VIPでスレが落ちてしまったのでこちらに書き込みます。
以下、本編です。
C.C.「どうした?」
ルルーシュ「それはこっちの台詞だ」
C.C.「私はお馬さんごっこがしたいだけだ」
ルルーシュ「断る」
C.C.「そう邪険にするな。さてはルルーシュ、お前はお馬さんごっこをしたことがないな?」
ルルーシュ「だったらどうだと言うのだ」
C.C.「ふっ……可哀想な奴だ。そんな哀れなお前に、この私が手取り足取りお馬さんごっこの醍醐味を……」
ルルーシュ「結構だ」
C.C.「ルルーシュ!意地悪をするな!私が泣いてしまってもいいのか!?」
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ルルーシュ「ええい黙れ!!お前が泣こうが喚こうがどうでもいい!俺は忙しいんだよ!!」
C.C.「お前が忙しいことは重々承知している。そんな多忙なお前につかの間の休息をだな……」
ルルーシュ「……お前はつかの間の休息にお馬さんごっこをさせるつもりなのか?」
C.C.「レクリエーションの一環だ」
ルルーシュ「そんないかにも疲れそうな児戯はレクリエーションとは言わない」
C.C.「断言するのはやめろ。もう少し私のことを気遣ってくれ。誇り高い私がこうして頼み込んでいるその意味を、お前は察するべきだ」
ルルーシュ「本当に誇り高い女はお馬さんごっこがしたいなどと口が裂けても言わん」
C.C.「現にこうして私が言ってるではないか。ルルーシュ、現実を見ろ。そして私の要求を受け入れるんだ」
ルルーシュ「お前が現実を見てくれ」
C.C.「仕方ない。ならば、訳を話そう」
ルルーシュ「いいから帰ってくれ。頼むから」
C.C.「まあ聞け。お前が働いている間、私は部屋でゴロゴロしながらピザを食べ、暇を持て余しながらテレビを見つつ、瞑想していた」
ルルーシュ「それは瞑想ではない。断じてな」
C.C.「とにかく、テレビを見ていた私はその時流れていた放送の内容に釘付けとなった。瞑想を忘れる程にな」
ルルーシュ「あくまでも瞑想と言い張るつもりか……それで、その放送の内容とはなんだ?」
C.C.「ふっ……気になるか?」
ルルーシュ「もう話さなくていいぞ」
C.C.「ルルーシュ!?お前は本当に冷たい奴だ!ああっ!待って!?今言うからおもむろにイヤホンを付けるのはやめてくれ!!」
ルルーシュ「今度ふざけたことを言ったらお前の口にガムテープを貼るからな」
C.C.「わ、わかったよ。わかったから、そう怖い顔をしないでくれ。私が夢中になったのは……競馬の中継放送だったんだ」
ルルーシュ「なるほどな。だから、お馬さんごっこなんて馬鹿なことを言い出した訳か」
C.C.「失礼なことを言うな。お前だって武豊が跨るキタサンブラックを見たらきっと……」
ルルーシュ「興味ないな」
C.C.「だったら興味を持ってくれ」
ルルーシュ「ふむ。ならば、ちょっとそこで四つん這いになってみろ」
C.C.「へっ?」
ルルーシュ「俺に興味を持って欲しいのだろう?その為に身体を張ってみせろ」
C.C.「最低だな」
ルルーシュ「まだまだ序の口だ。これしきの要求が飲めないのなら、この話は無しだ」
C.C.「くっ……わかった。お前の要求を飲もう」
ルルーシュ「やるなら早くしろ」
C.C.「こ、これで、いいか?」プルプルプル
ルルーシュ「それでは馬なのか犬なのかわからん。ちょっとその場で嘶いてみろ」
C.C.「ルルーシュ!それは流石に……!」
ルルーシュ「嫌ならこの話は無しだ」
C.C.「うぅ……ひ、ひひぃ~ん!」
