【ガヴドロ】ガヴ「安価でヴィーネに振り向いてもらう」 (95)


ガヴ(天使である私こと、天真・ガヴリール・ホライトは恋する乙女だ)ゴロゴロ

ガヴ(その相手は悪魔の月乃瀬・ヴィネット・エイプリルである)ジタバタ

ガヴ(女の子同士だとか天使と悪魔だとかいうのは無しでな!)ガタッ

ガヴ(そんな私は何度もヴィーネにアピールしてはいるものの)

ガヴ(まったくもって振り向いてさえくれない!!)ガックリ


ガヴ「ってなわけで、ここで相談して何かいい方法ないか聞いてみよう

ガヴ「そうだな…まずは説明からだよな…」


~~~~~
『』⇒ネットでの書き込み
「」()⇒現実でのおしゃべり
質問に対しての回答を安価でいくつか募集します
どれにするかは私の独断なのであしからず…

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495533020

――――――――――
以下、名無しに代わりまして駄天使がお送りします

『私には好きな人がいるんですけど、どうやったら振り向いてもらえますかね?
いつも世話してくれる優しい人なんだけど…
出来ることなら、付き合いたいんです。
相手は私を全く意識してくれてないんで、振り向いてもらえるいい方法はないでしょうか?』

――――――――――

ガヴ「流石に片っ苦しいか…?」カタカタ

ガヴ「まあいいか」カチッ

>>3
>>4
>>5

逆転の発想だな、相手におせっかい焼いて優しくしてみよう

ここは一つ仮病を使って気を引こう

まずはさりげなく物理的に距離を詰めてみるとか

ごめん、>>1がホワイトじゃなくてホライトになってたので脳内訂正頼む



ガヴ「ほう…相手にお節介か…」

ガヴ「確かに、アピールしてきたけどいっつもグータラしてたしな…」

ガヴ「よし、一肌脱いでやろう!」カタカタ


――――――――――
以下、名無しに代わりまして駄天使がお送りします

『ありがとうございます、早速明日試してみます!』

――――――――――


ガヴ「ふふふ…まってろよヴィーネ!」ジャーン

―――次の日

目覚まし「ノーノーハリアーップ レッツゴートゥスクール♪」

ガヴ「ん…んぅ…」カチ

ガヴ「6時に起きたの久々だな…ふぁ~」

ガヴ「よしっ!せっかく案出してくれたんだから早速実践だ!」

ガヴ「お節介っていったらやっぱりヴィーネが普段してることをやるのが無難だよな」

ガヴ「まずは朝ごはんだけど…」

ガヴ「私がヴィーネの家には行った方がそれっぽいか?」

ガヴ「あっちの方が食糧有りそうだし、あっちの方が良いな」ガチャ

―――ヴィーネ宅前

ガヴ「私合鍵持ってないから入れないじゃん…!」ガーン

ガヴ「このままピンポンするのもいいけど、それじゃあなんかアレだしなぁ…」

ガヴ「できれば寝てる間にしたいし…」

ガヴ「…神足通使うか」

ガヴ「ま、たかが壁一枚隔てただけなら失敗はないだろ」ハネダシ




ガヴ「お願い神足通、私をヴィーネの家の中に移動させてっ!」テーン

―――ヴィーネ宅玄関

ガヴ「おっ、成功成功!」

ガヴ「まずはターゲットの確認だな…」ソーッ

ガヴ「ヴィーネは…まだ寝てる…な」チラッ

ヴィーネ「zzz」

ガヴ「けどあと30分もすれば起きるだろうな…」ソーッ

ガヴ「ヴィーネみたいに上手くは作れないが、頑張って作ってみるとするか」

ガヴ「何作ろうかな…クッ○パッドで朝ごはんのレシピ適当に選んでそれでいいか」



ガヴ「あっち!…ふぇ~…」

ガヴ「いやぁ、衰えてくるもんだなぁ…」セッセ

ガヴ「これをほぼ毎日二人分こなしてるんだよな…ヴィーネはすごいなぁ…」

ガヴ「…ふふふ」ニマニマ

ーー
ガヴ「で、できた!」

ガヴ「トーストとスクランブルエッグとベーコン、サラダにスープ…」

ガヴ「いやぁ~、ヴィーネのありがたみが分かったわ~…」ハニカミ

ガヴ「ヴィーネ…まだ寝てるなら、今日は私が起こそうか…」


ガヴ「あ、寝てる寝てる」チラッ

ヴィーネ「ん、ぅ…zzz」

ガヴ「ふふ、ヴィーネは寝顔も可愛いですなぁ~」ツンツン

ヴィーネ「う、うぅん・・・?zzz」

ガヴ「いけね、起こさなきゃ」

ガヴ「おいヴィーネ、起きろ」ユッサユッサ

ヴィーネ「ん、ん~…?」

ガヴ「6時半過ぎだぞヴィーネ」

ヴィーネ「…?」時計チラッ

時計「6時47分やで」

ヴィーネ「まだ夢かしら…ガヴが起きてるわ…zzz」

ガヴ「おい」

ーーー

ヴィーネ「ごめんごめん、ちょっと驚いちゃって…」

ガヴ「まったくだ」

ヴィーネ「それはそうと、珍しいじゃない」ヌギヌギ

ガヴ「あ、あぁ、たまにはな」

ガヴ(いや何着替えてるの!?私居るんですけどォー!?)

ガヴ(あれか!?「ガヴ相手に恥じらうなんておかしいじゃない」みたいな感じか!?)

ガヴ(全然意識されてねぇ…!)

ガヴ(このままじゃ計画倒れだな…)

ガヴ「覚悟しろよヴィーネ!!」

ヴィーネ「いい気合ねガヴ!日曜楽しみにしてるわ!」

ガヴ「はへ?なんのこと?」

ヴィーネ「はぁ…」

ヴィーネ「取り敢えずご飯作るから待ってて」

ガヴ(あっ!)ガタッ

ヴィーネ「!?」ビクッ

ガヴ「あ、あのあの、!た、試しに自分でご飯作ってみたんだ!」

ガヴ(噛んだぁああ!)

ヴィーネ「本当!?あのガヴが!?」

ガヴ「し、失礼だな!気まぐれだ!」

ヴィーネ「あ、結構いい感じじゃない。もっと歪なのができると思ってたけど…」

ガヴ「わ、私だってやればできるからなっ!」テカクシ

ヴィーネ「…もう」クスッ

ヴィーネ「それじゃあ、さっそく食べましょうか」

ヴィーネ「せっかく作ってくれたのに冷めたら勿体ないもの」ニコッ

ガヴ「う、うん…」テレッ

ガヴ「い、いただきます」

ヴィーネ「いただきます!」パクッ

ガヴ「…」ジーッ

ヴィーネ「あ、美味しい…!」

ガヴ「!」

ヴィーネ「もう、そんなにみられてたら食べにくいわよ」クスッ

ヴィーネ「ちゃんと美味しいから安心しなさい」

ガヴ「べ、別に私は…!」

ヴィーネ「そうかしら?」クスクス

ガヴ「いったなー!」

