【艦これ】睦月「那珂ちゃんさんのパンツが盗まれた?」吹雪「任せて!」 (30)


※キャラ崩壊注意、百合


~鎮守府・温泉脱衣所~

吹雪「ふんふ~ん♪ 睦月ちゃんと一緒に温泉はいるの久しぶりだねー」ヌギヌギ

睦月「そうだね! 夕立ちゃんとも一緒に来たかったけど出撃じゃしょうがないよね」ヌギヌギ

吹雪「そうだね。でも、今度は三人一緒に来ようね!」ヌギヌギ

睦月「うん!」ヌギヌギ


吹雪「って、あれ? 睦月ちゃん、そのパンツ新品?」

睦月「そ、そうだけど…どうして知ってるにゃし?」


吹雪「初めて見るパンツだったからね。睦月ちゃんが持っているパンツは合計6枚、そのうちの3枚がお気に入りのパンツ」

吹雪「出撃や遠征用のパンツが2枚。残りの1枚はちょっと大人っぽすぎてまだ1回も履いてないやつだよね?」

吹雪「そして、今日のピンク色のリボン付きのパンツが7枚目のパンツだね! とっても似合ってるよ!」

吹雪「ちょっとよく見ていいかな?」ジロジロ


睦月「ちょ、ちょっと吹雪ちゃん! は、恥ずかしいよぉ!」カァァ///

吹雪「えー、睦月ちゃんのケチっ!」

睦月「も、もうっ! そ、それにどうして吹雪ちゃんはそんなに睦月のパンツ事情を知ってるの!」

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吹雪「え、だって常識でしょ? ちなみに夕立ちゃんや如月ちゃんのもちゃんと把握してるよ!」

睦月「え、えぇ…」


吹雪「あ、それと、もし新しいパンツを買ったから古いパンツを捨てる場合は私に言ってね? ほら、睦月ちゃんのパンツって可愛いし捨てるのはもったいないから」

睦月「あ、うん」


吹雪「それじゃ、早く温泉はいろっ!」

睦月「あ、うん」



~温泉内~

吹雪「結構混んでるね」

睦月「そうだね」

舞風「あ、吹雪ちゃんに睦月ちゃんだ!」クルクル

吹雪「舞風ちゃんこんばんは」

睦月「こんばんはにゃし!」

舞風「二人も踊ろうよー!」クルクル


野分「こら! 舞風、温泉で踊っちゃダメだって!」

舞風「ぶー、のわっちのケチ!」

野分「ケチって…もう! 戦艦の長門さんとか重巡の羽黒さんも入ってるんだよ?」

野分「舞風がくるくる踊ってると長門さんや羽黒さんが落ち着いて温泉につかれないでしょ? それに温泉の床は滑りやすくて危ないんだからね」


長門「舞風。元気なのはいいが、ちゃんと時と場所はわきまえるんだ」

野分「ほら、長門さんも言ってるよ?」


舞風「はーい…長門さん、すみませんでした」

長門「あぁ、分かってくれればいいんだ」


舞風「はい! それじゃ、のわっち! 温泉入ろ!」ギュッ

野分「うん。それじゃあ吹雪に睦月、野分達は湯船に行ってるね」


吹雪「うん! それじゃあ睦月ちゃん、髪の毛洗いっこしよ!」

睦月「そうだね!」




~髪・身体洗った後~

吹雪「ふー、さっぱりしたね!」

睦月「そうだね! それじゃ、睦月達も温泉入るにゃ!」



ちゃぽん…



吹雪「ふぁ~、あったまるねぇ…」

睦月「そうだねー」

那珂「吹雪ちゃんに睦月ちゃんおっはよー!」

吹雪「あっ、那珂ちゃんさん! お、おはようございます!」(確か、アイドルの挨拶は常におはようなんだよね)


