幼馴染「好きな人できた!」俺「へえ」 (28)
俺「どんなやつ?」
幼馴染「めっちゃかっこいい人!」
俺「俺より?」
幼馴染「当たり前でしょ」
俺「で、俺に報告した理由は?」
幼馴染「その、好きな人がね、あんたの友達の俺友君なの!」
俺「え」
幼馴染「え?」
俺「俺友って、...」
俺(確か彼女いるよな...でもそんなこと言ったらこいつ絶対傷つく...)
幼馴染「俺友って...?」
俺「う、ううん。なんでもない。」
幼馴染「そっか!でね、あんたに頼みたいのがね!」
俺「うん」
幼馴染「俺友君の好きな人を探ってほしいの!」
俺「え」
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俺(どうする...どうする俺!)
幼馴染「俺...?どしたの?」
俺(くそっ...伝えたら、こいつ...)
幼馴染「俺君っ!!」
俺「!!」
俺「ごめん...」
幼馴染「もう!どうしちゃったの?急に黙り込んじゃって!」
俺「すまん」
幼馴染「もしかして...俺友君彼女いる感じ?...」
俺「ち、違う!!違うよ!あいつ全然モテないし!」
俺(嘘。めちゃめちゃモテるし、めちゃめちゃ女たらし。)
幼馴染「そっか!よかった!」
俺「お、おう」
幼馴染「じゃあ、お願いね!さりげなくでいいから!」
俺「ま、任せとけ!」
幼馴染「ありがと!今度クレープおごってあげる!」
俺「まあ俺がおごってばっかだしな」
幼馴染「いいのいいの!ほんとありがとね!」
俺(ドキ)
俺「おう」
幼馴染「じゃあ、帰ろっ」
俺「あ、ごめん。俺今日バイト入ってんだ」
幼馴染「そっか。じゃあまたね!」
俺「おう。じゃあな。」
アルバイトの帰り道・・・
俺(はあ・・・とうとう幼馴染にも好きな奴ができたか...)
俺(しかも、その相手が...)
???「俺っち!」
俺「う、うわ!ビックった!!なんだよ俺友ー。」
俺友「よっ」
俺「よっじゃねえよ。何してんの?」
俺友「彼女とのデートの帰りー」
俺(ズキッ)
俺「そ、そうか...」
俺友「あれ?どーしたの俺っち。めっちゃブッサイクな顔してんよ!」
俺「う、うるせえ」
俺(ちょっと聞いてみるか...)
俺「なあ、俺友」
俺友「ん?」
俺「うちのクラスにさ、幼馴染っていんじゃん?あいつのことどー思う?」
俺友「ん?なんだよ急にww」
俺「まーいいからさ、どー思う?」
俺友「んー?フツーかなあ。顔はまーまー可愛いと思うよ」
俺「そ、そうか!」
俺友「なんだよー。もしかして、お前幼馴染のこと好きなの???ww」
俺「ん、なわけねえじゃん!聞いてみただけだよ。」
俺友「ふーん。」
俺「あとさ、今彼女とはどう?」
俺友「サイコー!ちょーラブラブだよ!」
俺「そか...」
俺友「どーした?今日おかしいぞww」
俺「い、いやなんでもないよwじゃー俺帰るわ」
俺友「おう。」
二週間後
俺(結局幼馴染に何も言えず、もう二週間も経っちまった。)
幼馴染「あ!俺君!!」
俺「ん?」
タッタッタ
俺「どうしたお前。そんな慌てて。」
幼馴染「ねえ!聞いて!!私ね、俺友君と付き合うことになった!!!」
俺「ええええええええええ」
幼馴染「俺君の情報収集が遅くて、待ちきれないから思い切って告白したらokされちゃった!!」
俺「えええええええええええ」
俺「よ、よかったな。。」
俺(不安だ...)
