速水奏「お節介」 (40)
地の文有りモバマスssです。
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速水奏が体調不良を訴えたのは、午後三時のことだった。
心なしか覚束ない足取りでおれのデスクまでやってきて、同様に心なしか覚束ない口調で。
しんどいのかと尋ねれば、彼女は曖昧に頷いた。熱があるのかと尋ねれば、少し、と答えた。
彼女のスケジュールを確認すると、ラジオにゲスト出演する以外には、一週間ほど先まで生放送の仕事はなかった。
仕事に大きく影響しないことを確認すると、早速彼女を病院に連れていくことにした。
寒さのピークを越えたとはいえ、まだ肌寒い日もあるというのに、彼女の服装はかなり軽かった。
「どうしてそんなに薄着なんだ」
そう尋ねても、彼女は黙ったまま言葉を返さない。
取り敢えずおれのコートを着せた。
医者に診せると、彼女には典型的な風邪だという診断が下った。
暫くは暖かくして眠るように言われ、しおらしく彼女が頷いた。
三十八度五分。
それは、保護責任者として付き添ったおれに手渡された彼女の診断書に記載された、院内で計測した彼女の体温だった。
調剤所で解熱剤を処方してもらうと、すぐに彼女の家に向かった。
「うちの奏がご迷惑をお掛けしまして、申し訳ありません」
彼女を自宅まで送り届けてから、少しだけ彼女の母親と話した。
「滅相もありません。こちらの方こそ、もう少し早い段階で気が付くべきでした」
奏の症状が思っていたよりも重かったことに関してのことだった。
「いいえ、昔からあの子はああいう性格で、体調が悪くても誰にも言わないで隠していたんです。いつもひどくなってから病院に連れていくことが多くて」
「ほら、意地っ張りで不器用な子だから」
そう言って、彼女は懐かしむように笑った。
わかるような気がした。たしかに奏らしいといえば奏らしい。
それから彼女は少しだけ寂しげな表情を覗かせて言った。
「……これでも最近は結構、遠慮しないで甘えてくれるほうだったんです」
「奏さんが?」
「ええ。疲れた時に疲れた、しんどい時にしんどいって、私や主人に対しては、そう気兼ねなく言ってくれるようになってきたんですけど」
事務所に帰り着いて、奏に関しての諸々の手続きを済ませる。
その仕事の合間にも、おれは彼女のことについてずっと考え続けていた。
速水奏は、今を生きるアイドルだ。
十七という若々しさと、寒気をおぼえるほどの色香を振りかざして、主として男女の同年層から絶大な人気を得ている。
男性からだけでなく女性からの支持も高いのは、ひとえに彼女のキャラクターが関係しているのだと思う。
例えば彼女は、男をくるめこんでしまう魅力をはためかせながら、一切の媚びを見せない。
それはある意味では当たり前のことなのかもしれない。魅力があるのなら、媚びる必要などどこにも存在しないのだから。
そうではなくて、彼女はなにものにも靡かない。毅然と、己を貫いている。
勿論彼女に対して肯定的な意見ばかりがあるわけでもない。いわゆる彼女をこころよく思わない層も、少なからず存在する。
彼女の表層の部分のみを掬い取って、何やら哲学めいたことを話すだけのただの一アイドルに過ぎないと断ずる人も、確かにいた。
それらをすべてを押しのけて、彼女はアイドルとして成功している。
言葉では取り繕いきれない部分で、彼女は自らの存在を証明し続けてきた。
媚びとは、相手に気に入られようとして振舞うことである。
ファンにも、ファンでない人にも、同じプロダクションの仲間や、おれに対してでさえ、彼女は決して媚びることはなかった。
それは恐らく、彼女自身に対してもそうなのだろう。
ファンが増え、周囲から認知されるほど、彼女の少女としての日常は失われてゆく。
