サターニャ「風邪ひいたわ……」ゴホッゴホッ (40)


少し前に書いた、 サターニャ「ガヴリール~遊びに来てあげたわよ!」ピンポーンピンポーン の続きみたいなものです。
サターニャが風邪を引いたガヴリールを看病した、ということだけわかっていれば、前回のは読まなくても大丈夫かと


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~サターニャの家~



サターニャ「ごほっごほっ……」


ピピピ…ピピピ…


サターニャ「………」


つ『37.6℃』


サターニャ「……完璧に風邪ね」


サターニャ「ガヴリールの風邪がうつったかしら………今日は学校休むしかないわね…」


サターニャ(ヴィネットに休むこと伝えておこう……)ポチポチ


< メールを送信しました


サターニャ「うぅ……頭が痛いわ。さっさと寝た方がよさそうね……」



~ガヴリールの家~



ガヴリール「すー……すー……」


Prrrr… Prrrr…


ガヴ「……んにゃ………電話……?」


Prrrr… ガチャッ


ガヴ「………ふわぁぁ…もしもし?この電話現在使われておりませんので切るぞ」


ヴィーネ『なに意味わからないこと言ってるのよ………。それよりあんた、もう授業始まっちゃうわよ!?』


ガヴ「ヴィーネかよ……今日は学校休みだって聞いたし行かないよ……」ネムイ…



ヴィーネ『またそんなこと言って……サターニャならともかく、ガヴは元気なんだから来なさいよ』


ガヴ「なんでそこでサターニャが出てくるのさ……」


ヴィーネ『なんか風邪ひいたから休むって、少し前にメールがあったのよ』


ガヴ「………ふーん、バカは風邪ひかないってのは嘘だったんだな」


ヴィーネ『とにかく、遅れてでも学校にきなさいよ。いいわね?』


ガヴ「へいへい……んじゃ、切るぞ」ピッ


ガヴ(ま、行かないけどな)


ガヴ(それにしても、あいつが風邪か……完璧に私の風邪がうつったな。………バカなやつ)


ガヴ「………」


ガヴ(………………しかたないな)ハァ





~サターニャの家~



ガヴ「結局来てしまったか………」


ピンポーン


ガヴ(別にあいつが心配だったとかじゃないし……ただ、この前看てもらったからな)


ガヴ(それにあいつに借りを作ったままじゃ、私のプライドが許さん。……って誰に言い訳してるんだよ私は……)


シーン……


ガヴ「………出ないな。やっぱり寝てるのか?」ガチャガチャ


ガヴ「さすがに開いてないか。………気は乗らんが、あれを使うか」


ガヴ「…………誰もいないな」バサッ


ガヴ「あ、靴脱いどかないと………よし」


ガヴ(私をサターニャの部屋に連れて行って!)










シュンッ パタ  


< グエッ!


ガヴ「……何とか成功したみたいだな」


ガヴ(また前みたいに、パンツやスカートだけが飛んでいかなくてよかった……)







