【ミリマス】茜と麗花の春撒き探し (21)
これはミリマスssです
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物事と言うのは何時だって唐突だ。
新幹線が目の前を通り過ぎるのだって一瞬で、雨が降るのも唐突だ。
光が進むのだって一瞬で、何かが閃くのも唐突だ。
車に轢かれるのだって一瞬で、命を落とすのも唐突だ。
天気が変わるのだって一瞬で、雷が落ちるのも唐突だ。
特に今、出会いの季節の春。
出会いの機会は現れては消え、また再び突然現れる。
昨日まで咲いていた桜は、翌日まで咲いているとは限らない。
雨が降った日には、その日中には散り切るだろう。
全てにおいて物事は目まぐるしく変化し、ふとした拍子に状況は変わる。
それは至って当然の事で、起きてしまった出来事はただ受け入れるのみ。
まず、何かしらが唐突に襲いかかり。
それに対して行動出来るのは、常に後手となる。
だから、まぁ。
「ねぇ茜ちゃん、一緒に春巻きつくらない?」
そんな北上麗花の唐突な問い掛けに対し、返答に困る難題に野々原茜が頭を抱えていたとしてもそれは仕方のない事なのである。
「…春巻きってあの料理のだよね?なんでいきなり?」
けれど茜は動じない。
そこで思考を空白にしてしまう程彼女の脳は弱くなく。
何より、そんな唐突に慣れてしまっていた。
北上麗花のせい…おかげで。
取り敢えず疑問を投げ掛けるも、しかし麗花から返ってくるのは鼻歌のみ。
鼻歌に何かヒントがあるのだろうか?
いや、ないな、と判断して茜は次の疑問を投げてみる。
春巻きを作る、必要最低条件として…
「まぁいいけど、食材はあるの?」
「そう!そうなんだよ茜ちゃん、食材がなくて困ってるの」
ならなんでいきなりそんな事を言い出したのか。
なんてそんな事を聞いても、返ってくるのは鼻歌だけだろう。
なにしろあの北上麗花だ。
なんだっていいのだ、理由なんて。
取り敢えず、なんとなーく、いきなり。
ただ単純に、春巻きが作りたくなった。
おそらく、ただそれだけだろう。
強いて言うなら今が春だからかもしれないが。
「だから、一緒に集めにいこ?」
「いいよ、楽しそうだしこの茜ちゃんが協力してあげる!」
「わーい、茜ちゃんと私がいれば一人力だね!」
「減ってるよ麗花ちゃん…」
と、そんな感じでこんな風に。
なんの前触れもなくいきなりの成り行きで。
予定も未定に断片的な情報のみで。
茜は麗花と、春巻きの具材を探す旅に出る事となった。
春撒き,いったい何が起きるんだ....
>>2
北上麗花(20) Da
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野々原茜(16) Da
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「で、何処行くの?スーパーなら逆だよ?」
「えっとね、星梨花ちゃんを探そ?」
「…おっけーおっけー、茜ちゃんもう考える事をやめたよ」
二人して街をジョギングで駆け抜ける。
普段からダンスをしている二人の体力は底抜けで、事務所を飛び出してからペースが落ちる気配はない。
そんな二人は今現在、どこにいるかも分からない箱崎星梨花を探していた。
ただ街を走っているだけだから、探すも何も無いのだけれど。
タッタッタッ。
子気味良い音を後ろに、二人はただただ走る。
そしてぐるっと街を一周して765プロのビルの前へ戻って来たところで。
階段を上がろうとしている星梨花と出会った。
「パンパカパーン、星梨花ちゃん!探してたよ!」
「あ、おはようございます茜さん、麗花さん」
「おはよー星梨花ちゃん、いい天気でお散歩日和だね」
二人の姿を確認した星梨花は、まるではしゃぐ子犬の様に髪を振って挨拶をする。
薄手のカーディガンも手に持ったカバンも、身につけているものの何もかもが本人と合っていて可愛らしい。
そんなニコニコとした天使を見ていると、日々の疲れも浄化されそうだ。
そんな星梨花としばらくお話していたところで、茜は当初の目的を思い出した。
「あ、そうだ星梨花ちゃん、麗花ちゃんが何か用事があるんだってさ」
「そう言えば、さっき私を探してたって言ってましたね。何かあったんですか?」
「そう、そうなんだよ星梨花ちゃん!春巻きの具材を探してるの」
ならスーパーに行けばいいのに。