その日の夜
俺友「なんだよー。急に会いたいって。もしかしてあれか?愛の告白か??ww」
俺「な訳ねえだろ気持ち悪い。」
俺友「じゃーなんだよ。こんな時間にw」
俺「あのさ、お前、幼馴染と付き合ったのか....?」
俺友「え?あーうん。」
俺「彼女は!?別れたのか??」
俺友「んなわけねえじゃん。二股だよ二股。」
俺「は...?」
俺友「幼馴染が急に告ってきやがったから、あまりに可愛くて二股かけちまったwww」
俺「お、お前...」
俺友「まあ本命の方が一億倍可愛いがなwwwww」
俺「…」
俺「もしバレたらどーすんだよ。」
俺友「んなもん決まってんだろwww本命だろwwww」
俺「...」
俺友「それだけか?じゃあなw」
ボコッ
俺友「痛っっ!何すんだよ!!」
ボコッツボコッツ
俺友「ちょ、まじ」
ボコッツボコッツボコッツ
俺友「俺なんかしたか??」
俺「あ?」
ピタッ
俺「お前は幼馴染を傷つける」
俺友「は??まだなんもしてねえだろないだろ!!」
俺「これから振るんだろ?」
俺友「...」
俺「俺の大事な幼馴染を傷つけるんじゃねえ!!!!!」
ボコッ
俺友「...」
俺友「あーそーかよ。うざいんだけど。そういう熱いの。」
俺「あ?」
俺友「あと、さっき殴られたの痛かったんですけど。」
俺「お前が悪いんだろ!」
俺友「いくらお前がダチだからって、ちょっと見逃せねえな。」
俺友「今まで仲良くしてやった事、感謝しろよ。」
俺「なに...言ってんだ?」
プルルル ガチャ
俺友「あ?ボコり一名。三丁目第七公園。」
ガチャ
俺「誰にかけたんだ...?」
俺友「楽しいお友達」ニヤッ
ゾロゾロ
A 「お、いたいた。ww」
B 「俺友さーん!ww」
C「どいつすか?ww」
俺友「おー早かったな!ww今日のターゲットは、こいつです!」
俺「え??」
A 「えーなんかよわそwww」
B「早く終わらせよww」
C「やるかww」
ボキッ ボキッ
男「や、やめ」
ボコッツボコッツボコッツボコッツボコッツ
ボコッツボコッツボコッツ
ごめんなさい、前の投稿の最後は男じゃなくて俺の間違えです。すいません。
続きます。
幼馴染宅
幼馴染「あー俺友君に会いたいなー。」
幼馴染「メールおくちゃお!」
ピロリン
俺友「ん?あwww幼馴染からメールきたww」
俺「お、おさな、なじみ...?」
俺友「今から会いたいんだってwwwこの場所教えちゃおwww」
俺「や、やめ」
グチャ
俺友「黙れよ。クズ。」
俺「...」
幼馴染「第七公園?すぐそこじゃん!」
幼馴染「格好は...ラフな感じでいいか!」
幼馴染「俺友くーん♪」
俺(来ちゃダメだ...幼馴染...)
10分後
幼馴染「着いたー♪」
幼馴染「あれ?人いっぱいいない?」
俺友「よっw」
幼馴染「あ!俺友くーん!」
ゾロゾロ
幼馴染「え?あの人たちは?」
俺友「あいつら?俺の友達wwてか今から遊び行こうぜwww」
幼馴染「え?あんまり遅くなるとお母さんに怒られちゃう,,,」
俺友「あ?俺のいうことが聞けないのか??」
幼馴染(ひいっ...今日の俺友君怖い...)
幼馴染(ん?)
幼馴染「あれ?あそこに倒れてるのって...」
俺友「あ、気付いちゃった?w」
俺友「お前がよく知ってる人だよww」
幼馴染「俺君!!!」
幼馴染「俺友君たち!俺君になにしたの!?」
俺友「喧嘩売って来たからボコボコにしたwww」
幼馴染「なんで...俺君が喧嘩売るわけないじゃん!あなたたちなんかしたでしょ!!」
俺友「ピーピーうるせえな。」
幼馴染「!!」
A「こいつ、むかつく。」
B「レイプするかww」
C「賛成ww」
幼馴染「え、そ、そんな、た、助けて」
俺友「おいおい逃げんなよ彼女だろ?w」
幼馴染「いやっ!
