アイドルになりたかったから・・・・・【ラブライブ!】 (14)

♪♪♪♪♪♪~
テレビから音楽が流れている。
「パパ、アイドルってすごいね!どうやったらひとを笑顔にできるの?」

「笑顔の呪文を唱えるんだ。【にっこにっこにー】って。この魔法は・・・・・
にこにしかない魔法なんだ。」


「にっこにっこにー!」
ポーズをつけて言っているにこはとても可愛らしかった。

「ママ、見てみてにっこにっこにー!」

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「あら、可愛いわね。私まで笑顔になっちゃう。」

「ほんとう?あのね、にこ、アイドルになるの!宇宙一のアイドル!そしたらみーんな笑顔になるでしょ!?」
にっこにっこにーを気に入ってくれてうれしく思った。

「それじゃあ、練習をしなくちゃだな。」

「うん!アイドルになれるならいくらでも練習する!」

オワコンライバーまだいるのか

何年かして・・・・・




ここあとこころが生まれた。



「ほら、見てみて。いくよ?にっこにっこにー!」


にこはちゃんとこころとここあの面倒を見てくれた。

にこが中学2年生の時虎太郎が生まれた。



それと同時に、俺が癌でしかも末期ということがわかった。

俺が癌ということを子供たち以外に知らせたはずだった・・・・・







それなのに 何故子供たちが?
「あなた、ごめんなさい。にこ達に話しました。」


「何故話した?」

「お父さん全然帰ってこないのなんで?って聞かれて・・・・・。耐え切れなくて・・・・・。」

「そうだったのか。」








数ヶ月後・・・・・




「パパの容態が急変!?」



「ええ。私の車に乗りなさい。」


先生は優しく言ってくれたがパパが死ぬのではととても怖かった。

病室に着くとパパは死にそうで怖かった。


「にこ、お願いがあるんだ。」

パパのお願い・・・・・?なんだろう?

「なんでも聞くよ!お願いって何?」

「にっこにっこにーをして欲しいんだ。」

「わかった・・・・・。いくよ?にっこにっこにー!」


「・・・・・・・・・・ありがとう・・・・。」

「母さんと二人だけにさせてくれないか?」

少しだけ、寂しくなった。

部屋を出ると何か話し声がきこえた。










数分後・・・・・

「入ってもいいわよ」ってママが言ってくれた。



パパは申し訳なさそうにしてた。



「お前達に伝えたいことがある。俺が死んでもいいように、念のためだ。」

念のためだ。の部分だけ強く言っているように思えた。

「虎太郎、男らしく育て。
こころ、ここあ、にこと母さんそして虎太郎を支えてくれ。」


にこは・・・・・何を言われるんだろう?

「にこ。俺の部屋の引きだしにノートがある。それを見なさい。
そして・・・・・俺は・・・・・・・にこの一番最初のファンだ。」

そして、パパは死んでしまった。











第一部完

糞スレ

第二部

久しく体験していないカフェの喧騒にドギマギしながら、接客をこなす。

『ミナリンスキーちゃん、お誕生日おめでとう!』

一様にお客様たちが声をかけてくれる。

コレは一体どういうことなんだろう。

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