阿武隈「北上さんに愛してるって言われちゃった…」 (182)

初ss投稿です。
キャラ崩壊ありです。
のんびりと進めていく予定です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509300606

期待

阿武隈「じょ、冗談ですよね?マイケルジョーダンですよね北上さん?」


北上「いやいやこれがほんとなんだなぁうん」


阿武隈「嘘…私のことたぶらかしてるんでしょ北上さん」


北上「いや私も自分の気持ちに驚いてるんだよぉ。まさか阿武隈を好きになっちゃうとはねぇ。一体何が起きたのやら」


阿武隈「いややめて!もうやめて!本当はあなた北上さんじゃないんでしょ!?北上さんの声真似した大坪由佳なんでしょ!?」


北上「いやそれ私の中の人…じゃなくて阿武隈言っとくけど私本気だからね。信じないならもう一回言うよ。阿武隈愛してる」

阿武隈「はわわわ。ゆ、夢じゃない?」


北上「夢じゃないよ」


阿武隈「ほ、本当に北上さん?」


北上「うん」


阿武隈「うう…ご、ごめんなさい北上さん。私まだ…」


北上「まあ返事はまた今度でいいよ。とりあえず気持ちだけ伝えたかったからさ。いい返事期待してるよ阿武隈」


阿武隈「北上さん…」

~長良・五十鈴・阿武隈の部屋~

阿武隈「ってことがあったんだけどどうしよう長良ちゃん五十鈴ちゃん」


五十鈴「そう言われてもね…」


長良「私は付き合っちゃうけどなぁ…北上さん細身だけどああ見えて筋肉引き締まってるし。細マッチョ最高!」


五十鈴「いや皆があんたみたいに片っ端から筋肉質な奴好きになるわけじゃないからね。筋肉があるないはともかくとして
    阿武隈は北上のことどう思ってるの?」


阿武隈「嫌い…じゃないけど」


五十鈴「じゃないけど?」


阿武隈「す、好きじゃないし!全然好きじゃないし!む、むしろちょっと嫌いの割合の方が高いし!」


ほう

五十鈴「なら今すぐにでも断ってきなさい」


阿武隈「えっ?」


五十鈴「えっじゃないでしょ。嫌いなら付き合う必要なんかないのよ。むしろ好きでもない相手に変な気を使って付き合うなんて相手に失礼よ。それで傷つく    のはあなたじゃなく北上の方なんだから」


阿武隈「いやいや今の嘘!嘘よ!わ、私本当は北上さんのことちょっと苦手と思っているだけで本当は一日中北上さんのこと考えてるし!毎日テレフォンショッキングしたいくらいだし!」


五十鈴「いやどっちなのよ。あなた結局北上のこと好きなの?嫌いなの?」


阿武隈「うう…そ、それは……」


長良「まあまあ五十鈴。ここはみんなのお姉ちゃんである私に任せといて!私は思うんだ。阿武隈あなたは…ツンデレね!」


阿武隈「えっ?」

五十鈴「は?」


長良「なんとなく既視感があったんだ。よく考えたらあなた五十鈴と一緒でツンデレなんだよ!本当は北上のことが好きだけどでも本当のことは恥ずかしく
   て言えない。このもどかしさに今頭を悩ませているんでしょ?」


五十鈴「ちょっと何で私までツンデレという枠組みに入ってるのよ!」


長良「え?だってこの前五十鈴提督のことが好きとか嫌いとか」


五十鈴「ちょ、ちょっとその話はやめなさいよ!わ、私は提督のことなんか大嫌いなんだから!あんな男のどこがいいのよ!か、勘違いしないでよね!」


長良「阿武隈これがツンデレなんだよ」


阿武隈「なるほど」


五十鈴「ちょ、ちょっと勝手に決めるな!」

阿武隈「で、でも私がツンデレだとしたら北上さんと付き合うとかむ、無理だよ。そんなの恥ずかしくて死んじゃう…」


長良「そう!そこでだ阿武隈。恋愛のエキスパートに指導してもらうんだよ!」


阿武隈「恋愛のエキスパート?」


五十鈴「そんな人この鎮守府にいたかしら?」


長良「いるわ!私が知っている限り恋愛のエキスパートって言ったらこの人しかいない!」


トントントン


足柄「失礼するわ。この前五十鈴に貸した上司に対する口説き文句集って本を返しにもらいにきたのだけど」


長良「ちょうどいいところに来たわ!紹介するわ!彼女が数多の男をそのチャーミングな笑顔で魅惑し、数々の大物提督たちとの修羅場、不倫を経験してき
   た恋多き恋愛のエキスパート、足柄さんよ!」


阿武隈「よ、よろしくお願いします足柄さん!」


足柄「えっ何?何なの?」


長良「実は…」

足柄「なるほどそんなことがね…」


長良「どうすればいいでしょうか足柄先生」


足柄「まあとりあえず付き合っちゃえば?」


阿武隈「ええ!?いやでもそんなの恥ずかしくて」


足柄「恥ずかしい?そんなこと考えていたらいつまでたっても出会いなんか来ないわ。恋愛はね、多少積極的且つ強引な方がうまく
   いったりするものなのよ。いつまでもウジウジとしていたらダメ。恋は自分でつかみとるものなのよ!」


長良「おおさすが先生!やはり言うことが違う!そこに痺れる憧れるぅ!」


阿武隈「で、でも先生。私自分が北上さんのこと好きかどうか分からないんです。こんな中途半端な気持ちで付き合うなんて相手に
    失礼なんじゃ…」


足柄「だから付き合うのよ。これを機に相手のことをもっとよく知って、そこで好きかどうか判断すればいいわ。確かに相手に失礼
   なのは十分承知よ。でも、相手のことをよく分かってないままにフッてしまう方がよっぽど失礼だわ」


阿武隈「先生…」


足柄「阿武隈、あなたは少し消極的すぎるきらいがあるわ。だからこれを機に少し積極的になってみなさい。そうすれば思いもよらない
   いいことが起こるかもしれないわ」


阿武隈「ありがとうございます先生。私、先生の言うとおり付き合ってみます!」


足柄「ええ、いい返事待ってるわ」


長良「うおお先生かっこいい!」


五十鈴「せ、先生…わ、私にも指導おねが…」ボソボソ


足柄「ん?何かしら五十鈴」


五十鈴「な、何でもないわ!」


とりあえず今日はここまで。 

??「……」シャーコシャーコ

これは期待するしかない

改行の違和感がヤバいのでここまでのを修正したもの貼っときます。
見にくいと感じた方は以下からお読みください。

>>3
阿武隈「じょ、冗談ですよね?マイケルジョーダンですよね北上さん?」


北上「いやいやこれがほんとなんだなぁうん」


阿武隈「嘘…私のことたぶらかしてるんでしょ北上さん」


北上「いや私も自分の気持ちに驚いてるんだよぉ。まさか阿武隈を好きになっちゃうとはねぇ。一体何が起きたのやら」


阿武隈「いややめて!もうやめて!本当はあなた北上さんじゃないんでしょ!?北上さんの声真似した大坪由佳なんでしょ!?」


北上「いやそれ私の中の人…じゃなくて阿武隈言っとくけど私本気だからね。信じないならもう一回言うよ。阿武隈愛してる」

すみませんsageてなかったのでもう一度

>>3
阿武隈「じょ、冗談ですよね?マイケルジョーダンですよね北上さん?」


北上「いやいやこれがほんとなんだなぁうん」


阿武隈「嘘…私のことたぶらかしてるんでしょ北上さん」


北上「いや私も自分の気持ちに驚いてるんだよぉ。まさか阿武隈を好きになっちゃうとはねぇ。一体何が起きたのやら」


阿武隈「いややめて!もうやめて!本当はあなた北上さんじゃないんでしょ!?北上さんの声真似した大坪由佳なんでしょ!?」


北上「いやそれ私の中の人…じゃなくて阿武隈言っとくけど私本気だからね。信じないならもう一回言うよ。阿武隈愛してる」

>>4
阿武隈「はわわわ。ゆ、夢じゃない?」


北上「夢じゃないよ」


阿武隈「ほ、本当に北上さん?」


北上「うん」


阿武隈「うう…ご、ごめんなさい北上さん。私まだ…」


北上「まあ返事はまた今度でいいよ。とりあえず気持ちだけ伝えたかったからさ。いい返事期待してるよ阿武隈」


阿武隈「北上さん…」

>>5
~長良・五十鈴・阿武隈の部屋~

阿武隈「ってことがあったんだけどどうしよう長良ちゃん五十鈴ちゃん」


五十鈴「そう言われてもね…」


長良「私は付き合っちゃうけどなぁ…北上さん細身だけどああ見えて筋肉引き締まってるし。細マッチョ最高!」


五十鈴「いや皆があんたみたいに片っ端から筋肉質な奴好きになるわけじゃないからね。筋肉があるないはともかくとして 阿武隈は北上のことどう思ってるの?」


阿武隈「嫌い…じゃないけど」


五十鈴「じゃないけど?」


阿武隈「す、好きじゃないし!全然好きじゃないし!む、むしろちょっと嫌いの割合の方が高いし!」

>>7
五十鈴「なら今すぐにでも断ってきなさい」


阿武隈「えっ?」


五十鈴「えっじゃないでしょ。嫌いなら付き合う必要なんかないのよ。むしろ好きでもない相手に変な気を使って付き合うなんて相手に失礼よ。それで傷つくのはあなたじゃなく北上の方なんだから」


阿武隈「いやいや今の嘘!嘘よ!わ、私本当は北上さんのことちょっと苦手と思っているだけで本当は一日中北上さんのこと考えてるし!毎日テレフォンショッキングしたいくらいだし!」


五十鈴「いやどっちなのよ。あなた結局北上のこと好きなの?嫌いなの?」


阿武隈「うう…そ、それは……」


長良「まあまあ五十鈴。ここはみんなのお姉ちゃんである私に任せといて!私は思うんだ。阿武隈あなたは…ツンデレね!」


阿武隈「えっ?」

>>8
五十鈴「は?」


長良「なんとなく既視感があったんだ。よく考えたらあなた五十鈴と一緒でツンデレなんだよ!本当は北上のことが好きだけどでも本当のことは恥ずかしくて言えない。このもどかしさに今頭を悩ませているんでしょ?」


五十鈴「ちょっと何で私までツンデレという枠組みに入ってるのよ!」


長良「え?だってこの前五十鈴提督のことが好きとか嫌いとか」


五十鈴「ちょ、ちょっとその話はやめなさいよ!わ、私は提督のことなんか大嫌いなんだから!あんな男のどこがいいのよ!か、勘違いしないでよね!」


長良「阿武隈これがツンデレなんだよ」


阿武隈「なるほど」


五十鈴「ちょ、ちょっと勝手に決めるな!」

>>9
阿武隈「で、でも私がツンデレだとしたら北上さんと付き合うとかむ、無理だよ。そんなの恥ずかしくて死んじゃう…」


長良「そう!そこでだ阿武隈。恋愛のエキスパートに指導してもらうんだよ!」


阿武隈「恋愛のエキスパート?」


五十鈴「そんな人この鎮守府にいたかしら?」


長良「いるわ!私が知っている限り恋愛のエキスパートって言ったらこの人しかいない!」


トントントン


足柄「失礼するわ。この前五十鈴に貸した上司に対する口説き文句集って本を返しにもらいにきたのだけど」


長良「ちょうどいいところに来たわ!紹介するわ!彼女が数多の男をそのチャーミングな笑顔で魅惑し、数々の大物提督たちとの修羅場、不倫を経験してきた恋多き恋愛のエキスパート、足柄さんよ!」


阿武隈「よ、よろしくお願いします足柄さん!」


足柄「えっ何?何なの?」


長良「実は…」

>>10
足柄「なるほどそんなことがね…」


長良「どうすればいいでしょうか足柄先生」


足柄「まあとりあえず付き合っちゃえば?」


阿武隈「ええ!?いやでもそんなの恥ずかしくて」


足柄「恥ずかしい?そんなこと考えていたらいつまでたっても出会いなんか来ないわ。恋愛はね、多少積極的且つ強引な方がうまくいったりするものなのよ。いつまでもウジウジとしていたらダメ。恋は自分でつかみとるものなのよ!」


長良「おおさすが先生!やはり言うことが違う!そこに痺れる憧れるぅ!」


阿武隈「で、でも先生。私自分が北上さんのこと好きかどうか分からないんです。こんな中途半端な気持ちで付き合うなんて相手に失礼なんじゃ…」


足柄「だから付き合うのよ。これを機に相手のことをもっとよく知って、そこで好きかどうか判断すればいいわ。確かに相手に失礼なのは十分承知よ。でも、相手のことをよく分かってないままにフッてしまう方がよっぽど失礼だわ」


阿武隈「先生…」

>>11
足柄「阿武隈、あなたは少し消極的すぎるきらいがあるわ。だからこれを機に少し積極的になってみなさい。そうすれば思いもよらないいいことが起こるかもしれないわ」


阿武隈「ありがとうございます先生。私、先生の言うとおり付き合ってみます!」


足柄「ええ、いい返事待ってるわ」


長良「うおお先生かっこいい!」


五十鈴「せ、先生…わ、私にも指導おねが…」ボソボソ


足柄「ん?何かしら五十鈴」


五十鈴「な、何でもないわ!」

睡魔で死にそうですが続き投下します。

~北上・大井の部屋~

北上「いやぁ柄にもないこと言っちゃったよぉ」


大井「……」


北上「前から気にはなってはいたんだけどねぇ。まさか私が告白するなんて自分が一番驚いてるよ。まさか私がねぇ…」


大井「……」


北上「返事はまた今度でいいって阿武隈には言ったけど正直今すぐにでも返事が来てほしいくらいだよ。この胸のドキドキしんどいわぁ」


大井「北上さん…」


北上「ん?どうしたの大井っち」


大井「少しトイレに行ってきますねごめんなさい」


北上「うん分かったよ」


ガチャ


大井「……」

~翌朝~

阿武隈「北上さんごめんなさい急に呼び出したりして」


北上「いいよ今日は一日中オフだし。それで何の用?」


阿武隈「そ、その北上さん昨日のことなんだけど」


北上「おっもしかしてもう返事くれるの?」


阿武隈「あ、あのね。つ、付き合ってもいいよ」


北上「えっマジ?」


阿武隈「うん」


北上「てっきり断られるもんかとばかり」


阿武隈「な、何で?」


北上「だって阿武隈。私のことうざがってなかった?だから脈はほとんどないもんとばかり…」


阿武隈「だったら何で告白したのよ!?全然そんなこと思ってないから!私、北上さんのいじりが少し苦手なだけで北上さんのこと嫌いとかじゃないし…ほ、本当に」


北上「そう?ならよかった。これからよろしくね阿武隈」


阿武隈「こ、こちらこそ北上さん」




大井「……」


~食堂~

球磨「……」


多摩「……」


木曾「……」


大井「はぁ…空はあんなに青いのに…はぁ」


大井「あっ小鳥さんたちが囀っているわ。何だか楽しそう。いいわねぇ、私もあんな風に楽しそうにできたらな…」

球磨「おい多摩、何か大井にしたクマ?」ボソボソ


多摩「多摩は何もしてないニャ。木曾が何かしたに決まってるニャ」ボソボソ


木曾「いや何で断定系なんだよ。俺は何も知らねえ。北上姉さんにでもフラれたんじゃね―の?」ボソボソ


球磨「まさか。あれだけ熱心にストーカーしてるんだからそれはないんじゃないかクマ?」ボソボソ


木曾「いやそれが原因でフラれた可能性あるだろ。それにいつもなら北上姉さんと一緒にご飯食べるのに俺らの方に居るんだぞ?」ボソボソ

多摩「確かに。しかもなんか山城みたいに不幸そうな顔してるニャ」ボソボソ


球磨「山城は不幸そうな顔どころか存在自体が不幸だから比べるのは失礼クマ」ボソボソ


多摩「それはそうだったニャ。ごめん山城。失礼なこと言って」ボソボソ


木曾「いやなんの話だよ。とにかくいろいろと大井姉さんに聞くしかねえだろ」ボソボソ


球磨「なら木曾、トップバッター頼んだクマ」ボソボソ


木曾「え?俺?」ボソボソ


球磨「お前は姉妹の順番的に大井に一番近いクマ。お前ならあいつの気持ちを引き出してやれるクマ」ボソボソ


木曾「まあ大井姉さんにはいろいろと世話になってるし行ってくるか」ボソボソ


球磨「任せたクマ」ボソボソ

木曾「お、大井姉さん」


大井「あら木曾。どうしたの?」


木曾「いやなんか浮かない顔してたからさ。なんかあったのかと思って。余計な世話だったら悪い」


大井「いえむしろよく聞いてくれたわね。ありがたいわ。私ね、北上さんにフラれちゃったみたいなの」


木曾「やっぱり…」ボソッ


大井「え?」


木曾「あっいや何でもねぇ。にしてもそれはつれーよなぁ」

大井「私、今までずっと北上さんに尽くしてきたつもりだったけど、もしかしてあれらの行動が北上さんの負担になっていたのかな…」


木曾「そ、そんなことねえよ。大井姉さんに尽くされたら誰だって大喜びだって。毎日がハッピーデイだって」


大井「ストーカーとかしてたからかな…」


木曾「す、ストーカーもいい意味で捉えれば陰のボディガードみたいなものだろ?お、俺だったらどんどんストーカーしてほしいくらいだね。
 むしろ専属のストーカーがいる北上姉さんは恵まれてるなぁ」


球磨「いやストーカーなんだから専属に決まってるだろクマ」ボソッ

大井「北上さんの洋服全てを舌で舐め回したからかな…」


木曾「いやいや、むしろそれって舌で洗濯してくれたわけだろ?洗濯機や手洗いで落ちない頑固汚れはやっぱ舌で洗わなきゃだよな。
 北上姉さんも毎日服がきれいになっててさぞ喜んでるだろうぜ…」


球磨「いや喜ばないクマ。ただの嫌がらせクマ」ボソッ


多摩「木曾…」ボソッ

大井「北上さんの飲み物すべてに私の汗を混ぜたからかな…」


木曾「え?な、なにそれ!?むしろご褒美じゃね!?あれだあのー、ほら北欧の方じゃサウナで流した汗の結晶を大福に包んで好きな人に渡すなんて言われてるくらいだぜ。
 まさかそれを知ってて…さすがだぜ大井姉さん!」


球磨「いやそもそも北欧に大福ないだろクマ。てかそんな汚い風習絶対ないだろクマ」ボソッ


多摩「木曾…がんばれニャ」ボソッ


大井「そうかしら?私すごいかしら?」


木曾「すげえよ。やっぱ大井姉さんはそこらの艦娘と格がちげえよ。俺が山田君だったら何も喋らなくても座布団五枚はあげてるよ」


大井「え?ほんと?なんだか照れるわね…」

木曾「大井姉さんにはこんなにもたくさんの魅力があるんだからそんな落ち込むなよ」


大井「そうね。そうかもしれない。でも、私は北上さん中心の生活を送ってきたのよ?今更北上さんが居ない生活なんて…」


木曾「いやいやフラれたってまた日を改めてコクればいいじゃねーか。北上姉さんに相手が居るわけでもねえし」


大井「そうね。相手が居なかったらよかったわね」


木曾「えっ?」


大井「あれを見なさい木曾」


木曾「ん?北上姉さんと阿武隈だな…ってまさか」

大井「そのまさかよ。彼女らは付き合っているわ」


木曾「えええええ!?」


球磨「くまああああ!?」


多摩「にゃにゃ!?」


大井「球磨姉さんに多摩姉さん!聞いてたの!?」


球磨「最初からクマ。それよりあの二人が付き合ってるって本当かクマ?」


大井「ええ。私が陰で北上さんをストーキングしてたときに北上さんの告白に阿武隈さんがオッケーを出すのをはっきり見ました…」

木曾「し、信じられねぇ…」


多摩「あの二人は犬猿の仲じゃなかったのかニャ?」


大井「分からないです。私は何も分からないです…」


多摩「……」


木曾「……」


球磨「でも何だか腑に落ちないクマ」


木曾「え?」


大井「それはどういうことですか球磨姉さん」

球磨「いや、あの二人が仲良くしている姿なんて球磨は今まで一度も見たことないクマ。それについ三日前だって北上が阿武隈のデザート盗み食いして阿武隈がブチ切れてたのを見たクマ。そんな二人がいきなり付き合うなんてことがあるクマ?」


木曾「確かに…」


球磨「百歩譲って北上から告白したのは分かるクマ。あいつは飄々としているけど自分の意思を通すときは通すクマ。でも北上のことをうざがってた阿武隈からすれば北上と付き合うなんてもってのほか。断るという選択肢があったクマ。
 でも阿武隈はそれを選ばなかった。何かおかしいクマ。もしかすると阿武隈のことをたぶらかしている輩がいるかもしれないクマ…」


木曾「なるほどな…」


大井「まさか北上さんはそんなのと付き合っているということ!?」


球磨「いやまだ分からないクマ。あくまで推測クマ」

大井「いや!私はその説を信じます!そのたぶらかしている奴を取っ捕まえて何でそんなことをしたのかとか北上さんの気持ちを考えたことはあるのかとか北上さんに似合うパンツは何色とかいろいろ聞かなくちゃいけません!」


木曾「最後の以外は聞くべきだろーな」


多摩「取っ捕まえるとか言ってるけどどうやって探すニャ?」


大井「それはもちろん阿武隈を拷問して吐かせるしか…」


木曾「待て待て待て。そんなことしたら北上姉さんから嫌われることになりかねねーぞ!?恋人傷つけられたら流石に北上姉さんでもブチ切れるだろーよ」


大井「じゃあどうすればいいの?」


木曾「それは…」


球磨「足柄に聞いてみればいいクマ」

大井「足柄さんですか?」


球磨「そうクマ。足柄は数多の男をそのチャーミングな笑顔で魅惑し、数々の大物提督たちとの修羅場、不倫を経験してきた恋多き恋愛のエキスパートだクマ。なら恋愛の裏のやり取りとかも当然知ってるはずだクマ。だからまずは足柄に聞いてみるのがいいクマ」


大井「なるほど分かったわ!」ビューン


木曾「もう行っちまったよ…」


多摩「すごい勢いだニャ」


球磨「まあこれで足柄がその当事者だったら大笑いだクマ。クーマクマクマクマクマァ」


多摩「……」


木曾「……」

今日はここまで。

おつ

ワロタ

五十鈴提督としてはデレる可愛い五十鈴も読みたいところですな

一週間たってしまいましたが明後日以降には再び投下開始する予定です。
しばしお待ちを。

>>45
五十鈴のデレシーンも入れられたら入れたいと思います。

続き投下します。

~妙高型の部屋~

足柄「妙高姉さん、あのポーズしてあのポーズ」

妙高「あの大破ポーズ?仕方ないわね」

羽黒「お願いします!」

妙高「」カッ

足柄「あっはっはっは」

羽黒「くすくすくすくす」

那智「お前ら…姉をなんだと思ってるんだ全く…」

コンコン

那智「ん?」

大井「失礼します…」

足柄「妙高姉さんもう一回もう一回!」


羽黒「お願いします!」


妙高「仕方ないわね」


妙高「」カッ


足柄「あっはっはっは」


羽黒「くすくすくすくす」


那智「お前らうるさいぞ!客人だ!」


足柄「客人?誰よ?」


大井「……」

羽黒「大井さん?」


足柄「珍しいお客さんね何の用?」


大井「足柄さんに用があって…」


足柄「えっ私?」


大井「今お時間ありますか?話したいことがあるのですけど」


足柄「いいけれどあなたが私に話したいことって何かしら?」


大井「あの…それは…ここじゃない場所で…」


足柄「?」

~鎮守府裏~

足柄「はいここなら誰にも聞かれないわよ。で。何の話?」


大井「実は…」ゴニョゴニョ




足柄「そ、そう。そんなことがあったのね…」


大井「ええ。それで今その犯人を捜しているのですが何か知りませんか?」


足柄「いや知らないわね。一ミリも知らないわね」キリッ


大井「そうですか…足柄さんなら何か知ってると思ったのですが。…チッ阿武隈に直接聞くしかないか」ボソッ


足柄「え?なんて?」


大井「いえお手数おかけして申し訳ございません。それと貴重な時間を割いていただきありがとうございました」

足柄「いえいいのよ。それにしてもあなたも辛いわよね。もしそんな奴がいるなら私が尻の穴にタバスコ三滴垂らして、全身に唐辛子エキスを撒き散らした後に鼻から辛々麺を食わしてやるわよ」


大井「はい!期待してます!約束ですよ?」


足柄「ええ約束するわ」


大井「ではまた」


足柄「ええ」


足柄「……」


足柄「……」


足柄「……」


足柄「……」ガタガタ








足柄「……」ジョバジョバジョバア

~妙高型の部屋~

ガチャ

那智「おっ足柄が帰ってきたみたいだぞ」


足柄「……」


羽黒「お帰りなさい足柄ねえさ…って臭い!なんか異様な匂いが漂ってますよ?」


妙高「確かに臭いわね。なんかアンモニア臭いわ。これはどういうことかしら?」


那智「うっ…すまない足柄何か貴様から異様な匂いがするのだが…向こうで何があった?」


足柄「終わったわ何もかも」


那智「?」


足柄「私の人生も私の肛門も何もかも終わったわ」

那智「それはどういうことだ?」


足柄「那智姉さん、妙高姉さん。私が全身唐辛子まみれになって死んだら羽黒をよろしく頼むわ。姉さんたちならたぶん私がいなくても大丈夫だと思うから」


那智「おい何を言っているのかまるで分らないぞ!」


妙高「そうよ!そんなアンモニア臭い身体で言われても全てジョークに見えてしまうわ」


足柄「ごめんなさい…でもこれは本当なの。私今からシャワー浴びに行ってくるからお話はまた今度ね」


那智「おい待て足柄!ちゃんとした理由を…」


羽黒「行っちゃいましたね…」


妙高「おえええ…アンモニアの匂いが…」ビチャビチャ


羽黒「妙高姉さんしっかおええええ」ビチャビチャ


那智「お前らしっかりしろ!それにしても大井…あいつはいったい何を…」



  






那智「うっ…おえええええ」ビチャビチャ

~北上・大井の部屋~

北上「……」


大井「……」


北上「…あのー大井っち?」


大井「何かしら北上さん」


北上「なんか今日全然喋らないけどどしたの?」


大井「そうでしょうか?私はいつも通りですよ北上さん」


北上「ならいいんだけど…なんか困ったことがあるなら相談してね」


大井「大丈夫ですよ北上さん。困った事なんてなぁんにもありませんから。ウフッ」


北上「そ、そう…」

大井「それはさておき北上さん」


北上「ん?」


大井「明日阿武隈さんと出かける予定はありますか?」


北上「ああ、もしかして知ってる?私と阿武隈が付き合ってるの」


大井「知ってますよリアルタイムで知りましたよ北上さん」ニコニコ


北上「え?リアルタイムってどういうこと?」


大井「そんなことはどうでもいいです。私の質問に答えてください北上さん」


北上「ああ、明日は一緒に遊園地に行く予定だけど」


大井「そうですか。……えっ?」


北上「いやぁ驚いたよ。まさか阿武隈の方から誘ってくるなんてねぇ」

~北上の回想~

阿武隈「あれ北上さん、今日は大井さんと一緒に食べなくていいの?」


北上「ん?ああ、今日は大井っち球磨姉さんたちの方に居るからね。多分私たちに気を遣ってくれたんだよ」


阿武隈「そ、そうなんだ」


北上「さて、お腹減ったし食べようかな」


阿武隈「そ、そうね!た、食べましょう!」


北上「……」モグモグ


阿武隈「……」モグモグ


北上「……」モグモグ


阿武隈「…あ、あの北上さん」


北上「ん?何?」

阿武隈「あ、明日空いてたりする?」


北上「明日?うん暇だけど」


阿武隈「じゃ、じゃあゆ、遊園地行かない?」


北上「遊園地?」


阿武隈「う、うん」


北上「……」


阿武隈「あれ北上さん?もしかして遊園地いやだったりとか…」


北上「驚いた。阿武隈から誘ってくるなんて。しかも遊園地とはこりゃ明日は嵐でも来るかな」

阿武隈「ええ!?嵐なんて来たら困るわ!!せめてTOKIOで我慢させて…」


北上「どうしよう何からつっこんでいいのか分からないや。まあとにかく遊園地は大歓迎だよ。行こう」


阿武隈「ほ、ほんと?」


北上「うんホント」


阿武隈「や、やったぁ!足柄さんありがとう!」


北上「足柄さん?」


阿武隈「い、いえ何でもないわ!」

~回想終了~


北上「みたいなことがあってね。まあ未だになんで足柄さんって言ったのか分からないけれど」


大井「ええそうですね全く」


大井(あのアマァ知らないって嘘つきやがったな…まあいい、今度会ったら阿武隈もろとも唐辛子まみれにしてやるんだから)ヒッヒッヒッヒ


北上「あ、あの…大井っち?」


大井「ああすみません北上さん。それにしてもそれは驚きですね…」


北上「本当にね。阿武隈はもっと積極的な子だと思ってたけど、もしかすると本当はすんごい積極的でエッチな子だったりして」


大井「はは、さすがにそれはないんじゃないですか?あっでも想像したらそれ…意外とアリかも…」ウヒヒヒヒ


北上「大井っち?どうしたの今日なんか変だよ?」


大井「…北上さん」


北上「ん?」


大井「私も遊園地ついて行っていいですか?」

~遊園地~

阿武隈「……」


大井「北上さん愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる…」ベタベタ


北上「やめなよー大井っち恥ずかしいってー」


阿武隈「何でこうなるの!」カッ


北上「うわ、阿武隈突然大きな声出さないでよ。びっくりしたよぉ」


大井「そうですよ阿武隈さん。あなたはもっと公の場らしい振る舞いをするべきです!」ベタベタベタベタ


阿武隈「いや大井さんには言われたくない…てか北上さんこれはどういうこと?返答によっては私、怒っちゃうんだから!」

北上「いや最初は私もきっぱり断ったんだよ。デートっていう名目で行くわけだから阿武隈と二人で行かせてほしいって。そしたら大井っち土下座をしてきてね…」


大井「ごめんなさいどうしてもこの遊園地に行きたかったんです。この遊園地このあたりじゃとても人気の高いものと聞いていましたからつい好奇心が勝って。それに今日の出撃全部キャンセルしてきたんですよ?」


阿武隈「ええ!?キャンセルってそんなの許されるの!?」


大井「代役は全部木曾に頼んであるので大丈夫です」


阿武隈「木曾さん…」


北上「はは、あの子すごい嫌そうな顔してたけどね…」


大井「ということでご理解いただけましたか?」

阿武隈「いや全然ご理解できないよ!そんなに行きたいなら別に私たちと一緒に行かずに他の人誘って行けばいいじゃない!」


大井「まさか今まで北上さんしか見てこなかった私に気軽に遊園地に誘える友が居るとでも?」


阿武隈「じゃ、じゃあ一人で行けば?」


大井「遊園地に一人で行っても楽しいわけないでしょう?やっぱり遊園地は一番好きな人と行かないと。ねえ北上さん?」


北上「はは…」


阿武隈「わ、私だって一番す、好きな人と二人で行こうと思っていたの!ねえ北上さん?」


北上「そ、そうだね…」


大井「言っときますけど私の方があなたより北上さんのこと100倍好きですから。毎日崇拝してますし。毎日ストーキングしてますし」


阿武隈「私だって北上さんのこと大好きだし…。す、少なくともあなたのような変態的な愛じゃなくて全うに愛してるんだから!」

大井「全う?ふざけないで!北上さんはね、どっちかっていうとアブノーマルな女の方に興奮しちゃうタイプなの。あなたとは住む世界が違うのよ!」


北上「いや大井っち。私、そんな性癖ないよ?」


阿武隈「何言ってるのよ。確かに北上さんはいつもちょっかいばっかかけてくるどうしようもないアブノーマル性悪女だけども、そんな北上さんでも本当は罪悪感感じて全うな女になりたいと思ってるのよ。
 でも全うな女になれない北上さんはいつしか全うな女そのものに憧れ、焦がれていくの。そして、最後には全うな私を求めて抱きついてくるんだから!」


北上「どうでもいいけどさりげなく私の悪口言ってなかった?やっぱり無理して付き合ってるよね?私のことそんなに好きじゃないよね?」


大井「私は絶対認めませんからね!あなたと北上さんが付き合うなんて断固認めません!」


阿武隈「わ、私だってあなたのような変態さんが北上さんの側にいることに反対するわ!」


大井「何ですてぇ!?」


阿武隈「ぐぎぎ」


大井「ぐぎぎ」


二人「「フン!」」



北上「先が思いやられるとはよく言ったものだね…」

今日はここまで。

ごめんなさい誤字があったので訂正しときます。

>>60
~回想終了~


北上「みたいなことがあってね。まあ未だになんで足柄さんって言ったのか分からないけれど」


大井「ええそうですね全く」


大井(あのアマァ知らないって嘘つきやがったな…まあいい、今度会ったら阿武隈もろとも唐辛子まみれにしてやるんだから)ヒッヒッヒッヒ


北上「あ、あの…大井っち?」


大井「ああすみません北上さん。それにしてもそれは驚きですね…」


北上「本当にね。阿武隈はもっと消極的な子だと思ってたけど、もしかすると本当はすんごい積極的でエッチな子だったりして」


大井「はは、さすがにそれはないんじゃないですか?あっでも想像したらそれ…意外とアリかも…」ウヒヒヒヒ


北上「大井っち?どうしたの今日なんか変だよ?」


大井「…北上さん」


北上「ん?」


大井「私も遊園地ついて行っていいですか?」

おつ

乙です。
安らかに眠れ足柄……いやーしかしあれだねー北上さん愛されてるねぇ(目そらし)

夜も深いですがいけるところまで続き投下します。

大井「あっ北上さんお化け屋敷ありますよ?行きましょう勿論ふ・た・りで」グイグイ


阿武隈「そんなのよりも北上さんジェットコースターあるよ。あっちの方が楽しいよ。あっいけない!ここのジェットコースター変態さんは乗るの禁止なんだって!しょうがないよね!だって禁止だもん。仕方ないから北上さん二人で乗ろうよ!」グイ


大井「は?私は今北上さんとだけ話してるの?関係ないあなたはすっこんでてくれます?」


阿武隈「私だって北上さんとだけ話してるの。あなたはカボチャにでもなんでもなっていればいいのよ」


大井「やんのかおい」


阿武隈「望むところよ」


二人「「ぐぎぎ」」


北上「もうやめて!私のために争わないで!」


阿武隈「もとは言えば北上さんが大井さん連れてきたのが悪いんでしょ!!」


北上「はい、返す言葉もございません…ってあれ?」

阿武隈「どうかしたの?北上さん」


大井「具合でも悪いのですか?ならば今からご休憩所に…」


北上「いや、あそこにいるのって五十鈴だよね?」


大井「どれどれ…あら本当ですね」


阿武隈「五十鈴ちゃん何をしてるんだろう…」


北上「あれ、誰か来たよ?人を待ってたみたいだね」


大井「ちょっと待ってくださいあの人って…」


阿武隈「提督ですね…」

北上「何でだろう…」


阿武隈「五十鈴ちゃん、提督のこと好きみたいだから…」


北上「あらそうなの?じゃあ向こうもデートかな?」


大井「でもなんか雰囲気がデートって感じじゃないような…」


北上「言われてみると確かにそうだね。なんかどことなく重たいような…五十鈴なんかずっと下向いてるし」


大井「あっ顔をあげましたよ」


阿武隈「何か言ってるみたいね」


北上「さぁてどうなる?」

大井「……」


阿武隈「……」


北上「……」


大井「あっ提督が顔を横に振りました」


北上「うわっ五十鈴が泣きながら走ってどっか行っちゃったよ」


阿武隈「ね、ねぇこれってもしかして…」


大井「……」


北上「……」


阿武隈「五十鈴ちゃん…」

ドヨーン


大井「……」


阿武隈「……」


北上「あ、あのさ折角遊園地に来たんだからどっか行かない?ジェットコースターとかさ」


大井「……」


阿武隈「……」


北上「遊園地来て何処にも行かないってのは勿体なくない?時間とかお金とかさ。大井っちなんかわざわざ代役頼んでできたわけでしょ?なら、やっぱ楽しまなきゃ損だよ。木曾にも悪いし」


大井「…そうですね」


北上「でしょ?」


阿武隈「私はそんな気分じゃない…」

北上「阿武隈…」


阿武隈「五十鈴ちゃんはね、本当に提督のことが好きなの。提督の話をするときはいつも嬉しそうにしてたし、出撃から帰ってくると提督に褒められたって言って踊って喜んでいたくらいなんだから。だから、私はずっと五十鈴ちゃんを応援してたの。いつか恋が実ればいいなって。でもそれが…こんな結末になるなんて…」


北上「で、でも日を改めてまたコクればいいんじゃない?」


大井「提督にお相手がいたとしたら?」


北上「そ、それは…」


大井「そのときはどうやったって諦めるしかないんです。いくら恋い慕ったところで結局は早いもの勝ち。恋はいわばバーゲンセールのようなものなんです」


北上「いや大井っちの場合、私のこと全然諦めてないよね?バーゲンセールが終わってもずっと最前列に居座ってるよね?」

大井「とにかく提督ももういい大人です。女性の一人や二人いても何らおかしくはないでしょう」


北上「まあ確かにそれはそうだね…」


阿武隈「……」


北上「阿武隈、五十鈴の件に関してはさ、確かに残念だと思うけど今はとりあえず遊園地の方に…」


阿武隈「ごめんなさい北上さん。私、ほおっておけない性格なの…行かなきゃ」


北上「行かなきゃって今から行くの?」


阿武隈「うん。ごめんね」


北上「今から行ってももう間に合わないでしょ」


阿武隈「大丈夫。五十鈴ちゃんが辛いときはいつも私たちの部屋に籠ること私、知ってるから」


北上「阿武隈…」


阿武隈「ごめんね北上さん。また今度ちゃんとした形で遊園地行こうね。じゃあまた」タッタッタッタ

北上「あっちょっと!って本当に行っちゃったよ…」


大井「フフ、北上さんこれでやっと二人きりになれましたね」


北上「えっもしかして大井っちこのことを予見して…」


大井「そこまで先見の明があるわけではありませんよ北上さん。ただ私は北上さんと二人きりになれたのが嬉しくて…うへへ今日の北上さんのパンツは何色かな?」


北上「大井っち…」


大井「北上さん大好き大好き大好きチャイコフスキー」



























大井「……」

~長良・五十鈴・阿武隈の部屋~

コンコンコン

阿武隈「五十鈴ちゃんいる?」


ガチャ


五十鈴「阿武隈?あなた、北上たちと遊園地に行ってたんじゃないの?」


阿武隈「あっそうなんだけど…あの、えっと…」


五十鈴「まあいいわ。中で話しましょ」


阿武隈「う、うん」

五十鈴「それで何の話?」


阿武隈「い、五十鈴ちゃん今日遊園地で提督と話してるのを見て…その…一体何を話してたのかなって…」


五十鈴「そう、見たのね」


阿武隈「ごめん…」


五十鈴「何で謝るのよ」


阿武隈「そ、それは…」


五十鈴「…私が提督のことを好きなのは知っているわね?」


阿武隈「うん」


五十鈴「色々とあの手この手で試してはみたんだけどね…どうやら全部無駄だったみたい。フラれたわ」

阿武隈「……」


五十鈴「でもまあ仕方ないわ。提督もいい年齢だもの。女性の一人や二人いてもおかしくはないわ」


阿武隈「……」


五十鈴「正直夢見すぎてたわ。歳の差もそうだけど、そもそも階級が違いすぎるもの。たかだか艦娘風情が本気で提督に恋をするなんて馬鹿げていたわ」


阿武隈「そ、そんなこと…」


五十鈴「もしかして私のこと心配してくれてここまで来てくれたの?ふふ、心配いらないわ。私は元気だから早く北上たちのところに戻ってやりなさい」


阿武隈「で、でも…」


五十鈴「情けは不要よ。そんなものかけられたって何も出やしないわ。ほら早く行ってきなさい。回れ右よ回れ右」

阿武隈「五十鈴ちゃん!私、辛かったらいつでも話聞くから!私は五十鈴ちゃんの味方だから!」


五十鈴「はいはい。さあ早く行きなさい」


阿武隈「五十鈴ちゃん、無理しないでね!」


五十鈴「してないわよ。それじゃあね阿武隈」


バタン


五十鈴「はぁやっと行ったわね。全くしつこい子ね。でも……本当に優しい子ね」

阿武隈(絶対無理してるよ五十鈴ちゃん…表面上はそこまで大したことのないように取り繕ってたけど、フラれたって言ったときの五十鈴ちゃんの顔泣きそうだったもの)


阿武隈(何とかしてあげられないかなぁ)


大井「ちょっとそこのあなた。そこの金髪ツインテール」


阿武隈「……」


大井「ちょっと、ねえ!」


阿武隈「……」


大井「耳付いてますよね?返事ぐらいしなさい!」


阿武隈「……」


大井「おい!」


阿武隈「」ハッ


大井「やっと気づいた…全く手間がかかるったらありゃしない」


阿武隈「えっ?あれ?大井さん?」

大井「大井さん?じゃないわよ全く。あなたが急に五十鈴さんのこと追っかけて遊園地飛び出しに行くものだから、こっちは遊園地どころじゃなかったわよ」


阿武隈「え?そうなの?てっきり私はこれでやっと二人きりになれましたね北上さんとか言ってるだろうなとか思ってたけど」


大井「そ、そんなこと言ってないわよ。私をどんな奴として見ているのよ」


阿武隈「極悪非道のクレイジーサイコレズだけど」


大井「そ、それは最悪ね…」


阿武隈「だってそうでしょ?」


大井「ええそうねとでも言うと思ったの?頭にポンデリングみたいなの二つのっけてるくせに」


阿武隈「こ、これはファッションなの!何か文句ある?」

大井「はぁ文句しかないわよバカ…ってこんなこと言いに来たんじゃないわよ。あなたと話すと何だか調子狂わされるわ」


阿武隈「こっちだって調子狂いまくりよ」


大井「で、どうだったの?」


阿武隈「え?」


大井「五十鈴さんのとこに行ってきたんでしょう?彼女、どんな様子だったの?」


阿武隈「それは…いつも通りに振舞ってたけどでも何だか無理してそうで…」


大井「そう」


阿武隈「ね、ねぇ五十鈴ちゃんのために私のできることって何かないかな?五十鈴ちゃんの負担を少しでも減らせるようなこととか」


大井「ないわね」


阿武隈「えっ?」


大井「できることなんて何もないわ。後は時間が彼女の傷を癒すのを待つだけよ」


阿武隈「そ、そんな…」


大井「それに今あなたが五十鈴さんのために何かしたとしても嫌味にしかならないわ。だってあなたには認めたくはないけれど一応北上さんっていう彼女がいるじゃない」


阿武隈「そうだけど…」


大井「彼女のいる妹に失恋を慰められることほど辛いものはないわ。だったらほおっておいてくれた方がよっぽどマシ。親切心も大いに結構だけど、少しは相手のことも考えるべきね」


阿武隈「……」ショボーン


大井「…はぁ、あのね別に私はあなたのことを責めてるわけじゃないわ。一応北上さんが好きになった女だもの。認めなきゃいけないところもある。その…優しいところとか?まあ別に私はそういう風に思ってないけれどね。あくまで客観的に見てよ。客観的」


阿武隈「……」


大井「あなたみたいなタイプは周りの不幸に自分だけ幸福であっていいのかとか思ってそうだから、北上さんのこと蔑ろにしそうで恐いのよ。まあそんなことしたら私が許さないけれど」


阿武隈「そ、そんなことしない…」

ごめんなさい眠いので一旦切り上げます。

すごい楽しみに読ませてもらってる身でおこがましいが

>大井「とにかく提督ももういい大人です。女性の一人や二人いても何らおかしくはないでしょう」

>五十鈴「でもまあ仕方ないわ。提督もいい年齢だもの。女性の一人や二人いてもおかしくはないわ」

二人はおかしくない?
「お相手の女性がいる」なら分かるが、これだと二股かけてるみたい
女友達的な意味ならそこに五十鈴加えてもいいだろうし



>>88
横からすまん
それは単純に慣用句というか、会話における言い回しでしょ

そか
そだな
考えてみればリアルでもそういう言い方するかもだわ

ほんとどうでもいいこと指摘してごめんなさい

ID変わってるし

中断してしまいましたがキリのいいところまで続き投下します。

大井「そう。じゃああなたの幸せって何?」


阿武隈「幸せ?」


大井「そう、幸せ」


阿武隈「私の幸せは…周りの人たちがみんな幸せになってくれること…かな?」


大井「それが幸せ?」


阿武隈「…うん」


大井「あなたの幸せって周りの人たちがみんな幸せになってくれることなのね。すごいわよくそれが自分の幸せだなんて言えたわね」


阿武隈「な、何よ…」


大井「いや、それが本当にあなたの幸せなら別に私は何も言わないわ。ただそれであなた自身が本当に幸せになれているのか疑問に思っただけよ」

阿武隈「…分からない」ボソッ


大井「ん?何?」


阿武隈「分からないよそんなの。何が幸せだなんて考えたこともないし。それに、それが本当に自分の幸せなんかどうかも分からないよ…」


大井「なら、自分だけの幸せを一つ見つけておくことね」


阿武隈「そんないきなり…」


大井「普段から少し意識していればいいのよ。また日を改めてあなたの幸せについて聞くかもしれないけど、そのときまでには答え出てるといいわね」


阿武隈「……」


大井「じゃあ私はそろそろお暇するわ」


阿武隈「お、大井さん!」


大井「何かしら?」


阿武隈「あ、ありがとう」


大井「……フン」スタスタスタ





阿武隈(私だけの幸せ、か…)

~球磨・多摩・木曾の部屋~

木曾「はぁ疲れたぁ」


球磨「おっ木曾。お疲れクマ」


多摩「ニャ~」


木曾「全く大井姉さんの代わりなんて無理っつったんだけどなぁ。火力が全然たりねぇ。お蔭で戦艦落とし損ねて艦隊は結構な損害だぜ」


球磨「まあ、あの任務では真面目な大井が直々に代役頼むくらいだクマ。何かよっぽどの事情があるんだクマ」


木曾「よっぽどの事情って聞いていないのか?球磨姉さん」


球磨「何もクマ」


木曾「多摩姉さんは?」


多摩「知らないニャ」

木曾「驚いた。何も知らずに俺が難関海域行くってのに見送ったのかよ…」


球磨「だって知らないものは知らないクマ」


多摩「ふぁ~眠いニャ」


木曾「あんたらなぁ…いいか?あの大井姉さんはな、俺に代役頼んでおいて自分は北上姉さんと遊園地だぞ?デートだぞ?とんでもないクレイジーサボリレズだぞ?」


大井「誰がクレイジーサボリレズだって?」


木曾「うわぁ!大井姉さん!いったいどっから湧いてきた!?」


大井「普通に扉からよ。そんなことよりあなたたちに頼みごとがあって来たの」


球磨「頼みごとクマ?」


多摩「ニャ~」


木曾「まさかまた代役とかじゃねーだろなぁ?それだけは勘弁だぜ」

大井「違うわよ。そんなんじゃないわ。もっとこう…その…入り組んだ頼みごとって感じね」


木曾「入り組んだ?」


大井「そうよ」


球磨「…面倒事クマ?」


大井「否定はできません…」


多摩「それって多摩もしなきゃいけないニャ?」


大井「はい」


多摩「うへ」


木曾「それで頼みごとって何だよ」


大井「それは…」

~翌日、提督室~

球磨「……」コソコソ


多摩「……」コソコソ


木曾「……って何で俺らが陰で提督のことコソコソと監視しなきゃいけないんだよ!」


球磨「しっー、木曾大きな声を出すなクマ。提督に気付かれたらどうするんだクマ」ボソボソ


多摩「帰りたいニャ…」ボソボソ


木曾「いやだってよぉ」ボソボソ


球磨「とにかく大井からクマたちに与えられたミッションは二つ。一つは提督の行動を監視し、気付いた点があれば大井に報告すること。そしてもう一つは提督に五十鈴のことについてどう思っているか聞くことクマ」


木曾「五十鈴が提督のこと好きなのは知ってたけど何もこんなことしなくても…」

球磨「何か事情があるんだろクマ。とりあえず大井が頭下げてまで球磨たちにお願いしたんだクマ。球磨たちはその願いをかなえてやるのが役目だクマ」ボソボソ


木曾「まあそうだけども…」ボソボソ


多摩「てか大井は何してるニャ?」ボソボソ


木曾「大井姉さんはしばらく遠征に行ってて帰ってこないんだってよ。だから俺たちにこんなことお願いしたんだろ」ボソボソ


多摩「そう。じゃやっぱり多摩たちがやらないといけないのかニャ…」ボソボソ


球磨「仕方ないクマ。とりあえず提督の監視をするクマ」ボソボソ

今日はここまで。

おつー

多忙だったもので時間が空いてしまいましたが続き投下します。
今回は少し五十鈴寄りの話になっていると思います。

提督「……」カキカキ


提督「……」カキカキ


提督「……」カキカキ


球磨「なんかひたすら執務って感じクマね」ボソボソ


木曾「そりゃそうだろう。あいつはいつもあんな感じだぞ」ボソボソ


多摩「眠い…」コックリコックリ

提督「……」カキカキ


提督「……」カキカキ


提督「……」カキカキ


球磨「おいもう一時間経ったクマ」ボソボソ


木曾「何も起こらねえな」ボソボソ


球磨「下手すりゃこのままずっと動かない可能性も出てきたクマ」ボソボソ


木曾「いやさすがにそれはねえだろ。ん?何だあれ?あの光っているもの」


球磨「ん?どれどれクマ?」

木曾「今、提督が手に持っているものだよ」ボソボソ


球磨「あれは……指輪クマ!指輪!」ボソボソ


木曾「指輪?何でそんなもの…まさか本当に相手が居るのか?」ボソボソ


球磨「分からないクマ。とりあえず様子を窺うしかないクマ」ボソボソ


提督「…ふぅ、さてトイレでも行くかな」


ガチャ バタン


木曾「おい、居なくなったぞ。どうする?」


球磨「とりあえず箪笥の中から早く出るクマ。あの指輪を確認するクマ」


木曾「オーケー。多摩姉さんは?」


多摩「zzz」スピースピー

木曾「って寝てんのかよ!」


球磨「おい、多摩起きろクマ」ユサユサ


多摩「むにゃ……ここはどこニャ?暗い…炬燵の中?」


木曾「ダメだ。完全に寝惚けてやがる」


球磨「この際多摩は箪笥の中に隠れてていいクマ。二人だけで見に行くクマ」


木曾「そうだな。そうしよう」

キラキラ


球磨「うわぁすごいクマ」


木曾「石が思ったよりでかいな。一体どのくらいするんだこれ」


球磨「にしてもこんな指輪を贈られた方は参っちゃうクマね。断れないっていうか」


木曾「はは、言えてる。小心者のあいつにしちゃ、釣りにあわねえくらいのでかい石だ」


球磨「さてと、じゃあ指輪の確認がとれたし、後見るべきものはあれクマ」


木曾「申請書ってやつか」

球磨「そうクマ。指輪があるならもう決心している証拠クマ。相手が艦娘の場合、指輪の他にケッコンカッコカリの申請書を大本営に提出しなければならないクマ。もし相手が五十鈴なら申請書がどこかに…」ゴソゴソ


木曾「これか?」


球磨「あっそれクマ!早く見せろクマ」


ガチャ


木曾「やべえもう帰ってきたぞおい!」


球磨「は、早く箪笥の中に…あっ」ポーイ


ヒュー


多摩「」パク


球磨、木曾(ゆ、指輪食われたぁぁぁ!?)

バタン


提督「……」


球磨「……」


木曾「……」


提督「お前たちは何をしてるんだ?」


球磨「い、いやぁ提督。元気かクマ?歯磨いたクマ?風呂入ったクマ?」


提督「いや何の話だ…」


木曾「い、いやぁちょっと提督に用があったんだけど、たった今用がなくなったところなんだ。悪いが俺たちはこれでお暇するぜ。おい球磨姉さん行くぞ」


球磨「わ、分かったクマ」


木曾「それじゃ提督またな」


提督「お、おい!」


ガチャ バタン


提督「何だったんだあいつらは…」




球磨「ふぅ、危なかったクマね」


木曾「ああさすがに焦ったぜ」


球磨「とりあえず指輪と申請書の情報はつかめたし、大井が出撃から帰ってきたら早速教えないとクマ」


木曾「ああそうだな。でも何だろう。何だか気持ち悪い。違和感というか何か忘れているような…」


球磨「え?そんなのあったかクマ?……あっ」


木曾「多摩姉さん置いてきちまった…」

提督「……」


多摩「ふぁ~」ムニャムニャ


提督「何で箪笥の中に居るんだ多摩…」


多摩「箪笥?炬燵じゃないニャ?」


提督「いやどう見ても箪笥だろう…しかもここは俺の部屋だ」


多摩「あっそういえばそうだったニャ。忘れてたニャ」


提督「忘れてたってお前なぁ…」


多摩「あれ二人はどこニャ?」


提督「球磨と木曾のことか?」


多摩「そうニャ」

提督「あいつらならもうここを出ていっちまったぞ。用がなくなったからとか言って」


多摩「え?嘘?じゃあ今多摩一人ってことかニャ?」


提督「そうだが、お前ら一体俺の部屋で何してたんだ?」


多摩「提督、その前に多摩から一つ質問ニャ」


提督「質問に質問かよ」


多摩「いいから多摩の質問に答えて欲しいニャ」


提督「はぁ、何だよ?」


多摩「五十鈴のことどう思ってるニャ?」


提督「何だよ急に」

多摩「いいから答えるニャ」


提督「あ、あいつは別にただの俺の部下だ…」


多摩「ほんとニャ?」


提督「ほんとだ」


多摩「そこに置いてある申請書は何かニャ?」


提督「ま、待て!何でこれがこんなところに…しかも微妙に荒らされた形跡あるし!」


多摩「それは誰のための申請書ニャ?」


提督「ち、ちげーよ!これは…あの…まだ提出するって決めたわけじゃねーし」


多摩「ふうん、じゃそこにある指輪の箱は何かニャ?」

提督「こ、これは…っておい!指輪がないんだが?」


多摩「多摩が食べちゃったニャ」


提督「は?」


多摩「指輪は今多摩の胃の中で胃液まみれになってるニャ」


提督「え、嘘?マジなの?マジで食ったの?」


多摩「仕方なかったニャ。球磨の手が滑って多摩の口の中にホールインワンしちゃったニャ。これは誰のせいでもないニャ」


提督「いやお前らのせいだろ!今すぐ出せ!何としてでも出せ!」ユサユサ


多摩「無理ニャ。一度食べたものは戻らないニャ」


提督「んなもの食ったら腹壊すぞバカ!頼むから出してくれ!この際けつの穴からでもいいから!う○こまみれにしていいから!」ユサユサ

多摩「ニャニャ、そんなに焦るってことはやっぱり誰かにあげる予定だったんだニャ?」


提督「ち、ちげーよ!俺はただお前の体調のこと思って指輪を取り出したいだけだし!」ユサユサ


多摩「ねえ提督。もう一回聞くニャ。五十鈴のことどう思ってるニャ?」


提督「ぶ、部下って言ってるだろ」


多摩「好きなのかニャ?」


提督「……//」カァ


コンコン


足柄「失礼するわ。この前提督に貸した愛おしい部下の口説き方って本を返しにもらいに来たのだけど」


提督「ああああああああ」

足柄「な、何?」


多摩「やっぱ五十鈴のこと…」


提督「バカ野郎!おい足柄!俺はお前からそんな本を借りた覚えはねーぞ!」


足柄「いや借りたでしょ。一週間以上前に好きな人が出来たからって言って恥ずかしながらも私の部屋に来て借りていったじゃない」プーン


提督「うるせぇ!一週間以上前のことなんてもう忘れたわ!俺はな、一週間フレンズみたいに一週間ごとに記憶がリセットされてんだよ!記憶喪失のフレンズなんだよコンチクショー!ってか臭!めちゃくちゃ唐辛子臭ぇぞおい!」


足柄「こ、これには色々あって…てか早く返しなさいよ。私も使ったりするんだから!」プーン


提督「わ、分かった。分かったからとりあえず早くシャワー浴びてこい。気持ち悪くなりそうだ」


多摩「おええニャ」


足柄「うう…皆して私のこと臭い臭いって…あんまり私を虐めないでよね!狼だって泣くときはあるんだから!」プーン

提督「鬼の目にも涙ならぬ狼の目にも涙ってか?知らねえよとりあえずシャワー浴びてこおえええええ」ビチャビチャ


多摩「うっ…うっ…おええ」ビチャビチャ


足柄「ぎゃあああああ」


~数分後~


足柄「はい、シャワー浴びてきたわよ」キラキラ


提督「おう悪いな。とてもじゃないがあのときの甘えと話する気にはなれなかった」キラキラ


多摩「臭くて気持ち悪かったニャ」キラキラ


足柄「ええそうね。私もゲロまみれのあなたたちと話すしたくなんてないもの…」


提督「だから俺たちもシャワー浴びてきただろ?」


多摩「提督のアレ、でかかったニャ」

提督「いや何を見てんだよ!?」


足柄「確かに提督のアレは狼級っぽいよね」


提督「お前は何でもかんでも狼に話を持っていこうとするんじゃねぇ!」


足柄「というか多摩は何で提督室に居るのかしら?何か二人して話していたようだけど」


多摩「提督が五十鈴のことどう思っているかっていう話をしてたニャ。でも、足柄が答えを言っちゃったニャ」


足柄「何?そんな話をしてたの?まあそりゃそうよ。だってそのために提督に本を貸したんだもの。てか早く本を返しなさいよ」


提督「ま、待ってくれ。あともう少しなんだ…」


足柄「何がもう少しよ。まだ恥ずかしさ抜け切れてないの?」

提督「……//」


足柄「はぁ、全く本当に天邪鬼ね。こんなんじゃ五十鈴があなた以外の人見つけてそっちに乗り換えちゃうんじゃない?」


提督「そ、それはないはずだ!あいつは終点まで俺といてくれるはずだ」


足柄「本当にそう言い切れるかしら?途中駅にあまりにも美味しそうなイケメンがいたとしたら?」


提督「大丈夫だ。五十鈴とイケメンが出会う前に俺がそのイケメンを食べてやる」


足柄「どういう意味よそれ…はぁ、そういえば提督、昨日の五十鈴との遊園地はどうなったのよ?随分とウキウキしていたけれど」


提督「そ、それなんだが俺あいつに告白されてな…」


足柄「そう、それで?」

提督「それでって随分とあっさりだな…」


足柄「当たり前よ。何て言ったって私があの子を指導…」


提督「指導?」


足柄「いえ、何でもないわ。それでどうなったの?」


提督「いや、いきなり好きなんて言われたもんだからな…頭の中パ二クっちゃって…その、断っちゃった」


足柄「は?」


多摩「ニャ?」


提督「いやだってよ。俺から告白するつもりだったし、向こうからくるなんて絶対ないと思ってたからなぁ。なんか訳分かんなくなっちゃってつい」


足柄「いや、パニクって断るってどういうことよ?バカなのあなた!」


提督「いやだってやっぱ告白は男がするものだろ?それに俺にはあいつに告白した後にケッコンカッコカリの指輪を渡すという素晴らしいサプライズも考えてたんだ!あのときあそこで返事をするわけにはいかなかったんだよ!」

足柄「どこに意地張ってるのよ!好きなら普通に返事しなさいよ!何で断るのよ!そんなことしたからにはあの子、相当傷ついているわよ!」


提督「そ、それは俺がなんとかフォローして…」


足柄「あのね、純情な女心を舐めないでほしいわ!全く五十鈴は何でこんな男を好きになったのかしら?」


提督「何だとこの行き遅れ女!」


足柄「誰が行き遅れ女よ!あなたこそアレがでかいだけで使い道がない鑑賞用男のくせに!」


提督「何だとぉ!」


足柄「やるの?いいわよ人間風情が私に敵うわけないけど」


提督「くそがああああ」


多摩「やれやれニャ」

~数日後~

大井「で、提督は本当は五十鈴のことが好きで、指輪も申請書も用意しているのにいきなり告白されたから誤って断っちゃったと」


多摩「そうニャ。その一部始終を多摩はこの目で見たニャ」


大井「そうですか。で、球磨姉さんたちは何をしていたのでしょう?」


木曾「いやその…」


球磨「球磨たちも頑張ったクマ。指輪の存在を見つけたし、申請書も見つけたし、多摩の口の中に指輪投げ込んだし」


木曾「いや最後のは完全なるミスだよな?俺たちのせいだよな?」


大井「まあこちらは頼んだ身です。今回は何も言いません。とにかくありがとうございました」


球磨「いやいや、何も褒められるようなことなんて何もしてないクマ。そんな言われたら照れちゃうクマ」


木曾「いや多分俺たちそんなに褒められてないと思うぞ?球磨姉さん」

大井「いえ、本当に感謝してますよ。それにあの後足柄さんが提督と五十鈴さんの仲を取り持ってくれたようですし。あの方にも一応感謝しなければなりませんね」


木曾「そういや、多摩姉さんの口の中に入った指輪は結局どうなったんだ?」


多摩「ああそれならちゃんとケツからだして提督に渡したニャ」


木曾「そ、そうか…」


球磨「五十鈴は今、多摩の身体の中を旅行してきた指輪を提督からもらったってことなのかクマ…」


大井「想像したくないですね…」


多摩「まあ仕方なかったニャ。それよりも大井、北上と阿武隈の方はどうなってるニャ?」


大井「それなんですがあの時の遊園地以来あまり交流がないみたいで…」


球磨「そうなのかクマ?」


大井「ええ、北上さんの方から阿武隈さんにアプローチはかけてはいるそうなのですがあまりいい反応は返ってこないみたいです…」

木曾「そうか。困ったことだな…」


大井「ええ、もしかするとこの前私があの子に言ったこと気にしているのかな…」


球磨「ん?何か言ったのかクマ?」


大井「いや、自分だけの幸せを見つけなさいって」


木曾「大井姉さんが言ったのかそれ?なんか笑えるな」


大井「どうしてよ?」


木曾「だって大井姉さん、自分だけの幸せのために生きてるって感じじゃないか?だから何ていうか妙に説得力があるっていうか。とにかく大井姉さんのキャラに似合わねえよ」


大井「私だってそういう話ぐらいするわよ…」


木曾「それにそんな問いをいきなり突きつけられたら誰だって気にするだろ。皆が皆、大井姉さんのように生きてるわけじゃないしな」

大井「まあそうだけど…」


木曾「まあ、ここは阿武隈自身に任せるしかないだろ。あいつがあいつなりに答えだして決めるしかねえ。それに、北上姉さんはいつまでも今みたいな中途半端な関係じゃ嫌だろうしな、この関係が続くくらいなら別れた方がいいと思うぜ」


大井「そんな…」


木曾「そんなって、大井姉さん阿武隈と北上姉さんが付き合うの滅茶苦茶反対してたじゃないか」


大井「だって北上さんが阿武隈さんの話をするときいつもとてもうれしそうな顔をするんですもの。あんな北上さんそうそう見ることなんてできないから…」


球磨「まあともかく球磨たちは申し訳ないけど阿武隈より北上の味方クマ。北上が阿武隈のことで悲しむくらいなら別れた方がいいクマ」


木曾「まあ、そういうこった」


多摩「ニャ」


大井「……」

すみません随分と長くなってしまいましたが今日は以上です。

眠れずに誤字確認してたら誤字発見したので訂正しときます

>>117
提督「鬼の目にも涙ならぬ狼の目にも涙ってか?知らねえよとりあえずシャワー浴びてこおえええええ」ビチャビチャ


多摩「うっ…うっ…おええ」ビチャビチャ


足柄「ぎゃあああああ」


~数分後~


足柄「はい、シャワー浴びてきたわよ」キラキラ


提督「おう悪いな。とてもじゃないがあのときのお前と話する気にはなれなかった」キラキラ


多摩「臭くて気持ち悪かったニャ」キラキラ


足柄「ええそうね。私もゲロまみれのあなたたちと話したくなんてないもの…」


提督「だから俺たちもシャワー浴びてきただろ?」


多摩「提督のアレ、でかかったニャ」


吐いたときに指輪も出てきたのかと思ったけれど違ったか

続き投下します。

>>128あれは単に吐いただけという感じです。説明が少なくて勘違いされた方申し訳ありませんが、指輪はケツから出ました。

~長良・五十鈴・阿武隈の部屋~

阿武隈「はぁぁぁ」


長良「随分と深いため息するね。どうしたの?」


五十鈴「何?悩み事?悩み事ならこの五十鈴が聞いてあげてもいいわよ?」キラキラ


阿武隈「いやあの…いろいろと…」


長良「いろいろ?そんなに悩みがあるの?」


五十鈴「私はてっきり北上のことだと思っていたけれど」


阿武隈「それもあるけど、それだけじゃない…」


五十鈴「それだけじゃない?何、あんたもしかして……北上以外に恋人ができたんじゃ…ダメよ二股は!」


長良「何?二股?阿武隈ビ○チだったの?」

阿武隈「違う!そんなんじゃない!だからその…幸せって何だろうなって…」


長良・五十鈴「は?」


アハハハハハハハハ


阿武隈「わ、笑わないでよ!私、本気なんだから!」


五十鈴「いやぁおかしいおかしい。あんたがそんなこと考えているなんて」ウフフフ


長良「阿武隈らしくないよね」アハハハ


阿武隈「ね、ねぇ二人は自分だけの幸せってある?」


五十鈴「あるわ。私の幸せは提督よ。彼と一緒に沿い続けることが私の幸せよ」


長良「私の幸せはね、筋肉をつけること。筋トレが私の全てであり、私の幸せよ!」

阿武隈「そ、そう。二人とも一応幸せはあるのね…」


五十鈴「阿武隈はないの?」


阿武隈「私は…」


長良「北上は?」


阿武隈「えっ?」


長良「北上といることは幸せじゃないの?」


五十鈴「そうよ。あなた今北上と付き合っているんでしょ。なら北上といる時間が幸せなんじゃないの?」


阿武隈「そ、それは…幸せなのかな?」


五十鈴「はぁ?何でそこで疑問形なのよ」

阿武隈「だ、だって五十鈴ちゃんが提督にフラれたと思ったとき、北上さんのことよりも五十鈴ちゃんのことばかり考えていたし、それからは何だか北上さんのことあまり考えられなくなっちゃったし。私の北上さんの好きはその程度だったのかなって思って」


五十鈴「私のこと心配してくれたのは嬉しかったけれど、それよりもあなたは自分のことだけ考えていればいいのよ。色々とごちゃごちゃ考えすぎて、北上のことちゃんと見ていないだけなんじゃないの?」


阿武隈「そうだといいけど…」


長良「阿武隈は北上のこと好きなの?」


阿武隈「う、うん」


長良「本人の前でちゃんと好きって言った?」


阿武隈「言ったような言ってないような…」


長良「ならさ、ちゃんと好きって言うべきだよ。言葉にして伝えるだけでも相手への意識って変わることもあるだろうし。ほら足柄さんも言ってたじゃない。少し積極的になれってさ」

阿武隈「……」


長良「とりあえずさ、次北上と会うのはいつ?」


阿武隈「明日の出撃…」


長良「出撃かぁ。ならそれが終わった後とかさ、チャンス見つけて言っちゃいなよ」


阿武隈「うう…恥ずかしい…」


五十鈴「はぁ、北上のこと遊園地まで誘っておいてそれはないでしょ。一応告白に返事をしたんだから責任もって北上のこと愛してやりなさい」


阿武隈「わ、分かってるよ。で、でも…」


五十鈴「でもはなし!」


阿武隈「うう……分かった」


長良「うん!お姉ちゃん応援してるからね!」


五十鈴「しっかりね」


阿武隈「はい…」

~翌日、出撃中の海域~

北上「まあ、今回は敵さん、雑魚ばっかだから気楽にいこうねぇ~」


伊58「あ号を達成するためとはいえ、何回もデコイで駆り出されるのは辛いでち…」


羽黒「提督さん、58さんだけにはえらく厳しいですよね…」


龍驤「まだ見てくれているだけマシや。うちなんか見てくれさえせーへん」


山城「はぁ、不幸だわ」


阿武隈「……」


北上「どうしたの阿武隈?具合悪い?」


阿武隈「え?いや、別に…」


北上「そう?ならいいけど、少しでも違和感感じたらすぐに報告お願いね」


阿武隈「う、うん」

阿武隈(はぁ、長良ちゃんたちの手前、言うとは言ったけどやっぱり恥ずかしい。いざ北上さんが近くにいると言おうとしても言えないよこんなの…)


龍驤「おっと、敵さん発見やな」


山城「艦種は重巡、重巡、雷巡、軽巡、駆逐、駆逐ってこれも何回言ったことやら…不幸だわ」


北上「まあとりあえず皆戦闘態勢に入るよぉ。敵さん今回は空母いないみたいだから艦載機飛ばしていくらか戦力削った後に攻撃って感じかな。あっ58はデコイよろしく」


伊58「うっ結局デコイなんでちね…」


北上「さてと、各々いつも通りに敵さん掃討する感じでよろしく」


羽黒「相変わらずゆるいですね…」


北上「もちろん、雑魚だからって手は抜かないようにね。じゃあ龍驤お願い」


龍驤「あいよ!艦載機発進!」

北上「どう?あっちの被害状況は?」


龍驤「駆逐一隻やなぁ…しょぼい結果やで」


北上「まあ、そういうときもあるでしょ」


伊58「雷巡、駆逐から一時の方向に魚雷が二発放たれたでち」


北上「あーオーケーオーケー。各艦は除け次第魚雷発射準備にとりかかっちゃって」


羽黒「はい!」


伊58「でち」

北上「皆、準備はいい?じゃあ魚雷発射!」



バコーン


龍驤「重巡一隻撃沈、軽巡一隻大破や」


北上「オーケーオーケー。山城はそろそろオーケー?」


山城「ええ、いつでも」


北上「じゃあお願い」


山城「主砲、よく狙って撃てぇ!」


バコーン


北上「重巡一隻撃沈したね」


羽黒「残るは雷巡一隻、軽巡一隻、駆逐一隻ですね」


伊58「58の方で大破していた軽巡は落としたでち。でも駆逐にやられて今中破状態でち…」


北上「オーケーお疲れ。58はうまいこと駆逐と雷巡を三時の方向に誘引しながら撤退で。後は私らに任せて」

伊58「分かったでち」


北上「さてと魚雷打てるものは皆いくよ。私が合図したら三時の方向に一斉に魚雷発射ね」


羽黒「はい!」


阿武隈「……」


北上「阿武隈?阿武隈?」


阿武隈「……」


北上「まずいな…聞こえちゃいない」


伊58「まずいでち!三時の方向に魚雷が三発放たれたでち」


北上「阿武隈!返事して阿武隈!」

阿武隈(私の幸せ…北上さん…私の幸せ…北上さん…)


阿武隈「はっ、そうだ今は戦闘中…戦闘に集中しないと…」


阿武隈「あれ」


阿武隈(魚雷!?回避しなきゃ!いやもうダメ、間に合わない!当たる!)


バーン


阿武隈「……ハッわ、私!あれ?傷がない?」


北上「はは…そりゃよかった…」


阿武隈「あれ…北上さん?そ、その傷…まさか!」


北上「はは、ちょいとね…下手打っちゃった」

阿武隈「下手って…私を庇ったんでしょ!?何でそんなこと!」


北上「いやぁ、私の声届いてなかったみたいだからこりゃヤバいと思ってさ。多分あのまま魚雷が当たってたら轟沈もあり得てたからね。それに…」


阿武隈「それに…?」


北上「私の恋人じゃん。放っておくわけないでしょ?」


阿武隈「!」


北上「あはは、最近めっきり交流が途絶えちゃったもんだからさ、いや分かってるよ。阿武隈が五十鈴のこと心配してたのは。まあ、私が阿武隈に惚れた原因もそこにあるわけだしね」


阿武隈「北上さん…」


北上「今までさ私、阿武隈にちょっかいばっかかけてたでしょ?あれさ、それぐらいしか阿武隈との糸口が見つけられなかった不器用な私なりのコミュニケーションだったんだよ。迷惑だったかもしれないけどね」


阿武隈「うん…ものすごく迷惑だった…」

北上「ですよねー」


阿武隈「でも嫌じゃなかったの」


北上「えっマジ?」


阿武隈「私も最初北上さんのこと避けていたのはね、別に北上さんのことが嫌いとか、北上さんのちょっかいが嫌だったというわけ…いやちょっとそれもあるけど、本当は単に顔を合わせるのがだんだんと恥ずかしくなっていただけなの…」


北上「恥ずかしい?何で?」


阿武隈「分からない…意識してたのかも…」


北上「そうなんだ…じゃあ最近避けてたのも恥ずかしいとかあったの?」


阿武隈「そ、それはちょっと違うけど、五十鈴ちゃんの件があって本当に自分が北上さんのこと好きかどうか分からなくなっちゃったの。あのときは北上さんのことを考えようとすると五十鈴ちゃんに申し訳なくなっちゃって、もしかすると私は北上さんのこと好きではないかもしれないって自分にそう言い聞かせていただけかもしれない。それに大井さんに難題を問いかけられて余計に訳分かんなくなっちゃった」


北上「難題…?」


阿武隈「うん。自分だけの幸せって何って」


北上「へえ、大井っちがそんなこと聞いてきたんだ…」

阿武隈「私、その時は答えられなかったんだけど、でも…今なら答えられそうな気がするの」


北上「そう。そりゃよかったねぇ」


阿武隈「うん。それでね今日、北上さんに伝えたいことあるんだけどいい?」


北上「ん?何?」


阿武隈「北上さん愛してる」


北上「私も」


チュッ




龍驤「おーおー随分とお熱いこって。たいそうなもんやな」


阿武隈「りゅ、龍驤さん!?」


龍驤「ここは戦場やで。ラブホやない。やるならうちらの見えないとこでやってくれへんか?」


阿武隈「ご、ごめんなさい…//」カァ

北上「あれ?そういや敵は?」


龍驤「山城と羽黒が結局撃ち合いで撃沈させたわ。お前ら感謝しとき」


阿武隈「あ、ありがとうございます…」


北上「ありがとねぇ」


羽黒「いえ私は…阿武隈さんと北上さんがくっついてくれて何よりです。足柄姉さんもお二人のことは心配していましたから…」


北上「足柄が?なんで?」


羽黒「それは足柄姉さんがお二人をくっつかせるために阿武隈さんに指導…」


阿武隈「い、いや何でもないの!私たちが付き合ってるって結構有名になってたからそれを知って応援していてくれただけ!そ、そうですよね?羽黒さん!」


羽黒「え、えっと…はい」


北上「へぇ、そうなんだ」

山城「……」


阿武隈「や、山城さんもありがとうございます」


北上「ありがとさん」


山城「いいわね、あなたたちは好きな人がいて。私には…私の扶桑姉さまはまだ鎮守府に来ていないのよ?それなのに目の前でいちゃいちゃいちゃいちゃ…不幸だわ」


阿武隈「はは…」


龍驤「そんな山城に朗報や。明後日、この鎮守府に新たに扶桑が着任するらしい」


山城「…冗談でしょう?」


龍驤「いやホンマや。深海棲艦の脅威が無くなった海域の鎮守府に所属する扶桑がこっちに異動するんやと。提督が言うてたから間違いあらへん」


山城「嘘…扶桑姉さまが会えるの?あの扶桑姉さまに?……うふ」


山城「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

龍驤「うわっこわ!」


羽黒「よっぽど会いたかったんですね…」


伊58「それより皆58の存在忘れてないでちか…?」


北上「さてとじゃあそろそろ帰還と行きましょうかねぇ」


阿武隈「うん!」


山城「扶桑姉さまに会ったらまず、扶桑姉さまと軽くスキンシップした後に、キスして乱れて、触って撫でて舐めてつまんで…うふふふふ」


龍驤「さ、サイコや…ここにサイコレズがおるで…」


羽黒「大井さんと似たようなものを感じますね…」


伊58「ねぇ、誰か58に触れないでちか?無視でちか?」

北上「やばっ足もとフラフラする…ごめん阿武隈肩貸してくれない?」


阿武隈「うん!気を付けてね」サワ


北上「あっ」


阿武隈「あっごめんなさい…」


北上「いいよ。阿武隈っち」


阿武隈「阿武隈っち?」


北上「嫌だった?なら普通に阿武隈って呼ぶけど…」


阿武隈「ううん。全然嫌じゃない。むしろ…嬉しい」


北上「そっか。じゃあ改めて…阿武隈っち」


阿武隈「北上さん」


北上「阿武隈っち」


阿武隈「北上さん」


北上「あははは」


阿武隈「ふふふ」


伊58「おいお前ら!いちゃいちゃしてんじゃないでち!58頑張ったんでちよ?58を褒め称えてもいいんでちよ?………誰か誰でもいいから58を労わる言葉を!58に感謝の言葉を!」

今日はここまでです。 
戦闘描写からっきしで何が起こっているか分かりづらいと思いますが、質問あれば受け付けます。 
おそらく次回で最後となります。

~しりとり~

北上「いくよぉ大井っち。じゃあね、キツツキ」

大井「北上さん」

北上「ありゃ終わっちゃったね。じゃあもう一回いくよぉ。そうじき」

大井「北上さん」

北上「ありゃりゃまた終わっちゃったね。仕方ないもう一回いくよぉ。おかき」

大井「北上さん」

北上「ありゃー、大井っちはしりとり弱いねぇ。じゃあこれがラストだよ。めっき」

大井「北上さん」

北上「いえーい」

大井「いえーい」

木曾「おい」

すみません間違えました…
>>149は無しで

急にすごいゆるいの来たwwwww

別に続けてもいいのよ?

それ別スレの誤爆っぽいから触らないであげて

最終回です。 
投下始めます。

~数日後、提督室~

大井「提督!それ、本当ですか!?」


提督「ああ、あいつら俺に婚姻届ってどこでもらえるのかって聞いてきたよ」


大井「婚姻届って、え?もしかしてアレですか?ガチの方ですか?カッコカリとかじゃなくて?」


提督「ああ、ケッコンカッコガチだな」


大井「ケッコンカッコガチって何よ!?ふざけないでよ!艦娘同士で結婚できるんですか!?」


提督「まあ一応、艦娘にも人権が付与されているし、大本営の方も意外とそういうのは寛容だしな。そもそも提督と艦娘を結びつける制度があるくらいだ。別におかしな話ではないだろ」


大井「だからって結婚って気が早すぎじゃありません?あの二人まだ付き合って二ヶ月ぐらいなのに!」

提督「まあ何?いわゆるスピード婚ってやつ?新幹線で途中駅止まらずに一気に東京から大阪まで行っちゃった、みたいな?」


大井「新幹線どころじゃないですよ。リニアモーターカーですよ。まだ完成すらしてないってのに…。あの二人、いったい何を考えて…」


コンコン


北上「失礼するよぉ~っと、ってあれ?大井っちじゃん、元気?」


大井「き、北上さん!?」


提督「おお、ちょうどいいところに来た。お前の方から大井に説明してやってくれないか?婚姻届のこと」


北上「婚姻届?ああ、そんな話もしたねぇ」


大井「マジなんですか!?北上さん!阿武隈さんとケッコンカッコガチするって!本気なんですか!正気なんですか!」ユサユサ

北上「うん、本気だよ」


大井「」チーン


提督「ま、マジなのか…」


北上「え?信じてなかったの?」


提督「いや、お前の言い方があまりにも緩かったから信憑性に欠けてな…」


北上「まあ、今すぐってわけじゃないんだけどね。将来的にだよ。将来的に」


提督「そ、そうか。今すぐにかと思って焦ったぞおい…」

北上「あはは。そういう提督はどう?結婚生活は?順調?」


提督「まあな。うまくやってるよ。あっそうだ今、俺の膝の上に五十鈴がいるんだった。起こそうか?」


北上「え?」


提督「おーい五十鈴起きろー。北上が俺たちの結婚生活について聞きたいだとよ」


北上「いや別に起こさなくていいよ?てかそこにいるの?五十鈴。机の陰で分からないけど」


五十鈴「うーん、もお何よあなた。結婚生活?しょうがないわね」バッ


北上「うわっ本当にいた。何が起きているの?」


長良「それはこっちの台詞だよ。北上さん」

提督「な、長良!いつの間に!」


長良「いやぁ、参ったよ。最初は大人しく付き合ってたのに、日が経つごとに五十鈴の姿見かけないなと思ったら、これだよ。いっつも提督の側にいるんだもの。これってアレ?ヤンデレってやつ?」


五十鈴「ヤ、ヤンデレじゃないわよ!何であんたはそうやってカテゴリーに組み込もうとするのよ!それよりもあなた、私たちの結婚生活について聞きたいのよね?いいわ、教えてあげる。あれは一年前の…」


バアン


五十鈴「!?」


足柄「提督!聞いて!つ、ついに私…私…就職先見つかったのよ!」


北上「就職先?」


提督「嫁ぐって言葉に敏感だから嫁ぎ先と言わずに就職先って言ってるんだよ。察してやれ…」


北上「なるほど…」

足柄「やったわ!私ついに飢えた狼から肥えた狼になれたのよ!もうこれで男に飢えることも涙することもないわ!これからは肥え続ける人生よ!」


提督「それもそれでどうかと思うが…」


北上「てか飢えた狼ってそういう意味だったの?」


五十鈴「ちょ、ちょっとあなた今から私が北上に私と提督との幸せな結婚生活について語るんだから邪魔しないでくれるかしら?」


足柄「結婚!ああ、結婚!いい響きよね、ほんと。はぁ、こんなにも世界は広かったのね…」ウットリ


五十鈴「ちょっと何勝手に黄昏てるのよ!私の話を聞きなさい!」


那智「まあ、そっとしてやってくれないか?」

北上「あっ那智、それに妙高さんと羽黒も」


妙高「うふふ」


羽黒「こ、こんにちは」


提督「お前ら…集まり過ぎだろ…提督室は宴会場じゃねーんだよ…」


妙高「まあまあ提督。長年、男性の方とうまくいかなかった足柄についに嫁ぎ先ができたのです。これは大変に喜ばしいことでしょう?」


羽黒「姉さんがやっとお嫁に行けるのだと思うと、私…私…」ポロポロ


妙高「あらあら、泣いちゃってこの子は。うふふ」

那智「とりあえず今日は本当に提督室が宴会場になるやもしれんな。隼鷹たちも呼んでこようか?」


提督「お願いだからそれだけはやめてくれませんか?」ドゲザ


那智「はは、冗談だ。その代わり祝い酒には付き合ってもらうぞ?」


提督「ああ分かった。それは付き合う。ただし、隼鷹は呼ばないでくれ。絶対だ!」カッ


那智「わ、分かった」アセアセ


五十鈴「あなた、隼鷹と何かあったの?」


提督「言いたくない」


足柄「提督ったら隼鷹に強制的にビールをジョッキで飲まされて、酔った勢いで机の上で恥部さらしながらアヘ顔ダブルピースを…」

提督「やめてくれえええ」


北上「さすが提督。一皮むいたね」


長良「いや、ほんとに一皮むいちゃってるよね?それ」


五十鈴「あ、あなた…」


提督「やめてくれそんな目で俺を見ないでくれぇぇ」ギュッ


羽黒「なぜ提督は股間を抑えているんですかね」


那智「変態だからじゃないか?」


妙高「うふふ」


バアン


球磨「聞いたクマ!北上!阿武隈と結婚するんだってクマ!」

北上「おっ姉さんたちも来たんだ」


多摩「にゃあ」


木曾「何かうちの姉が申し訳ねえ…」


長良「どんどん集まってくるね」


那智「このままじゃ本当に宴会場だな。はっはっはっは」


羽黒「那智姉さん。今それ笑えないです…」


妙高「提督の知らなくていい一面を知ってしまったのですもの。不快で仕方ないわ」


提督「あああああ」


足柄「やめてあげて!提督のライフはもうゼロよ!」

木曾「提督なんかあったのか?」


北上「まあいろいろねぇ。それより何だっけ?質問」


球磨「だーかーらー、お前阿武隈と結婚するのかクマ!?」


北上「うん」


球磨「うんって…何で一言も言ってくれなかったんだクマ!」


北上「いやぁ、言ったらめんどくさくなるかなぁって」


球磨「そ、そんな…まさか北上にとって球磨たちは信頼に足る存在ではないのかクマ?ううう…誰がお前をここまで育ててやったんだと思ってるクマ…ううう」


多摩「北上って球磨が育てたのかニャ?すごいニャ」パチパチ


木曾「多摩姉さんまでボケに回るなよ…」

球磨「くそぉ!おい、長良型!北上はお前らの手には渡さんぞクマ!」


長良「何それ!どういう意味?」


球磨「北上は球磨のものクマ!お前ら雷巡にもなれない無能な軽巡軍団とは違うクマ」


五十鈴「何ですってぇ!?」


多摩「悲しいことにそれは多摩たちにもブーメランが刺さってるニャ…」


木曾「てか球磨姉さんいつからそんな過保護になったんだよ…」


五十鈴「言っとくけどね私、先制対潜できるから!今は海防艦が次々に実装されているのを見ればわかると思うけど、対潜の時代だから!雷巡なんかどうせイベントでは規制されまくってろくに使えもしないでしょう」


球磨「ぷぷ、先制対潜?レベル50にならないと使えないくせに?こちとらレベル10で先制雷撃が可能クマ。あんま雷巡舐めんなよクマ!」

木曾「何で自分のことじゃないのにさぞあんな得意げに言えるんだ…」


多摩「球磨もホントは改二になって先制雷撃がしたかったんだニャ。ここは察するニャ…」


木曾「お、おう…」


五十鈴「と、とにかく北上はうちの阿武隈と結婚するって言ってるの。それでいいじゃない!」


球磨「よくないクマ!北上は球磨のものクマ!」


五十鈴「いいや、私たちのものだわ!」


球磨「球磨のものクマ!」


五十鈴「私たちのものだわ!」


大井「私のものだわ!」


北上「うわっ、大井っち生きてたの?」

大井「何やら北上さんが奪われそうな声が聞こえたので」


球磨「いや!球磨のものクマ!」


五十鈴「いや!私たちのものだわ!」


大井「私のものよ!」


多摩「多摩のものニャ」


木曾「何で姉さんまで乗っかるんだよ!」


多摩「乗るしかないニャ。このビックウェーブに」


木曾「アホか!収拾つかねーだろーが!」

提督「いや考えてみれば北上をこの鎮守府で育てたのは俺だ。となると北上は俺のものだな」


足柄「何を言うのよ。もともと北上と阿武隈をくっつけるように手助けしたのは私なのよ?その代金として今ぐらい北上は私のものになってもいいんじゃない?」


妙高「そんなこと言ったら、その足柄の姉である私にもその権利があるわ。北上は私のものでもあるわね」


那智「妙高姉さんに倣うと私もその権利があるな」


羽黒「わ、私は…北上さんが好きだから私のものです!」


木曾「おい普通に爆弾発言だぞ、それ…」


長良「そんな接点ないけどとりあえず私のものだね」


木曾「もはや理由すら放棄したのか…」

龍驤「ウチのものやで」


伊58「58のものでち」


山城「はぁ、不幸だわ…」


木曾「お前らモブキャラまで出てくんじゃねー!」


\ワタシノモノ/\オレノモノダ/\ウチノモン/\ワタシノモノヨ/\ウルセエヒンニュウ/\ダレガヒンニュウヤ/\フコウダワ/


木曾「ああ…もうおしまいだぁ」


「わたしのものよ!」


皆「!?」


バアン



阿武隈「北上さんは私のものなんだから!」

大井「阿武隈さん!」


阿武隈「さっきから私のものだの俺のだの、言っとくけど北上さんはね。私のものなの!これだけは何としてでも譲れないわ!」


北上「阿武隈っちー!」タッタッタッタ


阿武隈「北上さん!」タッタッタッタ


ギュッ


北上「はは、やっと会えたね、阿武隈っち。いつぶりかな?」


阿武隈「一時間ぶりだよ北上さん」


北上「はは、そうだったね。阿武隈っち」


阿武隈「北上さん、大好き」


北上「うん、私も」


チュッ

大井「」


球磨「はは…はは…これは敵わないクマ。もうやめたクマ。正真正銘北上は阿武隈のものクマ」


五十鈴「そうね。北上はあの子のもの。だってほらあんなに幸せそうなんですもの。私たち外野がとやかく言う必要はないわね」


提督「そうだな。そうと分かれば俺たちは退散するとしよう。雰囲気を邪魔してはいけないしな」


那智「ああ、そうだな」


羽黒「はい」


妙高「ふふ」


長良「うん、そうだね」

多摩「にゃ」


木曾「そうだな」


伊58「でち」


龍驤「うんうん」


山城「不幸ね…」



スタスタスタスタ






北上「あら、皆行っちゃったね。別にいてくれてもよかったのに」


阿武隈「北上さんは私のものって気付いたのよ。全くうるさい人たちよほんと」


北上「はは、それは否定しないかな…」

大井「阿武隈さん!」


阿武隈「あっ大井さん」


大井「あなた、北上さんと結婚するって本気なの?」


阿武隈「うん、将来そうなればいいなって」


大井「結婚の意味分かっているの?あなただけが幸せになるわけではないのよ。二人で幸せになるのよ」


阿武隈「うん、分かってる」


大井「ちゃんと北上さんのこと幸せにする気はあるの?」


阿武隈「もちろんよ!」

大井「ちゃんと死ぬまで北上さんのこと愛せるの?」


阿武隈「うん」


大井「北上さんの短所もちゃんと認めているの?」


阿武隈「うん」


大井「その短所が分かった上でも愛せるの?」ジワッ


阿武隈「うん」


大井「北上さんを置いて死んでったりしない?」ポロ


阿武隈「うん」


大井「北上さんに守られるだけではなく、ちゃんと守ることもできるのね?」ポロポロ


阿武隈「う…が、がんばる…」


大井「そう。じゃあ最後に一つ」ズズ
















大井「あなたの幸せって何?」

阿武隈「私の幸せは……」
















阿武隈「北上さんを好きでいることかな」ニコッ

大井「……そう」


大井「ふふ、そっか………私もそろそろ大人にならないとね…」


大井「…認めるわ阿武隈さんのこと。もう私がとやかく言う必要はなさそうだし」


阿武隈「大井さん…」


大井「その代わり北上さんを傷つけるようなことをしたら承知しないわよ。それだけは覚悟しておきなさい」


阿武隈「うん、ありがとう大井さん」ニコッ


大井「…別にお礼を言われるようなことはしてないわよ。さてと、私も皆に倣って退室するとしますか」


阿武隈「あ、待って大井さん!」


大井「何?」

阿武隈「ふふん、じゃーん」


大井「!そのチケット…」


阿武隈「ほら、この前三人で行った遊園地途中で私が抜けちゃったせいで皆で楽しめなかったでしょ?だから、私が皆の分用意したんだ」


大井「…別にいいわよ。二人で行ってきなさい」


阿武隈「いやだよ。大井さんと三人で行きたいの。それに大井さん、あの遊園地前から行きたかったみたいなこと言ってたでしょ。だからほら」パッ


大井「そんなことよく覚えているわね…」


阿武隈「当たり前でしょ。私、大井さんにはとってもお世話になっているんだから!」ニコッ


大井「あ、あなた…」


北上「はは、私も大井っち含めた三人で行きたいな。だからほら」スッ





阿武隈・北上「「行こう」」

大井「…う…ううう」ポロポロ


北上「うわっ大井っち鼻水すごいよ?」


阿武隈「北上さんティッシュティッシュ」


北上「はい」


阿武隈「それ私の洋服!何でこんなとこにあるの!」


北上「とりあえずこれで鼻を」


阿武隈「何でよ!」


大井「あはは」


北上・阿武隈「!」


大井「あっははははははは。あっははははははは」


北上・阿武隈「……」


北上「はは」


阿武隈「ふふふ」




三人「あはははははははは」



~おわり~

終わりです。
気がついたら投稿開始してから一か月も経ってました…
最初はギャグの短編話にしようと思ったのですが、書いてるうちにシリアス気味になっちゃって気がつけば思った以上に長くなってしまいました。
途中かなりぐだってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方ありがとうございました。

ちなみに>>149>>153の方も言っている通り、僕の別スレの誤爆です。
正体はこいつです↓
艦娘たちの愉快不快短編集 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511969862/)

ご迷惑おかけしました。

五十鈴のパートを短くして阿武隈と北上の絡みをもっと見たかったかな…
このスレタイで別カプを長々とやる意味がイマイチよくわからない

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