~室内~



ガヴ「さて、サターニャはどこだ?」


ガヴ(それにしても、なんか踏んでるような……)ゲシゲシ


サターニャ「……ここよ」


ガヴ「さ、サターニャ!?」ビクッ


サターニャ「あんた………私を[ピーーー]気かしら……」


ガヴ「す、すまん」


サターニャ「いいから……早くどきなさいよ……」



ガヴ「よっと……で、なんでこんなとこで寝てるんだよ」


サターニャ「寝てたんじゃないわよ……ゴホットイレからベッドに戻る途中に、ふらついて倒れちゃったのよ……」


ガヴ「おいおい、大丈夫か」


サターニャ「平気よ……起き上がろうとしたら、あんたが急に現れて私を踏みつけたこと意外はね……」ヨイショット


サターニャ「………わわっ」フラー


ガヴ「っと……何が平気だよ。ふらっふらじゃねーか」


サターニャ「………ちょっと眩暈がしただけよ」


ガヴ「無理するな。ほら、肩貸してやるからベッドに戻るぞ」


サターニャ「………ありがと」


ガヴ「ん」



テクテク


サターニャ「………ところで、神足通使ってまで入って私に何の用よ」


ガヴ「別に。ヴィーネから、お前が風邪ひいたらしいってこと聞いたし………からかいに来てやっただけだよ」


サターニャ「ケホッケホッ…学校さぼってまでからかいに来るバカがどこにいるのよ……」


ガヴ「ここにいるじゃん。何言ってんの」


サターニャ「…………素直に心配でお見舞いに来たって言いなさいよ、ばか」


ガヴ「…………わかってるなら聞くなよ」ボソッ


サターニャ「…?ごめん、聞こえなかったんだけど。なんて言ったの?」


ガヴ「何も言ってないよ。………ほら、ベッドについたぞ。早く寝ろ」


サターニャ「ん、ありがと」ドサッ



ガヴ「なんか飲むか?」


サターニャ「大丈夫よ……それより、あんた学校行った方がいいんじゃないの?」


ガヴ「今日は休みって聞いたし行かないよ」


サターニャ「バカなこと言ってないで、早く行きなさいよ……ヴィネットが心配してるわよ」


ガヴ「………いいんだよ別に。どうでもいいから、お前は黙って寝てろよ」


サターニャ「…………あんた、まさか自分のせいで、なんて愚かなこと考えてたりしないでしょうね?だとしたら、とんだ見当違いよ」


ガヴ「………」


サターニャ「確かにあんたの風邪がうつったのかもしれないけれど……私は自分の意思で、あんたを看病したんだから……ガヴリールが気に病む必要はないわよ」


ガヴ「………それこそ見当違いだ、サターニャ。私はただ、看病してくれた借りを返しに来ただけだよ」


サターニャ「……そう。意外と律儀なのね」


ガヴ「落ちぶれたとはいえ、一応天使だからな」


サターニャ「ふふっ。あんたって、ほんと天邪鬼よね」


ガヴ「それはお前にも言えることだろ」


サターニャ「ふっ、私は大悪魔よ?簡単に本心を言うとで…ごほっけほっ」


ガヴ「あーもう。お前風邪ひいてるんだから、少しは大人しくしてろよ……」


サターニャ「うぅ……きもちわるい……うぷっ」


ガヴ「お、おい……吐くなよ」


サターニャ「ごめ……ゴミ箱……」ハァハァ


ガヴ「え?なに」


サターニャ「おぇっ…」ゲロゲロゲロ


ガヴ「」


サターニャ「はぁ……はぁ……」


ガヴ「おおう……まじか」



ガヴ「……大丈夫か?」サスサス


サターニャ「ご、ごめんなさい……抑えられなくて……」


ガヴ「急に大声出すからだ。水用意してやったから、口濯いでゴミ箱に出せ」


サターニャ「うん…………クチュクチュ…ぺっ」


ガヴ「飯食ってなかったのが幸いしたな」