そう内心思うも、茜は心にとどめた。
言ったところで無駄だし、そっちの方が面白そうだから。
そんな唐突な問題を出された星梨花は…
「すみません、今春巻きの具材になりそうなものは持ってないです。飴とお茶しか…」
「飴…飴!茜ちゃん、春巻きって言ったら飴だよね!」
「え、そうなの?…そんな気がしてきた!春巻きと言えば飴!飴と言ったら春巻きだもんね!」
「そうなんですか?なら、一つずつどうぞ」
「わぁい、ありがとう星梨花ちゃん!」
麗花と茜は、飴を手に入れた。
先ずは春巻きへと第一歩目を踏み出す事が出来たのだ。
そして、物事には常に対価が付いて回る。
なれば、麗花か茜が星梨花へ何かお返しするのは当然の事で…
残念ながら、何か渡せそうな物を二人は持ち合わせていなかった。
荷物は全て事務所の中に置いてある。
着の身着のまま飛び出したのだから当たり前のことだ。
けれど、春巻きをまだ作り終えて無い以上事務所に戻るわけにもいかない。
「何かないかなあ、茜ちゃん」
「プレゼント出来るのは茜ちゃんの笑顔くらいかな!」
「え、茜ちゃんの顔って取り外せたり分けたり出来るの?」
「そんなアンパン男みたいな意味じゃなくて…あ、麗花ちゃん髪に桜付いてるよ」
地味に猟奇的な発言をし出した麗花の長い髪に、桜の花びらが一枚くっついていた。
街の中を走っているうちに、偶然ついたのだろうか。
そこで茜は思いついた。
麗花の髪から桜の花びらを取って…
「はい、星梨花ちゃん!お礼に春のプレゼント!」
「わぁ!ありがとうございます!」
喜んでもらえた様だ。
人生何があるか分からないものだ。
街を走っていたからこそ、この取引が成り立ったのだから。
走っていなければ事務所に居られたからもっとまともな物を渡せたのだが。
「それじゃ星梨花ちゃん、また後でね」
星梨花に手を振り、二人は事務所を後にする。
さて、次は誰に会えるだろうか。
次は、どんな物を手に入れられるだろうか。
「やっほー静香ちゃん!」
「あら、麗花さんに野々原さん…どうかしたんですか?」
「春巻きの具材ちょーだい!」
「…どうかしてましたね」
辛辣な最上静香の両手には、何やら大きな買い物袋がぶら下がっていた。
「そんな大荷物もってどしたのもがみん」
「今日は少し時間があるので、事務所でうどんを振舞おうと思っていたんです」
静香は並々ならぬ熱をうどんに持っている。
彼女が打ち、茹で、振る舞ううどんは事務所のみんなに大好評だ。
その時、麗花がにこりと笑った。
茜は察した。
「うどん…うどん!ねぇ茜ちゃん、うどんって絶対に春巻きだよね!」
察し切れていなかった。
うどんは、春巻きでは、ない。
よしんば春巻きの様に太いうどんだったとしても、それは春巻きではない。
何を以ってして、麗花がうどんを春巻きだと判断したのか、茜はさっぱり分からなかった。
「ねぇ静香ちゃん、私達春巻き作ってるんだ!うどんが完成したら分けてくれる?」
「…?野々原さん、翻訳をお願いします」
「グーグル先生でもエキサイト先生でも無理なんじゃないかな」
まぁ要するに。
麗花は取り敢えずうどんが食べたいのだ。
そこに春巻きは関係なく、あるのはうどんを食べると言う目的だけ。
ゆえに話の流れや文脈など必要ない。
「でしたら、完成したらお裾分けします」
「ありがとう静香ちゃん!…ねえ茜ちゃん、何かお返し出来るものない?」
「うーん…ぽっけに何か入ってないかな…あ、消しゴムあった」
「じゃあはい、消しゴムあげる!」
「…あ、ありがとうございます…」
春といえば消しゴム、消しゴムと言えば春。
それはきっと、麗花の中でだけ成り立つ方程式ではないだろう。
消しゴムは、春の代名詞なのだ。
それは茜にも、多少なりとも分からなくもない、気がする。
新学期が始まるこの時期、消しゴムは最も必要とされる文房具だろう。
誤字や脱字をしない人なんて、失敗をしない人なんて存在しないのだから。
そんな失敗をチャンスに変える事が出来るのが、この消しゴムという文房具。
それはきっと、うどんの対価としても成り立つ筈なのだ。
「それじゃ、代金は先払いだね。あとでうどん楽しみにしてるよ」
「任せて下さい、満足させてみせますから」
大きく息をすって、意気込みを表明する静香。
きっと、彼女なら。
みんなを笑顔に出来るうどんを完成させるだろう。
けれどそれは、少し先のお話。
まるでわからんぞ!
