【ガルパン】ダージリン「青いバラ」 (24)

【大学選抜チームとの試合の数日前】


トゲのついたバラの枝が送られてきた。花は付いていない。

えーっと花言葉は…確か「不幸中の幸い」。

嫌がらせなのか、励ましなのか分からない。




※相当に短いです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526909001


みほ「うーん……」

ケガをしないように枝を持ってくるくると回してみる。

みほ「誰からだろ?」

送り主はどこにも書いていない。

少しもやもやするけど、今は気にしている場合じゃない。



作戦ノートを開く。

8vs30の殲滅戦。少しも気は抜けない。

………………
………

秋の日の

ヴィオロンの ためいきの

身にしみて ひたぶるに

うら悲し

北の地にて

飲み交わすべし

………………
………


【大学選抜チーム戦 当日】



分散させて、各個撃破できればなんとか……。

でも練度の違い、戦力の違い。

今回ばかりは……。

愛里寿「…………」

蝶野「それでは試合を始めます」

蝶野「礼!」

みほ「よろ――」

「待ったぁーーーー!」

………………
………



「大洗女子学園の勝利!」

勝った……。

あの大学選抜チームに勝った!

嬉しい。何よりもみんなとまだ居られることが嬉しかった。



そうだ、皆にお礼を言いにいかなきゃ。

ダージリンさんを見つける。

みほ「ダージリンさーん」


みほ「今日はありがとうございました」

ダージリン「ふふ。こんな言葉を知ってる?」

ダージリン「友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である」

ダージリンさんは1本の青いバラを取り出す。

ダージリン「おめでとう」

もしかして、あのバラの枝の送り主って……。

ああ、そっか。ずっと応援していてくれたんだ。

嬉しいと同時に、遠回りなメッセージがなんだか酷く可愛らしく思えた。

どうにも耐えられずクスクスと笑ってしまう。

みほ「ダージリンさんて結構ロマンチストですよね」

ダージリンさんは照れくさそうに笑った。

SS初心者なので練習がてら短めに書いてみました。

ダージリンはずっと大洗応援してくれてるのが良いですよね。
ダーみほ好き。

あとはガールズ&パンツァー 激闘! マジノ戦ですっ!!を読んだ勢いとノリで書いたSSがあるのでここに投下させてもらいます。

※時系列は大学選抜チーム戦後

エクレール「大洗のピンチに他校の仲間(ライバル)が大集結……?」

ガレット「エクレール。この新聞記事をご覧になりまして?」

エクレール「いえ?見せてくださるかしら」

ガレット「どうぞ」

エクレール「大洗のピンチに他校の仲間(ライバル)が大集結……?」

ガレット「あの大洗が廃校をかけて大学選抜チームと戦っていたとは驚きですわ」

ガレット「エクレールは知っていまして?」

エクレール「い、いえ……」

ガレット「おっと次の講義が……失礼いたしますわ」

エクレール「…………」

エクレール「(力に……なれなかった)」

ガレット「(ふふふ、しょんぼりしてる)」ダイマンゾク

エクレール「私、そんなこと全然知らず……呑気に……!おうぇっ……」ゲロゲロ

ガレット「!?」

エクレール「はっ……はっ……」ゼーゼー

ガレット「だ、大丈夫ですか!?」

エクレール「き、今日は胃薬飲んでなかった…から」ハアハア

………………
………


杏「っていうことがあったくらい、マジノは後悔してるらしい」

みほ「気持ちは嬉しいですけど……心配です。エクレールさんが気に病む必要なんてないのに……」

華「そういえばあの方、練習試合の時もゲロくさ
沙織「ちょっと華!」

優花里「と、とにかく!一度会ってみた方が良いかもしれませんね!」

みほ「そ、そうだねっ!」




エクレール「わ、私は一体どう謝罪すれば……」オロオロ

ガレット「いっそ開き直るのが良いと思いますわ」

エクレール「開き直る……?」

ガレット「『随分と苦戦なさったそうですわね。ふふん、あの程度、自力で切り抜けられずに大丈夫ですの?』的な」

エクレール「ええ……?」


【後日 大洗にて】

エクレール「大学選抜チームとの試合のこと聞きましたわ」

みほ「あ、はい。そのことなんですけど」

エクレール「随分と苦戦なさったそうですわね?」

みほ「!?」

ガレット「(あっ、ホントにあの案で行くんだ……)」ダラダラ

エクレール「わ、私たちでしたら、10分で終わってた試合ですわ。あ、あの程度、自力で切り抜けられなくて、この先大丈夫ですの?」

杏「は?」

エクレール「ら、らいばるとして情けないですわ」ヤケクソ

華「…………」

ガレット「(ごめんなさい!謝るから、もうやめて下さい!)」

エクレール「ふ、ふん!どんな卑怯な手を使いまして?」

麻子「おい、流石に挑発が過ぎるぞ」

エクレール「(もう限界ですわ。演技だとしても辛すぎる……)」ウプッ

エクレール「おろろろろろろ……」ゲロゲロ

みほ「わぁ!だ、大丈夫ですか?」

エクレール「すみません……」

みほ「いえ、そんな」

エクレール「そろそろお暇させていただきますわね……」

エクレール「…………」スッ

みほ「あ、すみません、ビズはちょっと」

エクレール「……すみません」

みほ「いえ……」

【マジノ参戦 if】


みほ「…………」ガクガク

愛里寿「…………」

蝶野「それでは試合を……」
「待っっったぁああぁぁ!」

エクレール「私たちも参戦いたしますわ!」

作戦会議中

みほ「それで土砂崩れを意図的に発生させーーー」

まほ「確かにハマれば効果は大きいだろうが、そんなに上手くーーー」

エクレール「(なんて顔触れですの……!き、緊張する!)」

ダージリン「それで作戦名はどうするの?」

みほ「そうですね……。皆さん何かありますか?」

アンチョビ「う~ん……」

カチューシャ「エクレール、あんた何かないの?さっきからだんまりだけど」

エクレール「えっ?いえ、その……

エクレール「(何か、何か答えなきゃ!ダメ……何も浮かばない!うう……)」キリキリ

エクレール「うぇっ、おぇえ」ゲロゲロ


………


一同「ふう……」

まほ「さて、先ほどの続きだが、何か良い案はあるか?」

エリカ「土砂を利用……、そうだ!アンタの趣味的にも、ゲロゲロ作せ
みほ「却下です!!!ぐしゃぐしゃ作戦で行きましょう!」

一同「お~!」

エリカ「チッ、何よ」プイッ



大洗連合勝利後、エクレールはビズして回ろうと思ったが誰も受けてくれなかったという。

マジノ勢も最終章に少しでも出てくれると良いですね!
……無理か。

後は「大洗の代わりに廃校になった学校の話」とか書いてみたけど
ガルパンの世界観ディスになりそうで没にしました

以上で終わりです
読んでくれた方、ありがとう。

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