提督「汝、狼(意味深)なりや?」 (8)
注・人狼ゲームネタですが人狼ゲームをプレイする話ではありません
―翔鶴が解体されました―
提督「え?今の放送なんだ?翔鶴が解体?そんな命令出してないぞ?」
提督「確認……を……あ、明石か?そっちで解体とかやってないよな?」
提督「ああ、良かった……え?新薬の実験?みんなからの要望で作られた?いや、認可とかそんな話聞いてないぞ?」
提督「……おい?なんか聞き取りづらいんだが……何?なんだって?生えてくる?おい、ちょっ!」
提督「…………切れた。なんだ?何が生えて……。ま、まさか!」
提督「さっきの解体……もしかして……懐胎!?そして……ナニが生えてくる明石の新薬……」
提督「繋がったぞ!!って事は山城が懐胎したってことか!?」
提督「なんてこった!よし、どうも会議室に大勢集まっているようだし、聞きに行くか……」
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提督「ああ、結構集まってるな。おう、時雨。今の放送なんだ?懐胎って……」
時雨「言葉通りの意味さ。解体は解体だよ。狼に襲われたのさ」
提督「狼に(性的な意味で)襲われた!?おいおい、ちょっと物騒すぎるだろ」
時雨「ああそうか、一応許可は取ってたはずなんだけどね。これは遊びなんだよ」
提督「遊びで襲ったのか!?遊びだなんて……失礼だと思わないのか!?」
時雨「そんな、たかだか遊びじゃないか。みんなしていることだよ」
提督「みんな……みんな遊びでしている、だと?おい、時雨、お前は襲っていないだろうな?」
時雨「僕は違うよ。襲ったのは狼さ」
提督「え?じゃあ狼を探さないと……」
時雨「うん、だから探すんだよ。この中に居るはずだからね」
提督「この中に狼が居るのか?」
提督(つまり……この中の誰かがふたなりになったってことか!?艦むすはそんな闇を抱えていたというのか?)
時雨「あ、そろそろ始まるよ。CO(カミングアウト)する人居るかな?」
提督「カミングアウト?だ、大胆だな」
時雨「それは……大胆な方がいいからね」
提督「まあいい。とにかく狼は俺がとっちめてやる」
時雨「吊るの?いいよ、僕と合わせようか」
提督「吊る!?いや、そこまでしないよ?」
時雨「でも処刑しないと話が進まないじゃないか」
提督「いやいやいや、いきなり吊るとか怖すぎだよ。え?ていうか狼のことそこまで恨んでるの?」
時雨「恨んでるというか、それがルールかな」
提督(怖えよ。え?俺の知らない間にそんなことなってたの?この鎮守府。いやでも遊びで襲ったら吊るされて当たり前なのか?今回山城が懐胎までしてるわけだし)
鈴谷「は~い、鈴谷占いCO~」
提督「なっ!?売らないをカミングアウト!?」
提督(ってことはつまり今まで売りをやってたって事か!?)
提督「鈴谷……」
鈴谷「どしたの?提督」
提督「お前……そうだった(援助交際やってた)のか?」
鈴谷「うん、そう(占い師)だよ」
提督「そう、か……」
鈴谷「て、提督……どったの?そんな暗い顔して。あ、もしかして鈴谷の事心配してくれてるの?やっさし~」
提督「当たり前だ!心配するよ!くっ……なんで相談してくれなかったんだ!」
鈴谷「え?い、嫌だな~。相談とかそんなのする関係(人狼)だった?」
提督「そ、そんな……。俺は……俺は信じてたのに……。(明石の薬は)やったのか?」
鈴谷「……うん、やった(占った)よ」
提督「あ、相手は?(過去に売りをした)相手は誰だ!?」
鈴谷「あ、(占った)相手?それは……加賀さん!」
提督「(売った相手が)加賀だとぉ!?」
鈴谷「そ、しかも……なんと狼!」
提督「なるほど……だから翔鶴さえも食うほど(性欲が)強かったのか……」
鈴谷「そういう事になるね~♪」
加賀「待ってください。私は狼などではありません」
提督「加賀!そんな言い訳は見苦しいぞ!」
鈴谷「お、提督は私を信じてくれるんだ!」
提督「鈴谷……信じるも何も……お前……シテるんだろう?」
