踏み台

一発ギャグ

幼馴染「ねえ、男！」

男「……なに？」

幼馴染「一発ギャグすふ！……する！」

男「噛むなよ」

幼馴染「えぇと、えっとぉ……！」

男「……」

幼馴染「んー……」

男「……」

幼馴染「ぱぁ～～」

男「……は？」

幼馴染（な、何やってるんだ私ぃぃっ！ これ昔お父さんがやってたやつじゃん！）

幼馴染「……元気でた？」

男「はぁ……。もういいよ、帰ろう」

幼馴染「う、うん……」

幼馴染「うーん」

男「……」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染（なにこの空気……。次は>>6する！）

次元を切り裂いてみせる

幼馴染「はぁぁッ！！」ｺﾞｫｫﾝｯ

男「またそれか」

幼馴染「好きだったじゃん、これ」

男「さっきの一発ギャグよりはマシだな」

幼馴染「よかった！」

男「でもそれ、たまに変なやつ出てくるじゃん」

幼馴染「向こうは異次元だからね」

男「恐ろしいな」

幼馴染「えへへ……」

男「……どうした？」

幼馴染「いっぱい話してくれたから、嬉しくて」

幼馴染（……私が喜んでどうするんだ！ 次は>>8する！）

スカートをたくし上げる

めちゃめちゃ撫でて可愛いを連呼する

幼馴染「……ね、ねえ」

男「……ん？」

幼馴染「見て……」ﾊﾞｻｯ

男「……」

男「……！」

幼馴染「元気でた？」

男「お前、馬鹿だろ。いや知ってたけど」

幼馴染「えっ……」

男「そういうこと、もうするなよ」

幼馴染（怒っちゃった……？）

男「……でもまあ、少し元気になったかもな」

幼馴染「あんまり変わってない気がするけど」

男「そっちじゃねえよ。……いや、何でもない」

幼馴染（うーん、微妙だな。次は>>11）

元気になってよー
（男君の息子さんを見ながら）

幼馴染「元気になってよー」ｼﾞｰｯ

男「……なに見てんだよ」

幼馴染「昔から、たまにこうなってたよねー」

男「見るな。怒るぞ」

幼馴染「うわわっ」ﾌﾟｲｯ

男「素直だな」

幼馴染「怒ってほしくないから……！」

男「……そうかい」

幼馴染「うん」

幼馴染（次は>>13）

催眠術にかける

幼馴染「5円玉にヒモ通して……」

男「……」

幼馴染「ねえ、男。これ見て」

男「ん……」

幼馴染「あなたはだんだん意識が遠のく～～」ﾌﾘﾌﾘ

男「……」

幼馴染「あなたはだんだん私の言うことを聞きたくなる～～」ﾌﾘﾌﾘ

男「……」

幼馴染（効いてる？ 見た目に違いはないけど。……とりあえず>>15させてみる！）

溜まってること吐き出させて見る

幼馴染「あなたは溜め込んでることを吐き出したくなる～～」ﾌﾘﾌﾘ

男「……」

幼馴染「……ん？」

男「……先輩にフラれて、死にそう」

幼馴染「知ってる……」

男「幼馴染は……」

幼馴染「おおっ」

男「元気付けようとしてくれるのはわかったが、なぜそこまでしてくるかわからん」

幼馴染「……」

男「人懐っこいけど馬鹿だから少し心配だ」

幼馴染「保護者かよ！」

男「さっきので息子のポジションがずれてきた」

幼馴染「何の話だろう……？」

男「……」

幼馴染「ね、ねえ！ 私のことで他にないの？」

男「……>>18」

小さい頃はよく遊んだな

毎朝馬乗りで起こすの心臓に悪いからやめて

幼馴染「むっ……。それは遅くまで寝てる男と」

幼馴染「えっと、強いて言えば寝てる男の部屋に簡単に通してくれるお母さんが悪いと思うなっ」

男「……」

幼馴染「明日からは優しく起こそう……」

男「……」

幼馴染「って私まだ不満しか言われてないよ！」

男「……>>20」

昔2人でドラム缶風呂入ったよな？

幼馴染「そうだっけ？」

男「……」

幼馴染「あー！ お父さんが連れて行ってくれたキャンプだ！」

男「……」

幼馴染「足元の板が狭くて、くっついて入ったやつ！」

男「……」

幼馴染「えへへ、懐かしいなぁ。……ん？」

男「……」

幼馴染「溜め込んだことってより昔の思い出じゃん！ 私のことは特に何もないのか……」

男「……」

幼馴染「ばか！ お前はばかだ！」

男「>>22」

先輩はお前のことが好きらしい

幼馴染「何それ！ 男が告白したのってどの先輩なの？！」

男「先輩のことはもう思い出すのも辛い」

幼馴染「そうじゃなくて！ 何気に私は今ピンチだよ！」

男「……」

幼馴染「ううん、先輩が男性でも女性でも断らないと……！」

男「……」

幼馴染「……だって私は」

男「……」

幼馴染「ううん、ダメだ。言えないや」

男「……あれ、俺何してた？」

幼馴染「解けたみたいだね、催眠術」

男「よくわからんが、変な気分だ」

幼馴染「それは大変だ。早く帰ろう」

男「じゃあな、幼馴染」

幼馴染「うん。また明日！」

男「そうだ、何か勘違いしてたけどなー」

幼馴染「んー？」

男「先輩はちゃんと女だし、好きなのも『ダメな妹が欲しい』って意味だそうだー！」

幼馴染「へえ、よかった。それだけー？」

男「おう。じゃあなー！」

幼馴染「ばいばーい！」

幼馴染「……あれ、何で気にしてたことわかったんだろ」

幼馴染「もしかして……！」

幼馴染「むぅっ、男ぉぉ！」

男「ばーかばーか！」

幼馴染「騙したなー！……逃げ足は早いんだから」

男「そうだ」ﾋｮｺｯ

幼馴染「うわわ」

男「元気でたよ、ありがとな。じゃ、また明日な！」

幼馴染「うん。……また明日」

幼馴染「……」

幼馴染「えへへ。また明日、か」

おわり

くっつけよー