~~~

恋するガヴかわいい

―――
ヴィーネ「ごちそうさま、ガヴ」

ガヴ「お、おう」

ガヴ(取り敢えず朝はOKだな…)

ガヴ「あ、そうだ。さっき言ってたのって何のこと?」

ヴィーネ「もう、話聞いてなかったわけ?」

ヴィーネ「日曜日までのチケットがあるから遊園地行こうって話よ」

ヴィーネ「それで、絶叫マシーンを乗り回して怖がった方が負け」

ガヴ「絶叫マシーンなんて乗らねえぞ」

ヴィーネ「ええ!?せっかくの遊園地なのよ!?」グイグイ

ガヴ「か、顔近いって…」プイッ

ガヴ「わかったから…日曜なら空いてるぞ」

ヴィーネ「よかった、じゃあ取り敢えず学校へ行きましょうか」

ガヴ「え、もういくのか?」

ヴィーネ「確かに今行けばまだ学校には誰もいないだろうけど…」

ヴィーネ「どうせ宿題やってないんでしょ?」

ガヴ「あっ…」

ガヴ(しまった…)

ヴィーネ「とりあえず行くわよ~」

ガヴ「おう」

ガヴ(でもこの時間に出れば二人っきり…だもんな)

ガヴ「ふふ」ニマニマ

ヴィーネ(・・・何かいいことあったのかしら)

―――教室

ヴィーネ「誰もいないわね~」

ガヴ「8時前だしな」

ヴィーネ「ガヴのおかげで今日はなんだか気合が入りそうだわ」ニコッ

ガヴ「あっそ…」プイッ

ヴィーネ「…」

ガヴ「…」

ガヴ(気まずい…)

ガヴ「ト、トイレいってくる!」ダッダッダ

ヴィーネ「あ、うん」

ヴィーネ「我慢してたのかしら?」キョトン




―――トイレ

ガヴ「気まずさのあまり逃げ出してしまった…」

ガヴ「意識するとこんなにも辛いのかよ…」

ガヴ「なにか、質問してみるか…」カタカタ

ガヴ「スマホすっげえ操作しづらい…」カタカタ

―――――――――
以下、名無しにかわりまして堕天使がお送りします

『朝ごはん作ってみたら喜んでくれました!
今学校に居てまだ誰もきてないんですけど、すっごい気まずいんです…
なにか落ち着く方法?とかないですか?
出来ればこの間に距離つめたいんですけど…』

―――――――――

風呂行ってくるんで帰ってくるまでにあった案で決定します
(>>○○までの投稿とか指定はないです)

素数を数えれば落ち着くかもしれない

もっと恥ずかしいことすれば二人きりって状況は忘れられる
ハグとか

人の心音を聴くと落ち着くって言うし
好きな子の胸に顔を埋めてみよう

ヴィーネがラフィに寝取られるところを想像したら落ち着くらしいゾ

神足通の修行の為に迅速なチュウを練習するって言って付き合ってもらう。

好きな人との新婚生活を想像したら落ち着くと思いますわよ

ガヴ「お、いっぱいきた…みんな暇か…?まあありがたいけど」

ガヴ「んぁ~…うーん…」

ガヴ(まあこんなもんかなぁ…ん?)

ガヴ「…ヴィーネがラフィに…」


ガヴ「うっ…」ブルッ

ガヴ「うぇぇ~っ…」フラフラ

ガヴ「びぃね…」

ガヴ(やばい、思ったよりこれは…落ち着いたけど別の意味でやばい)

ガヴ「くっそ~…」

ガヴ(まてよ、こんなことしてる間にもヴィーネがラフィと話してたりして…)

ガヴ(そんなの…いやだっ!)シュンッ

―――教室

ヴィーネ「…」ペラッ




ガヴ「ヴィーネ…っ」ポンッ







ヴィーネ「え!?ガヴ!?なんで神足通なんて…」

ガヴ「うぅ~っ…」ダキッ

ヴィーネ「え、えぇと、懐いてくれるのはうれしいけど、膝の上に座って抱き着かれてると、本が読みにくいかなぁ…って」

ガヴ「…やだ」スリスリ

ヴィーネ「…?」アセアセ

ガヴ(うぅっ…ヴィーネやわらかい…ラフィに取られるなんて嫌だっ!)

ヴィーネ「大丈夫よ、何があったかわからないけど、あなたはは独りじゃないわ」サスサス

ガヴ「びぃね…」

ヴィーネ「よしよ~し」ナデナデ

ガヴ「ん…」

ガヴ(…ほんとだ、心音聞いたらすっごい落ち着く…)

ガヴ(ヴィーネが、すっごい近くに居るって感じ取れる…)




ガヴ「…あ、ありがと。取り乱してご、ごめん」

ヴィーネ「別にいいわよ、ただむやみに能力使わないでよね」

ガヴ「じゃ、じゃあ席戻るわ…」

ヴィーネ「宿題やんなさいよ~」

ガヴ(宿題…今日はいいや…恥ずかしいっ)

ヴィーネ(…ガヴ、もしかして調子悪いのかしら?)

ヴィーネ(心なしか元気なかったりしたし…)

ヴィーネ(…生理とか…?)

ヴィーネ「さ、流石に失礼よね…」

ヴィーネ(じゃあ、ホームシック?)

ヴィーネ「その線はあり得るわね…」

ヴィーネ(ちょっと前まで家族と一緒だったのに、いきなり独り暮らしなんだもの)

ヴィーネ(さすがのガヴだって女の子のなんだから、多少寂しくなったりするわよね…)

ヴィーネ(ということは、さっきの行動は寂しさが頂点に達したから…?)

ヴィーネ(これ以上寂しい思いさせるわけにもいかないし…)

ヴィーネ「よし、私が支えてあげなきゃ!」


ラフィ「何をですか?」

ヴィーネ「きゃああああああっ!!」

ラフィ「おはようございます、ヴィーネさん♪」

ヴィーネ「な、なんだ…ラフィだったのね。脅かさないでよ~」

ラフィ「すみません、おもしr何か悩んでいるような気がすると天使のカンが」

ヴィーネ「うん…でも、私じゃなくて…」チラッ

ガヴ「zzz」

ラフィ「ガヴちゃん…ですか?」

ヴィーネ「そうなのよ、朝から元気ないみたいで…」

ラフィ「ふむふむ…なにか具体的な変化は?」

ヴィーネ「朝早くに私の家に行って、朝ごはん作って起こしてくれたわ」

ラフィ「!?」

ヴィーネ「そうね、その反応が正解だと思うわ…」

ラフィ「熱でもあるんでしょうか…」

ヴィーネ「変なもの拾い食いしてないといいんだけど…」

スマホ「ナァーッハッハッハ!ナーッハッハッハ!」

ラフィ「あ、サターニャさんからメールのようですね」

ヴィーネ「どういう着信音よ!?」

ヴィーネ「で、なんて?」

ラフィ「あ、いえ。風邪をひいてしまったのでおやすみするそうです」

ヴィーネ「サターニャが風邪?珍しいわね…」

ラフィ「そうですね…あら?」

ラフィ(どうやら興味深いスレが建っていますね~…)

ラフィ(…もしかして)ニヤー

ラフィエル見てるー?