幼馴染「もう別れる!」
俺友「あ?そりゃねえだろww」
A「一発殴るかww」
B「いやー服脱がそうぜwwww」
C「うえええいwwww」
幼馴染「イヤっ!イヤっ!!」
ギュッ
俺友「あ?」
俺「幼馴染に...手を出すな...」
俺友「お前...俺の足握っていいと思ってんの?」
俺「俺を...殺してもいい...だから...幼馴染だけは...」
幼馴染「俺君...」
俺友「なら、遠慮なくwwww」
A「金属バットありますよwww」
B「でも殺したら面倒じゃねwww」
俺友「うちの父さんのコネでなんとでもなるwww」
C「なるほどwww」
カキーンカキーン
俺「うっ...うわっ...」
幼馴染(そうだ、私は忘れてた。)
A「おらwwwおらwwww」
B「へいくそ包茎www」
カキーンカキーン
幼馴染(一緒にお風呂に入ったこと。)
俺友「ごめんね俺っちwwww」
C「うわww血やばwww」
幼馴染(一緒に寝たこと。)
A「おらあっっw」
B「[ピーーー]っつ[ピーーー]っつwww」
幼馴染(一緒にクレープを食べたこと。)
俺「やめって...」
幼馴染(私が本当に好きなのは...)
警官「ん??」
幼馴染(ごめん!ごめん俺君!)
ポタッ
back number/僕の名前を
最初から知ってたみたいに
僕の痛いところを
見つけて手をあててくるから
君はきっと未来から来たんだろう
いらない思い出だらけの僕の頭を
君は笑って抱きしめてくれた
今 君の手を握って
出来るだけ目を見て
こんな毎日で良かったら残りの全部
まとめて君に全部あげるから
きっと 人を想う事も
大切にするって事も
大袈裟じゃなくて
君が教えてくれたんだよ
だからもう僕は君のものだ
本当は最初からどこかで
君を好きになると
僕は気づいていたんだろう
だからきっと 君を避けたんだ
形があるといつか壊れてしまうなら
初めから作らなければその方がいい
失うのが怖くて
繋がってしまうのが怖くて
なのに君は何度も
何度も僕の名前を
今 君の手を握って
出来るだけ目を見て
こんな毎日で良かったら残りの全部
まとめて君に全部あげるから
きっと 僕にもあった優しさは
何よりこんな気持ちは
大袈裟じゃなくて
君と出会って知ったんだよ
だからもう僕は君の
これからずっと僕の全ては
君のものだ
あの後、警官が駆けつけ、男友たちは全員殺人未遂で逮捕された。
俺友の父の財力で一時は全員釈放されるものの、幼馴染と警官の証言で再逮捕。
未成年では異例の全員無期懲役判決が下された。
俺は頭部を何度も強く強打されたため植物状態になってしまった。
幼馴染は恐怖か何かであの事件の後一歩も外に出ていない。
幼馴染「私が...私が俺友のことを好きにならなければ...」
幼馴染「俺君は...俺君は...」
幼馴染「俺君は、私のこと、好きだったのかな?」
幼馴染「もう、わかんないよ!!!」
ドンドン
幼馴染「はあ...はあ...」
ピーンポーン
幼馴染「誰か来た...学校の先生かな...」
コンコン
幼馴染母「幼馴染ー俺君のお母さんが来たわよ。」
幼馴染「え??」
コンコン
俺母「俺の母だけどー。入っていいかな?」
幼馴染「ど、どうぞ...」
ガチャ
俺母「こんにちは。」
幼馴染「こ、こんにちは。」
幼馴染母「二人で話したいみたいだから、私は出て行くわね。」
幼馴染「う、うん。」
ガチャ
幼馴染「あ、あの。」
俺母「はい?」
幼馴染「辛くないんです...か?」
俺母「...」
幼馴染「だって、実の息子があんな酷いことされて...」
俺母「私は、辛くないわよ...」
幼馴染「え...?なんで!なんでですか!私は...辛くて辛くてもう...」
ヒックヒック
俺母「幼馴染ちゃんが泣いてるから、私は辛くないの。」
幼馴染「え...?」
幼馴染(どうしよう...心がおかしくなっちゃってるのかな?)