睦月「神通さんもこんばんはにゃし!」

神通「こんばんは」

吹雪「川内さんは一緒じゃないんですか?」

神通「姉さんは夜戦の準備があるとか言ってどこかに行ってしまいました。今日は出撃の予定すら無いと言うのに…」

吹雪「そ、そうなんですね」


那珂「二人もいつも一緒にいる夕立ちゃんはいないんだね!」

睦月「夕立ちゃんは出撃があるから一緒じゃないんですよ」

那珂「そっかー」

神通「那珂ちゃん、私はそろそろ上がるわね」

那珂「それなら那珂ちゃんも上がるよ!」

神通「それなら、一緒に上がりましょうか。吹雪ちゃんと睦月ちゃんはしっかり温まってね?」バシャッ


吹雪睦月「「はーい」」

吹雪(神通さん、訓練の時は厳しいのに訓練外ではとっても優しいんだよね)

那珂「じゃ、二人ともごゆっくり~」バシャッ


睦月「はい! って、あれ。温泉、いつの間にか睦月たちだけになってるね」


吹雪「ふ、二人っきりだね、睦月ちゃん…///」

睦月「え、えっ…その雰囲気の出し方はおかしいにゃぁ…」


吹雪「ふふ、睦月ちゃん…」ワキワキ

睦月「およ、およよよっ!? な、なんだか危ない雰囲気を感じるから、睦月ももう上がるにゃー!」バシャッ

吹雪「あっ、睦月ちゃん! ちゃんと湯船の中で100秒数えないとダメだよっ!」バシャッ




~再び脱衣所~

睦月「はぁ、危ないとこだったにゃし…」

吹雪「もうっ! 睦月ちゃんったらちゃんと温まらないと、心も身体も…」

睦月「早めに上がって正解だったにゃ…」


那珂「あっれーーっ!!!!????」

神通「那珂ちゃんどうしたの?」

那珂「那珂ちゃんのパンツがなくなってるんだけど…」

神通「えぇっ!? ちゃんと探したの?」


那珂「うん…替えの方のパンツはあるんだけど、私が履いてきたパンツの方がなくなってるんだ」

神通「そんな…。皆さん、那珂ちゃんのパンツがなくなってしまいました! 荷物に紛れ込んでないか確認してみてください。那珂ちゃんのパンツの特徴はパステルブルーにリボンのワンポイントが付いた可愛らしいパンツです」


エー、ナカチャンノパンツガナクナッタ? ソッチアッタ? イヤ、ナイナー…

ザワザワ…


睦月「那珂ちゃんさんのパンツが…睦月の所には紛れ込んでないなぁ。吹雪ちゃんの所にはあったにゃし?」

吹雪「いや、ないなぁ…」

神通「どこにも紛れ込んでないみたいね…」

吹雪「これは…」ウデクミ(とりあえず番台の妖精さんに話を聞こう)


吹雪「妖精さん、那珂ちゃんさんがはいってから出るまでに温泉に来たのは誰か分かりますか?」

妖精さん「~~~」

吹雪「ふむふむ…なるほど。那珂ちゃんさんがはいってから出るまでに温泉に来たのは、今、ここにいる七人だけってことですね…」(ということは…)


吹雪「みなさん、そこを動かないでくださいっ!!」

一同「「…」」ビクッ

吹雪「那珂ちゃんさん、やっぱりパンツは見つかりませんか?」

那珂「うん、見つからないみたい。どこいっちゃったんだろう…」

吹雪「はいる前は確かにあったんですよね?」

那珂「うん」


吹雪「なるほど…皆さん聞きましたよね? これは……那珂ちゃんさんパンツが盗難された可能性があります!」ビシィッ

睦月(吹雪ちゃん全裸で皆に話しかけてるけど、先に服着た方がいいと思うにゃし…)


