各アイドル毎にPが居る設定
P「あっ」ツルッ
凛(Pさんが携帯を床に落とした)
P「・・・あっ」
凛(その拍子に、待ち受け画面が表示された)
凛(私の寝顔だった)
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凛「・・・拾うね」スッ
P「あっ」
凛「Pさん、これ何?」
P(凛が俺の携帯の画面を指差す。そこにはすぅすぅ寝ている凛が写っていた。可愛い)
P(俺は土下座した)
P「・・・すまない!」ズサァ
凛「!?ちょ、ちょっと。何」
P「すまない。ほんの出来心だったんだ。許してくれ!」
凛「ど、土下座はやりすぎ!早く顔上げて!」
P「・・・」スッ
凛「・・・何でこんな事したの?」
P「その・・・ソファーで眠る凛の寝顔があんまりに可愛くって」
凛「(キュン)無罪」
P「え?いいの?」
凛「いいよ、別に寝顔くらい・・・そうじゃなきゃPさんの目の前で寝たりなんかしないよ」
P「そ、そうか。良かったぁ」ホッ
凛「あっ、でも他の娘の写真撮ったり、他のPさんに私の寝顔渡しちゃ駄目だからね。・・・そんな顔、私のPさんにしか見せないんだから」
P「?凛の寝顔があるのに他の娘の写真は要らないだろ?凛が一番可愛いんだから」
凛「あ・・・うん。ありがと」カァ
P「さて、お仕事の続きでもするかな」
凛「・・・でも、盗撮は盗撮だし、何らかの罰が必要だよね」
P「えっ」
凛「・・・Pさん、ハンムラビ法典って知ってる?」
P(そして俺は仮眠室に連行された)
凛「じゃあ、寝て。撮るから」
P「・・・まだお仕事残ってるんだけど」
凛「今日中じゃなきゃ駄目な奴?」
P「まぁ割と余裕ある」
凛「じゃあ寝て」
P「と言ってもだな。さっきまで仕事してたから脳が冴えて、眠る気になれないっていうか・・・」
凛「・・・おいで」ポンポン
P「ん?」
凛「膝枕、してあげるから」
P「いやいや流石にそれはまず体が勝手に!?」スッ
凛「衝動的に盗撮しただけの事はあるね」
P「すいませんでした」
凛(膝元にPさんが居るって、何か良いな)ナデナデ
凛「それじゃ子守唄歌ってあげるね」
P「えっ」
凛「ねーんねーんころーりーよー」
P「おぉ・・・そんな声も出せるんだな。落ち着く声だ・・・」
凛「そう?嬉しいな」
P「そういうCD出さないか?」
凛「・・・もう。今はお仕事の事忘れて。私はPさんのために歌ってあげてるんだから、Pさんだけが聴いてればいいの。Pさん以外は聴いちゃ駄目なの」
P「んん・・・おぉ・・・ぐぅ」スヤァ
凛(寝付きいいなぁ・・・やっぱり疲れてたのかな。私のための仕事で)
凛(売れっ子になるのも考え物だね・・・なんて言ったら、怒られるかな)
凛「いつも私のために・・・ありがとね、Pさん」チュッ
P「すやすや」
凛「あっ、写真撮らなきゃ」パシャリンコ
凛(・・・うん。これは待ち受けにせざるを得ない)
凛(それはさておき・・・ちょっと足が痺れてきた)モゾモゾ
凛「ごめんね、Pさん。膝枕終わり」スッ
P「んん・・・」
凛(あ、ちょっと嫌そうな顔してる)
凛「・・・もうしょうがないなぁ」ムギュ
P「すやすや」
凛(私が抱き枕になったら、また気持ちよさそうな顔に戻った)
凛(・・・嬉しいな。幸せだな)ムギュウ
凛(Pさんの体、大きくて、暖かい。私も、このまま・・・)
凛(眠りから覚めると、Pさんが側に居なかった。確かに抱いて眠ったのに)
凛「Pさん・・・?どこぉ・・・?」
P「ここだ」
凛(向かいの別のベッドに座っていた)
凛「あ、おはよう・・・何でそっち居るの?結構きつく抱きしめたはずだけど・・・」
P「確信犯だったか・・・」
凛「嫌だった?」
P「大変心地よい眼覚めゲフンゲフンこれからはああいう事しちゃ駄目だからな」