俺母「私の心がおかしくなったって思ったでしょ。違うのよ。この、手紙を読んでみて。」
幼馴染「これ...は?」
俺母「俺の机の引き出しから見つけたの。あの子の思い、ちゃんと書いてあるから。」
幼馴染「は、はい...」
幼馴染へ
いつも、仲良くしてくれてありがとう!
突然ですが、俺が幸せだなって感じることがあります。
それは、あなたの笑顔を見ている時です。
幼馴染のその笑顔と、ちょっとドジでバカなとこにいつも癒されてます笑
僕にはあんまり取り柄がありません。
顔だってそんな言い訳でもなければ、勉強も運動もまあまあ。
でも、人間って生まれて来た意味があると思うんです。何かしなくちゃいけないこと。
僕は、あなたの笑顔を守ることがきっと使命なんじゃないかなって。なんか思いました。
だから、あなたを傷つけるやつは許しません。ボコボコにします。
俺が死ぬ時に、幼馴染が笑ってればいいな。笑
この手紙、いつ渡すか迷ってます。笑
まだまだ書きたいこといっぱいあるけど、取り合いず
幸せになってね!笑
俺より
幼馴染へ
いつも、仲良くしてくれてありがとう!
突然ですが、俺が幸せだなって感じることがあります。
それは、あなたの笑顔を見ている時です。
幼馴染のその笑顔と、ちょっとドジでバカなとこにいつも癒されてます笑
僕にはあんまり取り柄がありません。
顔だってそんな言い訳でもなければ、勉強も運動もまあまあ。
でも、人間って生まれて来た意味があると思うんです。何かしなくちゃいけないこと。
僕は、あなたの笑顔を守ることがきっと使命なんじゃないかなって。なんか思いました。
だから、あなたを傷つけるやつは許しません。ボコボコにします。
俺が死ぬ時に、幼馴染が笑ってればいいな。笑
この手紙、いつ渡すか迷ってます。笑
まだまだ書きたいこといっぱいあるけど、取り合いず
幸せになってね!笑
俺より
あ、誤操作で二回書き込んじゃいました笑
すいません。
続きます。
ボロッボロッ
幼馴染「なんで...私が泣いてたら幸せなんですか...」
幼馴染「俺君は!そんなこと書いてない!」
俺母「違うの幼馴染ちゃん。この子はね、あなたを守れたことが幸せなの」
俺母「あなたは生きてるから泣いている。死んでたら泣けないでしょ?」
俺母「俺は、一番幸せな状態で死んでいったのよ...」
幼馴染「そんな...そんな...」
ポロッツポロッツ
幼馴染「俺君は、私は守れても、」
俺母「え?」
幼馴染「私の笑顔は守れてない!!!!」
俺母「!!」
幼馴染「俺君がいないと、笑えないの。俺君が私に向かってバカねって言ってくれないと!」
幼馴染「私は、笑えないの。」
俺母「...」
幼馴染「ご、ごめんなさい...つい...」
俺母「いいのよ...」
幼馴染「ほんと、自分勝手な子ね...」
あ、またミスです。
最後の行のの幼馴染は俺母の間違いです
続きます。
幼馴染「あ、あの。」
俺母「?」
幼馴染「病院、行きませんか?」
俺母「!?」
幼馴染「今まで、俺君の苦しんでるところ見たくなかったから行けなかったけど、今なら、」
俺母「いいの?...」
幼馴染「はい...」
俺母「わかった。でもその前に一つ聞いていいかな?」
