絵里「アンラッキーな一日」 (39)

ちゅんちゅん

亜里沙「ん~…お姉ちゃん…おはよう」

絵里「おはよう、亜里沙。朝ごはん出来てるわよ?」

亜里沙「うん」

絵里「先に顔洗って来ちゃいなさい」

亜里沙「はーい」

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絵里「それじゃあ、頂きましょうか」

亜里沙「うん。頂きます」

絵里「あっ、そう言えば。今日は練習の後にμ’sの皆んなと夕はんを食べに行く予定なんだけど」

亜里沙「うん、大丈夫。楽しんで来て?」

絵里「本当に平気?」

亜里沙「平気だよ。私だってもう中学三年生なんだから」

絵里「そう?なるべく早く帰るようにするわね」

亜里沙「うん」

『今日の最下位はごめんなさい。天秤座のあなたです』

亜里沙「あっ、お姉ちゃん。今日の占い最下位だね?」

絵里「あら、本当」

『何をしても上手くいかない1日。一年で一番不幸な日かも』

亜里沙「だって…。ついてないね?」

絵里「まあ…毎日やってれば誰かしらが最下位なんだから。たまたま今日が私の番ってだけよ」

亜里沙「でも、一年で一番不幸な日って…」

絵里「そんなに心配ならラッキーアイテムを持ち歩くから平気よ」

『ラッキーアイテムはクッションです』

亜里沙「クッションを持ち歩くの?」

絵里「…ちょっと無理ね」

『ラッキーアイテムはクッション。』

期待

7:40 ~登校中~

希「えりち~」

絵里「あら?おはよう、希」

希「おはようさん」

絵里「今日は早いのね」

希「ちょっとえりちに伝えたい事があってね。えりちの登校時間に合わせて来たんよ」

絵里「伝えたい事?」

希「うん。えりち…」

絵里「うん…」

希「えりちの今日の運勢、最悪なんよ」

絵里「それって…占ったの?」

希「いや、朝の占いの結果」

絵里「ああ…そう。そう言う事」

希「うん。そう言う事」

絵里「あんなの毎日誰かしら最下位なんだから。いちいち気にしてられないわよ。まさか、希が朝の占いまで信じてるとは」

希「あ~そんな事言うんや。ウチが言うんよ?」

絵里「はいはい。分かったわよ。わざわざ私の星座の運勢までチェックしてくれてありがとう」

希「も~えりち。何があっても知らんからね?」

絵里「大丈夫よ」

グチャ

絵里「え?」

希「あっ。犬のフン」

絵里「え~嘘でしょ。も~朝から最悪だわ。こんなの小学生以来よ」

希「まあ、なかなか踏まんもんね?この歳で…」

絵里「そうよ。まさかよ…」

希「あっ!えりち。ストップ!」

絵里「え?」

べちゃぁ

絵里「あぁぁぁぁ。嘘でしょ」

希「ウチ初めて見たわ。犬のフンとガムを片足ずつ踏む人」

絵里「私だって初めてよ」

希「家に帰って他の靴と履き替えて来たら?」

絵里「そんな事してたら遅刻しちゃうわよ」

希「そうやけど…」

にこ「あんた達は朝から元気ね」

希「にこっち…」

絵里「なんだ…にこか」

にこ「なんだとは何よ。って言うか朝から何を騒いでるのよ?」

希「えりちがな右足で犬のフンを踏んで左足でガムを踏んでしまったんよ」

にこ「はあ?何よそれ?」

絵里「ちょっと、希…あんまり言わないでよ」

にこ「どうすればそう言うなるのよ?」

絵里「私が聞きたいわよ。もう、家に戻る時間もないし…」

にこ「取り敢えず水で洗えば?」

絵里「どこに水があるのよ」

にこ「あそこに水溜りがあるじゃない」

絵里「え?本当?ナイスよ、にこ」

絵里ちゃんがひどい目にあってるとなんかゾクゾクする

バチャバチャ

希「女子高生が朝から何をしてるんやろ…」

にこ「そうね」

希「でも、昨日雨なんか降ってないよね?」

にこ「降ってないわよ?」

希「じゃあ、なんで水溜りが?」

にこ「誰かが水でも撒いたんじゃない?」

希「夏でもないのに?」

にこ「知らないわよ。まあ、何にせよラッキーじゃない」

希「それが今日のえりちの運勢は最悪なんよ」

にこ「へ~。まあ、あの姿を見てると納得いくわね」

