上条「白井と」黒子「類人猿と」「「一心同体」」(101)

ピピピピピッ

「ん、もう朝か…朝ごはん作らないとインデックスがうるs、お姉様目覚ましがうるさいですの…」

「……ん!?今上条さんの口から何か、な、なんですの!?」

「ちょ、ちょっと待って!?待てとはというよりなんですのこの声は!?私の声ではありませんの!!」

「その口調!?えぇーっと、その喋り方は白井でないでせうか?」

上条「そうですの。常盤台中一年、風紀委員の白井黒子ですの。や、やっぱりそうだよな…」

上条「そういうあなたは誰ですの?まったくこんな狭い部屋に風紀委員の私を連れ去るなんて見上げた根性ですの」

上条「今直ぐ開放すればアンチスキルへの引き渡しを取りやめにしてもよろしくてですよ。いやえぇっとだからな」

「歯切れが悪いですわね。こほっ、それにしても声の調子がおかしいですのまるで殿方のような…何か薬でも持ったんですの?」

「いやだからな。おや、ここに鏡が…ってどういうことですの!?」

上条「私があの忌まわしき類人猿の顔になってますの!?これは、どういうこと、ちょっと落ち着けって!!」

上条「これが落ち着いていられる状況ですの!!??その気持ちはわかるが、上条さんが女言葉で話してるのを聞くというのは…」

上条「それくらいなんですの!!私は殿方、しかもお姉様を誘惑するあの類人猿になっておりますのよ!!第一、私は普通に話してるだけですの!!」

上条「だからちょっと落ち着けって、あぁもう1人で喧嘩してるって、とにかく、不幸だあああああああ!!」

上条「それはこっちのセリフですのおおおおおおおおおおお!!!!」

数分後


上条「えぇこほん。先ほどは取り乱してしまい申しわけありません。やっと現状を受け入れられましたの」

上条「いや、白井は別に悪くないだろ。ただ体だ勝手に動くは疲れたな。それはこっちも同じですの。第一これはどういう状況ですの?」

上条「うーん、俺の中に白井がいるって感じか?」

上条「しかも私もあなたも体を動かせますし2人で動こうとすれば体がめちゃくちゃに動きますし最悪ですの」

上条「そうなんだよな。白井が動かすと体が勝手に動いてるって感じなんだよな。まったくですの。意識しないで体を動かすって変な感覚ですわ」

上条「それでな、白井。……?なにか?」

上条「上条さんの体で足を閉じようとするのをやめてくれないでしょうか?……な、なんでことを言うと思えばこの類人猿は」

上条「いやだって意識してないと突然足が閉じるんだぞ!?なんだこれ!?さすがに勝手にこうなると怖く感じるぞ!?」

上条「私は淑女ですからね。お姉様と違って人前だろうと1人だろうとこうするのは嗜みですの」

上条「いやこれは上条さんの体だからな、だったら足を開いて、なっ!?レディーに向かって何をしなさるぼですか!?」バッバッ

上条「はぁはぁ…まさか上条さんのからで喧嘩するって不幸だ…」

上条「もうその台詞は聞き飽きましたの。それよりもこの現象に心当たりはないんですの?人の体に意識を移す能力なんて聞いたことありませんの。心当たりかー、うーん、また魔術師か?」

上条「魔術師?なんですの、それあーいや、なんでもないんだ!?なんだか怪しいですわね」

ブーブー

上条「ん?電話ですの?あー俺の携帯だな。あれ?俺の携帯ってこんなんだったか?えぇーと、青ピからか」

ピッ

上条「あー、もしもし」

青髮『あー、カミやん。もう補修の時間は始まっとるでー。小萌先生もカミやんがこないってカンカンやで』

上条「補修!? なんのことだよ。そんな約束…」


青髮『もうカミやんはすっかり夏休み気分やんーな。こんなんじゃ夏休みも補修漬けやな、ボクとしては小萌先生といられるから嬉しいけど」

上条「夏!?お、おい、ずいぶん先の話を…あっ。どうしたんだ、白井?」

上条「さっきから妙な暑さを感じてましたの。こんな状況だから気が動転してたのかと思ってましたが」

青髮『どないしたん?男のその口調は需要はあらへんって』

上条「な、なんでもないって。行くから待っててくれって言っといてくれ!!」

プチッ

上条「暑さ…そうだ俺は風呂場で寝てたはず。なのになんでベッドで…い、いま何月なんだ!!携帯を!!」バッ

上条「なっ……!?」

上条「嘘だろ……嘘ですの……」



上条「この日付は……インデックスと出会う前。俺たちは過去にいるのか……!?」

通学路

上条「こんな非常事態にわざわざ補修に行く必要がありまして?」

上条「上条さんの成績じゃ補修までサボったら確実の留年なんですよ。あら、そんなに成績が悪くて?」

上条「不幸な上条さんはいつも何かに巻き込まれて授業に出れない日が多いんですよ。それで授業についていけなくて…呆れてものも言えませんの」

上条「第一巻き込まれるといいますが自分から事件に突っ込むときもあるのではなくて?うっ、それは……」

上条「前からおっしゃろうと思っておりましたが、あなたは首を突っ込みすぎですの。そういうのは私たち風紀委員の役目ですの」

上条「だ、だけど…目の前で困ってるやつがいたら放っておけないだろ?」

上条「それで授業がおろそかになってしまっては仕方ありませんの」

おつ

上条「うっ、年下に言い負かされるなんて…。おや、まだそんなプライドは残っておりましたのね」

上条「そ、それにさ、過去に戻ってるとしたらやっぱ前と同じ行動をとったほうがよくないか?前の俺も補修は言ってたと思うし」

上条「思う?自分のことなのに他人事ではなくて?えぇーっと、それはな…」

上条「何か怪しいですの…。怪しくない怪しくない!!」

上条まぁ、もういいですの。終わってから私がどうなってるかを探せばいいですし、補修といってもすぐ終わるのでしょう?」

上条「うぅ…上条さんの頭では終わるまでに時間がかかることですのよ……。あぁ、それなら問題ありませんの?」

上条「え、どういう。それよりも、さっきから周りの目を気にしておりますの?」

上条「へ?」


ざわざわ

「なにあの人さっきからひとりでぶつぶつと」
「お嬢様口調を使ってるとかすごっく気持ちわるいってわけよ」
「超怪しいですね」


上条「だあああ!?白井気づいてるなら教えてくれよ!?別にこの姿で下がるのは私でなく類人猿の評価なのでよろしいかと」

上条「不幸だあああああああああ!?」タタタッ

ーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーーー

上条「はぁ、不幸だ…。おやおや、不幸とはどういうことですの。補修もすぐに終わってよかったではありませんか」

上条「あのな、白井が次々と問題を解いてくから小萌先生も面食らってたじゃねぇか!?」

上条「一刻も早くやらなければならないことがあるのですから、あの程度の問題で時間を食ってもらっては困りますの」

上条「しかも俺が反論しようとしても口に出さないといけないから上条さんボイスのお嬢様言葉を聞かれて…」

上条「無事心配されて返されたわけですね。次会った時どんな顔すればいいんだよ……」

上条「さぁ、私のことではありませんゆえ。しれっと言うな…」

上条「そんなことより、この状況について2つ仮説を立ててみましたの。仮説?」

上条「えぇ、まず一つ目としましては私の心と類人猿が何らかの現象で1つになってしまったと言うことですの。あぁ、なるほど、でもそしたら過去に戻ったって現象についてはどうなるんだ?」

上条「そこですの、そもそもこうする意味もわかりませんの。確かになー」

上条「で、2つ目ですがこれが全て類人猿が作った妄想という説ですの」

上条「も、妄想って。殿方特有の気持ち悪い存在が生み出した私と言うことになりますね、二重人格者でこういう例があると聞いたことがありますの」

上条「気持ち悪い妄想って、上条さんは紳士ですことよ。どうだか、殿方はなにを考えてるかわかりませんので、ですがこれなら過去にいる件も妄想ということで済まされますの」

