ルビィ「善子ちゃんってさ」
の続きです。
読まなくとも大丈夫なように書きましたが一応書いておきます。
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(沼津駅)
善子「遅いわね……」
善子「もう集合時間は過ぎてるのに……まさかルビィが事故に遭ってたりするんじゃ……」ワナワナ
ルビィ「善子ちゃーん!」タッタッ
善子「ルビィ!」
ルビィ「ご、ごめんね?遅れちゃって」ハァハァ
善子「大丈夫よ、私も今来たところだし……それより、どうしたの?ルビィが遅刻だなんて」
ルビィ「ああ、うん。それがね?」
────(黒澤家回想)
ルビィ「持ち物よし、服は……これで大丈夫かな?不安だなぁ……」
ソーッ
ダイヤ(ルビィがこんなにおめかしするなんて……)
ダイヤ(この一週間、ルビィの機嫌がやけにいいから理由を聞いてみたら善子さんとお出かけすると言っていたのですが)
ダイヤ(あれはどうみてもデート用の服ですわね)
ダイヤ(まさかルビィに意中の殿方ができたのでは……)
ダイヤ(そんなの、認められませんわぁ!)
ダイヤ(まだルビィに恋愛経験は早すぎます。それにその人が悪い人物であった場合、わたくしのルビィがどうなるか……)ワナワナ
ダイヤ(絶対に真相を突き止めますわ!)
ガラッ
ダイヤ「準備はできましたか?」
ルビィ「お、お姉ちゃん?」ビクッ
ダイヤ「今日は善子さんとお出かけでしたわよね?わたくしもご一緒させてもらってもいいかしら?善子さんとは前からもっと仲良くなりたいと思ってましたの」
ルビィ「うーん、善子ちゃんにはお姉ちゃんが付いてくるって言ってなかったし、今日はごめんね?」
ダイヤ「そ、そうですの……(まさかルビィが断るとは……昔は私の後を自分からついてくるような子だったのに……)」
ダイヤ「わかりましたわ、それならば送りの者を出します(見張りをつけて監視させなくては)」
ルビィ「いらないよ、いつまでも子供扱いしないでよお姉ちゃん」
ダイヤ「黒澤家たるもの、周囲にはそれなりの威厳を示す必要がありますわ。決してあなたを子供扱いしているわけではございません。むしろ逆です」
ルビィ「それでもいらないよ、むしろ1人で駅にも行けないようじゃいつまでもひとり立ちできないよ?」
ダイヤ「それでも!……」
ルビィ「だから!……」
────
ダイヤ「ハァ、ハァ、……」
ルビィ「ハァ、ハァ、……」
ダイヤ「……分かりましたわ、気をつけてお行きなさい」
ルビィ「やっと分かってくれたよ……あ、遅刻しちゃう!」ダダッ
ダイヤ「お待ちなさい!」
ルビィ「もう、まだ何かあるの?」
ダイヤ「その服、とっても似合っておりますわ。……流石私の妹ですわね」
ルビィ「お姉ちゃん……うん!行ってきます!」
ダイヤ「さて、行ってしまいましたね……」
ダイヤ「しかし、ここで引き下がったら黒澤家の名が泣きますわ」
ダイヤ「尾行しなくては……」ソソクサ
(回想終了)
善子「そ、それは大変だったわね……」
ルビィ「もう、本当にお姉ちゃんったらルビィのことをいつまでも子供扱いしてるんだから!」
善子「でも、それだけルビィが大切にされてるってことでしょ?ルビィはダイヤさんのこと嫌い?」
ルビィ「ううん、お姉ちゃんのこと大好きだよ!私の自慢のお姉ちゃんだからね!」
善子「フフッ…私もそう思うわ。さあ、そろそろ行きましょうか」
ルビィ「うん!」
(物陰)
オネェチャンノコトダイスキダヨ! ピッ 録音
ダイヤ「ルビィ……わたくしも大好きですわ」ウルウル
