前回:
【オルタナティブガールズSS】美弥花「大変だぁーーーー!!」
【オルタナティブガールズSS】美弥花「大変だぁーーーー!!」 - SSまとめ速報
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ある日、北朝鮮にて…
将軍様「あー、今日も仕事疲れたなぁ」
将軍様「そうだ! 今日はオルタナティブガールズのガチャが更新される日だったんだ! 早速回さないと!」
将軍様「よし、星4当てるぞ!」
メロ『ほいメロ~~~…………』
出たキャラ【星2の美弥花】
将軍様「…………もう一回だ!」
メロ『ほいメロ~~~…………』
出たキャラ【星2の詩音】
将軍様「…………10連行くぞ!」
メロ『行くメロぉぉぉーーー!!』
出たキャラ【全部星2】
将軍様「…………」
メロ『残念メロ~www』
将軍様「…………」ブチッ
将軍様「おい!」
部下「はい、なんですか将軍様?」
将軍様「ミサイル発射しろ!」
部下「えっ!?」
そして日本にて……
アナウンサー『北朝鮮がミサイルを発射しました。繰り返します、北朝鮮がミサイルを発射しました。頑丈な建物や地下施設に避難してください』
キャプテン「何、ミサイル発射だって!?」
美弥花「なんだってーー!?」
詩音「早く避難しないと!」
真知「落ち着くんだ! とにかく外には出ないで学園の中で待機してよう」
キャプテン「真知の言う通りだな。この学園は広いし頑丈だし、取り敢えずみんな、建物の中で冷静に待機するんだ!」
理事長「おお、キャプテン! それにみんな!」
キャプテン「理事長!」
理事長「みんな既にアラートで知っていると思うが、どうやら北朝鮮がミサイルを発射したらしい」
キャプテン「美弥花たちには建物の中で待機しているよう伝えました。理事長は?」
理事長「うむ、私は学園の中を見て回っているよ。不安になっている生徒を見かけたら声をかけてあげなさい」
キャプテン「はい」
乃々「キャプテン、無事だったんですね!」
恋「ダーリン! よかった、生きてたんだね」
キャプテン「乃々に恋、二人とも大丈夫か?」
乃々「アラートが鳴ったところが自分の部屋よりキャプテンの部屋の方が距離が近いから来てみました! 他のみんなも心配だし」
恋「ダーリン、私怖いよぉ……」
キャプテン「安心しろ、他のみんなも今のところ無事だ。とりあえずここからだとラウンジが近いな。他のみんなもそこに集まってるから一緒に行こう」
乃々・恋「「はい!!」」
そしてラウンジにて……、
日奈「あ、キャプテンさん! 無事だったんですね」
直美「よかった……自室から遠かったみんなはラウンジに集まってるで」
ワイワイ……ガヤガヤ……
キャプテン「そうか……。とにかくみんな、落ち着くんだ。建物の中にいるようにするんだぞ」
小百合「そうだ、ラウンジにはテレビがあるんだし情報を確認しないと」
キャプテン「お、そうだな!」
ポチッ
アナウンサー『速報です。発射されたミサイルは日本上空を通過しました。繰り返したす、ミサイルは日本上空を通過しました』
ナタリー「上空を通過……なら、日本には落ちないじゃん」
キャプテン「まあ、最悪の事態からは脱したな」
こはる「はぁ……よかったぁ~」
アナウンサー『最新の情報が入り次第お伝えします』
愛梨「よかった、これで外で遊べるね」
キャプテン「あのな……まあ、上空を通過したから日本には落ちないけど、もう少し危機感を持った方がいいだろ」
玲「そうですわ! またミサイルが飛ぶ可能性もあるわけですし」
つむぎ「ミサイルじゃなくて猫が飛んでくればいいのに」
キャプテン「ああ、マジでそんな平和な世の中であってほしいな」
こうして、日本はミサイルの脅威から逃れた……
そして、その日の夜……
キャプテン「今日は大変だったな……そうだ、ニュースでも観よう」
ポチッ
アナウンサー『今朝のミサイル発射に関して、北朝鮮がコメントを発表しました』
将軍様『オルガルのガチャをいくら回したも星4のほしいキャラが出ない! これは日本側の北朝鮮に対する宣戦布告である!』
キャプテン「えっ……」
将軍様『我々は今回その抗議のためミサイルを発射したが、敢えて日本上空を通過させ日本の排他的水域外に落下するようにしたのだ! 日本よ、次はないぞ! 課金のし過ぎでミサイル開発に使う分の金が減ってしまうわい!!』
