文香「今日はこれからお仕事ですか？」

ありす「いえ、L.M.B.Gの方のレッスンが終わったところなんです。ちょっと書類の提出があるので事務所に寄りました」

文香「そうだったのですか…お疲れ様です」

ありす「お疲れ様です。文香さんは何待ちですか？」

文香「私もこれからレッスンを。トレーナーさんを待つ間に、本を読んでいました」

ありす「そうでしたか」

文香「L.M.B.G、大人気ですね」

ありす「ええ。『ハイファイ☆デイズ』の公開にあたり、新メンバーを迎えたのは大正解でした」

文香「そっか…あの曲の、PVに出ている子はL.M.B.Gの新メンバーが多いのでしたね…」

ありす「はい。メンバー内で協議した結果、あの5人に決まりました」

文香「自分たちで…PVに出る子を決めたの？」

ありす「そうです。全部を自分たちだけで決められるわけではありませんが」

文香「そうだったのですか…」

ありす「L.M.B.Gはマーチングバンドということもあって、他のアイドルユニットには出来ないパフォーマンスが可能です」

ありす「その反面、ステージにおけるパフォーマンスがやや弱いのではないかとの議題が上がりまして」

文香「…すごく、高度な会議をしているのですね…」

ありす「私がいる以上、当然ですっ」ドヤァ

ありす「それで、ハイファイというステージ用の新曲をもらうにあたり、ステージパフォーマンスの強化をすべきと決まりました」

ありす「ステージ慣れした新メンバーを加えるのが一番早いだろうということになって、いろいろなバランスを考えた結果あの5人になりました」

文香「すごい…自分たちで会議をして、そこまで決められるなんて…」

ありす「まぁ、会議する度に『新メンバー入れたい！』は必ず議題に上ってくるので、半分くらいは偶然ですね」

ありす「まさかハイファイがあそこまで人気が出るとは思っていませんでしたし」

文香「それでも、L.M.B.Gの会議のやり方はすばらしいです…」

ありす「会議と言っても、みんなでおしゃべりするだけのものですよ」

文香「メンバーみんなで作るステージ…とても意義のあることだと思います…」

ありす「ありがとうございます、文香さん」

文香「ええと、それで、あの…ありすちゃんは、ハイファイ☆デイズを歌ったりはしないのでしょうか？」

ありす「私ですか？うーん、ハイファイは少し子供っぽい気がして、出来れば私はあまり歌いたいとは思いませんね」

文香「そうなんですか…ありすちゃんのハイファイ、聞いてみたいと思っていたのですが…」

ありす「ぜひ歌いましょう！」ちょろーん

チョロすぎるぞ橘アアアアアアアアアアア！

堕ちたな(確信)

クールタチバナだもんねっ！

流石クール橘！

ちょろーん☆(レ)

にょろーん★

文香「歌って…くれるんですか？」

ありす「文香さんのご用命とあらば、ぜひともっ！」

文香「ありがとう…ありすちゃん」

ありす「いえいえっ」

文香「私、L.M.B.Gから新曲が出るって聞いてから…ありすちゃんの歌っているところを見たいなと思っていたんです…」

文香「でも、PVにはありすちゃんがいなかったから、どうしてなんだろうって…」

ありす「レッスンはメンバー全員で受けているので、歌おうと思えば歌えるんですよ」

ありす「でも、あのダンスがなかなか難しくて…」

文香「わかります…あのダンス、すごく難しかったから…」

ありす「難しかった？」

文香「あっ、実は…先日のライブで、ハイファイを他のアイドルの方々がカバーした時があって…」

ありす「ああ、ありましたありました」

文香「投票でメンバーは決まったのですが、その投票できるアイドルを決める予備選考があったんです…」

ありす「そんなものがあったんですか」

文香「私、その予備選考に出てみたのですが…ダンスが難しすぎて、全然踊れなくて…」

ありす「文香さん踊ったんですか！？ハイファイを！？」

文香「……ちょっとだけ、練習をしたのですが、脚がもつれてしまって…///」

ありす(あぁ^～)パキパキ

文香「とても、可愛らしいダンスなので…ありすちゃんといっしょに踊れたらな、と思ったのですが…あいにくで…」

ありす「そうだったんですか」
ありす(あぁ^～文香さんかわいいんじゃぁ^～)パキパキパッキーン！

ありす「あのダンスは難しいので仕方ありません。実は私もまだ完全には踊れていないんです」

文香「ありすちゃんもなんですか？」

ありす「ええ、まだ上手く出来ない箇所がありまして…」

文香「そうですか…ありすちゃんがハイファイを歌って踊るところ…一度見てみたk

ありす「もちろん振りつきで歌いますともっ！」ちょろろーん

文香「本当ですか…ありすちゃん…！？」ぱぁぁ

ありす「拙いダンスですが、文香さんが見たいとおっしゃるならぜひともっ！」

文香「ありすちゃんのハイファイが見られるなんて…すごく、嬉しいです」にこっ

ありす「見たいと言っていただけるなら、いつでも歌って踊りますよ！」
ありす(今後はハイファイの練習時間増やしましょう)

文香「ありがとう…ありすちゃん」にこにこ

おや？ありすのようすが……？

ありす「それでは、私のタブレットに音源があるので。さっそく一曲やりましょうか」ぺたぺた

文香「よろしくお願いします…」

ありす「ミュージックスタートですっ！」

文香「……！」ぱちぱちぱちぱちっ

♪デッテッテッテ テレッテッテーン

ありす「♪～～」ぴょこぴょこぴょこぴょこ



？？？？？「……」パシャー


こうしてノリノリでハイファイを踊るありすの姿は、某アイドルのSNSを通して拡散され、
新たな橘ありすクソコラグランプリが開催されたのは、また別のお話。

おしまい！

年上にパキるのはさすがに草

某アイドル…
いったい誰なんだ…

あんただったのか、乙

パキドルは自分で楽しむ専用だから拡散なんてしないよ

おつ
ありふみもっと書いてほらほら

そりゃもう　あねよ

乙まってた