絵里「はあ。なんとか犬のフンは落ちたけどガムが取れなかったわ」

にこ「ガムはなかなか取れないのよね」

ブーン

希「あっ、えりち。車が通るよ?そんな所にいると…」

絵里「え?」

バシャッ

希「あちゃ~」

絵里「………」

希「やっぱり、今日のえりちの運勢は最悪なんやな」

にこ「いや…にこもびっしょりなんですけど…」

8:40 ~教室~

絵里「はあ…こんなの初めてだわ」

希「まさか、信号が全部赤なんてね?」

絵里「しかも…私が教室に入ろうとした瞬間にチャイムが鳴るなんて…にこは間に合ったかしら…」

希「まあ、ええやん。先生もおまけしてくれたんやし。えりちが制服ビショビショで教室に入って来て先生もびっくりしたやろ」

絵里「はあ…そうね」

希「今日、体育があって良かったね?流石に部活の練習着で授業を受けるのは…」

絵里「よくないわよ全然。これ、中学生用のジャージなのよ?はあ…なんで間違えたのかしら。もう、最悪よ」

希「亜里沙ちゃん 今日体育がないとええな」

絵里「はあ…」

希「えりち、ため息多いよ?」

絵里「ため息も吐きたくなるわよ」

希「だから言ったのに。気をつけた方が良いって」

絵里「そんな事言ったって…」

希「もう、今日は大人しくしてた方がええよ」

絵里「そうね。さて、1時間目の授業の……あれ?教科書が…」

希「え?忘れたん?」

絵里「嘘?ちゃんと昨日準備したはずなのに」

希「まだ時間あるからにこっちに借りて来たら?」

絵里「嫌よ。この格好でにこの前に行きたくない」

希「じゃあ、隣の子に見せてもらうしかないね」

絵里「それも嫌。今日は目立ちたくない」

希「ワガママやなぁ。まあ、気持ちは分かるけど。じゃあ、どうするの?」

絵里「はあ…どうしようかしら…」

クラスメイト「あの…」

絵里「え?」

クラスメイト「隣のクラスの矢澤さんが二人に用事があるって」

希「にこっちが?」

絵里「ごめんなさい。私は居ないって言ってくれないかしら?」

にこ「なんでそんな嘘吐くのよ」

絵里「げっ」

にこ「って言うかその格好…プッ…それって中学校のジャージよね?」

希「亜里沙ちゃんのと間違えて持って来てしまったんやって」

にこ「プッ…そうなの…あんた本当に今日ついてないわね」

絵里「…それで?何しに来たの?」

にこ「あのさ、数学の教科書貸してくれない?2時間目に使うんだけど…」

絵里「え?忘れたの?」

にこ「そうよ。だから、借りに来たのよ。このクラスは1時間目 数学でしょ?」

希「えりち、隣の席の子に見せてもらうしかないね?」

絵里「そうね…」

にこ「え?あんたも忘れたの?」

絵里「そうよ…」

12:00 ~部室~

絵里「はあ…」

希「だから、ため息は幸せ逃げるよ?」

絵里「だって…」

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教師「絢瀬!その格好…どうした?」

絵里「あの…今朝…登校中に…車に水溜りの水をかけられまして…」

教師「それで、なぜ中学校のジャージを着てるんだ?」

絵里「妹のジャージと間違えて持って来てしまって…」カァァァ

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絵里「あのやり取りを授業の度にやったのよ?四回もよ?」

希「目立ってたもんなぁ」

絵里「それだけじゃないわよ」

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クラスメイト「きゃああああ。スズメバチーーー」

絵里「え?」

クラスメイト「あっ 、ハチが絢瀬さんの方に」

絵里「い、いやぁぁぁ」

希「えりち、逃げるんや」

絵里「な、なんで私の方に来るのよぉぉぉ」

希「あっ、えりち。危ない」

ガシャァァァン

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絵里「ハチに追いかけ回された上に椅子にスネをぶつけるし。まだ少し痛いわ…どうして私だけ狙われるのよ」

