【23:30-事務所】
カタカタ・・・
モバP(ふぅ・・・取り敢えずだが今回のライブの資料は完成したな)トントン
モバP(明日、再度アイドル達を集めて打ち合わせをするかな)ノビーッ
モバP「今何時だ・・・げっ、もう11時回ってるのか・・・」
モバP(アイドル達はレッスンの子も含めてみんな帰ってる時間だな。ちひろさんも風邪で居ないし、俺1人かー)グデー
モバP(やっぱ1人になると広く感じるなぁ)
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モバP(アイドル達が居る時の喧騒が嘘の様に静かだ・・・)
モバP(しかし、清潔感のある事務所だよな・・・アイドルの事務所だし、当然か。 響子がしょっちゅう掃除してくれるしな・・・
モバP(でも結構年期のある事務所だし、額縁の裏に御札とかあったりして───)ガタッ
ヒラッ パサ
モバP(えぇぇ・・・本当にあった)
モバP(と、とりあえず元の場所に───)ヒョイッ
モバP「ふぁ・・・」ムズ…
モバP「っくしょい!」
ビリッ
モバP「!?」
モバP(・・・・・・)
モバP「あー・・・」
モバP(まじか・・・)
モバP(と、とりあえず明日歌鈴辺りに相談してみるか)
モバP「今日はもうコーヒー飲んで帰るかな・・・・・・」
―――――――
―――
―
【23:45-事務所】
モバP(しかし、深夜の事務所って中々に不気味だな・・・)コク…コク…
モバP(いつもはちひろさんや留美さんが居るからかな・・・よく壁とか見てみると顔みたいなひびが入ってたり・・・)ジーッ
モバP(………)
モバP(御札見てから…どうも誰かに見られてる気がするんだよな……)
モバP(こういうのは考えない方が良いんだがな)カチャッ
モバP(御札もどうせ麗奈のいたずらかなんかだろう)フゥ
モバP(帰るか……)ガタッ
モバP「っと……危ない。コートに車の鍵を」クルッ
パリィン
モバP「………え?」
モバP(さっきまで使ってたカップが割れてる……)
シーン
モバP(風……なわけないよな、窓は全部しまってるし。そもそも風で倒れるような質量じゃない……)
モバP(うわ……)ゾッ
モバP(よ、余計なこと考えるのはやめよう。さっさと片付けて帰るか)カチャッ
スーッ
モバP「っつ……!」
ポタッ…ポタッ…
モバP(破片で指切った……)
ポタッ…
モバP(あ、テーブルに血が……ティッシュティッシュ)ガタッ
タラーッ…
モバP(の、前に止血しないとな)ハァ
モバP「ティッシュ取りに行かないとな…」
ガチャ…バタン…
モゾモゾ…
―――――――
―――
―
【23:55-事務所】
モバP「……なんだよこれ」
モバP(テーブルが真っ赤になるほど血が引き伸ばされてる…)
モバP(俺がティッシュを取りに少し部屋を出た間にこんな……)
モバP(しかも、明らかに血の量が増えて………)ゾワッ
ピリリリリリリ
モバP「いっ…!?」ビクッ
モバP「びっくりした…電話か……ん、小梅?こんな時間に何の用だろ」
ピッ
モバP「もしもし?どうかしたか?」
小梅『も、もしもザザッ…バPザザザッあ…ジジがザッザザーッ…か?』
モバP「す、すまん電波が悪いみたいで上手く聞き取れないんだが」
小梅『モバザザザッ…く……ジジッにザザッげザザザザザッて』
モバP「に、にげて?それってどうい」
パッ
モバP「うわぁっ!?」
ガッ
モバP(て、停電!?やば、びっくりして携帯落としたっ)
モバP(な、なんでこんな時に……取り敢えず携帯をひろ……)
バキャッ
モバP「」
モバP(踏んじまったぁぁあぁぁぁ!!)
モバP(くそっ付かない……壊れた)カチカチ
ガタッ
モバP「っ!」ビクッ
ズリ…ズズ
……ズズズ
モバP(ゆ、床をはいずるような音が…)
ズ……ズズ
モバP(何か、いる・・・っ)
ズズズ
モバP「っは……はぁっ…!」
モバP(に、逃げないと)ヨロ
モバP「おっ…あぁ……」ガクッ
モバP(あ、あああ……足がすくんで立てない…!)クタッ
ズズズズッ……
モバP(音が、止んだ……?)