ダイヤ「ハッ!急がなければ見失ってしまいますわ!」
ダイヤ「……これ、目覚ましに設定できるかしら」
(堕天使系ショップ)
善子「ついに来たわね……ここが古より伝わる魔の巣窟よ」
ルビィ「こんなところが沼津にあったんだねぇ……ルビィ全然知らなかったなぁ」
善子「常人には感知できないようになってるのよ(最近沼津にもできたのよね……注文と違って実際に見れる店ができたのは本当によかったわぁ……)」
善子「さぁ、リトルデーモン4号!」
ルビィ「は、はい!」ビクッ
善子「ここより先は現世とは異なり、魔力に満ちているわ……くれぐれも私から離れないようにしなさい」
ルビィ「……!分かったよ、善子ちゃん!」ギュッ
善子「な、そこまでくっつけとは言ってないでしょ/////それに私はヨハネだー!」
────────
(店内)
善子「フフッ……魔力が満ちているわね」
ルビィ「凄い禍々しいものが置いてあるね……」
善子「このネックレスには強い魔力を感じるわね……」
ルビィ「そ、そうだね……(しっかりしなきゃ、ちゃんと善子ちゃんの趣味を理解するって決めたんだから!)」└(。`・ ω ・´。)┘ガンバルビィ
善子「こっちの腕輪なんかもかなりの……」
店員「お目が高いですね、お客様」
善子「?」
店員「その腕輪は冥府からの使者がつけていたと言われる大変重要なものでして……」
善子「フフ……あなたも私と同種族ということね」
店員「はい、なかなかこの辺りでは同じ種族の方と出会えないのでわたくしも大変嬉しいです」
店員「他にもこれなんかは……」
善子「ふむ、確かに強い魔力を……」
ルビィ「……」
ルビィ「善子ちゃん楽しそうだなぁ……」
ルビィ「そりゃ自分と同じ趣味の人と話す方が楽しいよね……」ハァ
善子「どうしたの?ルビィ。……もしかして、楽しくなかった?」
ルビィ「よ、善子ちゃん!?いや、そんなことないよ!善子ちゃんのこと知れたみたいで嬉しいし」
善子「そう?なら良かったけど……」
ルビィ「あの、さっきの店員さんとはもういいの?」
善子「ああ、さっきの人ね。確かに話があって楽しかったけど今日はせっかくルビィと2人っきりで来たのよ?一緒に回らなきゃ意味無いじゃない」
ルビィ「善子ちゃん……そうだよね!今日はたくさん一緒に見て回ろうね!」
善子「ちょ、ちょっとどうしたの!?急に元気になって」
ルビィ「ルビィはずっと元気だよ♪」
…………
ルビィ「あ、これとか可愛いね!丁度おそろいだし」
善子「確かに可愛いわね」
ルビィ「あ、でもダメだよね……」
善子「え、何で?」
ルビィ「だってこの髪飾り、善子ちゃんの趣味とは違うような気がするもん……」
善子「う、それは……(どうしよう、可愛いから買いたいけどそれじゃ堕天使ヨハネの威厳が……)」
善子「……いいえ、あなたは分かってないわ」
ルビィ「え?」
善子「この髪飾り、一見ただの髪飾りにしか見えないけど私には分かる。とてつもない魔力を持っていると」
善子「あまりの魔力に私1人じゃ抑えきれないかもしれないわね……ルビィも一緒に買ってくれたら助かるんだけど」
ルビィ「善子ちゃん……うん!分かった、ありがとう!」
善子「べ、別に礼を言われる必要はないわ。あまりの魔力の高さに1人じゃ抑えきれないと判断しただけよ/////」
ルビィ (フフッ)ニコニコ
善子「フンッ!/////」
────────
ダイヤ「沼津にこのような店があったとは」
ダイヤ「少々躊躇ってしまいますわね……」
ダイヤ「いいえ、これもルビィのため!臆してなどいられません!」フンス!