上条「もっとも、後者の方は私としては認めたくない考えですの。そうなのか?」

上条「私は今ここで考えて、類人猿の体とはいえ動いて生きておりますの!!それを全部妄想なんて認めたくはありませんの!!私は何だというのですの!!」

上条「わかってはおりますの、全部と妄想と割り切った方が楽ということは、ですがですが…、白井」



「さっきから道端でなにブツブツいってるのよ」

上条「なっ!?お前はびりびr、お姉さまあああああああ!!」ダキッ

御坂「なっ!?///ちょ、あんたこんな人前で////」

上条「あぁぁん、おねえさまあああ、半日ぶりとはいえこうしてお姉様に会えるなんて、待っておりましたことよぉぉぉ!?白井、ちょっとやめ、あぁんこの未発達なボディ全てがもはや懐かしい気持ちですのぉっぉ!?」

御坂「い、いい////」

上条「ちょっとやめろって、絶対に嫌な予感が、もう放しませんの!!私にはお姉様が」

御坂「あぁぁうぅぅ……///」プシュー

上条「おや、いつものような電撃がこない!?まさかこの殿方だから、くううううぅぅ、忌々しき類人猿めぇぇ!?違うって、そうじゃなくて」

御坂「うぅぅ……がくっ////」


上条「あれ、ビリビリ?おーい、御坂さーん!?」

御坂「う、うぅ…うーん、あれここはベンチ?」

上条「よ、よぉ。起きたかおねえ、ビリビリ」

御坂「あんた、あれ私って何でこんなところで寝てたのかしら?」

上条「さ、さぁ?ね、熱中症じゃないのか?あ、暑い日が続いたからなー」

御坂「そうかしら、なんか寝ているお姉様も美しいって声も聞こえた気がするけど…あんたの声で」

上条「それも気のせいだな!!絶対!!」

御坂「そうよね、いくらあんたでもそんなこと言わないわよね。はぁ、私のルームメイトがいなくなったから混乱してるのかしら?こんなことあんたにいっても仕方ないけどね」

上条「おや、わた、白井がいなくなったのか」

御坂「え?えぇ。あれ、あんたなんで黒子のこと知ってるのかしら?」

上条「いや、その、そんなことよりそれってどういうことなんだ?」

御坂「そのまんまの意味。起きたらいなくなってたの」

上条「昨日まではいたのか?」

御坂「いたはずなんだけどね。私と違ってあまり遅く帰ることないはずだし、もしかしたら何かあったんじゃないかって探してる最中なのよ」

御坂「ちょっと変態なところもあるけど、黒子は私の大事なルームパートナーだから」

上条「びりb、お、お姉ざまぁ…!!」うるうる だき

御坂「はぁぁ!?////」

上条「そんなに黒子のことを思っていただいていたなんて感激ですのぉぉぉ!おねえ、ちょ、ちょっとやめろって!!」パッ

御坂「な、な…」

上条「あのな、御坂さん、これは…」

御坂「人の後輩の口調真似てなにすんじゃこらああああああああ!!」ビリビリ

上条「ああああああ!?不幸だああああああ!!」ダッ

御坂「待てやゴラああああああ!!」

上条「あぁぁ、おねさまぁぁ!?」


タタタタッ


御坂「はぁはぁ…何だったのよあいつ…でもなんだかうーん」

とある学生寮


上条「ビリビリの話が本当だとするなら今日の朝にはもうこうなてたんだな」

上条「お姉様、待っていてくださいまし。黒子はこの忌々しい体を出てきっとお姉様の元へ戻ってみせますの。その暁にはぐへへ…」

上条「おぉっと、上条さんが危ない奴に見えてくるぞ。お姉様を狙う危ない奴です。だぁ、そういうころいうなって!?」

上条「ともかく、元に戻る方法を探すことが先決ですの。だな」ガクガク

上条「ん…白井、お前…震えてるのか」

上条「考えごとも隠せないとは不便ですの。お姉様の話を聞いてまた怖くなったんですの。科学の街でこういうのもあれですが、もしや私は死んでしまって幽霊みたいなもので類人猿に取り憑いて…馬鹿野郎!!」

上条「いいか白井!!お前は自分でも言ってたじゃねぇか!!俺の体でも生きてるって!!俺だって感じてる。お前は確かに俺の体で生きてるって!!俺に体で考えて動いてるって!!
おまえがその可能性を捨ててどうするんだ!!」

上条「白井黒子はここに、俺に中にる!!白井がそれを信じられないっていうなら。その幻想をぶち殺す!!」

上条「……」

上条「ふぅ、まったく根拠もないのによくここまで言い切れるものですの。なっ、おまえ」

上条「ですがこれなら私らしくなかったのも確か、元気が出ましたよ。上条さん」

上条「あっ、今上条さんって。類人猿類人猿とまるで自分のことを罵ってるようなので変えるだけですの、それともまだお猿さんのほうがよくて?」

上条「ははっ、やっぱり白井は減らず口を言うくらいが似合ってるよ」

ちょっと修正

上条「いいか白井!!お前は言ってたじゃねぇか!!俺の体でも生きてるって!!俺だって感じてる。お前は確かに俺の体で生きてるって!!俺の体で考えて動いてる!!
おまえがその可能性を捨ててどうするんだ!!」

上条「白井黒子はここに、俺に中にいる!!白井がそれを信じられないっていうなら。その幻想をぶち殺す!!」

上条「……」

上条「ふぅ、まったく根拠もないのによくここまで言い切れるものですの。なっ、おまえ」

上条「ですがこんなの私らしくなかったのも確か、元気が出ましたよ。上条さん」

上条「あっ、今上条さんって。類人猿類人猿とまるで自分のことを罵ってるようなので変えるだけですの、それともまだお猿さんのほうがよくて?」

上条「ははっ、やっぱり白井は減らず口を言うくらいが似合ってるよ」

上条「それでな…あの白井、話は変わるんだが…どうしたんですの?」

上条「あの朝から我慢してるんだが、そろそろ限界で」

上条「あぁ、お手洗いですか。行ってくればよろしくて。っておい!?」

上条「いいのかよ!?そのあの俺のアレを見ちまうんだぞ!?」

上条「言いますけどとっくに我慢してることは気づいてましたの。ただ、我慢してから行くタイプかと思いまして。それにですの」

上条「殿方の粗末なモノを見たくらいでギャーギャーと騒ぎませんの。女性がそんな反応をすると思っていたなら創作物の見過ぎだと思いますの」

上条「粗末なって…あぁ、はぁ不幸だ。不幸を感じてる暇があるなら早く行きますわよ」スタッ

上条「ちょ、やめっ、白井さーん、動かないで、せめて目を瞑って…一々うるさいですの」


アァー!!