二人は再び走り出した。
桜が舞い、太陽の光と春の風が流れる街を。
二人は集める。
春の欠片と、幸せの素を。
吸い込まれそうな広い青空は、何処までも高い。
吹き上がった桜の花びらは、その先を目指す。
なれば、自分達も、と。
二人はただただ走った。
既に終着点は決まっている。
目指すはクレシェンドブルー最後の一人、北沢志保。
彼女が何処にいるかは分からない。
けれど、街を走り続けていればいずれあえるだろう。
なにせ、今は出会いの季節なのだから。
出会いと言うのは突然で。
けれど必ず、向こうからやってくる。
だから、走った。
「…茜さんに麗花さん。何しているんですか?」
「ほら、ね?」
「麗花ちゃん麗花ちゃん、何がほら、ね?なのか全く分からないかにゃあ」
交差点で、ばったりと志保に出会った。
周りの目を気にせず走っていた二人とあまり関わりたくないようで、しかし流石に止めようと志保は声を掛けたようだ。
そんな彼女の片手には、コンビニのビニール袋が握られている。
静香ほどは大荷物ではないものの、それなりに買い物をしたらしい。
「ねぇ志保ちゃん、春巻き持ってない?」
「…ありませんけど、スーパーで買えばいいんじゃないですか?」
「ねぇ茜ちゃん、どうする?」
「もうちょっと会話を相手に寄せて続けた方がいいんじゃないかな」
どーしよう?なんて少し困った顔をする麗花。
当たり前ではないか、普通アイドルが事務所に向かう時春巻きは持参しない。
食べ物であれば、精々お菓子くらいだろう。
うどんは例外として。
「じゃあ志保ちゃん、何か食べ物持ってない?私達春巻き作りたいんだ」
「クッキーとポッキーなら…」
「クッキーだって茜ちゃん!ねえ志保ちゃん、クッキーと春を交換してくれる?」
「…春?」
「あ、でも今春っぽいものないね…どうすればいい?」
「私が分かるわけ無いじゃないですか…」
再び麗花は考えた。
春と言えば何か。
四月と言えば何か。
その中で、自分がお裾分けできるものは何か。
四月…四月…五月。
五月…五月病。
不安、疲れ、悩み。
それを解消出来るのは…
「はいっ志保ちゃん!ギュー!」
「っえ?あ、あの、麗花さん?」
麗花は、志保にハグをした。
そう、つまりは元気のお裾分けだ。
志保に、笑顔でい続けてほしいから。
もっともっと、元気でいてほしいから。
「よし、支払い完了だね麗花ちゃん。それじゃ志保ちゃん、クッキー貰ってくよ」
「…はぁ、もう良いです」
再び二人は走り出した。
そんな二人は、気づくことは無かった。
ハグから解放された志保が、迷惑そうながらも何故か幸せそうな表情をしていた事に。
二人は、公園にいた。
大きな桜の樹の下で、桜を見上げる。
はらはらと散る桜の花びらが、風に舞い優しく頬を撫で。
また再び風に舞いあげられ、何処かへと飛んで行く。
唐突な出会いと、唐突な別れ。
表裏一体の一期一会。
それが、春。
そんな春を、二人はただただ感じていた。
「…願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃」
ぽつりと、麗花は呟いた。
それを聞いた茜は、少し不安になってくる。
もしかしたら、麗花ともいずれお別れの時がきてしまうのかもしれない。
それも、まるで花びらの様に唐突に一瞬で。
「…ねぇ麗花ちゃん、それって…」
「うん…五七五だね、って」
意味なんて無かった様だ。
そもそも五七五七七だ。
きっと麗花は、その詩の意味を知らないのだろう。
当然茜も分からない。
「ちょっと待っててね、茜ちゃん!」
と、突然。
麗花は走り出した。
取り残された茜は一人。
ただ、待つ。
一人で桜を見上げて。
一人で空を見上げて。
一人で春を感じて。
一人で…
「お待たせ、茜ちゃん!はい!」
直ぐに戻ってきた麗花に、センチメンタルな雰囲気は吹き飛んだ。
せっかくカッコ良いナレーションをしていたと言うのに台無しだ。