ルルーシュ「全然駄目だな。俺の目にはただC.C.が嘶いているようにしか見えなかった」
C.C.「当たり前だろう!?いい加減にしろ!」
ルルーシュ「そうだな。それじゃあ、俺は仕事に戻るから……」
C.C.「ま、待ってっ!?」
ルルーシュ「まだ何かあるのか?」
C.C.「ど、どうしたら真の馬に迫れる!?」
ルルーシュ「真の馬、か。それを成し遂げたいのならば……いや、この先は俺の口からはとても言えないな」
C.C.「言ってくれ!!そこまで言ってやっぱりやめるなんて卑怯だぞ!?」
ルルーシュ「お前にその覚悟があるか?」
C.C.「あるっ!!」
ルルーシュ「ならばC.C.……尻を、出せ」
C.C.「……えっ?ルルーシュ、今なんて……?」
ルルーシュ「尻を出せと、そう言ったんだよ」
C.C.「……正気か?」
ルルーシュ「ああ、俺は至って冷静だ」
C.C.「お前は冷静に何を言ってるんだ?」
ルルーシュ「真の馬に至る道筋を示したまで」
C.C.「……にわかには信じ難いな」
ルルーシュ「信じる信じないはお前が決めろ。お前の覚悟が、どれほどの物か、見せてみろ」
C.C.「……わかった。疑ってすまなかったな」
ルルーシュ「なに、気にするな。俺とお前は共犯者しじゃないか。そうだろう?」
C.C.「ふっ……ならばとくと見るがいい!これがお前の共犯者たる私の……覚悟だ!!」プリンッ
ルルーシュ「フハッ!」
C.C.「なっ!?笑った!お前今、私の覚悟を笑ったな!?」
ルルーシュ「いや、実に良いものを見させて貰った。思いの外、綺麗な尻だったぞ、C.C.」
C.C.「だ、騙したのか!?」
ルルーシュ「お前が勝手に騙されただけだ。自分の意思で人に尻を見せたくせに、人聞きの悪いことを言うな。これに懲りたらもう二度と俺の仕事の邪魔を……」
C.C.「……ぐすっ」
ルルーシュ「な、何も泣くことはないだろう!?」
C.C.「だって……だって……!」グスングスン
ルルーシュ「と、とにかく、俺は忙しいんだ!また今度構ってやるから、今日は帰れ!!」
C.C.「ぐすっ……ルルーシュ……お願い」ウルウル
ルルーシュ「そ、そんな涙目で拝まれても駄目なものは駄目だ!!」
C.C.「……ふんっ。随分と頑なじゃないか」ケロリ
ルルーシュ「な、泣き真似……だと?」
C.C.「童貞のお前がこの美しくも可愛らしい私の泣き落としに屈しないとは……これは、何かあるとみた」
ルルーシュ「べ、別に何もない!帰れっ!」
C.C.「帰るものか。この私に恥をかかせたのだ。それ相応の報いは受けて貰うぞ……!」
ルルーシュ「何をするつもりだ……?」
C.C.「これは最近ネットで覚えたんだがな……」
ルルーシュ「むっ?」
C.C.「ルルーシュの!」
ルルーシュ「お?」
C.C.「ちょっと良いとこ見てみたい!」
ルルーシュ「フハッ!」
C.C.「そぉーれ!うっま!うっま!うっま!」
ルルーシュ「やらん」
C.C.「そんなぁ!?」
ルルーシュ「縋り付くな、鬱陶しい」
C.C.「わ、私の渾身の『馬コール』が通用しないなんて……」
ルルーシュ「そんなコールなど忘れてしまえ」
C.C.「ルルーシュ、どうしてそこまで馬をやりたがらないんだ?訳を話してみろ」
ルルーシュ「……話せば、お前は失望する」
C.C.「やはり、深い訳があるんだな?」
ルルーシュ「ああ。だから、そっとして置いてくれ。それが、お前の為でもある」
C.C.「ふっ……水臭いぞルルーシュ!」
ルルーシュ「臭いのが『水』なら、どれだけ良かったことか……」
C.C.「なに?くんくん……なっ!?ルルーシュ!こ、この匂いは、まさか……!」ゴクリ