ヴィーネ「----」

ラフィ「----」



ガヴ「…」

ガヴ(ラフィとかが来たからなんとなく寝てるふりして聞き耳たててるけど…)

ガヴ(周りががやがやしてて聞こえないな…うじゃうじゃうぜえ)


ラフィ「ーーー」

ヴィーネ「ーーー」


ガヴ(だ、大丈夫だ、さっきのはただの想像で、ラフィはサターニャが…だし…)チラッ


ラフィ「…」ニヤー

ラフィ「ヴィーネさんヴィーネさん!」スマホシマイ

ヴィーネ「ら、ラフィ?声が大きいわよ!?」


周りの人(シーン)


ラフィ「あ、すみません。それでですね、良ければ放課後どこかでお茶していきませんか?」

ヴィーネ「いいわね、じゃあガヴが起きたら…」

ラフィ「あ、いいえ。できれば二人っきりのほうが嬉しいのですが…」


ガヴ(は・・・?)ピクッ


ヴィーネ「う、うーん…」

ラフィ「あ、すみません、先客がいらっしゃいましたか?」

ヴィーネ「い、いいえ。わかったわ。じゃあ放課後ね」

ラフィ「はい、それでは~♪」


グラサン「席につけ~」ガラガラ


ガヴ(…わざわざ周りを黙らせてから私に聞こえるようにしたのかよ…)ムクッ

ガヴ「たち悪ぃな…」モヤモヤ

ヴィーネ「あ、ガヴ起きたのね」

ガヴ「…おう」プイッ

ヴィーネ「・・・?」

―――昼休み

ガヴ「はぁ…」

ガヴ(世話を焼いて好感度上げていくつもりだったんだがな…上手くはいかないな…)

ガヴ「はぁ…」ズルルル

>>32「天真さん?」

呼称違っててもOkよ

ラフィエル

ラフィ「ガ~ヴちゃんっ♪」ギュッ

ガヴ「胸押し付けんな」ズズズ

ラフィ「何やってるんです?」

ガヴ「あ?やけ汁粉だよ」

ラフィ「某アニメみたいなこと…」

ガヴ「で、何か用か」

ラフィ「いいえ、偶然ですよ~」

ガヴ「うそつけ、何もようがないのにこんな遠くの自販機までくるわけねえだろ?」

ラフィ「鋭いですねガヴちゃん」ニコッ

ガヴ(何企んでんだ…?)

ガヴ「で、どうした」

ラフィ「いえいえ、何でもないんです~」

ガヴ「まだすっとぼける気か?」

ラフィ「いいえ?確かに偶然ではないといいましたが…用事があるとは言ってませんよ?」

ガヴ「つまり?」

ラフィ「うふふ、ガヴちゃんは柔らかいですね~」モフモフ

ガヴ「胸乗せんな」ペチッ

ラフィ「ひゃっ」

ラフィ「ひどいですよ~」

ガヴ「じゃあ、グラサンの授業だし私は先に教室いってるわ~」ポイッ


ラフィ「よいしょっと、」キャッチ

ラフィ(何やら面白い予感がしますねぇ~)ニコニコ

ラフィ「うふふ、ちゃんと捨てなきゃいけませんよガヴちゃん」ゴミバコポイッ

女子生徒「みて!白羽さんよ、ゴミをすててるわ!」

女子生徒「やーさしー!」

ラフィ(あなた方はあんまりおもしろくないですね~)ニコニコ

―――教室

ガヴ(う~ん…つい変な反応しちゃったけど、どうしたものか…)

ガヴ(取り敢えずあそこの人にもっかい聞いておけばいいよな…?うん、そうしよう)カタカタ


――――――――――
以下、名無しにかわりまして駄天使がお送りします

『今朝、好きな人に抱き着いてやりました!w
それでなんですけど、実はネタ振りしてる間に友人が好きな人を
誘ってるのを見てしまって…なんだかもやもやして落ち着かないです…
嫉妬、なのでしょうか?
つい、冷たい態度で接してしまって今とても不安です…
お節介を焼こうとおもっても、どうやらご飯が限界みたいです…
この後どうすればいいですかね?』
――――――――――


ガヴ(リアバレしたくないから敢えてこういう文章にしてるけど…)

ガヴ(うーん…まあいいか)





また同じように案数規定なし、今日は寝るんで明日続きかきます
まだまだ続くけどよかったら付き合ってね

ネタ振り→寝た振り

尾行しましょう

自分の働いてる喫茶店に誘導したらどうかな?
それで自分の働いてる姿を見てもらうとか

リアルの信頼できる知り合いにも相談してみるのはどうだろう

ガヴ「喫茶店で働いてる姿…」

ガヴ(な、なんで私が喫茶店で働いてるってこと知ってるんだコイツ!?)ブルッ

ガヴ(ま、まあいいか…深追いはいろんな意味で危険だと主席のカンが言ってる)カタカタ

ガヴ(んじゃまずは…)prrr

ガヴ「あ、もしもしマスター?ちょっと頼みがあるんすけど…」



―――――

ヴィーネ(あ、ガヴがなんか電話してる…珍しいわね)

ヴィーネ(今日は朝から張り切ってご飯作ってくれるし、かと思ったら上の空だったり…)

ヴィーネ(もしかして…ガヴってば好きな人出来たとか!?)

ヴィーネ「いやいやいや!ないない!」

周囲の人「!?」ビクッ

ヴィーネ(だってあのガヴよ?ぐーたら駄目天使のガヴだし…)

ヴィーネ(でも、今はあーだけど意外と優しい所は残ってくれてるし…

ヴィーネ(駄天してもガヴがガヴだものね…それに、それならば抱き着いてきたこととも辻褄が合うわけだし…)

ヴィーネ(きっとガヴは今恋をしてて、付き合った時の為に色々頑張ってるのよ!)メラメラ

委員長(月乃瀬さんがなんか燃えてる)ヒキッ

ヴィーネ(ならば友達として協力してあげるのが普通よね!!!)ガタッ

グラサン「どうした月乃瀬」

ヴィーネ「え?あっ…な、なんでもないです!」ストッ

ガヴ(なにやってんだ…)

グラサン「そうか、では続けるぞ。あー、前回のノートの続きをまとめるぞ。百合という空間には、最も不釣り合いであり、最も不要なものは―――」カキカキ

―――放課後

ヴィーネ「ふぅ、終わったわねぇ~」

ガヴ「おう、んじゃお先に」

ヴィーネ「え、あ、うん。」

ヴィーネ「またネトゲ?やりすぎはダメよ?」

ガヴ「いや、今日はネトゲじゃないし」

ヴィーネ「だ、誰かと会うの!?」キャー

ガヴ「は、は?ち、ちげえよ!」ダッダッダ

ヴィーネ(や、やっぱり…!きっとデートね!?)