ただ宛もなく街を歩くことすら、今の彼女には困難なことになりつつあった。
だからだろう。彼女が多少の無理をおしても自分を発揮できる服装にこだわるのは。
おれはそんな彼女の、精神の気高さが好きだった。
それでも、大事なければいいのだが。
思想の連なりの先に佇む現在の彼女のことを想って、彼女の快復をただ祈った。
彼女のプロデューサーを始めた頃は、彼女がまだ十七であることに度々驚かされた。
そうは見えないと言うと、決まって彼女からは冷めた目線を貰った。
しかし、冗談は抜きにしても彼女の精神性は十七歳のそれではないように思えた。
今は違う。
他の娘と比べると幾分か落ち着いた子だとは思うが、精神が老成しているとは思わなくなった。
別に彼女が幾つだって構わない。大切なのは、今ここにアイドルとして存在していることなのだから。
それから二日が経過した。
「凛、ちょっといいか」
給湯スペースでインスタントコーヒーを淹れながら、ソファで奈緒と話していた凛に声をかける。
二言三言、奈緒に言葉を投げて、彼女がやってくる。
「どうしたの、プロデューサー」
「仕事の話ではないんだけどな、少しお前に頼みたいことがあって」
「まあ、私にできることならいいけど」
「花を買いたいんだ」
「プロデューサーが?」
驚いて目を丸くした彼女が聞き返してくる。
「なんだ、おかしいか」
「いや……別におかしいとかじゃないけど」
彼女は、困惑の拭い切れない表情をしていた。
彼女に目配せして、コーヒーを飲むかどうかを尋ねた。ややあって彼女が頷く。
「花は、なんのために?」
「人に贈る」
「それは、えっと」
「見舞いに」
漸く合点がいったようだった。
「ああ、お見舞いに。奏?」
頷きながら、彼女の分のコーヒーを用意する。
「奏、大丈夫なの? 一昨日かなりしんどそうだったけど」
「今はもう熱も下がって、落ち着いてきているらしい」
「そう、良かった」
彼女の口元に柔らかい笑みが浮かぶ。
「凛に花を見繕ってもらって、一度見舞いに行こうかと思って」
「そういうことなら任せて。力になれると思う」
「ありがとうな、助かる」
「それにしても随分、奏のことを気に掛けるじゃん。お見舞いだなんて」
おれが手渡したコーヒーを啜りながら、彼女が茶化してくる。
「ここのところ、忙しくさせすぎたからな」
苦笑いでもって答える。
「風邪を引いたのは、別にプロデューサーだけの責任じゃないと思うけど」
「わかってる。だけどおれのスケジュール調整に責任がないわけじゃない」
「まあ、それもあるんだけど、単純に心配なんだ。あいつのことが」
「なるほどね」
彼女も得心したようだった。
「お見舞いはいつ行くの?」
「凛の都合が良ければ、明日にでも。店まで取りに行くよ」
「わかった。用意しておくね」
「……なあ」
「うん?」
「同じアイドルとして、奏のこと、どう思う」
あまりこういうことは聞くべきではないのだろう。同じ部署に所属する仲間とはいえ、トップを狙うもの同士、ライバルでもあるからだ。
ともすれば対立構造を生み出しかねないことを表立って聞くことは、できるなら避けた方がいい。
それでも、どうしても知りたいと思うことがある。
彼女の褪せたエメラルドの瞳が、こちらをじっと見つめる。
彼女は真剣な顔のまま暫く黙り込んだが、やがて静かに話した。
「尊敬してるし、綺麗だし、色々と敵わない人だと思ってる」
「でも、負けないから」
ごちそうさまと言って流しにマグカップを置き、彼女はソファに戻っていった。
おれも仕事が残っている。
残ったコーヒーを一気に流し込んで、気合を入れた。
次の日の午後、事務所を出る前に、ちひろさんに声をかけた。
「ちひろさんは、奏のことをどう思います?」
凛にした質問と同じものだった。
