まゆ「あやめの御前」 (12)

はじめて、そして非常に短いです
そして非常に稚拙な文章です
多めに見ていただけると幸いです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482245173


Pさんは常務のお家の屋根に止まった怪鳥ちひろを射落すという武勲を立てて、常務から褒美をいただく運びとなりました

常務「褒美として"赤い"SSR衣装を与えよう」

しかし、実際には赤といってもピンクのリボンがあしらわれた綺麗なものでした


そして、Pが一目見たことのない"あやめの御前という女性に恋をしていること知って、常務はこうも続けました

常務「一目見たことすらない女性に恋をするなんて実に滑稽なことだ、からかってやろう」
なんと意地悪な常務でしょう!

そうして常務はPを呼び出しました


常務「私はちひろの珍妙な鳴き声に睡眠を妨害されていた、SSR衣装程度の褒美では足りないだろう、他に武勲に見合う褒美をつかわそう」

常務「この中にいるアイドルの中からあやめ御前を見つけ出すことが出来たら、そなたの担当アイドルとして差し上げよう」


悪い常務です。Pが見たことのないあやめ御前を見つけることが出来ないだろう、と思い、笑い話にしてやろうとしているのです
Pはその時、ティン!と来たのです

そして和歌を詠みました

P「五月雨に 沼の石垣水越えて いずれかさだめ 引きぞわづらふ」


なんてことでしょう!
Pが探していたのはあやめ御前ではなくさだめ(運命)の赤い糸の少女だったのです!

ひとりの少女が声を上げます

まゆ「やっぱり、まゆの運命の赤い糸はPさんにつながっているんですねぇ…」

??「ニンッ?!」


どこぞの忍ドルの声が聞こえたしますがおそらく気のせいでしょう

2人の運命の出会いに深く感動した常務はPにまゆを与えました

まゆ「さだめの少女がわからなくて病に伏してしまいそうだったPさんは、今度はさだめの少女の愛おしさに病になりそうですねぇ…♪」


Pはまゆの担当となった後に、最初に常務からもらった褒美のSSR衣装のことを思い出したのです

そしてそれをまゆに与え着させました

するとどうでしょう!

その衣装は最初からまゆのためのものかというくらい似合い、またそれを着たまゆも美しいのでした


その後、彼ら2人はトップアイドルへ、と道を進めるのでありました

また、まゆがトップアイドルとなった暁に新しい美しい純白の衣を得るのはまたまたのお話です

めでたしめでたし

Twitterでこの#日本昔まゆばなしというタグを見かけて思いつき勢いで書いてみました
原典の通り、菖蒲の御前をあやめ殿にしてやりたいなぁ、とも思ったのですが、キャラがつかめていない、かつ文にできなかったのでこうなりました
お目汚し失礼しました。ありがとうございました

ごめんなさい言い忘れてました
元ネタは沙石集の源頼政の一説?です

ええぞ
もっとやれ

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