ラフィ(…うふふ)ニコニコ

ラフィ「ヴィーネさ~んっ♪」





ガヴ(近い近い近い、顔近いっ!)ダッダッダ

ガヴ(わかっててやってたりしてないか!?)ハァハァ

ガヴ(さてと、いっちょ行きますか!)チャランチャラン


ラフィーネちゃん


―――エンジェル喫茶

マスター「やあ、天真君」

ガヴ「おいーっす、サーセン急にシフト入れてくれなんて頼んじゃっt」




ヴィーネ「あれ、ガヴじゃない」

ガヴ「げっ」

ラフィ「」ニコニコ

ヴィーネ「げっ、とはなによ。アンタ今日バイトだったの?」

ガヴ「え、えっと…」

マスター「実は天真君がついさっきシフトを入れてほしいって電話をくれてね」ニコニコ

ガヴ「ちょ、マスター!!」

ヴィーネ「へぇ…(あれ、デートじゃないんだ…もしかして?!)」ヒキッ

ガヴ「なんでそんな目で私を見る」

ラフィ「…それにしてもどうしたんです?ガヴちゃん」ニコニコ

ガヴ「べっつにー、金がなくて課金できないから入れてもらっただけだっつーの」コツコツ

マスター「あぁ、今日はゴミ出し言っておいたから大丈夫だよ、着替えておいで」

ガヴ「うっす」コツコツ


ヴィーネ(ガヴって年上が好みなのかしら…意外と渋い)

―――更衣室

ガヴ(うっげぇ…なんで寄りにもよってこのお店でお茶してるんだあの二人…)

ガヴ(くそっ、バイトの日を増やして頑張ってるって言うのを見せようとしたのに…)

ガヴ(初日でバレたらあんま意味ないじゃんか!)ガックリ

ガヴ「はぁ~…」イソイソ

ガヴ(どうしようかなぁ…)


―――ホール

ガヴ「着替えやした~」

マスター「あ、じゃあこのブレンドコーヒーをあの二人にお運びして来てくれるかな?」

ガヴ「あ、はい」

ガヴ(ふーん、ヴィーネって珈琲好きなんだな)

ガヴ(ラフィも同じの頼んでる…)モヤ

ガヴ(た、ただ無難だと思っただけだろきっと!)セッセ


ガヴ「お待たせいたしました、ブレンドコーヒー二つでーす」

ヴィーネ「ありがとうガヴ」

ラフィ「お疲れ様ですガヴちゃん」

ガヴ「ん」コツコツ



ガヴ(…)チラッ

ヴィーネ「そうそう、それでね~」ニコニコ

ラフィ「なるほど、たしかに…」

ヴィーネ「そうなのよ~」アハハ


ガヴ(なんか、ムカつくんだよなぁ…)ハァ

ガヴ「…なぁ、マスター」ボソッ

マスター「なんだい、天真君?」

ガヴ「あのさ、高校時代とか…好きな人ってっていたりする?」

マスター(んん~~??!これはどういう意味かなっ?!)

マスター(いや、考えるまでもなく恋愛の相談だよねっ?!!)

マスター(きっと高校で何かあったんだろう…ここはオトナとして支えてあげねば)キリッ

マスター「あぁ、初恋の人はいたよ」

ガヴ「ふーん…告白したんすか?」

マスター「あはは…当時、僕は本当に冴えない男でね」

マスター「告白どころか、話した事すらなかったよ」

ガヴ「それなのに、好きになったんすか?」

マスター「そうだね…多分、ひとめぼれって奴だと思うよ」

ガヴ「ふーん…」

ガヴ「よくわかんねっす」

マスター「そ、そうだよねっ!!ちょっと難しかったよねっ!ごめんねっ?!」アセアセ


ヴィーネ「―--」ニコニコ

ラフィ「―---」ニッコリ


ガヴ(…)フイッ

嫉妬ガヴリールいいゾ^~

―――夕方

マスター「二人とも、時間は大丈夫かい?」

ヴィーネ「あ、もうこんな時間…」

ラフィ「あらあら、お話が盛り上がってしまいましたね」

ヴィーネ「ほんとね」クスッ

ヴィーネ「もう暗くなるしそろそろ帰りましょうか?」

ラフィ「そうですね、お送りしますよヴィーネさんっ♪」ギュー

ヴィーネ「嫌味かッ!」

ヴィーネ「でも大丈夫よ、そんなに距離はないから」

ラフィ「えぇ~、まだお話してたいんです~」

ヴィーネ「なんか照れるわね…わかった、それじゃ帰りましょ」

ラフィ「はいっ♪」

ヴィーネ「もう6時になるけどガヴはどうする?」

ガヴ「ご利用ありがとうございましたー(即答)」

マスター(えぇ~…?!)

ラフィ「ご一緒しなくていいんですか?」ニッコリ

ガヴ(…)ギロッ

ラフィ「…それでは、お先に失礼しますね。とってもおいしかったです。」チャランチャラン

ヴィーネ「マスターさんありがとうございました~!」チャランチャラン

マスター「き、気を付けて帰るんだよ~!」

マスター「天真君は今日何時に上がるんd」

ガヴ「マスター、お疲れ様です」キガエシュウリョウ

マスター(着替えるの早いねっ!?え!?帰っちゃうの!?)

マスター「二人と一緒に帰らなくてよかったのかい?」

ガヴ「へーきっすよ~」

マスター「s、そっか、お疲れ様天真君」

ガヴ「うっす…あ、明日も同じ時間にバイト入れますか?」

マスター「!勿論だよ!待ってるよ、気を付けて帰ってね」

―――帰路

ガヴ(つ、つかれた…流石に体力がやばいな…)

ガヴ(客がいないからほとんど何もしてなかったけど、なんか疲れた…)

ガヴ(これ、続けるんだよな…しんど)

ガヴ(まあ、これでヴィーネが振り向いてくれるかもしれないなら頑張るけど…)

ガヴ(…ラフィのやついったい何を企んでるか知らないけど、なんか、イラつく)

ガヴ(心なしかヴィーネと接触が多いし…)

ガヴ(それだけならいいけど、煽られてる気がしてなんかイラってくる)

ガヴ(流石に毎日ご飯作りに行ったりする体力まではないし…)

ガヴ(明日から別の方法で距離を詰めてみるか…)

ガヴ(あと、ラフィのことも…絶対に負けてたまるもんか…っ)カタカタ


――――――――――
以下、名無しにかわりまして駄天使がお送りします

『みなさんありがとうございます!
今日はバイトにシフトを入れてもらったのですが、
行ってみたところ友人(Lさん)と好きな人(Vさん)が居たんです
二人で楽しそうに話をしていて…
なんか、それだけなのにすっごくもやもやするんです…
それで、今日そっけない態度をしてしまったせいか、なんだか
心配されてるような気がします
明日はどんなふうに距離を詰めた方が良いでしょうか?