「そうですね……掴みどころがなくって、とてもストイックな女の子だとは思います」
「一方で、まだまだ年頃の子だなあ、とも。なんというか、きらきらしてる感じが」
ちひろさんはどこか懐かしむように話した。
「ちょっと、羨ましくなるくらいに」
「それじゃ、後はよろしくお願いします」
「任せてください! 奏ちゃんのこと、頼みますね」
力こぶを作るジェスチャーをした彼女がにっこりと微笑んだ。
「わかりました……あの、本当に今日は直帰でいいんですかね?」
おずおずと尋ねると、彼女はしっかりと頷いた。
「ええ、申請出しておきます。ゆっくりお休みになってください」
「……ありがとうございます」
「お節介かもしれませんが、たまには周りの厚意も受け取ってください。Pさんも、大切な同僚なんですから」
事務所を出て、車に乗り込む。
本当は彼女の見舞いをしてから、また事務所に戻って仕事の続きをするつもりだったのだが、彼女に止められてしまった。
押されるまま、午後からの半休を取る形になってしまったのだ。
曰く、おれも働きすぎらしい。
身体を壊す前にしっかり休むことを、指導者の側から徹底することが大切なのだと。
アイドルやプロデューサーに関係なく、働く者としての規範として休めとはよく言ったもので、彼女の心遣いには頭が下がる一方だった。
途中、花屋に寄る。
店に入り声をかけると、奥からエプロンを着た凛が現れた。
「待ってたよ」
「おう。仕事の手伝いか?」
「まあね」
「オフなのにか。偉いじゃん」
「オフだからかな。たまに花を触りたくなるの」
視線をあっちこっちに逸らしながら、彼女はエプロンの裾についた皺をのばしている。
「そうなのか」
「うん。小さい頃から手伝ってるから、ずっと長いことしてなかったら、逆に調子狂っちゃって」
「そっか。やっぱり、偉いな」
「だから、そんなのじゃないって」
「謙遜すんなって。おれが偉いと思っただけなんだから」
「……好きにすれば」
むず痒そうに彼女が呟く。
「で、花を買いに来たんだけど」
「ああ、うん。用意できてるよ。ちょっと待ってて」
そう言って彼女は店の奥に引っ込んで、それを抱えて帰って来た。
「……ちょっとサイズ大きめなんだけど」
四合瓶か、それより少し小さいくらいだった。
「おお、たしかに思ってたよりは大きいな」
「あれだったら、小さめのやつも用意してるけど」
「いや、これがいい」
直感的にそう思った。
「そう?」
「これは、なんていう花なんだ」
尋ねると、彼女は辞書を読み上げるように慎重に答えた。
「クレマチス」
「いい色合いだな」
「奏に合うと思って」
「おれもそう思う」
お互いに頷き合って笑う。
「なんだかんだで、一晩悩んじゃった」
「本当か? なんか悪いな」
「ううん、好きでやったことだから。また今度、クレープでも奢ってね」
「約束する」
「……プロデューサー」
「うん?」
「これは、お節介かもしれないんだけど」
「クレマチスの花言葉は――――」
小ぶりな鉢に植えられたその花は、大きさの割には軽かった。
ツタが多い植物で、しなやかに伸びたそれらは、四角錐の形をした格子に絡まっている。
なにより花の色が淡い群青色で、寂しげだった。
「それで、奏さんの具合はどうでしょうか」
「おかげさまで体調は戻りまして、元気にしています」
彼女の家に行くと、彼女の母親が迎え入れてくれた。
どうやら奏は自室で眠っているらしい。
「いやはや、それはなによりです……これ、一応お見舞いの品でして」
「あら、お花ですか! ありがとうございます」
「クレマチスという花だそうです。お庭に住まわせてあげてください」
「とても綺麗ですね。これはプロデューサーさんが選んだんですか?」
「いえ、自分はまったく花には明るくなくてですね……うちの渋谷凛に頼みました」