希「だから、運勢最悪なんやって」

絵里「こんな時でもお腹は空くのね」

希「うん。お昼食べようか」

絵里「そうね」

パカッ

絵里「あれ?」

希「どうしたん?」

絵里「あれ?あれ?」

希「ん?」

絵里「お弁当…両方ともご飯…」

希「あ~二段弁当 両方ともご飯持って来たん?」

絵里「また、亜里沙のと間違えたみたい…」

希「こんな日に限ってウチは珍しくパンやし…」

絵里「………」

希「ちょっと待ってて。誰かにおかずを…」

絵里「希…いいから。自分がいけないんだから…」

希「でも…ご飯だけはキツイやろ?花陽ちゃんじゃあるまいし」

亜里沙ちゃんのジャージ着てるのか
胸とかパッツンパッツンでヤバそう…

亜里沙の運もつられて下がってるな

絵里「いいの…それに 白米って栄養あるんだから…」

希「もう言ってる事がヤケクソやん」

絵里「女の子がそんな言葉使いしちゃダメよ…」

希「いや…そんな変な事言ってないけど…えりち こそ遠い目して何言ってるんや…」

ガチャ

真姫「…」

希「あっ!真姫ちゃん」

絵里「え?」

真姫「希…それから…絵里………何よ その格好…」

絵里「ふ、ふふ…ふふふ…」

真姫「え?何?」

絵里「何でもないのよ?」

真姫「いや…何でもない様には見えないけど」

絵里「まあ…そうなんだけど…本当に大丈夫だから。真姫は何しに来たの?」

真姫「作曲のノートを部室に置きっ放しだったから取りに来たのよ」

絵里「へ、へぇ~」

真姫「それだけだから…じゃあ」

ガチャ

絵里「………真姫に変だと思われたかしら?」

希「大丈夫やと思うよ?たぶん…」





真姫(絵里…大丈夫かしら?疲れてるのね、きっと)

13:00 体育

絵里「ついに来てしまった。体育の時間」

体育教師「絢瀬?その格好どうした?」

絵里「あの…かくかくしかじかで…」

体育教師「なるほど。気をつけろよ?」

絵里「はい…」

希「えりち…」

絵里「慣れって怖いわね。だって、このやりとり…もう恥ずかしくないもの。それが良いのか悪いのかは分からないけど…」

希「そうなんや」

絵里「そんな事より私が危惧してるのは体育の内容がバレーボールって事よ。今日の私なら顔面にボールを貰いかねない」

希「普段は無双状態なのにね」

体育教師「それじゃあこれから試合をするぞ。2コートに別れて」

絵里「今日はなるべくボールに触らない様にするわ」

希「そうやね。ウチもサポートするから」

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絵里「なんて言ってたのに別々のチームじゃない」

ピー

絵里「はあ…始まってしまった」

チームメイト「絢瀬さん!トス」

絵里「くっ、仕方ないわ。やらない訳にはいかないし。ハイ!」

バシン

チームメイト「ナイス絢瀬さん」

絵里「ええ」

ピー

バシン

絵里「フッ」

チームメイト「ナイスレシーブ」

絵里(そうよ。ボールをよく見てれば当たりっこないんだから)