幼馴染「?」
俺母「あの子のこと、好き?」
幼馴染「大っ嫌いです。」
病院にて
コンコン
俺母「失礼します」
幼馴染「失礼します」
ピッピッ
主治医「今も、まだ心臓は動いています。」
主治医「しかし、もう時間の問題かと...」
看護婦「...あれ?」
ピッツピッツ
看護婦「の、脳波が!!」
幼馴染 俺母「え!?」
看護婦「せ、先生!!」
数分後
主治医「みなさん、呼びかけてください!頑張れとか!負けるなとか!」
幼馴染「あんたのこと、ひっぱたくんだから!」
幼馴染「大っ嫌いなんだから!」
幼馴染「だから、目醒ましなさいよ!!」
俺母「頑張って!また肉じゃが作ってあげるから!」
俺母「それとも今日はカルボナーラ??」
俺「.....か...さん」
俺母 幼馴染「!?」
俺母「いま、喋ったの??」
俺母「母さんていったの??」
幼馴染「私よ!幼馴染よ!」
俺「...お...なじ..」
主治医「目を覚ました!意識が復活したぞ!」
俺「...か...さんの,,,にく,,,が,,,たべ...い」
俺母「肉じゃがね!すぐ持ってくるから!」
タッタッタ
幼馴染「私よ!俺君!幼馴染!」
俺「...ね...え...」
幼馴染「な、なに??」
俺「...き」
幼馴染「え?」
俺「す...き」
幼馴染「!!」
幼馴染「私も...大好きよ...」
俺「よ...った」ニコッ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主治医「!!」
主治医「し、心臓が、急に...」
主治医「心臓マッサージだ!!」
幼馴染「え?」
幼馴染「しん、ていし?」
主治医「戻ってこい...」
モミモミモミ
数十分後
主治医「
主治医「残念ですが...」
幼馴染「...」
主治医「午後2時11分、ご臨終です。」
バン!
俺母「肉じゃが!持ってきたわよ!!」
主治医「お、お母さん。」
主治医「息子さんは、もう...」
俺母「え?息子が?」
ドン!ベチャ
俺母「なんで、なんで、」
俺母「私達だけこんな目にあうの???」
俺母「うわああああああああ」
主治医「...」
俺母「私、帰ります...」
主治医「...」
主治医「帰しませんよ。」
俺母「なんでですか。帰してください。」
主治医「あなた、死ぬでしょ。」
俺母「関係ないでしょ」
主治医「そんなことして、俺さんは喜びますか?」
主治医「俺さんは幸せなんですか??」
主治医「人をかばって死んでいったんですよ?絶対...絶対あなたが死んだらあの人は悲しみます!」
俺母「主治医さん...」
主治医「あなたそれでも、親ですか???」
主治医「子供を不幸にするような人は、」
主治医「親じゃねえ!!」
俺母「!!」
主治医「すいません。言い過ぎました。」
主治医「でも、死ぬことだけは、絶対に許しません。」
俺母「わかりました...」
主治医「ありがとうございます」ニコッ
俺母「あの。」
主治医「はい?」
俺母「抱きついて、いいですか?」
主治医「ダメです。」
幼馴染「...死んでるんだね。」
幼馴染「本当に...」
幼馴染「ねえ、覚えてる?初めて会った時。」