鈴谷「うん、(占い)したよ!そしてその相手が加賀さん!」
提督「くっ……そう……か……」
鈴谷「なんでそんなに悲しそうなの?」
提督「鈴谷!何か悩みとか欲しい物があったら言うんだぞ!俺に買えるものなら何でも買ってやる!」
鈴谷「え?ごほうびかな?やった!なら鈴谷もっともっと頑張っちゃうね!次の相手は誰にしようかな……」
提督「いやダメだよ!もうしないでくれ!!」
鈴谷「で、でも今晩と……それから次も次も……狼をあぶり出すまでは続けないと!」
提督「お前のその気持ちは……分かる。でももっと自分を大事にしろよ!」
鈴谷「た、確かに危険かもしれないけど……もう言っちゃったからどうにも……」
提督「よし、なら俺が守ってやるから、な!?」
鈴谷「ちょっ///提督顔近いし///」
提督「一生、俺はお前を守ってやる!だから、そんな事する必要ないんだ!頼む、やめてくれ……!」
鈴谷「わわわ、分かったから……///は、はにゃひて///」ぷしゅー
提督「よし!……じゃあ次は加賀だ。お前は本当に狼なのか?」
加賀「違います。先ほど言ったではありませんか」
提督「しかし……信じてやりたいのはやまやまだが……」
加賀「はぁ……仕方ありませんね……私は狩人です。ですから……」
提督「なんだって!?(愛の)狩人だって?」
加賀「ええ、ですから狼ではありません」
提督「つまり、本気(で鈴谷と寝た)というわけだな?」
加賀「ええ、本気です」
提督「なるほど……ということは、一生守っていけるわけだな?」
加賀「はい、私の命がある限りは守っていくつもりです」
提督「鈴谷……加賀はこう言ってる。もう、許してもいいんじゃないか?」
鈴谷「だ、駄目!加賀さんが言ってることは嘘!信じちゃダメだから!」
加賀「いいえ、本気です」
鈴谷「信じられない!……ねえ、みんな、加賀さんを吊ろうよ」
加賀「いいえ、私ではなく彼女を吊るべきです!」
提督「お、おい……そんな感情的になるな!鈴谷、信じられないのは分かるが、加賀は狩人なんだ。お前の事を本気で……」
鈴谷「提督、騙されちゃダメ!加賀さんは狼なんだから!」
加賀「彼女こそ嘘をついています。鈴谷こそを吊るべきです」
提督「ダメだ!二人とももっと冷静になれ!一時の感情でそんな事をしたら……後悔することになるぞ!」
鈴谷「ううん、違うよ!さあ、みんな!加賀さんを吊るべきだと思う人は手を挙げて!」
加賀「彼女を吊るべきです。反対者は手を挙げないでください」
提督「……お、お前ら!時雨……お前も手を!?」
時雨「まあ、この場合はしょうがないよ。悪あがきにしか見えないし、そうじゃなかったとしても、悪手だしね」
提督「くそっ……!みんな考えなおせ!頼む!加賀に猶予を……!」
加賀「……いいんです、提督。仕方ありません」
提督「諦めるな!そ、そうだ!俺が一緒に……」
加賀「結構です…………さあ、早くやってください」
――加賀が解体されました――
加賀「……初日からゲームオーバーですか……仕方ありませんね」
鈴谷「へっへー。じゃあ別室で待機よろしくっ」
加賀「ああ、狩人の日記ですが……」
時雨「それは夜パートが終わってからでいいんじゃないかな?」
提督「…………あ、あの~……」
加賀「提督、とても感情が入っていて、ゲームによりのめり込めました。さすがです」
提督「ゲー……ム?」
加賀「あら?提督もメンバーではなかったのですか?」
提督「………………」
鈴谷「ん~、鈴谷は誘ってないけど……。誰か誘ったのかな?」
提督「そ、そうだなぁ!そうだよな!ゲーム楽しいなぁ!!」
時雨「……………」じとー
提督「さ、さあ頑張るぞ~!」
このあとめちゃくちゃじんろうげーむした
読んでくれてありがとうございます!
アベイル行ってきます!みんなも急いでね!
では皆様よい駆逐ライフを~
え?これで終わり?
けっこう好き
まだまだ青いな
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