穂乃果「トークライブ」 (70)

「穂乃果×にこ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525097380

パチパチパチパチ

穂乃果「わ~どうも~。いやぁ…何を喋ればいいんだろうね」

にこ「普通に喋ればいいのよ。ライブのMCもアイドルの大事な仕事なんだから」

穂乃果「あっ、そう言えばこないだあれ見たんだよ」

にこ「あれ?あれって何よ?」

穂乃果「あの~…宇宙人!宇宙人見たの」

にこ「はあ?どこで?」

穂乃果「まあ…ほら?うん」

にこ「だからどこ?」

穂乃果「あの…ほんと…私びっくりしちゃってさ」

にこ「だからどこなのよ?」

穂乃果「それはあれだよ。急に現れたから」

にこ「急に?どこで?」

穂乃果「あの…もうね…ザバァーって現れて」

にこ「ザバァーって?ザバァーって現れたの?何?水から出て来たの?」

穂乃果「…うん。そう!こっちもほら…体を洗おうとしてる時で」

にこ「お風呂なの?」

穂乃果「…うん。そう。だから…ああ言う時ってどうすればいいの?警察?警察を呼べば良いのかな?」

にこ「さあ?学者とかじゃない?それか…マスコミ?」

穂乃果「でも、裸だし」

にこ「一回お風呂から出なさいよ」

穂乃果「逃げちゃうんじゃない?」

にこ「何が?」

穂乃果「今の話の中で逃げるのは宇宙人しかいなくない?え?他にいる?」

にこ「いや、もう悪かったわよ」

穂乃果「でしょ?」

にこ「うん」

穂乃果「で!逃げちゃうじゃん。宇宙人が」

にこ「逃げるかしら?」

穂乃果「逃げるよ。こっちも逃げてる訳だから」

にこ「あんたは逃げてる訳ではないでしょ?」

穂乃果「う~ん。ギリ…う~ん」

にこ「それに逃げたら逃げたでいいじゃない」

穂乃果「いや、それはダメじゃない?滅ぶからさ、地球」

にこ「滅ぶの?地球が?」

穂乃果「滅ぶよ。侵略しに来たんだもん」

にこ「侵略しに来たの?」

穂乃果「うん。他にないでしょ?他にある?ドラゴンボール探しに来たの?」

にこ「いや…まあ、それも侵略しに来た様なものだけど」

穂乃果「でしょ?」

にこ「で?結局どうしたのよ?じゃあ…」

穂乃果「うん。まあ…今度現れたらにこちゃん呼ぶからさ」

にこ「何でよ!」

穂乃果「まあ、きっとその時は訪れないと思うけどさ」

にこ「でしょうね」

穂乃果「うん。作り話だしね」

にこ「貴重なライブのMCで何を喋ってるのよ、あんたは」

穂乃果「いやぁ…面白いエピソードが何もなかったから」

「凛×絵里」

凛「あっ、絵里ちゃんってドーナツ屋さんに行った事ある?」

絵里「ドーナツ屋さん?まあ、あるけど」

凛「今日来てるお客さんも行った事あると思うんだけど…ドーナツってあれなんなのかな?」

絵里「なんなのかなって…何が言いたいのよ」

凛「ほら、あれってさ穴が空いてるでしょ?」

絵里「うん。空いてるけど?」

凛「あれって穴が空いてる必要あるの?穴の分もったいないよね?」

絵里「いや~そう言う風に考えた事は一度もないけど」

凛「絵里ちゃん普段何を考えて生きてるの?」

絵里「少なくとも凛よりはまともな事を考えてる自信があるわ」

凛「う~ん。それはどうかにゃ~」

絵里「大丈夫。絶対の自信があるから」

凛「まあ、いいや。それでね、凛は穴が空いてないドーナツはお得じゃないかなって思っちゃったんだよ」

絵里「あのね、凛。ドーナツに穴が空いてる理由はね。中までよく火が通る様にって理由が」

凛「絵里ちゃん…今そう言うのはいいにゃ」

絵里「え?そう?」

凛「うん。凛の話が終わっちゃうにゃ」

絵里「そう。それは、ごめんなさい。で?お得だって思っちゃったんだっけ?凛ちゃんは」

凛「うん。え?絵里ちゃん怒ってる?」

絵里「怒ってないわよ」

凛「本当に?」

絵里「本当に。少なくとも今は大丈夫」

凛「今は?今はって後で怒るの?」

絵里「怒らないから早く話しなさいよ」

凛「えっとね、凛は穴が空いてないドーナツを作る事にしたの」

絵里「え?凛が作ったの?」

凛「ううん。凛はことりちゃんが作るのを見てただけにゃ」

絵里「ああ…ことりがね」

ガサゴソ

凛「うん。で!これがそのドーナツにゃ!」

絵里「あっ、持って来たんだ」

凛「うん。美味しそうでしょ?」

絵里「まあ…美味しそうだけど。これは…ことりになんて言って作ってもらったの?」

凛「穴の空いてないドーナツを作って欲しいって」

絵里「へ~…でもこれって」

凛「これって?」

絵里「これってサータアンダギーじゃない?」

凛「ん?」

絵里「サータアンダギー」

凛「違うよ。穴の空いてないドーナツにゃ」

絵里「そうなんだ。まあ、美味しそうね」

凛「だよね~」

ゆるーい感じ良いね

「希×真姫」

希「あ~真姫ちゃんってあれどう思う?」

真姫「あれってどれよ?」

希「あれって言ったら英語やん」

真姫「初耳だけど」

希「ほら、こないだ凛ちゃんに英語を教えてあげたんやけどな」

真姫「へ~苦労したでしょ?」

希「した!めっちゃした!」

真姫「でしょうね。私も手を焼いてるわ」

希「そうやろ?でも、あれな!英語の教科書に載ってる英文って…なんなんやろうな?This is a penって…。見れば分かるやん。ペン以外の何に見えるんやーってならへん?」