ガシッ
モバP「ッ~~~~!!??」
モバP(せ、背中に何かが物凄い力で張り付いて……ッ!!)
グイ…グイ……
モバP「うぁ……ひ…ぃ」
モバP(ひ、引っ張られるッ……)ヨロッ
グググ…ッ!!
モバP「ぁ……ぐぁ……」
モバP(い、嫌だ)ズル…ズル…
モバP「っはぁ……ぐぅっ……」
モバP(俺はどこに連れてかれるんだ)ズル…
ガッ
モバP「えぅっ…」
モバP(首に、手……手が……ああぁ…ああああ…)ギリ…ギリ…
モバP「うぐぇ…」
モバP(嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ……)ギリ……ギリ…
モバP「かっ……は……」
モバP(し、死にたくな……い…!)ギリ…ギ
モバP「…………」
モバP(俺は……)ギリ……ギリ…
モバP(明日も普通に出社して昼から凛達とライブの打ち合わせをして…それ……で………)ギリ………
ギリギリギリギリ
モバP(ー………)
――――
――
―
【7:20-事務所】
ガチャ
ちひろ「おはようございまーす」
ちひろ「え………?」
モバP「」
ちひろ「プロデューサーさん……?」
ちひろ「なんで赤く……血……が……!!!」
ちひろ「いっ、嫌ぁぁぁああぁぁ!!」
ガチャ
小梅「あ……あぁ…」
ちひろ「小梅ちゃん…!?今日は仕事無いはずじゃ…」
小梅「ごめんなさい…」
ちひろ「えっ」
小梅「わ、私が……私が悪かったんです……私が、ちゃんと見ていれば……」
ちひろ「ど、どういう事なの……?」
小梅「それは……」
時は昨夜の19:30に遡る
【19:30-レッスン場】
凛「ふぅ……疲れた」
モバP「お疲れ様」
凛「…………!?」
凛(プロデューサーのチャックが全開ッ……!?し、しかもパンツの前開きがズレそう……!!)
モバP「ん?どうかしたか?」
凛「いや、なんでもないよ」シレッ
モバP「……?とりあえずレッスン疲れたろ?送ってくよ」
凛「ん……うん」ギラギラ
モバP(何故だ…凛の目がいつもよりギラギラしている気がする……)
良いからまず救急車だろ
モバP(何故だ…凛の目がいつもよりギラギラしている気がする……)
凛「プロデューサー、この後の予定ってどうなってるの?」
モバP「ん?ああ、小梅を送迎してから、次のライブの資料の作成かな。明日みんなと打ち合わせをしたいから今日中に作っときたいんだ」
凛「ふーん」
凛(これはチャンス……事務所に晶葉からカメラを借りて仕掛けるしかないね)
凛「やっぱり今日の送迎はいいや」
モバP「えっ、帰りどうするんだ?」
凛「そういえば、今日は女子寮でまゆ達とお泊まり会する予定だった。女子寮ならすぐ近くだから大丈夫だよ」
凛(嘘だけど)
モバP「そうか、じゃあ気をつけてな」
凛「プロデューサーもね」ギラギラ
モバP「お、おう…?」
【20:00-撮影現場】
モバP「小梅ー!迎えに来たぞー」
小梅「あ、ぷ、プロデューサーさん…」
モバP「撮影はどうだった?」
小梅「う、うん……ここ、結構友達いるから……あの子も喜んでる……」
モバP「そ、そうか」
あの子(…………)
あの子(あっ………!)
