小鳥「合コン!?」友紀「野球!!」 (18)
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元ネタあり
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346プロ
小鳥(今日はプロデューサーさんのお供でここ346プロにお邪魔している)
小鳥(ここのプロデューサーさんとの打ち合わせが済むまで自由に見学していいとは言われたけど……やっぱうちとは規模が段違いよね)
小鳥(さすがにちょっと疲れちゃった。ちょうど休憩所があるから休ませてもらいましょう)
休憩室
トーコンコメーテー
友紀「おっと電話……はーいもしもしーあたしだよー。あ、日曜の草野球の相手決まったんだ」
小鳥(あら先客が。確かさっき紹介してもらったアイドルの、姫川友紀ちゃんよね。確か何かを売りにしてるという話だったけど……なんだったかしら。度忘れしちゃった)
小鳥「お邪魔しますね」ペコリ
友紀「あ、さっきの……音無さんだったっけ。どうぞどうぞ」
友紀「ああうん、何でもない……え? こっちのメンバーが一人足りなくて中止かも?」
友紀「いやいやそれはなんとかしようよ! あたしも何人かあたってみるから!」
小鳥(これは…「合コン」の打ち合わせかしら)
小鳥(合コンかあ……昔ちょっと参加したことあるけど。今は仕事が忙しいからそんな暇ないものね、忙しいから!)
友紀「え、今度の相手って私も前にやったことあるの?」
友紀「ああ、315プロの人達ね!」
小鳥(すっごいメンツ! いえアイドルの相手なら当然なの!?)
友紀「覚えてる覚えてる。うんうん、すっごいテクニシャン揃いだったね!」
小鳥(ピヨォ!?)
友紀「下半身もしっかり鍛えてるみたいだったし。あれで振り回せば場外まで吹っ飛んじゃうよ」
小鳥(吹っ飛んじゃうの!?)
友紀「前は時間なくて七回しかできなかったんだよねー」
小鳥(な、七回も……同人知識しかないけど十分でしょ……)ゴクリ
友紀「今度はきっちり九回やりたいね! 延長で十回十一回だって望むところだよ!」
小鳥(そんなの壊れちゃう~~~!)
友紀「はーい、前と同じで荒川の河川敷ね」
小鳥(外でやってたの!?)
友紀「うん朝七時集合で」
小鳥(早いな!)
友紀「うん、じゃあこっちもメンバー探すから。まだ中止にはしないでね!」
友紀(うーん、周りで野球できそうな子って言うと晴ちゃん茜ちゃん、いつきちゃんに木場さん……けっこう思い浮かぶけど)
小鳥「じ―」
友紀(前に聞いたら皆仕事かレッスン入ってたなあ)
小鳥「じ―――」
友紀(苦手な子に無理にやらせて野球嫌いにはさせたくないし……)
小鳥「じ――――――――――――」
友紀「……あの、音無さん。もしよかったら今週の日曜」
小鳥「空いております!」
友紀「即答!?」
友紀「あ、話聞いてたんだ。いやー助かった。ありがとね」
小鳥「いえいえこちらこそ! こんな機会を提供してくれてありがとうございます!」
友紀「そんな大げさな……そこまで楽しみにしてくれるとこっちもうれしいよ」
友紀「ねえ、小鳥さんって経験はどのくらいなの?」
小鳥「経験!?」
友紀「慣れてない人にあんま無茶させられないからね」
小鳥「は、初めては…えっと……こ、高校二年の時に(大嘘)。友紀ちゃんは?」
友紀「あたしは小学二年の時」
小鳥「早くない!?」
友紀「最初はお兄ちゃんに無理やり相手させられたんだよねー」
小鳥「お兄さんに!? 無理やり!?」
友紀「でもそっからあたしもはまっちゃってさ。もうやみつきになっちゃって」
小鳥「調教!?」
友紀「実家に帰ったら今でもお兄ちゃんとやってるんだけど。最近は仕事で疲れてるってあんま相手してくんないんだよね」
小鳥「まだ続いてんの!?」
アンジャッシュか
小鳥「友紀ちゃん、当たり前のように話してるけどそういう趣味は他の人の前で言っちゃダメよ!?」
友紀「え? プロデューサーも『そういう方面で売り出していこう』って言ってるよ」
小鳥「炎上ってレベルじゃなくない!?」
友紀「ファンの人もこういうのが好きみたいで応援してくれるし」
小鳥「歪みすぎでしょ!?」
友紀「私も同じ経験しましたって女の子のファンもけっこういるんだよ」
小鳥「重い!」
小鳥(他所のプロダクションの方針に口を出すべきではないのかもしれないけど……あとでプロデューサーさんに相談しましょう!)
小鳥(とりあえず合コンの後で…!)
小鳥「ええと、友紀ちゃん? 当日は何対何になるのかしら」
友紀「え? そんなの実際にやってみないと分かんないよ」
小鳥(最近はきっちり人数揃えるものじゃないのかしら?)
友紀「この前やった時は1対10だったよ」
小鳥「1対10!?」
友紀「荒川の河川敷でやった時だね。援護も無くてあたしがもうやられっぱなしでさあ」←ピッチャー
小鳥「外で1対10でやられたの!? そして誰も助けてくれず!?」
友紀「いやーあの時は悔しかったなあ。もう一晩中ヤケ酒だよ」
小鳥「軽くない!?」
友紀「あっでもその次は1対0でリベンジしたよ!」
小鳥「ゼロ!? いや一人も大概おかしいんだけどね!」
友紀「うんうん、あの時は私一人で攻めも守りも大活躍だったよ!」
小鳥「さ、寂しすぎるでしょ……」
友紀「そんなこと無いよ? 事務所の皆も応援に来てくれてたしね!」
小鳥「どういう応援!?」
友紀「そーだ。小鳥さんってバットにはこだわる方?」
小鳥「ええっ!? 『バット』!?」
友紀「うんバット。バットがなくちゃ始まんないじゃない」
小鳥(『バット』って……そういう意味よねやっぱり)
小鳥「うんまあそれなりに…」
小鳥(こだわるも何も実物はプロデューサーさんがToLOVEった時に見ただけだけど)
友紀「私ね……すごくいいバット持ってるんだ!」
小鳥「ファッ!?」
小鳥(ま、まさか……315プロの秋月涼くん、水島咲ちゃん、そしてうちの真ちゃんと……)
小鳥「同じタイプのスタンド(意味深)だったの!?」
友紀「ちょっと更衣室来てみなよ。触らせてあげるから」
小鳥「なんで人のいないとこに連れて行こうとするの!? ナニを触らせるつもり!?」
友紀「いやだからバットだよ。私の友達も『しっくりくる』『手に馴染む』って言ってくれるよ」
小鳥「友達に何させてるの!?」
友紀「いいから握ってみなよ。軽く振ってみればわかるって」
小鳥「い、いくらアラ〇ーで焦っててもこんな形でわかりたくない!」
友紀(なんでこんなに嫌がるのかな?)
友紀(ああ、もしかして自分のお気に入り以外のバットは触りたくないってやつ? 感覚狂うとかで)
友紀「よしわかった。じゃあ当日はちゃんと自分のバット使ってね!」
小鳥「生えてねーわよ!」
タイトルでアンジャッシュ余裕でした
乙ですぅ
真ちゃんのバット・・・
乙
面白い
乙
まぁ、ある意味女性はバット標準装備してるしな(栗とリス感)
乙
武内Pと早苗さんのが面白かったから前作読みにきた
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