サターニャ「そうね……それに、吐いたら少し楽になったわ」


ガヴ「なら着替えるぞ。吐瀉物で服がべとべとだからな」


サターニャ「そうするわ……悪いけどそこの引き出しから、何でもいいからパジャマ一式とってくれないかしら?」


ガヴ「了解。……この引き出しか?」ガラッ


サターニャ「あ、そこじゃなくて一つ下————」


ガヴ「……へぇ~、大悪魔って言ってる割には、案外可愛いもの履いてるんだな」ニヤニヤ


サターニャ「…っ///へ、変態!!勝手に見るんじゃないわよ///」


ガヴ「見ようとして見たわけじゃないっつーの。……ったく、ここか?」


サターニャ「あ、うん。ついでにもう全部着替えちゃうから、さっきのとこから下着もお願いするわ」ヌギヌギ


ガヴ「結局開けるのかよ。……あ、着るのは少し待てよ」


サターニャ「?なんでよ」


ガヴ「汚れが体にまで浸透してるかもしれんだろ。先に体拭くぞ」


サターニャ「あぁ………それもそうね」


ガヴ「ちょっと待ってろ」




~少しして~



ガヴ「用意できたぞ」


サターニャ「ゴホッゴホッ…ありがと。あとは自分で拭くわ」


ガヴ「何言ってるんだよサターニャ。私が拭いてやる」


サターニャ「い、いいわよ。恥ずかしいし……」


ガヴ「女同士なんだから、恥ずかしがる必要ないだろ」


サターニャ「そ、それは………そうだけど」


ガヴ「いいから、早く下着も脱げ」



サターニャ「み、見ないでよ?」


ガヴ「誰が見るかよ。つか、どうせよくわからん黒いもので見えないから大丈夫だろ」


サターニャ「むむむ……」


ガヴ「ちなみに今私が言ったことは、この前お前に体を拭かれそうになってごねた私に、お前が言った言葉だぞ」


サターニャ「ふぇ?そうだっけ?」


ガヴ「あぁ。これであの時の私の気持ちがわかったか?」


サターニャ「そうね……いざ自分がされるとなると、なかなか恥ずかしいものだわ」


ガヴ「わかったなら、病人は大人しく私に身を任せろ」ニヤニヤ


サターニャ「………なんか楽しんでない?」


ガヴ「気のせいだ」



ガヴ「痒いところはないか?」フキフキ


サターニャ「えぇ大丈夫よ」


ガヴ「……しっかしお前にはもったいないくらい綺麗な肌だよな」サワッ


サターニャ「ひゃあっ」ピクッ


サターニャ「ちょ、ちょっと!!何してるのよ///」


ガヴ「プクク…なんだよ今の声。お前でもそんな可愛い声出るんだな」


サターニャ「か、可愛いって……///」


ガヴ「あ、いやっそういう意味じゃ……///」



サターニャ「………」


ガヴ「………」


サターニャ「て、手が止まってるわよガヴリール!早く拭きなさいよ///」


ガヴ「あ、あぁ……すまん」フキフキ


サターニャ「………」


ガヴ(こいつ、黙ってれば本当に可愛いんだけどな……)フキフキ


サターニャ「ん……背中はもういいわ。あとは自分で拭くから、それ貸しなさい」


ガヴ「……いや、私が全部拭いてやるよ」


サターニャ「い、いいわよ……恥ずかしいし」


ガヴ「遠慮すんなって」フキフキ


サターニャ「ひぃっ!あ、あははははっ!!く、くすぐったいわよっ」クネクネ


ガヴ「お、おい動くなって………あっ」ムニッ


サターニャ「ひぅっ」ビクン


ガヴ「す、すまん。わざとじゃないんだ……。………んん?」モミモミ


サターニャ「わ…わかった、からぁ……ぁん、揉むのやめなさいよぉ……///」ビクンビクン


ガヴ「………」モミモミ


ガヴ(なんだこれ…特別大きいわけじゃないが、何食ったらこれくらい大きくなるんだ……)