真姫「はあ…。すっごいどうでもいい」

希「え?あかん?」

真姫「そんなどうでもいい事を話す必要ある?」

希「会話ってだいたいそんなものやろ?」

真姫「なっ…ライブのMCで話す様な事ではないでしょって言ってるのよ」

希「そうかなぁ…自分はどうでもいい事ばっかり気にしてる癖に…」

真姫「な、なんですって」

希「なんでもないよ。でも、本当におかしいと思わない?これはペンですかって聞かないやろ?普通は」

真姫「聞かないけど…。着眼点が違うのよ。あれはあくまで文法の勉強であって別にペンじゃなくてもいいのよ」

希「じゃあ、なんでペンなんやろう?他のにすればええのに。もっと現実的な物に」

真姫「スペルが簡単だからじゃないの?それにペンならやって見せるのも容易だし」

希「やって見せるのも容易?どう言う事?」

真姫「だって…ほら?授業中なら絶対にペンは持ってるじゃない」

希「あ~なるほど」

真姫「まあ、それに本当にペンを知らない人もいるかも知れないしね」

希「え?それは真姫ちゃんなりのジョークなん?」

真姫「…違うわよ」

「海未×にこ」

海未「…」

にこ「あのさ…」

海未「は、はい」

にこ「そんなに緊張しなくても良いんじゃない?」

海未「だって…こんなに大勢の人の前で喋るなど…恥ずかしいです」

にこ「でも、ほら?歌とかダンスは平気なんだし。それに剣道とか弓道の試合とかも大勢の人が見に来るでしょ?それは平気なの?」

海未「それは…そう言う場ですから」

にこ「へえ。そうなの。言ってる事が分からないけど」

海未「どうすれば緊張しなくなるのでしょうか?」

にこ「う~ん…。例えばだけどキャラを作ってなりきっちゃうとか?」

海未「キャラを作る?」

にこ「うん。一種の…なんて言うんだっけ?自己…自己催眠?」

海未「自己暗示の事ですか?」

にこ「それよ」

海未「ですが…。自己暗示などそう容易に出来るものでは」

にこ「だから、喋り方を変えてみるとか。あんたなんて特徴的なんだから簡単でしょ?」

海未「う~ん。そうでしょうか?」

にこ「そうよ。それとか、やり易いのは語尾に何か付けるとかね」

海未「にこみたいにですか?」

にこ「うん」

海未「無理です。そんな恥ずかしい事出来るはずかありません」

にこ「それは何?あんたは普段私の事を恥ずかしい人だな~って思って接している訳?」

海未「……」

にこ「黙るのをやめなさいよ」

海未「すいません。やはり、緊張してしまって」

にこ「さっきまで流暢に私の悪口は言ってたけど?」

海未「そんな…悪口など…そんなつもりは」

にこ「そんなつもりじゃなかったなら尚傷つくんだけど」

海未「すいません」

にこ「謝られても傷つくわ」

「穂乃果×花陽」

穂乃果「花陽ちゃんってSNSとかやってないの?」

花陽「SNS?」

穂乃果「ほら!インスタ映え~するパスタとか小悪魔風~スパゲティとか良くやってるじゃん。SNSで」

花陽「う~ん…やってないかなぁ」

穂乃果「あ~そうなんだ。じゃあ、この話はこれでお終いかな?」

花陽「え?終わりなの?話は広がらないの?」

穂乃果「いやぁ、私もやってないし」

花陽「あっ、じゃあ、穂乃果ちゃんはやらないの?SNS」

穂乃果「やらないかなぁ」