なんて考えながらも、茜は渡されたものを見る。
スーパーのビニール袋、その中には…
「…春巻き?」
「うん!買った方が早いかなって!」
「茜ちゃんの時間返して」
「ごめんね!楽しかったよ!」
「…しょうがないにゃあ。それで、何処で食べるの?」
その問いに、麗花はニコニコと笑顔で返した。
とっても、とっても、楽しそうな。
満面の笑みで。
いや、答えてよと言ったところで、きっと返ってくるのも笑顔だろう。
その時…
「あ、いました!」
「ちょっと志保、荷物そっちの方が軽いんだからもう少し手伝いなさいよ」
「嫌よ、私はビニールシートで手一杯だし」
「あれ?みんなどしたの?」
事務所にいた筈の星梨花と静香と志保がやってきた。
みんな各々、荷物を抱えて。
静香に至っては大きな鍋を抱えている。
星梨花は小さなビニール袋だけだ。
「はい、麗花さん。ビニールシートです」
「うどん、完成したから持って来ました。これで取引は完了ですね」
「私、お茶とお菓子を持って来ました」
ぽかんとしている茜を置いて、三人は準備を始める。
桜の樹の下でビニールシートを広げ。
ガスコンロに大きな鍋を置いて、取り皿と割り箸をセットし。
お菓子の袋を開け、準備万端。
「ありがとねみんな!早速始めよっか!」
「始めるって、何を?」
「決まってるじゃないですか。お花見です」
「誘ったのはそちら二人じゃないですか」
ビニールシートに五人で座り、紙コップを片手に笑う。
全てが突然で、唐突で。
けれど、それはとても幸せな時間で。
あぁ、きっとこれが春なんだな、と。
茜は笑って、手に持ったビニール袋から、とある物を取り出した。
「はい、春巻きだよ!茜ちゃんがみんなに春を撒いてお裾分けしたげる!」
「春巻き、結局買ったんですね…」
「しかも四本しかないんですけど」
「あ、なら私は大丈夫ですから、皆さんで…」
ここでようやく。
茜は麗花から色々と押し付けられていた事に気付いた。
それでも、笑顔になってしまう。
「…しかたない、ここは大人な茜ちゃんが遠慮するとしよう!」
わいわい、がやがや。
みんなで、春を囲む。
みんなで、春を楽しむ。
みんなで、春を摘む。
きっと、これも一瞬で。
どうせこの和やかな雰囲気も、突然終わってしまうかもしれないけれど。
主に麗花のせいで。
けれど、それで良いのかもしれない。
今が、この一瞬が幸せなら。
その時その時を、楽しめるなら。
突然の出会いや出来事を、喜べるなら。
それが、春なのだから。
物事と言うのは何時だって唐突だ。
出会いも、別れも、楽しい事も、苦しい事も。
それを全て、受け入れて。
楽しむ事が出来たなら。
気付いていないだけで、探してみれば。
そこには、春があるかもしれない。
花粉症がしんどくて春巻きが食べたくなったので
久し振りの三人称視点な気がします
お付き合い、ありがとうございました
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乙です
>>6
箱崎星梨花(13) Vo
http://i.imgur.com/FCzrYPz.jpg
http://i.imgur.com/YtGuOAc.jpg
>>8
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/elElgN9.jpg
http://i.imgur.com/ZezFIWG.jpg
>>11
北沢志保(14) Vi
http://i.imgur.com/U4JIWmU.jpg
http://i.imgur.com/6Bvdkdh.jpg
麗花さんの春下さい
茜ちゃんでもいいです
おつ
雰囲気がよかった(こなみ)
おつおつ
何も考えてなさそうで実は何も考えてないけど周りを幸せにする麗花さん素敵
四月…四月…五月で笑った
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