・京太郎スレです。苦手な方はバック推奨。
・安価スレですが、終盤なので安価の数は減ってきてしまっています。
発生したイベントの内容&結果から各キャラの会話内容が変わっていきます。
・誰の好感度が高かろうと、基本的にシナリオや難易度には影響しません。
・本編の設定は一定準拠しますが、一部異なります。異なる世界線です。ご了承ください。
・安価スレですが、酷い安価(誰かが泣いてしまうようなもの)は飛ばします。
・補正値が高いと勝率は上がりますが、勝敗はコンマ値依存です。誰でも低ければ負けるし高いと勝てるようにしています。
・のんびり進行しています。帰宅時間が読めないので、間隔がバラバラです。
準備ができていて、かつ早めに帰宅した日には出来るだけ進めるようにしています。
・凡ミス多いです。注意してるつもりですが、ミスがなくなりません。
・第五部で完結します。多分このスレで終わると思います。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487249752
,.ー-‐.、
ヽ、 ヽ __
/,..-ニ‐- '"_,..)
_,.‐-、 ' ´/ , _ 、´
' 、 .ノ ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
r ヽ , ',. -一' ./..'/ .}
! l / ,. '′ ,..,. ,/ ./
. ! ! / / { \ヽ i'
l ! ー'´ `´\ ヽヽ !
└! .i! .!┘ _ _ ,.'⌒ `,. l ! ー"ヽ ヽ
l !l .! .l l //. ! ゝ-‐'´ /l .! `ー-、 }
l .l ! l .| |// __. \ / } .} ヽ/
l .! l .! l 、 ヽ 、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ j ノ
__r' 」 l、゙、__| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___ ゙、`' / ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ } ./  ̄ ̄ ̄
/ ./. ヽノ
 ̄
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」
第五部 全ての始まりにして終わりなる者 (後編)
第五部後編開始時点のステータス
【ステータス最新版】
須賀京太郎
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
////////\ /
/////// / ∧
{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
{// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´///
///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
/// {///∨/ ∨{ r,/ ///////
{///|////////V__/ ////////
rく///|//////r=ミ// イ////////
<スキル>
「麻雀に愛された少年」 自身の聴牌判定+15、和了判定+10、放銃判定+10、自身和了時の自身の放銃判定+5
「雀聖の一撃」 打点1段階アップ
「神域の片鱗」 自身の聴牌判定+5、和了判定+10、放銃判定+15
「魔人のカリスマ」 常時他家の聴牌判定-10、和了判定-5、他家の放銃判定-10(他家和了時も有効)
<ADスキル(詳細は割愛)>
【汎用】早和了がり<任意発動> 【汎用】高め狙い<任意発動>
【汎用】ベタ降り<任意発動> 【対照固有】先手必勝<自動発動>
【対照固有】専守<任意発動> 【対淡固有】差し込み<自動発動>
【対淡固有】他家フォロー<自動発動> 【対数絵固有】放銃回避<任意発動>
<戦績>
地区大会 団体戦 勝利(シナリオでの勝利) 個人戦 優勝(シナリオでの優勝)
全国大会 団体戦初戦(次鋒) +32,200 二回戦(先鋒) +112400 準決勝(先鋒) +47400 決勝(大将) +52100
ネトマ大会 三位 勝ち点16
国麻 準優勝
<訪問先>
9月第二週:新道寺 9月第三週:永水 9月第四週:臨海
10月第一週:千里山 10月第二週:有珠山 10月第四週:阿知賀
11月第一週:姫松 11月第二週:龍門渕 11月第四週:白糸台
12月第一週:宮守 12月第二週:新道寺(二回目) 12月第三週:阿知賀(二回目)
5月前半:臨海 5月後半:白糸台
<アイテム>
・古びた麻雀牌 ・美穂子とのツーショット写真
・近藤 ・桃子とのツーショット写真
・フェロモン入り香水 ・豊音&エイスリンとのスリーショット写真
・ゼロのコスチューム ・咏からのプレゼント(スク水のグラビア)
・はやりんの写真集 ・事務所の名刺
・桃子の自撮り写真 ・ADスキル【中級編】
・咏の自撮写真 ・学園祭での記念写真
・咏とお揃いの扇子 ・赤ブル 5個
・憩との記念写真
<残金> 5,000円
<バイト先>
・roof-top(日給:3,000円)
・雑誌事務所(日給:5,000円)
<主な好感度一覧>
※ 20以上のみ表記
咲 62.5 (デ1、強?)
咏 62 (デ?2)
優希 59.5
ネリー 56.5
怜 54
照 54.5 (デ1)
豊音 53
衣 52.5
和 50.5 (デ2、強、マ1)
美穂子 49 (デ1)
穏乃 49
哩 47.5 (デ1)
淡 47 (デ1、強?)
桃子 45 (デ1)
いちご 42.5
姫子 39.5
久 38.5
一 38
数絵 37
純 34
菫 34
まこ 33.5
憩 33 (デ1、マ1)
小蒔 31.5
智紀 31.5
智美 31
由暉子 30.5
エイスリン 30
華菜 28
透華 28
白望 28
玄 28
洋榎 27.5
ハギヨシ 26
灼 26
塞 25.5
霞 24.5
ゆみ 24
良子 24
美子 24
睦月 23.5
誠子 23
恭子 23
仁美 23
未春 23
初美 22
セーラ 22
智葉 22
宥 21.5
胡桃 21.5
靖子 21.5
星夏 21.5
竜華 21
もこ 21
明華 20
他、20未満
ステータス値イメージ
※ 多少オーバーに表記しています。参考程度です
体力 学力 雑用 魅力
1~25 貧弱貧弱ゥ バカ 手伝わなくて良いのに… 石ころ並
26~50 一般的な男子高校生並 クラスで並レベル バイト並 普通の人
51~75 運動部での県代表レベル 学年トップクラス 何でも任せられるレベル イケメン
76~100 超高校級 全国トップクラス ハギヨシまでもう一歩 アイドル並
101~120 プロスポーツ選手並 天才 ――― 即落ちレベル
1~25 コンマボーナス無し ボーナス無し
26~50 コンマボーナス+3 ボーナス無し
51~75 コンマボーナス+5 好感度+0.5
76~100 コンマボーナス+7 好感度+1
101~120 コンマボーナス+10 好感度+2
※ ステータスアップはステータスが50に到達するまでに+1のボーナスがつきます。
※ ステータスが高いとコンマボーナスが付きます。
なお、判定で「ゾロ目の場合」とあった際は『コンマボーナス加算前で判定』します。
※ 体力・学力ステータスが最大値へ到達&イベント消化でスキルを習得します。
雑用ステータスからのスキル習得は無いため、上限は100となっています。
※ 魅力は体力・学力・雑用ステータスの平均値となります。
平均値に個別で上昇した値が加算されていきます。
魅力ステータスが最大値へ到達&イベント消化でスキルを習得します。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
【好感度】
※ 本編での内容と以下イメージとの乖離が大きいです。
女性陣からの京太郎への好感度は以下の通り。
1~5 テラフォーマー
6~10 顔見知り
11~15 友達or後輩
16~20 気になる存在
21~30 好き
31~40 大好き
41~ 京太郎中毒
好感度31以上になり、イベントが発生すればキャラが強化されます。
好感度41以上になったら……。
※好感度41以上になってもマイナスのイベントは発生しません。ご安心ください。
【対局の流れ】
「親決め → 聴牌&和了判定 → 放銃判定 → 打点判定」
の流れで行います。
<親決め>
対局者のコンマで判定します。
コンマの高い順で東→南→西→北となります。
<聴牌&和了判定>
判定時に対局者4名の【聴牌判定コンマ】と【和了判定コンマ】の合計5つのコンマを出し、以下の式に当てはめて判定をします。
1.聴牌判定
100-(雀力【速度】÷10+スキル補正+オカルト補正)=聴牌判定値(最低5)
各キャラの『聴牌判定コンマが聴牌判定値を上回った(同値含む)』場合、聴牌します。
※③の最低値は5とします。これにより、基本的には各キャラ(プロ含む)がノーテン
となる可能性があります。
※①が聴牌判定値と同値の場合、聴牌の扱いとします。
2.和了判定
聴牌判定コンマ+スキル補正+オカルト補正+10=和了判定値
各キャラの『和了判定値が和了判定コンマを上回った(こちらも同値含む)』場合、和了します。
※2名以上が聴牌しており、和了判定値が同じ値という奇跡が起こった場合、
頭ハネとします。
<放銃判定>
対局者4名のコンマ(上記、聴牌判定&和了判定で使用したコンマを反転させ適用)、以下の式に当てはめて判定します。
雀力【守備】÷10+コンマ+スキル補正+オカルト補正=放銃判定値
また、和了者の場合は判定値はツモ和了かロン和了の判定材料として使用します。
その為、特段記載が無ければ補正はありません。スキル等に『和了時に自身の放銃判定に~~』という記載がある場合、
それはツモ和了の可能性を高める物であり、和了時の放銃判定に補正します。
値が高いとツモ和了となります。
※放銃判定値が最小のキャラが放銃します。
※和了者のコンマ判定値が最大値の場合自摸和了とします。
また、和了者は「自身和了時+○」との記載がある場合にスキル及びオカルト補正が加減算されます。
※判定値が同値で放銃する場合、放銃は反転後のコンマは低いキャラが放銃します。
<打点判定>
以下判定表を用います。
打点判定時のコンマ+スキル補正+オカルト補正で判定。
※一部スキル・オカルトによる「打点が○飜アップ」は判定表右の「○飜扱い」にプラスします。
※一部スキル・オカルトによる「打点が○段階アップ・ダウン」は飜数ではなく、判定表の段階に準じます。
※役満による和了の場合、打点ダウン系のデバフ効果を受けません。
※打点アップによる役満は「数え役満」のようなイメージです。
※順位に影響するため、一部のキャラを除き、基本的にリーチは和了者以外は行いません。
子
01~15 1000 500・300 一飜扱い
16~20 2000 1000・500 二飜扱い
21~25 2600 1300・700 二飜扱い
26~35 3900 2000・1000 三飜扱い
36~40 5200 2600・1300 三飜扱い
41~45 6400 3200・1600 三飜扱い
46~55 7700 3900・2000 四飜扱い
56~70 満貫 8000 4000・2000 四飜扱い
71~85 跳満 12000 6000・3000 六飜扱い
86~95 倍満 16000 8000・4000 九飜扱い
96~99 三倍満 24000 12000・6000 十一飜扱い
00,77 役満 32000 16000・8000 十三飜以上
親
01~15 1500 500オール 一飜扱い
16~20 2900 1000オール 二飜扱い
21~25 3900 1300オール 二飜扱い
26~35 5800 2000オール 三飜扱い
36~40 7700 2600オール 三飜扱い
41~45 9600 3200オール 三飜扱い
46~55 11600 3900オール 四飜扱い
56~70 満貫 12000 4000オール 四飜扱い
71~85 跳満 18000 6000オール 六飜扱い
86~95 倍満 24000 8000オール 九飜扱い
96~99 三倍満 36000 12000オール 十一飜扱い
00,77 役満 48000 16000オール 十三飜扱い
――――――――――――――――――――――――
ネトマルール
キャラクターの雀力【聴牌】と雀力【守備】の合計値÷10+スキル補正合計値÷3で簡易雀力(…①)を算出します。
『 ①+東場コンマ+②+南場コンマ 』
の合計値が高い順で順位が決まります。
※ オカルト補正はネトマでは影響しません。
――――――――――――――――――――――――――
スピード麻雀ルール
キャラクターの雀力【聴牌】と雀力【守備】の合計値÷10+スキル補正合計値÷3+オカルト補正合計値÷3で簡易雀力を算出します。
『 ①+東一&二局コンマ+①+東三&四局コンマ+①+南一&二局コンマ+①+南三&四局コンマ 』
の合計値が高い順で順位が決まります。
―――――――――――――――――――――――――
<過去スレ>
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437385865/)
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 和「第二話です」
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 和「第二話です」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437892587/)
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 優希「第三話だじぇ」
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 優希「第三話だじぇ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438786837/)
↑このスレにて第一部が終了しました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 久「第四話よ」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 久「第四話よ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439461817/)
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 まこ「第五話じゃ」
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 まこ「第五話じゃ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439816876/)
【安価】京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 美穂子「第六話ですよ♪」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 美穂子「第六話ですよ♪」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440421620/)
↑桃子とデート、宮守と合宿など
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 桃子「第七話っす」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 桃子「第七話っす」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441201808/)
↑8月(全国大会)に入りました。他、咏の指導、和とデートなど
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 咏「第八話だってよ」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 咏「第八話だってよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442760575/)
↑二回戦(白糸台・有珠山・新道寺の対局)でほぼ1スレ使ってしまいました
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 照「第九話だよ」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 照「第九話だよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443347817/)
↑二回戦(清澄・千里山・劔谷・鹿老渡、臨海・姫松・阿知賀・八桝)が行われています
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 衣「わーい!第十話だー」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 衣「わーい!第十話だー」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444057895/)
↑団体戦二回戦(臨海・姫松・阿知賀・八桝)が行われ、やっとこ2回戦が終わりました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 怜「第十一話やで~」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 怜「第十一話やで~」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444912635/)
↑団体戦準決勝(白糸台・新道寺・永水・宮守)をやってます
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 智美「十二話だー」ワハハ
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 智美「十二話だー」ワハハ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445441987/)
↑団体戦準決勝(白糸台・新道寺・永水・宮守)が終わり、
準決勝第二試合(清澄・臨海・阿知賀・千里山)が始まりました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 一「第十三話だって」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 一「第十三話だって」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445958326/)
↑準決勝第二試合(清澄・臨海・阿知賀・千里山)の大将戦序盤までです。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 数絵「さぁ、第十四話よ」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 数絵「さぁ、第十四話よ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446641086/)
↑決勝戦(清澄・宮守・新道寺・臨海)の次鋒戦までくらい。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 華菜「第十五話だし!」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 華菜「第十五話だし!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447332398/)
↑団体戦決勝が終了しました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 純「第十六話だぜ」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 純「第十六話だぜ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448022574/)
↑全国大会個人戦等、第二部が終了しました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 ネリー「第十七話だよー」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 ネリー「第十七話だよー」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451219294/)
↑全国大会個人戦等、第二部が終了しました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 哩「第十八話ばい」 ※ 前スレに張っていたURLですが、誤って十七話を貼ってました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 哩「第十八話ばい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453293098/)
↑全国回ってます。18話では、10月。千里山・有珠山に訪問。また、阿知賀訪問中。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 穏乃「第十九話だっ!」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 穏乃「第十九話だっ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455282301/)
↑全国回ってます。18話では、主に11月。阿知賀訪問の後半~姫松~龍門渕訪問しました。
また、和と久とデートしました。ネトマの大会も第六戦まで終わりました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 いちご「第二十話じゃよ」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 いちご「第二十話じゃよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458826047/)
↑11月第三週の学園祭と、白糸台の訪問です。
また、ネトマの大会も第八戦まで終わりました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 淡「第二十一話だって!」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 淡「第二十一話だって!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463241930/)
↑第四部に入りました。
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 姫子「第二十二話」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 姫子「第二十二話!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470495614/)
↑第五部に入りました。第五部の5月後半の途中まで進んでいます。
<前スレ>
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 菫「第二十三話だ」
【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 菫「第二十三話だ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479825890/)
↑第五部前編の終盤から第五部後編です。第五部後編で靖子・理沙・はやりに挑んでいます。
【御注意】
・キャラの強さは全て期待値で考えているため、状況によっては「調整」という名の修正パッチを当てます。
スキルやオカルト値が高いと基礎ステが低めになる場合もあります。(もしくはその逆も)
・高コンマ&ゾロ目は優遇されます。高コンマ&ゾロ目=バカツキ状態という位置づけです。
・大筋だけ決めて細かな所は即興で書いていくので時間がかかるときがあります。
基本書き溜めが無い状態です。申し訳ないですが、ご容赦ください…
・本シナリオでのR-18やハーレムルートに入ることは考えていません。
・>>1はAA技術がありません…。いろんなAAが出てきますが、全て表情やポーズをイメージしやすいように貼ってます。
・話中での物理的な距離などはスルーでお願いします。
・24スレ目。多分このスレで終わります。終わりがまとまってないんですよね。どうしよう……
以上でテンプレ終わりです。
前スレ>>908の続きからこのスレで進めていきます。
そろそろ始めます
前スレ>>623->>627の続きを少しやって、対局です。
勝ってもリトライになる可能性があるので、そう言った意味では予想外の事が起こるかもしれません
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 はじめるよーぅ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
【前回までのお話】
第五部後編です。京太郎達はプロ達に挑んでいます
健夜と対局をする京太郎達以外は、ほぼ同時に対局が始まりました
はやり・理沙・靖子らに挑んだ照・哩・美穂子達は完勝しました
場面としては、前スレ>>627の続きです
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―― 京太郎達
,. -────-
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
′: : :i:.:.:./|:.:.:./{ハ: :./ |:.:/\:.:./ハ:.:.:|:.:.:.:.:.i
i:.:.:.:.: :|:.:/ :l:.:./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.Ⅳ V |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ___,. 、____ |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ´ ` |:.:.:.:.:.| 「さぁ、打とうか。私達がこの女の次に宿る器を創るため、
|:.:|.:.:.:.| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| {. 乂辷ソ::::::::::::::::::乂辷ソ .} |:.:.:.:.:.| この女の力を使ってあなた達を叩き潰してあげる」
|:.:|.:.:.:.|ハ ::::::::::::::::::::::::::::: ハ|:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.lヽ{ ' }ノ|:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.|:.人 __ 人 |:.:.:.|: |
|:.:|.:.:.:.l: :|:.:|:...  ̄ ̄ イ:l:.: :|:.:.:.|: |
|八:.:.:.ト、|:.:|:.:.r‐}` ー--‐ {‐ァ: |:.|: : |:.:.:.|: |
\l:_:|-‐'{厂 ア}ー- .:_:|:.: 八|
_ ,. < | | ノ/=ー-、
〈 | | 〉
∧ ヽ / ∧
京太郎 「……さっきから自分の事を『この女』って言ってるって事は、あなたは小鍛治プロじゃ無いって事でいいんですね?」
健夜 「そうだよ。みんなが知っている小鍛冶健夜はもういない。この女の意識は私達が喰った……」
咏 「なっ!!」
健夜 「とは言っても半分くらいだけどね。全て飲み込む前に逃げられた。でも、もう表に出てくることは無い」
憩 「どういうことなん?」
健夜 「わかりやすく言うなら、多重人格のようなもの」
健夜 「この女の意識を取り込んだ思念の集合体である私達と、本来の小鍛治健夜の二つの意識がこの身体に宿ってる」
健夜 「今の肉体の主導権は私達。本来の小鍛治健夜は、今は殻に籠ってなんとか存在を維持しているけど、長くはもたない」
健夜 「共存している訳じゃ無いからね。次第に消えて無くなるか、私達が取り込んで私達の一部になるかのどちらかしかあの女には道は無い」
∧ ト、\ヽ ヽ 〃⌒》
/ハ/ } |ヽ , -‐ ! l 《
ハ_」/ .| | /Vり l | __ o
ィチ∨_ ̄`| l ィ巧ミ< | | ⌒》
|ァ豸坏| ソ ' i::::::} 〉| ! ヽ。
l〈 {:::::::j レ' -‐'' リ 八
ト `  ̄ ' "" ノ ハゝ 「???」
ヽ "" ∧ ノ人\ヽ
.\\ゝ し' / } \\
\ \ ヽ ー- r i, -- / \ヽ! \
\ } }-、 r‐/ / \ ヽ!ヽ |
ヽ. ト j !` ̄ / / \ | }
` <\}//
. ´  ̄ ̄¨¨` 、
. ´ , ´ / 、 \
/ / 〃,: l ' } 、 ヽ ヽ、
, ' //イ、 }/ / イ | ヽ
/ / ,ィ{== ミ/イ / l| / | |lハ
, / /'ん::::斧ヽ{/ -七}∧ }ト }
/ / / 乂こソ イ:::::斧,/ / /'
/ , 乂 , 弋こソムイ|
/ / / 、 u , -- 、 ∧ 「???」
, / ,.: /`:, 乂_ノ ,: | |
/ / /_/ ノ ___.......イ | |
/ / 〃´  ̄`ヽ { | , | |
, ´ , // , ` ´ ̄>、 l | |
/ ,:/ / } } ∨ l | |
,: , / / __ | | } l | |
/ // /イ/-、 、 /\l | | l | |
, , /___,.イ イ \\/ /\_ノ l | |
/ /r=¨ ̄ /{/ ∨ / / ∨ , |
,: / / / | / / ,: / /
{ / / / / / / ∧ ,: / / /
、 {./ ,: / / / { ∨イ ∨ '
\ ' /_,ノ __ / / 〉 ∧ ∨
∨ 「ヽ/⌒⌒\_}{ {\__{ / , :
憩 「……変に理解しようとせんでええと思うよ」ニガワライ
京太郎 「……」
京太郎 「じゃあお前達が小鍛治さんの次を育てた時、小鍛治さんはどうなるんだ?」
健夜 「知らないよそんな事。本人の意識は消えて無くなってるだろうし、私達が抜けたらただの抜け殻」
健夜 「少なくとも人として機能しないんじゃないかな?ただのガラクタだよ」
京太郎 「……じゃあ、その後に皆以上に才能がある人が出てきたら?」
健夜 「乗り換えるよ。決まりきった事を聞かないでよね」
京太郎 「……何の為に?」
健夜 「より強い力が欲しいから」
健夜 「強い力を駆使して、対峙する相手を屠る。圧倒的な力で相手の希望を踏み潰して私達の欲求を満たす」
健夜 「それだけが、私達の存在意義……」
/ , / / / / | | :. . :.
/ / / ' | | | | i| | .
イ ' /| /| l | | | | l| | |
// / | | { ' :. | | } | l| | {
' 〃 | | | | ト, : /| /| /| ' ∧|
/ / .' ,: ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ : / .イ `\
{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 /:. / }'
' ,イ / | { 从 | イ {::しメ∧ l Ⅵ イ {::し刈 `ヽ' ' }/
' / /イ Ⅵ :. Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ / 「……ふざけんなっ!」
/ | 从 | \ ∨/ , /
_∨∧ :. ` \ ,:_ノ> 、_
, <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、
´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>
/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'/////////////
/////////////{/∧ l\ ー=≦__ , ´ /' / イ∧/////////////
/////////////|//∧ :. \ / / /'////}/////////////
健夜 「はぁ?」
京太郎 「もういいっ!さっきから自分勝手な事ばかり!皆はお前に使われる道具なんかじゃない!」
京太郎 「衣さんや淡に酷い事を言って!大会に出る人の事もゴミ扱いしやがって!人をなんだと思ってるんだ!」
京太郎 「皆をお前達の下らない欲求のために使われてたまるか!」
健夜 「下らない?」
京太郎 「そうだ!」
健夜 「悲しいね。須賀京太郎、君はどちらかと言うと私達に近い立場のはず。君だったらわかるはずなのに……」
健夜 「君だって、才能に勝る相手を徹底的に打ち果たす事に快感や優越感を覚えた事があるはず。麻雀を続けているのもそれを味わいたいから。違う?」
健夜 「私達もそういった快感や優越感、多幸感をより感じたいと思ってるだけ。君と同じだよ」
京太郎 「俺はそんな事は考えていない!俺は、ただ皆と楽しみたかっただけだ!」
健夜 「楽しむ?」
京太郎 「そうだ!」
衣 「……京太郎もういい。この者達に京太郎の言葉は届かない」
淡 「よくわかんない事グダグダ言ってるけどさ、このスーパーノヴァあわいちゃんがボッコボコにしてあげるよ!」
京太郎 「そうだな。もう話すだけ無駄だ。こんな奴には負けられない!絶対勝つ!!」
憩 「そうやね。それに一生懸命頑張ってる人達をゴミ扱いした人は許せませんよーぅ!」
ネリー 「ホント小物だよね。弱い犬ほどよく吠える……」
ネリー 「自分じゃ勝てないから人の力を借りるってのは二流のやる事だよ」ゴゴゴ
健夜 「……笑わせる。楽しむという事は勝った者、もしくはその可能性があった者に対して与えられる特権」
健夜 「それを得られなかった私達の無念……お前たちに理解できる訳が無い!」
健夜 「この女の力を有した私達の前では、お前らの力など塵に等しいと知れ!!」ゴゴゴ
○
○
○
―― 健夜と対局します
<各キャラのステータス.1>
須賀 京太郎
雀力【速度】500 雀力【守備】500
<スキル>
「麻雀に愛された少年」 自身の聴牌判定+15、和了判定+10、放銃判定+10、自身和了時の自身の放銃判定+5
「雀聖の一撃」 打点1段階アップ
「神域の片鱗」 自身の聴牌判定+5、和了判定+10、放銃判定+15
「魔人のカリスマ」 常時他家の聴牌判定-10、和了判定-5、他家の放銃判定-10(他家和了時も有効)
<装備可能ADスキル>
【汎用】早和了がり<任意発動>
自身の聴牌判定+10、和了判定+5、放銃判定-10、満貫未満打点判定1段階ダウン、満貫以上2段階ダウン
【汎用】高め狙い<任意発動>
自身の聴牌判定-15、和了判定-10、打点1段階アップ
【汎用】ベタ降り<任意発動>
自身の聴牌判定-15、和了判定-10、放銃判定+20
<各キャラのステータス.2>
大星 淡
雀力【聴牌】350 雀力【守備】330
<オカルト> ※ ボーナス反映前
「大いなる星々の加護」 他者聴牌判定を-20、放銃判定+10
「スーパーノヴァ」 ※ ボーナス反映前
1.強制聴牌。自身の和了判定+20、打点は跳満固定。
2.和了時、自身の放銃判定+15
3.全員がノーテンの時、強制和了。打点は跳満固定
好感度40以上!
好感度ボーナスにより、自身の聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+5されます。
好感度ボーナスにより、オカルト効果アップ。
↓
<スキル> ※ ボーナス反映後
「好感度ボーナス」 自身の聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+5
<オカルト> ※ ボーナス反映後
「大いなる星々の加護」 他者聴牌判定を-25、放銃判定+20
「スーパーノヴァ」
1.強制聴牌。自身の和了判定+25、打点は跳満固定。
2.和了時、自身の放銃判定+40
3.全員がノーテンの時、強制和了。打点は跳満固定
4.打点減少系の効果を受けない
<各キャラのステータス.3>
天江 衣
雀力【聴牌】400 雀力【守備】400
<オカルト> ※ ボーナス反映前
「天からの支配」
1.自身の聴牌判定+15、和了判定+10、放銃判定+15
2.他者の聴牌判定を-25、自身の打点判定1段階アップ
「海の底に浮かぶ月」
他者全員がノーテンの場合、海底撈月で強制和了。
好感度50以上!
好感度ボーナスにより、自身の聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+5されます。
好感度ボーナスにより、オカルト効果アップ。
↓
<スキル> ※ ボーナス反映後
「好感度ボーナス」 自身の聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+5
<オカルト> ※ ボーナス反映後
「天からの支配」
1.自身の聴牌判定+20、和了判定+15、放銃判定+25
2.他者の聴牌判定を-25、和了判定-5
3.自身の打点判定1段階アップ
4.自身の味方にはマイナス効果を付与しない
「海の底に浮かぶ月」
1.他者全員がノーテンの場合、もしくは流局時は海底撈月で強制和了。
2.強制和了時、打点1段階アップ。当該打点上昇は「天からの支配」での打点上昇と重複する。
<各キャラのステータス.4>
荒川 憩
雀力【聴牌】420 雀力【守備】420
<スキル> ※ ボーナス反映前
「お相手しますーぅ」 自身の聴牌判定+15、和了判定+15、放銃判定+15
<オカルト> ※ ボーナス反映前
「白衣の悪魔」
他家が和了した次の局に発動。
自身の聴牌判定+10、和了判定+5、打点判定2飜アップ
好感度30以上!
好感度ボーナスにより、自身の聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+5されます。
↓
<スキル> ※ ボーナス反映後
「お相手しますーぅ」 自身の聴牌判定+20、和了判定+20、放銃判定+20
<オカルト>
「白衣の悪魔」
他家が和了した次の局に発動。
自身の聴牌判定+10、和了判定+5、打点判定2飜アップ
<各キャラのステータス.5>
ネリー・ヴィルサラーゼ
雀力【聴牌】400 雀力【守備】400
<スキル> ※ ボーナス反映前
「堅忍持久」
自身の聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+15
※ オカルト発動局は効果が重複しない。
<オカルト> ※ ボーナス反映前
「飛翔」
1.半荘の内、オカルト発動後2局のみ聴牌判定+40、和了判定+30、
打点判定コンマ+40
※ 補正前が役満の場合は役満。合計で100以上は99=三倍満として取り扱う。
※ 東風戦・南風戦では発動局数は最大1局となる。
2.対局前に発動する局をコンマで判定。
<半荘>
コンマ一桁が1~7の場合は、コンマ一桁が1=東一局、コンマ一桁が7の場合は南3局の順。
コンマ一桁が8の場合は東3局、9の場合は南3局。0の場合は東一局。
<東風戦> ※南風戦は東を南に読み替える。
コンマ一桁が0・1・2→東一局、3・4→東二局、5・6→東三局、7・8・9→東四局
好感度50以上!
好感度ボーナスにより、自身の聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+5されます。
好感度ボーナスにより、オカルト効果アップ。
↓
<スキル> ※ ボーナス反映後
「堅忍持久」
自身の聴牌判定+10、和了判定+10、放銃判定+20
※ オカルト発動局は効果が重複しない。
<オカルト> ※ ボーナス反映後
「飛翔」
1.半荘の内、オカルト発動後2局のみ聴牌判定+50、和了判定+40、放銃判定+20
打点判定コンマ+40
※ 補正前が役満の場合は役満。合計で100以上は99=三倍満として取り扱う。
※ 南場のみ場に入った場合、発動局数は最大1局となる。
2.対局前に発動する局をコンマで判定。
<半荘>
コンマ一桁が1~7の場合は、コンマ一桁が1=東一局、コンマ一桁が7の場合は南3局の順。
コンマ一桁が8・9の場合は東一局、0の場合は東3局。
<東風戦> ※南風戦は東を南に読み替える。
コンマ一桁が0・1・2→東一局、3・4→東二局、5・6→東三局、7・8・9→東四局
<対戦相手のステータス>
小鍛治 健夜
雀力【速度】550 雀力【守備】550
<スキル>
「Grandmaster」 聴牌判定+15、和了判定+15、放銃判定+15
「アラサーだよ!!」 打点1段階アップ
「致命回避」 自身放銃時、相手の打点が跳満以上である場合、相手の打点1段階ダウン
「威圧感」 相手の聴牌判定・和了判定・放銃判定それぞれ-5
<オカルト>
「残留思念の器」 聴牌判定+5、和了判定+5、放銃判定+5
※ 本来それぞれ+20ですが、はやり・理沙・靖子の全員に勝利しているため、それぞれ-15ずつ減少しています
「歪なウインク」
対局相手にオカルトによるプラス補正がある場合、各判定-5
複数のオカルト補正がある場合、効果重複無し
対局のルールは若干ですが追記しています
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<対局のルール>
○健夜以外は箱下無し
○50000点スタート。勝利条件は京太郎が順位で健夜を上回る事、もしくは健夜の飛び。
○東場終了時点で対局するメンバーを交代する事が出来ます。
○味方キャラは健夜から原点の半分以上の失点(合計で-25000以上)をした場合、点数を引き継いで他キャラと交代します。
交代後は参加出来ません。リタイアです。交代できるキャラがいなくなった場合は対局終了です。
○↑は、健夜から和了する事で得点分回復します。
○京太郎が順位で健夜を上回れなかった場合でのリトライ時は、各キャラの対健夜との収支は引継ぎます。リタイア者も継続してリタイアです。 ← 追加しました
○京太郎が健夜から5万点以上の失点をした場合、対局終了です。
○リタイア者が出た場合のリトライ時は、健夜を倒しやすくするかもしれません ← 若干変更しました
【好感度ボーナス発動】
参加キャラである衣とネリーの好感度が50以上のため、ボーナスが発動します。
効果重複無しの為、対象となるスキルは一つです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
好感度ボーナス
50以上
・健夜・はやり・理沙・靖子の保有するスキル一つの効果減
→プラス補正のみの場合は補正半減。打点上昇がある場合は、打点上昇のみ無効化
効果重複無し
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
健夜の保有スキルの内、どのスキルの効果を減らしますか?
1.「Grandmaster」 聴牌判定+15、和了判定+15、放銃判定+15
2.「アラサーだよ!!」 打点1段階アップ
3.「致命回避」 自身放銃時、相手の打点が跳満以上である場合、相手の打点1段階ダウン
4.「威圧感」 相手の聴牌判定・和了判定・放銃判定それぞれ-5
↓1
【好感度ボーナス発動】
参加キャラである衣とネリーの好感度が50以上のため、ボーナスが発動し、健夜のスキルの効果が減少しました。
<スキル>
「致命回避」 自身放銃時、相手の打点が跳満以上である場合、相手の打点1段階ダウン
↓
<スキル>
「致命回避」 自身放銃時、相手の打点が倍満以上である場合、相手の打点1段階ダウン
<対局者選定>
淡・衣・憩・ネリーの4名の内、誰が最初に出ますか?
※ 京太郎は固定です。
1 淡
2 衣
3 憩
4 ネリー
↓1・2(重複・無効は安価下)
<対局者選定>
京太郎と衣とネリーが出ます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<ADスキル装備>
京太郎はADスキルを2つセットできます
どれをセットしますか?