凛「・・・ん」
P「さぁ、寝すぎて外暗くなっちゃったし、送ってくから。帰ろう」
凛「うん」
凛(Pさんが立ち上がるのに合わせて、私も立ち上がる。その時、Pさんの香りが鼻をくすぐった)
凛(香りの源は、私の服だった。寝ている間に染み付いたのだろう)
凛(Pさんの香りに包まれているのは、とても心地よかった)
凛「Pさん、ちょっと服嗅いでみて」
P「?・・・!」
凛「ふふっ。私の匂い、するでしょ」
凛(Pさんは、少し顔を赤らめた後、困ったように、けれど幸せそうに微笑んだ)
凛(なんだかPさんのそんな表情が愛おしくて、たまらなくって、私はつい盗み撮ってしまった)
-終わり-
おまけ
凛「・・・っていう事が有ってさ」
文香「・・・それはそれは」
凛「もしかしたら、文香のPさんも同じ事やってるかもね」
文香「どうでしょうか・・・私の寝顔など、そう何度も繰り返し見る価値があるでしょうか・・・」
文香(まさか・・・そんな事はありえない。けれど、聞くだけなら・・・)
文香「あの、Pさん。よろしければ携帯の待ち受けを見せてもらっても・・・」
P「・・・うん」
文香(そう言うと、Pさんは床に膝を着き、流れるように手を)
文香「ま、待ってください」
P「本当にすまない」ズサァ
文香(私の制止もむなしく、Pさんは土下座を完成させました)
文香「か、顔をあげてください。とにかく、待ち受けを・・・」
P「・・・分かった」スッ
文香「!」
文香(そこには、確かに私の寝顔が写っていました)
文香「う、うぅ・・・」
文香(自分の顔が茹でたこのように真っ赤になっていくのが自分で分かりました)
文香(Pさんが携帯を手に取る度に、私のこのような姿を思い出されていたかと思うと、恥ずかしさでどうにかなってしまいそうでした)
P「す、すまない!すぐにこの写真は消すから・・・」
文香「あっ」パッ
文香(Pさんが私の寝顔の画像を消去しようとした瞬間、私は無意識にその腕を掴んで止めていました)
P「文香・・・?」
文香「そ、その、嫌だった訳ではないのです。こんなだらしのない姿でさえ、私の事を、その、魅力的だと思ってくれている・・・という事、ですよね?」
P「あぁ。文香の寝顔が、本当に可愛くて、可愛くて」
文香「あぁ、うぅ・・・」
文香(真っ直ぐに見据えられ、はっきりと口に出され、私はまた恥ずかしさのあまり呻いてしまいました)
文香(けれど、何とか口を動かします)
文香「その、とても嬉しいのです。貴方にそんな風に思ってもらえて、私はとても幸せです。幸せ、なのですが・・・」
文香(同時に、羞恥心も千切れんばかりの躍動を見せているのです。私は、私は一体どうしたら)
文香(その時、小さな閃光と共に、ぱしゃりという音が聞こえました。何事かと俯いた顔を上げると、Pさんが携帯を構えていました)
P「あっ、顔を真っ赤にしている文香が可愛くてつい・・・」
文香「~っ」
文香(もうこうなるとまとまな思考はできません。私を灰にしてどこかへやってしまいそうな羞恥心と、天にも昇るような幸福感に、ただただ体を熱くするばかりです)
文香(そしてPさんの携帯の充電が切れるまで、私の呻き声とシャッター音が、事務所に響き続けたのでした)
-終わり-
以上になります。
凛ちゃんをド変態ヤンデレクンカーとして扱うのも良いのですが、いかんせん童貞の妄想感が強いので、
普通の凛ちゃんを書いてみました。
なのにこっちの方が童貞の妄想感が強い。どういう事だ。
ありがとうございました。
そりゃあ童貞が書いてる以上隠せないよ
乙
魔法使いや仙人がダース単位でいるという噂もある業界だしな
素晴らしい
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