長門「なにぃっ!? 那珂のパンツが何者かに盗まれただとぉっ!?」

吹雪「はい。そして…私の推測ですが、もし那珂ちゃんさんのパンツが盗まれたとしたら…盗難の犯人はこの中に居ます!」


那珂神通羽黒長門舞風野分睦月「「「「「「「な、なんだってー!!」」」」」」」


神通「そんな…私たちの内の誰かが那珂ちゃんのパンツを盗んだって言うの…?」

吹雪「はい。番台の妖精さんが言うには、那珂ちゃんさんが温泉に来てから出るまで温泉に出入りしたのはここにいる七人だけです」


吹雪「そして、脱衣所の中をいくら探しても那珂ちゃんさんのパンツは見つからない…。つまり、誰かが盗難した可能性が出てきます」

吹雪「パンツは一人で歩きませんからね」


羽黒「そ、そんな…羽黒達の中に犯人が…」モゾモゾ

吹雪「羽黒さん、もぞもぞしていますがどうしたんですか?」

羽黒「うん…ちょっと冷えちゃってたみたいで…。上着羽織るからもう大丈夫だよ」

吹雪「そうですか」(脱衣所はちゃんと暖房効いてるし、温泉にしっかり入っていたと思うのに寒いなんて冷え性なのかな…? まぁ、いいか)

那珂「こ、この中に那珂ちゃんのパンツを盗んだ子が…。い、今なら怒らないから那珂ちゃんのパンツ返してっ!」


しーーん…………


吹雪「名乗り出ませんか…」

睦月「吹雪ちゃんどうしよう…」

吹雪「許せないよ…。もし本当に那珂ちゃんさんのパンツが盗まれたなら、私はその犯人を絶対許さない!」

睦月「ふ、吹雪ちゃん…」(やっぱり、吹雪ちゃんは優しい…)

吹雪「那珂ちゃんさんのパンツ…私だって欲しいの我慢してるのに! 盗むなんて抜け駆けだよ!」


睦月「……」(これ、吹雪ちゃんが犯人じゃないかなぁ…)


吹雪「とにかく、皆さんが盗んでいないことを証明するためにも皆さんの温泉に来てからの行動を教えてください!」

神通「吹雪ちゃん、それは私も?」

吹雪「はい。念のためです!」


神通「私と那珂ちゃんは姉妹よ? 別に私まで言う必要は…」

吹雪「…神通さん、なぜまごついているんですか? まさか、神通さん…」

那珂「そ、そんな神通ちゃんが…? 確かに温泉に入る前、那珂ちゃんの方が先に脱衣所から温泉に行ったから、盗む機会はあるよね…?」


神通「ち、違うわ那珂ちゃん! それに、私は那珂ちゃんと同部屋でいつも那珂ちゃんのタンスから直接パンツを盗んでいるんだからわざわざここで盗む必要は………あっ…」

那珂「じ、神通ちゃん…?」ビクビク

神通「ち、違うの! 違うのよ、那珂ちゃん!」


神通…失言っ!

致命的…失言っ!

那珂の心配げな表情に、口を滑らす!


吹雪「神通さん…」(羨ましい…)

那珂「え、えっと…」ヒキッ

神通「那珂ちゃん、私から離れていかないで!」

那珂「で、でも…まさか神通ちゃんが那珂ちゃんの…」


神通「違うの、違うのよこれは…! これは…そう! 姉として那珂ちゃんの成長を確かめるために那珂ちゃんのパンツを盗んでいたの!」

那珂「那珂ちゃんの成長…?」

神通「そうよ! 那珂ちゃんがどんなパンツを履いているか、どんな趣味嗜好、サイズなのか確かめるために!」

那珂「…」


睦月「苦しい言い訳にゃしぃ」

那珂「そっかぁ、那珂ちゃんの成長を見守ってくれたんだねぇ…。良かったぁ、神通ちゃんが変態じゃなくて!」

睦月「えっ」

神通「そ、そうなのよ! と、とにかく私は、今回の件とは関係ありません!」(こ、これ棚からぼた餅なのでは…? これからは合法的に那珂ちゃんパンツをゲットできるかも…♪)


神通…豪運っ!

これが華の二水戦旗艦の実力!

だが、変態!

圧倒的、変態!