上条「上条さんの貞操が…一々大袈裟ですの、それよりもそろそろ夕食にしましょう」

上条「それよりもって、さてさて冷蔵庫の中身は…」

冷蔵庫「ほとんど入ってないい」

上条「見事に何もないですの。俺ってインデックスがくる前からこんな感じだったのか…」

上条「うーん、どうしますか?買ってくるのは…上条さんの財布はいつでも軽いのですよ」

上条「あるものでどうにかするしかありませんね。卵ともやし…同じ学園都市の学生とは思えない貧富の差ですの」

上条「もやしと卵があれば作れるだろ、上条さんに任せなさいっと」

上条「あら、だったお手並み拝見っといきますの。もっとも、私も一緒に作ってるよな感覚ですけど。それはそうだけどなー」



ーーー

ーーーーーー

上条「ご馳走様ですの。おう、お粗末さま」

上条「どうでせうか?お嬢様の白井さんのお口には合ったでせうか?」

上条「そうですわね、味も材料も質素でしたが悪くはありませんの。それにしてもやっぱり奇妙な感覚ですの、自分で食べてるような人に食べさせてもらってるような…」

上条「あー、俺もそんな感じだったな。時々手が勝手に動くからなー、慣れていかないとな」

上条「こんな状況に慣れたくないですの」



ーーー

ーーーーー

上条「シャワーまで見られた…不幸だ。シャワーシーンの需要もなさそうですし割愛ですの、さっきとあまり変わりませんしね」

上条「後はもう寝るだけか。そうですわね。今日は色々と疲れましたの、起きたら元どおりだといいのですが…」

上条「本当にな。明日治ってなかったら病院に行くことしましょう、何かわかるかもしれませんの」

上条「病院か。でもそれしかないよな。こう言うのに詳しい奴もいるけど、うーん」

上条「そんな知り合いがいるならなんで聞かなかったんですの。それはあれだ、この時点だと俺はそいつの正体を知らないし」

上条「忘れてましたのね、うっ」グサッ

上条「類人猿という呼び方に戻したほうがよくて。うっっ」グサッ

上条「そんなんですからあの程度の問題で手こずるのですよ、うっっっ」グサッ

上条「も、もういいだろ!!」

上条「もう寝ようぜ、起きて元どおりってこともあるかもしれないし。戻ってるといいですの、能力も使えないし不便すぎますの」

上条「使おうとしてたのか?もちろんですの演算は出来ても体が違うからか能力の片鱗も見せませんの」

上条「あー、それは多分だけど白井のせいじゃないぞ。俺の右手のせいだ。右手?」

上条「そうそう俺の右手は幻想殺しって言って異能の力ならなんでも打ち消せるんだ。無茶苦茶な能力ですのね」

上条「ですがそれなら色々と納得ですの。けど良いことばかりじゃない、一緒に幸福も打ち消しちまうらしいんだ」

上条「上条さんが不幸不幸だって言っていたのはこれが原因ですのね。てっきり、不幸な自分をかわいそうと思って欲しいのかと、上条さんは女々しいと思われてたってか!?」

上条「さてさて、どうでしょうか。想像にお任せしますの。さてと、もうお休みしましょう」

上条「だな、あしたに戻ってると良いな。そうですね、そう祈りますの」

上条「……お休み。白井。おやすみなさい、上条さん」

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

「……っ…………ろっ……!?」


「……!な……あぁ……」


「お…………の…………るか?」


「…………の!!……か……っ!!」



ーーーー

ーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

チュンチュン


「ん、もう朝ですか、なんだか変な夢を見てたきが……」むくり

「おや?ここは……そういえばあの殿方と……ん!?」ペタペタ

「こ、これは……この白くて細い腕に足、そして頭の横に見えるツインテール!!それにこの声!!」ペタペタ


黒子「戻ってますのおおおおお!!」



黒子「やっと黒子は元に、上条さ、うおぉぉっ!? なんだこりゃ!? はっ?」

黒子「どう待ってるんだ、俺の体じゃねぇぞ!?これって。あの、まさか」

黒子「もしかして、白井か…?えぇ、上条さんですのよね」


黒子「ええええええええ!?」



黒子「今度は白井の体になってるのか!?ふ、不幸ですの…」

とこんな感じで1日おきに操る体が入れ替わる上条と黒子の2週目の話
とりあえずインデックス編あたりまでやってみる

支援!