幼馴染「水鉄砲持った俺君がさ、うちに急に入ってきて、いろんなとこ水浸しにするから私が俺君のお母さんに言いつけたら耳引っ張られて家に帰ってたよねw」
幼馴染「それで、仲良くなったらお泊まり会とかしたよねw私、俺君の横に寝るの、好きだったよ。」
幼馴染「私が眠れないって言ったらいろんな絵本読んでくれたよね。」
~回想~
俺「お前また眠れないのか??しゃーねえなー今日はクレヨンの話な」
幼馴染「クレヨン?」
俺「そそ、じゃあ行くぞ? ある街のある家の男の子のクレヨンは、まだ長いのに捨てられてしまいました。クレヨンは怒りまし...」
俺「もう寝たか.」
幼馴染「俺君...むにゃむにゃ」
俺「!」
俺「照れる//」
~回想終わり~
幼馴染「それでさ、いつも私たちが食べてたクレープ。」
幼馴染「懐かしいな...」
~回想~
幼馴染「ねえークレープ買ってよー」
俺「えー俺小遣い少ねえんだよー」
幼馴染「買って買って~涙目」
俺「しゃーねーなー」
幼馴染「わーい!」
俺(ドキ)
俺「ほらよ」
幼馴染「ありがとー!」
パクパク
幼馴染「おいし~!」
幼馴染「食べる?」
俺「俺は、いいや」
俺(間接キスやん//)
幼馴染「へえ、ならいいやー」
俺「おう」
俺(はあ・・・)
~回想終わり~
ヒックヒック
幼馴染「俺君・・・」
幼馴染「当たり前だったの...だから、自分の気持ちに気付かなくて...」
幼馴染「ごめんね...」
幼馴染「きっと俺君、傷ついたんだろうな...」
~回想~
幼馴染「好きな人できた」
俺「へえ」
俺「どんなやつ?」
幼馴染「めっちゃかっこいい人!」
俺「俺より?」
幼馴染「当たり前でしょ」
俺「で、俺に報告した理由は?」
幼馴染「その、好きな人がね、あんたの友達の俺友君なの!」
俺「え」
幼馴染「え?」
俺「俺友って、...」
俺(確か彼女いるよな...でもそんなこと言ったらこいつ絶対傷つく...)
幼馴染「俺友って...?」
俺「う、ううん。なんでもない。」
幼馴染「そっか!でね、あんたに頼みたいのがね!」
俺「うん」
幼馴染「俺友君の好きな人を探ってほしいの!」
~回想終わり~
幼馴染「あの時、あんなこと言わなきゃ...」
幼馴染「ごめん。ごめんね男くん。。」
???「おい、おい」
幼馴染「?だあれ?」
???「俺だよ。男だよ。」
幼馴染「!!!」
また間違えました。
後半の男ってなってるのは全部俺です。すいません。
続きます。
幼馴染「俺君...なの?」
俺「そーだよ!元気か?」
幼馴染「げ、元気!あんたこそ大丈夫なの?」
俺「俺か?平気へいきw]
幼馴染「なんで?もしかして、幽霊...?」
俺「んーまあそんなもんかなw成仏できなかったw」
幼馴染「もー」ウルウル
幼馴染「バカっ!」
俺「ごめんなw」
俺「なんか俺、成仏できなくてさ」
俺「なんで成仏できないかっていうとな」
俺「まだお前に想い伝えてなかったんだよな」
幼馴染「想い...?」
俺「そそ」
俺「あのさ、俺お前のこと」
幼馴染「ストーーップ!」
幼馴染「それ言ったら、天国行っちゃうの?」
俺「ま、まあそうなるな」
幼馴染「やだ。」
俺「え??」
俺(なんだそのやだの破壊力は...)