二人で話していると、居間の奥から階段を下りる足音が聞こえてきた。
ガラス戸の向こう側に奏のシルエットが見える。
「Pさん?」
いつもの彼女のトーン。
「お邪魔してるよ」
「そう」
それだけ呟くと、シルエットは消えて、また階段を上る足音がした。
「あの子ったら、顔も見せないで」
「いえ、おれは別に。元気そうで本当に良かったです」
奏だって女子高生なのだから。プライベートな姿はあまり見られたくないのだろう。
「そうだ、プロデューサーさん、今晩うちでご飯食べませんか?」
「悪いですよそんな! お見舞いに来たのにご相伴に預かるなんて」
「そんなことありませんって。主人にも奏の仕事の話を聞かせてあげてください」
「いや、しかし……」
「いつも娘を預かって頂いているんですから、どうぞ遠慮しないで」
「……では、お邪魔でないようでしたら、お世話になります」
根負けしておれがそう言うと、彼女はいそいそと支度を始めた。
といっても料理の支度ではなくて、どうやらどこかに出掛けるようだった。
それから彼女はガラス戸を開けて階段まで行き、
「お母さんこれから晩御飯の買い物に行ってくるから、よろしく」
きっぱりと言い放った。
「Pさんがまだいるんじゃないの」
ややあって奏の声が返ってくる。
「今日プロデューサーさんもご一緒してくれるって」
上方からばさっという音がした。なにか書籍が落ちたのだろうか。
次いで、ぱたぱたと階段を下りてくる音がした。
「どういうこと」
「だから、うちで晩御飯食べてもらうから」
「急に?」
やがて、奏が居間の方に顔を出した。
ソファに腰かけたままのおれと目が合うと、事情が呑み込めないという顔をした。
「その、なんだ。そういうことらしい」
おれだって、わけがわからない。
奏は小さく肩をすくめて笑みを浮かべた。
「そういうことなのね」
彼女の母親が家を出てから、奏が居間にやってきた。
彼女は暖かそうな白いニットのカーディガンを着ていた。
「お母さんなりに気を使ってくれたみたい」
「気を使う?」
「Pさんと話す時間を作ってくれたこと。ほんとに、お節介焼きなんだから」
お節介。
ペーパードリップのコーヒーを二人分淹れながら、彼女が呟いた。
「そうかな」
「そうよ。茶目っ気があって、ちょっと困っちゃうくらい」
そう言って、控えめにはにかむ。
彼女の言葉から、優しさというか柔らかさのようなものが感じられた。
「さっきは、ごめんなさい」
「うん?」
「声をかけただけで、顔も出さなかったこと。だって、すっぴんだったんだもの」
差し出された黒のマグカップを受け取る。ふわりと香る湯気からして、いつも会社で作っているようなのとは違うのがわかる。
「いや、別に気にしてないって。おれだってお前の立場だったら、いやだもの」
「Pさんも、すっぴん見られるの、いやなんだ?」
いつもの悪戯っぽい笑み。
「ばか、そうじゃない」
二人して笑う。
暫くお互いにマグカップを傾けた。
香りに限らず、味も素晴らしかった。
沈黙を破ったのは、おれの方だった。
「身体はもういいのか」
「うん。おかげさまで。明日には復帰するから」
「それなら良かった」
「お見舞いにまで来てもらって、ごめんね」
「なに、構わないって」
「そんなに重症だとは思ってなかったの」
「おれだって驚いたよ」
「……迷惑かけて、ごめんなさい」
彼女が頭を下げた。
「気にしなくていい」
そうは言ったが、暫く彼女は頭を下げ続けた。
「……見舞いの花なんだけど」
コーヒーを啜りながら話す。
「あれな、凛が用意してくれたんだ」
「凛が?」
「おれ、花とかわかんないからあいつに頼んだんだ。見繕ってくれって」
「そうなんだ」
おれも彼女も、クレマチスの花を見た。
花の群青は、見とれてしまうほど鮮やかだった。