ダイヤ「中に入ってきましたが、やはりわけが分からないものばかり置いてますわね……」
ダイヤ「黒い服……善子さんが着ているようなものでしょうか」ヒョイ
店員「お客様、その衣装をご試着なさいますか?」
ダイヤ「え?いいえ、わたくしはただ……」
店員「丁度そこの更衣室が空いてるのでご自由にどうぞ。着替え終わったらお声がけ下さい」
ダイヤ「あの、だから……」
ダイヤ「どうしましょう……着なくてはならない空気になってしまいましたわ」
ダイヤ「とりあえず一度着てさっさと終わらせましょう……」
ダイヤ「こ、これは……なかなか着にくいですわね……」
店員「お客様、ご試着なさいましたか?」
ダイヤ「は、はい!今終わりましたわ!」シャッ
店員「おおっ……とても似合っておりますよ、お客様!まるで死者の国の女王のような雰囲気が……」
ダイヤ「分かりにくいですが、褒められてるのですわよね?/////」
店員「ぜひ、こちらもご試着なさって下さい!」
ダイヤ「いえ、そろそろ……」
店員「買っていただかなくても結構です!どうかご試着だけでも!」
ダイヤ「はぁ、ではあと1回だけ……(ああ、ルビィ達を見失ってしまいますわ……)」
ソロソロデマショウカ
ウン!ソウダネ!
ダイヤ(なっ!ルビィ達が近づいて来ますわ!)ビクッ
ダイヤ(こんな姿を見られた日には……)
~~(ダイヤ妄想中)~~
鞠莉「ダイヤってコスプレ趣味があったの~?」クスクス
果南「昔から一緒にいたけど気づかなかったなぁ」クスクス
千歌「堕天使姿のダイヤさんかあ……それじゃあブラックダイヤさんだね!」
全員「アハハハハハハ!」
~~(妄想終了)~~
ダイヤ(絶対に阻止せねば!)クワッ
ダイヤ「(しかし、どうすれば……あ!)すいません、そこの帽子をとっていただけますか?」
善子「さて、一通り回ったしそろそろ出ましょうか」
ルビィ「うん!そうだね!……うわぁ、あの人凄いね善子ちゃん」
善子「え?……確かに強い魔力を感じるわね」
ルビィ「スタイルも良さそうだし、綺麗な人なんだろうなぁ」
善子「まさか沼津でヨハネに迫るほどの力を持つものが現れるとは……(何か、どこかで見たことがあるような……)」
ルビィ「まあ、あんな人が沼津にいるとは驚きだよね」アハハ……
善子「さて、今度こそ出ましょう」
ルビィ「うん!」
スタスタ
ダイヤ(なんとか隠し通せましたわ……)フゥ
ダイヤ(急いで追わなければ……)
店員「お客様、こちらなんてどうでしょう!」キラキラ
ダイヤ「あの、ですからわたくしは……」
店員「どうか!こんなにも衣装が似合う人は初めてなんです!お願いします!」
ダイヤ「うっ……分かりましたわ(見失ってしまいます……)」グスッ
(スクールアイドルショップ)
ルビィ「善子ちゃん、早く早く!」
善子「ま、待ちなさいよ……」ハァハァ
ルビィ「ここがルビィとお姉ちゃんがよく来てたスクールアイドルショップだよ!」
善子「へぇ、随分立派ね」
ルビィ「うん、最近リニューアルされたみたいで大きくなったんだ」
ルビィ「リニューアルされた後初めて来たから楽しみだよ!」キラキラ
善子「そ、そう……(すっごく目が輝いてるわね)」
ルビィ「あ、これって最近この地方で人気急上昇中のスクールアイドルのグッズだ!」
ルビィ「同じ地域だとこういうとこがお得だよね♪」
ルビィ「あ、こっちのグッズも……」
────────
コソコソ
ダイヤ(へぇ、このスクールアイドルショップ、こんなに変わったんですわね)
ダイヤ(あ、最近この近くのエリアで人気急上昇中のスクールアイドルのグッズですわ!)