1.【汎用】早和了がり<任意発動>
自身の聴牌判定+10、和了判定+5、放銃判定-10、満貫未満打点判定1段階ダウン、満貫以上2段階ダウン
2.【汎用】高め狙い<任意発動>
自身の聴牌判定-15、和了判定-10、打点1段階アップ
3.【汎用】ベタ降り<任意発動>
自身の聴牌判定-15、和了判定-10、放銃判定+20
4.セットしない
↓1.2(重複・無効は安価下)
<対局者選定>
京太郎と衣とネリーが出ます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<ADスキル装備>
京太郎は状況に応じて早和了がりと高め狙いを使い分けるようです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<オカルト判定>
ネリーのオカルトがどのタイミングで発動するか判定します。
「飛翔」
1.半荘の内、オカルト発動後2局のみ聴牌判定+50、和了判定+40、放銃判定+20
打点判定コンマ+40
※ 補正前が役満の場合は役満。合計で100以上は99=三倍満として取り扱う。
※ 東場と南場いずれか片方のみしか出なかった場合、発動局数は最大1局となる。
2.対局前に発動する局をコンマで判定。
<半荘>
コンマ一桁が1~7の場合は、コンマ一桁が1=東一局、コンマ一桁が7の場合は南3局の順。
コンマ一桁が8・9の場合は東一局、0の場合は東3局。
<東風戦> ※南風戦は東を南に読み替える。
コンマ一桁が0・1・2→東一局、3・4→東二局、5・6→東三局、7・8・9→東四局
ネリーの波が最大になるのはどのタイミングですか?
↓1
<対局者選定>
京太郎と衣とネリーが出ます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<ADスキル装備>
京太郎は状況に応じて早和了がりと高め狙いを使い分けるようです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<オカルト判定>
ネリーは南二局のタイミングで最大の波が来るようです
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<場決め>
場決めをします。
コンマ高い順に東南西北。
京太郎 ↓1
衣 ↓2
ネリー ↓3
健夜 ↓4
<対局者選定>
京太郎と衣とネリーが出ます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<ADスキル装備>
京太郎は状況に応じて早和了がりと高め狙いを使い分けるようです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<オカルト判定>
ネリーは南二局のタイミングで最大の波が来るようです
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<場決め>
席順が決まりました。
ネリー : 東
健夜 : 南
衣 : 西
京太郎 : 北
<スキル使用判定>
京太郎は東一局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
では、始めます!
―――――――――――――――
健夜戦 東一局 親:ネリー
△ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ22 判定値100-(40+10-5-10) =65 ノーテン
健夜 コンマ67 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 テンパイ
衣 コンマ68 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ76 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:89
健夜 コンマ67 15+5-5-5 =10 +67 (コンマ) =77
衣 コンマ68 5-5+15-5-5 =5 +68 (コンマ) =73
京太郎 コンマ76 10+10-5 =15 +76 (コンマ) =91
京太郎の判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
京太郎の和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
ネリー 40+20-5-10 =45 +22 (反転コンマ) =67
健夜 55+15+5-10 =65 +76 (反転コンマ) =141
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +86 (反転コンマ) =136
京太郎 50+5 =55 +67 (反転コンマ) =122
京太郎のコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大ではないためロン
放銃は最小値のネリー!打点コンマ1のため1000
京太郎のスキルにより打点1段階上昇し、2000
ネリーが京太郎に2000を放銃!!
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
東一局
ネリーが京太郎に2000放銃
ネリー 50000 → 48000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 50000 → 52000 (+-0)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は東二局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
健夜戦 東二局 親:健夜
○ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ93 判定値100-(40+10-5-10) =65 テンパイ
健夜 コンマ39 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 ノーテン
衣 コンマ86 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ64 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:40
ネリー コンマ 10-5-5 =0 +93 (コンマ) =93
衣 コンマ 5-5+15-5-5 =5 +86 (コンマ) =91
京太郎 コンマ 10+10-5 =15 +64 (コンマ) =79
ネリーの判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
ネリーの和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
健夜 55+15+5-10 =65 +93 (反転コンマ) =158
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +68 (反転コンマ) =118
京太郎 50+10+15-5 =70 +46 (反転コンマ) =116
ネリー 40-10 =30 +39 (反転コンマ) =69
ネリーのコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大ではないためロン
放銃は最小値の京太郎!打点コンマ60のため、満貫
京太郎がネリーに8000を放銃!!
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
東一局
ネリーが京太郎に2000放銃
ネリー 50000 → 48000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 50000 → 52000 (+-0)
東二局
京太郎がネリーに8000放銃
ネリー 48000 → 56000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 52000 → 44000 (+-0)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は東三局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
健夜戦 東三局 親:衣
○ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ47 判定値100-(40+10-5-10) =65 ノーテン
健夜 コンマ22 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 ノーテン
衣 コンマ82 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ16 判定値100-(50+15+5-5) =35 ノーテン
△ 衣のオカルトが発動し、衣の強制和了!
打点コンマ93のため、倍満。
衣のオカルト「天からの支配」により打点1段階上昇し、三倍満
衣のオカルト「海の底に浮かぶ月」により打点1段階上昇し、数え役満
衣の16000オール!!
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
東一局
ネリーが京太郎に2000放銃
ネリー 50000 → 48000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 50000 → 52000 (+-0)
東二局
京太郎がネリーに8000放銃
ネリー 48000 → 56000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 52000 → 44000 (+-0)
東三局
衣の16000オール
オカルト発動。海底撈月で強制ツモ和了
ネリー 56000 → 40000 (+-0)
健夜 50000 → 34000 (+16000)
衣 50000 → 98000 (-16000)
京太郎 44000 → 28000 (+-0)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は東三局一本場はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
健夜戦 東三局一本場 親:衣
○ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ51 判定値100-(40+10-5-10) =65 ノーテン
健夜 コンマ9 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 ノーテン
衣 コンマ75 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ87 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:27
衣 コンマ75 5-5+15-5-5 =5 +75 (コンマ) =80
京太郎 コンマ87 10+10-5 =15 +87 (コンマ) =102
京太郎の判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
京太郎の和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
ネリー 40+20-5-10 =45 +15 (反転コンマ) =60
健夜 55+15+5-10 =65 +90 (反転コンマ) =150
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +57 (反転コンマ) =107
京太郎 50+5 =55 +78 (反転コンマ) =133
京太郎のコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大ではないためロン
放銃は最小値のネリー!打点コンマ83のため、跳満
京太郎のスキルにより打点1段階上昇し、倍満
一本場のため、ネリーが京太郎に16300を放銃!!
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
東一局
ネリーが京太郎に2000放銃
ネリー 50000 → 48000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 50000 → 52000 (+-0)
東二局
京太郎がネリーに8000放銃
ネリー 48000 → 56000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 52000 → 44000 (+-0)
東三局
衣の16000オール
オカルト発動。海底撈月で強制ツモ和了
ネリー 56000 → 40000 (+-0)
健夜 50000 → 34000 (+16000)
衣 50000 → 98000 (-16000)
京太郎 44000 → 28000 (+-0)
東三局一本場
ネリーが京太郎に16300放銃
ネリー 40000 → 23700 (+-0)
健夜 34000 (+16000)
衣 98000 (-16000)
京太郎 28000 → 44300 (+-0)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は東三四局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
健夜戦 東四局 親:京太郎
○ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ97 判定値100-(40+10-5-10) =65 テンパイ
健夜 コンマ34 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 ノーテン
衣 コンマ96 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ77 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:75
ネリー コンマ97 10-5-5 =0 +97 (コンマ) =97
衣 コンマ96 5-5+15-5-5 =5 +96 (コンマ) =101
京太郎 コンマ77 10+10-5 =15 +77 (コンマ) =92
衣の判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
衣の和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
ネリー 40+20-5-10 =45 +79 (反転コンマ) =124
健夜 55+15+5-10 =65 +43 (反転コンマ) =108
京太郎 50+10+15-5 =70 +77 (反転コンマ) =147
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +69 (反転コンマ) =119
衣のコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大ではないためロン
放銃は最小値の健夜!打点コンマ80のため、跳満
衣のオカルトにより、打点1段階上昇し、倍満
健夜のオカルトにより、倍満以上の放銃の為打点1段階減少し、跳満
健夜が衣に12000放銃!!
衣が絶好調ですね
――――――――――――――――――――――――
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
東一局
ネリーが京太郎に2000放銃
ネリー 50000 → 48000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 50000 → 52000 (+-0)
東二局
京太郎がネリーに8000放銃
ネリー 48000 → 56000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 52000 → 44000 (+-0)
東三局
衣の16000オール
オカルト発動。海底撈月で強制ツモ和了
ネリー 56000 → 40000 (+-0)
健夜 50000 → 34000 (-16000)
衣 50000 → 98000 (+16000)
京太郎 44000 → 28000 (+-0)
東三局一本場
ネリーが京太郎に16300放銃
ネリー 40000 → 23700 (+-0)
健夜 34000 (-16000)
衣 98000 (+16000)
京太郎 28000 → 44300 (+-0)
東四局
健夜が衣に12000放銃
ネリー 23700 (+-0)
健夜 34000 → 22000 (-28000)
衣 98000 → 110000 (+28000)
京太郎 44300 (+-0)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は南一局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
健夜戦 南二局 親:ネリー
○ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ47 判定値100-(40+10-5-10) =65 ノーテン
健夜 コンマ24 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 ノーテン
衣 コンマ45 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ86 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:81
衣 コンマ45 5-5+15-5-5 =5 +45 (コンマ) =50
京太郎 コンマ86 10+10-5 =15 +86 (コンマ) =101
京太郎の判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
京太郎の和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
ネリー 40+20-5-10 =45 +74 (反転コンマ) =119
健夜 55+15+5-10 =65 +42 (反転コンマ) =107
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +54 (反転コンマ) =104
京太郎 50+5 =55 +68 (反転コンマ) =123
京太郎のコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大のためツモ
打点コンマ92のため、倍満
京太郎のスキルにより打点1段階上昇し、三倍満!
京太郎の6000・12000!!
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
※ 東場の結果は>>94です
東四局
京太郎の6000・12000
ネリー 23700 → 11700 (+-0)
健夜 22000 → 16000 (-34000)
衣 110000 → 104000 (+28000)
京太郎 44300 → 68300 (+6000)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は南二局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
健夜戦 南二局 親:健夜
○ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
△ ネリーのオカルトが発動します
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
ネリー相変わらず飛べず
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
△ ネリーのオカルトが発動します
「飛翔」
半荘の内、オカルト発動後2局のみ聴牌判定+50、和了判定+40、放銃判定+20
打点判定コンマ+40
※ 補正前が役満の場合は役満。合計で100以上は99=三倍満として取り扱う。
※ 東場と南場いずれか片方のみしか出なかった場合、発動局数は最大1局となる。
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ38 判定値100-(40-5-10+50-5) =30 テンパイ
健夜 コンマ20 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 ノーテン
衣 コンマ87 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ93 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:82
ネリー コンマ38 -5-5+40-5 =25 +38 (コンマ) =63
衣 コンマ87 5-5+15-5-5 =5 +87 (コンマ) =92
京太郎 コンマ93 10+10-5 =15 +93 (コンマ) =108
京太郎の判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
京太郎の和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
ネリー 40+20-5-10 =45 +83 (反転コンマ) =128
健夜 55+15+5-10 =65 +2 (反転コンマ) =67
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +78 (反転コンマ) =128
京太郎 50+5 =55 +39 (反転コンマ) =94
京太郎のコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大ではないためロン
放銃は最小値の健夜!打点コンマ47のため7700
京太郎のスキルにより打点1段階上昇し、8000
健夜が京太郎に8000を放銃!!
すいません。ミスりました。南三局どうするか安価だけ取ります
――――――――――――――――――――――――――――
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
※ 東場の結果は>>94です
南一局
京太郎の6000・12000
ネリー 23700 → 11700 (+-0)
健夜 22000 → 16000 (-34000)
衣 110000 → 104000 (+28000)
京太郎 44300 → 68300 (+6000)
南二局
健夜が京太郎に8000放銃
ネリー 11700 (+-0)
健夜 16000 → 8000 (-42000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 68300 → 76300 (+6000)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は南三局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
南三局、京太郎は普段通りに打ちます。
すいません。キャラ変更有無問うの忘れてました。
対局開始前にネリーのオカルトが南場で発生することが決まった段階で『ネリーは交代しないだろう』と思い込んでしまって忘れてました。
キャラ交代する場合、出した判定コンマ値全てそのままで判定しなおします。
<東場終了しました>
京太郎達はメンバーを交代できます。
交代しますか?
1 ネリーが交代
2 衣が交代
3 両方交代
4 交代しない
↓1
すいません。キャラ交代無かったものとして継続します。
―――――――――――――――――――――――――
健夜戦 南三局 親:衣
○ 京太郎は普段通り打ちます
△ 衣のオカルトが発動しています
△ ネリーのオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
プロ勢(モブ除く)が初めて和了がりました!
―――――――――――――――――――――
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
△ ネリーのオカルトが発動します
「飛翔」
半荘の内、オカルト発動後2局のみ聴牌判定+50、和了判定+40、放銃判定+20
打点判定コンマ+40
※ 補正前が役満の場合は役満。合計で100以上は99=三倍満として取り扱う。
※ 東場と南場いずれか片方のみしか出なかった場合、発動局数は最大1局となる。
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ73 判定値100-(40-5-10+50-5) =30 ノーテン
健夜 コンマ93 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 テンパイ
衣 コンマ33 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 ノーテン
京太郎 コンマ62 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:
ネリー コンマ73 -5-5+40-5 =25 +73 (コンマ) =98
健夜 コンマ93 15+5-5-5 =10 +93 (コンマ) =103
京太郎 コンマ62 10+10-5 =15 +62 (コンマ) =77
健夜の判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
健夜の和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
ネリー 40+20-5-10 =45 +37 (反転コンマ) =82
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +33 (反転コンマ) =83
京太郎 50+10+15-5 =70 +26 (反転コンマ) =96
健夜 55-10 =45 +39 (反転コンマ) =84
健夜のコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大ではないためロン
放銃は最小値のネリー!打点コンマ11のため1000
健夜のスキルにより、打点1段階上昇し、2000
ネリーが健夜に2000を放銃!!
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
※ 東場の結果は>>94です
南一局
京太郎の6000・12000
ネリー 23700 → 11700 (+-0)
健夜 22000 → 16000 (-34000)
衣 110000 → 104000 (+28000)
京太郎 44300 → 68300 (+6000)
南二局
健夜が京太郎に8000放銃
ネリー 11700 (+-0)
健夜 16000 → 8000 (-42000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 68300 → 76300 (+6000)
南三局
ネリーが健夜に2000放銃
ネリー 11700 → 9700 (-2000)
健夜 8000 → 10000 (-40000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 76300 (+6000)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<スキル使用判定>
京太郎は南四局はどう打ちますか?
1 早和了がりを狙う
2 高めを狙う
3 普段通り打つ
↓1
健夜戦 南四局 親:京太郎
○ 京太郎は高めを狙います
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌和了判定・放銃判定コンマ
ネリー ↓1
健夜 ↓2
衣 ↓3
京太郎 ↓4
和了判定 ↓5
打点判定 ↓6
<判定結果>
△ 衣のオカルトが発動しています
▼ 健夜のオカルトが発動しています
聴牌判定
ネリー コンマ40 判定値100-(40+10-5-10) =65 ノーテン
健夜 コンマ18 判定値100-(55+15+5-10-25) =60 ノーテン
衣 コンマ42 判定値100-(40+5-5+20-5-10) =35 テンパイ
京太郎 コンマ94 判定値100-(50+15+5-5) =35 テンパイ
和了判定結果 場のコンマ:83
衣 コンマ42 5-5+15-5-5 =5 +42 (コンマ) =47
京太郎 コンマ94 10+10-5 =15 +94 (コンマ) =109
京太郎の判定値が場のコンマを上回りかつ最大値のため
京太郎の和了確定。
放銃判定結果(コンマ反転)
ネリー 40+20-5-10 =45 +4 (反転コンマ) =49
健夜 55+15+5-10 =65 +81 (反転コンマ) =146
衣 40+5-5+25-5-10 =50 +24 (反転コンマ) =74
京太郎 50+5 =55 +49 (反転コンマ) =104
京太郎のコンマ判定値が対局者含めた判定値の最大ではないためロン
放銃は最小値のネリー!打点コンマ75のため跳満
京太郎のスキルにより打点1段階上昇し、倍満
ネリーが京太郎に24000を放銃!!
対局終了です。
【対局結果兼メモ】
※ ()内は身内同士での点のやり取りを除いた収支です。
※ 東場の結果は>>94です
南一局
京太郎の6000・12000
ネリー 23700 → 11700 (+-0)
健夜 22000 → 16000 (-34000)
衣 110000 → 104000 (+28000)
京太郎 44300 → 68300 (+6000)
南二局
健夜が京太郎に8000放銃
ネリー 11700 (+-0)
健夜 16000 → 8000 (-42000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 68300 → 76300 (+6000)
南三局
ネリーが健夜に2000放銃
ネリー 11700 → 9700 (-2000)
健夜 8000 → 10000 (-40000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 76300 (+6000)
南四局
ネリーが京太郎に24000放銃
ネリー 9700 → -14300 (-2000)
健夜 10000 (-40000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 76300 → 100300 (+6000)
今日は終わりです。
健夜を飛ばせるかなーって思いましたけど、流石に上手くいきませんでしたね
話考えて投下します。投下する準備が整ったらアナウンスします
では今日もお疲れ様でした!
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 おやすみなさーぃ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
すこやん南場の親番で直撃喰らって、その後なんとか和了がったけど2000点
一方京太郎達は数え役満やら三倍満やらだし、どうしよっかな……
最後の局高めねらい考慮されてる?
お疲れ様です。
先週は休日出勤しなきゃいけなくなったりと、バタバタしてて全然出来ませんでした
今日は代休だったので進めてます。対局分を水曜日か木曜日には投下出来ると思います
>>148
すいません。高め忘れてました!
最後の京太郎の和了は三倍満です
お疲れ様です
今日23時頃から投下します
思ったよりもボリュームが増したので一気に投下せずに2回に分けて投下します
健夜との対局部分を東場~南入直前と南場の2つに分けて、後半は明日投下します
そろそろ投下始めます
健夜との対局部分投下していきます。思った以上に時間がかかりました……
今日は南一局直前まで。続きは明日投下します
確認しながら投下していきます
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 はじめるよーぅ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
【前回までのお話】
第五部後編です。京太郎達はプロ達に挑んでいます
健夜と対局をする京太郎達以外は、ほぼ同時に対局が始まりました
はやり・理沙・靖子らに挑んだ照・哩・美穂子達は完勝しました
京太郎達は健夜に挑みました。結果は既に確定しています
開会式・抽選会前日 インターハイ会場にて
<健夜と対局します>
/:::::::::::::/:::::::::::::::: /::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::ハ
,::::::::::::::::::::::::::::::::::://|/ア::::/|/|::::::|::::::::::::.
,::::::::::::::::::::::::::::::::::/-―- 、 ̄ |/И:::::::::|
,:::::::::::::::::::| :::::::::::/ И/ ::|
,:::::::::::::::: __| ::::::::: |斗午トミ `ヽ |:::::::|
,::::::::::::: /⌒| :::::::: イ!ノ:::}゚| __ / ::::::|
.:::::::::::::::{ |:::::::::: 代__ン ア午ミ .:゙! ::::: | 「……牌に愛された子が二人」
.::::::::::::::: \_」::::::::::::| {ノ:リ イ゙:::| :::::::|
.::::::::::::::::::i::::: |::::::::::::| 、::、 . ゞ゚ /::::::| :::::::|
.:::::::::::::::::::i::::: |::::::::::::| 、::、.::::::::::| :::::::|
.:::::i:::::::::::: i::::: |::::::::::::| ー ‐ .:::::::::::::| :::::::|
/::::::i:::::::::::: i::::: |::::::::::::|\ イ:::::::::::::::::| :::::::|
:::/|::i:::::::::::: i:::::_|::::::::::::| >‐=七チ:::: i::::::::::::::::::| :::::::|
|:::i人i ::::::::__jン^|::::::::::::| / ::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|斗sヤ¨´ ∨\八 \:/__/|/|::::::::::::::/:::::::::::j
/⌒\》 ー------ -― 《下<_;;/::;/|/::::/|/
, ∨》 ∨》 ∨ 厶イ , 、
{ ∨》 ∨》 く\\
, ∨》 レ》| | /⌒二¨¨\
∧ |∨》 レ》| | / ヽ、\〉
健夜 「まずは天江衣とネリー・ヴィルサラーゼ!あなたたち二人の身体を貰うとしようか!」ゴゴゴ
京太郎 「……」ギリッ
京太郎 (こんな人を使い捨ての道具の様に考えてる奴らに負けてたまるか!)
ネリー 「ふん……」
ネリー (強い力があれば勝てると思っているのなら勘違いも甚だしい。いくら強い力でも、全てを飲み込む程の強い波を止める事は出来ない)
ネリー (東場にもそこそこ強いのが来るけど、一番大きいのは南二局から。それまでは我慢……)
/ x≦>´ ̄ ̄ ̄ ̄`<≧x ヽ
./ ./ /´ `\ \
/ / / / / ヽ. !
i ./ / / ./ / / ヽ i !
| | | | | | / ∧ | | ', i! |
| | | | ! i! | | | ! ! ! !! |
∨! i! ! | | | | | | ハ | | || |
.Ⅵ |ハ l |―ト..__|_| ! | |i斗‐ ハ―‐/ ,リ |
{ヘ Vハ Ⅵト、 i! !从ヽ !´}! ! / ! / / i! 「……」
∧ Vハ Ⅵ ヽ!\{. \ |/' .}/ / ,イ /! |
/ \_ゝi\ゝ≧===ミ \ |ィ===≦// | .!
/ | ∧ `¨` ´/'| | ∧
./ ハ i\ ' . イ | | ∧
/ ,ィ=- 、 / i! .>i ´ ` r< ! .! ! ∧
.// / /「「 \≧ー≦./ 〉ト、_| | ̄ `ヽ ∧
./ / / i:i \ / // ! ! \∧
衣 (月は出ている……、力も充盈している……。だが、この者に衣の力は届くのだろうか……)
衣 (いや、なんとかしてみせる!今は衣一人じゃない)
衣 (衣の力が及ぶことでこの者が本領発揮できぬようになるのなら、そこに勝機は芽生える!)
―― 東一局
京太郎 「ロン。2000」パラッ
ネリー 「ん……」チャラ
健夜 「……!」
健夜 (和了がった!?私よりも先に?)
健夜 (天江衣の影響を少しは受けているのもあるが、この程度ではこの女の力を抑える事が出来る程の強さじゃない……)
健夜 (……ただ運が良かっただけか?)
京太郎 (安い手だが先制できた……)
京太郎 (だけど、配牌が良かったのは衣さんのおかげだろうな。ネリーが差し込んでくれたような感じだったし、和了がらせてもらったようなもの)
京太郎 (不用意に突っ込んでデカイ手に振り込むと終わりだ。次の局からも慎重にいかないと……)
/ / | ヽ ヽ ', ハ
./ | | i! i! | | ! ハ
i i! l ハ || | i! | i
| | | | | ! |,ヘ |ハ/ i! | | |
| | | | ト、 ト. i! Ⅵ. ィ´| ル'! | |
| | | i! T ト=L\ !{ '´xィチ乞ぅミx! ! |
Ⅵ Ⅵト、.ト,.ィ乞ぅミ\ ', い:::::::ハ リ| | .!
Ⅶ ヾ! 从{ い:::::ハ `ー\ マZz'ソ i! ! i!
ヽト、 トヾミゝ マz:斗 i! ! ! 「……」ウーン
ヾ! .∧ ' /| i! ∧
| i! 人 -― /| i! ! ∧
| |/ i > . _ _ ´ /| | ∧
| |! ! fr「 / / ! __ ハ
| |!_ |__/^>vくx―‐// ト-'´ \
|/ /: : : : : : `Y⌒/: : : :/ i! |
./ く: : : : : : /こ{_{こヽ: i || !
/ }: : : : : : : // ∧: : :i! .!i |
,/ / 〈/: : : : /: / /: : \:| |:| i! \
./ {_/ ./.: : :/: :,.イ /: : : : : :| ト! | \__
.〈 ∧: :./: :/:/ i: : : : : : :| | | |
ヽ / i∨_;イ: :/ .ト、: : : : : ! ! ! !
衣 (この感覚……間違いない。この者にも衣の支配が完全にでは無いが及んでいる)
衣 (しかし、なんだこの感覚は?この者から感じる強大な力とは別に、この者が打つ一挙手一投足からは力をさほど感じない……)
衣 (……衣の支配への抵抗感もあまり感じなかった。この違和感は何なのだ?)
ネリー 「……」ジッ
ネリー (……この感じ、小鍛治も天江の影響下にあると考えていいはず)
ネリー (しかし……場を支配するとは言え、何をした天江)
ネリー (今、小鍛治に何が起こっている?)
東一局リザルト
ネリー 50000 → 48000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 50000 → 52000 (+-0)
―― 東二局
京太郎 「……」トン
ネリー 「あっ……」
ネリー 「えっと……」ドウシヨウ
ネリー 「ロ、ロン。8000」パラッ
京太郎 「えっ?」
ネリー 「……8000」
京太郎 「ええっ!?お、おう……」チャラ
京太郎 (マジか!南二局からって言ってたのに!全く警戒してなかったじゃねーか)ドキドキ
ネリー (……あっちゃー)
ネリー (でもネリーが張ってるのなんて気付くよね?これは全く見てなかったキョータローが悪い)
ネリー (『一番強い波は南二局に来る』とは言ったけど、波なんだからその局以外にもそこそこ強いのが来る時もあるんだよ。言わなかったけど……)
ネリー (……)
ネリー (い、一応後で謝っとこ。隠してたネリーも悪いし……)ダラダラ
/ ' | ', :}∧∨',ヽ, / V | | ' /: : :ヾv v
' :| ', , } ! V / :| V | |{ ,: : / } ヽ v
' / ! :{ハ ハ ∧ } V| /{ V |_, v! | } ヽ
' :, ' , ' ∨∧ ' ,}イ' _j{≫!7:f心刈 V / {l 、|斗 ―――
/ ,∧ ∧ー=ミ{__ ヽ ', j{⌒'| 7/j' j'うゝ:ア | ' ' ' :{l ヽ! `ヽ
,' / ∧ ∧:、 {`~^ ー-- /: : j ^ ≫'’ V' _ノ {l | V (頭に血が上って集中出来てなかったのかも……
/ ,' / j{∧ ∧ヽ{ ,ィァ=v云| ': : : i| ~´ ' 「:\ } {l ,ヽ
,' ./:| / v∧ {ヾ八{ ヽぅ! /: : : U し :!: : : V:V , \ 危なかった。一歩間違ったら直撃……)
! ./ | / ヾ∧ ,、\: `: : : :|/: : : :、 }: : : : : ' ,
|/ :| ' )ヽ , \ヽ: : : :': : : : ノ! 八: : : :' ,
' } / / ヽ 丶: :.} !: : : `: .、 _ ': : : : : ' ,
j/ , \し: : : : : : :. _,. '" /: : : : : ' ,
, ヽ.,: : : : : :冖、 _ ,イ{: : : : :/ !
、 > .,: : : : : : ( /: U : : :./ |
| ヽ / :≧s。.,:ヽ _ ./\: : : : {「 \ |
京太郎 (振り込んだのがネリーで良かった。あいつらに振り込まなかっただけでもマシだ)
京太郎 (これから動いてくるかもしれない。手堅く、慎重に打とう)
健夜 「……」
健夜 (ネリー・ヴィルサラーゼも私よりも先に和了がった)
健夜 (この女よりも強い力があるとは思えないが、一体何が起こっている……)
/ / / /===≧x ` <:::::::::::::::::\
/ / / /´ \ ` ー<::::::::\
/ ./ / / / / ! ! ヽハ ` ヽ:::\
| | | / __/_/ リ } \∧
| | | | ,イ´ /}/}>'! / } \!
| | | | |{! /f芯ミ ル'./ / /
| | ハ .N }' ! {リ 'ィ厶イ/
|/ ,' / i| ヽ
./ / ./ リ / 「・・・・・・」
/ / / ./ ‘,'イ
./ / / / r―┬ ' |
.// _.⊥∠ _≦ヲ` rv'^i三ヘ i`ヽ
/ ,イ ./ | ヾr――_r‐くー‐ヘ ∧ }
/ / .{ } 「 ̄ ̄ ̄=}: : }こ: :.∧ \>
/ ハ ∨Y≧: : : :/冂\: : } /\ \
./ / \ { ∨: : /: | }: :`T'〈 ,\ \
' 〈 `ー ∨ { イ: : : :.! 辷_∧ i! ̄: :.}\ ヽ
/\ \ ! !: : :/ }: :〉トー1 ./^\} \、
./ `「oT ̄ ̄| {/{ ∧ /:/ 〉 ∨ ./ ハ ト、ヽ
/ 廴廴:_ イ! ∨∧/ ∨:/イヘ ∨ / } | \\
. / | | ` ┬-∨∧ {/ ! ∧ '´ ∨ ! ! \\
衣 (衣がこの者達と共にあった時、衣は支配されてはいたが、麻雀を打っていたのはこの者達ではなく衣自身だった)
衣 (しかし、今打っているのはこの者達自身……。もしかしたら小鍛冶健夜の力を十分に発揮出来ていないのではないか?)
衣 (でなければ、今の段階で力を行使していないだけなのか……)
衣 (勿怪の幸い。おそらくネリーもこの違和感に気付くであろう)
衣 (だが、京太郎はこの手の気配を察知出来ぬ。京太郎から強い気配を感じない。恐らく警戒して攻めあぐねているのであろう)
衣 (ネリーもまだ動けぬ。であれば、衣がこの状況を打破するしかあるまい――)
東二局リザルト
ネリー 48000 → 56000 (+-0)
健夜 50000 (+-0)
衣 50000 (+-0)
京太郎 52000 → 44000 (+-0)
―― 東三局
衣 「……」カチャ
衣 (衣の支配は及んでいるが、やはり全ては難しい……)
衣 (小鍛冶健夜のみに不要牌が渡るようにすると衣が引ける牌まで力が及ばん)
衣 (このツモで一向聴……。先の牌は闇に覆われていて見通せぬ)
衣 (だが、このままいくと衣が海底牌。海底牌は見えた。そこに辿り着くまでに聴牌する事が出来れば、海底牌で確実に和了出来る)
京太郎 「……」カチャ
京太郎 (……駄目か。でも、この牌は小鍛治プロには通るな……)トン
ネリー 「……」カチャ
ネリー (ん……聴牌。でも今の波だとネリーが引くことは出来なさそう……)トン
● ○ ●
./::::::::/ / \:::::::∧ /:::::::/ ` <:::::::::::::::\
/::::::::/ ' ` <ハ ./:::/ \ ` <:::::::::::ヽ
./:::::/ / ,..ィ≧≦く ヽ ` <::∧
/::/ / '´ i! ` ハ `ヾ.、
.// ′ .! | _|_∧ | i!_|__! } i !|
´ | r| | '{ .从`}イ ル'}イ/ i! リ
i! / { | i〃芯ヾ }/芯Y}' /ル'
/ / 八| | .辷ソ ヒン /ィ
/ / / | | ::::: ' ::::/ .! (衣は今が楽しい――)
/ / / .| |` 、 ` ´. イ |
// /⌒ヽ| |≧=v`≦⊥ | ___! .n'^/,ヽ
// / .| |: : こ}`Yz: : }´ ∨.{〈//^}
// ハ | |: : :/:|Y:_: : /. { )`^ /
{/ ./ | |丁: ::| i\フ i! } /
./ 〈 、./ | | |: : ::! ∨∧ i! 「`¨¨´リ
/ Yo{ ̄`ヽー| | |ィ⌒ ∨∧ ir' ̄`トー‐イ
. / {f´ ̄ヽ/ | | {' ∧⌒iリ if' ̄`! ト、
/ | i | |___/∧__| i! ト、\
衣 (衣と麻雀を打ってくれる友達がいっぱい出来た。もっとたくさんの友達を作って、皆と楽しく麻雀を打ちたい)
衣 (……だが、あの者達に皆が支配されてしまえば、それも叶わなくなる)
衣 (皆が力に溺れ、他者を踏み躙るような麻雀を打つ……)
衣 (誰もが他者を糧とし、拒絶し合う世界になってしまう。そんな世界は――)
衣 (そんな世界は今の様に光に満ちた場所である訳が無い!)
衣 (だからここで小鍛冶健夜を制し、あの者達を挫く!あの者達が望む世界を創らせてなるものか!)
衣 (この手で和了がってみせる。あの者達とは決別する!)
衣 (・・・・・・ここで聴牌出来れば次の海底牌で和了がれる。このツモ牌が何かは衣には見えなかったが―――)
f「「!/) /:::::::::/
i!r勺 .′:::::/
| { i' |:::::::::′ ,..ィ:´ ̄ ̄`::::::........_
f⌒', |::::::::| /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄::::::......_
Y⌒i l::::::::! ./::::::::::::::> ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::_:::::::>
l ', ';::::/ /::::::> ´ `¨ ̄ ̄¨´
! ', _.... ―∨'::> ´
{ .! / ´¨¨^'<::ミヽ
Y ヘ , ' / / , / `ヾ \
! _⊥.. / 〃 / x'//.{ / ヽ
|/: :_}.⊥_i /,イ/|トv1 ハ | | ! .ハ
〈: :/ ,〉 Yルi仡卞ミ\ i斗ァト/ ! |
У |! __/ |.込ン 乞卞イ ,/リ ,リ (でも、間違いない!この牌は――)キュッ
/ fi `ヽハ , 之ン,リイ/,イ/
/ || | 「`ヽ‐、 /イ∧'
.〈 i! ,リ i!: : :\_. イ | ∧
/ヽ | .〃 .ハ: : :ミ=}Y´ ̄ ̄:ト、ヘ
衣 「リーチっ!」チャッ
健夜 「!」
健夜 (この局面でリーチ!?残りは1巡……という事は、次で確実に和了がれると確信した!?)
健夜 (ツモ順をずらせば回避できる。だけど……)
京太郎 「……」トン
ネリー 「……」トン
健夜 「……」チッ
健夜 (誰も鳴けず……。そして私も無駄ツモ……)トン
´ _\/}///_ \ ': : : : : : : : : : : : : : : : : : :| |: ,
, ´ ,ィ/////////////`ヽ、 ヽ|: : : : : : : : : : r=、: : : :{ {: : ,
/ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヾ 、 ∨: } l /^ヽ : / {: : r 、 |: : :.