ガヴ(……………柔らかいな)モミモミ


サターニャ「い、いつまで揉んでるのよぉぉ…っ///」ハァハァ






ガヴ「………はっ!!」


サターニャ「も、もうっ……一体どういうつもりよあんた///」


ガヴ「いや……神様が格差を生んでるんだなぁって思ったんだよ」ペタペタ ハァ…


サターニャ「意味わかんないわよ……」



ガヴ「………ふぅ。よし、これで綺麗になったな」


サターニャ「………もうお嫁にいけない」クスン


ガヴ「大げさだなぁ。体拭いてやっただけじゃんか」


サターニャ「む…胸を揉みしだいといてよく言えたわね!」カァァ


ガヴ「あぁ、危うく神への不信感から堕天するとこだったよ……」フッ…


サターニャ「さっきから意味不め————……あぁ……そういう」ジーッ サッ


ガヴ「おい。今私のとある場所を見て目を背けただろ」


サターニャ「そ、そそそんなことないわよ!……クシュンッ」ズルッ


ガヴ「………ちょっとふざけ過ぎたな。お前が病人であることを少し忘れてたよ」



サターニャ「なんか寒気がしてきたわ………」ブルッ


ガヴ「あとは私がやっといてやるから、お前はベッドで横になっとけ」


サターニャ「………そうする」


ガヴ「あ、そうだ」


サターニャ「?」


ガヴ「確かここに来る前に、コンビニで買ってきたやつが………あった」ガサゴソ


ガヴ「ほら、ゼリー買ってきてやったぞ。あと栄養ドリンクも」


サターニャ「えっ……?」


ガヴ「本当は薬も買おうかなって思ってたんだが……さすがにこんな朝から薬局は開いてなかったんだ。すまん…」


サターニャ「………」


ガヴ「どうしたのさ、ずいぶん間抜けな顔してるぞ」


サターニャ「いえ………普段のあんたとギャップがあり過ぎて、正直困惑してるわ」


ガヴ「お前、私を鬼か何かと勘違いしてないか?」


サターニャ「以前のあんたの所業なら、鬼も負けるわよ」


ガヴ「………体は弱ってもその減らず口は健在みたいだな」




~食事中~


サターニャ「コンビニのみかんゼリーも、意外と美味しいわね」モグモグ


ガヴ「だろ?ちなみに私のは桃のゼリーだ。これも結構美味い」


サターニャ「へぇ~美味しそうじゃない。一口もらえないかしら?」


ガヴ「いいぞ。はい、あーん」


サターニャ「あーん。モグモグ………うーん、確かに美味しいけど、私はみかんのほうが好きかも」


ガヴ「ま、味音痴だしな」


サターニャ「私って言うほど味音痴かしら……」


ガヴ「正常な味覚の持ち主は、あのゲテモノ料理を美味しいとは言わない」


サターニャ「調理実習の時の料理のこと?あんたたちが躊躇するほど不味くはなかったわよ」


ガヴ「それがおかしいって言ってるんだよ……」


サターニャ「………なんか納得いかないわ」


ガヴ「まぁ、健康被害が出てないならいいんじゃないか?………あ、お前んちに薬あるか?今なら薬局開いてるだろうし、なければ買いに行くけど」


サターニャ「あんたの家と違って、ちゃんと常備してるわ。………確か、そこの救急箱の中にあるはずよ」


ガヴ「……っとこれだな。はい、栄養剤の横に置いとくからな」


サターニャ「ん、ありがと」



ガヴ「じゃあ私は、この服洗って洗濯してくるから」


サターニャ「え?それはいいわよ。……汚いし」


ガヴ「別にサターニャのなら気にしないって」


サターニャ「えっ///そ、それってどういう……」


ガヴ「…………友達だろ。言わせんなバカ」プイッ


サターニャ「そ、そう………そうよね。…友達、ね」


ガヴ「なんだよ、その反応。お前が友達って言ったんだろ」


サターニャ「ついこの前あんたを看病した日ね」


ガヴ「そうだよ。…………少し嬉しかったんだからな」


サターニャ「えぇー……少しだけなの?」


ガヴ「う、うるさい///私、洗ってくるからな!!」ドタドタドタ…


サターニャ「はいはい」


サターニャ(赤面してるガヴリールって、かなりレアよね……)


サターニャ「………」


サターニャ(…………もし本当にガヴリールが妹だったら、間違いなくシスコンになる自信があるわ。生意気だけど、小動物的な可愛さがあるのよね……こう、守ってあげたくなるような)


サターニャ(……ってなに気持ち悪いこと考えてるのよ私は!これじゃあ私があいつのこと、す…好きみたいじゃない!)


サターニャ「………風邪のせいで気まで弱ってるんだわ。薬飲んでさっさと寝ましょ」




~しばらくして~



ガヴ「おーい、サターニャ。一通り終わったぞー………って」


サターニャ「………zzz」スースー


ガヴ「……寝てるのか」


ガヴ「………」


ガヴ「………私は素直じゃないから、いつもお前にはきつく当たってるかもしれないが……サターニャのこと、大事な友達だって思ってるよ」ナデナデ


サターニャ「………」スースー


ガヴ「今日だって、本当は心配だったんだ。体が辛いのに一人ぼっちで、寂しい思いをしてるんじゃないかってな……」


ガヴ「………この前の私がそうだったから」



サターニャ「………」スースー


ガヴ「でも、お前が来てくれた。ちょっとウザかったけど、真剣に看病してくれて、その日はずっとそばにいてくれただろ?」


ガヴ「その時にも言ったけど、ほんとに頼もしく思えた。普段はバカみたいなことしかしないのに、こういう時だけかっこいいとかなんだよ……。下手な少女漫画の主人公かよ…」