「きれい」
「おれもそう思う。クレマチスっていう花らしい」
「……あとで、電話しようかな」
心なしか頬を赤く染めた彼女が囁いた。
「今電話してもいいぞ」
おれがそう言うと、彼女はゆっくりと首を振った。
「だめ。今はPさんにお礼を言うんだから」
からかうような、ではなくて、いつになく真面目なトーンだった。
「おれはお前が元気なら、それでいいんだ」
そう言うと、彼女が黙り込んだ。
気まずくなってしまうほど静かになる。
「……怒らないの?」
それは、掠れるほど小さな声だった。
目の前に座る彼女が、なぜか幼子のように感じられる。
「なにに対して?」
怯えさせないように、優しく尋ね返す。
「熱がひどくなるまで、Pさんに頼らなかったこと」
俯いた彼女が呟いた。
叱られるのを待つ子供のように。
「まあ別に、言いたくないことは、無理に言わなくていいと思うから」
「お前のことだから、心配をかけないようにして、熱が引くのを待っていたのかもしれないけど」
「そのことについて怒る気は一切ないよ」
「まだ頑張れると判断したんだろ? そうでなくとも、頑張ろうと思ったんだろ?」
おれの問いかけに、彼女が小さく頷く。
「体調が悪くて休むことが悪いことじゃないってのは、わかるよな」
「ええ」
「体調管理が万全でも、病気に罹ることはあるんだから」
「たしかにその通りね」
「それさえわかってくれればいいんだ」
「迷惑をかけることなんか、気にしなくてもいい」
「心配は、あんまりしたくないけどな」
そう言っておれは笑ったが、彼女は笑わなかった。
彼女はおれを見つめたまま、なにも話さないでいる。
「これから先も、場合によっては無理をしなけりゃいけない時は来るだろうよ」
「もちろんその時は、お前の思う範囲で無理をしても構わない」
「ただ、本当に立ち行かなくなった時に覚えていてほしいのは、おれという後衛がいるってこと」
「あとは、頼ってくれれば応えるってことくらいかな」
「Pさんって」
呆けた表情の彼女が、漸く口を開いた。
「うん?」
「どれだけ優しければ気が済むの?」
「別に優しくなんかないって」
「じゃあ、なんなの」
そう聞かれて、少しの間考え込む。
「なんだろう、お節介っていうのが一番近いんじゃないかな」
「お節介?」
「ああ。良かれと思って、勝手におれがそうしてるだけだから」
そう言うと、彼女はいよいよ呆れた顔つきになって、
「本当にPさんてば、」
「お人よしなのね」
困ったような、でも愛らしい微笑みだった。
「どうだろう、初めて言われたけど」
「きっとそうよ。ああ、困ったわ」
「どこか都合が悪いのか」
「ええ、競争相手が増えてしまうもの」
「競争?」
「なんでもないわ」
そう言って、彼女はにこにこと笑う。
誰もが日々、誰かのお節介の世話になっている。
彼女も。もちろんおれだって。
そうして世話になった分だけ、他の誰かに世話を焼くんだろう。
世界はそうやって、回るんだろう。
「Pさん」
彼女が居住まいを正した。つられておれも正す。
「うん」
「いつも、ありがとう」
「おう」
「これからも、よろしくね」
「こちらこそ」
「ずっと、そばにいてね」
「なんだか誓いの言葉みたいだな」
「ふふっ……キス、する?」
「しません」
彼女の顔に笑みがたたえられているのを見て、やっぱり笑顔の似合う子だと思った。
「なあ、奏」
「どうしたの?」
「クレマチスの花言葉って、知ってるか?」
「これは、お節介かもしれないんだけど」
「クレマチスの花言葉は、美しい心なの」
「誰かさんにぴったりだと、思わない?」
以上です。
読んでくださってありがとうございました。
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