花陽「そうなんだ。えっと…どうして、やらないの?」

穂乃果「いや何だよ。なんかさ、ほら?24時間監視されてる様な気がして」

花陽「監視は大袈裟じゃないかな?」

穂乃果「大袈裟じゃないよ。例えば私がどこどこで遊んで来ました~ってアップするでしょ?それを海未ちゃんが見るわけ」

花陽「うん」

穂乃果「そしたら、海未ちゃんに勉強はやったのか~って怒られるんだよ。SNSを始めると。だから、私はやらない」

花陽「でも…海未ちゃんもSNSやってないよね?きっと…」

穂乃果「うん」

ひさびさに来たか

花陽「じゃあ、心配はないんじゃないかな?穂乃果ちゃんがSNSを始めても」

穂乃果「ん~いやぁ、不安要素はなるべく無くしたい年頃だからねぇ」

花陽「そんな年頃あるんだね。初めて知ったよ」

穂乃果「じゃあさ、花陽ちゃんはどうしてSNSをやらないの?」

花陽「え?わたし?」

穂乃果「そうだよ。花陽ちゃんがSNSをやらない理由。何かあるんでしょ?」

花陽「まあ…。元々そう言うのが向かないっての言うのもあるんだけど…」

穂乃果「あるんだけど?」

花陽「もし…SNSを夜に見た時美味しそうなご飯の画像がアップされてたらと思うと。始められないなぁ」

穂乃果「切実な理由だね」

花陽「うん」

「ことり×にこ」

ことり「こないだ物凄い怖い話を聞いたんだけどね」

にこ「怖い話?にこそう言うのはぁ~ちょっと苦手かなぁ」

ことり「え?そうなの?じゃあ、この話はやめようか」

にこ「いや、いいわよ。話しなさいよ」

ことり「え?」

にこ「え?」

ことり「いいの?」

にこ「まあ…」

ことり「えっとね。こないだお部屋を掃除してたんだけど」

にこ「うん」

ことり「その日は普段手を出さない押入れの整理もしようってふと思ったの」

にこ「何でまた?」

ことり「なんでだろう?急に思ったの。にこちゃんはそう言う時ない?」

にこ「まあ…あるけど」

ことり「でね、整理してたら昔のアルバムとか出て来て小さい頃の穂乃果ちゃんとか海未ちゃんとか写っててね。も~可愛いんだよ」

にこ「いや、そこはいいからさ。怖い話なんでしょ?」

ことり「あっ、そうだった。で、アルバムとか見ながら懐かしいなぁって思ってたら見覚えのないビデオテープが出て来て」

にこ「ビデオテープ?懐かしいわね」

ことり「うん。もう、物心ついた時にはDVDがあったし…どうして私の家にビデオテープがあるのかなぁって不思議だったんだけど」

にこ「何?あんたん家ってビデオテープ現役じゃなかったの?」

ことり「うん。触った事もないかなぁ」

にこ「そう」

ことり「だから…私の家にはビデオテープを再生する機械がないからおばあちゃん家行って再生する事にしたの」

にこ「あんたのおばあちゃん初登場ね」

ことり「うん。でね、再生したら…なんか、結婚式の映像っぽくて…」

にこ「結婚式の?」

ことり「うん。ほら…なんて言ったっけ?雅楽?とかの音とかも聞こえてね」

にこ「って事は和装なのね」

ことり「うん。で、ずっと結婚式の様子が映されてるんだけどね。なんか…参列者なのかそうじゃないのか分からないんだけどね、女の人がカメラ目線でジッとこっちを見てるの。見てると言うか…睨みつけてる感じ?」