あの子(モバPさんズボンのチャック開けっ放しだ!)////
あの子(どうしよう…小梅ちゃんは気付いてないみたいだし……言っても真っ赤になって喋れなくなっちゃうだろうな…)
小梅「どうしたの?」
あの子(………)フルフル
小梅「?」
モバP「小梅?帰るぞー」
小梅「う、うん」
うーんこの
【20:30-小梅宅】
小梅「ありがとうございました」ペコ
モバP「おう、ゆっくり休めよー」
ブロロロロ……
小梅「……ん?」
キョロキョロ
小梅「……あれ?あの子が居ない……?」
【20:45-モバP車内】
あの子(やっぱり、なんとかしてモバPさんにチャックが開いてる事を伝えなくちゃ)
あの子(あのまま帰ったりしたら、帰り道で変質アイドルに襲われるかもしれないし……)
あの子(け、決して私がポロリを期待してる訳じゃ……)///
モバP「~♪」
【21:00-事務所】
凛「……」ガサゴソ
凛「よし……」カタッ
凛(分け前を条件に晶葉から借りたカメラは全部仕掛けた……あとはプロデューサーがトイレに行ってないといいんだけど)
凛(分け前を条件に晶葉から借りたカメラは全部仕掛けた……あとはプロデューサーがトイレに行ってないといいんだけど)
凛(小梅ちゃんの送迎って言ってたけど多分大丈夫だよね。小梅ちゃん恥ずかしがり屋だし)
凛「よし、後は帰って映像の確認を……」
ガチャガチャ
凛(嘘っ!?もう帰ってきた!)スササッ
ガチャ
凛(どうしよ…勢い余ってソファーの下に隠れちゃった…)
P「ただいま戻りましたー…ってちひろさん居ないんだった…」
あの子(結局ついてきちゃった……)
P「さーて頑張るかー」
あの子(って、そういえば私、事務所じゃ何故か霊力弱まるんだった!)ガーン
あの子(小梅ちゃんも居ないし……今の私じゃ物を動かしたりすらできないよ……)
凛・あの子((どうしよう…))
─────
───
─
【23:30-事務所】
モバP「今何時だ……げっ、もう11時回ってるのか……」
凛(うぐぐ……2時間くらいソファーの下で腹這いになってたから流石に眠気が……)ウトウト
あの子(結局何も出来ずに2時間も経ってしまった……)
凛(寝ちゃだめ……こんなところで寝たら後で何を言われる…か……)スヤスヤ
あの子(あぁ…少しでも霊力が使えればポルターガイストなりなんなりで……)
モバP「っくしょい!」ビリッ
凛「!!?」ビクゥッ
あの子「!?」ピク
凛(あ、危なかった……危うく寝てしまうところだった……)
あの子(き、急に霊力が漲ってきたような……)
モバP「今日はコーヒー飲んで帰るかな……」
──────
───
─
【23:55-事務所】
モバP「…………」コクコク
凛(よし、このコーヒーを飲みおわったら帰るみたいだね)
あの子(よーし!霊力が使えるならPさんにチャック……)チラッ
モバPのp「やぁ」ボローン
あの子(きゃあああああああぁあぁぁああああああ///)
あの子(い、いつの間にっ!?まさか、さっきのくしゃみの勢いではみ出ちゃったの!?)マジマジ
あの子(は、早く伝えなきゃ……伝えなきゃ……)ジロジロ
モバP「ふぅ…」ガタッ
あの子(って見てる場合じゃないよっ!早く伝えないとPさん帰っちゃう!!)
あの子(そうだ!ポルターガイストで何とか気づいてもらおう!)ミョンミョン
カップ「」フワフワ
あの子(ってカップ浮かせただけじゃどうしようも無いよぉ!)ガーン
あの子(そ、そういえばこのカップってさっきまでPさんが使ってたやつだよね……今のわたしの霊力なら間接キスも……)モンモン
モバP「っと……危ない。コートに車の鍵を」クルッ
あの子「ぴぃっ!?」フッ
パリィン
モバP「………え?」
あの子(やっ、やってしまったぁ~っ!!)ガクガク
凛(なっ、なにっ?何の音!?)ビクッ
モバP「…………」
あの子(あ、あぁ……今のでモバPさん固まっちゃってるよぉ……)
モバP「…………」カチャッ
あの子(あぁ、モバPさんが片付けを……ごめんなさい、ごめんなさいぃ~)シクシク
モバP「っつ……!」
ポタッ…ポタッ…
あの子(あぁっ!モバPさんが手を!)アタフタ
凛(いったい何してるんだろ……ちょっとだけ頭出して様子を)チラッ
モバPのp「息子です」ボローン
凛「」
モバP「ティッシュ取りに行かないとな…」
ガチャッ バタン
凛「」モゾモゾ
あの子(ひ、ひぃーっ!?ソファーの下から凛さんがっ!!?)
凛「」スクッ
凛「」ブバァアアァッ!
ビタビタビタァッ!!
あの子(凄まじい勢いで鼻血をっ!!)
凛「……………」ダクダク
凛「ふぅ……危うくNever say neverするところだったよ」グィッ
あの子(な、なんてこと………)サーッ
あの子(すでに変質アイドルに嗅ぎ付けられていたなんて……!)ガクガク
あの子(一刻も早くプロデューサーに伝えないとっ)
凛「ふ……」スチャ
あの子(か、隠しカメラ…!?)