別コートのクラスメイト「あぶなーい」

絵里「え?」

バチィン

絵里「ゲフッ」

クラスメイトA「絢瀬さん…」

クラスメイトB「平気?」

クラスメイトC「今、ゲフッって言った?」

体育教師「絢瀬大丈夫か?」

希「えりちぃーーーー」

絵里「だ、大丈夫です…」

体育教師「絢瀬…お前…鼻血出てるぞ?」

絵里「え?」

希「先生。私、絢瀬さんを保健室に連れて行きます」




希「えりち?大丈夫?」

絵里「ええ…平気よ?悪いわね、希。付き添ってもらっちゃって」

希「そんなのはええんよ」

凛「あー!絵里ちゃん!希ちゃん!」

絵里「凛?」

凛「何してるの?と言うよりも…絵里ちゃん?鼻にテッシュを詰めながら音ノ木中学校のジャージを着て何してるの?」

絵里「そ、そう言うあなたこそ何してるのよ?授業中でしょ?」

凛「移動教室だったんだけど教科書を教室に忘れちゃったから取りに来たんだよ。なんか軽いと思ったんだよね~」

希「そうなんやね。ウチらはこれから保健室に行かなきゃだからまた部活でな」

凛「うん」

希「さっ、早く行こうか?」

絵里「ええ…」

凛「あっ、絵里ちゃん…お尻破けてる……気づいてるのかな?」



15:20 キーンコーンカーンコーン

希「えりち?今日は部活休んだ方がええんやない?」

絵里「行くわよ。朝の占いで最下位だから休むなんて言えないわよ」

希「でも、実際に今日は運勢最悪なんやから」

絵里「でも…」

『三年○組、絢瀬絵里さん。職員室までお越し下さい』

絵里「え?」

希「えりち…何かしたの?」

絵里「知らないわよ。な、何かしら…」

職員室

ガラガラ

絵里「失礼します」

教師「あっ、来たわね」

絵里「あの…なんでしょうか?」

教師「昨日提出してもらってノートなんだけど…」

絵里「はい…何か…」

教師「絢瀬さん…日記つけてるのね」

絵里「え?」

教師「あの…これ…中身は…見てないから…」

絵里「あっ………はい」カァァァァ

教師「気をつけてね?」

絵里「は、はぃ」

ガラガラ

絵里「失礼しました。はあ…先生、絶対に中身見たわよね。心なしか周りの先生も私の事見て笑ってた様な気がするし…。もう、帰ろうかしら…」

海未「絵里!」

絵里「海未…」

海未「なんですか?その格好は…。懐かしいジャージですね。絵里には小さい様ですが…」

絵里「もう、その質問聞き飽きたわ」

海未「そうですか。私はこれから部室に向かうのですが…絵里はまだ何かあるのですか?」

絵里「いえ…別に…」

海未「では、一緒に行きましょう?」

絵里「え?」

海未「さあ、早く」

~部室~

海未「お疲れ様です」

絵里「お疲れ様…」

穂乃果「あっ!絵里ちゃん!」

凛「やっと来たにゃ」

穂乃果「大変だったんだってね」

ことり「怪我はしてない?」

絵里「え?希?話しちゃったの?」

希「皆んなにも話しておいた方が良いかなって思って」

真姫「占いなんてあんまり信じられないけど…まあ、話を聞いた限りじゃ相当ついてなかったみたいね」

穂乃果「今日一日、穂乃果が護衛しようか?」

凛「凛もするよ?」

にこ「それは心配が増えるだけじゃないの?」

海未「皆んな、何の話をしてるのですか?」

絵里「ふふっ…」

希「どうしたん?」

絵里「いいえ…」


ガチャ

花陽「大変です~」

絵里「花陽?」

花陽「アルパカさんが…アルパカさんがぁ…」

凛「かよちん?」

花陽「脱走しちゃったみたいなの」

穂乃果「え?それは大変だ」

海未「脱走って…外に出てしまったのですか?」

花陽「ううん。外には出てないみたいだけど…」

アルパカ「メェェェ」

凛「あっ、かよちん?後ろ!」

花陽「え?」

アルパカ「メェェェ」

凛「どうしよう?捕まえなきゃ」

穂乃果「よ~しよし。おいで~。ル~ルルル~」

アルパカ「メェェェ」

にこ「馬鹿。部室に入って来たじゃない」

穂乃果「だってぇ」

絵里「ヒィィ」

海未「絵里?」

絵里「いや…」

アルパカ「!」

絵里「え?」

アルパカ「メェェェ」

絵里「いやぁぁぁぁ」ツルン

ドンガラガッシャン スッテンコロリん

ゴチン

希「えりちぃぃぃぃぃ」

流石に心配になるわ

とりあえずパンツ丸見え状態をなんとかしないと

18:00 下校

穂乃果「絵里ちゃん、本当についてなかったね」

ことり「凄い災難だったよね…」

絵里「そうね。練習中も何回転んだ事か…亜里沙のジャージ破けてたし…」

凛「ごめんね?凛気がついてたんだけど言うの忘れちゃって」

絵里「凛が悪いわけじゃないのよ」

希「だから今日は休めば良かったのに」

絵里「だって…」

カーカー カー

ビチャ

穂乃果「あっ」

絵里「え?」

花陽「絵里ちゃん…」

真姫「絵里…本当についてないわね…」

絵里「ふっ…ふふっ…フンは着いてるけどね…」

凛「絵里ちゃん上手いにゃ」

絵里「ありがと…」

かわいそうにこ

ことり「やっぱり、今日はご飯行くのやめようか?」

花陽「うん。私もその方がいいと思う」

絵里「え?」

希「そうやね。これ以上何かあっても大変やし」

絵里「だ、大丈夫よ?」

にこ「別に気を遣って言ってるんじゃないわよ。これ以上にこは巻き込まれたくないし」

凛「とか言って本当は心配なくせに」

にこ「違うわよ!」

絵里「でも…」

真姫「とりあえず大人しくしておいた方がいいわよ」

絵里「でもごめんなさい。私のせいで」

海未「絵里?そう言うのは無しですよ」

絵里「ええ」

穂乃果「それじゃあ、今日は絵里ちゃんをお家まで送って行こうか」

~絢瀬宅~

穂乃果「いやぁ…大変だったね」

絵里「そうね…」

希「鳥のフンを落とそうとして公園の蛇口を捻れば凄い勢いで水が出てるくるし」

にこ「出くわす犬には全部吠えられるし」

凛「人違いで知らないおじさんに怒られたし」

絵里「本当に…ごめんなさい。迷惑をかけたわ」

海未「今日もあと数時間ですし家で大人しくしてれば大丈夫ですよ」

希「うん。ウチも今日はえりちの家に泊まるから」

絵里「希…ありがとう…皆んなもありがとう」

亜里沙「お姉ちゃーん」

絵里「亜里沙?」

亜里沙「良かった。帰ってきて」

絵里「どうしたの?急いで?」

亜里沙「はい、これ」

絵里「これは?」

亜里沙「クッションのキーホルダーだよ?これなら持ち歩けるでしょ?」

絵里「え?」

希「そっか。えりちのラッキーアイテムはクッションやもんね」

絵里「亜里沙…ありがとう。そっか…やっぱり、今日は不幸な一日なんかじゃなかったんだわ」

亜里沙「え?」

絵里「だって…亜里沙からこんなに素敵なプレゼントを貰ったし。皆んなも私の事を心配してくれて。そんな私が不幸な訳ないわ」

希「えりち…うん。そうかもしれんね」

穂乃果「あれ?そう言えば絵里ちゃんって天秤座だったよね?」

絵里「そうよ?」

穂乃果「今日の占い最下位じゃなかったでしょ?」

絵里「いいえ。最下位だったけど…」

穂乃果「おかしいなぁ。今日は天秤座は一位だったような…あっ!そっか!見てる番組が違ったのかな?穂乃果、今日寝坊したから8時からのやつを朝ごはん食べながら見てたんだよね」

絵里「え?そうなの?」

穂乃果「うん」

絵里「って事は…やっぱり、今日のは偶然が重なっただけ?」

真姫「まっ、そうでしょ?占いなんて科学的根拠がないもの」

希「おっと。それは聞き捨てならんなぁ」


海未「ところで穂乃果?あなた…遅刻しそうなのにゆっくりと朝ごはんを食べていたのですか?」

穂乃果「え?」

海未「私とことりはあなたをずっと待って居たんですよ?結局こなくて遅刻する所だったんですから」

穂乃果「そ、そうなの?ドンマイ…」

海未「ドンマイじゃありません。全く…あなたは普段から」

穂乃果「あ、あれ?もしかして…これからお説教始まるの?」

凛「穂乃果ちゃんついてないね」

穂乃果「そんなぁ」



穂乃果が見た朝の占いの結果

最下位:獅子座

おつおつ
イイハナシカナー?

おつ
これならクッションを抱きしめてた方が良かった

よく出来てるなあww

>>15
興奮する

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