ダイヤ(同じ地域だとこういうとこがお得ですわよね♪)
ダイヤ(ハッ!しまったですわ。今はルビィ達を見張ることが先決で……)
ダイヤ(……この衣装可愛いですわね)
────────
ガヤガヤ
善子「うわぁ、あっちの方人だかりが凄いわね」
ルビィ「ホントだね。どこかのスクールアイドルが来てるのかな?写真撮影やってるみたいだし」
善子「写真撮ってもらう?」
ルビィ「ううん、今日はいいや」
善子「どうして?」
ルビィ「今日は善子ちゃんとのお出かけだから、少しでも善子ちゃんとだけの時間を長くしたいんだ……ダメかな?」
善子「だ、ダメなわけないじゃない!私はルビィが喜ぶかと思って言ったのよ!/////」
ルビィ「ありがとうね、善子ちゃん。気を使ってもらって」
善子「別に気なんか使ってないわよ、私はルビィが喜べばそれでいいだけなんだから!/////」
ルビィ「フフッ」ニコニコ
────────
ガヤガヤ
客1「ねぇ、あの人すっごく綺麗じゃない?」
客2「本当だね!衣装も似合ってるし、どこかのスクールアイドルかな?」
客3「すいません、写真撮影してもらってもいいですか?」
ダイヤ「はい、大丈夫ですわ」
ダイヤ(まさか色々着まわしてたらこんなことになるとは……)
客3「はい、チーズ!」 パシャッ
客3「ありがとうございました!」
ダイヤ「いいえ、礼には及びませんわ」
客4、5「あの、私達も撮ってもらっていいですか?」
ダイヤ「はい、ただいま!」
ダイヤ(あぁ、またしても見失ってしまいますわ……)
…………
善子「本当に色々なスクールアイドルアイドルがいるのね。μ's以外にも気に入ったスクールアイドルが何組かあったし」
ルビィ「その通りだよ、善子ちゃん!」
ルビィ「確かにμ'sは凄いスクールアイドルアイドルだけど他にも魅力的なグループはたくさんいるんだよ!」
ルビィ「そのことを知ってもらえたならルビィ嬉しいなぁ」
善子「でも、1番好きなアイドルはμ'sの小泉花陽ちゃんなんでしょ?」フフッ
ルビィ「まあ、そうなんだけどね」テヘヘ
善子「ルビィなら花陽ちゃんみたいになれると思うわ」
ルビィ「そ、そんなルビィなんて……お姉ちゃんにも頼ってばっかりだし、人見知りが激しくてみんなに迷惑かけてばっかりだし全然ダメだよ……」
善子「……それ、本気で言ってるの?」
ルビィ「え?」
善子「ルビィは守ってあげたくなるような雰囲気とか好きなアイドルについて話してる時の笑顔とか、魅力的なものをいっぱい持ってるじゃない!」
善子「何より、自分の好きなものを好きと言える芯の強さに関してはルビィは他の誰にも負けないと私は思ってる!」
善子「そんな私が大好きなスクールアイドルのルビィをバカにするなら例えルビィでも許さないわ!」
ルビィ「善子ちゃん……」
ルビィ「……クスッ」
善子「ま、また私が怒ると笑ったわね!」
ルビィ「だって、善子ちゃんの言ってることめちゃくちゃなんだもん」アハハ
善子「うっ……」
ルビィ「でもありがとうね、善子ちゃん」
ルビィ「善子ちゃんがそこまで言ってくれるなら、ルビィもっと頑張れそうだよ」
善子「当たり前よ!花陽ちゃんぐらいの……いや、花陽ちゃん以上のアイドルにならなかったら許さないんだからね!」
ルビィ「それはちょっと難しいかもしれないけど……でも、善子ちゃんが言ってくれたからもう少しだけ自分に自身をつけてみるよ」エヘヘ
善子「フッ……流石私のリトルデーモンね、鬱屈した大気を祓う力を既に持っているとは……」
ルビィ「もうちょっと見て回ろうか」
善子「聞きなさいよ!」
………………
ダイヤ(はぁ、なんとか終わりましたわ……)
ダイヤ(ルビィ達ももう帰るだけのようですし)
ダイヤ(本当に殿方に会うわけではなかったのですね……)ホッ
ダイヤ(まあ、私は最初から分かってましたけどね!)
