後輩「安価で先輩に告白します!」 (13)

後輩「まずは先輩にアピールしないと…うーん、>>2でもしましょうか」

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ボディタッチ

後輩「ボディタッチです!それくらいなら、まだ自然に出来ますよね」

後輩「先輩!なにをしているのですか?」ピトッ

男「うおっ!?なんだ、後輩か。本を読んでた。友からオススメされたんだが…俺には合わんようでな」

後輩「その本、私も読んだことありますよ。面白いんですけど、好きにはなれませんでした」

男「後輩もか。まあ、好みの問題だからなあ」

後輩「そうですねぇ…(むむむ、くっついているのに意識されません!次は…どうしましょう?)」

安価>>4

一枚脱ごう

後輩(ちょうど肌寒い季節でしたしカーディガンを羽織っていたのですが…脱いでみたら色気とか出ますかね)

後輩「先輩の側、あったかいですね。平均体温は高い方ですか?」ヌギヌギ

男「ん?そうだな、筋トレしたりしてるし、まあ低くはないんじゃないか?」

後輩「確かに、先輩筋肉ついてますね…あ、腹筋割れてます!」ペタペタ

男「確かにそれなりについてはいるが…今日の後輩は変だな。熱でもあるのか」

後輩「? 無いと思いますけど…(先輩、手はひんやりしてますね)」

男「…いや、あるだろ。保健室行くぞ」

後輩「えっ?あっ…(手を掴まれました!うひゃー!どどど、どうすれば…)」

>>6

わざと押し倒す

後輩(ああ…説明しようがないまま保健室に着いてしまいました)

後輩(いやあなたのことが好きなのでちょっと体温上がってるかもしれません、とか…言える訳無いでしょー!うううどうしたらー!!!)グルグル

男「失礼します。先生、後輩に熱が…いないな。仕方ない、体温だけ計らせてもらうか」

男「確か、この辺に…ああ、あったあった。ん?メモ…5時まで席を外します。重病人は職員室まで…そういうことか。今は四時前だし、熱高かったら職員室いくか」カチャカチャ

男「ほれ。ソファに座ってじっとしてろ」

後輩「は、はい。ありがとうございます」

後輩(2人っきり?あれ?これってチャンスですか?先輩横に座ってますし、熱があるからって言い訳もききそうですし…い、いきましょう!)

トサッ…

後輩「先輩。私、なんだか苦しくて、熱いんです…よく分からないのですが…熱のせい、なのでしょうか…?」ウルウル

男「っ、ああ、そうだ。熱のせいだろう。後輩、辛いのは分かるが、年頃の女性があまり、男子にくっつくのはどうかと」

男「その、だな。俺にも一応性欲というものが存在する。その対象になりたくないなら、早く離れてくれると有難い…すまん、病人に言うような事じゃないのは分かっている」

後輩(先輩、理性強すぎませんか!?おっぱいも押し付けて、顔も赤い女の子相手に理性強すぎませんか!?いや私が好みじゃないのかもしれませんが…ええい!>>9です!!)

性欲だけですか?と上目使い

後輩(もう一押し!もう一押ししてみましょう、ぐらついてはいるようですし)

後輩「その…性欲だけ、なんですか…?」

男「…」

後輩(上目遣いってこれであってるのでしょうか…ガンつけてるみたいに見えて萎えられてたらどうしよう)

男「…後輩」

後輩「なんですか?」

男「俺は、後輩が好きだ。後輩の事を、恋愛対象として見ている」

男「気持ち悪いとは思う。俺のようなつまらないやつが、後輩みたいに可愛い女の子を好きになったなど、分不相応だろう」

男「これ以上、後輩といると…正直に言って、襲ってしまうだろう。後輩は全く意識していないだろうが、今日の後輩はすごく色っぽい」

男「熱で苦しい時にこんな事を言い出して申し訳ない。職員室に行って先生を呼んでくるから、少し待っていてくれ」(ガタッ

後輩「待ってください!」ガシッ

後輩「私は…私も先輩の事、好きです。今日はいつもより少しだけ先輩に意識してもらいたくて、その…触ったり、してしまいました」

後輩「すみません。でも…先輩はもうすぐ、3年生になってしまいます。部活も辞めて、受験勉強もあるし、私と接する事も少なくなるだろうなって」

後輩「最後のチャンスだって…これでダメだったら諦めよう、最悪先輩がなにも変わらずにいたら告白して玉砕しようって…」

後輩「私は先輩が思ってる程、可愛いわけじゃないです。眼鏡かけてるし、胸もあんまり大きくないし、話すのはあまり好きじゃありません」

後輩「今だって、何を伝えたいのかてんで分からないです。…だから、簡潔に」

後輩「先輩、好きです。私と付き合っていただけませんか」

男「……」

後輩「先輩が好きだって言ってくださった時、すごく嬉しくて。夢かもしれない、本当は熱を出してベッドで夢を見ているのかも、って思ったんです」グス

後輩「夢なら夢でいいんです。いくらでも、私は挑戦します。先輩、好きです」

男「…はあ。こういうのは、普通男の方から言うもんだと思うがな」

後輩「先輩と私ですから。趣味が合うのも、校内で私しかいないでしょう?」

男「大した自信だ。だが、まあ…そうだな。付き合おう。大したことはしてやれんと思うが」

後輩「ふふ、先輩と恋人になれるならそれでいいんです。きちんと、告白も出来ましたし」

男「まあ、ゆっくりだな。はぁ…まさか後輩に告白されるとはな」

後輩「どういう意味ですか?もう、私が押し倒してもピクリともしてくれないし、本気で脈がないのかなって怖かったんですからね…」ピピピピッピピピピッ

後輩「あ、体温計…平熱ですね。先輩の熱に浮かされてただけのようです」カチャッ

男「上手いこと言ったつもりか?まあいい、病人じゃないなら出るぞ。他にも使う人は来るだろう」

後輩「ええ、放課後ですし人なんて来ませんよ。チューくらいはしません?深めの」

男「顔が赤いぞ。ほら早く出ろ、帰るぞ」

男「送ってくから。…な?

後輩「もう、先輩は仕方ないですね。今出ますよーっと」

後輩(先輩と付き合えるなんて、思ってもみませんでした。少しおちょくったあとに、告白して、どうせ冗談だろって受けながされるように持って行くつもりでした)

後輩(お付き合い、し始めたんですね…)「えへへ」

男「なんだ、突然笑って。気持ち悪いぞ」

後輩「酷いです!可愛い後輩に気持ち悪いなんて」

男「今は可愛い恋人だけどな」

後輩「そ、そうでした。これから、先輩にたくさん甘えてあげますからね!金銭的に!」

男「最後は聞かなかったことにしてやる。まあ、年上として出来る範囲で甘やかしてやろう」



後輩「私をずーっと甘やかしてください。約束ですよ、先輩」

男「ああ、約束だ。まあ、たまには甘えさせてもらうがな」

おわりです。敬語後輩を書きたくて初めてSSを投稿させて頂いたのですが、安価に恵まれてありがたかったです。
書いていて楽しかったです、読んで頂きありがとうございました!

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