流石に毎朝ご飯を作る体力もないです…。』
――――――――――


ガヴ「ふぅ…疲れた…」ゴロン

ガヴ「ヴィーネは…渡さないからな…っ」

バイトなんで一応9時半くらいに再開するぜ
規制なし安価カモンカモンです

さりげなく物理的に距離を詰めてみるとか

そういう時はあえて距離を置くのよ!
他の友達と仲良くしてヴィn...ン"ン"!好きな子を嫉妬させるのよ!
他に友達居ないの?例えば赤い髪の頭が良くて美人の笑顔が素敵な大悪魔みたいな子が!
その子と仲良くするのよ!

>>51
くっさ

ラフィとヴィーネを近づけさせない(物理)

ヴィーネちゃん可愛いから他の誰かが一緒に居るのは仕方ない
取られない様に常に側にくっつくしかないな

遅くなってゴメナサイ

―――

ガヴ「えぇと…」

ガヴ「ヴィーネを嫉妬させる・・・?」

ガヴ「嫉妬…してくれるかな…」シュン

ガヴ「赤い髪の頭が良くて美人で笑顔が素敵な大悪魔…?」

ガヴ「赤い髪で頭が悪くてドジで馬鹿なアホ悪魔ならいるが…」

ガヴ「これは…少しリスクが大きいな…」

ガヴ「これで嫉妬してくれなかったら私ただの赤っ恥じゃん…」

ガヴ「他…ヴィーネに物理的に近づいて他を寄せ付けない…」

ガヴ「これで少しでも意識してくれればいいけど…やってみるか」

ガヴ「あっ」

ガヴ(宿題やったら、褒められるかな…)カキカキ

ガヴ(…)カキカキ




ガヴ(久々に宿題ちゃんとやったなぁ…)スラスラ





ガヴ「ん…」ウトウトカキカキ




ガヴ「おわ…t…zzz」バタッ

―――翌朝、教室にて

ガチャッ

ガヴ「おはよーさん」

ヴィーネ「なんでガヴがいるのよ!?」

ガヴ「いや、その、サーバーメンテだったから早寝したらおきちゃったんだよ!」

ヴィーネ「なんで怒ってるのよ…まあいいわ

ヴィーネ「寝てるかと思ってはやめに出ちゃったし、そろそろ行きましょうか」

ガヴ「おう」

ヴィーネ(よかった、今日はいつも通りなのね…いつも通りではないけど)

ヴィーネ「って思ってた時期が私にもあったわ」

ガヴ「ヴィーネ?」ピタッ

ヴィーネ「あ、ううん、なんでもないわ」

ガヴ「そうか」ゲームカチカチ

委員長「おはよう、月乃瀬さん…と、天真さん…?!」

ガヴ「はよー」ギュッ

ヴィーネ「お、おはよう…」

委員長「じゃあ、またね」ヒキッ

ガヴ「うぃー」

ガヴ「…」ゲームカタカタ

ヴィーネ(なに!?なんなの!?)

ヴィーネ(なんでさっきからガヴはひっついてくるの?!)

ヴィーネ(しかも人と話す時だけ!)

ヴィーネ(意味が分からなくて怖いっ!ガヴ怖い!)

サターニャ「なぁーっはっはっは!!」バァアアアン

サターニャ「待たせたわねガヴリール!今日こそ叩きのめしてあげるわ!」ドヤ

ラフィ「大悪魔様のおでましで~す♪」ニコニコ

ガヴ「断る」ギュッ

ヴィーネ(またなの!?いい加減恥ずかしいわ!)アセアセ

サターニャ「なんで即答なのよ!ヴィネットばっかじゃなくて少しは私の相手もしなさいよ!」

サターニャ「今日こそは私がアンタより悪魔っぽいって証明してやるんだから!」

ガヴ「いや私天使だし」

ラフィ「ガヴちゃん今日はいつも以上にヴィーネさんに懐いてますね」

ヴィーネ「え!?あ、うん、うん?」アセアセ

ガヴ「べ、べつに!?」

サターニャ「なに焦ってんのよ」

ガヴ「焦ってない!この馬鹿悪魔め!

サターニャ「なによ馬鹿天使!」

ヴィーネ「ちょ、ちょっと!」

ラフィ「まあまあヴィーネさん、そうカリカリしないでくださ~い」モフモフ

ヴィーネ「ちょ、胸押し付けない!?嫌味なの?!」

ガヴ(あっ)

ラフィ「じゃあ乗せちゃいま~す♪」

ヴィーネ「はぁ…もういいわ…ガヴ?」

ガヴ「」ビクッ

ガヴ「あっ…」モジモジ

ヴィーネ「ガヴ?体調悪いの?保健室行く?」

ガヴ「…」

ヴィーネ「ねぇガヴ、先生には伝えておくから保健室に…」

ガヴ「じゃあ…きて…」

ヴィーネ「え?」

ガヴ「なんか、つらいから…保健室まで、連れてって」

ヴィーネ「あ、うん…いいけど」

ラフィ「体調不良ですか?」

サターニャ「え、ガヴリールサボるの?実に悪魔的ね!」

ラフィ「次は学年で合同体育ですよね、担任にはお伝えしておきますよ」

ガヴ(ラフィ…?)チラッ

ラフィ「」ニコッ

ヴィーネ「じゃあお願いね、行きましょガヴ」

―――保健室

ヴィーネ「あら…先生いないわね」

ヴィーネ「取り敢えずベッドに横になってみて、体温計取ってくるわ」

ガヴ「あっ…うん」ポスッ

ガヴ「…」チラッ

ヴィーネ「」セッセ

ガヴ(…切ない)

ガヴ(確かに今は私だけを見てくれてるけど…切ない…)ウルッ

ガヴ(友達としてしか見られてないの、知ってるから…)ゴロン

ガヴ(それじゃ嫌なのは私だけで…、一方的で…)

ガヴ(やばい、感情の制御がつかなくて泣いてしまいそうだ…)グスッ

ヴィーネ「…ガヴ?どうしたの?」ストッ

ガヴ「びー…ね」グスッ

ヴィーネ「どうして、泣いてるの?どこか痛いの?」ペタペタ

ガヴ「ヴィーネ…👆、きもち…」スリスリ

ヴィーネ「ガ、ガヴ?まさか…」デコピタッ

ガヴ「うぇえ!?あ、あひゃあ、あ、!」アセアセ

ヴィーネ「や、やっぱり熱い!大変じゃない!なんで学校来たのよ!」

ガヴ「へ?」

ヴィーネ「とりあえず家まで送っていくから!あぁ、荷物取りに行かなきゃ、…ちょっと待ってなさい!」ダッダッダ

ガヴ「え、いや!ヴィーn」

ガヴ「い、いってしまった…」

ガヴ(ど、どどどどうすればいい!?)

ガヴ(用意するって、荷物だよな!?私の家に来るってことだよな!?)

