【ガルパン】ハンカチの武者 (23)
戦車道をやると決めた日、私はボロボロの九七式軽装甲車と出会った。
※キャラ崩壊注意、地の文あり
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みほ「この戦車は……」
杏「もしかして強い戦車だったりする?」
きっと私は酷く驚いた顏をしていたのだろう。会長が私を見ながらそんなことを言う。
みほ「い、いえ……その、逆です」
だよねー、とあっけからんとした反応が返ってくる。
いや、九七式は良い戦車だと思う。しかし、戦車道大会で通用する車輌ではない。
その旨をみんなに説明する。
杏「なるほど。じゃあ強襲戦車競技(タンカスロン)やろっか」
みほ「え?」
杏「だって、そっち向きなんでしょ?」
あれだけ戦車道にこだわっていたのは何だったんだろうか。いや、戦車に乗れれば良いって考え方なのかもしれない。
杏「でもまあ、大洗にはまだ他に戦車があるかもしれないから、一応探してから決めよっか」
みほ「はい」
タンカスロンをやるにしても、戦車道をやるにしても、もう少し戦力は欲しい。迷うことなく戦車捜索に数日費やすことを決める。
しかし、戦車は見つからなかった。
次の日、会長がタンカスロンをやると宣言した。そして、大洗が廃校になるという話を語った。
タンカスロンは非常に危険な競技だ。ルールはあってないようなものだし、審判団等もいないから走行不能車輌が放置されている。それも戦闘が行われている場所に。
乱入や離反、なんでもアリのタンカスロンは最後に立ってた車輌が勝ちのメチャクチャな試合だ。
そんなタンカスロンも大会を開くらしい。いや、正確には大会ではなく、有志による野良試合なのだけれど。何にしても、1ヶ月後に大規模な試合が予定されている。
参加するのは黒森峰、サンダース、プラウダ、グロリアーナ、アンツィオ、その他多数がバトルロワイアル形式で争う。どこも戦車道の名門ばかりだ。もっとも、高校名は隠してくるだろうけど、見る人が見れば一目瞭然。隠す気はあってないようなものだ。
私はそこで大将首をとる。そして敢えて大洗の名を高らかに宣言することで名前を売る。
そうすれば廃校の抑止力にはなるだろう、と会長が言っていた。
まあ、タンカスロンには戦車道連盟の偉い人も来ることがあるし無駄ではないだろう。
会長が廃校の話をしてくれたときに、タンカスロンの試合に、かの役人を呼びつけて亡き者にしようという意見も出たが、意味はない。役人なんて何人も居るし心象が最低になるだけだ。
まあ、廃校の件に関しては会長に任せよう。私がやるべきは1つ、大将首をとることだ。恐らくは黒森峰の現隊長、西住まほ(お姉ちゃん)のーー。
九七式は試合当日までに完全には直らなかった。何とか動かせるようにはなったが、外装を直している暇はなく薄汚れたボロボロのままだ。
まあ、特に問題はない。
それと、操縦は冷泉麻子という子がやることになった。てっきり会長か沙織さんあたりが乗ると思っていたのだけれど。
試合当日
………………
………
…
試合開始から10分が経った。私たちの戦車は白い布を掲げていた。
……まあ初めての試合だったし仕方がない。こんなものだろう。
麻子「zzz……」
麻子さんは眠っている。終わったら起こしてくれとのことだ。
タンカスロンでは回収車や、ちゃんとした審判は居ない。今は砲弾が飛んでこないことを祈りながら待つのみだ。こんな状況で寝れる麻子さんの肝の太さに感服する。
私は、せっかくなので試合を観察することにした。きっと次がある、そう自分に言い聞かせながら。
試合は意外にもプラウダが真っ先にリタイアした。次にサンダースが落ちる。そんな中、いまだにアンツィオが残ってるあたり、戦車道との違いを感じる。
ただ黒森峰はタンカスロンでもかなり強い。やはり練度が違う。
やっぱり1番の大将首は黒森峰だったか、そんなことを思いながら戦車に戻る。
そろそろ黒森峰がアンツィオを下しそうだ。乱入の気配もない。決着だ。
みほ「麻子さん、起きて下さい。麻子さん!」
麻子「む……」
ふぁ~あ、と欠伸していた。呑気だなあ……。
みほ「っ!?」
ダァアアアアーーーーンと大きな音が鳴る。しかし、振動はない。良かった。私たちが撃たれたわけじゃない。
きっと黒森峰がアンツィオを撃破したのだろう。
みほ「行きます!」
麻子「了解」
気合いを入れる。
麻子さんも集中してるのが分かる。良い感じだ。
私たちの九七式は、履帯が切れそうな勢いで黒森峰の車輌に接近する。
キューポラから顔を出しているお姉ちゃんが、驚愕しながらこっちを見ている。九七式の掲げる"白いハンカチ"を。
しんだふり作戦はひとまず成功のようだ。
お姉ちゃんも咄嗟に反応はするが、鈍い。一気に組みついて砲撃してやる。この辺が戦車道経験者がタンカスロンで勝てない理由なのだろう。戦車道のルールが真っ先に浮かんで、思い切った行動ができない。
うん、"次"の参考にしよう。廃校にしないためには戦果はもっと必要だろうから。
そして、大洗の勝利で試合は決着した。
タンカスロンで大洗はアピール出来るのだろうか。本当に廃校の抑止力になるのだろうか。
不安はある。
でも、やるしかない。
今日も私は九七式と戦場に赴く。
完
実はリボンの武者はまだ1巻しか読んでないので、似たようなネタがないか心配です。
それと文章が下手で申し訳ないです。
発想は面白いのにもったいない。
起承転結の起しか描かれておらず(一読み手としてはそう感じざるをえない)、かつ地の文といっておきながらむしろこれはシナリオのメモ書き。
地の文ですらない。
これでは感想を考えようとしても何も思い浮かべられない、
というのが感想です。
でも読みたいぜ!ミホのタンカスロンはよお!
>>14
臭いし痛い
>>14
これは恥ずかしい
>>14ワロタ
>>14は余計な事を言わずに「もっと読みたかった残念」で良かったのに…
無駄に煽ったりしてないし特に突っ込むようなレスでも無いと思うが
臭いって感覚は理解できないけど痛いってのはよく分かるwwww
>>14
新しいコピペの誕生を見た
俺にコメントつけてどーする!
ssにコメつけてやりんさいや、、、
>>14-22
ここまでコピペ
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