, ' ヽ ∨ }: ∨ : ' Y:{ Y:{ ヽ {: : : .
´ / , / / , l| | ∨ ∨: / _: { |: | {: , Y 、 : . {`ヽ、
' ' / / / / / / ,イ {l | | ∨ |Y /^|: : . :.:{ :. :{ } {: :| } :.
/ / / / / / / / / | | | | |! } イ !: : { {: :, ',:| | 、:} /^ :
' / / / / /{ { l | l| | | | | |l / /:{ |: : :} |: :| |:| | /-、 ∨ |
| ,' ' /{ -l|、/ | | |l{ l| } / ' / } ,' } ' ': : ' {: : :| }: :} |:| }' /^ヽ }
| l | !∧ | {`} ト、{ ∨ { ' / / ' / / /_/ /: : :' ', : | |: :| |:| |イ ': 、 ノ
{ { ! l|{ Ⅵイ示芹ミ、\∨/ イ / / イ / /: : : :| |: :| {: :| |:| |:{ |: : :、 | 「ツモ!」ドッ
:. 八 |{ |ム { て:+刈 /イ} /イ / { | / ': : : : :{ {: :| ー' }' |/ }: : : 、 {
\{\ { Ⅵ ∧ 弋'zソ ムイ ' ': : : : : : , ー' | ,: : : : :ヽ\_, イ
∨ / ∧ ム , { /: : : : : : :∧ /: : : : : : } /
/ イ / 乂:、 ____...ィ 〉 ,: : : : : : : : :∧ , : : : : : : | /
/ / 込、 ` ー― ´ { l: : : : : : : : : : , /: : : : : : : }'
/ / / > . / | l: : : : : : : : : : : :, /: : : : : : : : '
/ / /_,/ /^Y` ¨¨ / 、 、: : : : : : : : : : : :、 ': : : : : : : : /
/ / , - ´ _`ヽ'--::::´::/ / \ \: : : : : : : : : : :` /: : : : : : : : '
_/ / r-=:::: ̄::::::::::::::::}:::::::::}:::/ / イ´ 、 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :´: : : :_ /
/ / {::::::::::::::::::::::/´:乂::::/ / /} \ \: : : : : : : : : : : : :_ `  ̄ ´ /\
/ / |::::::::::::::::/:::::::/ / / /::::::| /::\ \:: : : : : : : : : : : : :、 , -: /\ \
/ / ∧:::::::::イ::::::::// / イ:::::::::::/ /::::::::::|:\ \: : : : : : : : : : : :} /: : / \ \
衣 「海底撈月。裏が3つ……16000オール!」
京太郎 「すっげ……」
健夜 「なん…だと……」
ネリー (なるほど…。やはり天江の支配が効いているか)
ネリー (という事はやっぱり力を使えているだけで使いこなせていないね……)ニヤリ
衣 「一度は支配された……」
衣 「晴れた後も、また昔のようになってしまうのではないかと思った……」
衣 「でも、もう怖くは無い。衣は一人では無い。みんながいる。皆と共に歩むと決めた」
/ / | | | | | | | | ト、 ト. | ! i! ハ .! ! ト. |
| |ハ .! ! ! ! ! ! ト. .ハ.! ',.!ハ |,|斗 | | | | | !
| .| | | | | | | | | | | | | || !|.イ 从 i! | | i! .! ! !
| .| | | | | | | | | i!i! ! | i!/リ |/ }|| ! | !| | | /
.! _|_|_|_|__」__!_!__|__/ |,リ | /イ! ,}zチ芋ミxリ| ,| 从! リ }'
.| | i!.八 { .N .|/`77 i! / rイ::::::::ハ }} |/ | //' |イ
.∧ i! i! ,_z≠乞卞ミx' / / .う::::::oリ ,リイ } / !
/ .∧ Ⅳ〃 ん:::::::::ハ / / 乂辷ン ! /イ 八 「衣は、衣達はもう二度とお前達に支配されたりはせん!」
./ / \. ヘ 《. う:::::::o:リ '´ ー ' | ! ̄`ヽ.∧
/ / |\ヘ.ヾ 乂辷ン 、 ハ | ヽ∧
./ / ! `\ `¨´ / .! ! V∧
/ / 厂¨\ _, / | | ∨∧
./ / / \.` ー ´ . イ .| | ∨∧
./ / \::::`::....._ / ,| | | ∨∧
../ ./ \:::::::::::::`¨::::ー┬‐< /:| | | }/ ∧
東三局
ネリー 56000 → 40000 (+-0)
健夜 50000 → 34000 (-16000)
衣 50000 → 98000 (+16000)
京太郎 44000 → 28000 (+-0)
―― 東三局一本場
健夜 「……」カチャ
健夜 (数え役満を和了がるか……)
健夜 (この女の力が効いているにも関わらず、全体に力を及ばせる事も出来ている)
健夜 (まだまだ伸ばす余地もありそう。……面白い。何がなんでも欲しくなってきた)ニヤリ
京太郎 「……」カチャ
京太郎 (衣さん……今日までに何度か『また昔のようになったら』って不安を口にしていたけど……)
京太郎 (乗り越えたのか……絶対に勝つって思いが伝わってくる)
京太郎 (何やってんだ俺は!警戒しなきゃいけないのは間違いないが、慎重になり過ぎて手を進めるよりも振り込まない事を優先していた)
京太郎 (それじゃあツモられない限り負けないかもしれないが勝てもしない!)
京太郎 (俺らは、いや俺は小鍛治プロに勝たなきゃいけないんだ!俺も、もっと攻めないと――)
●
○
●
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V} 「ロン!16300!」パタッ
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
////////\ /
/////// / ∧
{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
{// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´///
///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
/// {///∨/ ∨{ r,/ ///////
ネリー 「はい」チャラ
京太郎 (いつも通り牌は引ける。相手がいかに凄いとしても今みたいに牌が入ってくれば和了がれる。それは今までと変わらない)
京太郎 (流石に直撃は出来なかったけど、この局は良い感じで有効牌が入った。この局の感じだったらいける)
京太郎 (流れは悪く無い。この流れだと勝てる……いや、勝つんだ。こんな奴らに皆を好き勝手にやらせはしない!)ゴゴゴ
衣 「京太郎……」ゾクリ
衣 (京太郎から強い力が……。勝とうとする強い気概と和了に向けた打牌。指向性の一致……)
衣 (その調子だ京太郎。この者は決して勝てぬ相手では無い)
ネリー (うーん……この感じ、もしかしてキョータローって――)ジー
東三局一本場
ネリー 40000 → 23700 (+-0)
健夜 34000 (-16000)
衣 98000 (+16000)
京太郎 28000 → 44300 (+-0)
―― 東四局
./ ./ / ハ
/ ./ / ./ / ', |
./ ,/ | / .! | | ハ !
i 〃 ! ! ! | | ! | | | | |
| || | | | i! i! | ! i! i! l |
| || | | | ハ ! | ト. .ト、 | ||!| |
| || | | | ` ト.!ト、 ト、 | | .斗七i¨ ̄||リ ,{
.Ⅶ ! i!.ト、 | .|{`ヾ. | 斗匕 i! | ハ /}' ,'∧ 「ロン!12000!」パラッ
ヾ、 | 从/芹乞ぅミ \ ', ≠r笊乞ぅミx./ //,∧
\ \ 《 う:::::爿 `ー\. う::::::::爿 》 ////∧
\ヘ\ゝ乂辷ン 乂辷ン ′ { /////,∧
./ `\{ .′ ∨//////∧
/ .八 ' .′ ∨//////∧
./ / ,ゝ , 、 ,.! ∨//////∧
/ / / >... _....::´::| ∨//////∧
./ / / / >ァ r ´ ./| ∨//////∧
健夜 「っ!!」
健夜 (掴まされた!?もしかしてこの女の力が効いていない?)
健夜 (いや、そんな事はありえない……。でも、何故……)
健夜 (何故こいつらは和了がる事が出来て、この女の力を得た私達が和了がる事が出来ない?何故こいつらに後れを取る……)
健夜 (天江衣が特別な力を有している事は最初からわかっていた)
健夜 (ネリー・ヴィルサラーゼもまだ力の一端しか見せていない)
健夜 (この二人であれば説明がつく。強い力があり、かつ運に恵まれればこの女の力があれどやられても不思議では無い)
健夜 (だが、須賀京太郎――。普通の女にすら勝てない弱い男の分際でどうして和了がる事が出来る?それも二度も……)
健夜 (この女の力の前では塵芥、矮小な虫ケラに等しい存在のはずなのに何故……)
,. -────-
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
′: : :i:.:.:./|:.:.:./{ハ: :./ |:.:/\:.:./ハ:.:.:|:.:.:.:.:.i
i:.:.:.:.: :|:.:/ :l:.:./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.Ⅳ V |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ___,. 、____ |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ´ ` |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| {. 乂辷ソ::::::::::::::::::乂辷ソ .} |:.:.:.:.:.| 「……」
|:.:|.:.:.:.|ハ ::::::::::::::::::::::::::::: ハ|:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.lヽ{ ' }ノ|:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.|:.人 __ 人 |:.:.:.|: |
|:.:|.:.:.:.l: :|:.:|:...  ̄ ̄ イ:l:.: :|:.:.:.|: |
|八:.:.:.ト、|:.:|:.:.r‐}` ー--‐ {‐ァ: |:.|: : |:.:.:.|: |
\l:_:|-‐'{厂 ア}ー- .:_:|:.: 八|
_ ,. < | | ノ/=ー-、
〈 | | 〉
∧ ヽ / ∧
健夜 (こいつら、思った以上に手強い……)
健夜 (もう少し対局前に道化を演じて時間を稼いだ方が良かったか?)
健夜 (そうすれば瑞原はやり達に貸し与えた私達の一部が戻ってきたかもしれない……)
健夜 (いや、それは無理……。東場が終わったこの段階でも戻って来ないという事は、向こうもまだ終わっていない……)
健夜 (もしかして判断を誤った?欲を出さずに最初から私一人でやるべきだったのか……)ギリッ
東四局
ネリー 23700 (+-0)
健夜 34000 → 22000 (-28000)
衣 98000 → 110000 (+28000)
京太郎 44300 (+-0)
―― 東場終了後
ネリー 「ごめんね、キョータロー」
京太郎 「は?」
ネリー 「実は東二局の波もそこそこ大きかったんだよね。最大じゃなかったから言わなかったんだけどさ」サラッ
ネリー 「一応謝っておこうかなって。言わなくてごめんね」ペコリン
京太郎 「……って事は、ネリーは南二局まで局数打たないと運が無いから和了がれないっていうのは俺らの勘違い?」
ネリー 「ネリーはそんな事言って無いよ。最大の波は南二局に来るからそれまでは我慢するって言っただけだよ」キョトン
ネリー 「それに最大のが来る時以外はずっと運が無いわけじゃ無いよ。波なんだから」
ネリー 「大きいのもあれば小さいのもあるの。そこそこのが来たら手も良くなるし和了がれる事があるのは当然だよね」
京太郎 「言われてみればそうだな……。でも、言わなかったって……もしかして隠してたのか?」ジトー
ネリー 「えっ?い、いや、隠してた訳じゃ無いよ。聞かれなかったし、別に良いかなって……」アセアセ
京太郎 「……でも謝ってきたって事は少し悪い事をしたって気持ちがあるってことだよな?」ジトー
ネリー 「うっ……」アセアセ
ネリー 「……最大の波が来る時以外は我慢してるだけだって思われた方が試合の時楽かなーって思った。ちょっとだけ……」
ネリー 「逆手にとって上手く隠したら今年はキョータローをやっつけられるかもって……エヘヘ」ニコニコ
京太郎 「エヘヘって!それ確信犯だろ!笑って誤魔化すな!」ムキー
ネリー 「うわ!怒った!だからネリーから謝ったじゃん!それに二回も差し込んであげたのに!」アタフタ
京太郎 「……ったく!別に俺から和了がるのは良い。見てなかった俺が悪いし……もう何も隠して無いよな?」ジトー
ネリー 「……ニホンゴムズカシクテヨクワカラナイ」
京太郎 「……」
ネリー 「いひゃい!いひゃいよ!ほっぺた引っ張らないで!無いよ!もう何にも隠して無いから引っ張るの止めて!」ジタバタ
○
○
○
` <\}//
. ´  ̄ ̄¨¨` 、
. ´ , ´ / 、 \
/ / 〃,: l ' } 、 ヽ ヽ、
, ' //イ、 }/ / イ | ヽ
/ / ,ィ{== ミ/イ / l| / | |lハ
, / /'ん::::斧ヽ{/ -七}∧ }ト }
/ / / 乂こソ イ:::::斧,/ / /'
/ , 乂 , 弋こソムイ|
/ / / 、 u , -- 、 ∧ 「はぁ……はぁ……」
, / ,.: /`:, 乂_ノ ,: | |
/ / /_/ ノ ___.......イ | |
/ / 〃´  ̄`ヽ { | , | |
, ´ , // , ` ´ ̄>、 l | |
/ ,:/ / } } ∨ l | |
,: , / / __ | | } l | |
/ // /イ/-、 、 /\l | | l | |
, , /___,.イ イ \\/ /\_ノ l | |
淡 「やったじゃんコロモ!」
衣 「ふぅ……」
淡 「どうかした?」
衣 「いや、何でもない……」
衣 (思った以上に堪える……)フゥ
∧ ト、\ヽ ヽ 〃⌒》
/ハ/ } |ヽ , -‐ ! l 《
ハ_」/ .| | /Vり l | __ o
ィチ∨_ ̄`| l ィ巧ミ< | | ⌒》
|ァ豸坏| ソ ' i::::::} 〉| ! ヽ。
l〈 {:::::::j レ' -‐'' リ 八
ト `  ̄ ' "" ノ ハゝ 「?」
ヽ "" ∧ ノ人\ヽ
.\\ゝ し' / } \\
\ \ ヽ ー- r i, -- / \ヽ! \
\ } }-、 r‐/ / \ ヽ!ヽ |
ヽ. ト j !` ̄ / / \ | }
○
○
○
/: : : :/.:.::::::::l::::::/ |:::::::::::ハ::::::::::::::::::::ヽ::::\:::::::::::ハ:::::::.:.:l.:.:.:.:: : l: : |
: : : :/.:.:::::l::::l:::: 厂|`:ー::/、 l:::::::::::::::::::::| \:{ \,:斗-―:::.:l.:.:.: : : l: : |
: : :/..:.:.::::l::::l::::::| :!:::::::: ヾ:::::::::::::::::: | ヾ/ヾ:| }::::.:.:l.:.:.:: : :l: : |
: :i: : :.:.:::::l::::l::::::l_::::::::| |:ハ:::::::::::::: | \___ }:::: イ::.:. : : l: : |
: :|: :::i::::::::l::::l:::孑卞::::芋ミx′ ̄ ̄ ̄ ィ斧芋苡`V: / |::l.:.:.:: :l: : |
: :|: :::l:::::::::l::::|::込 |::::::::|じリ ら{::::::リj 犲 |::l:.:./:::l: : | 「とりあえず良い感じだからメンツは動かさねーつもり。
:/|: ::::l:::::::::l:::ト:::::{ 乂::::|少 乂辷少 / 从::/: : l: : |
{ .!: ::::l::::::::::l:::::ヾ| |::::::::| /:::::/:: : :l: : | まぁ最初っから二人は替えらんねーし、替える気も無いけどね」
| : :::::l/\l::「` |::::::::| , 〃〃 /::/::::::: :l: : |
| 从::::::\ \ヽ |::::::::| / ':::::::::::: : :l: : |
| ヾ::人\ \|::::::/ 、_____, /::::::::::::::::::::/: : :|
| .〉::::ヽ::\ \{ ` ´ <::::::::::::::::::>ヘ: : : |
/:::::\::\::\ \::> <::::::::::::::_彡 ':::::.:.:.:.}: : :|
京太郎 「うっす」
ネリー 「うぅ、痛いよぉ……」ナミダメ
咏 「でも……」チラ
衣 「??」キョトン
咏 (間違いなく前半戦の功労者は衣だ・・・・・・。得点はもちろんだけど、それ以外の働きが大きい)
咏 (小鍛治さんに不要牌や自分の和了牌を引かせる事。それを応用して京ちゃんらには有効牌を引かせる)
咏 (当然小鍛治さんの力もあっから干渉しあって自分のツモ牌見えて無かったり、上手くいってねー事も多いみたいだけどねぇ……)
咏 (小鍛治さんの力に負けない為にも、常時最大出力で力を駆使しているはず)
咏 (バランスを維持する為にもかなりの集中力が必要。その分消耗も激しい……)
咏 「……衣は大丈夫かぃ?」
衣 「言うに及ばず!今は夜。衣の時間だからな。まだいくらでも打てるぞ」
咏 「末恐ろしいねぇ」パタパタ
...-:::::: ̄ ̄::::::::ー......
,.ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::...
,..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::ハ:::::::::、::\
/:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::i:::::::::::::ハ::::::::';:::::ヽ
/::::::::;::::;′:::::::::!:::i:、::::::::::i::::::::::::::ハ::::::::';:::::::..
/:::::::::::!:::i::::::::::::::|!:::::ヾ、::::::キ、:::::::::ハ::::::::i::::::::.
;:::::::::::::i::::|、::::::::::::';ヽ::::ハヽ::::キ≧ォ、_::i::::::::l_:::::::
;:::::::::::::ト:::|ハ::::::::::::Vメ x{ィ≧':ハ リ:\!:::::::! Y::::i
i:::::::::::::|-l:トミ\:::::::∨Zイ「ーぅj:::!,マ:::::ヽ:::::| !:::::i
!::j:::::::::レ':::ト=ュ、 `ー‐' 匕z彡'´ リ:::::::::::::! イ::::::!
l::ハ::::::::メヘム jハ ノ:::::::::::::j´:::::::iハ
マ:::ヽ::个.マム_リ /::ノ::::::::::i::::::::::ト、:\ 「じゃあ三人とも南場も任せた。大丈夫。三人だったらこの調子でいけっから」
ヾ::::::`ト `¨マ、 ヽ _ ィ:_イ:::::::::::::j:::::::::::l ヾ::`
_ 、::::ハ マ、 r ゚ ! /´ ノ:::::::::::::/:::::::::::::トー
r人 ム マ::::ヽ. マ、 ヽ ノ {! /::::::::::::/:::::_:::::::ヽ、
マ ム.ム \:::::≧ュキ__ j:V:::::::::::::/イ z⌒{:::::::::ゝ、_
マ ムム >:::::::`ーゝ/_jイ::::::::::::::/ マトー-
マ.ムム /イ>-=イ⌒ヽ )_:イ/⌒ ヾ _ ー、::ミー
マムム /:;:::::::::ノ´ イ \ `ヾ::::
マ.ムム /イ::::::::/ ヽ /_ ヽ \ `
衣 「京太郎、南場も頼むぞ。……そして、あの者を救おう」
京太郎 「あの者?」
咏 「……小鍛治さんの事かぃ?」
衣 「うむ」
京太郎 「でも、あのクソ共が小鍛治プロは喰ったって……」
ネリー 「生きてるよ。生きてるって表現が適切かはわからないけどね」
憩 「どういうことなん?」
衣 「小鍛冶健夜の身体とあの闇の繋がりを断つ事が出来れば、恐らく本来の小鍛治健夜に戻るはずだ」
京太郎 「??」
ネリー 「二つの気配を感じるんだよ。気持ち悪くてドロドロしてそうなのが凄く強いけど、それとは違う物も感じる。凄く小さいけどね。きっと小鍛治のものだよ」
憩 「ほんまなん?」
京太郎 「マジで?」
衣 「衣達は距離が近い分感じることが出来たのだと思う」
ネリー 「うん。牌をツモった時とか、力を駆使した時に『今何か使ったな』って普通は感じるよね?」
憩 「あ、それはわかるわーぁ」
淡 「確かにゾクゾクする」
京太郎 「そ、そうなの?」アゼン
ネリー 「でもあいつからはそういった物は特別感じない。異常なまでに強い力を常時感じるだけ」
ネリー 「変だなーって思ったから注意してたら強い力とは別のものがあった」
咏 「なるほどねぇ……」パタパタ
衣 「だから京太郎、衣を救った時のようにあの者も救ってあげてくれ」
京太郎 「小鍛治プロ……」
ネリー 「あ、ところでさ、キョータローってもしかしてネリーみたいな力――」
咏 「ストップ!それ以上は禁止」ビシッ
ネリー 「むぐっ!」
京太郎 「えっ?何?」キョトン
咏 「何でもねーって。という訳で頼んだぜ京ちゃん」ヒラヒラ
○
○
○
憩 「最後ネリーちゃんは何言おうとしとったんやろ?」
淡 「さぁ……」
咏 「……ま、卓にいる本人に聞こえないなら話しても良いかな」パタパタ
咏 「最初、東一局が始まる前に小鍛治さんは『牌に愛された子が二人』って言った」
淡 「そーだっけ??」
憩 「そう言えば言ってましたねーぇ」
咏 「やっこちゃんがよく言ってたんだけどねぇ。常識では考えられないような麻雀を打つ子達の事をそう呼ぶ人もいる。魔物って言う人もいるけどねぇ」
咏 「小鍛治さんが言った二人は衣とネリーの事。でも……」
憩 「でも?」
-―- _
/⌒:::::::::::::::::::::::::::::::::::.......
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、
/:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::\::::::::::::::、
/:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::い:::::::、
./:::/::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::\:::::\::::::::::::}:::::::::l::::l::::::::、
/:::/:::::::::::::::::::::::::::::l::::|:::::::::::::::|\:::::\::::::l::::::::::}::::l:::::::::
.// j::::::::::::::::::j::::::::/|:::|\:::::::::::、 /\\j;;;l::::::;:::::l:::::l:::! 「二人じゃねーよ。あの卓にいるのは三人だ。
/ l::::::|:::::::::::|::::::; |:::|_\::::::∨ ,,,xf亡T:}::::::::::::|:::::}::}
|:::::::::::::::::::l::::::{ |:::|-ヽ `^ ̄ 八沙リ |:j:::/:::::::|:::::::j まぁ、私がそう思ってるだけだけどねぇ」パタパタ
|:::::::l:::l::::::::l:::{:|斧:::芯ミ `'''´ j//::::::::::|::::::j
|::::::::l::l:::::::::l:::::人l:::|沙 ノ/:::::::::::::l:::从
|::::::λ::::::::人:::\|::| .::、 /::::::::::::::::j/::|:\
!:::::::∧::::::::::::\:::l::|__ ,,..ノ /:::::::::::::::::/:::::|:::::::\
}:::::-‐ヘ::::::::::::::/ /{_ ̄ /:::::::::::::/::::::::|:::::::::::::\
ノ:/o(※ヘ:::::/ / /\  ̄/::::::::::::::イ::::::::::::::j:::::::::::::::::::\
/::/o(※)o/ ./ /:::::::::::::\/:::::;;x<:::::::}::::::::::::::ハ"⌒ヽ:::::::::::\
/::::::/(※)o/ ./ /ヽー ----Fミシ//o(※)j::::::::::::/o(※)oヘ:::::::::::::::\
r―-<,※)/ / /Y::::い(※)ヘ////o(※)oj::::::::::/(※)o(※∧:::::::::::::::::
/o(※)o(\. / /l(※l:::::::::l※)/:::∧//)o(※)o八:::::/o(※)o(※)o\:::::::::::::
/o(※)o(※)o(※\o(※)o|oY::::l/:::::::{/o(※)o/∥:::::::j\(※)o(※)o(※)oヽ:::
o(※)o(※)o(※)o(※\(※)|o(|::::{:::::::八o(※)o/o(|:/{:::::{※ヽ(※)o(※)o(※)oY
ヽo(※)o(※)o(※)o(※)\o(※l::::l::l::::::ト\(※/※)l:{ol::::|o(※)}o(※)o(※)o(※{
::::l)o(※)o(※)o(※)o(※)o(ヽo(|:::l::|\:|(※/※)o(※|:::|.o(※)j(※)o(※)o(※八
. ´ `ヽ
.' / :.
' / . :/|.:. .:.:| :|: : : : :.ヽ :.
′. : ;厶r‐:. :.| :|‐- ミ| : i : i
j |: : ハ {ハト、:ト、! \: :!: :| : !
. /. :.{: :.|ィ忙ミ、 ,ィ忙ミj!: j : |
/. : :Yヽl弋rク 弋rク jノ} 人 「3人って事は、もう一人は京ちんですか?」
_ノ .: .:.人ハ .:.:.:. :.:.:. ,' ノ. : : \
`アノ. : : : :ヘ ( ̄ ) イ´ : : : : <⌒
ムイ彡ヘ: ::,`:ッ . . イ: }: :| トミ=‐'⌒
∨∨r| |>、ソノj;ノ
_ . r〈 `>=<´ 〉- . _
ハ ∧/ `\/┐ ハ
. ′'. | /
.′ v ! v
.′ .' |. '. |
.′ { | } |
∧ ト、\ヽ ヽ 〃⌒》
/ハ/ } |ヽ , -‐ ! l 《
ハ_」/ .| | /Vり l | __ o
ィチ∨_ ̄`| l ィ巧ミ< | | ⌒》
|ァ豸坏| ソ ' i::::::} 〉| ! ヽ。
l〈 {:::::::j レ' -‐'' リ 八 「えっ!?嘘でしょ!?」
ト `  ̄ ' "" ノ ハゝ
ヽ "" ∧ ノ人\ヽ
.\\ゝ し' / } \\
\ \ ヽ ー- r i, -- / \ヽ! \
\ } }-、 r‐/ / \ ヽ!ヽ |
ヽ. ト j !` ̄ / / \ | }
咏 「だから私が勝手にそう思ってるだけだって」
咏 「異常なんだよ。『運が凄く良い』ってだけだったらわかる。でも、『本人が特別意識した試合や半荘での運が異常に良い』ってなると話は別」
咏 「京ちゃんに聞いたら、部活では勝ったり負けたりだって言ってる。でも大会での勝率は100%に近い。それにメチャクチャ火力もある。これは明らかに異常だ」
憩 「言われてみれば変ですねぇ」
淡 「??」
憩 「普通は逆やないですか?いくら清澄とは言え、大会の試合の方が強い相手と打つ事が多い気がしますぅ」
咏 「そう。衣を相手に二年連続で地区大会で勝利」
咏 「知ってると思うけど、衣は一昨年の大会で二回戦までしか出ていないのに最多得点を叩きだした程の実力……」
咏 「そして、去年の全国、準決勝の相手は―――
____
´ `
/ . . . : : : : : : : : : . . \
/ /: :/: : : : : : : : : : :|\: : : : :ヽ
/: :/: :/: : : : :/} : : : : : l ゚。: : :..__i
′j/' : :_:_///: : : : /:/__}:il: : :\}
|/: : |: :// /ィ: : /j/ j八: : l: :|
|: : : : |灯¨苅 /イ 灯¨苅ミ |: /: : ,
': : : :.:ヘ 辷,ソ 辷,ソ jイ: : : ′
/: : : :.ハ\:':':': _'_ :':':':: /|: : : : :, 『園城寺怜』
{: : : : :| :. / ヽ │: : : :ハ
|: : : : :ゝ{ / :, /ノ: : : : |i:|
八: : : : : \ j ′ /: :/ : : : jリ
リ\:{\ト:≧,′r==┐ }ィ: : /: : :/}/
___r===- ―‐ ´ |:.:.:.:.|ノ / ´/イイ
/ / { __,|:.:.:.:.|{ヽ
/ニニ/ │ | ,ノ |:.:.:.:.|\}ニ=-
/イ ,. { { | | .|:.:.:.:.| |ニニニニ=-
,ノ...../ | l { | .|:.:.:.:.| |ニニニ=- イヽ
. ∨ / | ’:, ‘, } .|:.:.:.:.| ̄` ー―‐ 、 |
. { ヽ
. 八
:. ’
ヘ ::.
r‐、ヘ. ヽ
,-マ ,廴__ \ γ==‐
入. \ーュ、 ̄`ヽ ム - : : `
{ \_ く.| ̄` V ´: : : : : : : ` 、: \
. `寸‐二八 ト、 /: : : :/: : : : : : : : : \: \
\ ヽ // 勹ュ ′ : : /: : : : /: : : :,ィ: : : ヽ: :\
ヽ__ // /./二\ /|: :\/:/: : :/ : : : / ハ: : : : :ヘ: : :` ー-_- __
`寸ニ/ノ /二二ハ. |λ:!: ,l:/: :\|: i: ;.イ / | : : : : : ヾー- 、: : : ` 、-- _‐-、
守三ヲ二二二入 lハ:|:ハト、i: |_|ヽ: | |/ ||: :|:ト、:\ ` 、: : : ヽ `ヾ、
マ二二二二二ニヽュ_ V´.|:l ,ィ示心ト、ハ| -┼|: :|:| |トヽー-- \: : : \ `
. `寺二二二二二ヘ\八 ハヘ. 弋_ツ ヽン芯ムイ:./|: | j! ヾ. \: : : \
. `寸二二二二ヽニマ.迅ヘハ "" .辷ツ/|_j厶レ'二≧、ヾ ヽ: : : ハ
` 二二二二{ニ.ハ、ヾ、| Y`ー、_ ' ∧:|二/ムァ‐ 、二ヽ\、 }: : : | 『高鴨穏乃』
\二二ニ./ニヘヽ.|ト、`ー_'_ ィニ∧、〈 { / / /ヽニ{ ノ: : :/
\二/二二二リ「} ̄二ニ/ニ/ニ.ヾ、>ニュ{_ム}‐' _/: : /
|_/二二二二 ||二二ニレニ.厶ィ´ }:| ー―‐z/
|二二二二二ニ||二二ニ厂 リ
|二二二二二ニ||二二./
|二二二二二ニ||二ニ./
λ二二二二ニ ||ニニ./
ハ.}二二二二ニ/'二 /\
「 ̄`ヽ-―‐---、__
{:.. ,..-f( ))-、  ̄}
广}___クーく.___{ ̄`ヽ ..:::/
/ ,..-‐r:r―┬r::r--、 }!V、_
/7'..:::i::|^!...:::i:| |:ヒjハi::ヽ|! ヾヽ
{ハ:::::::f':n:i、:::::{"{::n:ヾi:::.:|! }!'^゙
|丶弋ツ `゙ 弋;ツ}::::.|! }! 『ネリー・ヴィルサラーゼの3人』
|:::|:i| " '_ " .!::::.{! o|!、
|、::|ハ:.,、 、ノ ,..ィ:ノ::リ;》=《i ゙、
/.:ヽハ!:r‐` T"´ !イ':":.:.:.:.:\i!
r:<>、.:.:.:.:.:.ト--、 ,..-/:.:.:,:イス) >_>、
ζ√ーァ\:.:.:.ヽ /:fィ_トrJ しイ.,>イ
∀ ! `Zf┬‐-≧ーイ:.:r'´ |_)i::}
/ .,.:彡ミy' /_,.-< ̄`ヽ::::.. !::、:::i!
<  ̄ ノ''" ...::::..... ::::::::. ,.ィ:::::i!:::|
,.へ / ........:::::::::::: ::::. ::: ,:<_,.ノ::::::|:i::|
`>'" ::::: :::..:/ \:::::|::i:|
,..ィ''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``丶、
/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:癶\.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/:.:,;,;,;彡:.:.:.:.:.:У:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙、
x==ニ二 ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.Y
/ /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/メ、//:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.i.:.:.:}
∥ /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:./\:./:.:.:.:.:.:.:.:/.:j:.:.:!.:.:.i
{{ //:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:./ __ ̄ //l:.:.:.:.:.:.:./.:/l:.:.:!:.:.:l
\ / j/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:癶{:.:{/-=斧ミx メ /:.:.:.:.://:/ j:.:.j.:.:.:l
/:./.:.:.:.:.:.:./ Ⅵ ∥(::::(,八∠ -‐''" //~`ト、j== 『鶴田姫子――』
∥{:.{:.:.:.:.:.:./ヽ_ -气,,,少 _メ j:./:.:.:.:ト、
{ い:.:{:.:/:.:.:.:.:八 斧f,汽Xノ/:.:.:.:.:l:.ヘ
乂从ト:.:.:.:.:.:.:.::} 〈(;;ン゙ ///.:.:.:.:.:.:lヽ:゙、
\∧:./ r- ` `Y/ノ/ l.:.:.:.:.:.:l }:.}
/ ̄>x \ 乂 _)> /:.:.:.:/ i.:.:.:.:.:.:l ノ:ノ
/-―-、 ` \ __ /:./:./ i:.:.:.:.:.:l/
/ ヽ メ、ノ:.:_:./ノ }:.:.j:.:.l
\/ Y O {/メ ̄ 、_ /:.ノ }.:j
∨ l\ノ\}  ̄ ノノ
∨ ヾ::L /
∨ 〈::::::}
____
___ /ニニニニニ=-
´ -=ニニア´ ニニニニニニニ\
\ニニ {\ニニニニニニニニ /\
\:ニニ\\ニニニニニニ/ ヽ
/`.、ニニ\ -=ニニニ/ } /
|::::|::::/ -=ニ=- -=ニ{ {,.ノ <|:\
人::.V 笊|:::::::‐=ニニ └'^ー――┘ニヽ
\ ^ゞ|::i:::x=ミ __‐=ニニニニニニニノ
. xf爪〈 |八::. }ツ厂::: |::::::::::::::::::::::.⌒´ 『姉帯豊音――』
|/\ 〉 、 _\ ` \:::|::i::::::::::::::::::::::.
|ニニ,ハ___ < ト ::|::i:::::::::::::::::::::..\
. /l/ / /f´ } / l:ト、:::::::::::::::::::::::::::.\
/:/ニ〉、/∧r‐=≦ / ::|=∧!::::::::::::::.\:::::::::::::...
\ /://, 斗辷| /ニ :/ニ|ニ乂_,ノ^Y:::::.\:::::::::::::::::::....