ガヴ(か、看病して、くれるんだよな…)

ガヴ(本当に熱が出てるとは思わなかったが…まあいいか)

ヴィーネ「ガヴ、許可もらってきたから早速帰りましょ」

ガヴ「お、おう…」

ヴィーネ「もう、心配したじゃない…」

ガヴ「ご、ごめん…あ、あのさ!」

ヴィーネ「なによ?」

ガヴ「あ、ありがとな…」

ヴィーネ「う、うん…どういたしまして」ニコッ

ヴィーネ「最近様子が変だから、てっきり好きな人が出来たのかと思ったわ」

ガヴ「え”っ

ヴィーネ「え?もしかして図星?」ズイッ

ヴィーネ「だれだれ?クラスの子?!」

ガヴ「い、いねぇし!」

ヴィーネ「えぇ~…ガヴってば可愛いんだからもっと女の子らしくすればいいのに」

ガヴ「…ヴィーネは、そっちの方が好きなの?」ボソッ

ヴィーネ「え?」

ガヴ「あ、いや、なんでも…」

ヴィーネ「・・・?」

ヴィーネ「あ、ついたわね…まずは掃除かしらね~」ガチャッ


ヴィーネ「え…」

部屋「ピカピカやぞ」

ヴィーネ「嘘!?すっごい綺麗!ゴミもないわ!」

ヴィーネ「ガヴ…やっと更生したのね…」ウルウル

ガヴ「べつに、き、きまぐれだ…」

ヴィーネ「なによ意地張っちゃって、よく頑張ったわね~」ナデナデ

ガヴ「こ、子ども扱いはよせ!」テレ

ヴィーネ「何か温かいものつくるからベッドで待ってて、ネトゲはダメよ?」

ガヴ「うぃ…」



ガヴ「さて、と…今更だが頭が重くて結構やばいぞこれ」ピロリン

ガヴ「ん、ラフィからメールか」


――――
ガヴちゃ~ん?体調大丈夫ですか?
先ほどは可愛い反応をありがとうございます♪
2人きりだからといって、大人の壁を超えてはいけませんよ~?
まだ高校生なので、そこらへんはしっかりお願いしますね!
天使として、正しい方向に導くのが私の仕事ですので♪
―――――


ガヴ「なんだこれ、私も天使なんだが」

ガヴ(てか思い切りバレてるなこれは…はずい)

ガヴ(まさかあのスレも見られたりして…?)ブルッ

ガヴ「さ、流石にないか…」

ガヴ「とりあえずねよ~…zzz」


シエンタ

支援ありです


ヴィーネ「よし!お粥が出来たわ」

ヴィーネ「綺麗にしてたけど、冷蔵庫の中は相変わらずだったから買い物行くはめになるし」

ヴィーネ「ま、おかげでいいのが出来たからいいけど。早速起こしに行きましょうか」

ヴィーネ「ガヴー、ごはんよー」

ガヴ「んぁ……オトメに頼りすぎなんだよ…先導するなよクソヒューマンが…」zzz

ガヴ「滅べッ!!!!」zzz

ヴィーネ「寝言怖すぎでしょ…」

ガヴ「んぅ…びぃね…」

ヴィーネ「えっ」ドキッ

ガヴ「青いご飯だけは…やめて…」zzz

ヴィーネ「な、なんだ、寝言ね…びっくりした」

ヴィーネ「黙ってれば可愛いのに…勿体ないわねぇ~」ヤレヤレ

ガヴ「ん…?」ムクッ

ヴィーネ「あ、起きた?ご飯出来たわよ」

ガヴ「びぃね…?」

ヴィーネ「そうよ、私よ。寝惚けちゃって可愛いわね」クスッ

ガヴ「あ、そうだ、今日のログインボーナス…」

ヴィーネ「だ・め・よ?」

ガヴ「ハイ」

ヴィーネ「お粥盛ってくるわね、待ってて」

ガヴ「おう」



ガヴ「さて、と」

ガヴ(好感度ちょっと上がってる…よな?)

ガヴ(このまま好感度上げてこ、こくはく…してみたい、かも)

ガヴ(っていうかしたい!)


――――――――――
以下、名無しにかわりまして駄天使がお送りします

好感度をもっと上げたいんですけどどうすればいいですかね?
いつも部屋片付いてないんですけど、部屋片付けたり
したので、ちょっとは上がってたと…思います。
ちなみに今日は偶然熱出しちゃって一日看病してくれました。
――――――――――

具合が悪いならいつもより自分の弱いところを見せちゃおう
そのまま看病してもらえば相手も意識するはず

いつもありがとうって伝えてみる

ガヴ「な、なるほど…」カタカタ

ヴィーネ「ガヴ?」

ガヴ「ぴゃああああああ!!」ビクッ

ヴィーネ「ひゃあああ!?」ビクッ

ヴィーネ「って、なんでよ!」

ガヴ「ご、ごめん!び、びっくりして…」

ヴィーネ「まあいいけど…なにやってたの?」

ガヴ「え、あー…天界からのメール?(嘘)」

ヴィーネ「なんで疑問形なのよ…」

ヴィーネ「まあいいわ、おかゆ食べれそ?」

ガヴ「あ、うん…あの、」

ヴィーネ「なぁに?」

ガヴ「た、たべさせて…くれません?」

ヴィーネ「!?」

ガヴ「あ、いや…その、嫌なら、いいんだが…」

ヴィーネ「…」

ガヴ「あ、あの…?」

ガヴ(ち、沈黙が怖い…)

ヴィーネ「…あーん」クイッ

ガヴ「え、」

ヴィーネ「ほ、ほら、食べるんでしょ…あーん!」

ガヴ「い、いいのか?」

ヴィーネ「珍しく甘えてるから驚いただけよ。断る理由なんてないじゃない」クスッ

ガヴ「…そ、そうか」パクッ

ヴィーネ「どう?」

ガヴ「おいしいよ」

ヴィーネ「そう、よかった。いっぱい食べてね。」

―――食後

ガヴィーネ「ごちそうさまでした/お粗末様でした」

ヴィーネ「よく食べたわね」

ガヴ「おなか一杯で死にそうだ」ウップ

ヴィーネ「食べ過ぎで死ぬなんて愉快な死に方ねぇ…」

ガヴ「ホントだな、それだけは嫌だ」

ヴィーネ「誰だって嫌だと思うけどなぁ…」

ヴィーネ「あらかたOKね」

ヴィーネ「じゃあ、私は帰るわね。しっかり休むのよ」ガチャ

ガヴ「あっ…」

ガヴ「ま、まって!!」ガシッ

ヴィーネ「ガ、ガヴ?って、」スベリッ

ガヴ「げっ!」バタッ

ガヴ「いってて…」ムクッ

ヴィーネ「もう…急に突進してこないでよ~」

ガヴ「そ、それはごめん!でも…その」



ガヴ「きょ、今日泊まって行かない?」ギュッ




ヴィーネ「で、でも着替えが…」

ガヴ「わ、私のを貸すから!」

ヴィーネ(流石に小さそうだけどなぁ…まあいっか)