ルルーシュ「そう、俺は今、立つに立てない。ましてやお馬さんごっこなど以ての外!俺は今……うんこを漏らしているんだよ」
C.C.「そ、そうとは知らずに無茶を言ってすまなかった」
ルルーシュ「いいんだ。謝ることはない」
C.C.「そ、それじゃあ、私は帰るから……」
ルルーシュ「俺を……見捨てるのか?」
C.C.「そ、そんな悲しそうな顔をするな」
ルルーシュ「聞いてくれ、C.C.」
C.C.「嫌だ。部屋が臭いから私は帰る」
ルルーシュ「どうしてそんな冷たいことを言うんだ!!俺達は共犯者だろう!?」ガバッ
C.C.「わ、わかったから立つな!話は聞いてやるからとにかく落ち着けルルーシュ!!」
ルルーシュ「俺としたことが……取り乱して、すまなかった」
C.C.「気にするな。そんなことより、私を呼び止めてどうするつもりだ?」
ルルーシュ「ああ、お前を呼び止めたのは他でもない。この壊滅的な状況を脱する策を、つい今しがた閃いたんだ」
C.C.「どんな策だ?」
ルルーシュ「くっくっくっ……気になるか?」
C.C.「やっぱり帰る」
ルルーシュ「ま、待て!このっ!お前はもっと思いやりの心をだな……お、おいっ!本気で帰ろうとするな!?戻ってこい!!」
C.C.「次にふざけたことを抜かしたら本当に帰るからな」
ルルーシュ「俺は徹頭徹尾、至って真面目だ。それでは本題に入ろう」
C.C.「さっさと話せ」
ルルーシュ「C.C.……馬になって、俺をトイレに運んでくれないか?」
C.C.「ルルーシュ……いや、もういい」
ルルーシュ「待てっ!今のは無しだ!!だからそんな冷たい顔をするな!?」
C.C.「私にだって堪忍袋の緒がある」
ルルーシュ「わ、わかったからそう怒るな」
C.C.「しかし……馬になること自体は、そう悪いアイデアではないかもしれないな」
ルルーシュ「やって、くれるのか……?」
C.C.「私が?漏らしたお前の馬に?冗談じゃない。馬になるのはルルーシュ……お前だよ」
ルルーシュ「なにを馬鹿な。うんこを漏らした俺が馬になどなれる訳が……」
C.C.「逆だよ。うんこを垂れ流すお前こそ、真の馬に相応しい。そうは思わないか?」
ルルーシュ「なるほどな。確かに野生的と言える」
C.C.「理解が早くて助かるよ。それでは、床に四つん這いになってくれ」
ルルーシュ「やむを得ん……これで、いいか?」
C.C.「ふむ。上出来だが……匂いが凄いな」
ルルーシュ「ズボンを脱いだ方がいいか?」
C.C.「やめろ。絶対に脱ぐな」
ルルーシュ「しかし、真の馬たるもの……」
C.C.「黙れ。よし、それでは乗るぞ」
ルルーシュ「えっ?」
C.C.「何を驚いている?」
ルルーシュ「乗る必要があるのか?」
C.C.「当たり前だ。私も武豊の気分を味わいたい。キタサンブラックではなく、汚いブラックの馬だが、この際目を瞑ってやるから乗せろ」
ルルーシュ「き、汚いブラック……だと?」
C.C.「厨二病丸出しの黒マントをうんこで汚した今のお前に相応しい呼名だろう?さて、乗り心地は……ふむ。少々硬いが、悪くない」
ルルーシュ「か、勝手に乗るな!……むっ?」ピクッ
C.C.「どうした?新しい性癖に目覚めたか?」
ルルーシュ「お前の尻が温かくて驚いた」
C.C.「は、恥ずかしいことを言うな!?」/////
ルルーシュ「何を照れてるんだ?」
C.C.「照れてなんてないっ!!」
ルルーシュ「ふんっ。普段からそのくらい感情を表に出せばいいものを……」
C.C.「なんだ、惚れ直したのか?」
ルルーシュ「そうだと言ったら?」
C.C.「……う、うれしぃれしゅ」/////
ルルーシュ「おや?何やらお前の股が急に熱くなったようだぞ?」