ー‐=彡::/ // //└‐く-=ニニ:′/-=ニ/ニ|:::::::::. ニ=- :::::::::::::::::::..、
/.:::, く/| //-=ニニニ/-=ニニニ, -=ニ|::::::::::::. ニ=- :::::::\
. /.:::::|ニ∧| .′ニニニ {ニニニニ/‐=ニニ:|:::::::::::::::.、 \::::.\
/.:::::八ニ,∧L{ニニニニニニニニ,/ ニニ∧::::::::::::::::.\ \::::::.
咏 「そして準決勝に続いて再びヴィルサラーゼ。皆高いレベルの選手だ。そして結果は準決勝と決勝いずれも圧勝」
咏 「春には宮永咲とも打って勝ってる」
咏 「高鴨穏乃が入った試合ではトップになれなかったけど、確か高鴨穏乃が役満和了がって事で稼ぎ負けたんじゃなかったっけ?忘れたけど」
咏 「試合じゃねーけど、去年の秋に白糸台に行った時は――」
. :´: : : : : : : : : : : : : : : : :` 、 イ
/: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : . ニlニ
/: : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : : : : ∧ |
/: : : :/: : : | l: : :/ | : : : : |!: : |: :|: : : : : :, イ
 ̄ ̄ ̄| : : : N: :/__:| : : : : ト、__|: :|: : :|: : :′
i| : : : | ∨ 八:ト、: : | N: リ: : :|l : : |
. 八: : { l ____ ` \| ___|/ | : 八: : |l
/:リ \N '~⌒`` ´⌒``〕/ ;__: :八
. /:/: : : :ハ """" ' """" '// /: 〔、: :、
.: /:__: : : :圦 lヽ r ┐ // /: : /): :\ 『宮永照――』
/: l l\\: : : :| .! ノ .:'_/ 厶 "/: ト、: :ヽ
.' |八 :\\__| .!> __ . イ´ 、__フ‐<ヽ.: :| \:|
. .′ V.rヽ _|___ | /_〔 ̄ | V 〕
//.へ`ー-:.、Υ 八 l |
|{/´ ̄〕 !、___/ヽ /' \
. 八 '′ l / ∧ 〈 、 \
/ \ .'. / /_ ∨´ \
/ -‐== / ∧ / / :_ :./⌒ヽ. >
\............./ =- V / -‐=':._ ∨ヽ__/
Υ⌒/ .′.:〔二〕´ :._ V´/
|ニ/ : ∧〔\ 八 ∨
|_V .! :/ N' \ 个:、_/
´ ` 、
/ \
. / , | | ト、 :.
/ / / | | \| \ / |
.′ /|../__`八 | / __.Ⅴ |
|i / _ \ヽ / _\ | 『そして大星淡――』
|i { 〈 厄 ) } { 〈 厄 )リ |
. 八 >x 二/ \二vヘ、| 『なんか私達のイメージだけおかしくない!?』ガビーン
,.ヘ_人 v ア >/´_ヽ
/ 、 > ≧=‐::r‐=:::ト< \/_∧
./ 、/ / x< ._/ /ヽ∧ i
/ / / ノ \ ∨ / } 、} |
咏 「その両名を相手にした対局で勝ったって聞いてる。他の学校でも良い感じに勝ったって聞いた。きっと相手をボッコボコにしてるんじゃね?」
憩 「……それだけ聞くとホンマにめちゃくちゃやわーぁ」ニガワライ
咏 「私だって京ちゃん相手に去年打った時は何も出来ずに負けた。結構マジだったんだけどねぇ……」ニガワライ
咏 「でも、部活やネトマではそうじゃない。明らかに運の良さが偏ってる。大事な時だけ運が良いなんて考えらんねー。でもこれが京ちゃんの力だって考えたら納得出来る」
咏 「ネリーは自分の運の波を感じて調整出来る。だから何か感じた事があって『もしかしてネリーみたいな力があるんじゃないの?』って言おうとしたんだよ」
憩 「どうして止めたんですか?」
咏 「もしこれが京ちゃんの力だとしたら、無自覚に発揮してる。なんとなくだけど自分の力だと意識してしまうと発揮出来ないような気がすっからねぇ」
咏 「・・・・・・京ちゃん、昔はあんまり強くなかったらしいじゃん?」
淡 「うん。って言うか最初は強かったんだけど、私達が色々出来るようになってから負け出して、そこからはずっとボッコボコかな」
咏 「きっと自分は特別な事が出来ないから勝てないって思ってたんだろうねぇ……」
咏 「多分だけど、京ちゃんの力は自分への自信や強い気持ち、そして集中力……そういった物が高まるとそれに呼応するように運も良くなるんじゃね?わかんねーけど」
憩 「なるほど。やったら言わん方がええ気がしますわーぁ」
淡 「どうして?」
咏 「特別な力が無いって思ってるから力を持ってる人と渡り合うために必死になる。努力する。策を練る……」
咏 「そういった事の積み重ね、そして結果を出すことで自信をつけていく」
咏 「でも、自分は尋常じゃないほど運が良い。だから麻雀のような運要素が含まれる競技は自分にとって有利だって最初から思ったら、そういった事が疎かになる」
咏 「運が良いから多少ヤバそうでも相手に振り込まないなんて思ったら集中力も欠くからねぇ」
咏 「それに、これらはあくまで仮定の話。私の願望もかなり入ってる。断定出来ない事を言って迷わすのは本人にとっても良くないっしょ」ヒラヒラ
淡 「う……」ドキッ
淡 (ポロッと言っちゃいそうなんだけど……)アセアセ
咏 「仮定の話だったけど、そういった力が本当に無いのなら麻雀の神様ってのがいて、その神様が京ちゃんを勝たせようとしてるとしか考えらんねーっしょ」クスクス
/:/:: : : : : : : : : :/: : : : : : : : /: : : : : : : :\: : : : :\
/ : /: : : : : : /: ://: : :/: : : : :./:| : : : : : : |: : :゚: : : : : : :.
/ : /: : : : : : /:.:/ / : :./: : : : :./:.:Ⅳ: : : :.:.:.|: : : :゚: : : : : :.:.
′/: : : : : //:_/__,/:_: :/: : : : :./: :.:| ゚: : : : :.:.|: : : : :゚: : : : : ::.
. |: /.|: : : :.:/7´/ _」: : / : : : :.:/┼:┼ ゚: : : : :.l: : : : : :|: : : : : :|
. |//:l: : : /| |:./ : :∧: : : : : ,」:.:.:| ゚:.\:.リ: : : : : :|: : : : : :|
. |/: :|: :./:.:| l/ l/ ‘: : : :.| 八: | |: : /: :l: : : : :|: : : : : :|
/: : :|::/: : | | ___--、 ‘: : :.| ‘ | |: /}: /: : : リリ: : : : :.:.|
/: : : :从{: : ::|ァ´ ̄ ̄`ヾ \{ __-‘__, |//:/: : : /::/ : : : ::| :|
/ : : : : : : : : : : | ´ ̄ ̄`ヾ/イ: : : / / : : : : ::| :| 「そんなのこそありえませんよーぅ」クスクス
__彡: : : : : : : : :/ : : : :| 〃〃 ′ |: :/Χ : : : : : :| :|
`ー------=彡ク: : : : : | _ 〃〃 |/´ ̄`∨: : : : :∨
/ : : : : :.人 |  ̄`ヽ. /: : : : :l: : \
/: : : : : :/ / \ / 、__彡イ: : : : : :ト、: : :.\
/_:_:_:_::彡 //l: : :\ `ー‐ _. .:≦: :|: : :.从 : : : 八 --- `
l/ : : : :./`ト . _ _ -‐ |:_:_:_:/|: : / \: : : :\
八: :./ |:.∧ Τ {_ノ∧ l/ ` : : : \
∨ j/ /´ | __ -‐ \  ̄ ̄
__/ /lノr‐ \
--‐ / /~⌒l / \
/ { / ∧ \ / \
咏 「冗談だって」クスクス
咏 「まぁ、そういった冗談や特別な力があるんじゃないかって思うくらい、私から見た京ちゃんは常識では考えらんねー麻雀を打つ」
/ .:.:::::::|:::::::|::::::::::::::::::ト、:::::::::::\:::::::::l:::::::::::::.:.:.:.:l.:.:.:.:
/ .:.:.:::::::|:::::lハ:::::::::::::::::| ;::斗匕::ヽ::::l:::::::i:::.:.:.:.:.:.l.:.:.:.
. ′.:.:::::::::|:::::| 乂:::::::::::::|/ヾ::| \:::/Ⅵ:::::: l:::::::::.:.::l.:.:.:
..i|.:.:..:::::-|-一 >- " 孑斧气メ 〉.|::::::::l::::::::::.:.:l.:.:.
. |.ハ.:.:::::::|::|::::::|二. `込 ソ / |::::::::l::::::::::::.:l.:.:.
. |:{ |.:.::::::|::l/ ::|气メ ` `””’ | ::::::l:::::::::::::.l.:.:::
. |:{ |.::::::::|从::::込ソ 〃〃 |::::::/::::::::::::.:l.:.:.:
.. 乂 l:::::::::V::マ::`”’ /:/:::::::::::::::.:l.:.:.: 「だから私は、京ちゃんも『牌に愛された子』の一人だと思うのさ」パタパタ
. l.::::::::乂入::|〃 ′ /:::::::::::::::::::::::::/::::.:
l.::::::::::::}::::}:| - ‐ '′/::::::::::::::::::::::::::/:::::::::
乂::::::::乂:人./ ̄/〉 ./::::::::::::::::::::> '::|::::::::::::::
> :::::::ヽ/ //、 __/:::::::::> '´ ̄__」、:/:::::::::::::
>:/ // :::/::> ' / /:(@)}/::::::::::::
/::::/ //::::::こ7:::ヽ ∨ /:..:.:.:.:..::/:::::::::::::::
/:::::::/ //:::::/::/.(@)У/.:(@).:.:.:/::::::::::::::::::
咏 「今日は試合じゃねーけど大事な勝負だ。今までの感じだと、京ちゃんだったらきっと決めてくれる」
咏 「私に出来る事があるとしたら、『京ちゃんだったら大丈夫』って背中を押してあげる事くらいかねぇ」
憩 「せやからみんなやったら大丈夫って言っとったんですかぁ」
咏 「そゆこと。ま、これも内助の功ってやつ?」パタパタ
憩 「!」ピクッ
憩 「……ちょーっと今の言葉は聞き捨てなりませんよーぅ」ニコニコ
咏 「どうして?わっかんねー。でもあと何年か経ったらそうなってるかもしんねーぜ?」ニヤニヤ
憩 「いやー、数年たったら三尋木プロも立派なオバ…お姉さんになってしまいますし、流石に年齢的に京ちんでも無理やないですかーぁ」ニコニコ
咏 「なにおう!」
淡 「あわ、あわわわわ……」オロオロ
淡 (さっきまで良い話してると思ったらヤバイ感じに……)アワワ
淡 (わ、私関係無いし、ほっといても良いよね?)オロオロ
◇
◇
◇
今日はここまでです。続きは明日。南一局からです
では、今日も一日お疲れ様でした
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 おやすみーぃ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
お疲れ様です
遅くなりました。23時に再開します
今日は南場のみ投下します
そろそろ投下始めます
健夜との対局の南一局から対局終了まで投下します
確認しながら投下になりそうです……
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 はじめるよーぅ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
【前回までのお話】
第五部後編です。京太郎達はプロ達に挑んでいます
京太郎達が健夜と対局しています
東場はころたん無双でした
―― 南一局
健夜 (結局南場に入っても瑞原はやり達に貸した子達が返って来ないまま、か……)
健夜 (三人とも使えない……。だけどまだ南場が残ってる。この女の力があればこの程度の点差、覆すのは造作も無い)
健夜 (顔を見ればわかる。東場で上手くいって私達に勝てると思っているんだろう?)
健夜 (認めよう。天江衣、ネリー・ヴィルサラーゼ……あなた達は強い。それに私達もこの女の力を十分に発揮出来ているとは言えない)
健夜 (だけど、最後に笑うのは私達。神に等しい力を得た私達があなた達如きに後れを取る道理は無い!)ゴゴゴ
衣 (気配が強くなった……)ゾクッ
ネリー (悪足掻きだね……)ゾクリ
●
○
●
/ / | | | | | : l :l | | :| | |
/ / | |__ | | | | | : l :l: /| | :| | |
. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ :リ リ | | / ヽ
/ / ,, || Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム'/¨ ∨/ / ∧/ l
/ ,, 八 イ {::しメ∧ l Ⅵ イ {::∨ .∨: イ / / ,'
. / / / \ Vzり \ 、 } / V{ l/ }/ / イ /
. // /イ Ⅵ :. Ⅵ \ ∨/ l '. , / | /
/ | 从 | ` \ } } ,:_ノ |.:. イ __
. \ハ_, 、 ヘ { / |.:.:.:.:.:.:.:レ´ ∨
. \圦 _ ナ、 ノ, l.:.:.:.:.:/ l
:::| 、 ィ -vノ i::::::::li: .ノ::::::::/ | 「リーチッ!」チャラ
∨\l\ ー=≦__ , ´ ,i:::::::::{ l:::::::::{ :|
∨/l:. \ /:,}:::::::::::ゝ、 {:::::::::::| :|
斗:::l ヽl.:::.\ /::j:..:,∧:::::::::::::ヾ:.、__}:::::::::} .:::}
,,.;イ/////,|j:::ヘ l ).:.:.:.:.:.:..ヽ f:./ { 入:::::::::::::::::::::::::::::::::l::::..::::::{、
,,イ////////∧::::} ト、 '. / j/ {/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ /\ \
////////////,∧ヽ :ト、ヽ '. ./_(_.,イ::::ー、_ ヽ、_::::::::::::;_,У.::...:..ヘ.:.. \
///////////////,∧j l )ヽー゙ /´¨: :::::::::::::::::::::::::::::ヽ、___ノ.::::::::::::.:.:ノj.:.:.:. \
.///////////////////,∨\ノ \ヽ ,..__ ___::::::::::::::::::::::::::::::l:::::.,;;;,,:.ノイノ.::::::::. \
. ///////////////////////\:::\ .i ー ¨´ ./\ ヾー´`ヽ____..ヽイノ ̄.:.:.:.:.:.:: __,>
//////////////////////////j::l. \j / /////ゝ ゞ////,¨  ̄- ヘ_____/¨
京太郎 (リーチしなくても十分な手だが、リーチしないと低めだったらこの手は伸びない)
京太郎 (牌枚でも対子が多かったし、牌も重なって入って来る。河を見る限り、全体的に対子場になってそうだ)
京太郎 (良い流れも続いているし、引ける気がする)
京太郎 (今までもそんな気がしたときは引けた。対子場になっているのであれば今回もきっと引ける!)
健夜 「……ふん」カチャ
健夜 (これで一向聴……やはりこの女の力は強い。あと一枚で四暗刻……)
健夜 (須賀京太郎のリーチなど恐れるに足らず。東場では身内からの出和了がりしか出来ていない)
健夜 (所詮その程度。この女の力以上の運が無ければ和了がれる訳が無い……)
京太郎 (あの時、小鍛治プロ――)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:./|:.:.:. ハ:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:',
/:.:./:.:.:.:.:.ハ/{:. / :|:.:.:/ }∧:.:.:.ハ}\|:.:.:|.:.:.:.:.:.
′/: : i:.:/ ∨ :レ' ノ .}/ Vイ.:.:.:.:.:.:.
i:.:.:|:.:.:.:|/ , |:.:.:.:.:.:.:',
|:.:.:|:.:.:.:| _______,ノ^´ `^ー──- |:.:.:.:.:.:.:.i
|:.:.:|:.:.:.:| |:.:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:|:.:.:.:| x==ミ 斗==ミ. |:.:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:|:.:.:i:| 《 r'::::::ハ r'::::::ハ 》 | i:.:.:.:.:.:|
|:.:.:|:.:.:lヽ 弋辷ソ 弋辷:ソ /^|:.:.:.::.:.|
|:.:.:|:.:.:|` } {.´ |:.:.:.:.| | 『お願いだから、私を止めて……』ポロポロ
|:.:.:|:.:.:ト、.|::::::::::: ' ::::::::::::::|_.ノ :.:.: | |
|:.:.:|:.:.:l: 人 人|:.:.:.:.:.:| |
l八|:.:.:|:.:.:.:|:i:.:.`:... イ:.:|:.:.:.: l:.:.:.:.:.ハ:}
|:.:.:|:.:.:.:|:|:|:.:.:.:rケ ー {〉:.|:.:.l:i:.:.:/:.:./:/
乂 |\:从|_/ \ / \_从l/}/}/
_,. -┬<⌒j >< |⌒>┬- 、
/ | | /| |ヘ. | | ヽ
/ ヽ | l ./ :| | ヽ | | / }
京太郎 (あれは本物の小鍛治プロだったんだ……)
京太郎 (南場に入る前にネリーは、あいつらは小鍛治プロの力を半分も使えていないって言った)
京太郎 (恐らく、小鍛治プロはこうなる事がわかっていた)
京太郎 (自分の力を100%使う事が出来ない事――)
京太郎 (こちらの誘いに乗って、皆を相手する為に瑞原プロらに力を貸し与える事――)
京太郎 (だから俺に出来るだけ多くの人を連れてくるように言った)
京太郎 (俺らを勝たせるために!そして俺らが勝てば自分も解放されるかもしれないから……)
京太郎 (俺は、あの時小鍛治プロを邪険に扱ってしまった。でも、きっと小鍛治プロは助けを求めていたんだ……)
京太郎 (小鍛治プロは、こいつらの言う様に自分が近い内に消えて無くなってしまうかもしれない事に気付いていたんだ)
京太郎 (だから、最後のチャンスかもしれないこの勝負に全てを託して……)
京太郎 (適当にあしらった事、謝らないと……。その為にも、絶対に助けてみせる!)
京太郎 (だから、この手で絶対に和了がる!東場の後半から引きも良い。この流れなら、俺ならきっとツモれるはずだ!)ゴゴゴ
/ / | | | | | : l :l | | :| | |
/ / | |__ | | | | | : l :l: /| | :| | |
. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ :リ リ | | / ヽ
/ / ,, || Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム'/¨ ∨/ / ∧/ l
/ ,, 八 イ {::しメ∧ l Ⅵ イ {::∨ .∨: イ / / ,'
. / / / \ Vzり \ 、 } / V{ l/ }/ / イ /
. // /イ Ⅵ :. Ⅵ \ ∨/ l '. , / | /
/ | 从 | ` \ } } ,:_ノ |.:. イ __
. \ハ_, 、 ヘ { / |.:.:.:.:.:.:.:レ´ ∨ 「……来いっ!」キュッ
. \圦 _ ナ、 ノ, l.:.:.:.:.:/ l
:::| 、 ィ -vノ i::::::::li: .ノ::::::::/ |
∨\l\ ー=≦__ , ´ ,i:::::::::{ l:::::::::{ :|
∨/l:. \ /:,}:::::::::::ゝ、 {:::::::::::| :|
斗:::l ヽl.:::.\ /::j:..:,∧:::::::::::::ヾ:.、__}:::::::::} .:::}
,,.;イ/////,|j:::ヘ l ).:.:.:.:.:.:..ヽ f:./ { 入:::::::::::::::::::::::::::::::::l::::..::::::{、
,,イ////////∧::::} ト、 '. / j/ {/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ /\ \
////////////,∧ヽ :ト、ヽ '. ./_(_.,イ::::ー、_ ヽ、_::::::::::::;_,У.::...:..ヘ.:.. \
///////////////,∧j l )ヽー゙ /´¨: :::::::::::::::::::::::::::::ヽ、___ノ.::::::::::::.:.:ノj.:.:.:. \
.///////////////////,∨\ノ \ヽ ,..__ ___::::::::::::::::::::::::::::::l:::::.,;;;,,:.ノイノ.::::::::. \
. ///////////////////////\:::\ .i ー ¨´ ./\ ヾー´`ヽ____..ヽイノ ̄.:.:.:.:.:.:: __,>
//////////////////////////j::l. \j / /////ゝ ゞ////,¨  ̄- ヘ_____/¨
京太郎 「……こっちか。でも、ツモったぜ!6000・12000」ゴッ
健夜 「三倍満!?」ガタッ
健夜 「どうしてこの女の力の前で、お前の様な男子がそんな手で!?」
ネリー 「・・・・・・力を使える訳が無いんだから当然だよね」
健夜 「何っ?」
ネリー 「小鍛治の力は小鍛治だけのものだよ。当然ネリーの力だってネリーだけのもの」
衣 「……うむ」コクリ
ネリー 「力はその人の感覚があるからこそ発揮できる。同じ感覚を持つ人なんかいないし、もはや人ですらないお前達が小鍛治の力を満足に使える訳が無い」
健夜 「戯言を!事実この女の試合の時は使えていた。私達が使えない訳が無い!」
ネリー 「勘違いだね。その時打っていたのは小鍛治本人であってお前達じゃない」
ネリー 「小鍛治を取り込んだとしても無意味だよ。打っているお前達が小鍛治本人じゃ無いんだから」
ネリー 「中途半端にしか力を使えていないから、感覚通り牌が来ない。噛み合わないから運も逃げる……」
ネリー 「かたや京太郎は東場の後半から良い流れ。運が高まってきているんだろうね。裏が2枚乗ってドラ5。三倍満まで伸びた。でも――」
2索 3索 3索 4索 4索 6索 6索 8索 8索 8索 発 発 発 ツモ:5索
↑
京太郎の和了形
ネリー 「良かったね。キョータローにもう少し運があったら、あの手は緑一色・・・・・・」ニッ
健夜 「バカな……。そんな手で和了がれるはずが無い……」
京太郎 「もしかして最初から知ってたのか?」
ネリー 「いや、途中で気付いたんだよ」
京太郎 「でも、気付くなんて凄いじゃないか」
ネリー 「世界は広いからね。他人の力をコピーする人がいたって話を聞いたことがある。でもそれも劣化コピー……」
ネリー 「本来の打ち手と同等の力を発揮できる訳じゃなかったみたい。それと一緒かなって思っただけだよ」
健夜 「まだだ!偶然だ!この女の力を使えば残り三局もあれば十分だ!」
ネリー 「へぇ……」
ネリー 「さっき言った様ようにキョータローの運も高まってきている」
ネリー 「天江の力だってある。でも、次は二人だけじゃないよ……」ゴゴゴ
健夜 「!!」
健夜 (この感じ!やはり隠していたかネリー・ヴィルサラーゼ!)
衣 (好機到来……)
衣 (だが、小鍛治健夜が表に出ていない状態で、あの者達との繋がりを断つにはどうすれば良い……)
京太郎 「……」
京太郎 (次は南二局。あいつらの親番だが、ネリーの運が一番良くなるタイミング)
京太郎 (俺も良い流れが来てる。この点差だ。次の局でを流すことが出来れば、連続して役満で和了がられない限り俺らは勝てる……)
京太郎 (だけど俺が和了がれば繋がりを断つ事が出来るかもって話だったが、何も変わってない)
京太郎 (直撃じゃないと駄目なのか?どうすれば――)
南一局
ネリー 23700 → 11700 (+-0)
健夜 22000 → 16000 (-34000)
衣 110000 → 104000 (+28000)
京太郎 44300 → 68300 (+6000)
―― 南二局
ネリー 「……」ゴゴゴ
ネリー (今こそ飛翔の時――)
ネリー (このタイミングでキョータローの運も高まっているのは想定外だけど……)
ネリー (まぁ良い。今はキョータローと競っている訳じゃ無い)
ネリー (さぁ、ネリーとキョータローの大きな波の前でどう抗う?)
ネリー (中途半端な力なんかネリー達の波で飲み込んであげるよ……)ニヤリ
●
○
●
健夜 「……」
健夜 (須賀京太郎の和了は偶然だ。そう続きはしない。力を持たぬ者を必要以上に警戒する必要は無い……)
健夜 (だが、ネリー・ヴィルサラーゼから感じる気配……。大物を張っていると考えて間違い無い……)
健夜 (天江衣も恐らく既に聴牌している。だが、私達はまだ一向聴止まり……)
健夜 (この女の力があれば既に和了がっていても不思議では無い……)
健夜 (私達は力を使えないだと?)
健夜 (いや、デタラメだ。私達を惑わすために適当な事を言っているだけに違いない……)
健夜 「……」キュッ
,. -──……──- .
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
/:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:./:.:/.:.:.:}:.:.:|:.:.}:.:.:.: ヽ
′:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:. //}/∨ハ/レ'ヽ:.:.:i:l:i
i:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:| V从|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ー ─'´ ^ー-|:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| |:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| 〃⌒ヾ 癶{:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| {{ }} {{ }}:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ゞ=='" ヾリ :| 「!!?」
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ::::::::: :::::::|:.:|
|:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:| /⌒⌒} |:.:|
|:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:| { / /:.:.|
|: i:.:.:|:.:.:.i:|:.:.:.:.:.:i:.:|`  ̄⌒,.ィ:.:|:.:.:.:.|
|/{:.:..|:i:|:|:|:.:.:.:.:.:i:.:| 厂|:.:.:.:.|:. |:.:.i.:.|
/⌒\{从|:乂:.:.:.:Ⅳ '⌒:l/}/Ⅵ: 八|
/ ヽ | l\ \i/ __ /| |ノ}/
/ } | l ヽ _____________,ノ .| l i |
{ { | | | | / |
健夜 (このツモ牌、通りそうに無い……。もしかして、東四局のように天江衣に掴まされたか!この親番を逃す訳にはいかないのに!)ギリッ
健夜 (……ここで二人に振り込む訳にはいかない。安牌を……)トン
/ / / / 〃 i{ | \
/ / / / 〃 | i{ |
/ / / / i{ | i{ l ',
__/ / ′ 〃 /{ ハ { | |ヽ
⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ア i{ l l i{{ l i{ { | | } i{ /
. / ィ' i{ | l 从| l i{ { | | } 从 〃 ′ l
{/ / i{ |jI斗===ミ i{ { | 厂}/}/ }/ } /⌒ 、
' ∧ 狄Ⅵ汞≧八 {\ | ィ'“ 汞笊ぅ/ / 厂^ l ′
/ / { ', { ∨こリ \l 、! / Vこツ{/i / 从 ′
/ / 人 ', ',{ }ノ }/ / ハ/
∠ ∠ イ l\ 、 V } / / 「……それだ」
八 ! Ⅵ ヽl j l=‐≦/
\〉 v 汯 { 爪 〃
} ∧ / //
\{ 込、 ___ /{ ィ/
_ -=\ に ̄ ̄_) {从
〃 }N\ / j_ノ_}Y
ri{ i{ 、 /_ -=ニニニニ|
|ム i{ ー―― r≦ニニニニニニニ=|
|ニ} /{ |ニニニニニニニニ=‐ |
健夜 「!」ゾクッ
京太郎 「ロン。満貫。8000」パタッ
健夜 「そ、そんな……どうしてお前が……男子なら私達と同じ、いやそれ以下の実力しか持っていないはず……」アゼン
健夜 「なぜ二局続けて私達やそこの二人よりも早く和了出来る……」
京太郎 「そんなの知るか!良い手が出来たら誰だって和了がれる!男子男子うるせぇ!」
衣 (京太郎……もしかして衣とネリーの手を読んで、直撃を回避する為に浮いてくるであろう牌を狙ったのか……)ゴクリ
ネリー 「……キョータローの運も高まってきている。さっきネリーがそう言ったの忘れたの?」
ネリー (・・・・・・ネリーが和了がるはずだったのに)プクー
ネリー (いや、キョータローもネリーと同じくらい運が良かった……。まさかネリーの最大の波に匹敵するなんてね。このタイミングにしなきゃよかったよ)
ネリー (でも、キョータローの手は満貫。さっき三倍満だったからここから運は少し小さくなるはず。だけど――)
ネリー (……今の和了でネリーの運を喰べたね、キョータロー)
南二局
ネリー 11700 (+-0)
健夜 16000 → 8000 (-42000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 68300 → 76300 (+6000)
ネリーからじゃなくてツモならすこやん飛んだんだけどな
―― 南三局
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V} 「……よし」カチャ
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
////////\ /
/////// / ∧
京太郎 (この手も悪く無い。直撃を取ったけど、特に変わった様子も見られない……)
京太郎 (どうすれば良いんだ……)
衣 (依然キョータローから大きな気配を感じる……。頼むぞ京太郎)
ネリー (やっぱりキョータローに喰べられてる……。少し、さっきと比べて重いし……)
ネリー (でも、京太郎に振り込んでから小鍛治を支配しているモノが揺らいでいるのを感じる……)ジー
/:::::::::::::::::::/ \::::::∧ -―――-
,..ィ=/:::::::::::::::::/__ \:::::i ´ ` 、
./:::::::::/:::::::::::::::/:::::::::::ニ=-.<\!____ \ \
:::::::::::::::!:::::::::::/ ̄ ̄ ̄¨アーァ::´>――――`ヽ.ヘ ヽ \
:::::::::/|::::::::/ / /:/ ハ i! ヽ
:::/ i!:::::/ ./ // | { i! | |
/ |::::/ / '/ i! i! _.⊥ト.__ i! | | i
!:/ / ! | |斗 トく ',| ヽ`ヽ| | | |
{' /./ | イ´! .ハ ! \ \∧ !| | | |
| ! .! | i! ! ,}∧ | '/ア乞ぅx.,リ .! .! |
Ⅵ! | ヘ. N/fぅx\_ゝ い::::爿》 | ! !
Ⅶ i! `.ト《 いハ マz'ン,/ i! ! .i! (あの者達は特異な力が全てだと思っている)
ヾ`\ 从 マ:リ / !| | .||
7ヾハ 〈 / リ i! |.!
/ ,圦 、, / / i! !.!
/ //i> ._ _/ / .i! |∧
/ .//八>―`=≦/ /,イ i! .! ∧
| | | {/ ` <// i! |/ ∧
| | |/ ∨ | ! / ∧
衣 (だとしたら京太郎が和了がるのが一番効果的)
衣 (あの者達が、力を持っていないと思っている京太郎が制するのが一番良いはずだ……)
-‐===‐-ミ
. ´..:::::::::::::::::::::::::::..` .
. . ' .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ヽ
′.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::::::: :.
i:::::::::从ト、从ト、从ト、从ト、从! :::::::::i
|:::|:: | |:::::::::::|
|:::|:: | ___,ノ `ー--- 、 ! ::::::: |
|:::|:: | 二 二 | :::::::::|
|:::| ∧'乍)丁 '乍)丁 | lY :::| 「……」
|:::|人} ゚ー' ゚ー' | |ノ:::::|
|::::: 从 "" "" 从 ::::::|
|:i::::::::::ゝ、 r‐┐ u. イ:::::|:::::::|
|ハ{::::|::!|:::::`≧r--=≦´:::::|:::: |:::::::|
{ 乂{从_ :::>′ └< j:::ノj:从j
∠| ̄ト、 ー 、 一 }| ̄|`ァ--、
. ///| |/`刀フフ7フフ刀´ | |////ハ
////| |,'////////////,| |/////}
健夜 (須賀京太郎の運が高まってきているだと……)
健夜 (確かに須賀京太郎の手から強いプレッシャーを感じる。この局も和了がれるだけの運があるのか……?)
健夜 (どうして何の力も持っていないこの男がここまで打つ事が出来る?)
健夜 (特別な力を持っていない私達と同じはずなのに……)
健夜 (私達は小鍛冶健夜の力を得たとしても、男子にすら劣るのか……?)
健夜 (そんな事は認められない!認めてはいけない!)
健夜 (須賀京太郎、お前が特別な力を持っていないからこそ、貴様如きには負けられない!)ゴゴゴ
●
○
●
ネリー 「……!」
ネリー (このツモ牌……通らない)
ネリー (どうする……)ジッ
ネリー 「??」
ネリー (あいつら、キョータローを見てる……。さっき直撃を受けたのがそんなに悔しいの?)
ネリー (キョータローの手は多分跳満以上……。でもあいつらの手からは強い気配を感じない……)
ネリー (この点差なら、安い手で和了がっても意味が無いし、和了がられてもネリー達がどうにかなるような点じゃない……。なら――)
ネリー 「……」トン
健夜 「くっ……!」
ネリー 「……」ニヤリ
ネリー (どうする?ネリーから和了がる?その安い手で……)
健夜 (ネリー・ヴィルサラーゼ……わかっていて私達の和了牌を切ってきた!)ギリッ
健夜 (あの牌で和了がると2000にしかならない)
健夜 (見逃して私達がツモれる保証は無いが、ここは見逃して打点を伸ばすべきか……。だけど――)チラ
京太郎 「……」
健夜 (あの感じだと須賀京太郎も聴牌している可能性が高い。もし見逃して手を伸ばせなかったら……)
健夜 (もし打ち回している間に須賀京太郎が和了がったら……)
健夜 (天江衣にヤツの和了牌を掴まされたら……)
健夜 (いや、須賀京太郎だけじゃない。ネリー・ヴィルサラーゼも大きい手を張っている……)
ネリー 「……」ニヤリ
ネリー (・・・・・・さぁ、どうする?)
健夜 「……っ!」ギリッ
衣 (ネリーが仕掛けた……。あの者達が逡巡している。この打牌は猛毒……)
衣 (見逃したら京太郎達が和了する可能性が高まる。しかし、和了したら――)
健夜 「ロ、ロン……。2000」パラッ
ネリー 「へぇ……」
京太郎 「……あ、和了がった?どうしてその手で……」
衣 「……」
衣 (和了した……。自ら認めたという事か……)
健夜 「ぐっ……」ワナワナ
ネリー 「……ねぇ、どうして和了がったの?この勝負、個人の順位は関係無いよね?」
ネリー 「小鍛治の力があったらすぐに張りなおせるんじゃない?ネリー達はリーチもしてないし、聴牌していないかもしれないよ?」
健夜 「……」ワナワナ
ネリー 「……当ててみせようか」
ネリー 「お前達は、お前達が使える小鍛治の力では張りなおす自信が無かった。手を伸ばすことが出来ないと思った」
健夜 「!!」
ネリー 「自信があったら、この場面で和了がらない。打ち回してでも勝機を繋ぐ。お前達は自分の勝機を自分で失った」
健夜 「……」
ネリー (かなり揺らいだ……。じゃあ追撃しようかな。ちょっと心が痛むけど……)
ネリー 「それに……」
ネリー 「和了がられたくなかったんだよね?……誰にとは言わないけどさ」ニヤリ
南三局
ネリー 11700 → 9700 (-2000)
健夜 8000 → 10000 (-40000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 76300 (+6000)
―― 南四局
健夜 (確かに、ネリー・ヴィルサラーゼの言う通り、私達はなぜ和了がった?)
