愛 (3)
男友「愛してる…男」
彼は俺を抱き耳元で呟く。
こそばゆい、だけど優しくて、甘い言葉…
男「…うん、、、ありがとう友」
俺はその甘い言葉を友に伝えた事は一度もなかった。
友の事を好きじゃない訳でもない。
ただ、愛する人が他にいるからその言葉を呟けない。
その愛する人は女性だ。
同性愛者である、俺が唯一愛した女性。
クリスマスの夜に男と寝るから天罰が下ったのだろう。
忘れようとしたが、どうしようもなく彼女ことを思い出す。
二年たった今でも俺は彼女を愛してる。
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女友「やっぱり太郎くんってかっこいいよね」
量産された流行りの髪型と服装。
この男のどこが良いのかわからない。
それに私の方が格好も良く、背も私の方が高い。
女友を好きな気持ちも誰にも負けていないと思う。
女「うん…そうだね」
だけど私は女だから本当の気持ちを伝えれば…彼女は私から離れてしまう。
それが嫌だ。
だから嘘をつく。
友達の恋を応援する親友のフリをする。
少しでも長く彼女の隣に居たいからだ。
女友「女ちゃんならそう言ってくれると思ってたよ」
でも嘘つく度に私の心は冷えていく。
ほ
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