にこ「は?何それ?幽霊なの?」

ことり「分かんない。分かんないけど凄い怖いの」

にこ「…何よ、それ。怖いじゃない。って言うか…誰の結婚式なのよ?」

ことり「それも分からないの。お母さんに聞いても知らないって」

にこ「ええ?怖っ。普通に怖い話じゃない。なんて話ししてるのよ」

ことり「だって怖い話って言ったよね?」

にこ「言ったけどガチだとは聞いてなかったわよ」

「凛×絵里」

凛「凛、反省したの」

絵里「あら、どうして?何かしちゃったの?」

凛「何かした訳ではないけど」

絵里「そうなの。でも、反省する事は良いことよ。自分を省みる事の出来る人間は成長するわ」

凛「うん。凛ね、こうやってライブをやってMCをやってトークをしてたけどこのままじゃダメなんだよ」

絵里「え?どうして?凛のトークは可愛いって評判よ?」

凛「可愛いのじゃダメなんだよ。トークは。面白くなくっちゃダメなんだよ」

絵里「え?ま、まあ…そうね」

凛「凛の話を自分で聞いて見たんだけどオチはないし山もないし。聞くに耐えないトークだったにゃ」

絵里「いや…そこまで酷くはないと思うけど?第一、私達はお笑い芸人じゃないんだし…面白い話を出来なくてもいいんじゃなかしら?」

凛「絵里ちゃん。その考えは良くないにゃ」

絵里「え?そう?」

凛「凛達は確かにお笑い芸人じゃないよ?でも、お客さんの期待に応えないとダメじゃない?」

絵里「うん。凛の言ってる事は素晴らしいけど。私達に面白いトークを期待してるかしら?お客さんは?」

凛「してるよ」

絵里「う~ん。でも、私達はアイドルだから…」

凛「じゃあ、例えばラーメン屋さんに行って炒飯を頼むでしょ?」

絵里「え?何の話?」

凛「例えばの話だよ。ラーメン屋さんで炒飯を頼んでその炒飯が不味かったら嫌じゃない?」

絵里「そりゃあね」

凛「でも、ラーメン屋さんはこう言うの。うちはラーメン屋であって炒飯屋じゃないから炒飯が不味くても仕方ないって。嫌でしょ?」

絵里「その例えはどうかしら。そもそも、ラーメン屋さんは…ほら?料理人ってくくりだから。炒飯も美味しく作って欲しいわ」

凛「じゃあ、アイドルも芸人もエンターテイナーってくくりだよ!人を幸せにするのが仕事でしょ?どっちも!」

絵里「ま、まあ…」

凛「じゃあ、凛が言ってる事わかるでしょ?」

絵里「そうね。はい、私が間違ってました」

凛「でしょ?」

絵里「そうね。凛に言い負かされる日が来るとは思わなかったわ」

おつ
絵里ちゃん・・・

かしこいかわいいの称号を譲るときがきたか…

かしこいかわいい凛ちゃん

「希×にこ」

希「ハガキが来てます」

にこ「うん」

希「ペンネーム、真姫ちゃん大好きさんから」

にこ「真姫ちゃん大好き?」

希「μ’sの皆さんこんにちは」

にこ「こんにちは」

希「私はμ’sの大ファンです。その中でも特に一番好きなのが真姫ちゃんです」

にこ「どうしてこのハガキを私達に読ませるのよ」

希「そこで質問です。お二人は真姫ちゃんのどんな所が好きか10個あげて下さい」

にこ「10個も?」

希「どう?にこっち?」

にこ「いや…10個もないわよ」

希「ないの?」

ちょろい

にこ「ないわよ。だって…じゃあ、希はある訳?真姫の好きな所10個」

希「あるよ?ありありとしとるよ?ありありとしてあふれてふよ」

にこ「何よその独特な言い回しは…じゃあ、言って見なさいよ」

希「まあ、まずはなんだかんだ優しいやろ?真面目で意外と真っ直ぐな所も好きやし?後は素直になりたいのに素直になれい可愛い所、真姫ちゃんの歌声は綺麗で好きだし~それに」