>>28支援感謝

常盤台寮


シュン

黒子「心配でしたがこっちの姿だと能力は使えるようですね。おぉ、すげー」

黒子「この程度のことで驚かないでくださいまし。無能力者の上条さんにとっては能力自体、加えて瞬間移動なんて貴重な体験なんですよ」

黒子「さてさて、それじゃ取り敢えず眠るお姉様に朝の挨拶を、は!?ど、どうしたんだ!?」

黒子「今私がお姉様を見るということはこの眼を通じて上条さんも見ることに、きいいいっ!?」

黒子「お姉様を見たい、だけどお姉様の寝顔を見せたくない。2つの感情がああああ、そんなことかよ!?」

黒子「そんなこととはなんですの!!眠っているお姉様の姿はそれはそれは美しく、まさにこの世の美を結集したかのような」


ガチャ


「ほぉう、ずいぶんご機嫌だな白井」

黒子「そ、その声は寮監様……」

寮監「朝から騒いでたことは許そう、しかし昨日の無断外泊はどういうことなんだ、さぁ説明してもらおうか」

黒子「あ、あのそれは、どうしたんだ?そんなに震えて綺麗な人じゃないか?あなたは黙ってくださいまし」ボソボソ

寮監「どうしたんだ、私も鬼じゃない。きちんとした事情があれば聞こうじゃないか」

黒子「お、おほほほ、実を言いますと急遽用事ができまして。それで…」

寮監「なるほど、そうか。それで朝帰りになったということか」

黒子「ひぃ!?全然聞いてくれてませんのっ!?」

寮監「規則を破ったんだ。勿論、覚悟はできてるよな、白井」

黒子「…上条さん…ん、申し訳ありませんの……え?」

寮監「ふんっ!!」


ゴキッ

ーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー

黒子「いたたっ…わかりましたか?人は見かけによらないんですのよ…」

黒子「身をもって体験したよ。あの体のどこにそんな力があるんだ?」ムクリ

黒子「あのお姉様ですら寮監には逆らえませんしレベル6説もありますの。マジかよ」首サスサス

黒子「運が悪かったですの。たまたま気まぐれで朝の見回りをしてたら声が聞こえたって…そんな気まぐれなんて起こさないで欲しかったですの。なんだか不幸だよな…」

黒子「ですが、気を取り直していざお姉様の元へ!!仕方ありませんから上条さんにも見せてあげますの」

黒子「見せるも何も白井が見たら俺も見えちまうんだけど、背に腹はかえられませんの!!」

黒子「お姉様ぁぁぁ!!ああぁ、麗しいその姿を黒子にお見せくださいまし!!」ザッ

黒子「布団へとダーイブ!!お前、それはさすがにやばいんじゃ!?」ピョーン

美琴「朝から何しようとしてるのよ、あんたは!!」ザバッ ガシッ

黒子「うぉぉつ!?へブッ!?見事なジャーマンッ!?」ドーン

黒子「ふ、不幸だ…。もぉうひどいですのぉ、1日ぶりの私の愛をジャーマンスープレックスで投げるなんて」

美琴「帰ってきていきなりそんなことするあんたが悪いのよ」

黒子「お姉様はいけずぅですの」

美琴「はいはい、で昨日はどこ行ってたのよ?」

黒子「昨日は身内の方が学園都市にいらして一日中案内してましたの。案内で疲れてしまい、向こうが予約していた宿泊先で寝てしまいこんな時間になりましたの」

美琴「へー、でも連絡ひとつくらいよこしなさいよね」

黒子「申し訳ございません、つい失念してましたの。…よくこんん短時間で思いついたな、先ほどのこともありますしもう用意してましたの」ボソボソ

美琴「何か言ったかしら?」

黒子「いえ、なんでもございませんの」

美琴「でも無事に帰って来て良かったわ。何かあったのかって思ったんだから」

黒子「お姉様、そこまで私のことを」

美琴「そ、そりゃ当然でしょ。私の…ルームパートナーなんだから」

黒子「お姉様あああああ!!」ダキッ

美琴「ちょ、だから」

黒子「…」バッ

美琴「あ、あれ?どうしたのよ、急に離れてあんたらしくない」

黒子「いえ、そんなはずは」、ちょっと待ってくださいまし」

黒子「ちょっと何しますの?私とお姉様のスキンシップの時間を。いやだからな、白井がビリビリに抱きつくと、当然上条さんにも感覚が伝わってくるんですよ」ボソボソ

黒子「なっ!?それで放したと言いますの!?そんなの昨日の時点で既に知っていますの!!ですが今は私の体ですし問題ないですのっ!!」

黒子「無茶言うな!?上条さんは純情なんですよ!?この、何を言われようが、ちょ、無理だって」ジタバタ

美琴「ちょっと何1人で喧嘩してんのよ?」アゼン

とある病院


冥土返し「結論から言うと体の方は正常そのものだね。悪い箇所も無ければ、可笑しな箇所もないよ」

黒子「そんなはずは!?」

冥土返し「とは言ってもね。君の、いや君達の言うことが本当だとするならばもう専門外だね」

黒子「専門外…ですか」

冥土返し「だけどここに来た以上は大事な患者だ、こっちの方でも調べては見るよ」

黒子「ありがとうございます」

冥土返し「それとね…君の方は、もう少しその子に気を使ったほうがいいんじゃないのかい?少なくともその子の姿だとね」

黒子「どういうことでせうか?」

冥土返し「足はもう少し閉じたほうがいいよ」

黒子「っ!?/////あなたはぁぁ!!ま、待て昨日だって問答無用ですの!!」

冥土返し「やっぱり嘘をついてるようには見えないね」

おもしろい

黒子「やっぱり病院じゃダメだったか。検査してもらって異常なしじゃ向こうもどうにもできませんの」トボトボ

黒子「後は…うーん、昨日仰っていましたこう言うことの詳しい友人しかありませんね」

黒子「そうなんだけど…なぁ。おや、何か気まずい関係ですの?」

黒子「そうじゃなくて、現時点だとなんとも言えないと言うか…歯切れの悪い言い方ですの」

黒子「今はすがるものなら藁でもすがりたい状況ですの。頼るしかないのではなくて」

黒子「…なぁ、白井。はい?魔術って知ってるか?」

黒子「はっ?って、きゃうわぁぁ!?」ステーン

黒子「いたたた…もうっ、何回目ですの!?空き缶を踏んですっ転ぶとかそう何度もありえませんの!!」

黒子「今日でもう何回目だろうな…、もしかして幻想殺しのせいなのか?でも今は白井の体だぞ!?」

黒子「そうとしか考えられませんの。朝の件といい何度も転んだり…その能力が使えないならただただマイナスですのっ!?」

とある学生寮

シュン

ステーン

カラーンカンカン

黒子「うくくっ…テレポート先の足元に空き缶が落ちてるなんて…お掃除ロボは何をしてますの…第一なんでこんな場所に落ちてますの…」

黒子「なんだか…ごめんな、白井。もういいですの…で、上条さんのお隣の部屋が例の魔術側の関係者ですの?」

黒子「あぁ、少なくとも未来では俺は信頼していた。この時点でも信頼をしていたと思う」

黒子「ふむ?どうしたんだ?いえ、なんでもありませんの」

黒子「魔術というのも俄か信じがたいですがこんな経験をしてしまっては信じるしかありませんの」

黒子「さてと、どうやって説明するか…私に任せて欲しいですの」

黒子「何かあるのか?まぁ、見ててくださいまし」

ピーンポーン

黒子「失礼します、ジャッジメントとですの!!土御門さん、速やかに出て来て欲しいですの!!場合によっては強行突破させていただきますの!!」

黒子「って方法ってこれかよ!!1番手っ取り早いですの。でもこんな方法で出て来るか」

黒子「まぁ、特にやましいことがなければ出ないかもしれませんが。男子高生なんてやましいことの塊ですの」

黒子「ひどい偏見じゃないですか!?第一あいつはそんなことじゃ」


「にゃー、ちょっと待って欲しいぜよ!?まだ舞夏には義妹には手を出してないにゃー!?」


黒子「出て来るのかよ!?ほら、見なさい」

黒子「土御門…お前なぁ。土御門で舞夏、なるほど確かに兄がいると仰っていましたね」

土御門「にゃ、舞夏の知り合いかにゃー?」

黒子「えぇ、ちょっとした知り合いですの。それに安心してください、ちょっと聞きたいことがあるだけですから」

土御門「聞きたいこと?わざわざ風紀委員のお嬢ちゃんがこんなところまで質問ぜよ?」

黒子「単刀直入に言わして貰いますの、ちょっと魔術について聞きたいんですの」

土御門「……」ピクッ

黒子「どうかしましたか?」

土御門「何言ってるのかわからないぜよ」

黒子「なっ!?」

土御門「嬢ちゃん、見たところ常盤台の生徒だろ。いつまでもそんな厨二みたいこと言ってちゃいけないぜよ」

黒子「本当に間違いないんですの?あぁ、今度は俺に任せてくれないか?」

土御門「悪いことは言わないぜい、嬢ちゃん。そのもう1つの人格ってのもそろそろ卒業する歳だと思うぜよ」

黒子「イギリス聖教、インデックス…」

土御門「っ!?」

黒子「神裂、ステイル、天草式、五和…まだまだ言えるぞ、これでもまだシラを切るのっていうのか」

ドンッ

黒子「っ!?」ビクッ

土御門「どうやら出鱈目で言ってるわけじゃないみたいだな」

黒子「つちっ…」

土御門「どこで知ったか知らないが、知ってることは全部話してもらうぜ。俺に接触した目的もな」

黒子「ま、待ってくれ!?ふんっ!!」前蹴り

土御門「おーおー、待ってくれと言いながら蹴りを入れて来るなんてトンチンカンな話だな」ガシッ

黒子「ちが、白井も落ち着いてくれ!!土御門、お、俺だ、か、上条当麻だ!!」

土御門「んー、可笑しいぜ。俺の知ってる上条当麻はロリッ娘ツインテールじゃないんだがな」

黒子「だ、だから事情があるんだ。頼む信じてくれ!!」

土御門「…オッケー。一先ず話を聞こう。どうぞ、上がるにゃー」バサッ

黒子「けほっ、けほっ…死ぬかと思いましたの。あぁ、助かる…」

黒子「…というわけなんだ」

土御門「なるほどにゃー。信じがたい話だが、それにしてはこっちのことを知りすぎてる」

黒子「では信じてくれますと?」

土御門「いや保留ぜよ」

黒子「ほ、保留!?なんで!?」

土御門「なんでも何も、色んな非常識は見て来たが非常識すぎるぜい」

黒子「そんなこと言われても実際の起こっていますの!!白井、落ち着けって。あなたは落ち着きすぎですの!!」

土御門「はたから見れば表情がコロコロ変わって面白い光景だにゃ」

黒子「舞夏の兄上だかなんだか知りませんがこっちは急に首を絞められましたのよ!!そりゃ、上条さんも絞められたようなもんだし…それに今は頼りなる仲間がいたほうがいいだろ」

