だなぁ」ナデナデ

まゆ「……」ピタッ

P「どうしたんだ?」

まゆ「プロデューサーさんは怒っていませんか……?」

P「なんで?」

まゆ「だって、プロデューサーさんを勝手に試すような事をしてしまいましたし……迷惑もたくさんかけちゃいました……」

まゆ「ごめんなさい……」

P「謝らないでくれ、それに怒ってないよ」

まゆ「ほんとですか?」

P「ああ、むしろまゆを不安がらせたって事は、俺の態度の方に問題があったんだろう」

P「ごめんな……」

まゆ「そ、そんなプロデューサーさんが謝ることじゃないですよぉ! まゆの方がごめんなさいです!」

P「いや俺が……」

まゆ「いえ、まゆの方が……」

P「……」

まゆ「……」

晶葉「……」

P「……」

まゆ「……」

P「……」

まゆ「……」


P「……も」





P「もぉ~~~~~まゆはかわいいなぁ~~~~まったくぅ~~~~」ナデナデナデ

まゆ「うふふふ♥プロデューサーさぁん♥♥♥」スリスリスリ

P「まゆ~~~~~~~~~~~♥」ギューー

まゆ「もっと名前を呼んでくださぁい♥♥」ギューー

P「まゆぅぅ~~~~~~~~~~~~♥」

イチャコライチャコライチャコライチャコライチャコラ



晶葉「……」


晶葉「……なんだこれ……」


晶葉「……もういい……帰ろう……一応、一件落着だしな……」


ガチャ
幸子「……」


晶葉「……おはよう、今は中に入るのは推奨しないぞ……ってどうしたんだ? 目が虚ろだぞ?」

幸子「……」

P「おお、おはよう幸子、ロケはどうだった?」イチャイチャ

まゆ「あっ、幸子ちゃんおはよう♪」イチャイチャ

幸子「……」


幸子?「妾の眠りを妨げたのは誰じゃ?」ゴゴゴゴ


晶葉「あっ、幸子から真っ黒なオーラが……世界が闇に包まれていく……」

まゆ「……」

まゆ「……配管工のおじさんは現れなかったようですねぇ……」

幸子?「誰じゃと、問うているのだ」ゴゴゴゴゴゴ

晶葉「……どうする助手よ……」

P「…………」

P「……よし!」





P「スターストー〇探しに行くぞ!!!」





P「そうと決まれば早く逃げるんだよォォォーーーーーッ」ダッ

晶葉「あっ! 待つんだクリスチーヌ!!」

まゆ「じゃあ、晶葉ちゃんはフランクリ先生ですねぇ」

P「言ってる場合じゃねえええええええ!!!」

カゲの女王(カワイイ)「痴れ者が……!」

後日談

・まゆとアンドロイド


まゆ「まゆはプロデューサーさんが好きなんですよぉ!!」

まゆ「まゆもプロデューサーさんは好きですよぉ? でもそれ以上にまゆの事が好きです♥」スリスリ

まゆ「違いますよぉ! まゆよりもプロデューサーさんが好きなんです! というか離してください!!」

まゆ「まゆすきっ! ですよぉ! 離しません♪」グリグリ

まゆ「いやぁ、やめてください! まゆのろぼっとなのになんでまゆの言う事聞かないんですかぁ!」

まゆ「むしろ、なんでまゆはまゆなのにまゆの言う事聞かないんですですかぁ?」ソー

まゆ「まゆが言う事聞くのはまゆじゃなくてプロデューサーさんですぅ! ってどこ触ろうとしてるんですか!!」

まゆ「ハァハァ、いいじゃないですかぁ♪ 自分自身なんですからぁ♪」ペロペロ

まゆ「きゃあ! 舐めないでください!! そんなのまゆじゃないです!」

まゆ「うふふふふふ♥」

まゆ「いやぁぁぁ!」


P「HAHAHA、どっちがどっちだが全然見分けがつかない、すごい精巧だなぁ」

P「……しかし、まゆが二人……しかもくんずほぐれつ絡み合っている……」

P「ここは天国かよ……(恍惚)」

まゆ「見てないで助けてくださぁぁい! プロデューサーさぁぁん!!」

まゆ「うふふふふ♥♥」

晶葉「やれやれ、騒がしいな」

幸子「ま、まゆさんが二人っ!! どうなってるんですかこれは!?」

晶葉「幸子はまだそこか」



まゆ「いやぁぁぁぁぁぁぁん!!」



終劇

おかしいのはまゆじゃなくて私の頭だということに気が付きました。反省

以下おまけです。本編とはなんら関係ないです、人物も別ということで。

ただなんか書きたかったんですはい

P「森久保ォ!!!!」

乃々「ひぃっ! な、なんですか……?いぢめですか? もりくぼいぢめられちゃうんですか……?」