サターニャ「………」


ガヴ「……まぁなんにせよ、だ。あの時の恩といえば変だが……今私は、お前の助けになれているか……?」


サターニャ「………大丈夫よ。十分あんたは、私の支えになってるわ」


ガヴ「……やっぱ起きてたんだな」


サターニャ「あんたも知っててあんなこと言ったんでしょ?」


ガヴ「……まぁな」



サターニャ「普通にしてる時も、これくらい素直なったらいいのに」


ガヴ「それは恥ずかしいから無理だ」


サターニャ「でしょうね………あ、ねぇ。ガヴリール」


ガヴ「ん、なんだ?」


サターニャ「あんた、眠そうね」


ガヴ「は?なんだよ急に……別に眠くなんてないぞ」


サターニャ「そう?私にはとても眠そうに見えるわ」


ガヴ「だから、眠くなんて…………あぁ、なるほどな」


ガヴ「……確かにすっごく眠いわ。うん、眠い」


サターニャ「!!……まったく、仕方ないわね。……ほら、少し狭いけど、横にきなさいよ」



ガヴ「すまんな。………よっと」ドサッ


サターニャ「……」ギューッ


ガヴ「………さすがに苦しいんだが」


サターニャ「ガヴリールがあんなこと言うから………今あんたのことが愛おしくてしかたないのよ」


ガヴ「あ、本当だな。サターニャの心臓、すっげぇバクバクしてる」ギュッ


サターニャ「………」ドキドキ


ガヴ「………」ドキドキ



サターニャ「……ねぇ、ガヴリール」


ガヴ「………なに?」


サターニャ「……キス、していい?///」


ガヴ「………サターニャって、やっぱりレズだったの?」


サターニャ「違うと思うけど………今は無性にガヴリールとしたいのよ///」


ガヴ「………」


サターニャ「やっぱり……ダメかしら」


ガヴ「………風邪、うつっちゃうじゃん」


サターニャ「もともとはあんたの風邪よ」


ガヴ「………まぁいっか。……いいよ、しよ?サターニャ」


サターニャ「…っ///……目、閉じなさい、ガヴリール」


ガヴ「私、初めてだから……ちゃんとしろよな///」


サターニャ「私も初めてよ……い、いくわよ///」


ガヴ「………っ///」


サターニャ「……んっ」チュッ


ガヴ「んん……っ///」


サターニャ「ん、はぁ……っ///」


ガヴ「ぁ……っふぅ……さたーにゃぁ…///」


サターニャ「ふふ……ガヴリール、可愛いわよ」ナデナデ


ガヴ「………うぅっ///私まで変な気分になっちゃっただろが///」


サターニャ「ガヴリールの音も、やっと私に追い付いてきたようね」


ガヴ「お前のせいだからな///友達同士なのに……///」


サターニャ「あ…あんたも、いいよって言ったでしょーが。……いいじゃない、これは風邪のせいなんだから///」


ガヴ(私は風邪じゃないんだけど……)


サターニャ「それに、今の時代、友達同士でもキスするって聞いたわよ」


ガヴ「どこ情報だよそれ……百歩譲ってするとしても、絶対こんなやらしい気持ちでしないと思うぞ///」


サターニャ「やらしいって…///わ、私はただ……あんたのことが可愛く思えて…///」


ガヴ「…っ///お前はよくそんなことをズバズバと言えるな…っ///」


サターニャ「本当のこと言ったまでよ」


ガヴ「………」


サターニャ「………」


ガヴ「なぁ、サターニャ」


サターニャ「な、なによ///」


ガヴ「なんか、本当に眠くなってきたんだけど……」ウトウト


サターニャ「……なら、もう寝ましょうか」


ガヴ「……そう、する…」ウトウト


サターニャ「…………ガヴリール、抱きしめていい?」


ガヴ「いちいち……聞くことか……?」


サターニャ「……それもそうね」ギュッ


ガヴ(あったかい……それにいい匂…い………)


ガヴ「………」スゥスゥ


サターニャ「………おやすみ、ガヴリール」


サターニャ(私も寝ないとね………そして早く風邪を治して)


サターニャ「ガヴリールと……遊ぶ、ん……だか…ら………」


サターニャ「………zzz」スースー








ヴィーネ「学校終わりにサターニャの様子見にいったら、ガヴも寝てるんだけど……」


ラフィ「おまけに抱き合ってますね~」ウフフ


ガヴ「……えへへ…さたーにゃぁ……すき……」ムニャムニャ


サターニャ「ムニャムニャ……すき…よ………ガヴリー…ル……」スゥスゥ


ヴィネ・ラフィ「「!!!!??」」





おわり


今まで単発のガヴサタssを書いてましたが、初めて前のssの続きみたいなのを書きました
結局前作の会話とかを引用したせいで少しややこしくなったかも ごめんなさい


お目汚し失礼しました

サターニャの姉力がやばすぎる
最高かよ

風邪ネタは原作オマージュになるのかね

おつおつ

ガヴサタ最高
乙です

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