これはミリマスssです
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P「分かってくれるか?」
茜「いやちょっとハイレベル過ぎて分からないかなー、ってか気持ち悪くて割と本気で茜ちゃん引いてるよ?」
P「なんでだよぉぉぉぉぉぉお゛!俺はただ、幸せになりたかっただけなのに…」
茜「インペラーはやめて」
P「うぃっす」
茜「よろしい」
P「いやだってほら考えてみろよ、自分が洗濯機になったところを」
茜「そこの難易度高過ぎるんじゃないかにゃあ…」
P「自分の意思で動く事も喋る事も出来ない状態で、そこにみんなが服を放り込んでいく…素敵だろ?」
茜「もー帰っていー?」
P「えー」
茜「ですよねー」
P「で、だ。続けよう」
茜「働くってすてき!」
P「そっちじゃない」
P「まるでゴミ箱かの様に、彼女達がその直前まで身に付けていた服を投げ込まれる。俺はそれを受け入れる事しか出来ない」
茜「あ、事務所の洗濯機って設定なんだね」
P「どんどん溜まっていく洗濯物、苦しくてもそれを訴える手段を持たない、ただただ溜め込み続け…」
茜「プロちゃんプロちゃん、冷蔵庫の高級プリン食べちゃうよ」
P「残念だったな、既に食べておいた」
茜「おっけー表でなよ、ボロ雑巾みたいにして天日干ししてあげるからさ」
P「なら茜が洗濯機になって俺を洗濯してくれよ?」
茜「想像の斜め上の返事って返し方分からないよね」
P「あ、プッチンプリンに置き換えておいた。イリュージョンだ」
茜「ランクダウンマジック!消えた高級プリンを探せ!」
P「やめて!俺のお腹の中には高級プリンといずれ投げ込まれる予定の洗濯物が!」
P「…ごほん、続けよう」
茜「え、いやなんだけど」
P「洗濯機ってさ、中に埃集めるネットがついてるだろ?」
茜「あー、あれって汚いからあんまり掃除したくないんだよね」
P「それをさ、みんながシラスのように白くてしなやかな指で、汚物を触るかの様な手つきで外して掃除する…」
茜「あ、そう言えば1週間くらいあのネット掃除してないなー。茜ちゃん手を汚したくないしプロちゃんやって?」
P「いいだろう、お前の手を汚すのは俺が洗濯機になってからだ」
茜「プロちゃん…かっこい…くないよ、なんでそんなドヤ顔なのさ」
P「手を汚すのは、俺だけでいい…」
茜「汚すのは手だけにしてね、心とか尊厳とかもうやばいよ」
P「まじかよ洗濯しなきゃ…洗濯機!」
茜「そこに繋げないで欲しかったかなー」
P「洗濯機ってさ、洗剤使うだろ?」
茜「おっとプロちゃん、甘いんじゃないかにゃー?柔軟剤の可能性もあるよ?」
P「おい茜、俺にとってそんな事は大した問題じゃない。いや、寧ろ良い」
茜「どゆこと?」
P「柔軟剤ってさ、いい匂いするじゃん?」
茜「柔軟剤で洗った服着ると幸せになるよね」
P「飲んでみたくなった事ない?」
茜「ない」
P「本当は?」
茜「なんで疑われてるのかさっぱり分からないんだけど」
P「まぁいいや、茜が恥ずかしがってカミングアウト出来ないんだとしたらそれは置いておこう」
茜「プロちゃん茜ちゃんの言葉ちゃんと聞こえてる?」
P「いやまぁ分かるぞ?いきなり柔軟剤飲みたいなんて言ったら頭おかしいと思われるからな」
茜「現在進行形でプロちゃんはおかしいよ?いきなりじゃなくてもおかしいよ?」
P「ところがどうだ、洗濯機になったのだとしたら…柔軟剤を飲むなんて、当たり前の事だろう?」
茜「だからなんてそんなしたり顔で言うのさ」
P「そう、洗濯機になっちゃったんだから仕方ないんだ。だって柔軟剤や洗剤使わないと綺麗に洗えないんだから」
茜「洗濯機になっちゃうのを仕方ないって受け入れてる時点でおかしい人だからね」
P「だから俺が洗剤や柔軟剤を飲みたいって言ってもおかしくないんだ」
茜「あーうんはいはい」
茜「あ、そうそうそろそろ洗剤切れるから買っておいてね」
P「お、二人で乾杯するか?」
茜「プロちゃんは漂白剤飲んでいいよ」
P「ふっ…俺に白なんて似合わないぜ」
茜「…うわっ」
P「今のは流石に気持ち悪かったな」
茜「いままでずっと気持ち悪かったよ」
P「実際洗濯機って白多いよな」
茜「なんで繋げるのさ」
P「それに、洗濯物って白ってイメージあるし」
茜「清潔感出す為だね。今のプロちゃんには無いけど」
P「…乾燥機能、ってどうだろう?」
茜「すみません、よく意味が…乾燥機を、お探しなのでしょうか…?」
P「文学ガールの真似上手いな」
茜「へぃ大将!なに握りやしょう!」
P「俺が店員かよ」
茜「で、乾燥機能がどしたの?どうだろうじゃ意味わかんないんだけど」
P「アンダースタン?」
茜「アンダースタン!」
P「おーけーしぇけなべいべー。ほら、洗濯機って乾燥機能ついてるやつあるじゃん?」
茜「あるよねー、雨の日とかに便利なやつ」
P「あれ欲しい」
茜「だめだめ、絶対飽きて世話しなくなっちゃうんだから」
P「まだ洗濯したてで水の滴るみんなの服が遠心力によって俺に張り付く…うん」
茜「うんじゃないよ」
P「はい」
茜「はいは三回!」
P「はいはいはーい!」
茜「で、そろそろおやつの時間だっけ?」
P「違う、乾燥機能だ」
茜「なんでプロちゃんはそこまで洗濯機になりたがるのさ」
P「だってロトム強いんだもん…」
茜「わぁおゲーム脳」
P「っと、そろそろ雨が降ってきそうだな…洗濯物取り込んどいたっけ?」
茜「ちゃんと部屋に干しといたよ。茜ちゃんは有能だからね!」
P「有能過ぎるのも困り者だな…夕飯までにプリンを用意しておこう」
茜「いぇす!」
P「んじゃ、仕事に戻るわ」
茜「あっかねちゃんはレッスンだよー」
P「それじゃ、また夜」
茜「夕飯は?」
P「一緒に食べたいから頑張って仕事終わらせるわ」
茜「らじゃー!」
P「…ふぅ、さて、仕事するか」
小鳥「あの」
P「……」
小鳥「……」
P「…え、演技指導です」
小鳥「…犯罪者?」
P「白です、洗濯物だけに」
小鳥「一回逮捕されて、洗濯物の前に足を洗って下さい」
唐突に洗濯機になりたくなったので
お付き合い、ありがとうございました
>>あなた疲れてるのよ...
乙です
>>1
野々原茜(16) Da
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>>11
音無小鳥(2X) Ex
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