ヴィーネ「わかったわ、先にお風呂借りてもいいかしら?」

ガヴ「あ、うん…」

ヴィーネ「じゃあ、上がったら体ふいてあげるからお布団被って待ってて」

ガヴ「おう!!」ダッダッダ

ヴィーネ「元気な病人ね…」

―――
ガヴ「ふぅ…なんか勢いでお泊りできるようになった」

ガヴ「ヴィーネはやくこないかなぁ…」ゴロゴロ

ガヴ「ねむ…」ウトウト

ガヴ「熱は多分引いたよな…」

ガヴ「何してよ」ゴロゴロゴロ

ガヴ「あ、これいいかも」ゴロゴロ


ガヴ「おぅぇええ…」フラフラ

ヴィーネ「…なにやってるのよ」

ガヴ「あ、おかえりー」

ヴィーネ「にしても、ガヴがこんな可愛いパジャマもってたなんてね」

ヴィーネ「しかもサイズあってたし」

ガヴ「あー、通販の特典で当たったんだよ」ゴロゴロ

ガヴ(本当はお泊り用に色違い用意したんだがな…)

ヴィーネ「あら?この袋…色違いのパジャマ…?」

ガヴ「あぁ、それは…」

ヴィーネ「これ、ガヴの?ちょっと着てみてよ!」

ガヴ「えぇ…めんどくさい」

ヴィーネ「どうせ一回脱いで体拭くんだからいいじゃない」

ガヴ「確かにそうだけど…」

ガヴ「わ、わかった…」ヌギッ

ヴィーネ「それじゃあ、拭くわよ~」フキフキ

ガヴ「あ、気持ちい…」

ヴィーネ「結構汗かいてたわね…私がいなかったらこのまま寝るつもりだったでしょ?」

ガヴ「まあな」

ヴィーネ「もう…そんなんじゃ風邪直らないわよ」フキフキ

ガヴ「んぁっ… …!?」

ヴィーネ「何変な声出してるのよ」クスッ

ガヴ「ご、ごめん…」カァアアア




ヴィーネ「はい、終わりよ」

ガヴ「あ、ありがと」

ヴィーネ「さ、このパジャマに着替えて!」

ガヴ「うーん…」

ヴィーネ「だめ?」

ガヴ「じゃあ…代わりになんかやってくれよ」

ヴィーネ「さんざん看病したじゃない…」

ガヴ「…じー」

ヴィーネ「わ、わかったわよ…」

ヴィーネ「じゃあ代わりに>>75してあげるからこれ着てね?」

添い寝

一緒の布団で寝てあげる

あら^~

ヴィーネ「一緒に寝てあげるからこれ着てね」

ガヴ「なっ!?」

ヴィーネ「なによ、嫌なの?」

ガヴ「べ、べべつに!?わ、私は床でいいから!」

ガヴ「ヴィーネはひとりでベッドを使ってくれ」

ヴィーネ「病人を床で寝かせる馬鹿がどこに居るのよ…」

ヴィーネ「いいじゃない、私兄妹いなかったから一回添い寝してみたかったのよ!」

ガヴ「それ自分がしたい事じゃんか!」

ヴィーネ「えぇ…だめ?」

ガヴ「うっ…わーったよ、着ればいいんだろ!着れば~!」

ヴィーネ「うんうん!」ワクワク


ガヴ「着れたぞ」

ヴィーネ「私が悪魔イメージの黒いパジャマで、ガヴが白ね」

ガヴ「あぁ、元のゲームの主人公が天使と悪魔だからな」

ガヴ「あ、そのパジャマヴィーネにやるわ」

ヴィーネ「え、いいの?」

ガヴ「私じゃサイズ合わないだろ?」

ヴィーネ「そう?じゃあいただいちゃうわね」

ガヴ「おう…ねるか~」モゾモゾ

ヴィーネ「それじゃあ失礼します…」

ガヴ「おい、狭いぞ」

ヴィーネ「仕方ないじゃない」

ガヴ「ふぁ~…」

ヴィーネ「…ねえガヴ」

ヴィーネ「何か悩んだりしてない?」

ガヴ「…へ?」

ヴィーネ「最近、その…変というか…」

ガヴ「…あぁ」

ヴィーネ「もし何かあるのなら、相談してね」

ヴィーネ「友達でしょ?」ニコッ

ガヴ「…」ギリッ

うーん、これはガチリールww

ガヴ「…だよ」ムクッ

ヴィーネ「が、ガヴ…?」ムクッ

ヴィーネ「きゃっ!」バタッ

ガヴ「なんで…!なんでなんでなんで!!」カブサリ

ヴィーネ「が、ガヴ?」

ガヴ「お前私がどんな思いしてるか知らないだろ!」ポロポロ

ガヴ「私はヴィーネを友達だなんて思ってないんだぞ!」ポロポロ

ガヴ「なのにお前はことあるごとに友達だから友達ならって…っひぐ」ポロポロ

ヴィーネ「ガ…」

ガヴ「もう…やだぁ…」ポロポロ

ヴィーネ「ガヴ…」

ヴィーネ「ご、ごめんね!」

ヴィーネ「わ、私てっきり、嫌われてないかと、思って、色々世話とか、焼いちゃって…」ウルウル

ガヴ「…じゃない」ボソッ

ヴィーネ「じゃ、じゃあ私帰るわね!」ガタッ

ガヴ「…っ!」ガシッ

ガヴ「ま、まっ」

ヴィーネ「…離して!!嫌いなら離してよ!!!」

ガヴ「…っ」ギュッ








ガヴ「っ…好きだよ!!!」









ヴィーネ「え…」

ガヴ「だから…嫌いとは言ってない…だろ」ダキッ

ヴィーネ「ガ、ガヴ…」

―――数分後

ヴィーネ「ガーヴ、お布団独り占めされると私が寒いんだけどー…」

ガヴ「やだ!絶対!」

ヴィーネ(あの後正気に戻ったガヴは羞恥心に耐え切れなくなって布団をかぶりだした)

ヴィーネ(さっきは色々あったから、ガヴの顔を見て緊張しなくてすむから、正直言うとちょっと感謝してる)

ヴィーネ(っていっても、答えは決まってるし…寒いから早く居れてほしいわ…)