健夜 (須賀京太郎が先に和了するかもしれないと考えたら、思わず手牌を倒してしまった……)
健夜 (確かにこの女の力があれば、張りなおして和了することが出来たはず……)
健夜 (何故だ…何故……)
●
○
●
健夜 「!!」
健夜 (このツモ牌!もしかしてまた掴まされたのか!?)
健夜 (あのプレッシャー……須賀京太郎は聴牌している。捨て牌から萬子の染め手……)
健夜 (特に低めが危ない……。という事はこの二萬は、掴まされているのならば須賀京太郎の和了牌……)タラッ
健夜 (だけど、私達も聴牌している……。二萬をツモ切りしないと打ち回し……)
健夜 「……っ!」ワナワナ
健夜 (駄目だ!切れない!)
健夜 (危険すぎる。もし切って須賀京太郎に振り込みでもしたら……)
健夜 (あいつは私達と同じく、特別な力は何にも持っていないのに!)
健夜 (私達は勝ちたいから、あの屈辱を絶望を味わいたくないから力を求めた……)
健夜 (私達が小鍛治健夜の力を僅かしか使えないのであれば、力を持つ者に敗れるのはわかる)
健夜 (だが、須賀京太郎に敗れる道理は無い!)
健夜 (須賀京太郎にやられたならば、その力を得てもなお、力を持たぬ者にすら勝てなかったということになる……)
健夜 (であれば、私達が求めたものは何だったのだ?)
健夜 (私達は間違っていない!特別な力を持っていないから求めて何が悪い!)
健夜 (ヤツに振り込む訳にはいかない。同じ力を持たぬ者だからこそ、須賀京太郎にだけは!)トン
ネリー 「……終わりだね」ボソッ
衣 (手を崩した……。もう、あの者の勝機は完全に潰えた……)
●
○
●
ネリー (キョータローの和了牌は三萬……)
ネリー (ネリーが差し込んであげるよ。この勝負、最後はキョータローが和了がって終わるべきだからね)トン
京太郎 「えっ……」オドロキ
ネリー (和了がっていいよ)ニコ
京太郎 「サンキュー。ロン!」
/ , / / / / | | :. . :.
/ / / ' | | | | i| | .
イ ' /| /| l | | | | l| | |
// / | | { ' :. | | } | l| | {
' 〃 | | | | ト, : /| /| /| ' ∧|
/ / .' ,: ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ : / .イ `\
{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 /:. / }'
' ,イ / | { 从 | イ {::しメ∧ l Ⅵ イ {::し刈 `ヽ' ' }/ 「36000!」パラッ
' / /イ Ⅵ :. Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ /
/ | 从 | \ ∨/ , /
_∨∧ :. ` \ ,:_ノ> 、_
, <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、
´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>
/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'/////////////
/////////////{/∧ l\ ー=≦__ , ´ /' / イ∧/////////////
/////////////|//∧ :. \ / / /'////}/////////////
健夜 「三倍満!?」ガタッ
健夜 「そんな……なぜそんな手を作れる!牌を引くことが出来るんだ!」
健夜 「味方からの和了とは言え、力を持たぬ者が天江衣の点すら上回ったというのか……」
健夜 「それに……」チラ
健夜 (和了牌は三萬……二萬は通っていた……)
健夜 「そうか……通っていたのか……」ボーゼン
健夜 (私達はヤツに振り込みたくない一心で眼を曇らせていた……)
健夜 (私達は眼を背けていただけ……勝負から逃げていたのか・・・・・・)
南四局
ネリー 9700 → -26300 (-2000)
健夜 10000 (-40000)
衣 104000 (+28000)
京太郎 76300 → 112300 (+6000)
―― 対局終了しました
<リザルト>
・ 京太郎達は健夜に勝利しました。
今日は終わりです。
次は対局終わってから。どれくらいの量になるかわからないので何とも言えませんが、
エピローグもある程度見えてから投下します。
>>203
飛ばせそうだったんですけどね。惜しかったです
では、今日も一日お疲れ様でした!
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 おやすみなさーぃ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
お疲れ様です
休日に思った程進まなくてまだ投下出来る状況じゃ無いですが、13日の月曜日にはある程度準備出来る見込みです
火曜日に早く帰って来れれば火曜日に、帰宅が遅ければ水曜日に投下します
お疲れ様です
今日の23時頃から投下します
昨日は結局帰宅が日を跨いでしまったので無理でした……
そろそろ投下します
投下は今日を含めて後2回です。次の投下で終わります。
次の投下は今週中ですね。明日の夜までに終われば明日、無理なら金曜日
今回は本当に思いつかなくて時間がかかりました……
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 はじめるよーぅ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
【前回までのお話】
第五部後編です。京太郎達はプロ達に挑んでいます
京太郎達が健夜と対局しました
東場はころたん無双、南場は京太郎無双でした。ネリーは相変わらず不発……
< 「ロン!32000」ドッ
∧ ト、\ヽ ヽ
/ハ/ } |ヽ , -‐ ! l
ハ_」/ .| | /Vり l |
ィチ∨_ ̄`| l ィ巧ミ< | |
|ァ豸坏| ソ ' i::::::} 〉| !
l〈 {:::::::j レ' -‐'' リ 八
ト `  ̄ ' "" ノ ハゝ 「おおっ!」
ヽ "" ∧ ノ人\ヽ
.\\ゝ し' / } \\
\ \ ヽ ー- r i, -- / \ヽ! \
\ } }-、 r‐/ / \ ヽ!ヽ |
ヽ. ト j !` ̄ / / \ | }
/:/:: : : : : : : : : :/: : : : : : : : /: : : : : : : :\: : : : :\
/ : /: : : : : : /: ://: : :/: : : : :./:| : : : : : : |: : :゚: : : : : : :.
/ : /: : : : : : /:.:/ / : :./: : : : :./:.:Ⅳ: : : :.:.:.|: : : :゚: : : : : :.:.
′/: : : : : //:_/__,/:_: :/: : : : :./: :.:| ゚: : : : :.:.|: : : : :゚: : : : : ::.
. |: /.|: : : :.:/7´/ _」: : / : : : :.:/┼:┼ ゚: : : : :.l: : : : : :|: : : : : :|
. |//:l: : : /| |:./ : :∧: : : : : ,」:.:.:| ゚:.\:.リ: : : : : :|: : : : : :|
. |/: :|: :./:.:| l/ l/ ‘: : : :.| 八: | |: : /: :l: : : : :|: : : : : :|
/: : :|::/: : | | ___--、 ‘: : :.| ‘ | |: /}: /: : : リリ: : : : :.:.|
/: : : :从{: : ::|ァ´ ̄ ̄`ヾ \{ __-‘__, |//:/: : : /::/ : : : ::| :|
/ : : : : : : : : : : | ´ ̄ ̄`ヾ/イ: : : / / : : : : ::| :| 「ホンマにやってくれましたよーぅ」ヤッター
__彡: : : : : : : : :/ : : : :| 〃〃 ′ |: :/Χ : : : : : :| :|
`ー------=彡ク: : : : : | _ 〃〃 |/´ ̄`∨: : : : :∨
/ : : : : :.人 |  ̄`ヽ. /: : : : :l: : \
/: : : : : :/ / \ / 、__彡イ: : : : : :ト、: : :.\
/_:_:_:_::彡 //l: : :\ `ー‐ _. .:≦: :|: : :.从 : : : 八 --- `
l/ : : : :./`ト . _ _ -‐ |:_:_:_:/|: : / \: : : :\
八: :./ |:.∧ Τ {_ノ∧ l/ ` : : : \
∨ j/ /´ | __ -‐ \  ̄ ̄
__/ /lノr‐ \
--‐ / /~⌒l / \
/ { / ∧ \ / \
咏 「南場で二回も三倍和了するとか、やっぱ京ちゃんハンパねー」ニガワライ
淡 「あれ?って事は、もしかして私達出番無い?」
憩 「どうやろ……?ネリーちゃんが差し込んだだけみたいやし、点数だけやったら勝ちやけどこれでええんかな?」
咏 「いや、オーラスで必要だったのは京ちゃん達が和了がること」
咏 「いくら京ちゃんでも和了牌をツモれるかわかんねー。最悪ツモれないまま小鍛治さんが張りなおすかもしんねー」
咏 「それらの可能性を潰すために差し込んだ……」
咏 「結局小鍛治さんは南三局の安手でしか和了がってねー。オーラスで京ちゃんが和了がったことでこの半荘は小鍛治さんに殆ど何もさせずに済んだ」
. . : ´ ̄ ̄ `: : . .
/: : : : : : : : : : : : : : : \
'.:.:.:.:.:.:.:::::::::: i::::::ヽ::::::.:.:.:':.:.ヽ
/.:.:.:::l:::::l:::::::::::::|::ハ:::ト、:::::.:.:..l:.:.::..
.:./ :l:|: ::|l::::::::::::| -―-::l::::.:.:.:l:.:.l::.
|: l::::斗-:|l::::::::::::||:l |:ハ::|:::::.:.:.l:.:.l:.:.
|: l::::| |: ::|L:: -'ィ芹气ト、:::i::::::|::..|: | 「これで終わりかどうかはわかんねーけど……
|:{ ::::〈|: ::|ト. 乂ツ /::::i::::::|::::|: |
|:{i::::ハ|: ::|´ ,,,,, |:::::i::::::|::::|: | とりあえず半荘終わったし、私達ももう少し近くに行っていいんじゃね?」
|:{|:::{: |: ::| ’ |:::/:: : |::::|: |
|八::圦::::| _ /::::::::::/:::::|八
. ヾ::::>:|、 ,....::::::::::::::::::/:::::::j: : \
/\{/ >- '::::::::::_彡'::::::: :::'::: : : :.\
/::|:::::::::/`Y丁 ̄/ /::::::::::::/:::::::::: : : : \
-=≦:/::::|:::::::/:::::{/ }У::*::/::::::::::::/\__:::::: :\⌒
_彡イ::::: |:::::::{::r⊆⌒ヽ*::/:::::::::/*::::*:::ヽ:::ハ::ト、
○
○
○
健夜 (和了牌は三萬……二萬は通っていた……)
健夜 「そうか……通っていたのか……」ボーゼン
健夜 (私達はヤツに振り込みたくない一心で眼を曇らせていた……)
健夜 (私達は眼を背けていただけ……勝負から逃げていたのか・・・・・・)
ネリー 「終わったね」
衣 「……うむ」
咏 「3人ともナイス!京ちゃんも相変わらずの火力だねぇ」ヒラヒラ
京太郎 「いや、ネリーのおかげです。差し込んでくれなきゃ和了がれたかどうか……」
憩 「そうやけど、この土壇場でその手を張れたんが凄いわーぁ」
淡 「ねぇ、もしかして本当にこれで終わり?」
京太郎 「……」
,. -────-
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
′: : :i:.:.:./|:.:.:./{ハ: :./ |:.:/\:.:./ハ:.:.:|:.:.:.:.:.i
i:.:.:.:.: :|:.:/ :l:.:./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.Ⅳ V |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ___,. 、____ |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ´ ` |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ |:.:.:.:.:.| 「くっ……」ググッ
|:.:|.:.:.:.| {. 乂辷ソ::::::::::::::::::乂辷ソ .} |:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.|ハ ::::::::::::::::::::::::::::: ハ|:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.lヽ{ ' }ノ|:.:.:.:.:.|
|:.:|.:.:.:.|:.人 __ 人 |:.:.:.|: |
|:.:|.:.:.:.l: :|:.:|:...  ̄ ̄ イ:l:.: :|:.:.:.|: |
|八:.:.:.ト、|:.:|:.:.r‐}` ー--‐ {‐ァ: |:.|: : |:.:.:.|: |
\l:_:|-‐'{厂 ア}ー- .:_:|:.: 八|
_ ,. < | | ノ/=ー-、
〈 | | 〉
健夜 (向こうは3人……。東場でもネリー・ヴィルサラーゼから須賀京太郎への差し込みはあった)
健夜 (今回は私達が手を崩したのを確認してから差し込んだようにも思える……)
健夜 「もしかして、最初からこうなる事がわかっていたのか……」ググッ
ネリー 「さぁね」ニッ
健夜 「だから私達に牌を掴ませたのか天江衣……私達が須賀京太郎との勝負を避ける事を予測して……」ググッ
衣 「……衣はそんな事はしていない」
健夜 「何っ!?」
衣 「いくら場を支配出来るとは言え、その様な事は出来ん。少なくとも今は小鍛治健夜の力も多少及んでいるから衣は場を全て支配出来ていない」
健夜 「なら東四局は……」
衣 「あの時も別に掴ませた訳では無い。お前達が都合の悪い事象を衣の力によるものだと錯覚したにすぎん」
\::::::::∧ /:::::::::::/
\:::::∧´ ̄/:::::::/_
, ´ \::∧ /:::/ ` 、
/ ,..>.:∀∠...._ \
., ' ∠>―`´ ―<_ヽ ヽ
// / ヽヽ ` ',
// / / / / / | i! ', ', ハ ハ i!
' ' / / /_/ /!/! ハ |!|i!_ ', i! ∧
|.ハ ! /| i!|「 >く/' ! ./ハ /リリ} !i リ ∧
|! i! i!ハ ! i!{xィ乞ミト/ イィ乞ミxリ ./! ∧
{∧ |i 从 l《 う::::r'}' う:::r'} 》 / .! ∧ 「お前達は京太郎の手牌が放つ気配に気圧されただけだ」
/ 从. `ト、{ 乂zン 乂zン/イ | ∧
/ / ト.ハ _'_ /i! ! ヽ
/ /,. -―-._ 込、 f´:::::::::`i ,.イ i! i!`ヽ \
// // ||:| > ゝ._ .' <`Y´| i!! \. \\
// / / / i i:i >v< 〃 .! |ハ ヽ ',. \\
, ´/ / / / f=ニニニ=.r‐r=ニニニ=| ∧ \!_ \\
./ ,/ / /ヽ_/ i! {: : : : ≠=|: :|こヽ: : : : : ! ∧ \ \\
../ 〃 / .〈 i! }: : : : : : : /仆、: \\: :∧ ∧ 〉 ヾ \
/// ./ ∧ i!{: : : : : /.:/ |: :\: : : :/ ∧ ∧ ,.イ ハ\\
ネリー 「そもそも、勝負って言うなら南二局でもう終わってる。南三局以降はお前達がキョータローから逃げていただけだよね」
健夜 「ぐっ……」ギリッ
ネリー 「南三局はキョータローが和了がりそうだったら先に安い手で和了がった。結果唯一残ったこの半荘でトップになる目を、勝機を失った」
ネリー 「オーラスではキョータローの危険牌を掴んだから安牌を切った。ネリー達がキョータローの和了牌掴んだら差し込む事は考えてなかったでしょ?」
健夜 「……」
ネリー 「ちなみに、南三局だったら打ち回してもチャンスはあったよ。ネリーにも運がある局だったからネリーは差し込む準備をしていなかった」
ネリー 「確かに二萬は危険牌。普通は切らない。でも、これは試合じゃない。お前達は負けても、振り込んだとしても何もデメリットは無いでしょ?」
ネリー 「だったらあの場面は南三局とは逆。意地でも和了がりを狙うべきだった……」
淡 「でも、別に降りても良いんじゃないの?突っ張って和了がってもキョータローも衣も捲れないよ?」
咏 「確かに点差的に南二局が終わった時点で衣とは9万6千点、京ちゃんとは6万8千点差だからねぃ。役満1回直撃させても2位捲れねーし」
咏 「しかもトップになる為には役満を連続で和了しなきゃ無理。しかもその内一回は衣から直取りしなきゃいけねー」
憩 「それこそオーラスはどうでも良い感じやわーぁ……和了がっても何も変わらんし」
ネリー 「いや、突っ張るべきだったんだよ。当然キョータローに振り込むかもしれないけどね。でも問題はそこじゃ無い……」
ネリー 「お前達はキョータローよりも先に和了がるしかなかった。聴牌を維持し、キョータローがツモる前に、ネリー達が差し込む前に和了がるしかなかった」
ネリー 「……それしか助かる道は無かった」
淡 「……どゆこと??」キョトン
憩 「さぁ……」
/: : : :/.:.::::::::l::::::/ |:::::::::::ハ::::::::::::::::::::ヽ::::\:::::::::::ハ:::::::.:.:l.:.:.:.:: : l: : |
: : : :/.:.:::::l::::l:::: 厂|`:ー::/、 l:::::::::::::::::::::| \:{ \,:斗-―:::.:l.:.:.: : : l: : |
: : :/..:.:.::::l::::l::::::| :!:::::::: ヾ:::::::::::::::::: | ヾ/ヾ:| }::::.:.:l.:.:.:: : :l: : |
: :i: : :.:.:::::l::::l::::::l_::::::::| |:ハ:::::::::::::: | \___ }:::: イ::.:. : : l: : |
: :|: :::i::::::::l::::l:::孑卞::::芋ミx′ ̄ ̄ ̄ ィ斧芋苡`V: / |::l.:.:.:: :l: : |
: :|: :::l:::::::::l::::|::込 |::::::::|じリ ら{::::::リj 犲 |::l:.:./:::l: : |
:/|: ::::l:::::::::l:::ト:::::{ 乂::::|少 乂辷少 / 从::/: : l: : | 「……なるほどねぃ。だから京ちゃんに差し込んだのか……」
{ .!: ::::l::::::::::l:::::ヾ| |::::::::| /:::::/:: : :l: : |
| : :::::l/\l::「` |::::::::| , 〃〃 /::/::::::: :l: : |
| 从::::::\ \ヽ |::::::::| / ':::::::::::: : :l: : |
| ヾ::人\ \|::::::/ 、_____, /::::::::::::::::::::/: : :|
| .〉::::ヽ::\ \{ ` ´ <::::::::::::::::::>ヘ: : : |
/:::::\::\::\ \::> <::::::::::::::_彡 ':::::.:.:.:.}: : :|
ネリー 「……」コクリ
ネリー 「オーラスはキョータローが和了がるべきだったからね」ニヤリ
衣 「うむ。ネリーの言う通りだ」
京太郎 「……」
憩 「??」
憩 (……京ちん、さっきから喋ってへんけど……どうしたんやろ?)
-‐===‐-ミ
. ´..:::::::::::::::::::::::::::..` .
. . ' .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ヽ
′.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::::::: :.
i:::::::::从ト、从ト、从ト、从ト、从! :::::::::i
|:::|:: | |:::::::::::|
|:::|:: | ___,ノ `ー--- 、 ! ::::::: |
|:::|:: | 二 二 | :::::::::|
|:::| ∧'乍)丁 '乍)丁 | lY :::| 「……」ググッ
|:::|人} ゚ー' ゚ー' | |ノ:::::|
|::::: 从 "" "" 从 ::::::|
|:i::::::::::ゝ、 r‐┐ u. イ:::::|:::::::|
|ハ{::::|::!|:::::`≧r--=≦´:::::|:::: |:::::::|
{ 乂{从_ :::>′ └< j:::ノj:从j
∠| ̄ト、 ー 、 一 }| ̄|`ァ--、
. ///| |/`刀フフ7フフ刀´ | |////ハ
////| |,'////////////,| |/////}
健夜 (こいつらの言う通り、別に私達は3位であろうが4位であろうが何も変わらない)
健夜 (まさかこんな結果になるとは……当初の予定では全員の身体を貰うまでは打ち続けるつもりだったが……)
健夜 (3対1でただでさえ不利なのに、私達はこの女の力を十分に使えていない。今回は分が悪すぎる)
健夜 (力を使い過ぎた……今日、いや明日からの大会でこの女の代わりを創るのは諦めた方が賢明か)
健夜 (時間はいくらでもある。これ以上こいつらと、須賀京太郎と打つべきではない……)
健夜 「……わかった。私達の負けだ」
健夜 「約束通り、今日この場にいる子達、そして大会に出場する選手達を手にかけるのは止めにする。安心して。約束は守る……」
京太郎 「……何言ってんだ?」
健夜 「何!?お前達はその為に今日ここに来たはずでは……」
京太郎 「ああ。そうだ。でもそれだけじゃない」
ネリー 「さっきネリーが言ったよね?お前達は突っ張るべきだったって。お前達には和了する以外無かったんだよ」
衣 「ああ。オーラスの親が誰だったのか忘れてしまった訳でもあるまい」
健夜 「なっ!という事は……」ゾクッ
京太郎 「……良い流れが来てるんだ。次も良い手が来る気がする。いや、絶対良い手が来る。掴んだ運は離さない」ゴゴゴ
∠-'';::/ ,∠/ ./:: ::\.ヽ\ ヽ ヽ \ ヽ. \
::::r''∠- '´:∠ -ヘ::....... ,...:‐''7,ゝl‐-ヽ} ト、 lヽ. !
:::l::::-===モ== _::::/:::::::::/_ ` / ,ヘ. | ヽ |. ヽ.!
: |:::: ` ー‐=''"::´:::::::::::::/ニ´>,'/ ヽ | ヽ! ゙l
::|::::: ..::::::::::::::::::::::/ ハ ヽ!
:|:::::: ...:::::::::::/::r:::::::i_: ,'l }
|l:::::: `__::: /.|′ 「続行だ!このまま逃がしはしない……」ゴゴゴ
iヘ::::..  ̄ ̄ `ヽ ./^'
:|::ヽ:::.. ‐==;; /
:::l::::::::::\. / /.:/:ヽ.
::::|:::: :::::::\. ,イ /....::/::::::::ヽ.
↑
京太郎
健夜 「ぞ、続行だと……」ガタッ
淡 「えっ?続けんの!?」
京太郎 「ああ。お前達が小鍛治プロの身体から出ていくまで、俺が和了がり続けてやる!」ゴゴゴ
京太郎 「いや、残り1万点……和了がり続けるって程でも無いか。次で俺が和了がってトバす。今来てる運があれば出来る!」ゴゴゴ
咏 「……んじゃ、私達は牌が見えないとこまで下がるとすっかねぇ」パタパタ
京太郎 「……すいません」
咏 「仕方ないっしょ。そういう取り決めだし、顔に出て手がばれる方がマズイかんね」パタパタ
,. -──……──- .
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
/:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:./:.:/.:.:.:}:.:.:|:.:.}:.:.:.: ヽ
′:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:. //}/∨ハ/レ'ヽ:.:.:i:l:i
i:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:| V从|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ー ─'´ ^ー-|:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| |:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| 〃⌒ヾ 癶{:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| {{ }} {{ }}:.:|
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ゞ=='" ヾリ :| 「くっ……」
|:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ::::::::: :::::::|:.:|
|:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:| /⌒⌒} |:.:|
|:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:| { / /:.:.|
|: i:.:.:|:.:.:.i:|:.:.:.:.:.:i:.:|`  ̄⌒,.ィ:.:|:.:.:.:.|
|/{:.:..|:i:|:|:|:.:.:.:.:.:i:.:| 厂|:.:.:.:.|:. |:.:.i.:.|
/⌒\{从|:乂:.:.:.:Ⅳ '⌒:l/}/Ⅵ: 八|
/ ヽ | l\ \i/ __ /| |ノ}/
/ } | l ヽ _____________,ノ .| l i |
{ { | | | | / |
健夜 (天江衣とネリー・ヴィルサラーゼが強いのはわかる。だが、須賀京太郎は一体何者なのだ……)
健夜 (私達と同じ、持たざる者がどうしてあそこまで強く打てる?牌を引いてくる事が出来る?)
健夜 (この威圧感は何だ?)
健夜 (南場に入ってからの須賀京太郎の聴牌速度と打点の高さ……。天江衣やネリー・ヴィルサラーゼすらも凌駕する驚異的な強さ……)
健夜 (あれはまるで……)
健夜 (私達が望んだ姿そのもの――)
―― ピキッ!
健夜 (私達は持たぬが故、持つ者が持つ力を求めた。だが、結果はこの有様……。ならば……)
健夜 (私達がしてきた事は、望んだ事は何だったのだ――)
―― ピシィッ!!
健夜 「くっ……」
健夜 (……嫌だ。打ちたくない)
健夜 (須賀京太郎が自力で和了がる前に、味方から差し込まれる前に私達が和了出来る気がしない)
健夜 (このままだと飛ぶ……)
健夜 「うっ…ううっ……」ワナワナ
健夜 (……そうか)
健夜 (私達が南三局、オーラスと須賀京太郎に和了がられたくなかったのは認めたくなかったんだ……)
健夜 (自分達では成しえなかった事を体現しているのが、私達と同じく特別な力を持っていない者だったから……)
健夜 (あれ?……私達は、本当は何をしたかったんだっけ――)
京太郎 「……続行しますよ。早く座ってください。それとも――」
/ / / / 〃 i{ | \
/ / / / 〃 | i{ |
/ / / / i{ | i{ l ',
__/ / ′ 〃 /{ ハ { | |ヽ
⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ア i{ l l i{{ l i{ { | | } i{ /
. / ィ' i{ | l 从| l i{ { | | } 从 〃 ′ l
{/ / i{ |jI斗===ミ i{ { | 厂}/}/ }/ } /⌒ 、
' ∧ 狄Ⅵ汞≧八 {\ | ィ'“ 汞笊ぅ/ / 厂^ l ′
/ / { ', { ∨こリ \l 、! / Vこツ{/i / 从 ′
/ / 人 ', ',{ }ノ }/ / ハ/ 「……『また』諦めるんですか?」
∠ ∠ イ l\ 、 V } / /
八 ! Ⅵ ヽl j l=‐≦/
\〉 v 汯 { 爪 〃
} ∧ / //
\{ 込、 ___ /{ ィ/
_ -=\ に ̄ ̄_) {从
〃 }N\ / j_ノ_}Y
ri{ i{ 、 /_ -=ニニニニ|
|ム i{ ー―― r≦ニニニニニニニ=|
|ニ} /{ |ニニニニニニニニ=‐ |
ネリー 「諦める?」
衣 「??」
健夜 「……」ビクッ
健夜 (そうか……私達は諦めたんだ……)
健夜 (自分たちの力では、特別な力を持つ人達に、才能がある人達には勝てないと決めつけた)
健夜 (そういった人達に勝つために、最も才能がある人の力を得ようとした……)
健夜 (自分の力で勝つことを諦めた…。でも、力を得ようとしたのは――)
健夜 「そうだった……」
健夜 (そうだ。私達は弱者を虐げたかった訳じゃ無い……)
健夜 (ただ強く打てるようになりたかった。特別な力の有無は関係無く、もう二度と悔しい思いをしないために……)
健夜 (特別な力を持った人とも渡り合えるような強さが欲しかった――)
健夜 「須賀君、私達は……」
健夜 (キミみたいになりたかったんだ……)
/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:ハ:.:.iヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:./l:.:.レ'|:.:./ }:.:| V:.:∧:.:|.:.:.:.:.:.:.:',
′:.:.:.:|八: :/ V ヽ{ レ' V }/ヽ: :.:.:.:.:.:.
i:.:.:.:.:.:.| V i:.:.:.:.:.:.i
|:.:.:.:.:.:.|/ ̄ ̄ ̄` ´ ̄ ̄ ̄`ヽ|:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.| __ __ |:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.| 斗ぅ芋ミ 抖ぅ芋ミ. |:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.l. {{ rJ::::::ハ rJ:::::::ハ }}. |:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.小 V::::::ソ V:::::::ソ ′:.:.:.:.:| 『……今だっ!』カッ
|:.:.:.:.:.:.| ', /.i:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.ト、} ::::::::::::: ' :::::::::::: 厶:|:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.|:八 /:.:.:|:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:\ r‐、 イ:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.|:.:.:i:.:.:.:.ゝ、 ィ:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.|
|:i|:.:.:.: |:.:.:|:.:.:.:|:.:.:| ー l:.: :i.:.|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.|
|八:.:.:八: l:.:|:.:|:.:.:l |/|:.:l:.:/:. |:.:.:.:.:./
\:.:.乂人ィ¨ノ >乂|/|/:.:./V
,. -‐ァ{ `¨''┬<_
rく´ / / \ /ヽ ヽ¨ヽ、
健夜 「!?」ビクッ
健夜 「……ぐっ!ああっ!」ブルブル
淡 「えっ!?なになに?」アセアセ
憩 「急に苦しみだしたけど……どうしたんやろ?」
京太郎 「な、何だ!?」ガタッ
健夜 「ああああああっ!」ビクッ
健夜 「……」グッタリ
京太郎 「一体何が……」
健夜 「……須賀君」
健夜 「あり…がとう……」バタッ
京太郎 「小鍛治プロ!」
咏 「こ、小鍛治さん!」トテトテ
衣 「京太郎!上だ!」
ネリー 「……出たね」
淡 「うわぁ……」
憩 「な、何やあれ……」
京太郎 「まさか、あれが……」ゾクッ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三ニニ==― ;:;:;:;:;:;:;:; :;:;:;:;:;:;:; .;:―==ニニ三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三ニニ==―;:;. :;. ;:;::;:;:;' ,:;:;:;:;:' ,:;:' ;:―==ニニ三三三三三三三三
三三三三三三三三ニニ==―:;., ';:;:;:,. '; ';: ;:;: ':' ;' ,:;' ,;:;' ,:;―==ニニ三三三三三三三
三三三三三三ニニ==―;:;:' :;:;., ' ':;: ':;. ';: ; ; :' ;:' ' ,.;:;:―==ニニ三三三三三三三三
三三三三三三三ニニ==―;., ';:;:,. ;:, ':;. _;__ ; :' ,:;' ,:;':;―==ニニ三三三三三三三三
三三三三三三ニニ==―:;:;.,.,.,'' l////////ハ ,.,.;:;:'―==ニニ三三三三三三三
三三三三三三三ニニ==―;:;:;.,.,.,.,.,. {/////////j ,.,.,.,.,.,.,..,.;:;:―==ニニ三三三三三三
三三三三三三三ニニ==―:;:;:;.,.,:;'' ヾ///////ノ .,., ''':;:;―==ニニ三三三三三三三
三三三三三三ニニ==― :;:;:;:;''' `ー=‐'' :;., '':;:;:;―==ニニ三三三三三三三三
三三三三三三三ニニ==―:;:;'' .,.,' ,:' :; . :;. , ':;., ';:;.,.:;:;―==ニニ三三三三三三三
三三三三三三ニニ==―:;:;:;:;:;:;:'' ,:;' ,.;: ,: ; ;:;:,. ':;:. :;:;:,., '':;:;―==ニニ三三三三三三三
三三三三三三ニニ==―'',.,.;:;:'' ;:;:;:;:;:;:;: ;:;: :; ; ;:;:..:;:;:―==ニニ三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三ニニ==―:; ;:.;:;:,.,.;:;::;―==ニニ三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三ニニ====ニニ三三三三三三三三三三三三三三
京太郎 (……雲?いや、違う……あれが思念の集合体なのか……)ゾッ
圭圭圭圭圭圭圭圭≧、 マム _,,。x≦圭圭圭圭圭圭
 ̄ ̄``''''≠≦圭圭≧;、 マム _,,。x≦圭圭圭圭≦≡≠'''"”
````''≠≧;,、_ゞ;。ャぁゎ,、 ,z、_,,。x≦≡≠'''"¨”´ ̄
``'ん圭i゚圭Λ`”  ̄
__,,。x=''"´ {圭゚i:i:i:゚i:圭} _ ___,,,,。xz-=
,,,,,____,,,,,。x;≠〆'"´ ,r;; ゚守゚圭i:iУ ゞ'-ー-==≠≡ニニエエ≦圭圭圭圭圭
圭圭≦エエニ≠‐''”´ ,〆゙ `゚¨¨゚´  ̄ ̄ ̄ ̄ 京太郎 (あんなものが小鍛治プロに……)
,,〆゙ ,{G ム},,_
,,〆゙ ,〆 7 ``ヽ、
_,,zィ''"´ _,〆゙ /′ \
zェz=≠'''"´ _,ィ紗" /′ ゙\、、
_,ィ炙;〆 /i゙ ヾ㍉、
_,ィ炙圭〆 /7 ヾ㍉、
_,,,ィ炙圭圭〆 /i7 ヾ㍉、
ィ炙圭圭圭〆 ,イi7 ヾi㍉、
〆圭圭紗'" ,イ紗′ ゙{圭}li;
圭伊紗'” ,イ紗'′ }圭7}i;
〆紗'” ,,イ圭7′ ,{圭圭!
圭'” ,ィ'圭〆 ;{圭圭|!
У ,,ィ升〆 /圭圭7
,ィ炙紗" /圭i圭7
,,ィ炙圭〆 /圭i圭7
,,,ィ炙圭〆 /圭i圭7
,ィ炙圭紗" /圭i圭7
圭圭伊′ /圭i圭7
伊≠ ,イ圭i圭7
健夜 「……そう。あれがあの子達……私と共にあった負の思念の集合体……」フラフラ
咏 「だ、大丈夫すか?」ダキカカエ
健夜 「まだ立ち上がれそうにないかも……。ごめんね咏ちゃん…」
健夜 「上手く言えないけど……、須賀君達と打った結果、アレと私との繋がりが緩くなった。ヒビが入った様な感じって言えばわかるかな……」
健夜 「アレは、今はまだ存在するために私の身体が必要だから、自ら私の身体から出ていくなんて事は絶対にしない……」
健夜 「だから私が最後の力を振り絞って繋がりを断ち切った……。それが出来たのも皆のおかげ……。ありがとう。本当に……」クター
京太郎 「良かった……。小鍛治プロ、地区大会で会った時、俺感じ悪かったですよね?すいません……」ペコ
健夜 「仕方ないよ。私、かなり酷い事しちゃったから……。むしろ話すら聞いてくれないかもって思ってたし」ニガワライ
淡 「ちょ、ちょっと!そんな話してるよゆーあんの?」アセアセ
京太郎 「そうだった!あれヤバいんですよね?ど、どうすりゃ良いんですか?」アセアセ
健夜 「大丈夫…。もう全て終わったから。もうあの集合体は何も出来ない。はやりん達に力を分けちゃってるだけじゃなく、対局でもかなり消耗してる」
健夜 「誰かを支配出来るだけの力も残っていない。後は、ただ消えていくだけ……」
京太郎 「そんな……」
健夜 「私を支配していた物だけど、さっきまで須賀君達と打っていた存在とは違う……。あれだけでは意思を持たない。もう何も出来ないから……」
咏 「って事は本当に終わりだねぇ。良子達に連絡すっか」ポチポチ
○
○
○
靖子 「ぐあっ!」アタマカカエ
美穂子 「藤田プロ?」
霞 「みんな!須賀君達がやったわ!」
いちご 「えっ!もう終わったんか?」
桃子 「やったっすね京さん!」ガタッ
怜 「ぎゃっ!」
桃子 「あっ……」
/ : .:/: . : . : . : . :│∨: . : . : ‘。: . : . : . ゚, }
:゚ : . : /: . : . : . : . : . | Vト : . : . ‘。: . : . : . .゚, __,ノ
, { |: . : 〃: . : . : . : . j.:.:゚ }:い: . : . :‘。: . : . : . :。: . ´ ̄{
|{: . :.|: . :/{: . : . : . : . 〃 ' --|:|‐∨…{: . :。: . : . : .i.: . ,
| ゝ.__|: . :| |,.斗-: . : //:/ |:| }: . 八: .:i: . : . : .|: . : ′
|/:. .|:.: .匕゚。: . : .//:/ jイ |/ }ハ|: . : . : .|: . :. :{
| | : . ト : .| い: ./ /ィ゚ ,ィ==≠=ミ:、|: . : . : .|: . : . 八 「……私に膝枕しとるん忘れとったん?」イタタ
| l: . ∧ リ 斗-==ミ {_)゚:i:i:i:i:i:| / . : . : . :.|ヽ: . : :,
|:乂\ハ /{_)゚:i:i:i:i:i| ∨ゝイノ .|: . : . : .| }: . : i トヘ
|:| : . :.ヽい ∨ゝイ ノ `¨¨´ 1..: . : . :| /..: . : | | }i
|:|i : . : . ∧ `¨ ¨´ :':':':゚ |: . : . : .|′: . : .| | }|
|:|{ : . : . : ∧゚:':':': ′ } |j: . : ..:, : .: . :. ..j│ }!
|:|o : . : . : .∧ し :゚|: . : ./: .:|: . : /./ /
|:| ゚: : . : . : .:∧ r‐ュ イ j.: .: イ : /} : /jイ
|:l ゚: : . : . : . : \ ´ / //∨イ//
l{ V: . : . :.ト : . :> 。.. __ ィ __,,,... -=ニニニニ=-
乂 \ : ト::} 乂: . :.{\:::{∨ _}/ニニニニニニニニニニ\
ヾ{ リ `ー /二ニニニニニニニニニニニニ\
桃子 「ごめんなさいっす。つい……」
小蒔 「須賀さん……」
| ! ! i | |_,.. -‐|弋T下、\ヽ_八 | i
| | | i { l ヽ -|=-`ー一'⌒´ \! |
| | l 、 ヽ. ヽ 〆二ニ==ミx. ||
. 八 { {ヽ \ \Y´ _彡ヘ::::::::ヽ `ヽ ||
\ヽ\\,ン⌒ 、 、:::::ハ \ ||
\r'`′ li\ ヾ:::::(_, ′! l !
|i ヽ \ノハ || ! (やったのね、須賀君……)
|i } ン'′ || !
|i ノ / / / / || !
l:/ | l i
|:\ |l i
|i \ || !
|i ヽ.__ ノ ! ! !
|| ヽ || !
○
○
○
理沙 「ッツ!」
豊音 「???」
トシ 「……みんな、終わったみたいだよ。よく頑張ったねぇ」
,. : :´ `: : 、
./ `ヽ
,.: :.
,.:゙ , | | ),
./ / | | / ハ
厶ニ| i l | |
. 「 ̄ | l ト,| | |
. i | | _,以 || 「二ニ=‐- ..,,_
| l,斗< .| i |`||
| ∧ | j云ニL」ノ .|├=Y⌒ヽ
.从 .从 jI八::rⅱ || ヾ }
. ヾ:、 ハ ,)ヅ || ./
`ト己 .:::::: ノイ ,.イ \
| .ノ :' 从 \ jI斗┐ 「……そうか。終わったか……」フゥ
| ,心、 `ヽ ___( |
||| 心r_; ,.厶=孑ヘ\ ├ヘ,_|
|| |!.心、 ,.。o心, ´ _,,.⊥、L| |
! |[レ' `i´ rく / `ヽ|
! ;|| r 1 :| / ∨
. ! 小| ,ハ|| / ∨
! | _|///|/ ∨
!| / / / ___∨
弋 厶イ/ /////∧
/ // ////////∧
/ ./ \////////// ∨
./ ./ ヽ \/////// ∨
姫子 「部長!やりましたね!」ダキッ
哩 「ああ……」
明華 「そうですか。皆に大事が無くて良かったです」ホッ
r'^'vη rv'^'η
∨/:\ __ /:\__/
. \: : : :\ ...::´:::::::::::::::::::`:::.、 /:: :\/
\: : :.∧ /::: :::/::イ::::::ト、:::::::::::. /: : : ::/
∨: : ∧ /::::: :-/-i:::::::| ∨:::::::∧ ./.: : : :/
∨: : ∧|:::::::// __∨:::| __∨:::::l::|/ : : : :/
∨: : ∧:::/:x≠ミ \{≠ミ::::::l::|:.: : : :/
∨: : ∧l::{ ''┌― \'' |::::::「 : : / 「ほんとー!?やったー!やったねーユキちゃん!」
∨.: : :.l込、 乂__ノ \:::: |: : /
∨: : l::|: /}≧==≦∧|:::l:|:.:/
/∨リリ:〈 ∧Y^Y /: :{|:::l:Χ
/::::::/:/:./:/:∧}ハ{∧:/:.∨::::::\
/::::::/::::/∨: :\∧ ∧:/: : :.}\:::::::\
. /::::::/:::::::/:::::|: : : :.:\/:./: : : /::::: \:::::::\
豊音 「ほんとー!?やったー!やったねーユキちゃん!」ガバッ
由暉子 「はい!良かった……」
○
○
○
はやり 「いたっ!頭が……す、すこやん……嘘……?」ボーゼン
良子 「……皆さん、終わりました。私達の勝利です」
照 「……当然」
穏乃 「やったぁ!やったね和!」
和 「ええ、……須賀君、お疲れ様です……」
優希 「流石京太郎だじぇ!」
咲 「京ちゃん……私、京ちゃんだったら絶対大丈夫だって信じてたよ……」
/: : : : : : ..::..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::. : |: : :!
/ : : : : :.:/:::::::::::::/ . :: :::: :::::: :: ゙、 : :! |
,.. '´. . ....:::. . . ..../ ......../:::.:::::../:::/|::::::....:::|:::::..|::::!:::: :|: . |
/: : ....::::::::_/: : :.::/::/:::::::::/:::::::/_,.::ノ !:::::::::;ハ:::::::|:::::i::::: :i: : !
/'´--― '´/: :.::::::::::/:::::∠-‐/ ´ i:::::ー/-|、::/!::::::!:::::: i: :|
. レ'´ /: : .:::::::::/::/ //  ̄ /:::/- !:/ !::::∧::::::: ゙、!
/: : :::::::::::::/;ィ^i ,:r==ミ、 ,!/,;ニ二レ、 i:ノ::::i:::::::::. :! 「もうこれ以上続けても意味がない。咲、京ちゃん達の所に行こう」
//: :::::::::::::/::|ヽ! ヾ p:::::。| b::::。l メ:′:;ィ:::::::::!::l
/イ: :.::::::::::;:イ:::::::::! i  ̄ ̄ ´フ'"´::::://:::::::;ハ人
 ̄/: ::::::::/ /:::/:::::::ヽ ! """ ; /:::::::::/!. /::::/:::リ::::`、
i: :::::/ |::/::::::::::::::λ _ i:/:::/ /,ノ:/:::::::/::::、::::i
! :::/ Y::::::::::::/:::丶 `┴―' リ::/ ノ::'"´::::/::ハ::::: ト:::!
ヽ:i |::::::::;イ:::::::::::: `>、 Vイ::::::::::::/::::ノ |::: :! !:i
` !:::::/ |:::::/ ̄ ト、 `ー--‐' ´,.ノ:i::::イ::/-‐ ´ |:: ノ レ
/:::::  ̄Τ: ̄:::::::::::ヽ、
_,,...-‐:i´:::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::|`ー-..、
/::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
. / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
/ : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|
/ : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
. /.:.:.:.;ィ'|:.:.:i:.:.:.:.::i ヽ:| ヽ! ヽ::ゝ `' リ |::::::i:ノヽ:::|
彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___ ;==─-ソ::::::/ /:::!
ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄` ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ
ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;; , """ /ノ.;:‐'::/ 「うん!」
i.;イ:::;ハ、::゙、 """ ___ /:::::/
ソ レ ` ヾヽ ヽ´ ノ ィ´::/リ
` 、__  ̄ , ' |!;/
_"_〕ー--‐' |__
/:.::/:| |:/\
◇
◇
◇
咲 「京ちゃん!」トテトテ
京太郎 「咲!みんな!」
照 「京ちゃん、淡、よく頑張ったね」
淡 「まぁこの淡ちゃんがいれば余裕だよ!」フンス
京太郎 「いや、お前何もやってないだろ……」
淡 「ぐぬぬ……」
美穂子 「須賀君お疲れ様」
京太郎 「美穂子さん!皆大丈夫ですか?」
美穂子 「ええ。みんな平気よ」
いちご 「ちゃちゃのん何もやっとらん……」ニガワライ
桃子 「私もっす。最初は福路さんと園城寺さんがボッコボコにして、次は福路さんと神代さんが打ってる途中だったっすからね」
小蒔 「須賀さん、小鍛治プロは……」
京太郎 「大丈夫です。もう支配されていません。小鍛治プロとの繋がりは消えて、元のあるべき形に戻るようです」
小蒔 「そうですか……」
豊音 「みんなお疲れさまー」
京太郎 「豊音さん!哩さん達も野依プロを抑えてくれてありがとうございました。どうでした?」
哩 「姉帯が爆発しとっとよ。あれは手ば付けられん」
由暉子 「本当にすごかったですよ。私は出番ありませんでした」
豊音 「えへへー」テレテレ
和 「ところで須賀君達はどうだったんですか?」
/ / | | | | | : l :l | | :| | |
/ / | |__ | | | | | : l :l: /| | :| | |
. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ :リ リ | |
/ / - 、 :| x===ミx|‐-| |:`ー /x===ミノ// / :∧{
/ | :.八 _/ {::{:::刈`| | l: /´{::{:::刈\,_| イ /ー―‐ ..__
. / / :| ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:.
. // /| ::l、 : ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.
/ _,/:.:..| ::| \ ! j/ ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
/ :.:.:.:.:{ ::|\ハ_, ノ ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧ 「後半絶好調だったからな。自分でも会心の出来だった!」
. /:.:.:.:.:.:.:.::′ ::|:.:.|\圦 / j/l/.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.∧
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′_,ノ⌒ヽ::| 、 、 _ -‐' /:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:/:.:.::/:.:
/\:.:.:.:.:.:.:r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:/:.:.:./:.:.:
/:.:.:.:.:.:.\:.:.ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:/:.:/:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ‘, ‘, ./、 \ / /.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:/:.:.:.:.:.{ ---- 、 ‘, } /:.:.:} ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ /:.{/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-<⌒:.:.:.:.:
:.:./:.:.:.:.:./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/´ \:.:.:.:.:
:/:.:.:.:.:.:.{: . . : ‘, 人U{:.:.:.:.:.:.:.|:\ /:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.―‐┐:/ \:.:
:.:.:.:.:.:.:.: }: : : :--:/\: . ノ:r/ / .: .:.:.:.:.|:.:.:.:\ ,/:.:.:. |:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
穏乃 「点数見てみようよ!」ダッ
優希 「私も見に行くじぇ!」トテトテ
京太郎 「あっ!おい!」
優希 「……うげっ!」
. /: : : : : : : : : : : : : : : :\:`丶: : :\
: : : : : : : ∧: : : : : : : :.|: : : : ':,: : :\: : \
/: : : : : : : :;′',: : : : :.|: : ト、: : : : ',/.: :':,: : : \
. / : : : : |:.:|: :| |: :.}.: :.|: : | ', : : : } : : : ∧ : : : : :..
. : : : :|: : :|:.:|: :| |: /: ,.ィ^´| ̄|: : : ; : : :/.: :', : : : : : :..
i: : : :|: : 」斗‐ト l//,.ィ示ミ、 |: : :/: /: : : :} : : : : : : :.
|: : : :|: : :|: x=ミ {hiい 》|: :/| : : : : ,': : : : : : : : :.
∨: : ',: : l《 {i:い Vrツ 厶イ: :|⌒ヽ: / : : : : : : : : : :.
. \|\ゝ Vり ,, | : | ,}/ : : : : : : : : : : : :. 「じゅ、11万!?って事は6万点以上も稼いだの!?」ヒエエ
. ハ ,,, ′ ,. -- 、 u | : |_/.: : : : : : : : : : : : : : :.
__| | 「/ } ,|: / | : : : : : : : : : : : : : : : :.
_┌〈__|: :ト 、 _ノ / j∧ |: : :/| : : : : : : : : : : : : :.
{ (「_}_ノ |: :l n >  ̄ _,. <ニ//l |: :/ :|: : : : : : : : : : : :|: :|
. ∧ \ 〈\l.ノ } 「冂ニニ//ニ/⌒丶 |: : : : : : : : : : : :|: :|
{ \ \| | ノ7ニ|{_}二二/ニ// ',: : :.|: : : : : : : : :|∨
ト、 |//ニニⅥ{ニニニ∠ニ/ } : : |.: : : : : :/: :;
. \ | l/ニニニ//ニニニニ/ ; : :./: : : : : / : ;′
\ :|/ニニニ//ニニニニ/ /: :./| : : : : /|: /
. / , マニニ//ニニニニ/ /l/ l: : :/ |/
/ ', マニ//ニニニニ/ / |/
優希 「京太郎!お前メチャクチャだじぇ!」アワワ
哩 「姉帯よりも3万も稼いだんか……。小鍛治プロ相手に……」アゼン
ネリー 「京太郎はネリーを喰べたからね。あれくらい出来ても不思議じゃないよ」
京太郎 「はぁ!?」
咲 「えっ!?」ピクッ
優希 「きょ、京太郎……」ジワッ
豊音 「喰べたって……えええ!!?」アワワ
怜 「ふーん……」ジトー
和 「須賀君!一体どういうことですか!?」グッ
照 「詳しく!!」グイッ
京太郎 「ご、誤解だぁ!」アタフタ
ネリー 「みんなどうしたの?」キョトン
明華 「……えっと、ネリーちゃんが使った言葉の意味が――」ボソボソ
ネリー 「……///」ボンッ
ネリー 「あ、あうぅ///……そ、そういう意味じゃ///」モジモジ
良子 「咏さん、全て終わりましたね」
咏 「ああ。良子もお疲れ」パタパタ
良子 「小鍛治さん、もう本当に終わったという事で良いんですか?」
健夜 「うん」
良子 「ですが、何があったのですか?あの様な類のモノが自ら出ていくとは思えません……」
健夜 「良子ちゃんの言う通り、あれは自分から身体を放棄する事はしない……」
健夜 「でも今回は私の人格を取り込んだことで、単純な思念だけで無く意思を持った一つの人格の様なものに昇華した」
健夜 「だから考える事が出来た。須賀君達にやられる事で、私を支配しても自分達が求める物が手に入らないと悟った」
健夜 「そして思い出した。自分達が元々何を望んでいたのか」
健夜 「私を支配する事に対して疑問を抱いたから私との繋がりが希薄になった。だから私は最後の力を振り絞って繋がりを断った……」
良子 「そうだったんですね」
健夜 「その力だけは残しておこうって。私に出来る事はもうそれしか残ってなかったから……」
良子 「小鍛治さんが断ち切ることで、元の思念体に戻った訳ですか」
健夜 「そう。私と別れたてただの思念の塊になった以上私達の言葉は届かない。あの子達に救いが無いのは少し悲しいけどね……」
良子 「でもそうならば再び誰かを支配しようとするのではありませんか?小鍛治さんの身に起きた時のように」
健夜 「そうかもしれない。でも、私はきっと大丈夫だと思う」
咏 「??」
健夜 「そもそも、人が存在する以上あの存在その物が消えてしまう事は無い。根本的な解決は不可能」
健夜 「だから、いずれ私の力を求めたように、誰かの力を求めるかもしれない。でも大丈夫……」
良子 「どういうことですか??」
健夜 「あの子達を見ればわかる。宮永咲、天江衣、大星淡……彼女らも支配されかけたけど今は違う」
健夜 「それは彼女達があの思念体を全て受け入れた訳では無かったから」
健夜 「心のどこかで拒絶していたから。だから繋がりも弱く、自分の意志で断ち切る事が出来た」
健夜 「彼女達は私が持っていなかったものを持っている。積み上げてきた物が沢山ある。だから拒絶する事が出来たんだと思う」
健夜 「誰だって弱ってしまうこともある。自分だけでは断ち切ることは出来ないこともあるかもしれない……」
健夜 「でも傷ついても手を差し伸べてくれる人達がいる」
健夜 「彼女達の様に、たくさんの人が支えてくれる。一緒に苦楽を共にする仲間がいる」
/:::::::::::::/:::::::::::::::: /::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::ハ
,::::::::::::::::::::::::::::::::::://|/ア::::/|/|::::::|::::::::::::.
,::::::::::::::::::::::::::::::::::/-―- 、 ̄ |/И:::::::::|
,:::::::::::::::::::| :::::::::::/ И/ ::|
,:::::::::::::::: __| ::::::::: |斗午トミ `ヽ |:::::::|
,::::::::::::: /⌒| :::::::: イ!ノ:::}゚| __ / ::::::|
.:::::::::::::::{ |:::::::::: 代__ン ア午ミ .:゙! ::::: |
.::::::::::::::: \_」::::::::::::| {ノ:リ イ゙:::| :::::::|
.::::::::::::::::::i::::: |::::::::::::| 、::、 . ゞ゚ /::::::| :::::::| 「だからきっと、私の様な人は現れないと思う」
.:::::::::::::::::::i::::: |::::::::::::| 、::、.::::::::::| :::::::|
.:::::i:::::::::::: i::::: |::::::::::::| ー ‐ .:::::::::::::| :::::::|
/::::::i:::::::::::: i::::: |::::::::::::|\ イ:::::::::::::::::| :::::::|
:::/|::i:::::::::::: i:::::_|::::::::::::| >‐=七チ:::: i::::::::::::::::::| :::::::|
|:::i人i ::::::::__jン^|::::::::::::| / ::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|斗sヤ¨´ ∨\八 \:/__/|/|::::::::::::::/:::::::::::j
/⌒\》 ー------ -― 《下<_;;/::;/|/::::/|/
, ∨》 ∨》 ∨ 厶イ , 、
{ ∨》 ∨》 く\\
, ∨》 レ》| | /⌒二¨¨\
∧ |∨》 レ》| | / ヽ、\〉
良子 「……そうですね」ニコッ
咏 「……違いないねぃ」パタパタ
はやり 「すこやん!」バタバタ
良子 「はやりさん!」
健夜 「はやりん、理沙ちゃん……それに靖子ちゃんも」
はやり 「大丈夫?すこやん……」
健夜 「うん。ありがとう。そして、3人とも今までごめんなさい」ペコリ
はやり 「ううん。すこやんが元に戻ってくれただけで十分だよ……」ジワッ
理沙 「気にしない!」コクコク
靖子 「頑張ったのは彼らですから……」
はやり 「彼ら?あっ!そうだ!須賀君!」ハッ
はやり 「このチャンスは逃す訳にはいかないぞ☆」
r―-. .../::.::.::.::.::.::.::.:: \::.::.::.::.::> : : : : ヽ
八: : : : /:/::.::.::.::.::.::.::.::.:::.::. \:: Y⌒ヽ: : : : ノ
ィ: :/:/ ::.:: イ::.::{::.::.: \:::.::.:ヽ| |: : :.く::.\
/{::: ::.::.:′::./__|::.:八::.::.::.:: ヽ::.::.|\_..ノ: : : : )::.:ハ
. ,.:/:::::: :: | ..::::「 八::.::.::\::.::.::.ト::.::|::.::\: )丁::| ::.:. |\
. /::.::.::| |人::.::.| \{\::ヽ::.::| j小::.:: |::.::.| V::.::.::.|
.′.::.::.::||:::ト斗ミx \ ≫テ斥x|::.:|::.::.|::.::.||::.::.::.| |
.::.::.::. ||::.i{j 爪_ハ 爪_ハY: r- 、::.||::.::.::.| |
i |::.::.::.::||::.リ 弋ぅツ 弋ぅツ |::.| /: : ||::.::.::.| ノ
| Ⅵ::.:: ||::.::.} ,,, ' ,,,, :: |/::|::.: ||::.::.::.| 「須賀くーん!」バタバタ
| Ⅴ::.::|人::.:八 マ 7 ィ.:/i::.::|::.: || ::.::.八
乂 V::.:′::\{::.:>.... ー イ::/:/:::|::.:|::.::.||::.::/
|//^ー―- |ハ: : |: : : : : ::f⌒ |::.:|::.:|::.::.|_j::.{
//{_/⌒ /´ヘノ: : |: : : :|: : | 八::|ー――-;:..
\_____ ノ:/: :{ イ /: : :ー. : : : : ー...イ ├ ^7__j7\:. /
` ー―――/{ : : |/ く: : : : : ヽ: : : : : : : :.j ト、 }_ : : : ::. \ー――/
良子 「……なんか今日は慌ただしいですね」
健夜 「あ、あはは……」
はやり 「すがくーん☆」ダバダバ
京太郎 「こ、今度は何だ!?擬音からして厄介な感じがする……もうメンドクサイのは勘弁」タジタジ
和 「何ですか一体……須賀君に何か用ですか?」ムッ
はやり 「えっと……///」モジモジ
はやり 「返事が遅くなってごめんなさい!えっと……不束者ですが、よろしくお願いします☆」ペコリン
京太郎 「はい!?……すいません、意味がわからないんですけど……」
はやり 「えっ……」ピシッ
京太郎 「返事って何のですか?俺何か言いましたっけ?」
はやり 「えっ……だ、だって……須賀君、はやりと結婚したいって……」
/ / / / { } \ ヽ V V
_ ,.斗 // / ./! / ! :} } ' ヽ V', , ,
 ̄ ̄ / / / //_j_ ,' | |、 :} ' :| ,V斗=ミ{ , ,
/ / ' ,' ィ^~v{≧x、,ヽ,' /、ィ'"_j/ } /「 j |
/' / !/| /{ 斗-ミヽ ∨ / }/ア乏メヽレ } }レ
, | :| ハノ∥んr'j V / V' Vrソ 》 :} 八-、 '
/ >'/ ハ { :, ` ー≦' /' ヽ  ̄ /イ{/ヘ Yハ{ 「は!?」ギョッ
/ '" ∥ / ',从_}: 〈| } ! ∥ ヽ
7/ ヽ ' し /’
/’ ` _、 _ {ーイ/
、 f-――'ヽ 人レ'^
\ L∠二二ソ /|/
レ}h。 /r rー==ミ、
r「\__'}个 --- < | |ニニニヾ
|:| } | |ニ{1-B}ニ! __
|:| } / L!ニニニニ{ _,. 斗r≦ニニ=-ヽ
人:.、___」 ___/__/ニニニニニ7 ∥ニ/ニニニ=-,
, ‐ --、斗r≦ニ斗r'ニ7 ノ、 |ニニニニニニニニ/ .∥ニ'ニニニニ=-,
/ニニニニニニくニニニ/\ __ ,!ニニニニニニニニ, ∥/ニニニニニニ=-,
,-=ニニ/ニニニニニニニ\ニム jニニニニニニニニ, ∥'ニニニニニニ=-
/ニニニ{ニニニニニニニ∧ニム /ニニニニニニニニ, ∥ニニニニニニニ!
照 「京ちゃん!私は!?」ガバッ
咲 「酷いよ京ちゃん!どういう事!?」ガバッ
京太郎 「いや、マジで身に覚えが無い!だって瑞原プロと会ったの今日が二回目だぞ!一回目だって小鍛治プロと一緒だったし!」
京太郎 「むしろ会話自体全然してないし!」
はやり 「……そ、そんな」ジワッ
京太郎 (ヤバイ!この人ヤバイ人だ!)ダラダラ
京太郎 「すいません!無理です!と言うか、怖い!何でそんな事になってるんですか?すいません!ホント許してください!」ガタガタ
はやり 「うっ、うぅ……」ポロポロ
はやり 「うわーん!ふーらーれーたー!」ビエーン
<フラれたって告白とかすらしてません!
<うわーん!
<京ちゃん!
良子 「そう言えば、はやりさん婚姻届け持ってましたね……」
咏 「……マジで張り倒してやりたいんだけど」ピクピク
健夜 「うん……。全部はやりんの思い込みだけどね」
良子 「そう言えば小鍛治さん、以前思慕の念が心にあると支配されにくくなると言っていませんでした?」
健夜 「うん。確証は無いけど、されにくくはなると思うよ。あの思念体はそういった部分に共感出来ないだろうから」
良子 「はやりさんはどうなんです?」
健夜 「どうもこうも無いよ。あれは全部はやりんの妄想だから!ホント大変だったんだから色々と!」
理沙 「悪酔いし過ぎ!」プンスコ
良子 「……oh」
健夜 「でも、靖子ちゃんは支配されて、咏ちゃんが支配されなかったのはきっと――」チラ
咏 「わーっ!わーっ!」バタバタ
靖子 「今更だと思うぞ……」ジトー
\::.::.:::.\ /.::.::.::/
\:.:::.::.::. /.::.::.::/
. '" ̄\::.::.∨.::.::/ ̄` 、
. / _,. ‐====‐ 、 \
/ ´ ヽ
. / / / ':, \ ゙:,
/ / / ,' / :, ':, ',
. ' ,′ / ,゙i:i ハ i } } l
| | :{ _, 'T丁`{ jj ~丁T''ト、| リ l l
| | : {:{´ i i 八ハ iい i iノV| / | l
|八 { ',',\|_,」.ニ、 \l ,ニ.」_/|/ハノ| │
. |\|\| =‐'" ゙̄` ~ ̄`'ヾ/ | │ 「みんなで帰って祝杯だー」ワーイ
| │ '. ::::::::: __ ::::::::: /l | │
j リ ハ´ 「 } ハ | !
/ / ,' /ゝ、 { j 人| | ',
/ / / > .._、 ノ.. イ | | ':,
/ / / / _r}  ̄ {ュ { ヽ│ l :、
/ / / / ̄ ̄~` ミーrz=彡'  ̄ ̄ヽ、 ヽ ':、
. / ,′ /⌒| : : : : : : : : Y^Y : : : : : : : : |ハ ', ':、
/ l ,′ │: : : : : : : :フしヘ.: : : : : : : : | , ト、 \ \
/ /| | { : : : : : /:││:\ : : : : :亅│ | , \ \
. / / 《 | | l个ー=イ_:_:_:││:_:_:`ト--</ | | 》 丶 ヽ
/ / )| | }ノ 厶-─┘└- .」 { | |彳 ヽ }
豊音 「私、お腹空いちゃったよー」
怜 「何か食べに行こか。私達は明日何も無いし」
いちご 「でもこの時間に食べると太りそうな気がするんじゃが……」
京太郎 「……終わったんだ。全部……」ジーン
京太郎 「……じゃあ、明日もあるし、俺らは遠慮してそろそろ帰るか」
和 「そうですね」
京太郎 「しかし疲れたなぁ。半荘1回しかやってないのに何か月もぶっ通しで麻雀打ってたみたいだ」ハァ
京太郎 「でも皆どうやって帰るんだろう?この時間でバラバラで帰るのも危ないよな……」
衣 「案ずる事は無いぞ京太郎!……ハギヨシ!」
ハギヨシ 「はい。準備は出来ております」スチャ
京太郎 「うわっ!ハギヨシさん!いつの間に……」ビクッ
ハギヨシ 「先程からずっといましたよ。戻られる際はいつでも言ってください。皆さまの分も帰りの足は用意していますよ」
京太郎 「そう言えば最悪帰る手段なくなるかもしれないから何とかするってハギヨシさん言ってたな……」
京太郎 「じゃあ帰る前に皆にお礼と帰りの事伝えて来る。ちょっと待っててくれ」
和 「わかりました」
優希 「ラジャー」
咲 「京ちゃん……」
京太郎 「どうした?咲」
_....................._
,. : ´: : : : : : : : : : `: : .、
, :´: ,. : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: :/: : : :,: : ´: : : : : : : : : : : : :ヽ
/: :/ : : : /: : : ,: : : : ,: : : : : : : : : : .
.': :/ : : : : /: :/: :/: : ,.イ: /: : : : :|: |: : : :.
|:〃: : : : /: :/-:/-、/ ': :': : ': |: :|: | : : :∧
}'.': : :/^/: :/ {:/ {:/ /: /: :/: :}: :|: |: : :|: : :.
{: |: { |: ,: /' /' /イ//':-/、:': : : : :ト: : ::.
|:从::. :.:.:.:. _ /イ: :/: :,: :.|
/ Ⅵ ' `ヾ / イ: :/}: /
______| 、 「 v :.:. イ: :/:イ/イ
/<_:::::::::::::::::::\_ `ーr---- =彡j/
{¨7=ミ、< 、::::::::::::::\___〉>、
_| , ∨、:` < 、:::::∧ |::::::::::ヽ
/ ̄:::::::// | }、:.:.:.:\、::::::. |:::::::::::/〉、
\___ 〃 | / \:.:.:.\、::Ⅵ:::::/イ ∧
 ̄¨/ ∨ `ー ≧='-´:/ ハ :.
/ / {二「 } |
' ∧ /:.:∧ ,
/ / } /:.:.〈:.∧ { |
, / | /:.:.:.:.∧:.:| | |
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V} 「ああ。頼むぜ!咲」
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
////////\ /
/////// / ∧
{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
{// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´///
///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
/// {///∨/ ∨{ r,/ ///////
{///|////////V__/ ////////
rく///|//////r=ミ// イ////////
//////}////// }}////////////
.'//////|/////乂__ノ'////////////
////////}///// ////////////////
//////////|////r=ミ、/////////////
◇
◇
◇
今日はここまでです
実は一番時間かかったのはネリーの扱いでした
個人的に、ただ振り込みまくったっていうのが嫌だったんですよね……。何でだろう
次が最後になります
明日夜までに作り終える事が出来たら明日、無理だったら金曜日を予定しています
では、今日も一日お疲れ様でした!
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 おやすみなさーぃ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
お疲れ様です
今日仕上げる事が出来ませんでした……
今夜中に仕上げて金曜日仕事から帰ってから投下します
お疲れ様です
帰宅しました。お風呂入ってから投下していきます。
まず五部後半締めてエピローグの流れです。最後がまだ中途半端なので、最後だけちょっと時間かかるかも
そろそろ投下していきます
今回の投下で最後です。今までありがとうございました。ホントに
殆ど出来てますが、最後だけ即興気味になります
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 はじめるよーぅ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
【前回までのお話】
第五部後編です。
京太郎も色々と利用されたりもしましたが全て終わり、いつもの日常に戻ります
インターハイ団体戦 二回戦
―― 観戦席
-‐……‐-ミ
. ´ `ヽ
. ' ヽ
/ . . . . . . . . :.
/ . . : : : : : : : : : : : :.
/イ ,' . : | . : : : : : .ヽ : : : : : : : :.
// ! / . : /|.:. .:.:ト、ト、: : :| : : : : : : : :.
// |// . : .:/ |ハ: : | \ト、 : : : : .: .:|
〃 ′ . : :/ 乂{ _,,-‐ ¨ ヽ.: .:|.: .:.|
{{ i :| . : :/ー-- ′イニミ、 :i: : |Y: :|
{! | :| . :/ _ ニミ ィf乏心 〉!: :.|ノ. .′ 「うーっ……何か緊張してきちゃった」ドキドキ
`ー- ヽ| : :i 〃乏ハヾ 乂zク ′ノ.: .:,'
ヽ.:.:.:|ハ乂zク /:/:/:/ :イ: : :/―_ァ 、
. 人.:{ヽV:/:/: ′ (イ. ! :ノニニ/`ヽi
_ヽ_:込、 ~~´ .ィ)j=={ニニ7
__∧ニ厂「`≧=- <ニニ/. : :{ニニ/ マニニヽ
. ´ =ァ :`¨¨´. :ノニニニ|-‐‐-「ニニi : : 人_/ マニニ〉
〃 / : : :/:/ニニニニ{ !ニニニ| |: : :{>、) ___マア
{{ { : /: :ハ:i:iマニニニハ |ニニニj人: : :ヽ ノ 〈
\ 人{: : : { マi:i:`マニハ ムニア´i:i:i:>、: :} / ___
/ `ー-、) ヽマi:i:i:`マャjア´i:i:i:i:i:/Уjノ , イ_ ノ }
. { ̄`ヽ、 `ヽ._| `ー-[二]-‐‐一'' / _,/ ! __ノ
\ `Tヽ、_| /i:i:i:| 〈イ レ'´
美穂子 「久が試合に出る訳じゃないじゃない」クスクス
桃子 「やっぱり見に来てる人も多いっすね」キョロキョロ
ゆみ 「清澄は優勝候補だからな。今日が清澄にとっては初戦だし、今年の戦力を図ろうとしているんじゃないか?」
ゆみ 「まぁ、大方の予想は去年と同等かそれ以上という見込みだろうが……」
ゆみ 「それに、去年は他校と比べると戦術を変えてくる事が多かったからな。そういう意味でも今年はどんな手を使ってくるか注目されてるんじゃないか?」チラ
久 「そ、そうかしら」ニガワライ
衣 「京太郎達はどんな順で出て来るんだ?」
華菜 「なんだお前オーダーチェックしてないのか?二回戦は須賀・宮永・片岡・染谷さん・原村の順で出るってよ」
衣 「京太郎が先鋒か!」
透華 「原村和は大将ですのね……」
純 「あいつが中堅か……。思い切ったことするなぁ」
一 「でも、このオーダーは……」
美穂子 「……久はどう思う?」
久 「そうね。オーダー的には去年の二回戦と似ている……。対戦校も初戦を見ても一昨年の天江さんの様な子はいないし……」
華菜 「いや、そんなホイホイ出てこられても困るし……」アセアセ
久 「一気に前半で稼いで試合を決める気じゃないかしら?」
久 「優希を中堅に据えたのは、状況によっては中堅戦の東場で他の学校をトバす事も視野に入れているのかもしれないわね」
美穂子 「去年の二回戦を再現しようとしているのかしら?」
久 「あの時中堅戦で終わったのは須賀君が先鋒で爆発したからよ」
久 「個人で+11万の収支があったこそだし……流石にもう一度あの結果を出すのは彼でも難しいと思うわ」ニガワライ
桃子 「京さんなら出来てもおかしくないっすけどね……」ニガワライ
久 「それにしても……」キョロキョロ
久 (私と同学年の人達も結構見に来てるわね……。右前には咲のお姉さんと弘世さん、あっちには去年の宮守の5人……)
美穂子 「どうしたの?」
久 「いや、去年試合で私達と打った人も結構見に来てるなって」
桃子 「清澄の試合は見に行くって言ってたっすからね。私もさっき見渡して知り合いを結構みつけたっすよ」フフン
久 「そうだったのね。でも私達は直接試合もしたし面識はあるけど……モモちゃんも知り合いってのは意外ね。いつの間に知り合ってたの?」
桃子 「へっへー、内緒っす」ニコッ
○
○
○
―― 清澄控室
数絵 「やっぱり補欠は私よね。私トンでばっかりだったし…どうせ私なんて……」イジイジ
和 「イジけてますね……」
京太郎 「戦術上オーダーから外れただけなんだけどなぁ……」
数絵 「なんか私、大事な時に声かけてもらえてなかったような気がするし……」イジイジ
京太郎 「いや、そんな事無いぞ。それは数絵の考え過ぎだから!」アセアセ
数絵 「去年の秋は楽しかったなぁ……」イジイジ
優希 「かずちゃんドンマイ……」
まこ 「京太郎!」
京太郎 「はい!」
まこ 「エースも揃っとるけぇ大変じゃと思うが、京太郎だったら大丈夫じゃ。ウチの初戦の頭は京太郎に任すけぇ!」
咲 「頑張ってね京ちゃん!」
京太郎 「はい!……じゃあそろそろ行ってきます!」
○
○
○
―― 観戦席
アナ 『――。そして、昨年の優勝校!長野県代表!清澄高校!!』
アナ 『先鋒は昨年の決勝で大将を務めました――』
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::ヽ
/:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ、:::::::ヽ
|:::::::::::@ヽ-------‐‐'′ ヽ:::::::::|
|::::::::::/ |:::::::::|
|:::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ|:::::::::|
|::::::=ロ -=・=- |, | -=・=- ロ=::::::|
|::::::::/ヽ /ノ ヽ /ヽ::::::::|
|:::::/ `─── / ` ─── 丶:::| 「須賀くーーーん!!!!」
|:::ノ (●_●) |::|
|::| l l |::|
|::| __-- ̄`´ ̄--__ |::|
|::| -二二二二- |::|
|::::\ /::::|
\::::::\ _- ̄ ̄ ̄-_ /::::::/
|Ξ|~ \ / ~|Ξ|
/::::::ヽ/|\_______/|\ /:::::::ヽ
/|:::::::::::| \ / |::::::::::::|\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::ノ ̄ヘ::::::;―、::::::::::::::::::::::::ヘ
/:::::::::::;-' ̄  ̄  ̄ヘーァ:::::::::i
i:::::::::彡 ミ:::::::::::ヘ
|:::::::メ ........ ......, ヾ:::::::::::|
|:::ノ / ヽ / ヽ ミ::::::::::|
|::| / _ _ ヾ::::::l
|::| イ(:::)ヽ イ(:::)メ |::::::|
|ノ i `ー'ノ i ヽ` ~ イ::イ 「ギャアアアアアアア!」
| j } ~~ ノ; い
ゝ:.:.{: . : . γ ,、 )、 i丿
厶:.:.ヾ : . ` ''` ~ ヽ ノつ
/i:.:.:.:. : . ,_ i /
/ ヘ:.:.:. : . i ハニエ!-!‐ヽ | ,イゝ、__
/| ヘ:.: . │〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ ノ / \:;:- 、 _
/:;:;:;:;ヽ ヽ ! ヾエエEァ´ / i:;:;:;:;:;:;:;\
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ \ ゝ、::::::::::: ' ノ |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヘ
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ \ / /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ ` ー--― ' /:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ
:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;|
:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
_ -───- _
/ \
/ ヽ
l i
i |
| ノj|"ノハj リ}ハ{`j!^i}、 {
} }i'二二ヽ /二二`i{ }
{ }|ヽ ●ヽ|=|/ ●ノ | }
} } ヽ二二' `二二-'} } 「フレー!フレー!須ー賀ッ!!」
} { /(●_●) } {
} { <-─---─-> { }
ノ { \_`ー--─''゙_/{ ノ
"リハ{\o|⌒| ̄ ̄|^i/リハ`
i'\ ` `i _ノ´ / `i
| ヾi ´ / lノ |
: ,.r "..::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙`-、|:: |,ft ,.l
/..::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:: | |fミl
,イ ...:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,-======ノ ノ、. |fミ|
,イ :::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,-"ツ)))))))'' _,,.. -'.、 ) lfミ| キシャアアアアアッ!
/. . :::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ノノノノ"" ,イ" _,,, ヽ /ミメ (翻訳 : あっ!今須賀君と目が合った!どうしよう///)
/.. ::::::::;;;;;;;;:::;;;_,,.',,,))ノノ ::::::::::::::::i :::: i|/ ::::::::゙ーう ) ヽ、........__
/. :::::::;;;;;:.:.:.:::/ rノ /メ/` :::::::::::::::::| :::: | ::::::::::::/ / )))`ー--
i ::::::::;; : . .,゙ ),rノ ,ツ ...:::::::::::::::::::,| :::: | :::::::::,,"/ `==""
! :::::: : : : ,,゙ 匆,,))' 、` :::::::::::/ ノ ::::::::::/ /,ノノ)))))),;、ニ=-
i、__,,,,,,..... =",,イ' ヲ| ,f 、、、 :::::::::::::::::::::::::: ' ',,,ヾ /ノノノノ
゙リ升チトト!"イ( |゚l'/r''~r'"ソ ノノノ ::::::::::::::: / ゙、_,,,ノ >''ー''-''-''-''
゙ ノ リリyノ゚ ノ゙/、"~ :::::::::::::::::::::::::::::: / ヽ/ // i i,' 7/
,i|ェェェイ|゙',イ/ ヾ、、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /,'' /,' 丿"
f-ー-';;';/ \ :::::::::::::::::::::::::: _,,/// ,,"/
`¬l"~j
※ AAはイメージです
/ ,ィ .:/ /::::∨:ヽ |:.: \:. |
// .: .:.:| :/´`ヽ/゙|:. |:.:. l:. |
/ / .:.:l .:.:./| .:/ !:. ∧:.: |: |:./}
{ .:. .:.:.:.| .:.:/ .| .:/ |: / l:.: l:. ヽ l/ }\
| .:.: .:.:.:.:| .:/\!./ /:../ !:.:. /:.: |:. !/ト、 、
| .:.|:. :.::.:!⊥=、 \ /:.:/ l:.:.:. ハ:.:.: |:. |/l ', 〉 「先輩から和了がったら○す先輩から和了がったら○す
| .:.|:. .:.:.:.:.ィl:| `ヾ、 _/_,/‐ 一十、/ |:.: :.: |:.:. |イ ∨
| .:.|:.: \:.:.:.| リ (::) //イ´ ̄ 7 ∧ヾ:. :.:. ト:.: | ! | 先輩から和了がったら○す先輩から和了がったら○す……」ブツブツ
| .:ハ:.:. :.ヽ:ヾミ、_,, ´ (::)// 〉} .:.:.: .:|:|:.:. l | |
',:.:.:| ',:.: .:.:.:.:\\ , ミ、 _,, ´ノ .:.:.:.: .:/:|:.:. l | /
\{ ヽ:. :.:.:∧ ̄ __ /.:.:.:.:.:.: :∧:|:.:.:./:.!´
ハ:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ  ̄` ァ /-ー:.´:.:.:. .:.// |:.:/:.:ハ
/ ∧:.:.:|:.:.:|\ ゝ-- ' イ:.:.:.:.:.: .:.:∧ ,j/ \:.ヽ
. l ヽ \l:.:.:| > 、 __,. <´ /:.:.:.:.:.:.:.:/ ヽ __ --ミ }
', \ !:.:.| / 丁 | | /:.:.:.:.:.:.:.:/ / ',:|
〉 ヾ:.:.|′ | ! !/:.:.:.:.:.:.:.:/ / l|
. . -―― -- . .
, ´.: : : : : : : : : : : : : : :. :. :. :.`
,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
./.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\
/: : :./⌒: : : : : : : : : : : : : : : :.{ : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : 人.: : : : : : : : : : : : : :.}
./: : :./: : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : \.: : : : : : : : : : : :.;
./: : :./: : : : 廴_i}.: : : :.}.: : : : : : : : : :. :. :.\__,, : : : : : : |
. ー=彡: : /: : : :/ __,从`}: :./: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : :.| 「スガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイ
.{: :∧: : : :{ ⌒\.! ∧: : : : : }.: : : :. :.\__/.: : : : : :. :. :.|
.ヽ{ {: : : :| i} }}/ .}: : : : ,′人 __ >.: : : : :. :. :. :.| スガセンパイスガセンパイスガセンパイ……」ブツブツ
从人{ __/ /: : :.从: : : :|人 }.: : : : : : : : :. :. :.|
.r' ー=彡 イ.: : : :. :.|'⌒ /: : : : : : : : : : : : :|
\ |.: : : :. :.l| / : : : : : : : : : : : : 人
'v=====ァ |.: : : :. :.l|/: : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
. ヽ⌒ソ .|.: : : :. :.l|: : : : : : : : : :{.: : : : : : : :. :.\
}/ |.: : : :. :.l|l: :l|: : : : : : :.ヽ : : : : : : : : : : \
.こ !: : : : : :l|l: :l|.: : : : : : : :.\.: : : : : : : :. :. :.\
} ,. -|.: : : :. :.l|l: :l|.: : : : : :. :. :. :.\.: : : : : : : :. :. :.\
` テ´ : : : : !: : : : : 人: :{: : : : : : : : : : : : :\.: : : : : : : :. :. :.\
./.: : : :. :./| : : : : { \ヽ __ -――━‐- 、.: : : : :. :. :.\
/: : : : : :/ .| : : : : | \\ z/ ヽ.: : : : : : :. :.\
※ AAは似て非なる方々です
< ギャアアアアア!
< フレー!フレー!須ー賀!
<スガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイスガセンパイ………
衣 「う、ううっ……。な、何なのだあの者達は……」ジワッ
透華 「衣が怖がってますわ!同じ学校でしょう!去年もそうでしたけど何とかして下さないこと!」ガタッ
久 「ご、ごめんなさい……。あの子達は、もう手が付けられなくて・・・・・・」アタマカカエ
華菜 「……今年はなんか去年よりヤバそうなの増えてないか?相変わらず真ん中の最前列陣取ってるし……」
久 「増えたのは1年生らしくて……その子達が色んな意味で怖いらしいのよ……。須賀君も身の危険を感じるって震えてたわ……」アタマカカエ
桃子 「いや目がヤバイっすよ。ハイライト消えてるっすもん……」
○
○
○
―― 同刻 某所
< ――。そして、昨年の優勝校!長野県代表!清澄高校!!
< 先鋒は昨年の決勝で大将を務めました――
ダンチ 「哲さん、そろそろ始まるみたいっすよ」
_.z='':`':`':`:`:`ヾトyレL
,ィ'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く`
ソ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≦
}::::::::::::::::::::::トlililィ|:::::::::::::::::::::::ぐ
}::::|.||:|:||:||:|| |}:||:|:||:||:::::::く`
}:::ト| | | | | | | | | | | |イ:::::ト 「ああ……」
「^|| ニ'==、 ,.=='二 ||^´lー-、
人 '| `┴'┴′ `┴'┴' | ノ:::::::::::ヽ
_.. -‐'''¨::::::::iゝl .lイ::::::::::::::::::}
. ‐''"::::::::::::::::::::::::::ト、:\ 、_,. .へ:::::::::::::::::|::|
::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::i::::ヽ、:rへ、___,. イ::/::::::::::::::::::::/:::|
:::::::::::::ミ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 |/:::::::::::::::::::::イ::::::|
○
○
○
―― 同刻 某所その2
< ――。そして、昨年の優勝校!長野県代表!清澄高校!!
< 先鋒は昨年の決勝で大将を務めました――
_、‐-、, -‐z._
> ` " " ′.<
/ " " " " ゙ ゙ ゙ ゙ \
7 " " ",.",ィ バ ,゙ ゙ ヾ r‐ ' _ノ
! " " /-Kl/ Vlバ.N _ ) (_
| "n l =。== _ ,≦ハ! (⊂ニニ⊃)
|."しl|  ̄ ,._ ∨ `二⊃ノ
| " ゙ハ ー--7′ ((  ̄ 「……」ピタッ
r'ニニヽ._\. ¨/ ;;
r':ニニ:_`ー三`:く._ [l、
/: : : : : : :`,ニ、: :_:_;> /,ィつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ\ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l / ):::厂 ´
|:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
. |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
|::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/
安岡 「ん?どうしたアカギ……」
アカギ 「いや、何でもないさ……」
安岡 「??」
アカギ 「フッ……」
○
○
○
―― 同刻 roof-top
< ――。そして、昨年の優勝校!長野県代表!清澄高校!!
< 先鋒は昨年の決勝で大将を務めました――
_ ,;--、_ , 、-;: 、 ヽ、
| _/ ,-'::;:/:::lj:::::::<;::::::::::ヾ;ヽ,、_ |
ま { ノ _,-'´_,-‐''<j::/;;'/l:::l::、:ヽ、;;:、ミ-‐ |. く
| , -'´//:::/;イ:::l:::,:::::ゝ;::::ヽ、::ヽ;::::、j:::l:::::iヘ,___ .|
|/ ./ /::/::/i::|::l::|l:::l::|::::l::ヾ;:::::Y::ー;:::ゝ::l;;l:::;リ lj ,/´`>
ハ .| /:/:i::/::l::l'、<;:::l::|l:::i::::|::::ゞ;::::|l:::、;:ヾ;:!リi/ヽl / / っ
lーr'/:/l;|:::l::l:|::ヽ;;;、;lヾ;::、l::,::::::ノ:l|,:::!,|:::::}ヽ、 j' /l
コ | j:/:l|::l::!::|::l::::i|:::l:、'ハ;、:ヾ;:_\_'jヽ;:l::iミ::リjヾ、 /{´ !!
l /|:li::|l::l::|l:::}:::|l:::}l:ゞ;::ヾ;;ト、;;:ゝ:ト;;;;ゝlj,;::ヾ、 /Tヽ、
テ | レi:|:|;lヾl/i:、:ゞ;ヽ;:\:_;ゞ;,ミl;j王トlj:l:l/!」j\ j \
| |:l|:l::|::!:|;::i,_ !\//r(:_)_X /-ゞ>‐‐‐'ア\ ./ ヽ、_/\
ン ! レ'i_l,|lレ'((:)_,ゞ=` '-='"´ u / / \_/
〉 |::::::ヾ;li|l``'f , / / __ \
か / l:::::::::`ヽi、 !___- _`ヽ l/ / / \
| /⌒ヾ、ル'\ーt-‐_´二ヽ,/ / / /
よ | i \ヾ、_ \ヾ:_,..!ノシ' / / /
.| |_ ヾ:、\ヽ.`ヾ、 // / /
!! l l `ヽ、 l| l ヘ、 _ソ/ / / /
| | l / ,> / // /
L, | /ゝ--tr'´ ./ //
,-- 、__/ /ヾ、 :/ ´ / . / /ヾ
⌒\/ ./ ノ/ / / /
\ / ./ ./ ./ ./
\ / ./ / lj / /
\ / ./ /
誠 「これでまた夜神のトビだな」
村井 「お前頭良いのに麻雀クソ弱いな……。3回打って3回連続で東場でトぶか普通……」
月 「グッ……こんなハズじゃ……」ガクッ
一誠 「おい!そろそろ試合始まるぞ!」
誠 「先鋒らしいからな。こっちも終わったし丁度良いな」
村井 「もしかして狙ってトンだんじゃねーの?」ケラケラ
月 「うるさい!」
○
○
○
―― 試合会場
アナ 『――。そして、昨年の優勝校!長野県代表!清澄高校!!』
アナ 『先鋒は昨年の決勝で大将を務めました――』
アナ 『須賀京太郎!!』
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
////////\ /
/////// / ∧
{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
{// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´///
///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
/// {///∨/ ∨{ r,/ ///////
{///|////////V__/ ////////
rく///|//////r=ミ// イ////////
//////}////// }}////////////
.'//////|/////乂__ノ'////////////
////////}///// ////////////////
//////////|////r=ミ、/////////////
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」
第五部 全ての始まりにして終わりなる者 (後編)
END
,.ー-‐.、
ヽ、 ヽ __
/,..-ニ‐- '"_,..)
_,.‐-、 ' ´/ , _ 、´
' 、 .ノ ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
r ヽ , ',. -一' ./..'/ .}
! l / ,. '′ ,..,. ,/ ./
. ! ! / / { \ヽ i'
l ! ー'´ `´\ ヽヽ !
└! .i! .!┘ _ _ ,.'⌒ `,. l ! ー"ヽ ヽ
l !l .! .l l //. ! ゝ-‐'´ /l .! `ー-、 }
l .l ! l .| |// __. \ / } .} ヽ/
l .! l .! l 、 ヽ 、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ j ノ
__r' 」 l、゙、__| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___ ゙、`' / ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ } ./  ̄ ̄ ̄
/ ./. ヽノ
 ̄
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」
- Epilogue -
――― インターハイ 団体戦終了後
トーイノ ヾ 、 /'i| |\ |ゝ「ノ|| | ', | / | | | / ,. ' ,.∠ヽ
ノ ゝ- 、 ヾ、/' || | \ |「 ̄|.|| | ', | / | | | / ,. ' _,r'-ヽf¨¨ ̄
´|.|`ヽ、 \ ノ-〈 .|| |__ \|| ij..|.|| |__',_____.|____/_____.| | / ,. ' _,. |-―‐:|:i:::::::::::
(○) \`/ \ .|| | ヾ―‐ヽ| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ! / ,. ' _,. ´ .|::::::::::::!:j,.-=ニ
. 〕〔 ハ ',. \|| | .| ̄ ̄| 「 ̄ ̄i|┌───‐┐ .| / ,. 'ri、_,.jゝ、 _ _,.ゝ-=ニ
-―-ヽ i i 〉|| | .| | |===== .| 「 ̄ ̄ ̄i | .|∠,.__'iri,.rff {' if j lィ'´---ヽ __,.. -=ニ
\', } l .//|| ト、_ .| | |__ | | .l | .| f f |r三=‐¨ | ハ、ノノ } } rニ-‐.i=f''ri´
i i .,!,' // || |:::::{ー、 | | |=、、i | .| | .l | .|__-=iir、iir'ヽ=ニ.ゝ i_ノ_ノ__| r'コ .|_|ー_
ノノ / \/ || |_::〈:::::∨!¨ゝ、 | |_゚,j.}!.| .| | .l | .| | | |! |!|!_j_,.「r‐‐i |==‐‐i |¨¨´ ̄
_,.. _ 〈 ./ /ヽ 〈 || |::ゞ:::ー<_:::>::└ィ .| |三'-」 .| | .l | .|‐ry.v、ハ八_,.|.| --!.|i|.|-―l |――――
¨¨¨¨´\ / ヽ∨ || |::::::ハ:ゝ:::゙<、::i::{...| | |c== .l |____ |_,|..!]! {!]|] |__|.|__|.|]i.| .!.| r-r┐>-
、__,.ノ_,.、ー=ニ ',∨|| |\::ノ':::::::::Vー,ノ,..| | __,.|」 ト\ `{_}-=┐」|r‐-iT| !== !.!ト|!==|.|ー-= /
`¨¨// > 、ー'ィ..|| |:::{:)ヽ'::トシ:ィ-_,.ー.|__..|=-=ヾr‐、∨ ..| |\\ `´ ゝ'ュ=-|.| .,_ノ!|=L、 .!.!「r-=|!
ー''´ー―――‐一 ゞ' !! |::Y:::::}_;::i-=>ニ=-ヾ、ハ i|! ',.〉‐=‐-r1.| .| \ \ |.| fー||ニ=-|‐r|.l≦三|!
========!|_,.=イ''.| { r'' ∨i i! // ̄ ̄ ̄∨'、 \ \ ,|.|八:|.!::::::::| .|.!.! `¨¨
| |´ .| ∧∨ ∨! }!' ニニニニ三、' , \ \ ` < ィニニ≧ |> 、
| | | .∧∨ V! .// ', .' ,. \ \  ̄ ̄ ̄ ̄ >
| | | ∧∨ V / i', ' , \ \__________
| | | /∧∨ }三ニ====ニ'--i ' , \
────┐ ..| | / /∧∨ // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽヽ ' , \、
>'' >' .| ./ / .∧∨ // ∧∨ ' , `ー――――――――‐
< >'' | / , ' ̄ ̄ ̄.∧∨// ∧∨ ' , | > > 、
.>イ | / , ' /∧/ { ∧∨ ' , | | >、 > >
================'/ , '――――./― ∨三ニニニニニニニニニニ二_∨ ' , .| ト、 ` 、 `
| , ' / } | | ∨ .i| |∨ ' , .| | ` 、
|, ' ./ i || .| ∨ .|| | .∨ ' , | | ` 、
 ̄ ̄ ̄ ̄ / ̄ ̄ / ./ .| || .| ∨ || | .∨ ' , | ト、 `
./ / / / / | .∨ || | ∨ ' , | | \
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ ` 「か、貸し切りですか……」スゲー
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
咏 「やっぱり貸し切りの方がいいっしょ」パタパタ
良子 「折角ですからね。あの後時間も時間だったので解散になってしまいましたし」
咏 「頑張った皆へのお礼も兼ねてっからねぃ」パタパタ
京太郎 「でもなんかいいお店っぽいし……」
咏 「お金なら心配しなくて良いって。私一応プロだし。これくらいよゆーよゆー」パタパタ
京太郎 「ありがとうございます。何かすいません……」
健夜 「ちょっと咏ちゃん!私達皆で割り勘でしょ!?自分のポケットマネーで出してるみたいに誤解させるような事言わないでよね!」
咏 「そんな事言って無いっすよ!」アセアセ
京太郎 「小鍛治プロも戒能プロも、ありがとうございます」ペコ
健夜 「いや、こんなのじゃ全然足りないくらい。いつかもっとしっかりした形でお礼するから。本当ありがとうね。須賀君」
咏 「ちぇっ……そんな事言うくらいなら自分が全部出すか、せめて年功序列で多く出せっての。なぁ、やっこちゃん」ボソッ
靖子 「ああ。咏の言いたいことはわかる……」ボソッ
咏 「自分達で店決めて、思ったよりも高かったから最初から最後まで『私ら6人での割り勘』を譲らないとか意味わかんねー」ボソッ
咏 「そんなんだからあの歳になっても――」ボゾッ
はやり 「何か言ったかな?★」
健夜 「まだ二十代ですけど何か?」ゴゴゴ
理沙 「不満!?」プンスコ
咏 「いや、何も言ってないっす!」アタフタ
京太郎 (……恐ろしい)
はやり 「あ、それはそうと須賀君……」
京太郎 「!!」ビクッ
はやり 「この前はごめんね☆ 急に結婚とか言われたら困っちゃうよね☆」
京太郎 「えっ!あの……その……」ビクビク
.. ------- .... __
_ /.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_/ )、
( .fヽ/.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ) く.:.:.:.:\
≦.:ゝ( /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.∧ ):.:.:.:.ヾ\
/.:.:.:.:ゝ/.:.:.:.:.:.:.:.:iヾ.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ.:.:.:.:.:.:Yヾ,:.:.:.:ハ\ヽ
/イ.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ∨.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.::}ト、.:.:.:.:i.∧∨:.:∧ \
///.:.:.:.:.:.i.:.:.::.:.:.:./|:.:i_二\.:{\:ヾr苧斥ミリ.:.:..:|.:.:.} ∨:.:∧ )
/:.:/ /.:.:.:.:.:,i.:.:.:.:..:.:.:i .≠芹ハ `ヾ {し;;:::ハ|.:.:.:.:.|.:.:.| ∨.:.:.ヘ.
. /:.:/ {.:.:.:.:./ |.:.:∨:.:.:|メ.ん;;;::::} 弋_ツi:.:.:.:.:|:.:.:.! ∨:.:...}
{.:.:{ !.:.::..{ |.:.:.:.∨:.| 込_ツ , xxx |.:.:..:.}.:.:::{ |:..:.:.:{ 「だからもう結婚とか言わないから、私と付き合って……じゃなくて、お友達から――」
ヾ! i.:.:.:.:! |.:.:.:.:.:Y人xxx _ !:.:..:/.:.::..{ !:.:.:.::i
:} |.:.:.:.| |.:.:.:.:.:.∨∧ マ ノ /|:./.:.:.:.::.:! }.:.:.::/
{ ヾ.:.::| |.:.:.:.:.:.:.:∨:.>;.,,, /:.:.:ノ/.:.:.:.:.:.∧ }:.:./
. }.:.:| i:...:.:.:.:.:.:.:ヾミ/⌒ヾ≧=一=≦{:.:彡゙:.:.:.:.:.:.:.:.:∧|.:./
ハ.::.! !:..:.:.:.:.:.:.:.:../ ヘ;;;;;;\ /;王トミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
. }.:.! /.:.:.>-ryr| { ヽ\;;;;ヽ Y;;/;;;;;;;;;ヾ;;}乙)-、.:.:.:.:.:.ヽ
. |.:i/.:./ }冫ヽ i |;;;;;;| .|;;i;;;;;;;;;;;;;i;;jてヽ ヽ.:.:.::.:.:\
. ノ.:..:./ ヾミヽ∨´ .|;;;丿 ヾミ;王;彡"いソ ハ.:.:.:.::.:.:ヽ
/.:.:.:.:} (ソi i`ー´< ≧ |.:.::.:.:.:..:..\
/.:.:.:.:.:.| i y夕只、7ry=v=r- ,ィ^ \rv¨ゞ !..ヾ..:..::..:..:.:.\
/,1.:.:.:.:.:.ソ / ヾ ,=-二≧, Y/ \ |.:..:.\\.:.:.:.:.:.:\
=彡:' /.:..:.:.:../ / \ ゞ 、二 , } ヽ|.:.:.:.:.:.:\\.:..:.:.:.:}
. {.:.:.:.:.:/ / \,;;`ゝ、ー ; { Y:.:.::.:.:.::.:.\}.:.:.:..:i
京太郎 「すいません!俺みんなと話してきます!」ピュー
はやり 「あっ……★」
理沙 「……撃沈!」
良子 「はやりさん……」アタマカカエ
咏 「……私の京ちゃんに何言い寄ってんのかわかんねー」ピクピク
はやり 「きっ……」プルプル
はやり 「きーらーわーれーたー!うわーん!!」ビエーン
健夜 「もう!どうして空気悪くなる様な事言うかな!!」イライラ
はやり 「だって、だってもう29になっちゃったし!そろそろ見つけないと私……!うわーん!!」ビエーン
靖子 (ああはなりたくないな……)ドンビキ
○
○
○
. -‐──‐- .
. /.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 、
.:.:.:.:.:.:../.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/.:.:.:.: . /.:.:./.:.:.:.:.:.:.:: |i.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.,
. /.:.:./.:. /.:..λ.:.:.:.:.:.:.:.. |i.:.:.:.:..i|.:.:.′’
. ..:.: /.:. /i|.: .| Ⅴ.:.:...:.:.. j.:ト、.:.:.i|.:.:.:.|.:.::,
. ,.:.:.:.i|.:.λ从i:| Ⅴ. : /|/,/ |/|/j {|.:.|.:.:.′
′.八.:.| Ⅴ/ | |.:.}.:.: |
|.:.:.:.:从ゝ ,.二 ,二..._ /./ . .:.|
|.:..:.:.:.| l.〃⌒^ ^⌒~ヾ .イ.:. .:.:.| 「あっ須賀さん、先日と、そして団体戦お疲れ様でした」ペコリ
八.:.: ∧ム ' /ノ.:.:.:. /
\.:.:.:込 v:::ァ ′.:.:.:/
\.: 、> イ /. /
/./ ノ` ‐‐ <\:≦
. ,.:.:.:./ / i| l} \. ′\
/7.:.;≦ 八. / ヽム.:.:′
,. ´;.:.:.′ \/′ / ′.|≧ 、
. ハ |.:.:| ∧ /. / |.:: | λ
/ i| 八.:.| ∧. . ′ ′. |.: ′/ Ⅴ
. /. i| 、{ ∧. ′. /. 八 / Ⅴ
京太郎 「お疲れっす。ホント無事に終わって良かったですね」
小蒔 「はい。本当はあの日、あのまま放置する事になってしまって少し不安でしたが、翌日抽選会で会場入りした時は悪い気も殆ど消えていたので安心しました」
京太郎 「殆ど?」
霞 「ええ。でも心配する事はないわ。ああいった試合会場は何処も悪い気を感じるけれど、他の場所よりも少し強い程度。あの程度だったら影響は殆ど無いわ」
京太郎 「えっ?じゃあ少しはあるんですか?」
霞 「あると言っても普段よりも少し神経質になってしまう程度よ」
京太郎 「なんだ。そんなレベルなんですね」
霞 「ええ。安心して良いと思うわ」
小蒔 「そうです。それに、あれはもはや水や大気と同じ。自然とそこにあるものです」
小蒔 「触る事は出来ませんし、祓う事も出来ませんから私達にはあれ以上どうする事も出来ません……」
小蒔 「ですが、須賀さんのおかげで当初不安視した事の原因もわかりましたし、拡大を阻止する事が出来ました。ありがとうございます」ペコリン
京太郎 「いや、ホント俺のおかげって言うか、みんな頑張ったからですよ」アセアセ
京太郎 「……」
小蒔 「どうかされました?」キョトン
京太郎 「いや、俺も昔ずっと思ってたんです。『どうして俺だけ咲達みたいに打てないんだ』って。正直咲達が羨ましかったんです……」
京太郎 「俺も、小鍛治プロを支配していたものと同じ事を思ってたんです。だからその、何かスッキリしなくて……」ポリポリ
小蒔 「……須賀さんはあの者達とは違います」
京太郎 「?」
小蒔 「人の歩みを止めるのは絶望では無くて諦めです。あの者達を生んだ人達はは絶望を感じ、諦めにも似た感情も強く持ったのでしょう」
小蒔 「だから強くその思いが残り、澱みの様にその場所に残留した……」
小蒔 「でも須賀さんは歩みを止めなかった。だから今ここにいる事がそれを証明しています」
':. :. : :.:: :l: l:.」: : : l__l:. :.: : : : : : : : L!: : :l!l_ i: : l!! : : : : :j : : : : l!: : : : : :!
i:. .:. :. ::. :.i:.l! i: : :.:i .!: : : : : :l : l : l i: : :.j:!. ¨l: :.L.!: : : : :i! : :l!:: l::i: : : : : l
. ,: : : l: : : :l!:|. ヽ:.|!l ': : : : : :l! :j: リ..l: :./.l! .i:./ l: : : : :i:i:: :i:i: i: :i: : l:::::l
',: : :i: : : :l::l ,,ィ笊示ミ、、.: :.:.:|!ノイ .ィ=示.=zv、 ! : : ..ム;l.:.i::i/ :::i: :l::!.:.l
ゝ:.:i: : : :l: l{{ う:::::::::l ` ' う:::::::::::::lヽ .ノ. イ ilノ::::::::::::!::!:l.l:.! 「だから私は、須賀さんはあの者達とは違うと思いますし、
ト:._: :i :l. !:.:.:.: リ i:.:.:.:.:: : リ 〉 ( .i::::::::::::::::!l::l .|l
|: : :ヽ!::l  ̄ ` ―‐'' 丿 ,.':::::::::::::::::j!;' ! ああいった場に残留するような負の思念を生んでもいないと思いますよ」ニコッ
. |: : : ::::::i """ ' 、、、、、 イ::::::::::::::::::::/
. l: : : : ::::'. /´::::::::::::::::::::::::::: /
. ',: : : :::::::> v‐‐ッ ..<::::::::::::::::::::::::::::::::/
京太郎 「神代さん……」ジワッ
小蒔 「それに、あの者達を救う事だって出来ていたんだと思います」
京太郎 「??」
小蒔 「先程小鍛治プロと少しお話をしたんですが……」
小蒔 「小鍛治プロは須賀さん達の力を借りてあの思念体の支配を断ち切る事が出来ましたが、あの場に残留した思念は想定していた以上に少なかったようです」
小蒔 「自ら力を発した結果失われたもの、瑞原プロらに貸与した結果失われたものもありますが、それを除いても少なかった。いや少な過ぎたようです」
京太郎 「えっ……じゃあまだ小鍛治プロの中に残ってるって事ですか?」
小蒔 「そういう訳ではありません」
京太郎 「えっ、じゃあ……」
小蒔 「繋がりを断ち切られた後にあの場に残留しなかった……。時間の経過に伴って消失するように、負の思念が残らなかったのです」
京太郎 「???」
小蒔 「小鍛治プロは言っていました。対局の最後、小鍛治プロが断ち切る直前、対峙していた須賀さんの姿を見てあの者達は何かを思い出していたようだったと」
小蒔 「小鍛治プロを支配していたモノは思念では無く意思を、それこそ人格と言っていいものを持っていました」
小蒔 「もしかしたら、あの者達も、嘆きただ怨嗟の声をあげるだけではなく、己が存在を向き合い前を向こうとしたのではないでしょうか?」
小蒔 「だから思念が強く残らなかったのかもしれません」
小蒔 「だから私は、須賀さんはあの者達をも救ったとも言えると思いますよ」ニコッ
京太郎 「だと……いいですね……」
霞 「小蒔ちゃんの言う事を信じましょう。確かめる事は出来ないけれど、そうであればとても素晴らしいことだと思うわ」
__,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__
> ´ ̄ / ` `、 、
、 - ´ / ' } ヽ ヽ\ \
`  ̄ >' / ,: | ∧/! | } ヽ ヽ
/,ィ / ' / /| _/,.ム斗}-/ ハ :.