凛「残していこうか、私たちの映像…!」スッスッ
あの子(カメラの位置調整してる!抜け目無いっ!)
あの子(こうなったら血文字でっ!)ニュイニュイ
あの子(くぁっ、素手じゃ、上手く書けないーっ!)ガガーン
ガチャッ
凛「!」ササッ
あの子(あっ!またソファーの下に!!)
血でぐちゃぐちゃのテーブル「」
モバP「……なんだよこれ」
あの子(ですよねー)
───────
────
──
その頃
【23:55-小梅宅】
小梅(何度か呼び掛けてみたけどやっぱりあの子の姿が見えない……)
小梅(モバPさんの車を降りた後から姿を見てないから、やっぱりモバPさんのところなのかな…?)
小梅(も、モバPさんに電話……)ゴクリ
小梅(き、今日は遅くまで仕事って言ってたし大丈夫だよね……あの子も心配だし……うん…)ピポパピ
Prrrrr
モバP『もしもし?ザザッどうかしたザか?』
小梅「も、もしもしモバPさん、遅くに申し訳ありません。あの子の姿が見えなくて……そちらに着いていってないでしょうか……?」
モバP『す、すまザッぱがザザザッ悪いみたザザザザー』
小梅「モバPさん?ご、ごめんなさい、電波が悪くて何を言っているのか……玄関に移動してみま…」
モバP『うわぁっ!?』
ガツッ
ツー ツー ツー
小梅「も、もしもし?もしもし?」
小梅「切れちゃった…」
ピポパ……ツー…ツー…
小梅「かけ直しても繋がらない……」
小梅(流石に今からじゃ事務所に行けないし…明日早めに様子を見に行ってみよう)
───────
────
──
【同刻-事務所】
モバP「す、すまん電波が悪いみたいで上手く聞き取れないんだが」
凛(プロデューサー誰かと電話してる……けど晶葉の機械のノイズで上手く会話できないみたい)
凛(こんな時間にプロデューサーに電話なんて……誰?……まさか………)ギリッ
凛(盗聴機器の精度を上げて何とか相手の声を拾えないかな)カチカチカチ
パッ
モバP「うわぁっ!」
凛(しまった!電力の使いすぎでブレーカーが落ちちゃった)
あの子(凛さんが謎の機械をいじった瞬間に停電……まさか、暗闇にしてプロデューサーに襲い掛かる気ですかっ!?)
凛(そうだっ、今の内にカメラを回収して逃げよう!)ズズズ
あの子(凛さんが出てきたっ!)
凛(確かこの辺に)
ガシッ
モバP「ッ~~~~!!??」
凛(あれっ…これ……まさかプロデューサー…!?)ギュム スンスンスンスン
凛(あ^~これはプロデューサーだね、確定)クンクンクンクンクン
あの子(モバPさんに抱きついて匂いを嗅ぎはじめた!!)
凛(暗闇だからばれない暗闇だからばれないお化けのせいお化けのせい)スンスンスンスンスンスンスンスン
あの子「ダ~メ~で~す~っ!!」グイグイ
凛(って、えぇっ!?誰かに引っ張られてる!?でも、今ここには私とプロデューサーしか………)
凛(ま、まさか本物のお化け……?)ゾゾゾゾ
凛(プロデューサー怖いよ助けてっ)ギュッ
モバP「えうっ…」
モバP(首に、手……手が……ああぁ…ああああ…)
あの子(離れて下さいぃーっ!)グイグイ
凛(怖いよプロデューサーっ!)ギリギリ
モバP(息がっ……できなっ!)ガクガク
モバP(ー………)ガクッ
あの子(あれっ、モバPさんグッタリして……って、あぁっモバPさん気絶してる!!)パッ
凛(急に引っ張る力がっ……!?)グラッ
ドンガラガッシャーン!!
モバP「」
凛「いたた……プロデューサー、だいじょう」グニッ
凛(あれ……?)