にこ「ああ、もういい。もういいわ。そうよね。あんたってそう言う事平気で言えちゃうタイプよね」

希「にこっちは言えないタイプやもんな」

にこ「だって恥ずかしいじゃない」

希「恥ずかしいって事は…好きな所あるんやろ?」

にこ「まあ…なかったら一緒にスクールアイドルやってないわよ」

希「……え?笑う所?」

にこ「いや、何でよ」

希「いや、なんか使い古されたパターンやなぁって」

にこ「使い古されたパターンならむしろ失笑でしょう」

希「ちゃうよ。本当に使う人いるんやなぁって。まあ、本来の意味での失笑を狙ってるのかと」

にこ「本来の意味での失笑って何よ」

「穂乃果×真姫」

穂乃果「まあ、スクールアイドルならではの話をしようと思うんだけどさ。こないだ、テスト返って来たじゃん」

真姫「うん。返って来たわね」

穂乃果「まあ、その節は皆さんにご迷惑をお掛けしたんだけどさ」

真姫「そうね。凄い迷惑だったわ」

穂乃果「うわっ。酷い」

真姫「普段から勉強をしないからいけないのよ」


真姫「それから、きあいを入れるためにも髪切っちゃいなさいよ」

穂乃果「>>40

>>36
失笑 吹き出して笑うこと

穂乃果「まあ、それは置いといてね」

真姫「置いとくの?」

穂乃果「いつもはほら?数学がダメじゃん?私は」

真姫「全体的にダメなイメージだけど」

穂乃果「今回はなんと」

真姫「なんと?」

穂乃果「国語もダメだったんだよ」

真姫「現国?」

穂乃果「うん。まあ、でもさぁ、自分の点数が悪いのを棚にあげる訳じゃないけどさ。諺とかってツッコミ所多くない?」

真姫「本当…棚にあげるわね。まあ、でも言ってる事は理解出来なくはないわ」

穂乃果「犬も歩けば棒に当たるって…別に当たらないイメージ別にないよ」

真姫「まあ、そうね」

穂乃果「三人寄れば文殊の知恵?私と凛ちゃんとにこちゃんが集まった所で何が出来ます?」

真姫「良からぬ事を企みそうね」

穂乃果「五十歩百歩って…野球やサッカーなら大差だよ」

真姫「バスケならあり得るかも」




穂乃果「可愛い子には旅をさせよって…可愛くなくても旅行は行きたい」

真姫「その発想が可愛くない!?」

穂乃果「とまあ、諺って結構ガバガバだよね?」

真姫「まあ、でも、そんな事言っててもテストでいい点数は取れないから」

穂乃果「うわっ!?元も子もない」

真姫「諺使ってるじゃない…」

すると穂乃果は突然、着衣のまま浴室に駆け込み、シャワーの蛇口を開けて、シャワーを浴びた。

穂乃果はよく頭を濡らすと、髪を解いてシャンプーをした。

真姫「>>44

おつ
全パターン書いてくれるのかな

「海未×絵里」

絵里「海未って恋愛経験ないのよね?」

海未「こ、こんな所で何を言ってるのですか、あなたは」

絵里「そんな怒らなくても良いじゃない」

海未「怒ってはいません。ただ、そう言う事はみだりに人に言う事では」

絵里「え?じゃあ、何?好きな人いるの?」

海未「それは…人としてですか?それとも…」

絵里「恋愛に決まってるでしょ?」

海未「いませんけど…」

絵里「今まで一度も?」

海未「はい。異性の事をそう言う風な目では…」

絵里「小学生の時とかクラスのあの子カッコいいなとか…そう言うのもないの?」

海未「はい…」

絵里「ふ~ん。そうなんだ」

海未「だいたい、私達はまだ子供ですよ。恋愛なんて…そんな…まだ早過ぎます」

絵里「そんな事ないと思うけど。私達の歳くらいならみんなしてるわよ」

海未「してるって何をですか。」

絵里「いや、恋愛をよ。何だと思ったの?」

海未「…」カァァァァ

絵里「ねえ?何だと思ったの?」

海未「やめて下さい。これ以上聞かないで下さい」

絵里「なーに?恥ずかしい事なの?いやだわ、海未ったら」

海未「だ、だって…そんな…男性と…手を繋いだり…キスを…」

絵里「へ?」

海未「無理です。これ以上は絶対ダメです。この話は終わりです」

絵里「あっ…うん。ふふっ」

海未「な、何ですか?何がおかしいのですか?」

絵里「海未ちゃんったら可愛いなぁと思って」

海未「からかわないで下さい」

「凛×希」

希「勢いで行くよ」

凛「勢いで行くにゃ。早いもので凛もあっという間に15歳です。感慨深いね、希ちゃん」

希「ウチと会った時から15歳やったろ」

凛「15歳だったにゃ」

希「でも、凛ちゃんって若干足りてないと思うんよね。実年齢に」

凛「身長が!」

希「それもや」

凛「後何かあるみたいな」

希「あるから言っとるんよ」

凛「さあ、その正体は」

希「精神年齢」

凛「精神年齢!」

希「凛ちゃんの精神年齢って若干幼いやろ?」

凛「穂乃果ちゃんの一個上くらい?」

希「いや、一個下くらいかな」

凛「でも、凛ね。嫌なんだよ」

希「何が?」

凛「精神年齢とかそう言う不確かな物って」

希「おっと?これはスピリチュアルに傾倒するウチへの宣戦布告か?」

凛「だって、別に測定した訳じゃないでしょ?精神年齢」

希「した訳やないなぁ」

凛「そこで凛は言ってやりたいにゃ」

希「おっ、何をや?」

凛「実際に数値化してから凛の精神年齢を低いと言えって。実年齢みたいに数値化して欲しいにゃ」

希「実年齢も本当に15歳なのか疑わしくなってきた」

凛「そう、凛は嘘を付いていました。本当は凛、もう16歳です」

希「何の為に嘘を付いたんや」

凛「テンポを重視するとこう言う事になる」

希「嘘を吐く理由にはならんやろ…」

ムッツリ園田じゃなかった

「にこ×花陽」

にこ「思うのよ、私」

花陽「何が?」

にこ「最近、何でも便利になり過ぎなんじゃないかって」

花陽「はあ」

にこ「何をするにも便利過ぎて物事の過程を無視してるんじゃないかって」

花陽「流石、μ’s一の苦労人だね」

にこ「スマホの登場により定着したあのコミニケーションアプリ」

花陽「私も使ってるよ」

にこ「テンポばかりを重視して会話の内容が入ってこないのよ。あのアプリ」

花陽「確かにそう言う傾向はあるね」

にこ「あるのよ。一通メールを送る時のあのドキドキ感。変な事を書いてないか何度も読み返したりとかそう言う過程が全て無視されてる気がする」

花陽「うん」

にこ「だから、私は世間に言いたい」

花陽「世間に?」

にこ「便利過ぎるこの世の中…。今こそ我々人類は振り返る事も必要なのではないかと。いつか、足元をすくわれるぞと」

花陽「話の規模が大きいね」

にこ「大袈裟ではないと思うけどね」

花陽「でもね、にこちゃん」

にこ「何よ?」

花陽「にこちゃんの言ってる事ってメール機能が登場した時から言われてる事なんだよ?」

にこ「え?そうなの?」

花陽「たまには手紙でやり取りするのもいいかもね」

にこ「ん~それは面倒くさい」

花陽「過程は?」

「穂乃果×海未」

穂乃果「現代文学ってあるじゃん」

海未「ありますね」

穂乃果「あれね、私はどうかと思うんだよ」

海未「はあ。一体何故?」

穂乃果「文学ですら理解できないのに」

海未「理解出来ないのに?」

穂乃果「そこに現代を付けたらなお分からない」

海未「何を言ってるのですか?あなたは…」

穂乃果「第一、現代ってどこから現代なの?昭和?平成?」

海未「昭和を生きた三島由紀夫は文豪扱いされていますね」

穂乃果「そうでしょ?現代の定義とは。文学を理解する前にそっちを理解しないといけない。三島さんが誰かは知らないけど」

海未「全然共感出来ませんけど」

穂乃果「海外の現代文学なんて事になったらさらに訳分からなくなるよ?お前は一体何重苦だって声を大にした言いたい」

海未「やめた方がいいですよ。可哀想な目で見られます。まあ、手遅れですけど」

穂乃果「まあ、何を言いたいかと言うと。読書感想文を書きやすくする為にももっと簡単に表現して欲しいよね。絵とか付けてさ」

海未「それを漫画と言うのでは?」

穂乃果「大丈夫!今の時代、漫画も日本を代表する立派な文学!」