吹雪「そ、そうみたいですね…。ということは、神通さんは白ですね。それじゃあ羽黒さんからアリバイを聞いていいですか?」


羽黒「わ、羽黒のアリバイ…。羽黒は、ここに一人で来たし羽黒が来たときは脱衣所にも誰もいなかったから…」

吹雪「なるほど…アリバイは無いという事ですね?」


羽黒「そ、そうだけど…でも、羽黒は盗んでないです…!」

吹雪「そうですね…アリバイはないですけど盗んだという証拠もありませんし…」ウーン

睦月「吹雪ちゃん。今は悩んでいてもしょうがないし、とりあえず全員からアリバイを聞いた方がいいんじゃないかにゃ?」ミミモトデボソッ

吹雪「ん…確かにそうだね。ありがとうムツソン君」ウインク

睦月「ホームズ気取ってるのか知らないけど、全裸で何かっこつけてるの? そろそろ服着たら?」

吹雪「く、口悪いね、睦月ちゃん…。ま、まぁ、いいや。じゃあ次は野分ちゃんと舞風ちゃん、ここに来てからの行動教えてもらってもいいかな?」


野分「ここに来てから…野分と舞風はずっと一緒にいたわ。でも、脱衣所には野分たち以外誰もいなかったかな」

舞風「うん、誰もいなかったけど、舞風はのわっちとずっと一緒にいたよ! あ、でも、お風呂に入る前舞風は一回トイレに行ったけどね」


吹雪「ふむ…ということは、トイレにいた舞風ちゃんはともかく、野分ちゃんは脱衣所に一人になる時間があったという事だね」

野分「そ、そうだけど…野分は盗んでないわ」


野分「って、吹雪が仕切ってるみたいだけど…。吹雪のアリバイはあるの?」

吹雪「私はずっと睦月ちゃんと一緒だったから盗む時間はなかったよ。ね、睦月ちゃん」

睦月「確かに吹雪ちゃんとは一緒にいたよ! でも…」ギワクノメ

吹雪「え、な、なにその疑惑の目は…」

睦月「吹雪ちゃんなら、なんかトリックを使ってでも盗む気が…」


吹雪「そ、そんなことしないよ!」

睦月「じー」

吹雪「ちーがーうって! もう、とにかく最後は長門さんに話を聞こう!」


吹雪「長門さん、温泉に来てからの行動を…」

長門(那珂のパンツが盗まれた可能性か…)

長門(まさか私の鎮守府でそんな事が起きてしまうとはな…。これは、風紀やセキュリティの強化が必要だな。まぁ、とりあえずはロッカーの導入か)

吹雪「ながとさーーん」

長門(いやはや、それにしても那珂のパンツか…。那珂のパンツ、那珂、那珂…)

長門(那珂も私にとってみれば十分に小さく愛くるしい…)


吹雪「聞こえてないのかなぁ…なーがーとーさんっ!」

長門「ん、あぁ…那珂はストライクゾーンに入ってるぞ」


吹雪「え」

那珂「え」

神通「な、長門秘書艦…?」

長門「ん、なんだ?」

吹雪「い、いや、今、那珂ちゃんさんのことストライクz…」

長門「そんなことは言っていない」

吹雪「いや、でも…」


長門「ビッグセブン、嘘つかない」キリッ

吹雪「そ、そうですか」(わ、私の事をすごい眼力で見てる…! すごい迫力…これがビッグセブンの実力なんだ! かっこいい!)

睦月(長門さん、全裸の吹雪ちゃんをじろじろ見てるにゃしぃ…)

長門「それで、私の温泉に来てからのアリバイだったな。残念だが、私にアリバイはない。私が来たとき温泉にはだれもおらず、私が温泉から出た時も誰もいなかった」

長門「つまり、入浴後に脱衣所で那珂のパンツを盗むことは不可能ではないな」


吹雪「ふむ…。ということは長門さんがこの中で一番最初に温泉に来たという事ですよね?」

長門「確かにそうだな」


吹雪「それなら、温泉に入ってきた順番を教えてもらってもいいですか?」

長門「あぁ、私の後に那珂と神通。その後に続いて、羽黒、その次に野分と舞風。そして最後に吹雪と睦月だ」

吹雪「なるほど…。ということは、やはり那珂ちゃんさんパンツを盗む機会は誰にでもあったという事ですね」

吹雪「ふぅ~む…」

吹雪(どうしよう…とりあえずアリバイがある私と睦月ちゃん、舞風ちゃん。そして、まぁ…神通さんも容疑者から外すとして、残りは羽黒さん、長門さん、野分ちゃん)

吹雪(羽黒さんと野分ちゃんといえば那珂ちゃんさんの熱狂的ファンだし動機は十分。長門さんも…さっきは何も言ってないって言っていたけど…『ストライクゾーン』とかなんとか言っていたし…動機がないわけではないはず)

吹雪(うーん…どうしよう。正直、証拠がなさ過ぎて何もわからない…)

吹雪(皆さんの荷物にもなかったし、脱衣所のどこを探してもなかった。そして、私たち以外にお風呂場には来なかった)

吹雪(うーん……はっ!)