凛(この右手の感触は……まさか……)グニグニ
モバPのp「気が高まる……溢れる……」
凛「」スクッ
凛「パーフェクトコミュニケーションッ!!!!」ブッシャアアアァァァ
凛「」ドサッ
あの子「」ポカーン
あの子「はっ」
あの子「モ、モバPさん!大丈夫ですか!?」
P「」スースー
あの子「良かった……気絶してるだけみたい…」
凛「」チーン
あの子「り、凛さんは貧血かな……?」
あの子「ど、どうしよう……」
あの子「と、とりあえず凛さんは休憩室に運んで…」
モバPのp「チヒロット!息子は、カワイイ!かぁ?」
あの子「ひいぃん///」
あの子「誰かに助けを呼ぼうにもあれをなんとかしなきゃ……///」モンモン
あの子「うぅ~///」ウロウロ
あの子「うぁ///」ピタッ
あの子「ふぁああー!///」パタパタ
─────
───
─
【6:30-事務所】
小梅「お、おはようございます」
モバP「」←血塗れ
あの子「」←茫然自失
小梅「き、きゃああっ!?」
あの子「はっ、こ、小梅ちゃん!!小梅ちゃぁ~ん」エーン
小梅「い、いったいどうしたの………?」
《あの子説明中...》
小梅「そ、そうだったんだ///」
あの子「うん」
小梅「あ、あれ?でも、モバPさんのチャック、閉まってるよ?」
あの子「そ、それは///」
あの子「///」
小梅「あっ……そっ、そっか、ごめんね///」
あの子「///」フルフル
小梅「とりあえずPさんの着替え買ってくるね」
─────
───
─
【現在-事務所】
ちひろ「もぅっ!!私すごくびっくりしたんですからね!!」
モバP「す、すいません」
小梅「わ、私がもっと早く気付いていれば…」
モバP「いや、どう考えても俺の自業自得だよ……わざわざ着替えを買って来てくれてありがとうな」ナデナデ
小梅「えへへ……///」
モバP「それと、その、あの子にもありがとうって伝えておいて欲しいかな」
小梅「う、うん。でも、あの子、モバPさんと顔合わせられないって引きこもっちゃって……」
モバP「そ、そうか」
モバP(俺もかなり恥ずかしいんだが……)
ちひろ「そういえば例のモバPさんが破いちゃった御札ってなんだったんですか?」
モバP「あぁ、歌鈴に見てもらったんですが、どうやら魔除けの一種みたいで……」
モバP「御札から一定の距離のあらゆる霊力?見たいなものを制限する力があるみたいです」
ちひろ「えぇっ!?なんてものを破いちゃったんですか!」
モバP「す、すいません。ただ、何故か全く同じ御札を芳乃がついさっき持って来たので大丈夫かと…」
ちひろ「幽霊と話したり特殊な御札持ってたり盗撮したり……うちのアイドルって一体……」
P「あ、あはは……」
小梅「あ、あの……」クイクイ
P「ん?どうした」
小梅「あれ……」
凛「私が撮影したんだから最初に見るのは私。譲らないよ」
晶葉「しかし、撮影できたのは私のおかげだろう?」
加蓮「アイドルの財産はアイドル達で共有すべきだよ。だから、皆で事務所のスクリーン使って見よ?」
楓「チャックは着実にしめないと……ふふっ」
モバP「」
ちひろ「こらーっ!皆さん何を言ってるんですか!!」
ちひろ「事務所で撮影されたものは事務所のものです!!後でダビングして(有料で)皆さんに配りますからそれまで私に渡して下さい!」
モバP「」
おわり
おまけ
凛「…………」セイザ
モバP「その、だな。小梅から全部話は聞いた」
モバP「確かに今回の件は俺に大きな非があるし、その、自分の不始末については言い訳はしないつもりだ」
凛「…………」
モバP「それで、凛。何か申し開きはあるか…?」
凛「事故とはいえ触っちゃったからしょうがないね。もちろん、責任はとるからこの婚姻届けに判を押してよ。結婚できるまでは私が預かっておくからさ」キリッ
モバP「そうか…」
凛「うん」キリリッ
モバP「では、マストレさんお願いします」
凛「!?」
マストレ「なにやら私のスペシャルコースを堪能したいそうじゃないか」
凛「え、そんな、プロデューサー陥落いちゃラブ1人勝ちENDは?夜のパーフェクトコミュニケーションは?」
モバP「じゃ、頑張ってこいよー」
マストレ「遠慮はいらないからな」
凛「」
<マケナイ!ワタシハァ!!
あの子(誰かの悲鳴が聞こえたような………)
※この後、共犯の発覚した晶葉もまゆによってスペシャルコース送りにされました
終わり
最後まで読んで下さった方ありがとうございました。
あの子Pの皆さん本当に申し訳ありませんでした。
夜勤明けなので寝ます、おやすみ。
乙
正直あの子好き
あの子Pは笑った
おつおつ、今度のエイプリルフールだけでもいいからあの子をプロデュースできないものかのう
あの子Pの俺、歓喜
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