土御門「まっ、暫くこっちで様子見をして協力するかどうか決めさせてもらうぜ」

黒子「くっ、納得がいきませんの」

土御門「それに一番の理由は」

黒子「なんなんだ、その理由って」

土御門「カミやんがロリッ娘ツインテールお嬢様と一心同体なんて納得はいかないにゃー!!」

黒子「そんな理由かよ!?」

土御門「ロリッ娘の体であんなことやこんなこと、しかも女湯、更衣室まで入りたい放題なんてずるいにゃ!!」

黒子「そんなことしねぇよ!?まさかそんなこと考えてらっしゃいましたの?白井も信じるなって!?」

土御門「とかなんとか言って動くたびに男とは違う感覚とか、スカートのスースーする感覚とか興奮してるんだぜい」

黒子「なっ!?まさかそこまで変態だったとは。白井にだけは言われたくないんですが!?」

土御門「それにそれに」

上条「あーもう、わかったわかった、もういいって!!保留でもなんでもいいから!!」

土御門「おう、そうしてもらえると助かるぜよ」

黒子「結局、飛んだ無駄足でしたの。それでは失礼しますの。あぁ、土御門、また」シュン


土御門「ふぅ、行ったようだな。禁止目録もねーちんも救ったのか。…こりゃ面白くなりそうだにゃ」

風紀委員第一七七支部


初春「暫くの間は能力開発のお手伝いをするから来れない日もあるかもしれないってことですね!!」

黒子「そうですの、引き受けた以上は最後までやりますので、よろしくですの。…なんでこの子は説明口調なんだろう」

初春「でも良かった。私はてっきり白井さんが何か事件に巻き込まれたのかと思っちゃいましたよ」

黒子「心配しすぎですのよ。姉様もそうでしたが私はそんなに危ないことの首を突っ込むように見えますの?そんなに信頼してなくて」

初春「いやいや、そうじゃなくて、ほら白井さんって正義感が強いじゃないですか!?だからその」

黒子「うふふっ、冗談ですの」

初春「もーう、からかわないでくださいよー」

黒子「そこで、私が不在の間、仕事を手伝ってくれるようある人に頼みましたの。え、そうだっけ?おだまりなさい」

初春「へ?お手伝い?佐天さんにですか?」

黒子「いいえ高校生の上条当麻さんというか頼みましたの…って俺かよ!?」

初春「えええええ!?」

黒子「何をそんなに驚いておりますの?これでも知り合いは結構いるんですよ」

初春「そうじゃなくて男子高生って、男の人ってことですよね!?」

黒子「えぇ、そうですが」

初春「あの白井さんが男の人と知り合いで仕事の手伝いを頼むなんて。で、で、その人はどういう方なんですか?」

黒子「どういう方もなにも普通の男子高生ですの。ちょっとお節介ですが。お節介って…」

初春「その方は能力者なんですか?」

黒子「いいえ無能力者ですの。もっとレベルなんてあてにはなりませんが」

初春「し、白井さん、どうしたんですか!?独り言も多いですしなんだか変ですよ!!まさか精神操作系の能力にかかってるんじゃ!?」

黒子「そんなことないですの。それにあくまで保険ですの、私が来れるような日は私が来ますから」

初春「そ、そうですか」

黒子「そういうことでよろしくお願いしますの。固方先輩には私から伝えておきますの」

黒子「それに、これから色々と忙しくなりますの」キョロじー

初春「忙しく?取り締まり月間でしたっけ」

黒子いいえ、こっちの話ですの」キョロキョロ

初春「それより、さっきかなんでキョロキョロしてるんですか?」

黒子「え、あぁ、ちょっと待ってくださいまし。…上条さん、なにをしてるんですの?」

黒子「いやー、こうちょっと物珍しくて。あなたは子供ですの?」ボソボソ

黒子「そういえば忙しくなるってどういうことなんだ?あぁ、時期にわかりますの。わざわざ過去に戻ったのですから止めなきゃいけないことがありますの」ボソボソ

黒子「ん?もしかして何か事件を。あとで話しますの、初春がそろそろ怪しみますの」ボソボソ


初春「白井さん、やっぱりちょっとおかしいですよ!?」

黒子「あー、もう!!しつこいですの!!そういうこというのはこの口ですか!!」むにむに

初春「いひゃいひゃいですってー」むにゅー

ーーーー

ーーーーー

ーーーーーーー
常盤台学生寮


黒子「いやー、それにしてもさすがお嬢様学校の寮、夕食はとにかくすごかったな。あの程度で泣かないでほしいですの。恥をかくのはこっちのほうですの」

黒子「上条さんが普段食べてるものと比べればそれはそれはなんだよ。まぁ確かに昨夜のもやしと比べれば月とスッポンですの」

黒子「そういうこと、自分で言ってて悲しくなるけどな…」

美琴「黒子、なんだかあんた独り言すごくない?」

黒子「おおほほ、なんでもありませんことよ。それではちょっとお風呂先にいただきますの」

美琴「はいはい、出たら次に入るから言いなさいよ」

脱衣所

黒子「さてと…お、おい、まさか入るのかよ!?」

黒子「当然ですの、今日は動き回ったから汗もすごいですし一刻早く洗い落としたいですし」

黒子「だ、だからって…いいのかよ!?ん、あれ?」タオルをギュッ

黒子「不本意ですが目隠しをしたまま入りますの。それとも、なにを想像してらっしゃいました?」

黒子「うっ、いやなんでも…やはり、お猿さんですね。うっ」

黒子「私が動きますので上条さんは動かないでほしいですの。あぁ、まぁよく知らない場所で目隠しだと危険だしな」

黒子「でもいいのか、お前が触るってことは俺も…。今さらもういいですの。気にしてたら何にもできませんの」

黒子「それでは行きますよ」

ガラッ

ツルーン

黒子「ですの!?なんでこんな場所に石鹸が!?」

ゴン

黒子「ぐふ!?」頭を強打


美琴「今なんか大きな落としたけど…ってどういう状況よこれ!?ちょ、ちょっと黒子ー!?」

ーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーーーーーー

「そん……あ……たは……すの……」

「イ……にわ……てく……」

「おま……はん……るか?」

「そんなの当然ですの!!私の……かた……の!!」

ーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーーーーーー

ーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー

「……」むくり

「またあの夢ですの…よく覚えてませんがあれは…」

「ん…白井起きたのか?えぇ、片方が起きますと体が起きるのでもう1人も起きるようですね」

「みたいだな。今は0時過ぎか……ん!? ちょっと待って!? おや?」

上条「また上条さんボディーになってるじぇねぇか!?」

上条「こ、これは不味いかもしれませんの!?こんなの誰かに見られたら言い訳不可能ですの、特にお姉さ」

美琴「んー、黒子うっさいわよ、起きたならしず…か…に」

上条「は、はーい。ご機嫌よろし」

美琴「あ、あ、あ、あ……」

上条「あはははは…そ、それじゃあ失礼しま」


美琴「あんたは人の部屋でなにしてるんじゃあああああああ!!」ビリビリ


上条「ぎゃあああああ!?不幸ですのおおおおおおお!?」

禁止目録出るまでダイジェスト

上条「なるほど…男女のリーチでこうも違いますのね。意外と体もがっしりしておりますし鍛えれば結構動けるのでは…」フンフン

上条「白井は背が低いもんな。あなたにだけは言われたくないですの。お、俺の背は低くなんて!?」

上条「補修の時に思いますが明らかに他の方と比べまして背が低いですの。い、いやでも小萌先生には勝ってるし…」

上条「低い志ですの」

シュン

黒子「御機嫌よう、初春」

初春「あっ、今日は白井さんなんですか…」

黒子「なんだか残念そうですね」

初春「あっ、いえそんなこと。た、ただ、上条先輩って事務仕事もテキパキとこなしたり、すごいですよね!!」

黒子「そりゃ、そうですの。…そういうのは白井がやってるしな」ボソ

初春「それに気遣いもできる人ですし。お手伝いに不満も言いませんし…なんだか尊敬しちゃうなって」

黒子「はぁ、そうですの」頬ぽりぽり

初春「この前なんて初春さんは綺麗だなって…やだっもう////」


黒子「あぁ、綺麗だよな。初春の頭の花って。…一緒になってよくわかりましたがそう言うのって無自覚なんですのね」

黒子「なにがだ?なんでもありませんのー」

上条「おや、あのかたは?」

木山「おや、君か」

上条「えぇっと…退院したんですね」

木山「まぁね、まだ通院はしているけどね」

上条「あ、ははは…、そ、そうですか」

木山「不思議な少年だ。あの時の計画を全部知っていたみたいだし、興奮すると口調も変わるのかい」

上条「そ、そんなことはないですの、あっ」

木山「ふむ、動揺しても口調が変わるのか。どっちが本当の君なのか」

上条「よ、用事があるので、失礼しまーす!!お大事にー!!」タタタタッ


上条「あれは上条さんのせいですの。白井が止めろって言うから俺は、取り押さえればいいのになんで殴ろうとしますの!!」

上条「動きがすっちゃかめっちゃっかになってアッパーを喰らわせちまうし!?顎の骨ヒビが入るほどの力を入れる方が悪いですの!!」

黒子「ふぅ…やっと片付きましたの。おぉ、さすがレベル4、一瞬で終わるんだな」

黒子「この程度日常茶飯事ですのでなんともありませんの、俺だとこの人数は逃げるので精一杯だよ」

「み、見つけました!!」

黒子「はぁ、またあなたですか」

介旅「僕は何度だって諦めません!!あの時、過ちを犯しそうになった僕を止めてくれた!!」

黒子「ジャッジメントとして当然のことをしたまでですの」

介旅「それだけじゃない。白井さんが僕に言ってくれた言葉で僕は救われたんです!!あの俺口調の白井さんも素敵でした」

黒子「はぁ、それは忘れてくださいまし。第一私にはお姉様がいますので」

介旅「忘れたくない!!腐っていた僕を助けてくれたんだ、だから」

黒子「しつこい男は嫌われますのよ。私に言いよる暇があるなら勉強でもして自力でのスキルアップに努めるべきですの」

黒子「では失礼しますの」シュン


黒子「はぁ…上条さんのせいで面倒なことになりましたの。なんで俺のせいなんだ?」

黒子「上条さんは女心だけじゃなくて男心も知った方がいいですの」

「その、ありがとうございました」

上条「あー、いいって。それじゃあな」

「はい!!」タタタタッ


上条「はー、不幸ですの。白井さん、人が言いかけてる時の割り込んで欲しくないのですが」

上条「あなたの不幸は私にも起こる不幸ですの。しかも人の財布を探して自分のを落とすなんてありえませんの」

上条「うぅ…、で、でもあの子のがあって良かっただろ?お人好しもここまで行くと病気ですの」

上条「幸いにして私の財布が部屋にあるからいいのですが。本当に白井さんには感謝しております」

上条「しかしこの現象が起きてから数日が経ちますが、色々とわかってきましたの」

ー上条さんと私の現象についてー

1、体の感覚は全て共有される

2、お互いの考えは口を出さないと通じない

3、日をまたぐと体が交換される

4、交換した時に身につけていた物を継続して身につけている
服装等(携帯や財布を身につけたたまま寝てしまうと次の交換まで消えてしまう)

5、体の方の能力しか使えない

6、どっちの体の時も不幸ですの

上条「とまぁ、こんなところですの」

上条「口に出さないと互いに話せないってのが厄介だよな。心の中で会話とかできると便利なのに」

上条「私も上条さんもそういう能力者ではないからじゃないでしょうか。最近、独り言増えたって言われるのが、同じですの」

上条「一日中ずっと黙って見てるだけにしろって方が無理ですの」

上条「体が交代するってもな。ずっと片方の体の方がまだ楽ですの」

上条「外泊届を提出しておりますから今はいいかもしれませんが長く続くようでしたら退寮も考えなくては、あぁお姉様ぁ…」

上条「ビリビリといえば、白井はよくあの電撃を受けられるよな。お姉様だって加減はしておりますし、あれはお姉様の愛ですの」

上条「いや、上条さんはとばっちりですからね!?白井の体じゃ打ち消せないもん!?」

上条「お姉様への愛があれば耐えれますの!!…やっぱ、白井ってすごいな」

上条「第一それを言いましたら私だって上条さんに起こるはずの不幸を受けてますの」

上条「それを言われると。私の体だと幻想殺しが使えないですし本当にただただ不幸ですの」

上条「あー不幸ですのー、転んだり鳥の排泄物が落ちてきたりしますのに私がしてることには文句を」

上条「あぁ!!もう上条さんが悪かったですよ!?わかればいいですの」しれっ

上条「こんな共同説ですし色々あるには当然ですの。そうだけど」

上条(驚きなのは私の体の時でも容赦無くフラグ体質を発揮することですの、男女関係なく言い寄られるのは悪い気分ではないですが少々面倒ですの…)

上条「やっぱり不幸ってことですの。ん、なにがだ?」

上条「気にしなくていいですの、どうせ治らないと思いますし」

「やっと見つけたわ!!」

上条「あっ、ビリビリ!!」

美琴「今日こそ勝負してもらうわよ!!それに黒子のことも何知ってるんでしょ、話してもらうわ!!」

上条「あのービリビリ、白井のことは俺は知らないって…」

美琴「へー、まだしらばっくれるんだ。あんたが黒子の代わりに風紀委員の手伝いをしてるのは知ってるんだから」

上条「だからそれは、能力開発で忙しくなる白井に頼まれて…」

美琴「あの黒子が、風紀委員のことに誇りを持ってる黒子が頼むのよ。間違いなくあんたが関わってるわ」

上条「とは言われても。…どうする?さすがお姉様、ですがこんなこと説明できませんの」ボソボソ

美琴「何か知ってるのは確かよね、私が勝ったら話してもらうわよ」

上条「ここはいつも通り逃げるしないよな。私のことを心配してくれるお姉様は嬉しいですがしかたないですの」

美琴「無視すんなああああ!!」ビリビリ

上条「危ないっ!?くっ!?」パキーン

美琴「またかき消すか。相変わらず厄介な能力ね」

上条「仮にもレベル0の相手に超電磁砲を放つなんて…上条さんが特別な方だから?くぅ、当事者じゃなければ嫉妬しますの」

上条「何がだ?言っても多分理解できないと思いますの」

上条「なぁ、ビリビリ」

美琴「ビリビリじゃなくて御坂美琴って名前があんのよ!!」

上条「そうですの、注意しようと思っておりましたがお姉様をビリビリと呼ぶなんて失礼きわまりありませんの。どっちの味方だよ!?」

美琴「よく聞き取れないけどさっきから何言ってるのよ?」

上条「いや、だからその…ん、あれは…?」

美琴「は?何よ、上?」


ヒューーーーーン

バタァァァン



上条「もしかして!?」

美琴「ちょ、ちょっとどこ行くのよ!?」

上条「やっぱりそうだ…でも、ベランダに引っかかってたんじゃないのか?なんでこんなところ?」

上条「おや、この方は…いつも上条さんといたシスターさん?」

上条「どこから落ちたのでしょうか?屋根の上?取り敢えず、救急車を、待ってくれ。確か大丈夫なはずだ」

上条「仮にも落ちてきたのですよ、無事なはずが」

禁書「うーん、お腹が減ったんだよ…」

上条「かすり傷1つないなんてありえませんの、これも魔術ですの?確かそのはず…」

美琴「ちょっと待ちなさいって…って誰よ、その子?もしかして落ちてきたのってそいつなの?」

上条「御坂、ちょうど良かった。この子を頼んでもいいか?すぐに戻る」

美琴「え?だからちょっと待ちなさいって、もうなんなのよー!!」

上条「…例の魔術師たちを探しますのね。あぁ、インデックスがいるってことは近くにいるはずなんだ。きっと近くに」

上条「仮にも秘密主義の連中がそんな簡単に出てくるとは思いませんが…おや、この辺りこんな人が少なかったでしたっけ?」

上条「間違いない…近くにいる」

「そう、もうすぐそばにいるよ。何者なんだい君は?僕が魔術師ってことを知ってるみたいだね」

上条「っ!?ステイルっ!!」

ステイル「驚いた。名前まで知っているとはね。まっぁいい。彼女を返してもらうよ」

上条「…敵意むき出しに見えますが、本当に悪い人ではないんですの?違うんだ、ステイルも神烈もただインデックスを守りたいだけなんだ」

ステイル「何を1人で喋っている。彼女を返してくれればそれでいいんだけど」

上条「待ってくれ!!インデックスは返してもいい」

ステイル「彼女の名前まで知ってるとは。だが話は早い返してもらうよ」

上条「その前に俺の話を聞いてくれ。インデックスの記憶を消さずに助ける方法があるんだ!!」

ステイル「なんだと…」

上条「ステイルや神裂だってインデックスを助けたいだろ!?だから」

ステイル「知ったような口を聞くんじゃないよ」炎をドーン

上条「危ない!?」パキーン

ステイル「なんだ、今のは炎がかき消された?」

上条「俺たちがここで戦う必要はない。インデックスは必ず助ける」

ステイル「助ける?どうやってだ?そこまで知っているならわかるだろう?彼女は完全記憶能力で苦しめられている。記憶を消さなければ脳がパンクして命に関わる」

上条「そこが間違っておりますの。あなたがたは世の中に他にも完全記憶能力の持ち主がいるのを知らないんですの。その人たちは今も生きておりますの」

ステイル「なに!?」

上条「いいですか。人間が記憶に使っている部分なんて脳のほんの一部分ですの。だからその程度のことで死ぬことなんてありえないですの」

ステイル「そんなバカな…」

神裂「その話は本当ですか?」シュタ

上条「神裂…本当のことですの。嘘ついてどうすると」

上条「そうだ、お前たちだって望んでるはずだろ!!インデックスと笑って過ごせるハッピーエンドの結末を、だからこれでいいはずなんかないんだ、俺を、信じてくれ!!」

ステイル「くぅっ…」

神裂「…わかりました。ではあなたに任せてみます」

ステイル「っ!?いいのかい、彼を信じて」

神裂「彼が嘘ついてるとは思えません。それに、どんな手段でも本当のあの子が救えるなら」

ステイル「…もしも今の話が嘘で救うことができなかったら僕は君を殺すよ」

上条「あぁ、それで構わない」


上条(インデックス…今度は俺が絶対に救ってみせる。だけど、白井は…)

上条「…………」

もうそろそろ終わる予定

がんばれ

ピッ

土御門「はいはーい……お、今日はカミやんの方かにゃー。…ん、相変わらずそっちの嬢ちゃんの方は冷たいぜい」

土御門「…そうか、ねーちん達に会ったのか…わかった、こっちでその場所は探してみる」

土御門「じゃあ、任したぜい…あいよ、また連絡するぜよ」

ピッ

土御門「さて…本当に禁止目録を救えるか…見せてもらうぜい」

ピッ

土御門「はいはーい……お、今日はカミやんの方かにゃー。…ん、相変わらずそっちの嬢ちゃんの方は冷たいぜい」

土御門「…そうか、ねーちん達に会ったのか…わかった、こっちでその場所は探してみる」

土御門「じゃあ、任したぜい…あいよ、また連絡するぜよ」

ピッ

土御門「さて…本当に禁書目録を救えるか…見せてもらうぜい」

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

廃工場

インデックス「…つまり2人は私を追ってる悪い魔術結社じゃないんだよね」

上条「あぁ、お前達は友達だったんだ。お前を守るために2人はずっとお前と一緒にいたんだ」

インデックス「本当…なんだよね?」

神裂「えぇ、信じられないと思います。だけど、私たちはあなたを知っています。あなたが何度忘れても、私たちは」

ステイル「君を守るためならなんだってする。そのために僕たちはいるんだ」

インデックス「ねぇ、教えて欲しいな。私と2人の関係を」

神裂「っ!?ですが」

上条「ちょっとくらい大丈夫だろ。幸いここには他に人がいないだろうし、俺はあっちにいるから」

神裂「上条当麻…あなたは」

上条「終わったら…呼んでくれ。その時に始めよう」

上条「…あのシスターとあなたの関係を私は知りません。だけど、私にとってのお姉様に近い存在…大切な人ってことですのね」

上条「まぁな…そのビリビリも無理やり帰したけどな、はは、文句言ってたな、知る権利があるとか」

上条「それだけ危険…ということですのね。……」

上条「何を隠していますの?あの子を見つけから様子が変に感じますが」

上条「…俺は命に代えてもインデックスを救わなきゃならないんだ。それが、前の俺との約束なんだっ!!」

上条「……どういうことですの?」

上条「俺さ、インデックスを助ける前の上条当麻とは別人なんだ。あの時、上条当麻は一度死んだんだ」

上条「記憶がないんだ。インデックスを助ける前の。やはりそういうことでしたか」

上条「っ!?知ってたのか?…薄々気づいていましたの」

上条「こうなってから…上条さんは過去に起こることを知らなすぎでしたの」

上条「……」

上条「私は過去に戻ってから知っていた幾つもの事件を防ぎましたの。でもあなたはしなかった」

上条「それに、自分のことなのにずっと他人事のような言い方をしてらっしゃいました。だから、もしやとは思っていましたの」

上条「インデックスを助けるのは前の俺が命に代えてもやったことだ」

上条「だから、今の俺も命を懸けて助けなくちゃいけない」

上条「助ける自信はありますの?わからない、前の時だって記憶だけで済んで運が良かったらしいんだ」

上条「記憶だけじゃなくて肉体まで死んでいたかもしれない」

上条「それに、もしまた記憶を失ったとしたら、白井はどうなるんだ?そうですね、こんな奇妙な体で仲良く記憶喪失ってところじゃないですの?」

上条「インデックスを助けたいっていうのは俺のわがままだ。俺のわがままに本当に白井を巻きこんでいいのか?」

上条「あの2人にあそこまで啖呵を切っといて今更逃げますの?」

上条「あの赤い人はダメだったらあなたを殺すと申していましたし、同じ死ぬならヒーローとしての方がマシですの」

上条「それじゃっ…でも死ぬ気はありませんし、記憶を失う気もありませんの。あのシスターさんを助けて無事に戻りますの」

上条「ひじょーに不本意ですが、私たちは一心同体。上条さんが決めたのなら付き合うしかありませんの」

上条「ありがとう。お礼は無事に終わってから言って欲しいですの」

インデックス「とうまー!!」

上条「終わったのか?」

インデックス「うん、まだ話したいことはあるけど、続きは終わってからだよね」

上条「そうだな」チラッ

ステイル「…まだまだいい話すことはあるみたいだしやるなら早くやってくれないかい?」

神裂「あの子の為にお願いします」

上条「わかってる、じゃあ、始めるぞ」

ステイル「で、彼女のどこに魔法陣があるんだい?流石に僕たちが気づかないはずはないんだが」

上条「待ってろって…、とは言ったもの、どこに…」

インデックス「とうまー、私も自分の体だし、見える範囲ではそんな見たことないんだよ」

上条「ふむ、ということは見えない範囲でしょうか。前回もできたってことは絶対に触れる範囲内だと思いますが…背中とかですの?」

インデックス「なんだかその口調は気持ち悪いんだよ」

上条「なっ、失礼なお口ですの…ん?口…まさか」

インデックス「あぁぅ!?な、なに」

上条「ちょっと待っててくださいまし、多分…」パキーン

ゴオオオオオオオオン

上条「っ!?」

ステイル「これは!?」

自動書記「警告、首輪の破壊を確認。再生準備、失敗」

ステイル「あれは!?」

神裂「彼女が魔術を、ということは私たちは…」

上条「あれが上条当麻を一度は殺した。見た目は天使にも見えますのに、飛んだ破壊神ですの」


自動書記「書庫の保護のため侵入者の迎撃を開始」


上条「来ますの!?わかってる!!」パキーン

自動書記「 」

ゴオオオオオオオオオオオ

上条「くっ、なんて威力ですの!?このままじゃ押し返され…だけど、どうすれば!?」パキーーーン


「ねぇ、超電磁砲って知ってる?」


バチバチバチ ゴドオオオオオオオン


上条「これは、超電磁砲?まさか、お姉様、ビリビリか!?」

美琴「なんだかよくわからないけど、やっと見つけた。何も説明なしに帰れって言われて帰れるわけないじゃないの!!」

美琴「で、よくわからないけど。あんたらは何もしないわけ?知り合いなんでしょ、あの子の」

ステイル「っ!?言われるまでもない!!魔女狩りの王!!」

神裂「Salvare000!!上条当麻、私たちであなたをサポートします!!だから彼女を!!」

自動書庫「……対処を検索」

上条「あぁ!!なんだか対策やらなんやら聞こえて来ますの。一気に行くぞ!!」


美琴「ちょっと何よこの羽!?」

神裂「これは!?この羽一枚一枚が聖ジョージのドラゴンの一撃と同等です!!逃げてください!!」

上条「そうか、前の上条当麻はこれで…だけど、おりゃああああああああ!!」タタタタッ

上条「インデックス!!俺は何があってもお前を救って見せる!!それが今の俺にはできないっていうなら!!」タタタッ

上条「その幻想を…ぶち殺しますの!!白井!?そのタイミングで台詞を取るか!?おっと、淑女は使うにははしたない言葉でしたの」


ガシッ パキーーーン


自動書記「再生……不可……」


美琴「やった!!」

神裂「ですが、羽が!?上条当麻、逃げるのです!!」

上条「白井…巻き込んで悪かった。だけど、俺はそれでもインデックスを助けたいんだ」

上条当麻はインデックスを庇うように抱きしめる
そんな彼を祝福するかのようの無数の羽が舞い落ちて来る。

上条「まったく、気にしないでといってもあなたは本当にお人好しですの」

覚悟を決めた。
だが、羽が落ちる瞬間上条、否黒子は思い出した。
そうだ、彼は。

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

「あなたは、なんで!?なんでですの!?私なんかを庇って、こんな、どうしろと!?」


「はぁ…はぁ……なぁ…白井、大丈夫、かぁぁ……」


「お前はこいつを助けるために人生の半分を捨てられるか?」


「当然ですの!!こうなったのも私の責任!!このか……が救えるなら半分を捨てられますのっ!!」



ーーーー

ーーーーーーー

ーーーーーーーーー

上条(思い出しましたの。あの日この方は私を庇って…それでどこからか声が聞こえて)