P「俺が森久保をいじめる訳ないだろ!!オレ、モリクボガイヤガルコト、シナイ」

乃々「なんでカタコトなんですか……? 無理やりお仕事させられたりしてますけど……この前も……」

P「それは愛ゆえだからセーフだ!! そうじゃなくって、森久保にお願いがあるだよ、とても大切な事なんだ」

乃々「あ、愛……//」

乃々「……はッ!えっと、その……わ、私に大切な事をお願いされても……どうしようもないと思いますけど……な、なんでしょうか……」

P「そんなことは無い! これには森久保の協力が必要不可欠なんだ!!」

P「と、言うのもだ、実は……」

乃々「はい……」ゴクリ


P「『森久保型アンドロイド』を作りたいんだ!!!」


乃々「……」

P「……ダメ?」ウルウル

乃々「そんな泣きそうな顔をしないでください……ダメとか以前に何言ってるかわからないんですけど……」

P「あ、ああ! そうだよな! 訳わかんないよな! スマン! 詳しく説明するとな」

乃々「はい……」

P「晶葉に頼んで『森久保型アンドロイド NONO』を作りたいんだよ!!」

乃々「ただ名前が増えただけで何の説明にもなってないんですけどっ!!」

P「えー? わかんないぃ??」

乃々「わかるわけないんですけど! 逆になんでわかると思ったんですか!」

P「あっ、そっか、あのなアンドロイドって言うのは」

乃々「違います! わからないのはあんどろいどの意味じゃなくてプロデューサーさんの考えなんですけど!!」

乃々「プロデューサーさんの考えは全くわからないんですけど……むしろどうしてそんな思考になるのか知りたいくらいです」

P「えっ? それは森久保が俺の心を知りたいって事?///」

乃々「ものすごくポジティヴなんですけどこの人!?」


乃々「……もりくぼの形をしたろぼっと、という事は分かるんですけど、なんでそんな物を作るんですか……やっぱりいぢめですか……誰も得しませんよ……」

P「俺は得しかしないよ!! 森久保が二人とか最高すぎて俺! 想像しただけで…………アバババババババババ」ブクブク

乃々「考えただけで泡噴くってもはや害なんですけど!? 実際に作ったらどうなっちゃうんですか!」

P「ぐっ、その景色を見れるなら、俺はいくらでもこの身を捧げる……! 悪魔に魂すら売るぜっ!! あっ、ちっひじゃないよ? いや、ちっひだわ!! カモン! ジュエル!! デビルちっひ!! 逆に天使!」

乃々「……誰もちひろさんだなんて思ってないんですけど……はい、チラリとも考えなかったんですけど……本当です……あっ、寒気が……」ガタガタ

P「さ、寒気だってぇ!? それは大変だ俺が温めてやるぞ森久保ォ!! ってあれ?ちひろさんいつの間にどうしたんですかそんなニコニコ笑顔で、あっそっかぁ、ちひろさんも『森久保型アンドロイド』が欲しいんですね! やったぁ! あっ、ちょっ、どうしたんですか急に! イタタ、その関節はそっちには曲がらないですよやめっ……アッッッ…………」ギリギリギリ

Pの関節「あかん」ゴリィィ!!

P「ビョエッッ!!」


P「」チーン


ちひろ「……」ニコニコ

乃々「」ガタガタガタ

ちひろ「私はこの人の処理をしてくるので、ゆっくり休んでてくださいね、乃々ちゃん」

乃々「は、はぁいいいいい~~」ガタガタガタ

ちひろ「まったく乃々ちゃんに変な事言って困らせるんですから……それに悪魔だなんて……」ブツブツ

P「」ズルズル
ドアバタンッ

―――――


乃々「お、恐ろしい目に会ったんですけど……」

乃々「プロディーサーさん大丈夫でしょうか……?」

乃々「……」

乃々「……それにしても、もりくぼ型あんどろいどだなんて……需要無いと思うんですけど……」

乃々「……」

乃々「……で、でも……プロデューサーさんが喜ぶなら……作ってみてもよかったかも……//」

乃々「……」

乃々「あぅぅぅぅ……やっぱりむーりぃー……////」



(アンドロイドの話はPと共に立ち消えました)

以上で終わりです。ここまで読んでくださった聖人君主もビックリな方、感謝感激雨あられです。

お目汚し失礼しました!


HTML化的な物を試みます。

ペパマリ懐かしい

よきだった

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