ヴィーネ「いい加減にしないと帰っちゃうわよ?」

ガヴ「か、勝手に…か、帰れば?」ピタッ

ヴィーネ「もう…ね、返事くらいさせなさいよ」

ガヴ「いやだぁああああああ!!!」

ヴィーネ「ちょ、近所迷惑!」

ガヴ「あーあー!聞こえないー!もう寝てますー!」

ヴィーネ「全く…」コツコツ

ヴィーネ「いい加減に…しなさーいっ!」バサーッ

ガヴ「うぅぁあああっ!眩しい!死ぬぅうう!!」

ヴィーネ「日光を浴びた吸血鬼か…」

ガヴ「か、返せよ!」

ヴィーネ「なによ、ガヴってば真っ赤じゃない」クスッ

ガヴ「くそぅ…ふんっ!」プイッ

ヴィーネ「もう、いじけてないでこっち見て?」

ガヴ「や、やだ」

ヴィーネ「まったく…よいしょっ」ギュー

ガヴ「なっ!後ろから抱き着くなよ!?」

ヴィーネ「前だったらいいの?」

ガヴ「ち、ちが…」

ヴィーネ「私もガヴが好きよ」

ガヴ「!」

チュッ



ガヴ「ぇ…?」

ガヴ「…!?な、なにするんだよ!?///」

ヴィーネ「ふふ、キス♪」

ガヴ「なんでするんだよ!?///」

ヴィーネ「したかったから♪」

ガヴ「なっ…す、好きでもない癖に」

ヴィーネ「だから、好きなんだってば~」スリスリ

ガヴ「う、嘘だッ!」

ヴィーネ「そういわれても…どうしたら信じてくれるのよ?」

ガヴ「そ、そんなの…私が知るわけないだろ」

ヴィーネ「ガヴが知らなきゃ誰が知ってるのよ…」

ガヴ「し、知らんっ!」プイッ

時々更新時のミスで名前が名無しになるけど乗っ取りではないのでお気にせず




ヴィーネ「ねぇ、ガヴの耳って小さいわね」

ガヴ「ふぁ…っ///」

ヴィーネ「ふわふわで柔らかい髪の隙間から、小さな耳がばっちり見えてるわよ」

ガヴ「な、なっ…なっ…///」

ヴィーネ「ふふっ♪」ハムッ

ガヴ「や、やだ…///」

ヴィーネ「なによ、私にされるの、いや?」

ガヴ「う、うぅ…///」

ガヴ「ヴィーネのあほ」

ヴィーネ「質問の答えがあほって…どう受け取ればいいのよ…」

ガヴ「あ、うぅ…///」

ヴィーネ「ん?」

ガヴ「ほ、ホントに嫌だったら天使力で吹き飛ばすなりラッパ吹くなりしてるし…///」

ヴィーネ「もう…もう少し素直になってもいいのに」クスッ

ヴィーネ「ね、触っていい?」

ガヴ「は、はぁ!?な、なんでだよ…///」ニゲ

ヴィーネ「だって、ガヴって小っちゃくて柔らかくておいしそうだもん」ジリジリ

ガヴ「ヴィ、ヴィーネの悪魔!」マクラポイッ

ヴィーネ「ほ、ホント!?悪魔っぽい!?」

ガヴ「げっ…えぇと、い、淫魔!サキュバス!」

ヴィーネ「酷い言われようね…」

ガヴ「ふ、ふんっ」プイッ

ガヴ「ぜ、絶対に嫌だからな!私ベッドで寝るからヴィーネは床で寝ろ!」

ヴィーネ「ガヴってば天邪鬼だから、それは「絶対にしたいからベッドで一緒に寝て」ってことでいいのよね?」

ガヴ「言ってないわ!」

ヴィーネ「ほら、ベッドに横になってないとちゃんとできないでしょう?」ヨイショッ

ガヴ「な、なにする気だ!?抱きかかえるなよ!///」フワッ

ヴィーネ「ふふ、ガヴってば子供みたいね」クスッ

ヴィーネ「大丈夫、ガヴが本当に嫌がることだけは…絶対にしない」

ガヴ「ヴィーネ…」

ガヴ「お、お手柔らかに…」

ヴィーネ「うん…力抜いて」チュッ

ガヴ「んっ…くすぐったい」

ヴィーネ「そう?じゃあ次h」



\ワータシータチー スキナコトーダケーシテー/



ガヴィーネ「!?」

ヴィーネ「わ、私のだわ…///」

ガヴ「お、おぅ…///」

ヴィーネ「も、もしもし?!///」

サターニャ『あ、ヴィネット?』

ヴィーネ「サ、サターニャじゃない!どうしたの?」

サターニャ『なんか面白いことやってるから電話してみてってラフィエルが…あ、ちょっと!』

ラフィ『あ、ヴィーネさん?』

ヴィーネ「ラフィも一緒なの?それで用って…」

ラフィ『ヴィーネさん、だ・め・で・す・よ?』

ヴィーネ「な、なななんのことかしら!?///」

ラフィ『うふふ~♪』

ラフィ『それじゃあ私はこれで、失礼しまーす♪』

ヴィーネ「あ、ちょっと…切れちゃった」

ガヴ「ヴィーネ?」

ヴィーネ「あ、えぇと、な、なんでもないわ!」

ヴィーネ「あ、み、みてガヴ!もう2時前だわ!」

ガヴ「え、あ、うん…」

ヴィーネ「ね、寝ないと明日起きれないわよ!」

ガヴ「え、あ…」

ヴィーネ「わ、私はもう寝るから!ガヴも早く寝るのよ!///」バサッ

ガヴ(…え?)ポツーン




ガヴ(えぇえええええ!?///)

ガヴ(なんで!?結構いい雰囲気だったじゃんか!///)

ガヴ(なんでなんでなんで!!?///)

ガヴ(えぇ…くそっ、仕方ない…眠気もやばいし今は寝る…明日絶対許さないからな!)





ガヴ「zzz」


ヴィーネ「…」チラッ

ヴィーネ(ごめんガヴ!ラフィってば絶対に何か知ってそうな言い方だったし、あれを聞いた後にその…する、なんて私には無理よ!)

ヴィーネ(ちょっとは悪魔っぽくなれたとはいっても、無理なものは無理だもの!)

ヴィーネ(あぁ…天使を汚そうとした自分への罪悪感と自己嫌悪が…)ズーン

ヴィーネ(ガヴには悪いけど…大人の階段は、もうすこし後にしてもらおう///)

ヴィーネ(それまでは、…うん、明日からいっぱい可愛がってあげなきゃ)

ヴィーネ「おやすみガヴ」チュッ

私も寝るおやすみ( ˘ω˘)スヤァ
とある作品のネタ(?)も交えてみたけどわかった人は同志( ˘ω˘)スヤァ

支援

支援ありです

―――翌朝

ヴィーネ「ん…ん~っ」ムクッ

ヴィーネ(今何時…)ファ

時計「8時」

ヴィーネ「…!?」

ヴィーネ「嘘?!もう8時!?」

ヴィーネ「た、大変!遅刻ギリギリじゃない!」

ガヴ「ん~…ヒール…zzz」ムニャムニャ

ヴィーネ「ちょ、ガヴ!起きなさい!」フトンバサーッ

ガヴ「うわぁあああああああ!!!」

ガヴ「って、…ヴィーネ?」

ヴィーネ「起きたわね、さっさと着替えて学校の用意をしてね」

ガヴ「えー」ゴロゴロ

ヴィーネ「駄々こねないの、学校から帰ったら買い物しないと晩御飯の材料ないんだから」

ガヴ「へいへい…ん?」

ガヴ(それって…)

ヴィーネ「まあ、その…週5くらいなら来ると思うから」フイッ




ガヴ「…」



ガヴ「は、はぁあああああ!?」



―――完


ゴメンナサイ気力付きました
みんなありがとう、おつかれさま

おつんこ

₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom