「 ガヴドロ 」ガヴリール「デザートある? 」ヴィーネ「 あるわよ 」 (26)

ガヴリール 「 おー 流石ヴィーネ 」

ヴィーネ 「 用意するからちょっと待っててね 」ガサガサ

ヴィーネ 「 それで今日どうするの? 」

ガヴリール「 んー 泊まってく 」

ガヴリール「 エアコン壊れてるからねー 」ダラー

ガヴリール 「 まあ明日になったら業者呼んで直してもらうよ 」

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ヴィーネ 「 デザート持ってきたわよー 」コト

ガヴリール 「 おー 悪いねー 」

ガヴリール 「 ………え? 」ビク

ガヴリール 「 ヴィーネ… なにこれ 」

ヴィーネ 「 なにって、デザートよ? 」

ガヴリール( なんかドス黒くて丸いのが出てきた…)

ガヴリール( GA〇TZかよ)

ヴィーネ 「 やっぱデザートはこれよね~ 」スッ

ガヴリール 「 ちょっとヴィーネ!? これ食べれるの?? 」ガタ

ヴィーネ 「 美味しいのよ? 」ムギョル

ガヴリール( ヴィーネがドス黒くて丸いの食べてる…)

ガヴリール( それになんか変な音なってるし…)

ガヴリール 「 わ、私はいいかな… 」

ヴィーネ「 は? なんで?」ムギョルムギョル

ガヴリール 「 い、いや…なんか食欲が…」ジリジリ

ヴィーネ 「 美味しいのよォォ!?? 」バンッ

ガヴリール 「 ひっ! 」ビクッ

ヴィーネ 「 ほらぁ~ ガヴリールも食べて? ね? 」ムギョルムギョル

ガヴリール 「 あ、あああ、… 」ビクビク

ガヴリール( ヴィーネの目が…正気の沙汰じゃない!! )

ヴィーネ 「 美味しい…美味しい… 」ムギョルムギョル

ガヴリール 「 うわああああ!!!」ガタ

ガヴリール( なんなんだよ…どうしちまったんだよ… ヴィーネ!)

ドタドタ バンッ

ガヴリール 「 はぁ…はぁ… 家飛び出しちゃったけど… 」

ガヴリール 「 あのヴィーネは絶対おかしかった… 」ブルブル

ザワザワ ザワザワ
オイシイ オイシイ オイシイ

ガヴリール 「 …え?そんな馬鹿な… 」ビクビク

モブ達 「 美味しい… 美味しい… 」ムギョルムギョル

ガヴリール 「 な、なんで… 」ビクビク

ガヴリール 「 街中こんな感じなのか…? 」ビクビク

ガヴリール 「 そ、そうだ…ラフィーのとこに… 」ブルブル

ガヴリール 「 神足通… は駄目だ…こんな精神の安定しない状態で使えない… 」ブルブル

ガヴリール 「 ラフィーの家はあっちだったな… 」テクテク

モブ 「 美味しい…美味し…ぁあア!? 」ギロッ

ガヴリール 「 !!?」

モブ 「 食ぇヨォ!! 美味しいカらァ!! 」ダダダ

ガヴリール 「 うわあああ!! だ、誰か助けっ… 」ダダダ

ーーーーーーーーーー

ガヴリール 「 はぁ…はぁ… なんとか逃げれた… 」

ガヴリール 「 なんとか神足通で壁の向こう側に移動できた… 」

ガヴリール 「 こんな状態でも使えたんだな… 」

ガヴリール 「 たぶん数メートルしか移動できないけど… 」

オイシイ オイシイ オイシイ

ガヴリール 「 なんなんだよ… ここは地獄かよ… 」ジワ

ガヴリール 「 は、早くラフィーのとこに… 」

ーーーラフィエル家ーーー

ガヴリール 「 ついた… ラフィエルなら何か解決策を… 」スッ

ピンポーン ピンポーン …

ガヴリール 「 …? 出ないな… 」ガチャ

ガヴリール 「 ドアが空いてる… 」スッ

ギィ …バタン …

ガヴリール 「 ら、ラフィエル? いるのか…? 」

ラフィエル 「 ………… 」

ガヴリール 「 ラフィエル!! 良かった… 無事だったか…! 」ホッ

ラフィエル 「 ………… 」ムシャムシャ

ガヴリール 「 外で大変な事が起こってるんだよ!! 」

ガヴリール 「 皆なんかおかしくて… 黒いの食べてて… 」ジワ

ガヴリール 「 ヴィーネも… 」ポロポロ

ラフィエル 「 …………… 」ムシャムギョル

ガヴリール 「 ら、ラフィ…エル? こっち向けよ… なにしてんだよ… 」ブルブル

ラフィエル 「 ガヴちゃん… 」チラ

ガヴリール 「 ラフィエル!! 無事だったのか!! 」パァァ

ラフィエル 「 ガヴちゃん… これ…とっても美味しいんです… 」ムギョルムギョル

ガヴリール 「 !!!?? 」ビクッ

ラフィエル 「 食べやすくて…甘くて…とっても…とっても… 」ムギョルムギョル

ガヴリール 「 …………… 」ブルブル

ラフィエル 「 だからねガヴちゃん… ガヴちゃんもこれ… 」ムギョルムギョル

ラフィエル 「 食べマしョオォう!? 」

ガヴリール 「 あああああああ!!!!! 」ガタ ドタドタ

ラフィエル 「 美味しい… 美味しい… 」ムギョルムギョル

ーーーーーーーーー

ガヴリール 「 ………おしまいだ 」ポロポロ

ガヴリール 「 ラフィエルも…ヴィーネも… 皆… 」ポロポロ

ガヴリール 「 なんで… なんで…こんな事になったんだよ!! 」ポロポロ

ガヴリール 「 ありえない… ありえない… 」ブルブル

ガヴリール 「 うぅ… うっ あぁ… 」ポロポロ

オイシイ オイシイ オイシイ ザワザワザワザワ

ーーーーーーーー

ガヴリール 「 少し…落ち着いてきた… 」

ガヴリール 「 そうだ…今日1日を振り返ってみよう、そうすればなにか… 」

ガヴリール 「 起きたのが昼で… エアコンが壊れてて… そうだ蚊が多かったんだ… 」

ガヴリール 「 そしたらピンポンピンポンって誰かが… 」

ガヴリール 「 …………!!! 」

ガヴリール 「 サターニャ!!! 」

ガヴリール 「あいつは!?サターニャは無事なのか!? 」

ガヴリール 「 早く私の家に行かないと…!! 」

ーーー ガヴリール家前ーーー

ガヴリール 「 サターニャ…!サターニャ…!はぁ…はぁ…」タタタ

ガヴリール 「 …… いない… 」

ガヴリール 「 家の中もみないと… 」テクテク

ガヴリール 「 いやもう… この世界でまともなのは…私だけなんじゃ… 」テクテク

サターニャ 「 ………ガヴリール 」

ガヴリール 「 !!! サターニャ…? 」

サターニャ 「 なによもう!帰ってくるの遅かったわね! 」

ガヴリール 「 …え? え? 」

サターニャ 「 あんたが帰ってくるの待ってたんだから! 」

サターニャ 「 まずはドア事吹っ飛ばした事謝って貰おうかしら! 」

ガヴリール 「 …サターニャお前… 無事なのか…? 」ジワ

サターニャ 「!? な、なによ… 泣いたって許さないんだから! 」

ガヴリール 「 サターニャぁ… うぅ…よかったぁ… ヒック… 」ポロポロ

サターニャ 「 ど、どうしたのよガヴリール… 」オロオロ

ガヴリール 「 うわあぁん!! 」ダキッ

サターニャ 「 ちょ、ちょっと!// なんなのよ…急に… /// 」

ーーーーーーーーーーーー

サターニャ 「 そんな事があったの… 」

ガヴリール 「 たぶん…無事なのは私とお前だけだよ… 」

サターニャ 「 ラフィエル… ヴィネット… 」

サターニャ 「 だ、大丈夫よ!ガヴリール! この大悪魔サタニキア様が守ってあげるんだから!! 」

ガヴリール 「 ……本当? 」ポロポロ

サターニャ 「 当然よ! だから元気出しなさい!! それにガヴリールがそんなんじゃ…私も… 」

サターニャ 「 とにかく!!この街から出てみましょう! もしかしたら外街は安全かも 」

ガヴリール 「そ、そうだな… わかった! サターニャを信じるよ… 」

サターニャ 「 ………… 」ニヤ

サターニャ 「 そうと決まれば早くこんなとこおさらばよ! 」ムク

ガヴリール 「 まってサターニャ 」

サターニャ 「 どうしたの? 」スタスタ

ガヴリール 「 えっと… ありがとな 」スタスタ

ポロリ

ガヴリール 「 …? サターニャなんか落としたぞ…」ヒョイ

サターニャ 「 !!! 」ビク

ガヴリール 「 …………え 」

全人類洗脳計画 取り扱い説明書

この度魔界通販のご利用ありがとうございます。こちらの商品は天界のラッパ並に大変危険な為、ご利用する時は必ずお気おつけください。

使い方

付属のビンを割って中身の液体を流してください。すると空気感染で人類は 「 ある黒い食べ物 」無しでは生きられなくなります。

この黒い食べ物には洗脳効果があり、3日もすれば使用者の言う事しか聞かなくなります。
こちらで無限に生産でき、常にそちらに送っているのでご安心を。

ただし、ビンを割った時、その半径1メートル以内にいる天使or悪魔には効果がありませんのでご注文を。

またのご利用楽しみにまっています。
胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様

ガヴリール 「 …サターニャこれって……」

サターニャ 「 あーあ バレちゃったわね 」

サターニャ 「 あんたが悪いのよ 」

ガヴリール 「 ……え? 」ブルブル

サターニャ 「 あんたが私を蹴飛ばした時… 割れちゃったのよ これ 」スッ

ガヴリール 「 なんだよ…そのビン… 嘘なんだろ…? 」ブルブル

ガヴリール 「 嘘って言ってくれよサターニャ!!!」

サターニャ 「 ……はぁ 」

サターニャ 「 私はね… もっとスマートに行きたかったのよ 」

サターニャ 「 本当は誰にも邪魔されず、この世界を私だけのものに出来るはずだった 」

サターニャ 「 でもね?ガヴリール 」

サターニャ 「 あなたが割ったせいで、面倒臭い事になったのよ 」

サターニャ 「 半径1メートル以内にいた貴女には効かなかった 」

サターニャ 「 だから… 」

サターニャ 「 ガヴリール?お前をヤらなければならいない 」スッ

ガヴリール 「 あ、あああ…嘘だ… 」ポロポロ

サターニャ 「 こんなに怯えちゃって… 」

サターニャ 「 ガヴリールも結構可愛いとこあるのね?」スタスタ

ガヴリール 「 く、来るな!や、やめて…サターニャ… 」ビクビク

サターニャ 「 あはは 貴女がいなくなれば正真正銘この世界は私のものよ 」

サターニャ 「 次に天界を征服した時こそ、私は真の大悪魔に…ふふふ 」スタスタ

ガヴリール「 そ、そんな… 」ポロポロ

ガヴリール(サターニャが主犯だったなんて… いや… 割ったのは私か… )

サターニャ 「 ふふふ… 」スタスタ

ガヴリール( このままサターニャに… もう終わりなのか? これで…もう… )

ガヴリール 「 いや… 」スッ

サターニャ 「 !! 」ビクッ

ガヴリール 「 死ぬくらいなら…ヴィーネも…ラフィエルもおかしくなったこの世界なんて!!」

ガヴリール 「 無くなってしまえぇぇえ!!! 」

世界の終わりを告げるラッパ
プォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!

ーーーーーーーーーー

ガヴリール家前

サターニャ 「 ……はっ 」ガバッ

サターニャ 「 ……なに今の夢… 」

サターニャ 「 流石の大悪魔の私でもあそこまでしないわよ… 」ヒキ

サターニャ 「 それにしても凄い夢だったわね… ガヴリールとヴィネットに話してあげましょう!! 」

サターニャ 「 …ん?ガヴリールいないわね… あっ ヴィネットのとこかしら! 」

ーーヴィーネ家前ーー

ピンポーンピンポーン

サターニャ 「 でないわね… 」ガチャ

サターニャ 「 あ、鍵あいてる… ヴィネットー? ガヴリールー?サタニキア様が遊びに来てあげたわよー!! 」スタスタ

ガヴリール 「 ……………」

ヴィーネ 「 ………………」

サターニャ 「 なんだいるじゃない!返事くらいしなさいよー! ……え? 」

ガヴリール 「 美味しい…美味しい… 」ムギョルムギョル

ヴィーネ 「 美味しい…美味しい…」ムギョルムギョル

終わり

ライチ食ってんのかと思った

深夜テンションで変なの書いちまった

ライチか… 食べた事ないけどあれ美味しいのかな

ライチ皮ごと食えば似たような音はするかもな

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