ダイヤ(……さて、そろそろ私も帰らなければいけませんね)
ダイヤ(先に家に着いてないとルビィに怪しまれますわ)プルルルルル
………………
(浜辺近くのバス停)
ルビィ「今日は楽しかったね、善子ちゃん」
善子「ええ、ルビィのはしゃぐ姿も見れたしね」
ルビィ「もう/////……あの、今日はごめんね善子ちゃん」
善子「何を謝ってるの?」
ルビィ「だって今日のお出かけにルビィのわがままで花丸ちゃんを誘わなかったし、アイドルショップだとルビィばっかり喋っててあんまり楽しくなかったんじゃないかなあって……」グスッ
善子「ハァ、……あのね、ルビィ」
善子「私は今日のおでかけをあなた以上に楽しみにしてたわ」
善子「なんでだか分かる?」
ルビィ「え?……さあ……」
善子「それはね、あなたと2人っきりのお出かけだったからよ。ほかの誰でもないあなただから」
善子「そんな日のおでかけが楽しくないわけないじゃない!」
ルビィ「善子ちゃん……ありがとう」グスッ
善子「……」ヨシヨシ
────────
ルビィ「ねぇ、善子ちゃん。今日は善子ちゃんにどうしても聞いてもらいたいことがあったんだ」
善子「聞いてもらいたいこと?」
ルビィ「ルビィね、好きな人ができたんだ」
善子「……それで?」
ルビィ「その人はね、ルビィと趣味も性格も違うけどルビィの話をしっかり聞いてくれるし、ちゃんとルビィのことを考えてくれてるんだなぁって感じるの」
善子「……いい人じゃないの」
ルビィ「うん、ルビィはその人のことがすっごく大切なんだ。……多分、その人もルビィのことを大切に思ってくれてると思う」
ルビィ「でもね、その人に自分の想いを伝えるのが怖いんだ」
ルビィ「今のままでもすっごく楽しいんだけどどうしてもその人のアイドルになりたいと思っちゃったんだ」
ルビィ「ルビィは花陽ちゃんみたいになりたいけどその人が好きなアイドルはその道の途中にあるものなのかな?」
ルビィ「もし、ルビィの目指す先の目標とその人の求めてるものが違ったら……そう考えるだけで胸が痛くてたまらないんだ」
善子「……そうね、確かにルビィの目指す「アイドル」とその人の求める「アイドル」は違うと思うわ」
ルビィ「……」グッ
善子「だって、その人がルビィのことを本当に好きならルビィが歩む過程そのものも含めた全部のルビィが好きになってるはずだもの!」
ルビィ「善子ちゃん……」
善子「だから、そんなことで悩まなくていいのよ。ルビィはルビィなんだから」
ルビィ「ウッ……グスッ……」
善子「ちょ、泣かないでよ!」アタフタ
ルビィ「ごめんね、泣き虫で……」
ルビィ「でも決めたよ、もう迷わない」
ルビィ「善子ちゃん、大好きです。私と付き合ってくれませんか?」
善子「……え?」
善子「えーーー!?」
善子「わ、私なの!?」
ルビィ「うん……今日一緒にお出かけしてみて分かったよ。ルビィは善子ちゃんが好き。大好き。」
善子「そ、そうなの……」
ルビィ「返事を、聞かせてくれる?」
善子「……」
善子「そんなの、最初から決まってるわ」
チュッ
ルビィ「ッ!」
善子「これからも私と一緒に、堕天しましょう?/////」
ルビィ「……はいっ!」
────────
(その後)
ダイヤ「おかしいですわ……」
ダイヤ「あの日は何事もなかったはずですのにあの日のことをルビィに聞くと頬を染めてはぐらかされる……」
ダイヤ「善子さんに聞いても堕天使に伝わる契約……とかよくわからないことをこれまた頬を染めて説明されてなんだかはぐらかされますわ……」
ダイヤ「まさか、あの日の帰りに何かあったのでは……」ワナワナ
ダイヤ「やはり、これはルビィに直接問いたださなければいけません!」
ガラッ
ダイヤ「ルビィ!前の善子さんと出かけた日、何かしませんでしたか?」
ルビィ「な、何かって……普通に遊んだだけだよ?」
ダイヤ「本当ですわね?」ズイッ
ルビィ「う、……まあ強いていえば」
ダイヤ「強いていえば?」
ルビィ「ルビィが善子ちゃんの本当のリトルデーモンになったことぐらいかな/////」
終わり
これにて終わりです。
個人的にも前回だけでは不完全燃焼だったのでここまで書けて良かったです。(ほぼ最後まで書き上げたところで手違いで全消去した時は諦めようかと思いました)
普通に仲良し2人組にしようか結構悩んだのですがこういう路線にしてみました。苦手な方いたらすいません。
次は特に考えてないですがこのまま終わらすのももったいない気がするので次があればよろしくお願いします。
おつおつ
楽しみに待ってます
よしルビ新鮮だった
乙
楽しみに待ってるぜ
乙した
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