上条(そういうことですの…人生の半分とはこういうことですの)

上条(こうなったのも私の責任…なら)

上条「まだ、諦めるわけにはいきませんの」


羽が接触する瞬間、辺りはは光に包まれたく

美琴「なにっ!?何が起こってるのよ!?」

神裂「この光は!? あの子は!? 彼は!?」

ステイル「もしや、救えなかっというのかい?」


「いえいえ無事救えましたの」


美琴「その声は黒子!?なんであんたが、それになんでその子を!?」

神裂「さっきまでの場所に誰もいない…どういうことですか?」


黒子「まさか、こんなことが起こるなんてな。ちょうど…日付が変わりましたの…」

インデックス「すーすー……」

黒子「呑気に寝てるな。えぇ、そして無事終わりましたの」

やりたい描写に表現力が追いつかない。もう終わる

美琴「ちょっと、ほ、本当に黒子なの!?」

黒子「よいしょっと。えぇ、正真正銘、お姉様の白井黒子ですの」インデックスを置き

美琴「いつからあんたが私のものになったのよ」

黒子「そんな、照れなくてもよろしいではないですの。あざ、お姉様頑張った私に熱い抱擁を!!」

美琴「やめんか!!あんたはまったく!!」コブラツイスト

黒子「痛い痛い痛いって!?ちょっと、やめろってビリビリ!?」

美琴「やっぱり…あんたは黒子に体になってるの!?だったら、黒子は!?えっ!?どうなってるのか説明しなさい!!」

黒子「説明しますから落ち着いて欲しいですの。そっちのお二人も聞いてくれますの?」

ステイル「説明してもらわないとわからないからね」

神裂「これは、魔術なんですか?」

黒子「というわけですの」

神裂「そんなことが、ですがそんな魔術聞いたことありませんが」

ステイル「見てしまった以上は信じるしかないけどね」

黒子「今回は偶然時間が来たから助かりましたの。あの羽に当たっていたら今頃どうなっていたか」

黒子「あぁ、本当に助かったよ、ありがとう。やれやれですの」

神裂「1人で会話してるってのも凄くシュールですね」

黒子「そういうのはもう慣れましたの。あれ、お姉様どうしましたの?」

美琴「あんたらそうなってから感覚も1つって言ってたわよね」

黒子「えぇ、そうですの。あぁ、今は慣れたけど最初は中々慣れなかったよな」

美琴「ということは…黒子が私に抱きついたり、私の着替えを覗こうとした時ってあんたも一緒に見てるのよね?」

黒子「あっ、いやそれは!?」

美琴「問答無用だ、この変態どもがあああああああああ!!」ビリビリビリバチーン!!

黒子「ぎゃあああ!?ちょ、ちょっと待てこれはお前の後輩の白井の体!?そうですの、それにあれは私の日常行動なので不可抗力ですのぉぉ!?」

美琴「なにが不可抗力だ!!ふあちとも焼け焦げなさい!!」ビリビリ

黒子「あぁぁっ!?不幸だああああああ!!不幸ですのおおお!?」タタタタッ

ビリビリドーン ビリビリドーン

インデックス「うぅーん、なんだか煩くてよく寝れないんだよ」

神裂「インデックス!?だ、大丈夫ですか!?」

インデックス「うん、大丈夫なんだよ。とうまやかおり達が助けてくれたんだよね?」

神裂「えぇ、ですが私たちではなく彼等のお陰ですが」

インデックス「かれらー?あれ、そういえばとうまは?」

ステイル「追いかけっこの最中だよ。まったく元気な連中だ」

美琴「ごるああああああ!! 待ちなさあああい!!」

黒子「あざ、もうだからああいうことは止めとけって言っただろう!?今更同罪ですの!!」

黒子「テレポートで逃げようぜ!?こんな状態で演算をしろと、次に目が覚めた時は壁の中か海の中か」

黒子「あぁ、不幸だ…結局こうなった原因もわからないままだしな。それは……」

黒子(あの時の声がなんだったのか、何故過去に戻ったのかなにもわかりませんの。ですが……)

黒子「このまま過去を救ってのも悪くはないですの。何か言ったか?なんでもないですの」

黒子「ねぇ、上条さん。ん、私達は元に戻るその日まで一心同体ですの」

これで終わり。この後は上条さんも覚えてるし色々と頑張っていくと思う
初の溜めてじゃなくて思いつきで書き込んだからでチグハグな箇所があると思うけど脳内補完で

君の名は仮面ライダーハートを見て思いつきましたの

まだ長いプロローグが終わった所だろ?

今更だけど誤字が多いな、最後の2レスだけちょっと修正しとく
続きは…ほのぼの路線でいいなら気が向いたら、需要があるとも思えないけど

黒子「というわけですの」

神裂「そんなことが、ですがそんな魔術聞いたことありませんが」

ステイル「見てしまった以上は信じるしかないけどね」

黒子「今回は偶然にも時間が来たから助かりましたの。あの羽に当たっていたら今頃どうなっていたか」

黒子「あぁ、本当に助かったよ、ありがとう。やれやれですの」

神裂「1人で会話してるってのも凄くシュールですね」

黒子「そういうのはもう慣れましたの。あれ、お姉様どうしましたの?」

美琴「あんたらそうなってから感覚も1つって言ってたわよね」

黒子「えぇ、そうですの。あぁ、今は慣れたけど最初は中々慣れなかったよな」

美琴「ということは…黒子が私に抱きついたり、私の着替えを覗こうとした時ってあんたも一緒に見てるのよね?」

黒子「あっ、いやそれは!?」

美琴「問答無用だ、この変態どもがあああああああああ!!」ビリビリビリバチーン!!

黒子「ぎゃあああ!?ちょ、ちょっと待てこれはお前の後輩の白井の体!?そうですの、それにあれは私の日常行動なので不可抗力ですのぉぉ!?」

美琴「なにが不可抗力だ!!2人とも焼け焦げなさい!!」ビリビリ

黒子「あぁぁっ!?不幸だああああああ!!不幸ですのおおお!?」タタタタッ

ビリビリドーン ビリビリドーン

インデックス「うぅーん、なんだか煩くてよく寝れないんだよ」

神裂「インデックス!?だ、大丈夫ですか!?」

インデックス「うん、大丈夫なんだよ。とうまやかおり達が助けてくれたんだよね?」

神裂「えぇ、ですが私たちではなく彼等のお陰ですが」

インデックス「かれらー?あれ、そういえばとうまは?」

ステイル「追いかけっこの最中だよ。まったく元気な連中だ」

美琴「ごるああああああ!! 待ちなさあああい!!」

黒子「だからああいうことは止めとけって言っただろう!?今更同罪ですの!!」

黒子「テレポートで逃げようぜ!?こんな状態で演算をしろと?次に目が覚めた時は壁の中か海の中か」

黒子「あぁ、不幸だ…結局こうなった原因もわからないままだしな。それは……」


黒子(あの時の声がなんだったのか、何故過去に戻ったのかなにもわかりませんの。ですが……)


黒子「このまま過去を救ってくのも悪くはないですの。何か言ったか?なんでもないですの」


黒子「ねぇ、上条さん。ん」


黒子「私達は元に戻るその日まで一心同体ですの!!」

3レスだった、取り敢えず以上で

おつ
禁書SS下火だが増えて欲しいねぇ

おつ
終わりなのか

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