幼馴染「もうちょっとだけ、待って。」
俺「俺的には早く天国行ってみんなと遊びたいんだか...」
幼馴染「待って!」
幼馴染「明日、クレープ屋さんに来て!」
俺「クレープ??」
俺「しかもなんで明日なんだよ!」
幼馴染「なんでもよ!」
幼馴染「最後のわがまま、聞いて?」
俺「しゃーねーなー」
幼馴染「ありがと!」
俺(ドキッ)
翌日
俺(懐かしいなーここ)
幼馴染「あ!男くん!」
俺「よっ」
幼馴染「じゃあ、行きましょ!」
俺「行くってどこに??」
幼馴染「まあ来て!」
テクテクテク
俺「な、なんだここ」
幼馴染「見ての通り、霊能者のお家よ!」
俺「なんでこんなとこに連れて来たんだよ」
幼馴染「ここの霊能者さんね、成仏できなかった幽霊を10分間だけ生き返らせることができるらしいの」
俺「ほう」
幼馴染「だから、俺君も10分だけ生き返らせてもらうの」
俺「なんのために?」
幼馴染「秘密♪」
俺(かわええ//)
ガラガラガラ
幼馴染「こんにちはー」
霊能者「いらっしゃいませこんにちはー!」
俺「ブックオフか」
幼馴染「この幽霊を、10分間だけ生き返らせてもらいたいんですけど」
霊能者「おけ」
俺「軽いな」
霊能者「アンニョハセヨ!」
俺「え、今ので生き返んの???」
ヒュウーーーーンン
俺「あれ、体が重くなって来た...」
霊能者「ほら、生き返りました。」
幼馴染「俺君!」
霊能者「今からこのキッチンタイマーがなるまでですよ。最後の時間をお楽しみください。」
幼馴染「ほら、外でましょ!」
男「お、おう」
ガラガラガラ
幼馴染「ねえ」
俺「ん?」
チュッ
俺「え?」
幼馴染「えへ///」
幼馴染「最後だから...」
俺「ば、ばかやろ」
幼馴染「ぎゅーして」
俺「お、おう」
ギュッ
俺「なあ、もう言っていいか?」
幼馴染「ん?」
俺「成仏の言葉」
幼馴染「あ、待って!」
幼馴染「この手紙!天国で読んで!」
俺「お、せんきゅ」
幼馴染「じゃあ、一緒にいお?」
俺「うん」
幼馴染「なんか...さみしい...」
俺「俺も...」
俺「幼馴染?」
幼馴染「ん?」
チュッ
幼馴染「ば、ばか///」
俺「人生最後のキスが、お前でよかった。」
幼馴染「天国でも頑張ってね」
俺「おう」
俺「じゃあ言うか」
俺 幼馴染 「せーの」
俺 幼馴染「大好き!」
おしまい
エンディング
back number はなびら
桜の花が舞い落ちるこの景色を
いつか僕たちは並んで見ていた
今ではそのほとんどが嘘になってしまった言葉を
心から伝え合いながら
見上げれば空は
君に見せたいくらい綺麗で
耳をすませば
今でも君の声が聞こえる
抱きしめても
春ははなびらのように
僕の腕をすり抜けて
それでも忘れたくなくて
何度も何度も
巻き戻して
君ともう一回出会って
もう一回恋したいんだって
今度はもう離さないよ
離さない
歩道橋の上にも横断歩道の向こうにも
駐車場の緑のフェンスの前にも
いたる所で君の想い出が笑ってて
ずいぶん住みにくい街になったな
言い忘れたけど君の事がまだ好きだよ
ひとりでつぶやいただけなのにな
溢れてくる
抱きしめても
春ははなびらのように
僕の腕をすり抜けて
それでも忘れたくなくて
何度も何度も
巻き戻して
君ともう一回出会って
もう一回恋したいんだって
今度はもう離さないよ
嘘じゃない
枯れ落ちた花があの日と同じ風に吹かれて
終われなかった恋をつれて今
舞い上がってく
抱きしめても
春ははなびらのように
僕の腕をすり抜けて
それでも忘れたくなくて
何度も何度も
巻き戻して
君ともう一回出会って
もう一回恋したいんだって
今度はもう離さないよ
離さない
君を離さない
プロローグ
天国にて
俺「そういえば幼馴染から、手紙もらってたな」
俺「どれどれ」
俺君へ
私はずっと、幸せだよ。
歌詞はアウトだって
名作中の名作
これは痛い
スイーツ(笑)
このSSまとめへのコメント
歌詞入れてきて草
割と好き