アナウンサー『北朝鮮はミサイル開発費を使ってまでオルタナティブガールズというスマートフォンゲームのガチャをまわし、しかしレアなキャラクターが出ないことに抗議をするためこの度ミサイルを発射したとのことです』
キャプテン「なんじゃそりゃ……」
理事長「キャプテンくん、大変だーーー!」
キャプテン「理事長? 今、ニュースで……」
理事長「ああ、そのことで学園に国の役人が訪ねて来たんだ!」
キャプテン「ええっ!?」
役人「夜分遅くに失礼します。私は総理大臣の特命によりこの学園にやって参りました」
キャプテン「えっと……そんなお偉いさんがなんのために?」
役人「ええ、実はこの学園にいるメロといつ謎の生物をこちらへ渡してもらえないでしょうか?」
キャプテン「えっ、一体どうして!?」
役人「ニュースでご覧になっているならわかると思いますが、今回北朝鮮がミサイルを発射したのはほしいレアキャラが出なかったから……つまり、メロのせいです」
キャプテン「ええ、その通りです」
役人「ここからは極秘の情報のため、他言無用でお願いします。実は、北朝鮮は二度目のミサイルを日本領土内に向けて近日中に発射するつもりです!」
キャプテン「なんだと!?」
役人「しかし、それを阻止する方法が一つだけあります。それは、メロを北朝鮮側へ差し出すことです。北朝鮮の将軍はあくまでメロを憎んでいるだけで、メロの首さえ寄越せば二度目のミサイルは発射を止めると」
キャプテン「そんなことが……」
役人「時間がありません。我々日本政府はミサイル発射を阻止すべく、すぐにでもメロを差し出す必要があります」
キャプテン「……わかりました。そういうことなら、日本を守るためにメロを喜んで差し出しましょう!」
役人「本当ですか!? ありがとうございます」
そして次の日の朝……、
キャプテン「……というわけで、メロを日本政府に渡すことになったぞ」
メロ「ふざけんなメロォォォォーーーーーー!! 誰か助けてメロォォォォーーー!!」ジタバタ
役人「ご協力感謝します!」
美弥花「メロ、行っちゃうんだね……」
詩音「でも、日本のためだし仕方がないですよね……」
真知「平和には犠牲がつきものだ」
桜子「日本にミサイルが落ちて来たら大変だもんね」
直美「せやな、これは仕方がないことや」
結衣「尊い犠牲で救われる……」
乃々「キャプテン、メロのことは忘れません……」
こはる「そんなことよりシュークリーム食べたいなぁ~」
つむぎ「猫と遊びたい~」
愛梨「私は普通に遊びたいな」
メロ「おい! お前ら揃いも揃って止める気ゼロかよ!! しかも途中から全然心配すらしてないメロ! 関係ない話になってるメロ!!」
玲「しかし、メロがこの学園にいたのでは私たちの安全まで脅かされるかもしれませんわね」
シルビア「メロのせいで学園どころか日本中が危険になっている……」
メロ「メロ……?」
恋「そうべさ! 私の地元の北海道だって北朝鮮に近いところにあるからミサイルの脅威に怯えることになる!」
日奈「メロがいるせいでみんなが迷惑しているんです!」
千穂「つまり、みんなの安全のためにはメロをさっさと渡すべきですね」
未幸「みんなに責められる……羨ましい!」
小百合「確かに、レアキャラを出さないメロが悪いわ」
ナタリー「うん、その通り」
全員「「「「メロが悪い!!」」」」
メロ「………………」
役人「では、このままメロを連れて行くことに意義はありませんね」
キャプテン「はい。ご覧の通り満場一致で可決です。日本のためにメロをさっさと北朝鮮へ渡してください」
役人「では、私はこれで。ご協力に感謝します」
メロ「お前ら……許さんメロォォォォーーーーーー!!!!」
キャプテン「さよなら、メロ……」
こうして、メロは北朝鮮に差し出されました。
後日、北朝鮮は核ミサイルの発射を止めると宣言。
さらに今後ミサイルの開発を止め、開発に充てていた費用をオルタナティブガールズ他日本のスマホゲームの課金に使うと声明を出しました。
このおかげで日本は北朝鮮からのミサイルの脅威がなくなったばかりか経済的にも潤い、平和な国と化しました。
それも、メロが国のために犠牲になってくれたおかげです。
ありがとう、メロ____
そして、
さようなら、メロ____
君のことは、決して忘れない________
終わり
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