{/.' ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ } | .
/ イ/{ : ! ィ斧从}/ Vzソ ノ /イ ,:
<__ ´// 从{ Vソ / / イ- 、 |
{'{ { , ' /' ⌒ } | 「……そうですね」ジワッ
从Ⅵ /.: ノ |
叭 v_ ̄ヽ ,rー' 从
、 イj / /
:. < |' /}/
、__ ´ } イ从/
| |/
「 ̄| 「 ̄ ̄ ̄ ̄}
|//l| |//////// 、
,. <// ∧ |//////////> 、
○
○
○
豊音 「須賀くーん、おーい」ブンブン
京太郎 「はい、呼びました?」タタタ
豊音 「さっき皆で話してたんだけどー、今度皆で海行こうよー」
由暉子 「行ってみたいです。あまり地元だとそういった機会もないので」
桃子 「私も海が無い県っすからね。行ってみたいっす」
哩 「行くなら弘世も誘わんとな。後で文句言われっと」
怜 「絶対文句言うやろな。今日も一人だけおらんようなもんやし……」
哩 「姫子も行っか?」
姫子 「はい!部長が行くのなら!」
怜 「荒川もどや?行かへん?」
憩 「えっ?ウチも行って良いんですかーぁ?」
怜 「ええんやない?別に私達だけしかあかんって訳でも無いし」
憩 「でもまだウチらは終わってへんし……日によっては行けませんよーぅ」
京太郎 「そうっすね。俺も行けても個人戦終わってからになるしなぁ……。でも終わったら長野に帰らなきゃ……」ウーン
怜 「まぁ予定が合ったらでええんやない?私達と違って試合もあるから暇やなさそうやし……」
京太郎 「そうします。予定とかわかったらたら教えて下さい」
豊音 「じゃあ決まったら連絡するねー。みんな水着買いに行こうよー」
哩 「そか、水着ば買わんと……って!」ギクッ
桃子 「そうっすね!ユキちゃんも一緒に行かないっすか?」
由暉子 「はい。私も買わないといけないので……」
怜 「買いに行くんはええけど……」チラ
いちご 「な、なんじゃ」アセアセ
怜 「……」チラ
哩 「……こっちば見るな。言いたいことはわかっとうと!」ワナワナ
怜 「……」チラ
豊音 「どうしよっかー」
桃子 「悩みどころっすねー」
由暉子 「サイズがあるか心配です……」
怜 「……あの3人見てると、人生って不公平やと思うわ……」ハァ
いちご 「どうやったらあんなになるんじゃろか……」ハァ
哩 「知らん!(血涙」
姫子 「部長……どげんしたんですか?」キョトン
○
○
○
穏乃 「京太郎も折角だから見ない?」
京太郎 「??何を?」
穏乃 「団体の決勝!大将戦!!」
京太郎 「えー……別に今見なくても……」
穏乃 「気になる所もあったからもう一回見てみたいんだよ」
京太郎 「でも今見れるのか!?」
穏乃 「三尋木プロがビデオ録っててこのタブレットに保存してるってさ」
京太郎 「咏さんが?何で?」
穏乃 「自分が解説だったからみたい」
京太郎 「なるほど……」
淡 「大将戦全部見るの?」
穏乃 「うーん……途中は早送りでも良いんじゃないかなぁ」
ネリー 「そこらへんはシズノに任せるよ」
淡 「牌譜もあるからねー」
_/: :/: : .:/: : : : : : : : : : : : : : \
//: : /: : : :′ : : : : : : : ハ: : : : : ::\
. /.:.:/: : /: : : : |: : :./ }: : : :/ : : : : : : :ヽ\
/: : : :′:イ: : : : ∧: / /:: :/ |.: .: .:.:|: : :|
. /: : : : :|: : :|八: : | ィ存斥く jハ: : :|: : :|
/:: : : : : |: : : |: :\/r;....ハ x=ミ !: :ノ.: .::|
: : : : : : .:/⌒ヽ: : |弋 ソ r;..ハY: :|: : ハ
: : : : : .:∧ :: ::| ,,, , V ソノ: ムイ 「オッケー。じゃあ再生するよ」
: : : : : ,′ \ :.: ::. r- ''' 从 |
: : : : / `ヾ: : :. ノ イ: .:.:| _
: .: .:/ r::\:>... < |: : :八/ )r- 、
: : / |/:::≧:::::不、 .: / /:::::::::\{)
: / /:::::::::::::::::::\__] / r-::::::::::::::::ヽ
/ .::::::::::::::::::::::::::::::\ ノ::::::::\:::::/
,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::厂:::::::::::::ヽ::::::Y
|::::::\::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::|:::::ノ
『東一局!ネリー・ヴィルサラーゼ!三倍満ツモ和了!!一気に差を縮めました!!』
明華 「ふふっ……このネリーちゃんのしてやったりの顔」クスクス
ネリー 「い、いいじゃん別に!///」
穏乃 「これ痛かったなー。親被りだったし……」
京太郎 「もしかしてこの局は大きい波が来る局ってやつなのか?」
ネリー 「そうだよ。この時はまずここに来るようにしてた」
京太郎 「うへぇ……こんな感じでツモ入るのか……。あらかじめ良い感じで牌が入って来るってのがわかるとそりゃあ手も進むな……」
ネリー 「……」
穏乃 「じゃあ東四局まで飛ばそうか」ハヤオクリ
淡 「あっ!ちょっと!飛ばしちゃダメだよ!」ガタッ
穏乃 「えっ!駄目かなぁ」
淡 「駄目だよ。だってスーパー淡ちゃんタイムだったタイミングじゃん!」
淡 「私のちょー凄かった所を見ないで何処を見るの!?」
京太郎 「他全部見る!飛ばそう!」
淡 「こらー!」
. , ´ ` 、
/ \
//: ..:: ....:.:ヽ
//:.:.:.:/.:. ..:.:.:.:.:.∧
// :.:.:´:.:.:.:.:....:.:.: ... .......:.:.:.:.:.:.:.:、: ',
.1} } .:./ .: ::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト;.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:. ', .',
. 7ミニ彡 .:/:.:.:// / ://}.:.:/ ,' .ヽ:.:. .',.:. 、.:.: |..:.∧
__ { ,'.| /}/:.:.://:/:.:.:.:.:..´/. ./ ./ / V...ノ:.:.:.',.:.:|.:.:|:∧ 『東四局!白糸台高校!大星選手!
. /7} ヽ{| ./.ノ.:.:.:./:/.:.:.:.:.:./ メ;..':.:/. .V.;.:.:.:.:.}:::|.:.:|:.トヘ
. {人_ .ヽ_ミx´,:.:.:./:/:.:.:.:ーx_ //ァ/ ./イ:.:.:.:.:.|.:.|.:.:|:.:ヽ.ヽ 本日二度目の跳満を和了しました!!』
. ゝ  ̄...:.:.:., |:.:./:.:':.:.:./ _≧≦_.´ ._x≠キ":.:.:.|.:.|.:.:|:.:.:.:》 〉
__`''ーt―r ' ./.:.,:.{:.l.:.:イ ',.〈丁≧ァ` k´r‐=≠、.:.:.:.!.:.:.:.:!;/,_'_
r''´,-=、::`''ー==≧:.:.:.{{::';|:/ ゝ_, r';_; }. ./ 5、_/;}lノ:.:.:.|.:.:.:.:|.// ,Xァ
.` .≧=-`''-、_.:.:.:.:.:.:.:r<ヘ:.|. ヘ ``'''. ヾソ-'./.:.:./|.:.:.:.:|/ / `、
 ̄´ /´.ヘ V :ヘ , /:.:.:/:/:.:ノノ /::: .∧
ト ./ ヘ ,ヘ ::::> _ __ __ ,/イノ::::レ'/ /:::l::: ∧
|:`,' :ヘ ヘ ::::::::::::>.、 _, =r<:.,'.:.:.:.://// :/::: ` ー、
八_} .:::.ヘ ヘ ::::::::∧‐- ./:/.:.:.:.:/::.//イ .l.::: .::::::::::: }
,イ .. ::::::::.ヘ .ヘ ::::::∧`''ー.〈_:ゝ、:.:∧//:/: |::::::::::::;:': .:::::: /
淡 「さっすが私!」エヘン
ネリー 「まぁネリーが我慢してる時間帯だったからね。しょうがないね」
穏乃 「私も東四局は全然ダメだったなぁ」アハハ
衣 「ふむ……。さすがに淡に山の序盤を支配されてしまっては皆厳しそうだ」
淡 「……ホントは親番でも和了がりたかったんだけど、誰かさんが邪魔したから……」プクー
∧/ : |: : : :|: : |: / |: j |: : :〕 : : |: : :|| |: |: : :ヽ `ヽ
,′ \:l: : :| |: : |_′ |斗:七´:ハ: :/|: : :ル': :|: : : ∧ .
i|/⌒八‐┼-: :| | リ |/ |/ :|: :/:': : :|: /: : '. ,
||: : : :' :| ヽ:|_|\| |/ 忻芋示ミ、|,イ: : : : |: : : : : :i ′
||: : : l: :|_iテ示ミ {r' ::i〕 ヽ' : : : , |: : : /: :| :,
: : : : |: 〃 {r'::i〕 乂z:ソ, / : /}:′/: : ′ : 『南二局も阿知賀女子!連荘こそ阻止されたものの、ここに来てトップに立ちました!』
. 八: : :ト、|i 乂:ソ / イ: |r= 、 : : : / !
\l:|:ヽ , ''" |: :| V: :/ | 『ですが各校僅差です!まだ勝負はわかりません!!』
|: , '" __ |: :| ./: /:. |
|: :. v´ | ,|: :|ー.:'/:: : . |
|: 圦 ノ ,イ |: :|i イ : : : : : |
|: : :| 〔,.l: :j |: : : : : : :. |
|: : :| > __,. |、|:/' |: : : : : : : : |
人 : | r‐┤ /〔 |: : : : : : : : :. |
ヽ| ∧ ! ,r‐=''" \ |: : : : : : : : : . |
〕 /⌒Ⅴ 〔 | \_: : : : : : : : : |
淡 「ぐぬぬ……」
穏乃 「そ、そんなに睨まないでよ……」タジタジ
照 「淡は……南場はダブリーに固執しない方が良かったかもしれないね」
淡 「テルーまで……」ジワッ
照 「ここまでだったらまだ良かった。問題は次……」
淡 「……」
『臨海女子!ネリー・ヴィルサラーゼ!またも三倍満!!順位が再び入れ替わりました!臨海女子!逆転トップ!!』
『白糸台を直撃!大星選手これは苦しくなった!!』
『いやー、これはキツイねぇー。南場の親番だし、攻める場面。優勝する為には決めたいところだっから仕方ないっしょ。リーチもかけてたし』
淡 「……」ガクッ
ネリー 「ま、ネリーにちょっとだけ運があったね」ニヤリ
照 「そう。これで白糸台がトップに立てる目が無くなった。でも淡のダブリーでも和了がれていたかどうか……」チラ
穏乃 「まぁ、もうあそこは淡のテリトリーじゃなかったかなー……」アハハ
衣 「……という事は既に深き場所は穏乃の支配が及んでいたのか」フム
穏乃 「その前にネリーに和了がられちゃったけどね……」ヘヘヘ
ネリー 「要はそこまでいかなきゃいいんだよ」フフン
淡 「悔しい!悔しい!シズノにも負けた!次は100回倒す!リベンジ!今すぐ!」ムキー
穏乃 「いやいや、悔しいのは淡だけじゃないから……」
『ですが、今日、この決勝戦の大将戦では今の所静かですね』
『静か、ねぇ……。私はそうは思わないけどねぇ……』
美穂子 「この時、そっちの控室はどんな感じだったのかしら?」
穏乃 「あっ!私も気になります!」
和 「私達ですか?」
優希 「じょ?」キョトン
穏乃 「うん。結構点差もあったし、私だったら『うわー!ヤバイかもー!』ってなっちゃうよ」
和 「普通ですよ。特に私達が焦ったり、控室の雰囲気もいつも通りでした」
優希 「目が死んでなかったからな。絶対大丈夫だって思ってたじょ!」
穏乃 「やっぱりそうだよね」アハハ
穏乃 「私も全然諦めてなかったよ!でも……」チラ
『――準決勝までの内容を見ると物足りなさを感じてしまいます』
『現状3位。トップの臨海女子との点差は約3万点。これはなかなかひっくり返せるものではないですからね』
『さぁ、このまま臨海女子が清澄高校の連覇を阻むのか!それともここから逆転するのか!』
『団体戦決勝、大将戦!オーラスを迎えます!』
咲 「私達は京ちゃんを信じるだけでした。ね?優希ちゃん、和ちゃん」
優希 「当然だじぇ!」
和 「もちろんです」
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ 「……」ポリポリ
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
京太郎 「そんな簡単に逆転出来るって思われてもなぁ……。どうにもならない時はどうにもならないし……」
穏乃 「でも、私も京太郎が味方だったら『絶対何とかしてくれる!』って思っちゃいそうだよ」アハハ
『私は別に須賀選手が静かだったなんて思ってねーよ』
『そうですか?』
『ああ。ポイントポイントで決めてきてっからね。打点は特別高いわけじゃねーけど、東場の白糸台と南場の阿知賀の連荘を阻止したのはいずれも須賀選手……』
『んで、その和了がった時は、いずれも点が浮いてる所からの出和了がり。結果南三局まで大きくリードした学校は無い』
『そして、須賀選手の試合でのトップ率は異常だからねぇ。まだわかんねーよ』
『異常?どれくらいなんですか?』
『今大会含めて90%以上!この状況で参考になんねー男子個人戦は除いてだ』
『えっ!?きゅ、90%以上!?』
『ああ。マジだぜ。それを知ってっと、まだ捲れる可能性がある以上、何か起こりそうな気がすっけどねぇ……』
『でも、流石に点差もキツイけど、配牌も悪い。つーか悪すぎる……こりゃダメかもしんねーか』ニガワライ
穏乃 「へへー。私は一回京太郎捲ってトップになったよ」
淡 「マジで!?」ギョッ
京太郎 「お前、俺が春に穏乃にやられたの見てただろ……」
衣 「衣も京太郎に勝ったぞ!」フンス
京太郎 「衣さんに負けたのは試合じゃない気が……」
穏乃 「でも9割ってメチャクチャだよ!殆どトップじゃん!」
京太郎 「何故か試合では運が良くてな……。なんでだろ?」ポリポリ
淡 「それはね、キョータローが――」
咏 「言うなっての」ビシッ
淡 「ふぎゃっ!」
咏 「おっ!オーラスじゃん。いいとこ見てんねー」パタパタ
淡 「いたた……」
和 「でも須賀君のトップ率、9割もあったんですね。意外です。もっと低いと思っていました」
穏乃 「そうなの?」
咲 「京ちゃん、部活ではビリになることもあるもんね」
京太郎 「ああ。普通に負けるぞ」
淡 「そうだった!シズノだけじゃなくてキョータローにもリベンジするつもりだったんだ!」ハッ
淡 「もういいよ試合は!私どうせ負けたし!キョータロー私と勝負だ!次は絶対私がボッコボコにする!」
穏乃 「なんか私も打ちたくなってきちゃったなー」ソワソワ
咏 「いいねぇ。近くに雀荘あっから終わったら皆で打ちに行くかい?」パタパタ
淡 「行こー!ねっ、キョータロー」キラキラ
京太郎 「えっ!咏さんも来るんすか!?」
咏 「久し振りに京ちゃんと打つのも悪くないしねぃ。それに多分小鍛治さんたちも呼んだら来るんじゃねーの?絶対暇だろうし。あの人達、何も予定とかないっしょ」パタパタ
京太郎 「マジすか!じゃあ行きます!」
淡 「やったー!やっとキョータローをボッコボコに出来る」フフフ
京太郎 「……お前、俺がボコボコにされる前提で話してるだろ……」ムカッ
京太郎 「わかった。絶対返り討ちにしてやる!」
淡 「むっ!そう何回も私がキョータローに負けると思ってるの!?」ムッ
京太郎 「いーや、次も俺が勝つね。次も勝てる自信があるからな!なんだったら、俺が負けたらケーキでも何でも奢ってやる!」
淡 「うー!もう怒った!絶対ケーキ食べてやる!」メラメラ
京太郎 「いーや、食べさせねぇ!」メラメラ
照 「……ねぇ京ちゃん、京ちゃんに勝ったらケーキ奢ってくれるってホント?」キラキラ
京太郎 「えっ…」
衣 「京太郎、衣は苺が乗ってれば何でもいいぞ!」ワクワク
京太郎 「えっ……」
憩 「こら本気でやらなあきませんなーぁ」ニコニコ
京太郎 「……えっ!?……どうしてこうなった」アゼン
和 「そりゃあ大声で『俺が負けたらケーキでも何でも奢ってやる』って言ってましたからね。皆に聞こえてましたよ」
怜 「一半荘だけやったらガチでいけば勝てんことは無いな」ニヤニヤ
霞 「小蒔ちゃん、奢ってくれるんですって」フフフ
小蒔 「霞ちゃん、私頑張ります!」
京太郎 「……あっ、終わった。この感じ、あれだ。収拾つかない感じだ……。照さんが淡に便乗した時点で終わった……」ボーゼン
咏 「この状況……もう諦めるしかなくね?」ニガワライ
照 「京ちゃん、早く行こう。ケーキが待ってる」グイッ
淡 「ゴー!ゴー!」ウキウキ
衣 「わーい!みんなと麻雀だー」ワクワク
京太郎 「い、嫌だああああぁ!」
○
○
○
どうしてこうなった……
俺は頭を抱える反面、内心ではこの状況に諦めを感じ始めた
全て照さんに聞かれていた時点で終わっていたんだ
照さんと淡に引き摺られるように連れていかれる俺
皆もウキウキしながら付いてくる。小鍛治プロや瑞原プロも便乗し始めているのは俺の気のせいだろうか?
俺は踏みとどまり、最後の悪足掻きをしていた
だって無理だもん。この面子相手に奢らずに済む、つまり一度も二位以下にならない事なんか不可能だ
『っと、終わりじゃねー。むしろ始まってんぜ』
再生しっぱなしのタブレットから大将戦での咏さんらの声が響く
それをジッと見ているアイツ……
『最初はクズ牌ばっかりだったけど、こう来るとはねぇ……』
『大星選手以外は配牌が悪すぎる。でもここに来て須賀選手が牌を引いてきた』
『臨海も良いけどこっちの方が早いんじゃねーの?』
興奮気味の咏さんが言葉をまくしたてる
『最初からこのオーラスのために準備されてたとしか思えねーな』
『はい?』
『須賀選手は振り込んでねー。そして他家の連荘を防ぐように和了がってた』
『結果として自分の失点を最小限に抑える事が出来た。んで、オーラス。臨海とは逆転不可能な点差じゃない』
『はぁ?』
『途中2回和了がってたのも偶然じゃねー』
『見ろよ。もう一枚入った。これはもう確定だねぃ……』パタパタ
『えっ!まさかこの場面であの手で和了するつもりなんでしょうか?』
『わかんねー。でも、本人は最初からそのつもりだったっぽいぜ』パタパタ
『ヴィルサラーゼよりも一手早い。こりゃわかんねーぞ』パタパタ
そこまで見るとネリーはタブレットを持って席を立つ
そして俺の近くに来てこう呟いた
ネリー 「次は負けない……。でもケーキは別だよ!」グイッ
ネリーはタブレットを穏乃に預け、空いている俺の手を引き雀荘に連れて行こうとする
小鍛治プロが「もうすぐ貸し切りの時間も終わるし行っちゃおうか」と言い出した
観念した俺は照さんとネリーの手をほどいてヤケクソ気味に雀荘に向けて足を運ぶ
穏乃は歩きながら試合を見ているみたいだ。タブレットから咏さんの声が聞こえる
『うおっ!テンパった!!マジか!!さすが京……須賀選手!』ガッツポ
『な、なんという……清澄高校、須賀選手!ここで聴牌!!』
『この場面で、この手で聴牌するのを見るとつくづく感じるねぇ』パタパタ
『感じる、ですか?』
『ああ。やっぱり愛されてんだよ。この大会に出てる誰よりもな』
『何にですか?』
『牌にだよ。皆まで言わせんな。次、この調子だとマジで和了牌掴むぜ!』パタパタ
ネリー 「ねぇ、キョータロー……」
京太郎 「ん?」
ネリー 「キョータローはどうしてあの手で和了がれると思ったの?」
京太郎 「あれで和了がるしかなかったからな。でも和了がれる気はしてたぞ」
ネリー 「……諦めても仕方ない様な配牌だったのに?」
京太郎 「最後まで諦めねぇよ。約束したからな」
ネリー 「約束?」
京太郎 「ああ。な、咲!」
俺は照さんと並んで少し後ろを歩いている咲に声をかけた
咲 「うん!京ちゃん。約束したもんね」ニコッツ
京太郎 「ああ。だから『ここまできて絶対負けてたまるか!まだ諦めねー!』って最後まで打ってた」
ネリー 「むぅ……何を約束したのさ」
淡 「あっ!もしかしてアレ?」
穏乃 「えっ?なになに?」
京太郎 「もちろん、照さんでも出来なかった――」
____
,. ´ __ `¨¨ヽ
,  ̄` / ヽ `ヽ
/ _ ,: ∨ 、 :.
/ /,´ / | ヽ .
/ //' ' / ' / l| | : : ∨ :
l// / , / ' l| | | | | | | | |
_/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧
 ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
/ , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
/ イ从 l ム Vり ム' ノ/}' 「三連覇だ!」
´ \∧ ' ,r ' /
、 v ァ / 从/
\ `こ イ _|、
` r ´ //∧
/| /////∧
「 | //////////> 、
, </∧ / {///////////////> 、
, </////// ∨__∨//////////////////>、
,. : ´: : : : : : : : : : `: : .、
, :´: ,. : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: :/: : : :,: : ´: : : : : : : : : : : : :ヽ
/: :/ : : : /: : : ,: : : : ,: : : : : : : : : : .
.': :/ : : : : /: :/: :/: : ,.イ: /: : : : :|: |: : : :.
|:〃: : : : /: :/-:/-、/ ': :': : ': |: :|: | : : :∧
}'.': : :/^/: :/ {:/ {:/ /: /: :/: :}: :|: |: : :|: : :.
{: |: { |: ,: /' /' /イ//':-/、:': : : : :ト: : ::.
Ⅵ : 、{/ィ=ミ、 /' / イ: :/: :,: : : | \|
|:从::. :.:.:.:. _ /イ: :/: :,: :.|
/ Ⅵ ' `ヾ / イ: :/}: / 「三連覇だよ!」
______| 、 「 v :.:. イ: :/:イ/イ
/<_:::::::::::::::::::\_ `ーr---- =彡j/
{¨7=ミ、< 、::::::::::::::\___〉>、
_| , ∨、:` < 、:::::∧ |::::::::::ヽ
/ ̄:::::::// | }、:.:.:.:\、::::::. |:::::::::::/〉、
\___ 〃 | / \:.:.:.\、::Ⅵ:::::/イ ∧
 ̄¨/ ∨ `ー ≧='-´:/ ハ :.
/ / {二「 } |
' ∧ /:.:∧ ,
/ / } /:.:.〈:.∧ { |
, / | /:.:.:.:.∧:.:| | |
照 「……京ちゃんと咲だったらきっと出来るよ」ニコッ
咏 「いやー、この二人がいる清澄は強いかんねー」パタパタ
咏 「嶺上牌から牌をかっさらってく魔物と、試合じゃほぼ負けなしの牌に愛された子が揃った時点で反則級じゃね?」パタパタ
咏 「もちろんこの二人以外も強い。良い選手が揃ってる。超エース級が最低でも2人いねーと互角にならねーんじゃねーの?」
穏乃 「来年かぁ……玄さんも灼さんもいないからウチは……」ガックシ
ネリー 「…それでも、次はネリー達が勝つよ」
淡 「来年は超スーパー淡ちゃんになってるから問題無し!」
京太郎 「……それ、逆に弱そうだな」
淡 「なにおう!」
穏乃 「だって超もスーパーも一緒じゃん」アハハ
衣 「どうかしたのか?」
穏乃 「聞いてよ天江さん。淡がね――」
笑い声が響く
ここにいる人達は年も学校も違うけれど、みんな友達で、ライバルで……でもこの関係が凄く心地いい
きっとこれからも皆と一緒に歩いていくんだろうな
再生を続けているタブレットからアナウンサーの声が聞こえる
どうやら試合も終わるみたいだ
/ , / / / / | | :. . :.
/ / / ' | | | | i| | .
イ ' /| /| l | | | | l| | |
// / | | { ' :. | | } | l| | {
' 〃 | | | | ト, : /| /| /| ' ∧|
/ / .' ,: ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ : / .イ `\
{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 /:. / }'
' ,イ / | { 从 | イ {::しメ∧ l Ⅵ イ {::し刈 `ヽ' ' }/ 『ツモォォォッ!清澄高校!須賀選手!!こ、国士無双ですっ!!』
' / /イ Ⅵ :. Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ /
/ | 从 | \ ∨/ , /
_∨∧ :. ` \ ,:_ノ> 、_
, <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、
´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>
/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'/////////////
/////////////{/∧ l\ ー=≦__ , ´ /' / イ∧/////////////
/////////////|//∧ :. \ / / /'////}/////////////
『うおお!マジで和了がった!すげぇ京ちゃん!』
『この大会、自身二度目の役満です!今回は親番でのツモ和了!!』
『あの配牌からの役満ツモ和了!しかもフリテン無しの十三面待ち!!……信じられません!!』
『いや、あの卓にいる誰もが信じられねーって顔してんぜ!こんな逆転勝ちって今までねーんじゃねーの!?』ギャー
『48000点!16000オールッ!……すいません。我を忘れてしまいました。……三尋木プロも少し落ち着きましょう』
『……すいません』
『清澄高校逆転!そして試合終了!!団体戦、優勝は――』
『清澄高校です!!』
あの時の興奮を思い出した
和了牌を掴んだ感覚が手に蘇る
思わず拳を握り、再び喜びを噛みしめる
握った拳を見た時に、いつの間にか咲が俺の隣を歩いている事に気が付いた
咲にも試合の結果を告げるアナウンサーと咏さんの声が聞こえたらしい
咲はふと俺を見上げ、微笑み、握った拳に手を添えて俺に告げた
/::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
. / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
/ : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|
/ : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
. /.:.:.:.;ィ'|:.:.:i:.:.:.:.::i ヽ:| ヽ! ヽ::ゝ `' リ |::::::i:ノヽ:::|
彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___ ;==─-ソ::::::/ /:::! 「京ちゃん、次も一緒に頑張ろうね!」
ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄` ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ
ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;; , """ /ノ.;:‐'::/
i.;イ:::;ハ、::゙、 """ ___ /:::::/
ソ レ ` ヾヽ ヽ´ ノ ィ´::/リ
` 、__  ̄ , ' |!;/
_"_〕ー--‐' |__
/:.::/:| |:/\
,.ー-‐.、
ヽ、 ヽ __
/,..-ニ‐- '"_,..)
_,.‐-、 ' ´/ , _ 、´
' 、 .ノ ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
r ヽ , ',. -一' ./..'/ .}
! l / ,. '′ ,..,. ,/ ./
. ! ! / / { \ヽ i'
l ! ー'´ `´\ ヽヽ !
└! .i! .!┘ _ _ ,.'⌒ `,. l ! ー"ヽ ヽ
l !l .! .l l //. ! ゝ-‐'´ /l .! `ー-、 }
l .l ! l .| |// __. \ / } .} ヽ/
l .! l .! l 、 ヽ 、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ j ノ
__r' 」 l、゙、__| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___ ゙、`' / ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ } ./  ̄ ̄ ̄
/ ./. ヽノ
 ̄
京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」
Fin
これにてこのお話は終わりです
思ったよりも時間がかかってこんな時間になってしまった……
結果によって先の展開を動かしたので、想定外のこと、予定通りいかないことがいっぱいありました
思い付きの結果脱線し過ぎて困り果てた事もありました。切った部分もありました
こんなに長くなるとも思わなかったし、全然書けなくて投げ出したくなることも当然ありました
でも、無事終わらせることが出来たのは、途中から不定期かつ開始時間も遅くならざるを得なくなったにも拘らず(この点については本当に申し訳なく思っています……)
対局等のコンマや安価に参加していただいた方々がいたからだと思います
参加していただいた方々がいるという事実が最後まで進める原動力になりました
この場をお借りして謝辞を述べさせていただきます
皆様、本当にありがとうございます!
何度も予定していた日に進める事が出来なくて申し訳ありませんでした……
勢いやその時の思い付きでやっているし、お酒の力を借りて進めた部分もあったので
僕自身が呆れてしまう部分もあったり、意味がわからないと思ったり、目を覆いたくなるような部分もありました。
でもやっていて、中身を考えていて楽しかったし、
このスレを通して参加していただいた方々と共有した時間も僕にとっては貴重な思い出です
皆様、今まで本当にありがとうございました!
. .-――-. .
. . ´: : : : : : : : : : : : .`: .
/: : : : : : : : :::::::::::::::::::::: : : : :ヽ
. . : : : :/:::::/::::::::::::::::l:::::::ヽ::::: :ヽ: :.
/: :/: : :/::::/ l:::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::: : : ::.
′ . . . ′/ |:ハ::::::::::::ト、::::::::::ヘ::::: :i: : :l
|. :|: :::::: 1:| .|{ ‘.::::::::::ヽ\_::::;::::::|: : :|
|: :|: ::::::| |:|-―.lハ{\::::::::fヾ\`::i:::: l: : |l
|: :|: ::::::| |:| |{ ヽ \::{ \ \:::::|: :八 おやすみなさーぃ
|: :|: ::::::| レ _ 、 `r==ミx }::∧:: : :
.: :八:ヽ::| r㌃⌒` ムイ }:::: : :ヽ
/: : ::::\ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ:::: : : : :\
/: ::::::::八 ハ .... 、 「::::::::::::::::::ヽ: : >
/: : ::/:::::::::>-、 ( ノ イ:::::l::::l:::::::::ヾ:\
-=≦: : ::/::::::::::::::::::::::ゝ ー ' <::::l::::∧::|` ー---`
∠:::: イ::∧:::::::ト、:::≧=r-- 1:::::::::/レ' .V
/ \:{ ヾr‐ァ' トヘ/
___/ \ __ / \_____
/ \ /ー一ヘ / ハ
ハ \/ }/ ̄} /
i ヽ } }
ここからはチラシの裏
当初から最後は咲で締めようと思っていました
好感度がエンディングに関係しないと明言していたのはその為で、
だから好感度は主にセリフの内容や、京太郎に話しかける頻度とか、そういった点に反映させていたつもりです(照・和を除く)
咲で締める事が不自然じゃないように咲の好感度が最も上がりやすい様にしたのも事実です
タイトルも、あくまで「咲と京太郎」を中心据えるつもりだったので、魔物が単数でした
このエンディングでは『魔物達』になってしまいますね……(苦笑
実はそれが崩れたのは序盤の、咲の個人戦での敗退でした……
当初の予定では二年時の団体戦の結果は名言しないつもりでした
ですが、京太郎の戦績が「負けるのがあり得ない」というくらいの結果だったので、清澄の優勝にしちゃいました
エピローグが団体戦後なのはその名残です
二年次決勝が清澄・臨海・白糸台・阿知賀になったは原作を意識した訳では無いです
「五部後半に参加したメンバーでの試合」にしようと決めたんですが、現役が
ネリー・淡・穏乃・由暉子・姫子・憩・明華・小蒔の8名
有珠山はありえん、三箇牧はわかんないから除外……って考えていったら自然と原作通りの組み合わせになってしまいました……
原案での主人公は穏乃でした
ただ、県を跨いで動くかと考えた時に動かしにくかったので、京太郎でいいやって結論に至りました。
原作では殆どモブになっちゃってるし
五部後半のトシさん枠は爽の為に設けました
パウチカムイは偶然です。作ってステ貼った後に原作でも出てきて「マジか…」と思いました
他にもいろいろあったけど、今パッと思いつくのはこんなところかな……
お疲れ様です。
完結してからちょうど1週間経ったので、この書き込みを以てHTML化を依頼します
また時間が出来て、思い浮かんだ話がまとまったら何かしら書いてみるかもしれません
恐らく次は短編で、台本形式では無いものにするつもりです
小ネタが浮かんだら単発でカプスレなどに投下する事もあると思います
この作品を読んでいただき、そして応援してくれた方々、本当にありがとうございました
では、またどこかで会いましょう!
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません