提督「…」ｽﾀｽﾀ

提督「えーと、資料によると…此処か」

提督「…艦娘というのは聞いたことがあるが、実際どんな感じなんだろう…」

提督「良い子達だといいけど…」ｶﾞﾁｬｯ


ｼｰﾝ...


提督「あれ、誰もいないのか？」

提督「そこら中に蜘蛛の巣が張ってるし…掃除してないのか…」ｽﾀｽﾀ

～食堂～

提督（ここは…食堂のようだな）

提督「しかし…」ｽｯ

提督「何だ、このテーブルは…埃だらけだ。食堂まで碌に掃除もされていない…」

提督「一体どうなって…」

ｶﾁｬｶﾁｬ

提督「！」

提督（食堂の奥から…）

提督「誰かいるかー！」

…

提督「…？」ｽﾀｽﾀ


厨房に居た艦娘
↓1

五十鈴

羽黒

五十鈴「…」

提督「え、えっと…君は…」

五十鈴「誰？」

提督「ああ…俺は本日からこの鎮守府に着任した提督だ。君はこの鎮守府の艦娘…だよな…？」

五十鈴「…」

五十鈴「へぇ、提督ね…ふふっ」

提督「…？」

五十鈴「その服、まだ新しいわね。提督になったばかりかしら」

提督「そう、だな…」

五十鈴「…同情してあげるわ、よりにもよってこの鎮守府を任されるなんて…」ｽﾀｽﾀ

提督「あ、おい！」


ｽﾀｽﾀ

提督「…同情？」

提督「名前すら訊けなかったな…」

提督（それにしても…あの子、服がボロボロだった）

提督（この鎮守府、何か色々と問題を抱えているんじゃ…）

提督「…まずはここに居る子達に会ってみなくちゃな…」

提督「鎮守府の見取り図はあるが、どこに行ってみるかな」


行き先
↓2

工廠

ドック

～ドック～

提督「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

提督「ここがドックか…機能は正常のようだが、やはり汚いな…」

提督「今度俺が掃除をするか…」


ｶﾞﾗｶﾞﾗ

提督「！」


現れた艦娘
↓1

龍田

龍田「あら、こんにちは～」

提督「こ、こんにちは…」

龍田「…あー…その服、もしかして…」

提督「あ、そうだ。俺がこの鎮守府の提督だ。よろしく…えっと…」

龍田「龍田よ」

提督「！ あぁ、龍田！」

龍田「よろしくお願いします～」ﾆｺﾆｺ

提督（良かった、この龍田という子はちゃんと会話してくれそうだ）

提督「なぁ、龍田…早速なんだが質問いいか？」

龍田「はい？」

提督「龍田以外に艦娘はどれくらい居るんだ？ さっき青い髪をしたツインテールの子が居たが…」

龍田「ん～、分からないわ～」

提督「え？ だってここ、君の鎮守府じゃ…」

龍田「大半は異動しちゃってるかも～」

提督「異動！？」

龍田「ふふっ、そうよ」

龍田「だってこの鎮守府、おかしいですから～」ﾆｺﾆｺ

龍田「悪いことは言いませんから、早く帰った方が良いですよ～」

龍田「あ、ここに居る子達の事ならご心配なく。勝手に暮らしてますから～」ﾆｺﾆｺ

提督「…」

提督「…いや」

龍田「…？」

提督「…何の問題があったかは分からないが、君達の事は俺に任せてくれ」

龍田「…」

龍田「なら好きにしてください」ﾆｺｯ

ｽﾀｽﾀ

提督「…」

龍田「あ、そういえば思い出しました～」

提督「…？」

龍田「6人。私を入れて確か6人くらいがここに残っていましたね～」ｽﾀｽﾀ

提督（6人…そんな人数しかいなかったのか…）

提督（それに龍田…話している時、よく笑っていたが…）

提督（あの目は、明らかに…）

提督「…あの子の事はまたあとで考えよう」

提督「今やるべき事は…」


1.大本営に連絡をとる

2.他の艦娘を探す

3.掃除をする

4.自由安価

↓2

３

3

提督「…」ｺﾞｼｺﾞｼ

提督「うわ、汚っ…これでどうやって生活してたんだよ…」

提督「蜘蛛の巣も取らなきゃな…」ﾊﾞｻｯ

提督「！」

提督「けほっ、けほっ…もう普通に古いんじゃないか、この鎮守府…」

提督「あと窓も綺麗にしなくちゃな…それと食堂も…」

提督「ふぅ、綺麗な水が使えるだけ良いか…」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ


五十鈴「…」

五十鈴「ねえ」

提督「ん？ あぁ、君か。どうした？」

五十鈴「どうしたも何も、何やってるのよ」

提督「…そりゃ、掃除だが…」

五十鈴「…あっそ」ｽﾀｽﾀ

提督（また行ってしまった）

提督（これは仲良くなるのが厳しそうだな…）

～

提督「しまった、もう夜か…」

提督「鎮守府を一人で掃除するのも大変だな…」

提督「取り敢えずまた明日掃除するとして、今日はもう休もう…」

提督「持ってきた荷物運ばなきゃ…」ｽﾀｽﾀ


「…」ｼﾞｰｯ

提督「よし、おしまい！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

提督「…あとは寝るだけだな…でもまだ寝るには早いし、少しだけ出歩くか…」

夜の行動（コンマ一桁）

1～3 龍田に会う

4～6 五十鈴に会う

7～9 別の艦娘に会う

ゾロ目 ？？

↓1

ぬ

あ

8 別の艦娘に会う

艦娘安価
↓2

ひえー

由良

アークロイヤル

羽黒

雲龍

山風

由良「…」ｽﾀｽﾀ

提督「ん？ あれは…」

提督（3人目の子か…優しそうな子に見えるが…）ｽﾀｽﾀ

提督「あ、君！」

由良「っ」ﾋﾞｸｯ

由良「だ、誰…ですか…？」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

提督（後ずさられてる）

提督「そんな怖がらないでくれ、本日ここに着任した提督だ」

由良「提督…」

提督「…名前を聞いても？」

由良「…由良、です…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

提督「由良か…良い名前だな」ﾆｺｯ

由良「…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

提督「…由良？」

由良「っ」ﾋﾞｸｯ!

由良「な、な…何ですか？」

提督「…大丈夫か？ すごく落ち着いてないようだけど…」

由良「だ、大丈夫です…大丈夫です…」

提督（まずいな…この子も訳ありみたいだ）

提督（俺から近付こうとしても逆効果かもしれない…）

提督（しかし、何とかして警戒だけは解いてほしいが…）


提督の台詞または行動

↓2

もういい時間だし俺は戻って寝ようと思うが、遅くならないうちに由良も寝るんだぞ。

事情は分からないがそんなに怖がらなくてもいいんだぞ
（逆立ちしたりバク転したりお道化て見せる）

提督「由良…」

提督「俺はさ、今日ここ来たばかりで君達の事情とかは分からないが…そんなに怖がらないでくれ」

提督「前の提督に何か嫌な事をされたかもしれない。しかし、俺はそんな事しないし、絶対に怖がらせないから」

由良「…」

提督「…ほっ！」ﾊﾞｯ

由良「！」

提督「見てくれ！ 俺、身体能力には自信があるんだ！」ﾀｯﾀｯ

提督「バク転だって…ふっ！」ﾄﾞｼｬｧ

提督「って痛ぇ！」

由良「…」ﾎﾟｶｰﾝ

提督「あ、あはは…」

由良「…はい」

提督（あ、距離が余計空いた気がする）

翌日

提督「さて、今日はどうするか…」

提督「掃除をするにしても、仕事をするにしても手伝いが欲しいが…」


行動安価

1.仕事をする

2.掃除をする

3.艦娘に会いに行く

4.自由安価

↓3

3

3

3

出会った艦娘

1～3 五十鈴

4～6 龍田

7～9 由良

0・ゾロ目 別の艦娘

↓1

はい

すいません、コンマだと入れ忘れました。

6 龍田

龍田「…」ｶﾞﾁｬｯ

提督「…あ、龍田」

龍田「あら提督、おはようございます～」ﾆｺｯ

提督「おはよう…ここが君の部屋だったんだな」

龍田「勝手に入ってきちゃダメですよ～？」

提督「そんな事はしないよ」

龍田「そうですか♪」

提督「それより、昨日由良という子に会ったんだが…」

龍田「あら、そうでしたか～」

提督「あの子、俺に対してかなり怯えていた」

龍田「…」

提督「一体、何があったのか教えてくれないか？」

提督「君達の事を含めて」

龍田「…」

龍田「気が向いたら話しますね～」

おつ

龍田「あの、提督はこれからどうするんですか？」

提督「俺か…？」

提督「そうだなぁ…取り敢えず朝食を食べて掃除して、仕事もやらなくちゃな…」

龍田「あら、大変そうですね～。まあ頑張ってくださいね♪」

提督（あ、手伝ってはくれないか…）

提督「ああ、ありがとう」

龍田「では私はこれで…」ｽﾀｽﾀ

提督「…」


提督「…そういえば…皆は食事とかはどうしてるんだろうか…」

提督（食堂を見てみたが、やはり食材らしいものはない）

提督（俺がこの鎮守府に来た事で物資の供給はされるらしいが、それまではどうやって生きてきたんだろうか…）

提督「今日は買い弁だな…」ｽｯ

提督「いただきます」

提督「…」ﾊﾟｸｯ

「…」ｼﾞｰｯ

提督「ん？」


提督「…気のせいか…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

提督「うん、美味しい」


行動安価

1.掃除をする

2.執務に取り掛かる

3.艦娘に会いに行く

4.自由安価

↓2

1

2

～執務室～

提督「…」ｶｷｶｷ

提督「ふぅ…着任後とはこんなにも大変なのか」

提督「机もガタガタだし…まあ良いけど」

提督「…よし、じゃあちょっと休むか…」

提督「今のうちに艦娘の事でも調べておこう」

提督「まだ出撃すら出来ないとは…」


～

提督（あの青い髪の子は五十鈴というのか…そして龍田、由良…どれも軽巡と）

提督「ん？　五十鈴と由良は姉妹関係なのか…」

提督「こうなってくると残り3人も気になるな」

提督「…いや、そう焦る必要もないか…」

提督「頑張って一人ひとり心を開いてもらえるようにしよう…」