C.C.「ッ!?」//////
ルルーシュ「フハッ!」
C.C.「も、もうやめだ!不健全すぎる!!」
ルルーシュ「まったく、勝手な奴だ。普段あれだけ人のことを童貞呼ばわりしている癖に、今更そんな純情ぶるな」
C.C.「お前のデリカシー不足が原因だ」
ルルーシュ「この俺にデリカシーを求める方が間違っているのだ……おや?」
C.C.「どうした?」
ルルーシュ「俺としたことがコンタクトを落としてしまったらしい。探すのを手伝ってくれ」
C.C.「まったく、手のかかる奴だ……」
ルルーシュ「しゃがんだな?」
C.C.「へっ?」
ルルーシュ「今度はお前が馬だ!C.C.!!」ベチャッ
C.C.「きゃあああああああああ!?!??」
ルルーシュ「騒ぐな。さっさとトイレに向かえ」
C.C.「降りろ!!汚い!!やめてくれ!!」
ルルーシュ「無駄な抵抗を……だったら、これならどうだ?」
C.C.「な、何をするつもりだ……?」
ルルーシュ「C.C.の!」
C.C.「ん?」
ルルーシュ「ちょっと良いとこ見てみたい!」
C.C.「ふふっ」
ルルーシュ「そぉれ!うっま!うっま!うっま!進め!」
C.C.「降・り・ろ!」
ルルーシュ「どぉあ!?何をする!!」ズデンッ
C.C.「それはこっちの台詞だっ!!」
ルルーシュ「大人しく俺をトイレに連れて行けば良いものを……」
C.C.「うるさい。そもそも、既にお前は漏らしているのだから、今更トイレに行く意味はない」
ルルーシュ「ふん。そこに気づくとは……流石、と言っておこうか」
C.C.「この状況で格好付けようとするな。いいから早くシャワーでも浴びてこい」
ルルーシュ「そうするとしよう。まったく、お前のおねだりの所為で、散々な目に……ん?」
C.C.「どうした?」
ルルーシュ「何故お前まで付いて来るんだ?」
C.C.「私も汚れたのだから、シャワーを浴びるに決まっているだろう?」
ルルーシュ「そ、そうか……」
C.C.「もちろん……一緒に、な」
ルルーシュ「ッ!?」//////
C.C.「ふふっ。そんなに顔が真っ赤で、仕事の方に支障は出ないのか?明日はキョウトの代表との会談に赴くのだろう?」
ルルーシュ「全く問題ない。今日こうしてお前をうんこ塗れにしたのも、完璧なゼロのコピーを作り出す為の伏線だ。頼んだぞ、C.C.」
C.C.「お、お前はそんなことの為に私をうんこ塗れにしたのか!?」
ルルーシュ「うんこ塗れにした上で共にシャワーを浴びれば、完全に俺と同じ匂いとなる。当初の予定ではうんこ塗れのままキョウトの代表と会わせる予定だったが……それは嫌だろう?」
C.C.「あ、当たり前だ!」
ルルーシュ「では、浴室に向かおう」
C.C.「待て、ルルーシュ」
ルルーシュ「なんだ。一緒に風呂に入ると言い出したのはお前だぞ?今更嫌などとは……」
C.C.「そうではない。明日、この私を働かせるのだから、お前も私の為に働くべきだ」
ルルーシュ「わかったよ……背中に乗れ」
C.C.「ふふっ……普段からそうして素直でいれば可愛げがあるのに」
ルルーシュ「惚れ直したか?」
C.C.「……お前が私に抱く好意と同じ程度には、私もお前に惚れているよ」
次回、コードギアス 反逆のルルーシュ
STAGE.12 『キョウトからの使者』
FIN
乙、正に糞SSだな
久しぶりにこのシリーズ見たわ
3期でまたコードギアスSS増えるといいなぁ
三期って誰が主人公なん?
ルルだよ
乙
ひっさしぶりに見たわw
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