吹雪「そうだ! 皆さん、身体検査をさせてください!」

神通「身体検査?」

吹雪「はい! 那珂ちゃんさんパンツは皆さんの荷物にも脱衣所にもなかった。でも、パンツ程度なら服のポケットなどにも隠せます!」

睦月「確かにそうだね!」

吹雪「うん! それじゃあ、アリバイがない長門さんと野分ちゃん、それに羽黒さんと…ついでに睦月ちゃんも身体検査していい?」


睦月「なんで、睦月まで!? 睦月、吹雪ちゃんと一緒にいたからアリバイあるよね!?」

吹雪「そうだけど…身体検査と称して睦月ちゃんの控えめなお胸を…」


睦月「もう、ダメだよ! ちゃんとやらないと!」

吹雪「うぅ、残念…。それじゃあ、まずは長門さん、身体検査にご協力お願いします」

長門「何、身体検査だと…? ふっ、しょうがない! 協力してやろう! さぁ、吹雪だけでは大変だろう、睦月も触るんだ!」ドンッ‼‼

睦月「そ、それじゃあ失礼します」ペタペタ

吹雪「おぉ、すごいボリュームのおっぱい…」モミモミ

長門(あぁ、駆逐艦の手は小さいな…)


長門、僥倖!

吹雪が胸をもみ、睦月が全身をくまなくチェックする!


吹雪「よし、お胸の部分には何もなかった…後は、スカートの中も失礼しますね…。ふむ、何もないみたいですね」(さすがに、パンツとかお股までは触れないから目視で確認っと)

吹雪「ご協力感謝です、長門さん!」

長門「あぁ、なかなか良かった。ぜひ、次も頼む」

吹雪「つ、次…ですか?」


長門「いや、次の者に早く移るんだ」

吹雪「あぁ、そういうことですか。じゃあ次は羽黒さん、いいですか?」

羽黒「う、うん…」


吹雪「じゃあ、睦月ちゃん、確認させてもらお」ペタペタ

睦月「うん」ペタペタ


睦月「…うーん、とくにはないみたいだね」

吹雪「そうだね…じゃあ、最後にスカートの中を…」ペラッ(内股にして恥ずかしそうにしてる…私が言うのもなんだけど可愛いなぁ…)

羽黒「う、うぅ…ちょっと恥ずかしいな」

吹雪「ないみたいですね…ありがとうございました。じゃあ、最後は野分ちゃんに…」

野分「う、うぅ…」カタカタ

吹雪「どうしたの、野分ちゃん…?」


野分「い、いや…え、えっと…」カタカタ

吹雪「…? 確認するよ?」

野分「あぅ…う、うん…」

吹雪「じゃあ…」ペタペタ

睦月「うーん、何もないみたいだけど…」ペタペタ

吹雪「うん。じゃあ最後にスカートを…」ペラッ


野分「…」

舞風「…!」

吹雪「うーん、特に問題みたいだね」


吹雪「結局見つからなかったかぁ…」


舞風「のーわっち!」ボソッ

野分「ま、舞風…こ、これは違くて、その…」ボソボソ

舞風「のわっちが今履いてるパンツ……舞風が履いていたパンツだよね?」ボソボソ

野分「ご、ごめん…ごめん舞風…」カタカタ

舞風「ふふっ、まさかのわっちが変態さんだったとは!」ボソボソ

野分「あぅ…」カタカタ


舞風「そんな変態さんには…お仕置き、だよね?」ボソボソ

野分「お、お仕置き…」ゾクッ

舞風「部屋に帰ったら、たっぷりお仕置きしてあげるね? たっくさん舞風の手で踊ってね?」ボソッ

野分「ま、舞風ぇ…」トローン

睦月(ぼそぼそ聞こえる舞風ちゃんと野分ちゃんの話が笑えないにゃしぃ…)ガクブル


野分、変態!

がくがくと震える野分を舞風は嗜虐的な視線で見つめる!

この二人…まさに変態! 大変な変態!!


吹雪「しかし……結局誰も持ってないし、どこにもないし…」

那珂「うぅ…那珂ちゃんのパンツを変態さんが持っているなんて…」

吹雪「那珂ちゃんさん…」


ちょんちょん

吹雪「ん、誰ですか…あ、睦月ちゃん」

睦月「吹雪ちゃん、さすがにそろそろ服着なよ! さすがに風邪ひいちゃうよ?」フクテワタシ

吹雪「うーん、暖房がしっかり効いてるし温泉の熱気もあるから全然寒くないけど…。そうだね、さすがにそろそろ服着ようか」

睦月「うん、はいこれ。吹雪ちゃんの下着と制服だよ」


吹雪「ありがとう、睦月ちゃん!」

吹雪(まず、下着を着て…ん…? ちょっと待って。何か違和感が…)


吹雪「…!」ビビビッ‼‼


吹雪、閃くっ!!

灰色の脳細胞に電撃が走る!


吹雪(あくまで推測に過ぎないけど…恐らく…)


吹雪「羽黒さん…」

羽黒「どうしたの、吹雪ちゃん?」


吹雪「羽黒さん…パンツを脱いでもらってもいいですか?」

羽黒「え、えっ! そ、それは…」

吹雪「羽黒さん、お願いします」

睦月「吹雪ちゃん、急にパンツ脱いでくれなんて変態なことを…何言ってるにゃしぃ!?」

吹雪「睦月ちゃん。これは那珂ちゃんさんのパンツを探すのに必要な事なんだよ」


吹雪「羽黒さん、お願いできませんか?」

羽黒「う、うぅ…」

吹雪「羽黒さん…」


羽黒「そ、それは出来ないよ…。だって、パンツを脱いだら…羽黒が那珂ちゃんのパンツを盗んだのがばれちゃうから…」


那珂「えぇっ!? は、羽黒ちゃんがっ!?」

羽黒「う、うぅ…」

睦月「ど、どういうことにゃしぃ!? 吹雪ちゃん、どうして羽黒さんが!?」

吹雪「…私も今さっき気付いたんだよ。睦月ちゃんが『服着なよ』って言ったときに小さな違和感にね」

吹雪「まず、羽黒さんが最初のころ、身体をもぞもぞとしていたことを『寒いから』って言っていたんだよ」

吹雪「おかしいよね? だって、羽黒さんはしっかりと温泉につかって身体の芯まで温まった。そして、脱衣所も全く寒くない」

吹雪「仮に冷え性だったとしても…さすがにあり得ないよ」

吹雪「そこで私は考えたんだ。寒さ以外で羽黒さんがもぞもぞしていた理由をね」

睦月「寒さ以外でもぞもぞしていた理由…?」

吹雪「うん。ずばり…羽黒さんは自分のパンツの下に那珂ちゃんさんのパンツを履いているんだよ! そうですよね、羽黒さん?」

羽黒「うん…正解だよ、吹雪ちゃん」

睦月「でも、それがもぞもぞしていた理由? パンツを二枚履くくらいでそんなにもぞもぞするかなぁ…」


吹雪「それはね…おそらくサイズの差、だよ!」

睦月「サイズの差?」

吹雪「そう。重巡の羽黒さんと軽巡の那珂ちゃんさんでは那珂ちゃんさんの方がパンツの大きさは小さいことが予想できるよね?」

睦月「う、うん。サイズ的にはそうだろうね」

吹雪「サイズの小さい那珂ちゃんさんのパンツを羽黒さんのパンツの下に履いていた…。つまり、そこから導き出される結論は…」


睦月「そっか…パンツのくい込み、だね?」

吹雪「正解だよ、睦月ちゃん! 羽黒さんがもぞもぞしていた理由、それは寒いからじゃなくてパンツのくい込みが気になっていたからですよね?」


羽黒「その通りだよ、吹雪ちゃん」

吹雪「それと、さっき私と睦月ちゃんが羽黒さんのスカートの中を見ても気付かなかったのは、羽黒さんがパンツをくい込ませたまま、内股になっていたから…ですよね?」

羽黒「うん…吹雪ちゃんの言ったとおりだよ。内股になってくい込んだパンツを隠してたんだ」

睦月「なるほど…吹雪ちゃんすごいにゃ!」

吹雪「えへへ…/// ありがとう睦月ちゃん」


那珂「羽黒ちゃん…どうしてそんな事を…」

羽黒「那珂ちゃん…羽黒は、ファン失格です…」

那珂「そんな…! 羽黒ちゃんは那珂ちゃんのライブにも毎回来てくれるし、羽黒ちゃんはずっと那珂ちゃんの一番のファンでいてくれたじゃん!」


羽黒「羽黒は…那珂ちゃんにファン以上の感情を持ってしまったんです…。那珂ちゃんの事をアイドルのファンとしてじゃなくて、一人の艦娘として好きになってしまったんです…」

那珂「羽黒ちゃん…」


羽黒「だから、那珂ちゃんの全てが欲しくて…。ごめんね、ごめんね…那珂ちゃん…」

那珂「羽黒ちゃん…」(那珂ちゃんも…ちゃんと自分の気持ちを告げないとっ!)


那珂「は、羽黒ちゃん! 那珂ちゃんも羽黒ちゃんが好き!」

羽黒「な、那珂ちゃん…?」

那珂「な、那珂ちゃんも…那珂ちゃんのファンとしてだけじゃなくて、普段から那珂ちゃんと仲良くしてくれて優しい羽黒ちゃんに、実はドキドキしてたのっ!」

羽黒「那珂ちゃん…う、嬉しい…。で、でも那珂ちゃんはアイドルだから…恋愛は…」

那珂「那珂ちゃんは艦隊のアイドルだから…艦隊の皆が認めてくれるなら…羽黒ちゃんとお付き合いしたい!」

羽黒「那珂ちゃん…」



ぱちぱちぱちぱちっ

なかはぐ「「えっ」」


長門「ふっ、今夜はパーティか?」パチパチ

なかはぐ「「長門さん…」」

吹雪「おめでとうございます、那珂ちゃんさん、羽黒さん!」

睦月「おめでとうにゃし!」

舞風「おめでとうございますっ!」

野分「おめでとうございます!」

神通「那珂ちゃんと羽黒さんがお付き合い…? ということは羽黒さんが私の義妹に…?」ブツブツ


那珂「あっ、それじゃあ今日羽黒ちゃんのお部屋にお泊りしてもいいかなーっ?」

羽黒「きょ、今日!? で、でも姉さんたちが…」

長門「それなら大和ホテルを使ってはどうだ? あそこならば二人きりになれる部屋を用意してくれるだろう」

那珂「わー! 長門さんありがとうございますっ! それじゃ、今日は恋人記念にお泊りだよ、羽黒ちゃん!」

羽黒「は、はひっ!」(な、那珂ちゃんとお泊り…いろいろお手入れしていかないと!)


吹雪「ふぅー、なんとか無事に解決してよかったね」

睦月「そうだね。吹雪ちゃんの推理、カッコよかったよ!」

吹雪「そ、そうかな…? それじゃあご褒美に睦月ちゃんのパンツを…」

睦月「もう、吹雪ちゃんのおバカっ!」

吹雪「えー、パンツの一枚くらいいいじゃん!」

睦月「そのパンツの一枚でこんな騒動になったんでしょ!」

吹雪「うぅ…そんなぁ…」





こうして、無事に那珂パンツ盗難事件は幕を閉じた。

この一件から吹雪はおぱんつ探偵として、名を馳せた。

今日もおぱんつ探偵の推理が冴え渡る…!


吹雪「はい! おぱんつ探偵吹雪、今日も頑張ります!」

吹雪「って、なんでですかー!」


―おわり―

まだ色々解決しないといけない問題有りますよねぇ?あ、乙です

>>27
刹那で忘れた

「吹雪」と「おぱんつ」ッ!この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!?

また君か

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