海未「現代文学と言う事ですか」

「希×にこ」

希「何でもそうやけど。先入観で決めつけるのは良くないと思うんよ」

にこ「まあ、そうね。言ってる事はよくわかるわ」

希「こないだもな、部室でえりちに手品を披露しようとしたんよ。トランプの奴!」

にこ「へ~手品を」

希「相手が選んだカードを当てる手品をね」

にこ「オーソドックスな手品ね」

希「で、やろうとしたらな。なんか、勝手に期待してるんよ」

にこ「絵里が?」

希「えりちが。うちがやる手品はきっと凄い手品だって!」

にこ「まあ、普段からスピリチュアル、スピリチュアル言ってるからね」

希「それや!先入観!その先入観のせいでうちが手品を披露した後のえりちのあの半笑い!絶対に忘れんからな」

にこ「いや、でも…あんたが手品やるって言ったらやっぱり期待するわよ」

希「なんで?おかしいやろ?一つ言っておくけどな」

にこ「何?」

希「うちは超能力者とかではないからな!ちょっと人より超常現象が好きなどこにでもいる普通の女子高生なんやから」

にこ「うん。知ってる。あんたを特別な女子高生と思った事は一度もない」

希「なっ」カァァァァ

にこ「何顔赤くしてるのよ?それも手品?」

希「くっ。まさか、にこっちにしてやられるとは…」

「穂乃果×花陽」

穂乃果「花陽ちゃんってご飯好きだよね~」

花陽「うん。大好きだよ」

穂乃果「ねえ?ご飯のどんな所が好きなの?」

花陽「まるで、好きな人を聞くような言い方を…。あの、なんだろ?ご飯って毎日食べるし、噛めば噛むほど美味しいし、それに…」

穂乃果「噛めば噛むほどね~。そっか!恋愛と同じだね!」

花陽「そ、それはどうかな?あんまり上手くない様な…」

穂乃果「お米は美味しいのにね!」

花陽「う、うん」

穂乃果「そっか。うんうん、花陽ちゃんのご飯愛が伝わってきたよ」

花陽「え?本当に伝わってる?」

穂乃果「伝わってるよ~。緑の人かなって思ったくらいだよ」

花陽「しゅ、シュレックじゃないよ~」

穂乃果「それじゃない!それじゃないよ!ツッコミ間違えてるよ」

花陽「え?あっ、ごめんね。えっと…正解が分からない」

穂乃果「そっかぁ。うん、私が悪かったよ」

花陽「え?なんかごめんね」

穂乃果「世の中お米の様に甘くない」

花陽「それもあんまり上手くないかなぁ」

穂乃果「意外と厳しいなぁ」

「凛×ことり」

凛「ことりちゃんは唐翌揚げを食べたりするの?」

ことり「え?食べるけど…」

凛「手羽先は?」

ことり「食べるよ」

凛「へ~想像つかないにゃ」

ことり「え?それは…私の名前がことりだからかな?」

凛「違うよ。ことりちゃんが居酒屋とかで手羽先!とか言ってるイメージが出来ないなって」

ことり「そっちなの?う~ん。私、高校生だから居酒屋は行かないかなぁ」

凛「行かないかぁ」

ことり「うん」

凛「じゃあ、ことりちゃんの名前の話をしよう!」

ことり「私の名前?」

凛「鳥の子供をことりって言うけど…鶏の子供はひよこだよね?じゃあ、ひよこはことりじゃないのかな?」

ことり「えっと…私の名前の話じゃなかったの?」

凛「うん。ことりの話にゃ」

ことり「そ、そっか。あの、ひよこはことりなんじゃないかな?と言うか…ヒナ?」

凛「あっ、そうか。じゃあ、どこからがヒナでどこからがことり何だろう?」

ことり「赤ちゃんの時をヒナって言うんじゃないかな?で、もうちょっと大きくなった子供の事をことり?」

凛「じゃあ、ことりちゃんも生まれたばかりの時はことりじゃなくてヒナだったと言う」

ことり「えっと…私は生まれた時からずっとことりだよ?」

凛「この先もずっとことりだよね?」

ことり「うん。そうだよ」

凛「そっかぁ」

ことり「なんの納得なのかな?」

おつおつ


久しぶりに見て面白かった

凛ちゃん16歳になったのか…(結婚しよ)

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