モバP「ドリンクの力」 ちひろ「……」 (16)
社長「社運は君に掛かっている…頼むぞ」
アシスタント「はい、必ずや」
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千川ちひろ「プロデューサーさん、今日はどちらのドリンクにされますか?」
モバP「そうですね~今日はエナドリの気分ですので10本お願いします」
ちひろ「ありがとうございます^^」
ちひろ「あ、そういえばプロデューサーさん、今日から私三日ほど出張に出ますので買い溜めて置くのをお勧めしますよ」
モバP「わかりました。追加で30本お願いします」
ちひろ「ありがとうございます^^」
ちひろ「私が出張中は派遣のアシスタントの方がいらしてくれますので変な事してはダメですよ」
P「変な事って何もしませんよ」
ちひろ「では行ってきますね」
P「行ってらっしゃい」
アシ「初めましてプロデューサーさん、アシスタントと申します」
アシ「お近づきの印に我が社の体にとても優しいドリンクをどうぞ」
P「はぁ、ありがとうございます」
アシ「所でプロデューサーさんは毎日ドリンクは何本くらい飲まれてますか?」
P「普段はそんなに飲みませんが追い込みの時は日に100本くらいですかね」
アシ「なるほど、そのドリンクは千川さんからのコレですか?」
P「そうですが」
アシ「これは殆ど砂糖水かと」
P「え?」
アシ「これからは我が社の製品にした方が良いですよ。滋養強壮、疲労回復、精神向上、筋肉痛防止、健康な肌や髪を保つ事もできます」
エネルギー 0kal
タンパク質 0.3g
脂質 0g
炭水化物 15g
ナトリウム 100mg
ビタミンB6 5㎎
ナイアシン 10mg
パントテン酸 5mg
アルギニン 150g
カフェイン 50mg
カルニチン 50mg
他沢山
P「へ~」
アシ「価格は1本税込み200円ですが、今なら100円でお試しに10本差し上げます」
P「まぁ試してみるだけなら」ゴクッ
P「味は中々良いですね」
アシ「エナドリ味の他、イチゴ・バナナ・メロン等も沢山ありますよ」
P「へ~」
P「まぁ確かに元気が出た気がするよ」
アシ「ちなみに強化版もありまして、それは1本500円ですが1日に必要な栄養素も全て賄える万能飲料です」
P「それはすごいな」
アシ「こちらも付けておきますね」
P「ありがとう」
3日後
ちひろ「プロデューサーさん、今日はどっちにしますか?」
P「ちひろさん、俺もうドリンク要らないよ」
ちひろ「え!? 急にどうしたんですか? 熱でもあるんですか?」
P「いや、昨日まで居たアシスタントのおっちゃんから万能ドリンクいましてね。そっちに切り替えようかと」
ちひろ「え? 何でですか? 万能とか嘘ですよ」
P「ほら、これ見てくださいよ」成分表
ちひろ「絶対嘘です。ありえませんよ。だから今まで通りにしましょうよ」
P「あーうん、年間契約しちゃいまして…」
ちひろ「私が電話して取り消させますから。それにプロデューサーさんには、私のドリンク以外効き目ないですよ」
P「え、でも…」
ちひろ「じゃあ、そのドリンクで走ってみて下さいよ。すぐ分かりますから」
P「…はい」
その後、イベントで万能ドリンクを使ってみたが攻守が全く回復せず、すぐバテてしまった
ちひろ「如何ですか? プロデューサーさん」
P「全く効き目がありませんでした…あのおっさん嘘ついてましたね」
ちひろ「いいえ、成分は本物です。他のドリンクに無くて私のドリンクにあるもの、わかりますか?」
P「……」
ちひろ「それは愛ですよ」
ちひろ「プロデューサーさんの身体は既にドリンクが細胞の隅々まで染みわたってます」
ちひろ「細胞の一つ一つがドリンク細胞に変わっています」
ちひろ「ですので通常のドリンクでは満足に身体を癒す事はできません」
ちひろ「そんなアナタを癒せるのは私しかいません」
ちひろ「これからもよろしくお願いしますね」
P「ありがとうちひろさん。これからもよろしくお願いします」
短いけどおしまい。
その後、Pとちひろさんは幸せになったそうです。
派遣アシスタントの会社の名前は聞かなくなったみたいです。
これって中毒とかそういう
おつ
乙
やち天
乙
通常なら過剰摂取で死ぬけど、Pは適応したか…
これが…人類の可能性…!
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